JP3079951B2 - 樹脂成形組立品の製造金型 - Google Patents

樹脂成形組立品の製造金型

Info

Publication number
JP3079951B2
JP3079951B2 JP07158344A JP15834495A JP3079951B2 JP 3079951 B2 JP3079951 B2 JP 3079951B2 JP 07158344 A JP07158344 A JP 07158344A JP 15834495 A JP15834495 A JP 15834495A JP 3079951 B2 JP3079951 B2 JP 3079951B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
housing
retainer
fixed
resin molded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP07158344A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08323795A (ja
Inventor
伸介 筒井
恭典 和田
光 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP07158344A priority Critical patent/JP3079951B2/ja
Publication of JPH08323795A publication Critical patent/JPH08323795A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3079951B2 publication Critical patent/JP3079951B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の樹脂成形品を互
いに係合せしめて組立される樹脂成形組立品を製造する
製造金型に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複数の樹脂成形品が互いに係合
して組み立てられる樹脂成形組立品を製造しようとする
場合、各樹脂成形品を個別の樹脂成形機にて成形し、成
形された各樹脂成形品を一箇所に集めて組立を行なう。
係る組立は、パーツフィーダを備えた自動機か、人手に
よって行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
方法で樹脂成形組立品の製造する場合、次のような課題
があった。樹脂成形と組立とを別に行うため、自動機を
使用する場合でも人手による場合でも組付場所へ搬送す
る搬送工程と、その場所での組立工程が必要になり、人
手による場合には別の検査工程が必要になり、これらの
工程は製品コストに反映されてしまう。また、各樹脂成
形品ごとに金型の管理などが必要となり、面倒である。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、樹脂成形組立品を安価かつ正確に製造することが可
能な樹脂成形組立品の製造金型の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る樹
脂成形組立品の製造金型は、ハウジングと、ハウジング
の上面と下面に対して係合取り付けされる断面コの字形
のリテーナとから構成される樹脂成形組立品を製造する
金型であって、可動型と固定型とが一組となっており、
可動型は、左右にスライド可能なハウジング成形型と、
ハウジング成形型の上方と下方とで上下方向にスライド
するリテーナ成形型とを備える一方、固定型は、ハウジ
ング成形型を駆動させるための第一カムピンが固定され
た取付板と、リテーナ成形型を駆動させるための第二カ
ムピンが固定された型板とを重ね合わせて備え、金型内
に溶融樹脂を充填すると、同樹脂は固定型と可動型との
間にて固化し、固化後、固定型と可動型の型開き中に、
一の樹脂成形品と他の樹脂成形品との間の金型を移動し
て空間を形成すべく、固定型の取付板を型板から離し始
めると、第一カムピンの屈曲部分がハウジング成形型に
形成したカム孔を通過して、ハウジング成形型を外方に
スライドさせることにより、リテーナとハウジングとの
間には空間が形成され、この後、固定型から可動型が離
れる型開きが開始すると、第二カムピンがリテーナ成形
型に形成したカム孔を通過し、リテーナ成形型をハウジ
ングのある内側にスライドさせ、これにより、リテーナ
が、リテーナ成形型に保持されたままコの字形状におけ
る開口側からハウジングの上面と下面とに押し付けられ
て係合するところに特徴を有する。
【0006】
【作用】請求項1の発明に係る樹脂成形組立品の製造金
型によれば、金型内に溶融樹脂を充填すると、同樹脂は
固定型と可動型との間にて固化し、固化後、固定型の取
付板を型板から離し始めると、第一カムピンの屈曲部分
がハウジング成形型に形成したカム孔を通過して、ハウ
ジング成形型を外方にスライドさせることにより、リテ
ーナとハウジングとの間には空間が形成され、この後、
固定型から可動型が離れる型開きが開始すると、第二カ
ムピンがリテーナ成形型に形成したカム孔を通過し、リ
テーナ成形型をハウジングのある内側にスライドさせ、
これにより、リテーナが、リテーナ成形型に保持された
ままコの字形状における開口側からハウジングの上面と
下面とに押し付けられて係合する。これにより、ハウジ
ングに対してリテーナが係合して組立が完了する。この
後、リテーナを組み付けたままハウジングは可動型から
取り外される。
【0007】ここにおいて、本体となる固定型と可動型
との型開きの最中に金型を移動させて空間を形成すると
ともに組付を行うため、一連の樹脂成形サイクルの過程
で行うことができ、サイクルタイムが短い。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、金型内で
樹脂成形後、金型を移動させて対となる樹脂成形品との
間に空間を形成し、金型を移動させて樹脂成型品同士を
係合させるようにしたため、金型内で組立も行われ、樹
脂成形と組立の工程を一つの機械で同時に行うことがで
き、次のような効果を有する樹脂成形組立品を提供する
ことができる。
【0009】搬送工程が不要となる。自動機を使用する
場合に比べるとパーツフィーダーで部品の供給をする必
要がなくなり、組立工程の時間を短縮することができ
る。人手で組み付ける場合に比べると自動化となって大
幅な時間短縮を図るとともに、人手のための別の検査工
程が不要となる。自動機を個別に必要としないので、作
業場所を減らし、自動機導入のためのコストも低減する
ことができる。そして、これらの結果、安価に樹脂成形
組立品を製造することができる。
【0010】また、組付を行なうのは固定型と可動型の
型開き中であるため、一連の樹脂成形サイクルに影響を
与えず、製造速度を向上させることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1及び図2は、本発明の一実施例に係る樹脂成
形組立品を斜視図により示している。同図において、こ
の樹脂成形組立品(コネクタ)10は、矩形箱状のハウ
ジング20と、このハウジング20の上面と下面に対し
て係合取り付けされる断面コの字形のリテーナ30a,
30bとから構成されている。ハウジング20は前後方
向に貫通する筒状の端子金具収容室21を上段に二列、
下段に四列形成されており、上段のものは左右の両側に
形成され、中央には上下方向の可撓性を有するロックア
ーム22を備えている。ハウジング20における前後方
向の中程あたりから後端側部分は前端に比べて一回り外
形が小さくなっており、各端子金具収容室21はこの細
くなった部分の前端付近にそれぞれ上方と下方に対面す
る開口21aを形成されている。
【0012】この細くなった部分に対して断面コの字形
のリテーナ30a,30bを上面側からと下面側から装
着するため、両側面には上面側のものと下面側のものと
に対応して畝状のガイドレール24を計四個形成してあ
る。このガイドレール24は側面において前端に向かう
につれて上下方向中程に向かうように斜めに形成してあ
る。ガイドレール24の断面は、上面側のものは上方に
対面する斜めの傾斜面を備え、下面側のものは下方に対
面する斜めの傾斜面を有する楔形となっている。
【0013】また、ガイドレール24の延長線上前方に
は小突起25を形成してあり、これらのガイドレール2
4と小突起25よりもさらに内側にはこれらの傾斜と平
行であって前端部分と同じ幅まで突出する突堤26を形
成してある。互いに斜めに形成された上面側用の突堤2
6と下面側用の突堤26は前方にて接続し、V字形とな
っている。リテーナ30a,30bは、全体としては概
ね対象に形成され、コの字形の開口をそれぞれハウジン
グ20の側に向けて近接させると両翼部31,31がハ
ウジング20の細くなった部分を両側から挟み込むよう
になっている。翼部31には上記ガイドレール24と小
突起25とが挿入可能な幅としてガイド溝32をこれら
と同様の傾斜にて形成してある。また、翼部31の下端
は上記V字形の突堤26に沿うように斜めに形成されて
いる。
【0014】ここにおいて、リテーナ30a,30bは
ハウジング20における細くなった部分よりも短く形成
されている。従って、リテーナ30a,30bを上面側
と下面側からハウジング20を挟み込むようにして装着
した場合にはガイドレール24がガイド溝32に入り込
んで前後にスライド可能であり、両者は斜めに形成され
ているので前後に移動しつつリテーナ30a,30bが
ハウジング20に対して近接したり離れたりする。そし
て、移動範囲の前端では小突起25がガイド溝32に入
り込むようになっている。
【0015】また、上面側のリテーナ30aと下面側の
リテーナ30bは、ハウジング20に対面する内面側に
おける上記開口21aに対面する位置にそれぞれ二つと
四つずつ同開口21aに進入可能な突起33を備えてい
る。同突起33は端子金具収容室21内に進入したとき
に内部の図示しない端子金具に係止して抜け止めを図る
べく、前方に向かうほど突出する楔形に形成されてい
る。上述したようにしてリテーナ30a,30bは前後
にスライド可能であり、前方位置でハウジング20に近
づいたときに同突起33が開口21aを介して端子金具
収容室21内に進入するようになっている。なお、端子
金具が半挿入状態ならば同突起33が端子金具の端面に
当接して正規の挿入位置に移動させる。また、翼部3
1,31の付け根部分には切り欠き34,34を形成し
てあり、これによって翼部31,31の根本部分が撓み
やすくなっている。
【0016】図3及び図4は、係るリテーナ30a,3
0bによる二重係止の様子を断面図により示している。
ハウジング20における各端子金具収容室21の底面に
は一体成形された樹脂ランス27を形成してあり、雌側
端子金具40を挿入すると同樹脂ランス27の上面に形
成した突起27aが同雌側端子金具40の底面に形成し
た図示しない係止孔に入り込んで係止する(一次係
止)。このとき、リテーナ30a,30bは移動範囲に
おける後端に位置し、突起33は端子金具収容室21に
入っていない。
【0017】次に、リテーナ30a,30bを前端に移
動するとハウジング20に近づいて同突起33が開口2
1aを介して端子金具収容室21内に進入し、雌側端子
金具40に係止する(二次係止)。なお、リテーナ30
a,30bが後端位置にあるときを仮係止状態と呼び、
前端位置にあるときを本係止状態と呼ぶ。一方、図5は
係る樹脂成形組立品10を製造する金型のうち可動型1
00をそのスライド型の移動が分かりやすいように正面
から見た状態を示している。同図に示す可動型100と
紙面上手前側に位置する固定型200とが一組となって
おり、同可動型100は図に示すように左右にスライド
可能で内面側に上記ハウジング20を成形可能なハウジ
ング成形型(スライドピン)110,110と、このハ
ウジング成形型110,110の上方と下方とで上下方
向にスライドするリテーナ成形型(アセンブリスライド
ピン)120,120とから構成されている。
【0018】一方、図6は型締中における可動型100
と固定型200の各状況を方向を変えて断面にて表して
いる。水平方向及び垂直方向の関係が分かりやすいよう
に三面図のように三方向から表している。すなわち、図
6(A)の軸線方向に沿った断面に対して図6(B)は
垂直方向の断面を表し、図6(C)は水平方向に沿った
断面を表している。固定型200は、取付板210と、
型板220と、先抜き板230とが重ね合わせて構成さ
れ、取付板210と先抜き板230とが一体となって型
板220と分離してスライドできるようになっている。
そして、取付板210に固定されたコアピン211と摺
動ピン212は型板220を貫通して上記樹脂成形組立
品10の成形空間内に挿入されている。また、この取付
板210には上記ハウジング成形型110,110を駆
動させるための第一カムピン213,213が固定さ
れ、型板220にはリテーナ成形型120,120を駆
動させるための第二カムピン214,214が固定され
ており、それぞれ上記ハウジング成形型110,110
とリテーナ成形型120,120とに形成したカム孔1
11,111及びカム孔121,121内に進入してい
る。第一カムピン213及び第二カムピン214の先端
は屈曲しており、カム孔111及びカム孔121はこれ
らの第一カムピン213及び第二カムピン214の先端
屈曲部分が通過するときに所定方向にスライド駆動可能
な形状となっている。図6に示すように、型締中は第一
カムピン213,213と第二カムピン214,214
ともに直線部分でカム孔111,111及びカム孔12
1,121を貫通している。そして、第一カムピン21
3,213の先端は外側に屈曲され、第二カムピン21
4,214は内側に屈曲されている。
【0019】また、可動型100は、取付板130と、
型板140と、突き出し板150とを重ね合わせて構成
され、型板140と取付板130とは相対的に移動不能
に固定され、その間で突き出し板150がスライド可能
に保持されている。この突き出し板150には図示しな
い突き出しピンが保持されており、成形された樹脂成形
品を金型から取り外すときに使用される。次に、上記構
成からなる金型を使用して上記構成からなる樹脂成形組
立品10を製造する方法を説明する。
【0020】当初、可動型100においては、ハウジン
グ成形型110,110が互いに近接して密着し、さら
に、その両側でリテーナ成形型120,120は、リテ
ーナ空間を形成する位置で待機している。また、固定型
200はこの可動型100の前面に密着しており、上記
コアピン211と摺動ピン212が端子金具収容室21
の内部とリテーナ30a,30bの内側面の部分に突出
した状態となっている。金型内に溶融樹脂を充填する
と、同樹脂は固定型200と可動型100との間にて固
化する。固化後、固定型200と可動型100の型板2
20,140とを型開きさせることなく、固定型200
の取付板210と先抜き板230とを型板220から離
し始める。
【0021】取付板210が型板220から離れ始める
と、まず、コアピン211と摺動ピン212が端子金具
収容室21の内部とリテーナ30a,30bの内側面の
部分から抜け出る。摺動ピン212がリテーナ30a,
30bの内側面から抜け出ることにより、同リテーナ3
0a,30bの内側部分に空間が形成される。これと同
時に、第一カムピン213,213もスライドし、先端
の外側に曲がった屈曲部分がハウジング成形型110,
110に形成したカム孔111,111を通過して、両
ハウジング成形型110,110を外方にスライドさせ
る。この状態を図7及び図8に示している。ハウジング
成形型110,110が外方にスライドすることによ
り、図7に示すようにリテーナ30a,30bとハウジ
ング20との間には空間が形成される。
【0022】この後、固定型200から可動型100が
離れる型開きが開始する。可動型100が固定型200
から離れ始めると、第二カムピン214,214の先端
の外側に曲がった屈曲部分がリテーナ成形型120,1
20に形成したカム孔121,121を通過し、両リテ
ーナ成形型120,120をハウジング20のある内側
にスライドさせる。ここにおいて、それぞれのリテーナ
30a,30bは、リテーナ成形型120,120に保
持されたままコの字形状における開口側からハウジング
20の上面と下面とに押し付けられていく。それぞれの
リテーナ30a,30bにおける左右の翼部31,31
がハウジング20の細くなった部分を挟み込むようにし
て近接されていくと、翼部31の端面がガイドレール2
4に当接することになるが、上述したように楔形とした
断面形状によって翼部31はガイドレール24を乗り越
え、同ガイドレール24が翼部31のガイド溝32に挿
入されると係合する。これにより、ハウジング20に対
してリテーナ30a,30bが係合して組立が完了す
る。この状態を図9及び図10に示している。この後、
可動型100の突き出し板150をスライドさせるとリ
テーナ30a,30bを組み付けたままハウジング20
は可動型100から取り外される。
【0023】本実施例においては、型締中に先抜き板の
移動によってハウジング成形型110,110を移動さ
せ、型開き中にリテーナ成形型120,120を移動さ
せて組付を行うようにしているが、基本的に、型開きの
最中に金型を移動させる構成とするところに特徴があ
る。従って、型開きの最中にハウジング成形型110,
110をも移動させるようにしても良い。図11〜図1
3は、係る実施例の変形例を示している。
【0024】本実施例においては、固定型200に先抜
き板230を備えておらず、また、図示していないが、
コアピン211と摺動ピン212は型板220に一体的
に固定されている。図11は、型締状態を示しており、
この状態から固定型200と可動型100との型開きを
開始する。固定型200の型板220が可動型100の
型板140から離れ始めるとコアピン211と摺動ピン
212が端子金具収容室21の内部とリテーナ30a,
30bの内側面の部分から抜け出る。次いで、第一カム
ピン213,213の先端の屈曲部分がハウジング成形
型110,110に形成したカム孔111,111を通
過し、両ハウジング成形型110,110を外方にスラ
イドさせる。この状態を図12に示している。
【0025】そして、さらに固定型200が可動型10
0から離れると第二カムピン214,214の先端の屈
曲部分がリテーナ成形型120,120に形成したカム
孔121,121を通過し、両リテーナ成形型120,
120を内側にスライドさせる。これにより、リテーナ
30a,30bはハウジング20の上面と下面とに押し
付けられていく。この状態を図13に示している。この
例では、固定型200と可動型100の型開きの最中に
ハウジング成形型110,110とリテーナ成形型12
0,120の両方の移動を行って組付を行うことによ
り、さらに製品の製造速度を向上させることができる。
【0026】このように、スライド可能なハウジング成
形型110,110とリテーナ成形型120,120と
からなる可動型100と、これと対となる固定型200
とによってハウジング20とリテーナ30a,30bと
を同時に樹脂成形し、ハウジング成形型110,110
を移動させて互いに組み付けられるハウジング20とリ
テーナ30a,30bとの間に空間を形成しつつ、左右
両側からリテーナ成形型120,120にてそれぞれの
リテーナ30a,30bを保持しながらハウジング20
に向けて押しつけていくことにより、ハウジング20と
リテーナ30a,30bとが組み立てられる。型締きの
工程を利用して方を移動させるため、組み付ける速度も
向上させることができる。
【0027】なお、上述した実施例においては、ハウジ
ング成形型110とリテーナ成形型120の移動をカム
ピンの移動に伴って機構的に連結した構造で行っている
が、油圧や空気圧による駆動や、モータによる駆動で行
うこともできる。また、各樹脂成形品の間の空間の形成
については、型開きとスライドピンの直線的な移動だけ
にとどまらず、二次元的、三次元的な駆動によって行う
こともできる。さらに、固定型200と可動型100と
の移動においてはいずれの側が移動して型開きしても良
いし、両方が同時に移動するものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る樹脂成形組立品の製造
金型にて組み立てられる樹脂成形組立品の分解状態にお
ける斜視図である。
【図2】同樹脂成形組立品の組立状態における斜視図で
ある。
【図3】リテーナの仮係止状態を示す樹脂成形組立品の
断面図である。
【図4】リテーナの本係止状態を示す樹脂成形組立品の
断面図である。
【図5】可動型の樹脂充填直後における概略正面図であ
る。
【図6】製造金型の樹脂充填直後における内部状況を示
す図である。
【図7】可動型の組付途中における概略正面図である。
【図8】製造金型の組付途中における内部状況を示す図
である。
【図9】可動型の組付完了時における概略正面図であ
る。
【図10】製造金型の組付完了時における内部状況を示
す図である。
【図11】変形例に係る製造金型の樹脂充填直後におけ
る内部状況を示す図である。
【図12】同製造金型の組付途中における内部状況を示
す図である。
【図13】同製造金型の組付完了時における内部状況を
示す図である。
【符号の説明】
100…可動型 110…ハウジング成形型 111…カム孔 120…リテーナ成形型 121…カム孔 130…取付板 140…型板 150…突き出し板 200…固定型 210…取付板 211…コアピン 212…摺動ピン 213…第一カムピン 214…第二カムピン 10…樹脂成形組立品 20…ハウジング 30a,30b…リテーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−135133(JP,A) 特開 昭62−227614(JP,A) 特開 昭63−216718(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/26 - 45/44 B29C 33/00 - 33/76

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、前記ハウジングの上面と
    下面に対して係合取り付けされる断面コの字形のリテー
    ナとから構成される樹脂成形組立品を製造する金型であ
    って、可動型と固定型とが一組となっており、 前記可動型は、左右にスライド可能なハウジング成形型
    と、前記ハウジング成形型の上方と下方とで上下方向に
    スライドするリテーナ成形型とを備える一方、 前記固定型は、前記ハウジング成形型を駆動させるため
    の第一カムピンが固定された取付板と、前記リテーナ成
    形型を駆動させるための第二カムピンが固定された型板
    とを重ね合わせて備え、 金型内に溶融樹脂を充填すると、同樹脂は前記固定型と
    前記可動型との間にて固化し、 固化後、前記固定型と前記可動型の型開き中に、一の樹
    脂成形品と他の樹脂成形品との間の金型を移動して空間
    を形成すべく、前記固定型の前記取付板を前記型板から
    離し始めると、前記第一カムピンの屈曲部分が前記ハウ
    ジング成形型に形成したカム孔を通過して、前記ハウジ
    ング成形型を外方にスライドさせることにより、前記リ
    テーナと前記ハウジングとの間には空間が形成され、 この後、前記固定型から前記可動型が離れる型開きが開
    始すると、前記第二カムピンが前記リテーナ成形型に形
    成したカム孔を通過し、前記リテーナ成形型を前記ハウ
    ジングのある内側にスライドさせ、 これにより、前記リテーナが、前記リテーナ成形型に保
    持されたままコの字形状における開口側から前記ハウジ
    ングの上面と下面とに押し付けられて係合することを特
    徴とする樹脂成形組立品の製造金型。
JP07158344A 1995-05-31 1995-05-31 樹脂成形組立品の製造金型 Expired - Lifetime JP3079951B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07158344A JP3079951B2 (ja) 1995-05-31 1995-05-31 樹脂成形組立品の製造金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07158344A JP3079951B2 (ja) 1995-05-31 1995-05-31 樹脂成形組立品の製造金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08323795A JPH08323795A (ja) 1996-12-10
JP3079951B2 true JP3079951B2 (ja) 2000-08-21

Family

ID=15669597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07158344A Expired - Lifetime JP3079951B2 (ja) 1995-05-31 1995-05-31 樹脂成形組立品の製造金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3079951B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3147755B2 (ja) * 1995-03-13 2001-03-19 住友電装株式会社 コネクタの製造金型および製造方法
JP3175565B2 (ja) * 1995-03-13 2001-06-11 住友電装株式会社 コネクタの製造金型および製造方法
JP3147751B2 (ja) * 1995-03-13 2001-03-19 住友電装株式会社 コネクタの製造金型および製造方法
JP3175564B2 (ja) * 1995-03-13 2001-06-11 住友電装株式会社 コネクタの製造金型および製造方法
JP3147750B2 (ja) * 1995-03-17 2001-03-19 住友電装株式会社 コネクタの製造方法、コネクタの製造用金型、樹脂成形品の製造方法およびこれに使用する金型
JP3147752B2 (ja) * 1995-04-13 2001-03-19 住友電装株式会社 コネクタの製造金型および製造方法
JP3147753B2 (ja) * 1995-05-31 2001-03-19 住友電装株式会社 樹脂成形組立品の製造金型および製造方法
JP3963694B2 (ja) * 2001-10-15 2007-08-22 矢崎総業株式会社 樹脂成形品の組付け方法及び組付け装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57135133A (en) * 1981-02-14 1982-08-20 Matsushita Electric Works Ltd Simultaneous forming process for plural parts with coaxial structure and apparatus therefor
JPH0729333B2 (ja) * 1986-03-28 1995-04-05 ソニー株式会社 樹脂ケ−スの製造方法
JPS63216718A (ja) * 1987-03-06 1988-09-09 Ooshita Sangyo Kk 二重クリツプの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08323795A (ja) 1996-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3079951B2 (ja) 樹脂成形組立品の製造金型
US6609903B2 (en) Apparatus for molding a connector
JP3079952B2 (ja) 樹脂成形組立品の製造方法
EP0732772B1 (en) Connector assembly with a retainer, a method for producing the same, and a molding die for producing the same
JP3147753B2 (ja) 樹脂成形組立品の製造金型および製造方法
US6699420B2 (en) Method of manufacturing a connector having rear holders
JP2001357955A (ja) 同一成形金型内においてのハウジングとリアホルダとの係合構造
JP3147752B2 (ja) コネクタの製造金型および製造方法
JP3225783B2 (ja) コネクタの製造方法
JP3147755B2 (ja) コネクタの製造金型および製造方法
JPH08250183A (ja) コネクタ
JP3175564B2 (ja) コネクタの製造金型および製造方法
US7056159B2 (en) Connector
JP3147751B2 (ja) コネクタの製造金型および製造方法
JP3013739B2 (ja) コネクタ
JP3147750B2 (ja) コネクタの製造方法、コネクタの製造用金型、樹脂成形品の製造方法およびこれに使用する金型
JPH08315896A (ja) リテーナ付きコネクタ及びその製造方法並びに成形金型
JP3206415B2 (ja) コネクタの製造金型および製造方法
JP3175565B2 (ja) コネクタの製造金型および製造方法
JP3099712B2 (ja) コネクタの製造方法、コネクタの製造用金型、樹脂成形品の製造方法およびこれに使用する金型
JPH08315943A (ja) コネクタの製造方法及び製造金型
JP3278039B2 (ja) コネクタ、その製造方法およびその製造用金型
JPH09102379A (ja) コネクタの製造方法、コネクタの製造用金型、樹脂成形品の製造方法およびこれに使用する金型
EP1110704A1 (en) Molding and tentatively retaining mold and method of molding and tentative retention
JP3094883B2 (ja) コネクタの製造方法および製造用金型

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080623

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130623

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140623

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term