JP3691446B2 - 可塑化移動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可塑化移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、射出成形機においては、加熱シリンダ内において加熱され溶融させられた樹脂を、高圧で射出して金型装置のキャビティ空間に充填(てん)し、該キャビティ空間内において冷却して固化させた後、成形品を取り出すようになっている。
【0003】
前記射出成形機は金型装置、型締装置及び射出装置から成り、前記金型装置は、固定金型及び可動金型を備え、前記型締装置は、固定プラテン、可動プラテン、型締用モータ等を備え、該型締用モータを駆動し、固定プラテンに対して可動プラテンを進退させることによって前記金型装置の型閉じ、型締め及び型開きが行われる。
【0004】
一方、前記射出装置は、ホッパから供給された樹脂を加熱して溶融させる加熱シリンダ、溶融させられた樹脂を射出する射出ノズル等を備え、前記加熱シリンダ内にスクリューが進退自在に、かつ、回転自在に配設される。そして、該スクリューを、射出用モータを駆動することによって前進させることにより射出ノズルから樹脂が射出され、計量用モータを駆動することによって回転させ、それに伴って後退させることにより樹脂の計量が行われる。
【0005】
ところで、前記射出ノズルから樹脂を射出するに当たり、可塑化移動装置によって前記射出装置の本体が前進させられ、射出ノズルの前端が固定プラテンに当接させられ、ノズルタッチが行われる。
【0006】
図2は従来の射出成形機の概略を示す正面図、図3は従来の射出装置の概略を示す側断面図で、図2のX−X断面図である。
【0007】
図において、11はベースプレート、12は該ベースプレート11上に配設された射出装置、13は前記ベースプレート11上に配設された型締装置であり、該型締装置13は、固定プラテン16、該固定プラテン16に対して進退自在に配設された図示されない可動プラテン、図示されない型締用モータ等を備える。そして、前記固定プラテン16に図示されない固定金型が、可動プラテンに図示されない可動金型が取り付けられ、前記固定金型及び可動金型によって金型装置が構成される。したがって、前記型締用モータを駆動し、前記可動プラテンを進退させ、可動金型を固定金型に対して接離させることによって、金型装置の型閉じ、型締め及び型開きを行うことができる。
【0008】
また、前記射出装置12は、前記ベースプレート11に対して進退(図2において左右方向に移動)自在に、かつ、スライドプレート22に対して揺動自在に配設された射出装置本体部28を備え、該射出装置本体部28は、射出装置フレーム31、該射出装置フレーム31に取り付けられた加熱シリンダ14、該加熱シリンダ14の前端(図2において左端)に取付けられた射出ノズル15、図示されない計量用モータ、射出用モータ32等から成る。前記加熱シリンダ14内には、スクリュー14aが回転自在に、かつ、進退自在に配設され、該スクリュー14aを回転させたり、進退させたりすることができる。なお、前記スクリュー14aの前端に図示されないスクリューヘッドが配設される。
【0009】
そして、前記射出装置フレーム31は、フロントプレート34、該フロントプレート34の後方(図2において右方)に所定の距離を置いて配設されたリヤプレート35、前記フロントプレート34とリヤプレート35との間に架設された4本のガイドロッド36(図2においてはそのうちの2本のガイドロッド36だけを示す。)等を備え、前記フロントプレート34に加熱シリンダ14の後端(図2において右端)が取り付られ、フロントプレート34に前記計量用モータが配設される。
【0010】
また、37はボールねじであり、該ボールねじ37は、前記スクリュー14aに対して相対的に回転自在に配設され、射出用モータ32に連結されたボールねじ軸38、及び該ボールねじ軸38と螺(ら)合させられ、前記リヤプレート35に取り付けられたボールナット39を備える。なお、前記ボールねじ37は、射出用モータ32によって発生させられ、ボールねじ軸38に伝達された回転運動を、回転を伴う直進運動、すなわち、回転直進運動に変換する。そして、ボールねじ37によって第1の運動方向変換部が、ボールねじ軸38によって第1の変換要素が、ボールナット39によって第2の変換要素が構成される。したがって、前記射出用モータ32を駆動してボールねじ軸38を回転させると、ボールねじ軸38が進退させられるとともに、スクリュー14aが進退させられる。
【0011】
前記構成の射出装置12において、計量工程時に、前記計量用モータを駆動することによって、前記スクリュー14aを正方向に回転させると、図示されないホッパ内のペレット状の樹脂が、加熱シリンダ14内に進入し、スクリュー14aに形成された図示されない溝内を前進させられ、加熱シリンダ14の外周に配設された図示されないヒータによって加熱され溶融させられて、スクリューヘッドの前方に蓄えられる。このとき、前記スクリュー14aは樹脂の圧力によって後退させられる。
【0012】
また、射出工程時に、前記射出用モータ32を駆動してスクリュー14aを前進(図2において左方向に移動)させると、前記スクリューヘッドの前方に蓄えられた樹脂は、射出ノズル15から射出され、金型装置内のキャビティ空間に充填される。
【0013】
続いて、前記キャビティ空間への樹脂の充填が終了すると、金型装置内に形成された冷却流路に冷却水が流され、樹脂が冷却される。そして、樹脂が固化すると、型開きが行われ、成形品が取り出される。
【0014】
ところで、前記キャビティ空間に樹脂が充填されている間、射出ノズル15の前端と固定金型とが所定の押圧力、すなわち、ノズルタッチ力で接触していないと、射出ノズル15と固定金型との間から樹脂が漏れてしまう。
【0015】
そこで、前記射出装置12は、前記ベースプレート11に対して進退自在に配設され、射出が開始される前に前記射出装置12が前進させられ、射出ノズル15の前端が固定金型に接触させられ、ノズルタッチが行われる。
【0016】
そのために、前記ベースプレート11上に、射出装置12の移動方向に沿って2本のレール18(図2においてはそのうちの1本のレール18だけを示す。)が互いに平行に配設され、レール18上に、支持ユニット21及び射出装置本体部28が進退自在に載置される。該支持ユニット21は、スライドプレート22、及び該スライドプレート22に対して射出装置本体部28を、揺動軸25を中心にして揺動自在に移動させるための摺(しゅう)動プレート23、24を備え、前記スライドプレート22の左右の両縁の下部に、長手方向において所定の距離を置いて取り付けられた支持ブロック29を介してレール18上を進退させられる。
【0017】
また、前記フロントプレート34の側壁にフランジ41が取り付けられ、前記フランジ41と前記固定プラテン16との間に2本の連結ロッドユニット43、44が架設される。該連結ロッドユニット43、44は、フランジ41側の所定の部分に形成されたボールねじ軸部51、及び固定プラテン16側の残りの部分にボールねじ軸部51と連結されたロッド部52から成る。なお、前記ボールねじ軸部51の前端とロッド部52の後端とは螺合によって連結され、ボールねじ軸部51及びロッド部52を相対的に回転させることによって連結ロッドユニット43、44の長さを調整することができる。また、前記連結ロッドユニット43、44の前端には、連結ロッドユニット43、44と固定プラテン16とを相対的に移動自在に連結するための連結部材53、54がそれぞれ配設され、該連結部材53、54は、ボルトb1、b2によって固定プラテン16に固定されたブロック55、及び連結ロッドユニット43、44を固定プラテン16側に付勢するスプリング56を備え、ブロック55を貫通して延びる前記ロッド部52の前端部(図2において左端部)がスプリング56を貫通する。そして、前記連結部材53、54に対して、連結ロッドユニット43、44がそれぞれ回転することがないように、前記ロッド部52の前端部とブロック55との間に回止め手段が配設される。
【0018】
また、前記フランジ41の前端面(図2において左端面)側において、前記フランジ41の下縁の正面側の位置に、ブレーキ付きのモータ45が固定され、前記フランジ41の上縁の正面側の位置に、第1の従動プーリ46が回転自在に配設され、前記フランジ41の下縁の背面側の位置に、第2の従動プーリ49が回転自在に配設され、前記フランジ41の上縁の背面側の位置に、アイドラプーリ42が回転自在に配設され、前記モータ45の出力軸に取り付けられた駆動プーリ47、第1、第2の従動プーリ46、49及びアイドラプーリ42間にベルト部材としてのタイミングベルト50が張設される。なお、駆動プーリ47、第1、第2の従動プーリ46、49及びアイドラプーリ42によって回転伝動機構が構成される。また、前記射出装置本体部28、フランジ41、連結ロッドユニット43、44及びモータ45によって可塑化移動装置が構成される。
【0019】
そして、前記第1、第2の従動プーリ46、49にボールナット48が取り付けられ、該ボールナット48と前記ボールねじ軸部51とが螺合させられ、ボールナット48は、モータ45によって発生させられた回転運動を連結ロッドユニット43、44の直進運動に変換する。前記ボールナット48及びボールねじ軸部51から成るボールねじによって第2の運動方向変換部が、ボールナット48によって第1の変換要素が、ボールねじ軸部51によって第2の変換要素が構成される。
【0020】
したがって、モータ45を駆動し、第1、第2の従動プーリ46、49を介してボールナット48を回転させると、ボールナット48に対して連結ロッドユニット43、44が進退させられる。すなわち、モータ45を正方向に駆動すると、ボールナット48が正方向に回転させられ、連結ロッドユニット43、44が前記スプリング56の付勢力に抗して後退(図2において右方向に移動)させられ、これに伴って、フランジ41が前進させられ、ノズルタッチが行われる。
【0021】
そして、前記スプリング56が所定の量だけ撓(たわ)み、ノズルタッチ力が所定の値になると、モータ45の駆動が停止させられ、前記ブレーキによって回転位置が保持される。その結果、前記ノズルタッチ力が発生させられた状態で射出装置12が所定の位置で停止させられる。
【0022】
また、モータ45を逆方向に駆動すると、ボールナット48が逆方向に回転させられ、連結ロッドユニット43、44が前進させられ、これに伴って、フランジ41が後退させられ、ノズルタッチが解除される。
【0023】
そして、前記モータ45は、モータブラケット101を介してフランジ41に取り付けられ、前記モータブラケット101とモータ45との間に配設された調整用のボルトb4、b5を回転させることによってタイミングベルト50のテンションを調整し、ノズルタッチ力にばらつきが発生するのを防止することができるようになっている。すなわち、前記モータブラケット101は、モータ45を三方で包囲する包囲部102、及び該包囲部102の端部に形成されたストッパ部103、104を備え、前記モータ45は包囲部102内を移動自在に配設される。そして、前記包囲部102に前記ボルトb4、b5が螺合させられ、ボルトb4、b5の前端(図3において左端)が前記モータ45に当接させられる。したがって、ボルトb4、b5を左方向に回転させ、モータ45をフランジ41に近づけることによってテンションを小さくし、ボルトb4、b5を右方向に回転させ、モータ45をフランジ41から遠ざけることによってテンションを大きくすることができる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の可塑化移動装置においては、モータ45を前記包囲部102内で移動させることによってタイミングベルト50のテンションを調整するようになっているが、前記モータ45を移動させる間、モータ45は停止させられ、ブレーキによって回転位置が保持されるので、駆動プーリ47の回転が阻止された状態でテンションの調整が行われることになる。したがって、調整後のテンションにばらつきが生じ、ノズルタッチ力にばらつきが発生してしまう。
【0025】
また、前記タイミングベルト50がフランジ41の前端面側において駆動プーリ47、第1、第2の従動プーリ46、49及びアイドラプーリ42間に張設されるので、タイミングベルト50を交換しようとすると、連結部材53、54を固定プラテン16から取り外す必要があり、可塑化移動装置の保守・管理の作業が煩わしい。
【0026】
本発明は、前記従来の可塑化移動装置の問題点を解決して、無端部材のテンションを精度よく調整することができ、ノズルタッチ力にばらつきが発生するのを防止することができ、保守・管理の作業を簡素化することができる可塑化移動装置を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の可塑化移動装置においては、支持盤と、該支持盤に配設され、金型装置を保持する金型保持部材と、前記支持盤に対して進退自在に配設され、射出装置フレーム、該射出装置フレームに取り付けられたシリンダ部材、及び該シリンダ部材の前端に取り付けられた射出ノズルを備えた射出装置本体部と、該射出装置本体部に配設され、前記支持盤に対して射出装置本体部を移動させ、ノズルタッチを行うための可塑化移動ユニットとを有する。
【0028】
そして、該可塑化移動ユニットは、ブレーキ付きのノズルタッチ用駆動部、該ノズルタッチ用駆動部を駆動することによって回転させられる駆動輪、該駆動輪の回転を受けて回転させられる複数の従動輪、該各従動輪に対応させて配設され、各従動輪の回転を受けて回転させられ、射出装置本体部を移動させる複数の運動方向変換部、前記駆動輪の回転を受けて回転させられるアイドラ輪、前記駆動輪、従動輪及びアイドラ輪間に張設される無端部材、並びに前記ブレーキによってノズルタッチ用駆動部の回転位置が保持された状態で前記アイドラ輪を移動させ、前記無端部材のテンションを調整するテンション調整機構を備える。
【0030】
本発明の他の可塑化移動装置においては、さらに、前記駆動輪は駆動プーリであり、前記従動輪は従動プーリであり、前記アイドラ輪はアイドラプーリであり、前記無端部材はベルト部材である。
【0031】
本発明の更に他の可塑化移動装置においては、さらに、前記駆動輪は駆動スプロケットであり、前記従動輪は従動スプロケットであり、前記アイドラ輪はアイドラスプロケットであり、前記無端部材はチェーン部材である。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0033】
図1は本発明の実施の形態における射出装置の概略を示す側面図、図4は本発明の実施の形態における射出成形機の概略を示す正面図、図5は本発明の実施の形態における可塑化移動ユニットの斜視図、図6は本発明の実施の形態における可塑化移動ユニットの取付状態を示す断面図、図7は本発明の実施の形態における射出装置の要部を示す正面図である。
【0034】
図において、11は支持盤としてのベースプレート、12は該ベースプレート11上に配設された射出装置、13は前記ベースプレート11上に配設された型締装置であり、該型締装置13は、前記ベースプレート11に配設される第1の金型保持部材としての固定プラテン16、該固定プラテン16に対して進退自在に配設された第2の金型保持部材としての図示されない可動プラテン、及び型締め用駆動部としての図示されない型締用モータを備える。そして、前記固定プラテン16に図示されない固定金型が、可動プラテンに図示されない可動金型が取り付けられ、かつ、保持され、前記固定金型及び可動金型によって金型装置が構成される。したがって、前記型締用モータを駆動し、前記可動プラテンを進退させ、可動金型を固定金型に対して接離させることによって、金型装置の型閉じ、型締め及び型開きを行うことができる。
【0035】
また、前記射出装置12は、前記ベースプレート11に対して進退(図4において左右方向に移動)自在に、かつ、スライドプレート22に対して揺動自在に配設された射出装置本体部28を備え、該射出装置本体部28は、射出装置フレーム31、該射出装置フレーム31に取り付けられたシリンダ部材としての加熱シリンダ14、該加熱シリンダ14の前端(図4において左端)に取り付けられた射出ノズル15、計量用駆動部としての図示されない計量用モータ、射出用駆動部としての射出用モータ32等から成る。前記加熱シリンダ14内には、射出部材としての図示されないスクリューが回転自在に、かつ、進退自在に配設され、該スクリューを回転させたり、進退させたりすることができる。なお、前記スクリューの前端に図示されないスクリューヘッドが配設される。
【0036】
そして、前記射出装置フレーム31は、フロントプレート34、該フロントプレート34の後方(図4において右方)に所定の距離を置いて配設されたリヤプレート35、前記フロントプレート34とリヤプレート35との間に架設された4本のガイドロッド36(図4においてはそのうちの2本のガイドロッド36だけを示す。)等を備え、前記フロントプレート34に加熱シリンダ14の後端(図4において右端)が取り付られ、フロントプレート34に前記計量用モータが配設される。
【0037】
また、37はボールねじであり、該ボールねじ37は、前記スクリューに対して相対的に回転自在に配設され、射出用モータ32に連結されたボールねじ軸38、及び該ボールねじ軸38と螺合させられ、前記リヤプレート35に取り付けられたボールナット39を備える。なお、前記ボールねじ37は、射出用モータ32によって発生させられ、ボールねじ軸38に伝達された回転運動を回転直進運動に変換する。そして、ボールねじ37によって第1の運動方向変換部が、ボールねじ軸38によって第1の変換要素が、ボールナット39によって第2の変換要素が構成される。したがって、前記射出用モータ32を駆動してボールねじ軸38を回転させると、ボールねじ軸38が進退させられるとともに、スクリューが進退させられる。
【0038】
前記構成の射出装置12において、計量工程時に、前記計量用モータを駆動することによって、前記スクリューを正方向に回転させると、図示されないホッパ内のペレット状の樹脂が、加熱シリンダ14内に進入し、スクリューに形成された溝内を前進させられ、加熱シリンダ14の外周に配設された図示されないヒータによって加熱され溶融させられて、スクリューヘッドの前方に蓄えられる。このとき、前記スクリューは樹脂の圧力によって後退させられる。
【0039】
また、射出工程時に、前記射出用モータ32を駆動してスクリューを前進させると、前記スクリューヘッドの前方に蓄えられた樹脂は、射出ノズル15から射出され、金型装置内のキャビティ空間に充填される。
【0040】
続いて、前記キャビティ空間への樹脂の充填が終了すると、金型装置内に形成された冷却流路に冷却水が流され、樹脂が冷却される。そして、樹脂が固化すると、型開きが行われ、成形品が取り出される。
【0041】
ところで、前記キャビティ空間に樹脂が充填されている間、射出ノズル15の前端と固定金型とが所定のノズルタッチ力で接触していないと、射出ノズル15と固定金型との間から樹脂が漏れてしまう。
【0042】
そこで、前記射出装置12は、前記ベースプレート11に対して進退自在に配設され、射出装置12の進退に伴って射出ノズル15の前端が固定金型に対して接離させられる。そして、射出が開始される前に、前記射出装置12が前進(図4において左方に移動)させられ、射出ノズル15の前端が固定金型に接触させられ、ノズルタッチが行われ、射出が終了した後の所定のタイミングで、前記射出装置12が後退(図4において右方に移動)させられ、射出ノズル15の前端は固定金型から離れる。
【0043】
そのために、前記ベースプレート11上に、射出装置12の移動方向に沿って2本のレール18(図4においてはそのうちの1本のレール18だけを示す。)が互いに平行に配設され、レール18上に、支持ユニット21及び射出装置本体部28が進退自在に載置される。該支持ユニット21は、スライドプレート22、及び該スライドプレート22に対して射出装置本体部28を、揺動軸25を中心にして揺動自在に移動させるための摺動プレート23、24を備え、前記スライドプレート22の左右の両縁の下部に、長手方向において所定の距離を置いて支持ブロック29が取り付けられ、前記支持ユニット21は、支持ブロック29を介してレール18上を進退させられる。
【0044】
また、前記リヤプレート35から固定プラテン16にかけて、射出装置12を進退させるとともに、ノズルタッチ力を発生させるための可塑化移動ユニット58が、射出装置本体部28の後端及び固定プラテン16に対して着脱自在に配設される。前記可塑化移動ユニット58は、射出装置フレーム31の後端に対して着脱自在に取り付けられた矩(く)形のフランジ59、該フランジ59に取り付けられた、ノズルタッチ用駆動部としてのブレーキ付きのモータ45、前記フランジ59と固定プラテン16との間に架設された複数の、本実施の形態においては2本の連結ロッドユニット64、65等を備え、前記モータ45を駆動することによって、ベースプレート11に対して射出装置本体部28を移動させ、ノズルタッチを行ったり、解除したりすることができる。なお、前記固定プラテン16、射出装置本体部28、可塑化移動ユニット58等によって可塑化移動装置が構成される。
【0045】
前記フランジ59は、中央に開口が形成され、該開口に射出用モータ32を貫通させた状態で、かつ、リヤプレート35に対して浮動させた状態で、リヤプレート35の後端面(図4において右端面)に着脱自在に取り付けられる。そのために、リヤプレート35の後端面の4箇所に、植込ピン66が螺合によって取り付けられる。該植込ピン66は、リヤプレート35に取り付けるための雄ねじ部67、該雄ねじ部67と一体に形成され、外周に滑らかな摺動面が形成されたピン本体部68、該ピン本体部68と一体に形成され、ナット71と螺合させられる雄ねじ部69、及び該雄ねじ部69と一体に形成された矩形のヘッド70を備える。一方、リヤプレート35における各植込ピン66と対応する箇所に、ねじ穴30が形成され、該ねじ穴30の雌ねじと雄ねじ部67とを螺合させることによって、植込ピン66をリヤプレート35に取り付けることができる。
【0046】
また、前記フランジ59における各植込ピン66と対応する箇所に、植込ピン66を貫通させるためのピン挿通穴73が形成され、フランジ59は、前記リヤプレート35に対して移動自在に、かつ、ピン本体部68の外周面とピン挿通穴73の内周面とが摺動するように取り付けられる。そして、リヤプレート35とフランジ59との間に付勢部材としてのコイルスプリング72が配設され、該コイルスプリング72を前記ピン本体部68が貫通させられる。そして、前記コイルスプリング72は、前端(図6において左端)をリヤプレート35の後端面(図6において右端面)に当接させ、後端(図6において右端)をフランジ59の前端面(図6において左端面)に当接させ、フランジ59を所定の付勢力で所定の方向、本実施の形態においては後方(図6において右方)に付勢する。前記ナット71は、フランジ59の後端面に一体に固定されたナット突当部74と当接するように、前記雄ねじ部69と螺合させられ、フランジ59のストッパとして機能する。なお、前記植込ピン66、ナット71及びコイルスプリング72によって浮動支持機構が構成される。
【0047】
また、前記フランジ59の前端面には、リヤプレート35に向けて突出させて被検出体としてのカム75が、リヤプレート35の後端面には、前記カム75の位置を検出することによってリヤプレート35に対するフランジ59の位置を検出する検出部としての近接スイッチ等のセンサ76が取り付けられる。
【0048】
前記連結ロッドユニット64、65は、射出装置12における正面側の下端の近傍及び背面側の上端の近傍に配設され、フランジ59から前方(図5において左方)にかけて延在させられ、後端(図5において右端)においてフランジ59に対して回転自在に配設されたボールねじ軸78、該ボールねじ軸78の前端(図5において左端)において螺合させられるボールナット79、該ボールナット79から前方(図5において左方)にかけて、互いに平行に延在させられ、後端においてボールナット79に固定され、前端において連結部材81に固定された2本のガイドバー82、83、及び前記連結部材81から前方にかけて延在させられ、後端において連結部材81を介してガイドバー82、83と連結され、前端において連結部としての連結ブロック84に固定された連結ロッド85を備える。
【0049】
そして、前記ボールねじ軸78及びボールナット79によって、第2の運動方向変換部としてのボールねじが構成され、ボールねじ軸78の回転運動が、ボールねじ軸78の回転直進運動に変換される。なお、ボールねじ軸78によって第1の変換要素が、ボールナット79によって第2の変換要素が構成される。また、前記連結ブロック84は、ボルトb11、b12によって固定プラテン16に固定されたブロック86、及び前記連結ロッド85の実効長さを調整するための長さ調整機構87を備える。
【0050】
ところで、前記リヤプレート35の後端面側において、前記フランジ59の下縁の背面側の位置に、前記モータ45が固定され、該モータ45の図示されない出力軸に駆動輪としての駆動プーリ92が図示されないベアリングを介して回転自在に配設され、前記フランジ59の下縁の正面側の位置に、第1の従動輪としての第1の従動プーリ88が図示されないベアリングを介して回転自在に配設され、前記フランジ59の上縁の背面側の位置に、第2の従動輪としての第2の従動プーリ89が図示されないベアリングを介して回転自在に配設され、前記フランジ59の上縁の正面側の位置に、アイドラ輪としてのアイドラプーリ91がベアリング90を介して回転自在に配設され、前記駆動プーリ92、第1、第2の従動プーリ88、89及びアイドラプーリ91間に無端部材としてのベルト部材及び回転伝達部材として、タイミングベルト93が張設される。そして、前記第1、第2の従動プーリ88、89に前記ボールねじ軸78が取り付けられる。なお、駆動プーリ92、第1、第2の従動プーリ88、89及びアイドラプーリ91によって、前記モータ45と連結ロッドユニット64、65との間に配設され、モータ45によって発生させられた回転をボールねじ軸78に伝達する回転伝動機構が構成される。
【0051】
したがって、モータ45を駆動し、駆動プーリ92に発生させられた回転を、タイミングベルト93を介して第1、第2の従動プーリ88、89及びアイドラプーリ91に伝達し、連結ロッドユニット64、65の各ボールねじ軸78を回転させると、前記ベースプレート11に対してボールねじ軸78が進退させられる。すなわち、モータ45を正方向に駆動すると、ボールねじ軸78が正方向に回転させられ、ボールねじ軸78が前進させられ、フランジ59が前記コイルスプリング72の付勢力に抗して前進させられ、これに伴って、射出装置12が前進させられ、ノズルタッチが行われる。
【0052】
そして、前記コイルスプリング72が所定の量だけ撓み、ノズルタッチ力が所定の値になると、センサ76によってフランジ59の位置が検出され、検出信号が図示されない制御部に送られ、該制御部は、モータ45の駆動を停止させ、前記ブレーキによって回転位置を保持する。その結果、前記ノズルタッチ力が発生させられた状態で射出装置12が所定の位置で停止させられる。
【0053】
また、モータ45を逆方向に駆動すると、ボールねじ軸78が逆方向に回転させられ、前記ベースプレート11に対してボールねじ軸78が後退させられ、フランジ59が後退させられる。これに伴って、射出装置12が後退させられ、ノズルタッチが解除される。
【0054】
ところで、前記アイドラプーリ91は、タイミングベルト93のテンションを調整することができるように、調整用プレート95に対して前記ベアリング90によって回転自在に支持され、調整用プレート95を介して水平方向に移動自在にフランジ59に取り付けられる。そのために、前記調整用プレート95に二つの互いに平行な長穴96が形成され、該各長穴96を貫通させてボルトb13がフランジ59に取り付けられる。したがって、各ボルトb13を緩め、長穴96に沿ってボルトb13を移動させるようにして調整用プレート95を水平方向にスライドさせて移動させ、所定の位置でボルトb13を締め付けると、タイミングベルト93のテンションを調整し、アイドラプーリ91の位置に対応するテンションをタイミングベルト93に発生させることができる。なお、前記調整用プレート95及びボルトb13によって、テンション調整機構が構成される。
【0055】
この場合、調整用プレート95を移動させ、アイドラプーリ91を水平方向に移動させてタイミングベルト93のテンションを調整する際に、アイドラプーリ91は自由に回転させられる。したがって、アイドラプーリ91に対してスクリューの軸を中心にして対称の位置に置かれたモータ45が停止させられ、ブレーキによって回転位置が保持されて、駆動プーリ92の回転が阻止された状態でタイミングベルト93のテンションの調整が行われても、調整後のテンションにばらつきが生じることがなくなり、ノズルタッチ力にばらつきが発生するのを防止することができる。
【0056】
また、ボールねじ軸78を回転させたときに、ボールナット79が回転させられることがないように、フロントプレート34に回止め部材としてのガイドバー受け94が取り付けられ、該ガイドバー受け94にガイドバー82、83をそれぞれ収容する図示されない溝が形成される。
【0057】
ところで、前記第1の従動プーリ88はフランジ59の下縁の正面側の位置に、第2の従動プーリ89はフランジ59の上縁の背面側の位置に配設されるので、前記連結ロッドユニット64、65の各ボールねじ軸78も、フランジ59の下縁の正面側の位置、及びフランジ59の上縁の背面側の位置において回転させられることになる。そして、前記フランジ59の下縁の正面側の位置において、第1の従動プーリ88を挟んで上方及び下方に植込ピン66、ナット71及びコイルスプリング72が1個ずつ配設され、第2の従動プーリ89を挟んで上方及び下方に植込ピン66、ナット71及びコイルスプリング72が1個ずつ配設される。
【0058】
したがって、フランジ59は、第1、第2の従動プーリ88、89の近傍の2箇所で植込ピン66によって支持され、かつ、コイルスプリング72によって後方に向けて付勢されることになるので、リヤプレート35と平行に、かつ、鉛直方向に精度よく取り付けられる。その結果、ボールねじ軸78が確実に射出装置12の移動方向と平行に延在されるので、ボールねじ軸78とボールナット79とを円滑に螺合させることができ、ノズルタッチ力のばらつきを小さくすることができる。
【0059】
前記構成の可塑化移動装置において、タイミングベルト93を交換する場合、可塑化移動ユニット58が射出装置本体部28の後端に取り付けられているので、ブロック86を固定プラテン16から取り外すことなく、調整用プレート95及びボルトb13を操作するだけで、タイミングベルト93を着脱することができる。すなわち、ボルトb13を緩め、調整用プレート95を背面側及びスクリューの軸側に移動させるだけで、タイミングベルト93を駆動プーリ92、第1、第2の従動プーリ88、89及びアイドラプーリ91から取り外したり、駆動プーリ92、第1、第2の従動プーリ88、89及びアイドラプーリ91に取り付けたりすることができる。
【0060】
しかも、可塑化移動ユニット58が射出装置本体部28の後端に対して着脱自在に配設されるので、モータ45、駆動プーリ92、第1、第2の従動プーリ88、89、アイドラプーリ91等の取付部品の交換、修理等の作業を簡素化することができる。
【0061】
したがって、可塑化移動装置の保守・管理を容易に行うことができる。
【0062】
また、可塑化移動ユニット58を射出装置本体部28及び固定プラテン16に対して取り付ける場合、ガイドバー82、83を前記ガイドバー受け94の溝内に挿入し、フランジ59の前端面をリヤプレート35と、各雄ねじ部67をねじ穴30とそれぞれ対向させ、ヘッド70に図示されないスパナ等の工具を当てて植込ピン66を回転させるだけで、可塑化移動ユニット58を射出装置本体部28及び固定プラテン16に取り付けることができる。そして、前記ボルトb11、b12を回転させることによって、前記可塑化移動ユニット58を固定プラテン16に取り付けることができる。したがって、可塑化移動ユニット58を極めて容易に組み付けることができる。
【0063】
また、各連結ロッドユニット64、65がリヤプレート35と固定プラテン16との間に架設され、かつ、タイミングベルト93がフランジ59の後端面側において張設されるので、タイミングベルト93を交換しようとする際に、連結ブロック84を固定プラテン16から取り外す必要がない。したがって、可塑化移動装置の保守・管理のための作業を簡素化することができる。
【0064】
なお、アイドラプーリ91を図8に示されるように支持することもできる。
【0065】
図8は本発明の実施の形態におけるアイドラプーリの他の支持構造を示す図である。
【0066】
この場合、アイドラプーリ91がアイドラ支持プレート100に対して回転自在に支持され、該アイドラ支持プレート100がガイドピン101によって固定プレート102に取り付けられ、該固定プレート102がフランジ59(図1)に取り付けられる。前記ガイドピン101はヘッド部101aを備え、該ヘッド部101aと固定プレート102との間において、ガイドピン101が第1のばね103を貫通し、アイドラ支持プレート100と固定プレート102との間において、ガイドピン101が第2のばね104を貫通する。そして、105はアイドラ支持プレート100の位置を検出するリミットスイッチであり、該リミットスイッチ105は、アイドラ支持プレート100とリミットスイッチ105との間の距離が閾(しきい)値を超えるとオフになる。したがって、アイドラ支持プレート100の位置に基づいてタイミングベルト93の伸びを検出し、アラームを発生させたり、操作者にタイミングベルト93の交換を促したりすることができる。なお、リミットスイッチ105に代えて、前記距離が閾値を超えるとオンになるスイッチを使用することもできる。また、リミットスイッチ105に代えて、アイドラ支持プレート100の移動量を検出するスイッチを使用することもできる。
【0067】
また、本実施の形態においては、駆動輪として駆動プーリを、従動輪として従動プーリを、アイドラ輪としてアイドラプーリを、無端部材としてベルト部材を使用しているが、駆動輪として駆動スプロケットを、従動輪として従動スプロケットを、アイドラ輪としてアイドラスプロケットを、無端部材としてチェーン部材を使用することもできる。
【0068】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0069】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、可塑化移動装置においては、支持盤と、該支持盤に配設され、金型装置を保持する金型保持部材と、前記支持盤に対して進退自在に配設され、射出装置フレーム、該射出装置フレームに取り付けられたシリンダ部材、及び該シリンダ部材の前端に取り付けられた射出ノズルを備えた射出装置本体部と、該射出装置本体部に配設され、前記支持盤に対して射出装置本体部を移動させ、ノズルタッチを行うための可塑化移動ユニットとを有する。
【0070】
そして、該可塑化移動ユニットは、ブレーキ付きのノズルタッチ用駆動部、該ノズルタッチ用駆動部を駆動することによって回転させられる駆動輪、該駆動輪の回転を受けて回転させられる複数の従動輪、該各従動輪に対応させて配設され、各従動輪の回転を受けて回転させられ、射出装置本体部を移動させる複数の運動方向変換部、前記駆動輪の回転を受けて回転させられるアイドラ輪、前記駆動輪、従動輪及びアイドラ輪間に張設される無端部材、並びに前記ブレーキによってノズルタッチ用駆動部の回転位置が保持された状態で前記アイドラ輪を移動させ、前記無端部材のテンションを調整するテンション調整機構を備える。
【0071】
この場合、アイドラ輪を移動させ、無端部材のテンションを調整する際に、アイドラ輪は自由に回転させられる。したがって、調整後のテンションにばらつきが生じることがなくなり、ノズルタッチ力にばらつきが発生するのを防止することができる。
【0072】
また、可塑化移動ユニットが射出装置本体部に取り付けられるので、テンション調整機構を操作するだけで無端部材を着脱することができる。しかも、可塑化移動ユニットが射出装置本体部に配設されるので、ノズルタッチ用駆動部、回転伝動機構等の取付部品の交換、修理等の作業を簡素化することができる。
【0073】
その結果、可塑化移動装置の保守・管理を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における射出装置の概略を示す側面図である。
【図2】従来の射出成形機の概略を示す正面図である。
【図3】従来の射出装置の概略を示す側断面図である。
【図4】本発明の実施の形態における射出成形機の概略を示す正面図である。
【図5】本発明の実施の形態における可塑化移動ユニットの斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態における可塑化移動ユニットの取付状態を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態における射出装置の要部を示す正面図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるアイドラプーリの他の支持構造を示す図である。
【符号の説明】
11 ベースプレート
14 加熱シリンダ
15 射出ノズル
16 固定プラテン
28 射出装置本体部
31 射出装置フレーム
37 ボールねじ
45 モータ
58 可塑化移動ユニット
88、89 第1、第2の従動プーリ
91 アイドラプーリ
92 駆動プーリ
93 タイミングベルト
95 調整用プレート
b13 ボルト

Claims (3)

  1. (a)支持盤と、
    (b)該支持盤に配設され、金型装置を保持する金型保持部材と、
    (c)前記支持盤に対して進退自在に配設され、射出装置フレーム、該射出装置フレームに取り付けられたシリンダ部材、及び該シリンダ部材の前端に取り付けられた射出ノズルを備えた射出装置本体部と、
    (d)該射出装置本体部に配設され、前記支持盤に対して射出装置本体部を移動させ、ノズルタッチを行うための可塑化移動ユニットとを有するとともに、
    (e)該可塑化移動ユニットは、ブレーキ付きのノズルタッチ用駆動部、該ノズルタッチ用駆動部を駆動することによって回転させられる駆動輪、該駆動輪の回転を受けて回転させられる複数の従動輪、該各従動輪に対応させて配設され、各従動輪の回転を受けて回転させられ、射出装置本体部を移動させる複数の運動方向変換部、前記駆動輪の回転を受けて回転させられるアイドラ輪、前記駆動輪、従動輪及びアイドラ輪間に張設される無端部材、並びに前記ブレーキによってノズルタッチ用駆動部の回転位置が保持された状態で前記アイドラ輪を移動させ、前記無端部材のテンションを調整するテンション調整機構を備えることを特徴とする可塑化移動装置。
  2. 前記駆動輪は駆動プーリであり、前記従動輪は従動プーリであり、前記アイドラ輪はアイドラプーリであり、前記無端部材はベルト部材である請求項1に記載の可塑化移動装置。
  3. 前記駆動輪は駆動スプロケットであり、前記従動輪は従動スプロケットであり、前記アイドラ輪はアイドラスプロケットであり、前記無端部材はチェーン部材である請求項1に記載の可塑化移動装置。
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