JP3690785B2 - リヤホルダ付きコネクタ及びその製造方法 - Google Patents

リヤホルダ付きコネクタ及びその製造方法 Download PDF

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    • Y10S425/058Undercut

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハウジング及びリヤホルダが複数の金型内で成形後、金型の移動によりリヤホルダをハウジングに仮係止され、接続端子挿入後に本係止されるリアホルダ付きコネクタ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からリヤホルダ付きコネクタ及びその製造方法に関しては、例えば、特開平8−315896号公報に開示されているような種々なものが知られている。
図10乃至図14に示した従来のリヤホルダ付きコネクタ51は、複数の端子収容室53を備えたハウジング52の両側部に跨るように仮係止及び本係止されるリヤホルダ70が仮係止位置に保持される。そして、接続端子80をハウジング52後端より挿入して端子収容室53内のハウジングランス81により係止された後、リヤホルダ70が本係止位置に係止されることで、接続端子80の二重係止が行われる。
【0003】
さらに詳しくは、リヤホルダ70両側の側片71には斜め前下がりの係止穴72が設けられていると共に、リヤホルダ70の下面前端部には接続端子80を2次係止するための2次係止突起73が設けられている。そして、端子収容室53の中央部上方には2次係止突起73が仮係止位置から本係止位置に斜め上方から進入可能なように開口53aが設けられている。また、係止穴72に係合する前下りの仮係止突起54と該仮係止突起54の斜め前方に位置する本係止突起55がハウジング52の両側面52aに設けられている。
【0004】
上記構成のリヤホルダ付きコネクタ51においては、先ずハウジング52後端部の上方からリヤホルダ70が押し込められると、係止穴72が仮係止突起54に係止されるので、リヤホルダ70はハウジング52の仮係止位置に保持される。そして、被覆電線Wが接続された接続端子80が端子収容室53の後方から挿入されると、ハウジングランス81によって1次係止される。
次に、リヤホルダ70を前方斜め下へ押圧すると、側片71が側方へ撓んで係止穴72が仮係止突起54から外れて斜め前方へ移動し、側片71前端が本係止突起55を乗り越える。そして、係止穴72が本係止突起55に係止されると共に、2次係止突起73が開口53aから端子収容室53内に進入して接続端子80を2次係止する。
【0005】
ところで、ハウジング52とリヤホルダ70を別々に成形して一箇所に集めて組み立てると、組み付け場所への搬送や、組立工程及び検査工程が必要になると共に、それぞれ別々のハウジング52及びリヤホルダ70の部品管理も必要になる。
これを改善するものとして、図14に示した金型によって成形と共に金型内でリヤホルダ70をハウジング52に仮係止させる組み付けを行ってから金型外に取り出すリヤホルダ付きコネクタが提案されている。
【0006】
図14に示した成形仮係止金型90は、固定金型91と、上下に移動する第1可動金型92と、左右に移動する一対の第2可動金型93、93とから構成されている。ハウジング52は、固定金型91と、第1可動金型92と、第2可動金型93、93の内側で成形される。また、リヤホルダ70は、固定金型91と、第1可動金型92の外側と、第2可動金型93、93の内側とによって成形される。
【0007】
先ず、全ての金型が接合された状態でハウジング52及びリヤホルダ70が成形された後、第1可動金型92が引き下げられ、次いで第2可動金型93、93が左右に引き離される。これにより、リヤホルダ70とハウジング52は、仮係止された状態で成形され、第1可動金型92を押し下げることで、成形仮係止金型90から放出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のリヤホルダ付きコネクタ51においては、リヤホルダ70をハウジング52に仮係止及び本係止状態に保持させるために係止穴72を仮係止突起54及び本係止突起55に係止させるようになっている。従って、何れの係止状態でもガタ付かないようにするには、寸法的に高い精度が要求され、生産性が低下すると共にコストアップにつながるという問題があった。
【0009】
また、成形仮係止金型90は、リヤホルダ70がハウジング52に仮係止された状態で成形されるため、図13に示したようにハウジング52側面とリヤホルダ70の側片71内面との間に隙間G1、及びハウジング52上面とリヤホルダ70の2次係止突起73下面との間に隙間G2が必要である。
従って、図14に示したように、隙間G2を形成させるために薄板状の区画板部94が固定金型91に設けられており、隙間G1を形成させるために薄板状の区画壁部95が固定金型91に設けられると共に、区画壁部96が第1可動金型92に設けられている。しかも、仮係止突起54外周と係止穴72内周との間にも薄い金型部分が必要になる。このように金型に薄板部分があると、金型の耐久性が低減するという問題があった。
【0010】
本発明の課題は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、成形に際して高い寸法精度は要求されず、歩留まりが良く安価で、金型の耐久性が高いリヤホルダ付きコネクタを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる上記課題は、以下1)〜2)項によって解決することができる。
1)複数の端子収容室を備えたハウジングと、該ハウジングに仮係止及び本係止されるリヤホルダとからなり、該リヤホルダの仮係止時に接続端子を前記端子収容室内に係止させてから、前記リヤホルダを本係止させることで接続端子の係止を行うリヤホルダ付きコネクタにおいて、
前記リヤホルダが、側片内側に係止穴と、前下がりの傾斜面を有する係止爪を備え、前記係止穴に係合し全面にテーパ面を有する仮係止突起が前記ハウジングの後端部側面に設けられると共に、該仮係止突起近傍に、前記係止爪に係合するテーパ状の係止段が設けられ、前記ハウジング後端部上面に、前記リヤホルダを案内する前下がりに傾斜した当接面が設けられ、前記ハウジング側面には前記リヤホルダの横幅より大きい横幅のプロテクトリブが設けられていることを特徴とするリヤホルダ付きコネクタ。
【0012】
2)複数の端子収容室を備えたハウジングと、該ハウジングに仮係止及び本係止されるリヤホルダとからなり、該リヤホルダの仮係止時に接続端子を前記端子収容室内に係止させてから、前記リヤホルダを本係止させることで接続端子の係止を行うリヤホルダ付きコネクタの製造方法において、
前記ハウジング及び前記リヤホルダを成形する成形仮係止金型は、給湯口から分岐された複数の湯口の内、少なくとも前記端子収容室に平行な中央湯口を有する固定金型と、該固定金型に対して移動可能な複数の可動金型とからなり、前記中央湯口が、前記リヤホルダの横幅より大きい横幅で前記ハウジング側面に形成されるプロテクトリブを成形する前記可動金型の成形空間に連通していることを特徴とするリヤホルダ付きコネクタの製造方法。
【0013】
上記構成のリヤホルダ付きコネクタによれば、リヤホルダが、側片内側に係止穴と、前下がりの傾斜面を有する係止爪を備え、係止穴に係合し全面にテーパ面を有する仮係止突起がハウジングの後端部側面に設けられると共に、該仮係止突起近傍に、係止爪に係合するテーパ状の係止段が設けられ、ハウジング後端部上面に、リヤホルダを案内する前下がりに傾斜した当接面が設けられ、ハウジング側面にはリヤホルダの横幅より大きい横幅のプロテクトリブが設けられている。
従って、リヤホルダがハウジングに仮係止及び本係止の位置に保持させるのは、係止爪とリヤホルダ裏面が係止段と当接面に当接されることによって行われる。即ち、比較的広い面で保持移動が行われるので高い寸法精度は必要ない。
また、リヤホルダの横幅より大きい横幅のプロテクトリブが設けられているので、薄壁状の端子収容室があっても湯流れが良好になり、歩留まりの向上が図れる。よって、生産性の向上と共に生産コストを低減させることができる。
【0014】
また、ハウジング及びリヤホルダを成形する成形仮係止金型は、給湯口から分岐された複数の湯口の内、少なくとも端子収容室に平行な中央湯口を有する固定金型と、該固定金型に対して移動可能な複数の可動金型とからなり、中央湯口が、リヤホルダの横幅より大きい横幅でハウジング側面に形成されるプロテクトリブを成形する可動金型の成形空間に連通している。
従って、固定金型の中央湯口から注入された樹脂の湯流れが比較的幅広いプロテクトリブを成形する可動金型の成形空間を通ってから比較的幅狭いハウジング内の端子収容室等を成形する成形空間に流入する。よって、湯流れが幅狭い部分まで確実に流入するので、ハウジング成形の歩留まりが向上され、生産性の向上と共にコスト低減を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のリヤホルダ付きコネクタの一実施形態を図1乃至図9に基づいて詳細に説明する。図1は本発明のリヤホルダ付きコネクタの一実施形態を示す分解斜視図、図2は図1におけるリヤホルダが仮係止位置に保持された状態を示す斜視図、図3は図1におけるハウジングの仮係止突起周りの拡大部分斜視図、図4は図1におけるリヤホルダの側片周りの拡大部分斜視図、図5は図1におけるリヤホルダ仮係止状態を示す縦断面図、図6は図5におけるリヤホルダ本係止状態を示す縦断面図、図7は図1におけるリヤホルダ付きコネクタを成形するための成形仮係止金型の射出成形時を示す縦断面図、図8は図7における成形仮係止金型が開いた状態を示す縦断面図、図9は図8における成形仮係止金型がリヤホルダをハウジングに仮係止した状態を示す縦断面図である。
【0016】
図1乃至図6を参照しながら本発明のリヤホルダ付きコネクタについて説明する。図1に示すように本実施形態のリヤホルダ付きコネクタ1は、複数の端子収容室3を備えた雌型のハウジング2と、その両側部に跨るように仮係止及び本係止される一対のリヤホルダ20a、20bとから構成されている。図2及び図5に示すようにリヤホルダ20a、20bを仮係止位置に保持した仮係止状態で接続端子30がハウジング2後端より挿入されて端子収容室3内のハウジングランス31により係止される。そして、図6に示すようにリヤホルダ20a、20bを本係止位置に係止させることで裏面に設けられた2次係止突起24が端子収容室3の開口3a(図5参照)から進入して接続端子30の二重係止を行う。
【0017】
さらに詳しくは、図3及び図4に示すようにリヤホルダ20a、20bの側片21内側に係止穴22と前下がりの傾斜面を有する係止爪23を設け、係止穴22に係合し全面にテーパ面5を有する仮係止突起4がハウジング2の後端部側面2aに設けられている。また、後端部側面2aに続く後部側面2bに係止爪23に係合し、水平面に対して傾斜角α°だけ前下がりに傾斜したテーパ状の係止段6が設けられている。
また、ハウジング2後端部上面にリヤホルダ20a、20b裏面を保持し案内する前下がりに傾斜した幅広の当接面7が設けられている。また、図1に示したように係止段6の下方には、該係止段と平行してガイドレール8が設けられると共に、その側面には本係止突起19が設けられている。
【0018】
また、本実施形態のリヤホルダ付きコネクタ1は、端子収容室3、3間のハウジング2側面に比較的厚肉の横幅Bのプロテクトリブ10が設けられている。この横幅Bはリヤホルダ20a、20bの横幅Aより大きく設けられており、金型内でハウジング2に仮係止されたリヤホルダ20a、20bが金型から放出されて落下したり、別のハウジングと干渉しても外れないように保護するようになっている。さらに、プロテクトリブ10は成型時にハウジング2後部から注入された樹脂の流れを良くして、端子収容室3を形成する薄肉な隔壁を確実に成形してハウジング成形の歩留まりを向上させる。
【0019】
上記構成のリヤホルダ付きコネクタ1においては、図1乃至図5に示したように成形仮係止金型内で成形されたハウジング2の後部にリヤホルダ20a、20bが押圧されると、先ず係止穴22が仮係止突起4に係合される。すると、仮係止突起4を中心にリヤホルダ20a、20bが前倒れに回動されて係止爪23が係止段6に係合されると共にリアホルダ20a、20bの裏面が当接面7に当接されることによりリヤホルダ20a、20bがハウジング2に仮係止される。
【0020】
次に、図1及び図5に示したように端子収容室3の後方から被覆電線Wが接続された接続端子30が挿入された後、リヤホルダ20a、20bを前方へ押すと、係止爪23が係止段6に案内される。そして、リヤホルダ20a、20bの裏面も当接面7に案内されて前下がりに前進して、係止穴22が本係止突起19に係止される。この時、図6に示したようにリヤホルダ20a、20bの2次係止突起24は端子収容室3の開口3aから進入することで接続端子30が二重係止される。
【0021】
上述した構成のリヤホルダ付きコネクタ1においては、リヤホルダ20a、20bの側片21内側に係止穴22と前下がりの傾斜面を有する係止爪23が設けられている。また、係止穴22に係合し全面にテーパ面5を有する仮係止突起4がハウジング2の後端部側面2aに設けられると共に、この後端部側面2aに続く後部側面2bに係止爪23に係合するテーパ状の係止段6が設けられている。さらに、ハウジング2後端部上面にリヤホルダ20a、20b裏面を保持し案内する前下がりに傾斜した当接面7が設けられ、端子収容室3、3間のハウジング2側面にリヤホルダ20a、20bの横幅Aより幅広い横幅Bの比較的厚肉のプロテクトリブ10が設けられている。
【0022】
従って、リヤホルダ20a、20bがハウジング2の仮係止及び本係止位置に保持されるには、係止爪23とリヤホルダ20a、20b裏面が係止段23と当接面7に当接されることによって行われる。即ち、比較的幅広い面で保持移動が行われるので高い寸法精度は必要ない。また、プロテクトリブ10が設けられているので、複数の端子収容室3を形成する薄肉の隔壁の成形空間にも確実に樹脂の湯流れを行き届かせることができ、歩留まりの向上を図ることができる。よって、生産性の向上と共にコスト低減を図ることができる。
【0023】
次に、本発明のリヤホルダ付きコネクタ1の製造方法を図7乃至図9に基づいて説明する。図7に示すようにハウジング2及びリヤホルダ20a、20bを成形する成形仮係止金型40は、給湯口48から分岐された湯口49a、49b、49cを有する固定金型41と、該固定金型41に対して軸方向に移動可能な複数の可動金型42〜45とから構成されている。
この可動金型42〜45は、ハウジング2の外郭とリヤホルダ20a、20bの内郭を形成する第1可動金型42と、該第1可動金型42を軸方向に移動可能に支持する第2可動金型43と、該第2可動金型43に移動可能に支持し且つリヤホルダ20a、20bの外郭を形成する第3可動金型44と、ハウジング2の中心部を形成し且つ保持する第4可動金型45とから構成されている。なお、第1可動金型42と第2可動金型43との間には圧縮ばね46が設けられており、図8に示すように距離D間をばねの反発力に抗して離反されたり、復元力で押し戻されたりする。
【0024】
図7に示すように、固定金型41と可動金型42〜45とが接合状態においてハウジング2とリヤホルダ20a、20bが成形される。この時、固定金型41の給湯口48から分岐された各々湯口49a、49b、49cに硬化前の樹脂材が注入される。即ち、湯口49a、49bによって双方のリヤホルダ20a、20bが成形され、中央湯口49cによってハウジング2が成形される。
【0025】
この中央湯口49cは、図1に示した端子収容室3に平行でハウジング2側面に突設されたプロテクトリブ10を成形する可動金型42の成形空間に連通しており、この成形空間は端子収容室3を形成するハウジング2内の隔壁を成形する別の成形空間に連通している。
従って、中央湯口49cから注入された樹脂材の湯流れが、比較的幅広いプロテクトリブ10を成形する可動金型42の成形空間を通ってから比較的幅狭いハウジング2内の端子収容室3を形成する隔壁を成形する成形空間に流入する。よって、湯流れが幅狭い部分まで確実に流入するので、ハウジング成形の歩留まりが向上され、生産性の向上と共にコスト低減を図れる。
【0026】
次に、図8に示すように可動金型42〜45が、固定金型から隙間Cだけ離反され、同時に第4可動金型45が成形されたハウジング2後端部を保持する位置、即ち距離Dだけ圧縮バネによって第1可動金型42が後退される。これにより、第3可動金型44内側に空間47が生じ、第3可動金型44を内側方向に向けて移動させる。
従って、図1及び図9に示したように、成形されたリヤホルダ20a、20bの係止穴22が仮係止突起4に係合されると、仮係止突起4を中心にリヤホルダ20a、20bが前倒れに回動され、係止爪23が係止段6に係合される。この時、リヤホルダ20a、20bの裏面が当接面7に当接されることで、リヤホルダ20a、20bがハウジング2に仮係止状態に保持される。
【0027】
そして、リヤホルダ20a、20bがハウジング2に仮係止状態で成形仮係止金型40から放出される。この時、ハウジング2にはリヤホルダ20a、20bの横幅Aより幅広い横幅Bのプロテクトリブ10が設けられているので、金型から放出されて落下しても仮係止されたリヤホルダ20a、20bがハウジング2から外れるようなことはない。
【0028】
上述したように本実施形態の成形仮係止金型40は、給湯口48から分岐された湯口49a、49b、49cを有する固定金型41と、該固定金型41に対して軸方向に移動可能な複数の可動金型42〜45とから成る。この固定金型41と可動金型42〜45が接合状態の時、中央湯口49cがハウジング2側面に突設されたプロテクトリブ10を成形する可動金型42の成形空間に連通している。そして、この成形空間が端子収容室3を形成するハウジング2内の隔壁を成形する別の成形空間に連通している。
従って、中央湯口49cから注入された樹脂材が、比較的幅広いプロテクトリブ10を成形する可動金型42の成形空間を通ってから端子収容室3の隔壁を成形する比較的幅狭い成形空間に流入するので、樹脂材が幅狭い部分まで確実に流入するので、ハウジング成形の歩留まりが向上される。
【0029】
なお、本発明のリヤホルダ付きコネクタは、上述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変更を行うことにより他の形態でも実施することができる。例えば、本実施形態のリヤホルダ付きコネクタの製造方法における成形仮係止金型40の第3可動金型44の駆動方向は、ハウジングの軸方向に対して直角な方向であれば良く、水平方向に移動する駆動方式であっても差し支えない。
また、雌型のリヤホルダ付きコネクタについて説明したが、雄型のリヤホルダ付きコネクタについても適用することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のリヤホルダ付きコネクタによれば、リヤホルダが側片内側に係止穴と前下がりの傾斜面を有する係止爪を備え、係止穴に係合し全面にテーパ面を有する仮係止突起がハウジングの後端部側面に設けられると共に、該仮係止突起近傍に係止爪に係合するテーパ状の係止段が設けられ、ハウジング後端部上面にリヤホルダを案内する前下がりに傾斜した当接面が設けられ、ハウジング側面にリヤホルダの横幅より大きい横幅のプロテクトリブが設けられている。
【0031】
従って、リヤホルダがハウジングに仮係止及び本係止位置に保持されるには、係止爪とリヤホルダ裏面が係止段と当接面に当接され、比較的広い面で保持移動が行われるので高い寸法精度は必要ない。よって、生産性の向上と共に生産コストを低減させることができる。
また、リヤホルダの横幅より大きい横幅のプロテクトリブが設けられているので、金型内でハウジングに仮係止されたリヤホルダが金型から放出されて落下したり、別のハウジングと干渉しても外れるようなことはなく、信頼性の高いリヤホルダ付きコネクタを得ることができる。
【0032】
また、本発明のリヤホルダ付きコネクタの製造方法によれば、ハウジング及びリヤホルダを成形する成形仮係止金型は、給湯口から分岐された複数の湯口の内、少なくとも端子収容室に平行な中央湯口を有する固定金型と、該固定金型に対して移動可能な複数の可動金型とからなり、中央湯口がリヤホルダの横幅より大きい横幅でハウジング側面に形成されるプロテクトリブを成形する可動金型の成形空間に連通している。
従って、固定金型の中央湯口から注入された樹脂の湯流れが比較的幅広いプロテクトリブを成形する可動金型の成形空間を通ってから比較的幅狭い端子収容室の隔壁を成形する成形空間に流入するので、樹脂の湯流れが幅狭い部分まで確実に流入する。よって、ハウジング成形の歩留まりが向上され、生産性の向上と共に生産コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリヤホルダ付きコネクタの一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1におけるリヤホルダが仮係止位置に保持された状態を示す斜視図である。
【図3】図1におけるハウジングの仮係止突起周辺の拡大部分斜視図である。
【図4】図1におけるリヤホルダの側片周辺の拡大部分斜視図である。
【図5】図1におけるリヤホルダの仮係止状態を示す縦断面図である。
【図6】図5におけるリヤホルダの本係止状態を示す縦断面図である。
【図7】図1におけるリヤホルダ付きコネクタを成形する成形仮係止金型の射出成形時を示す縦断面図である。
【図8】図7における成形仮係止金型が開いた状態を示す縦断面図である。
【図9】図8における成形仮係止金型がリヤホルダをハウジングに仮係止させた状態を示す縦断面図である。
【図10】従来のリヤホルダ付きコネクタの一例を示す斜視図である。
【図11】図10におけるリヤホルダの本係止状態を示す斜視図である。
【図12】図11における縦断面図である。
【図13】図10におけるリヤホルダを示す横断面図である。
【図14】図10におけるリヤホルダ付きコネクタを成形し、リヤホルダをハウジングに仮係止させる成形金型を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 リヤホルダ付きコネクタ
2 ハウジング
2a 後端部側面
2b 後部側面
3 端子収容室
4 仮係止突起
5 テーパ面
6 係止段
7 当接面
10 プロテクトリブ
20a、20b リヤホルダ
21 側片
22 係止穴
23 係止爪
30 接続端子
40 成形仮係止金型
41 固定金型
42 第1可動金型
43 第2可動金型
44 第3可動金型
45 第4可動金型
47 空間
48 給湯口
49a、49b 湯口
49c 中央湯口

Claims (2)

  1. 複数の端子収容室を備えたハウジングと、該ハウジングに仮係止及び本係止されるリヤホルダとからなり、該リヤホルダの仮係止時に接続端子を前記端子収容室内に係止させてから、前記リヤホルダを本係止させることで接続端子の係止を行うリヤホルダ付きコネクタにおいて、
    前記リヤホルダが、側片内側に係止穴と、前下がりの傾斜面を有する係止爪を備え、前記係止穴に係合し全面にテーパ面を有する仮係止突起が前記ハウジングの後端部側面に設けられると共に、該仮係止突起近傍に、前記係止爪に係合するテーパ状の係止段が設けられ、前記ハウジング後端部上面に、前記リヤホルダを案内する前下がりに傾斜した当接面が設けられ、前記ハウジング側面には前記リヤホルダの横幅より大きい横幅のプロテクトリブが設けられていることを特徴とするリヤホルダ付きコネクタ。
  2. 複数の端子収容室を備えたハウジングと、該ハウジングに仮係止及び本係止されるリヤホルダとからなり、該リヤホルダの仮係止時に接続端子を前記端子収容室内に係止させてから、前記リヤホルダを本係止させることで接続端子の係止を行うリヤホルダ付きコネクタの製造方法において、
    前記ハウジング及び前記リヤホルダを成形する成形仮係止金型は、給湯口から分岐された複数の湯口の内、少なくとも前記端子収容室に平行な中央湯口を有する固定金型と、該固定金型に対して移動可能な複数の可動金型とからなり、
    前記中央湯口が、前記リヤホルダの横幅より大きい横幅で前記ハウジング側面に形成されるプロテクトリブを成形する前記可動金型の成形空間に連通していることを特徴とするリヤホルダ付きコネクタの製造方法。
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