JP2001357955A - 同一成形金型内においてのハウジングとリアホルダとの係合構造 - Google Patents

同一成形金型内においてのハウジングとリアホルダとの係合構造

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JP2001357955A
JP2001357955A JP2000181399A JP2000181399A JP2001357955A JP 2001357955 A JP2001357955 A JP 2001357955A JP 2000181399 A JP2000181399 A JP 2000181399A JP 2000181399 A JP2000181399 A JP 2000181399A JP 2001357955 A JP2001357955 A JP 2001357955A
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locking
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JP2000181399A
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Yoshihisa Kashiyama
誠久 樫山
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4361Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion
    • H01R13/4362Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion comprising a temporary and a final locking position

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアホルダをハウジングに確実に係合させ
る。また、リアホルダのスムーズな動作も確保する。 【解決手段】 同一成形金型内において成形され且つ係
合し合うハウジング2とリアホルダ3、4との係合構造
で、ハウジング2内に形成した端子収容室5に連通する
端子係止用の孔7と、リヤホルダ3、4が係止される仮
係止用のガイドレール8及び本係止用の突起9とを形成
する。また、リアホルダ3、4には、端子17に係合す
る端子係止突起16と、一対の翼部13、13とを形成
する。さらに、ガイドレール8と、リアホルダ位置決め
部分となるハウジング2の後端と、一対の翼部13、1
3の各先端と、端子係止突起16とには、各々テーパ1
1、12、15、18を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一成形金型内に
おいて成形され且つ係合し合うハウジングとリアホルダ
との係合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のハウジングとリアホルダは、特
開平8−336840号公報(出願番号:特願平7−3
19334号 発明の名称:樹脂成形組立品の製造金型
および製造方法)に開示されている。上記公報に開示さ
れたハウジングは、そのハウジングの前後方向の中程か
ら後端側にかけて前端側よりもほぼ一回り小さく外形が
形成されており、そこに断面視略コ字状に形成されたリ
アホルダ(上記公報中に記載されたリテーナに相当す
る。ハウジング内に収容される端子の抜け止めに寄与す
る部材である)が係合するようになっている。また、ハ
ウジング及びリアホルダは、そのリアホルダがハウジン
グに対して仮係止及び本係止されるように構成されてい
る。尚、リアホルダのハウジングに対する仮係止までが
成形金型内で行われるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
にあっては、同一の成形金型内において、ハウジングと
リアホルダとが同時に成形されることから、及び、形成
されるハウジングとリアホルダとの大きさが異なること
から、成形条件の範囲が狭く変形等の不具合を生じる恐
れがあった。
【0004】例えばリアホルダに変形が生じた場合に
は、そのリアホルダの係合に係る端部等がハウジングに
突き当たり、ハウジングとリアホルダの係合ができなく
なる恐れがあった。
【0005】また、リアホルダを仮係止状態から本係止
状態に移行させる際には、リアホルダにおける端子の抜
け止めに寄与する部分がハウジングの端子収容室内に係
入し難くなり、リアホルダのスムーズな動作を確保する
ことができなくなる恐れがあった。
【0006】本発明は、上述した事情に鑑みてなされる
もので、リアホルダをハウジングに確実に係合させると
ともに、リアホルダのスムーズな動作を確保する同一成
形金型内においてのハウジングとリアホルダとの係合構
造を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明の同一成形金型内におい
てのハウジングとリアホルダとの係合構造は、同一成形
金型内において成形され且つ係合し合うハウジングとリ
アホルダとの係合構造であって、前記ハウジング内に形
成した端子収容室に連通する端子係止用の孔と、前記リ
アホルダが係止される仮係止用のガイドレール及び本係
止用の突起とが形成され、前記リアホルダは、前記ハウ
ジングのほぼ一回り小さくなった部分に係合可能な断面
視略コ字状に形成されるとともに、前記孔に係入し前記
端子収容室内に収容される端子に係合する端子係止突起
と、前記ガイドレール及び前記突起が係入するガイド溝
を形成した一対の翼部とを有し、前記ガイドレールと前
記ハウジングの後端のリアホルダ位置決め部分と前記一
対の翼部の各先端とには、各々テーパが形成されること
を特徴としている。
【0008】請求項2記載の本発明の同一成形金型内に
おいてのハウジングとリアホルダとの係合構造は、請求
項1に記載の同一成形金型内においてのハウジングとリ
アホルダとの係合構造において、前記端子係止突起にも
テーパが形成されることを特徴としている。
【0009】請求項1に記載された本発明によれば、仮
にリアホルダが変形しても、形成された各テーパによっ
てリアホルダがハウジングに突き当たって止まってしま
うことなく正規の仮係止及び本係止の位置に案内され
る。ハウジングとリアホルダは確実に係合するようにな
る。
【0010】請求項2に記載された本発明によれば、端
子係止突起に形成されたテーパによって端子係止突起が
端子収容室内に係入し易くなる。リアホルダはスムーズ
に動作するようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。図1は本発明の同一成形金型内
においてのハウジングとリアホルダとの係合構造の一実
施の形態を示す分解斜視図である。また、図2はハウジ
ングにリアホルダが係合した状態の斜視図、図3はリア
ホルダの仮係止状態を示す断面図、図4はリアホルダの
本係止状態を示す断面図である。
【0012】図1又は図2において、引用符号1で示さ
れるコネクタは、矩形箱状のハウジング2と、このハウ
ジング2の上面と下面に対して係合取り付けされる断面
視略コ字状のリアホルダ3、4とを備えて構成されてい
る(ハウジング2とリアホルダ3、4は、後述する同一
成形金型で成形された合成樹脂製品である)。
【0013】ハウジング2は、前後方向に貫通する筒状
の端子収容室5を上段に二列、下段に四列有している。
上段の端子収容室5は、ハウジング2の左右の両側に形
成され、ハウジング2の中央には上下方向に可撓性を有
するロックアーム6が形成されている。また、ハウジン
グ2は、そのハウジング2の前後方向の中程あたりから
後端側部分が前端に比べてほぼ一回り外形が小さく形成
されている。そこにはリアホルダ3、4が係合するよう
になっている。
【0014】上記のほぼ一回り外形が小さく形成され細
くなった部分(以下、細くなった部分と略記する)に
は、それぞれ上方と下方に開口する端子係止用の孔7が
形成されている。各端子係止用の孔7は各端子収容室5
に連通するように形成されている。また、細くなった部
分の両側面には、リアホルダ3、4に対応する計四個の
畝状のガイドレール8(仮係止用のガイドレール)と同
じく計四個の小突起9(本係止用の突起)と左右一対の
突条10とが形成されている。ハウジング2の後端に
は、その側面側に傾斜するテーパ11が形成されてい
る。テーパ11は、リアホルダ3、4の係合を確実に行
うために形成されている。尚、ハウジング2の後端は、
特許請求の範囲に記載したリアホルダ位置決め部分に相
当するものとする。
【0015】ガイドレール8は、上記側面においてハウ
ジング2の前端に向かうにつれ上下方向中程に向かうよ
うに斜めに形成されている。また、ガイドレール8に
は、その長手方向に沿ってテーパ12が形成されてい
る。テーパ12は、リアホルダ3、4の係合側に形成さ
れており、リアホルダ3、4の係合が確実に行われるよ
うに形成されている(リアホルダ3、4の仮係止がスム
ーズに行われる)。
【0016】小突起9は、ガイドレール8の延長線上前
方に形成されている。突条10は、ガイドレール8及び
小突起9よりも内側に形成されており、これらの傾斜と
平行であってハウジング2の前端部分と同じ幅でV字状
に突出形成されている。
【0017】リアホルダ3、4は、全体として概ね対称
に形成されている。また、リアホルダ3、4は、それぞ
れ一対の翼部13、13を有しており、断面視略コ字状
の開口(開放側)をそれぞれハウジング2の側に向けて
近接させると各一対の翼部13、13がハウジング2の
細くなった部分を両側から挟み込むようになるように形
成されている。翼部13は、突条10に沿うように斜め
に形成されている。また、翼部13には、ガイドレール
8及び小突起9が係入するガイド溝14が形成されてい
る。ガイド溝14は、ガイドレール8及び小突起9の傾
斜に対応して形成されている。翼部13、13の先端内
側には、テーパ15が形成されている。テーパ15が形
成されることで、翼部13、13がハウジング2に突き
当たり係合不能になることはなく、リアホルダ3、4が
確実にハウジング2に対して係合するようになる。
【0018】尚、リアホルダ3、4は、ハウジング2の
細くなった部分よりも短く形成されている。従って、リ
アホルダ3、4をハウジング2を上面側及び下面側から
挟み込むようにして係合させた場合には、ガイドレール
8がガイド溝14に入り込んでリアホルダ3、4を各々
ハウジング2の前後方向にスライドさせることが可能に
なる。一方、リアホルダ3、4は、その翼部13、13
が斜めに形成されていることから、前後に移動しつつリ
アホルダ3、4が各々ハウジング2に対して近接したり
離れたりするようになる。そして、移動範囲においての
前端では小突起9がガイド溝14に係入するようにな
る。
【0019】一方、リアホルダ3、4は、ハウジング2
に対面する内面側に端子係止用の孔7に対して進入可能
な端子係止突起16を有している。端子係止突起16は
リアホルダ3において二つ、リアホルダ4においては四
つ形成されている。端子係止突起16は、端子収容室5
内に装着された端子17(図3及び図4参照)を係止し
て抜け止めを図るようになっており、前方に向かうほど
突出する楔形に形成されている。また、端子係止突起1
6は、リアホルダ3、4が各々ハウジング2に対して近
接すると端子係止用の孔7を介して端子収容室5内に係
入するようになっている。その先端両側にはテーパ1
8、18が形成されている。テーパ18、18を形成す
ることで端子係止突起16が端子収容室5内に係入し易
くなり、リアホルダ3、4がスムーズに動作するように
なる。尚、端子17(図3及び図4参照)が途中挿入状
態(完全に挿入されない状態)にある時には、端子17
(図3及び図4参照)の端面に当接して正規の挿入位置
に移動させるように作用する。
【0020】引用符号19は翼部13、13の付け根部
分に形成される切り欠きであり、翼部13、13の基端
部分を撓みやすくするために形成されている。
【0021】上記構成において、図3及び図4を参照し
ながら端子17の係止状態について説明する。なおここ
で、ハウジング2の端子収容室5の底面には、可撓性を
有する端子係止用のランス20が一体に形成されている
ものとする。端子17が端子収容室5内に挿入される
と、ランス20上面に形成された突起21が端子17の
底面に形成された図示しない係止孔に入り込んで端子1
7を係止する(一次係止)。このとき、リアホルダ3、
4は移動範囲における後端に位置する。また、端子係止
突起16は端子収容室5に入らないところに位置する。
【0022】次に、リアホルダ3、4をハウジング2の
前端に向けて移動させると、リアホルダ3、4がハウジ
ング2に近づき、端子係止突起16が端子係止用の孔7
を介して端子収容室5内に係入する。端子係止突起16
は端子17の抜け方向の移動を規制する。これにより端
子17は二重に係止される(二次係止)。端子係止突起
16には、テーパ18、18が形成されていることか
ら、リアホルダ3、4がスムーズに動作する。尚、リア
ホルダ3、4がハウジング2の後端位置にあるときを仮
係止状態と呼び、前端位置にあるときを本係止状態と呼
ぶことにする。
【0023】以上説明したコネクタ1は、その構成部材
であるハウジング2とリアホルダ3、4が同一成形金型
内で成形されるようになっている。また、リアホルダ
3、4がハウジング2に対して仮係止状態になるまでを
上記同一成形金型内で行うように構成されている。
【0024】図5は上記コネクタ1のハウジング2及び
リアホルダ3、4を製造する成形金型のうち可動型を正
面から見た状態の正面図である。その成形金型は、同図
に示す可動型30と図面の紙面上手前側に位置する固定
型31とが一組となって構成されている。
【0025】可動型30は、図に示されるように、上下
にスライド可能であって内面側にハウジング2を成形可
能なハウジング成形型(スライドピン)32、32と、
このハウジング成形型32、32の左方と右方とで水平
方向にスライドするリアホルダ成形型(アセンブリスラ
イドピン)33、33とを備えている。リアホルダ成形
型33、33とハウジング成形型32、32の側面との
間には、固定型31の一部が進入できるように構成され
ており、固定型31とリアホルダ成形型33、33との
間でリアホルダ3、4が成形されるようになっている。
【0026】尚、本形態においては、可動型30にスラ
イドピンであるハウジング成形型32とリアホルダ成形
型33とを保持しているが、固定型31側に保持させて
も当然によいものとする。
【0027】図6〜図8は可動型30におけるスライド
ピンの移動の様子を概略図により示している。尚、同図
はあくまで概略を示すものであり、細部まで詳細に対応
させているものではない。これらのハウジング成形型3
2、32とリアホルダ成形型33、33は、互いに可動
型30の中央のコア部分に対して近接及び離反するよう
にスライドし、また、ハウジング成形型32、32は、
図9及び図10に示されるように、固定型31から可動
型30の側に向けて斜めに突き出るように形成されたア
ンギュラピン34、34を挿通可能とする斜めの貫通孔
35、35を有しており、型締及び型開きの際に固定型
31と可動型30とが相対的に近接及び離反するとハウ
ジング成形型32、32同士が近接及び離反するように
なっている。
【0028】ハウジング成形型32、32は内面側にて
ハウジング2を成形し、図11に示されるように、その
一部がリアホルダ3、4の奥側面を形成するように平板
状となって延設されている。従って、両方のハウジング
成形型32、32が閉じ合っているときには、リアホル
ダ3、4が奥の側からハウジング成形型32、32に接
触しているものの、ハウジング成形型32、32が開い
たときには、図12に示されるようにリアホルダ3、4
が奥の側においてもハウジング成形型32、32と接触
しなくなる。即ち、リアホルダ3、4は、周囲の壁面か
ら浮いた状態になる。
【0029】リアホルダ成形型33、33は、図13に
示されるように、固定型31側から突出して先端に斜め
の傾斜面を有するリセット用駆動ロッド36と、図示し
ない押し出しピン側から突出して先端に上記リセット用
駆動ロッド36と反対の側に傾斜する傾斜面を有する係
合用駆動ロッド37とがそれぞれリアホルダ成形型33
の端部に形成された傾斜面を有するカム部38に対して
摺接可能となっており、タイミングを異ならせて両駆動
ロッド36、37が押し出されることによって、リアホ
ルダ成形型33が往復駆動されるようになっている。
【0030】上記構成からなる成形金型を使用して上記
構成のコネクタ1を製造する方法を説明する。当初、可
動型30においては、ハウジング成形型32、32が互
いに近接して密着し、さらに、その両側でリアホルダ成
形型33、33は、リアホルダ空間を形成する位置で待
機するようになっている。また、固定型31は、可動型
30の前面に密着して端子収容室5の内部とリアホルダ
3、4の内側面の部分に突出した状態となっている。
尚、この突出部分は図7において二点鎖線で概略的に示
されている。
【0031】上記成形金型内に溶融樹脂を充填すると、
その溶融樹脂は固定型31と可動型30との間(図6参
照)で固化する。そして固化後、固定型31と可動型3
0とを型開きすると、アンギュラピン34がハウジング
成形型32の貫通孔35から抜け出るのに伴って、図7
及び図10に示されるように、ハウジング成形型32、
32が相互に開く。ハウジング成形型32、32が相互
に開くと、図11及び図12に示されるように、リアホ
ルダ3、4は奥の側において接触していたハウジング成
形型32、32と接触しなくなって、奥側の壁面から浮
いた状態になる。
【0032】尚、このときハウジング成形型32とリア
ホルダ成形型33にて型開き方向と直角方向に形成され
る凹凸がこれらのスライドピンと係合することになるか
ら、ハウジング2とリアホルダ3、4が可動型30側に
保持される(図7参照)。
【0033】固定型31と可動型30との型開き時に、
傾斜したアンギュラピン34と貫通孔35との摺動動作
でハウジング成形型32、32が開くと、ハウジング2
は上下左右の四面と前面とが解放される。一方、固定型
31が可動型30から抜かれると、リアホルダ成形型3
3、33に残されたリアホルダ3とリアホルダ4の内側
面が完全に露出し、ハウジング2を挟み込むようにして
左右両側にリアホルダ3、4が対面して保持される。
【0034】この後、押し出しピンを駆動すると係合用
駆動ロッド37の先端の傾斜面がリアホルダ成形型33
のカム部38の傾斜面を摺動し、各リアホルダ成形型3
3、33はハウジング2の側に向けて移動する。ここに
おいて、それぞれのリアホルダ3、4は、図8に示され
るように、リアホルダ成形型33、33に保持されたま
まコ字状の開口側からハウジング2の上面と下面とに押
し付けられる。
【0035】尚、リアホルダ3、4が移動するとき、リ
アホルダ3、4は周囲の壁面から浮いて非接触で移動す
る(図12参照)。これにより、リアホルダ3、4から
削りかすが発生することなくハウジング2まで運ばれ
る。成形金型内に削りかすなどのゴミが残されないの
で、後に成形されるリアホルダ3、4の成形精度が向上
する。
【0036】リアホルダ3、4が移動し、それぞれの左
右の翼部13、13がハウジング2の細くなった部分を
挟み込むようにして近接していくと、翼部13の先端が
ハウジング2の後端及びガイドレール8に対して順に当
接することになる。テーパ18と、テーパ11及びテー
パ12とが形成されていることから、翼部13はハウジ
ング2の後端及びガイドレール8を容易に乗り越える。
そして、ガイドレール8が係入するように翼部13のガ
イド溝14がはまり込むとリアホルダ3、4はハウジン
グ2に対して係合する(仮係止状態)。これにより、成
形金型内での組立が完了する。押し出しピンの駆動に伴
って組立が完了し、さらに押し出しピンが駆動されると
ハウジング2はリアホルダ3、4を組み付けたまま可動
型30から取り外される。
【0037】このように、スライド可能なハウジング成
形型32、32とリアホルダ成形型33、33とからな
る可動型30と、これと対となる固定型31とによって
ハウジング2とリアホルダ3、4とを同時に樹脂成形
し、固定型31と可動型30との型開き時にハウジング
成形型32、32を開いて互いに組み付けられるハウジ
ング2とリアホルダ3、4との間に空間を形成するとと
もに、左右両側からリアホルダ成形型33、33にてそ
れぞれのリアホルダ3、4を保持しながらハウジング2
に向けて押しつけていくことにより、ハウジング2とリ
アホルダ3、4とが組み立てられる。そして、仮にリア
ホルダ3、4に成形による変形が生じたとしても、各テ
ーパ11、12、18によってハウジング2とリアホル
ダ3、4との係合が確実に行われる。
【0038】尚、本形態においては、ハウジング成形型
32とリアホルダ成形型33の移動を固定型31と可動
型30との移動と押し出しピンの移動に伴って機構的に
連結した構造で行っているが、油圧や空気圧による駆動
や、モータによる駆動で行うこともできる。また、各樹
脂成形品の間の空間の形成については、型開きとスライ
ドピンの直線的な移動だけにとどまらず、二次元的、三
次元的な駆動によって行うこともできる。さらに、複数
のスライドピンが共同して樹脂成形品を移動させるよう
にしても良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、ガイドレールと、ハウジングの後
端のリアホルダ位置決め部分と、一対の翼部の各先端
と、に各々テーパを形成していることから、仮にリアホ
ルダに変形が生じたとしても、ハウジングとリアホルダ
との係合を確実に行うことができるようになる。
【0040】請求項2に記載された本発明によれば、端
子係止突起にテーパを形成していることから、端子係止
突起が端子収容室内に係入し易くなり、リアホルダをス
ムーズに動作させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による同一成形金型内においてのハウジ
ングとリアホルダとの係合構造の一実施の形態を示す分
解斜視図である。
【図2】ハウジングにリアホルダが係合した状態の斜視
図である。
【図3】リアホルダの仮係止状態を示す断面図である。
【図4】リアホルダの本係止状態を示す断面図である。
【図5】ハウジング及びリアホルダを成形する成形金型
のうちの可動型の正面図である。
【図6】ハウジング及びリアホルダを成形する際の成形
金型の状態を示す概略図である。
【図7】可動型のハウジング成形型を開いた状態を示す
概略図である。
【図8】可動型のリアホルダ成形型にてリアホルダをハ
ウジングに係合させる状態を示す概略図である。
【図9】ハウジング成形型が閉じている状態を示す固定
型と可動型の概略断面図である。
【図10】ハウジング成形型が開いている状態を示す固
定型と可動型の概略断面図である。
【図11】ハウジング成形型の移動前の位置を示す可動
型の概略断面図である。
【図12】ハウジング成形型の移動後の位置を示す可動
型の概略断面図である。
【図13】リアホルダ成形型の駆動方法を示す概略斜視
図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 ハウジング 3、4 リアホルダ 5 端子収容室 7 端子係止用の孔 8 ガイドレール 9 小突起(突起) 11、12、15、18 テーパ 13 翼部 14 ガイド溝 16 端子係止突起 17 端子 30 可動型 31 固定型 32 ハウジング成形型 33 リアホルダ成形型

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一成形金型内において成形され且つ係
    合し合うハウジングとリアホルダとの係合構造であっ
    て、 前記ハウジング内に形成した端子収容室に連通する端子
    係止用の孔と、前記リアホルダが係止される仮係止用の
    ガイドレール及び本係止用の突起とが形成され、 前記リアホルダは、前記ハウジングのほぼ一回り小さく
    なった部分に係合可能な断面視略コ字状に形成されると
    ともに、前記孔に係入し前記端子収容室内に収容される
    端子に係合する端子係止突起と、前記ガイドレール及び
    前記突起が係入するガイド溝を形成した一対の翼部とを
    有し、 前記ガイドレールと前記ハウジングの後端のリアホルダ
    位置決め部分と前記一対の翼部の各先端とには、各々テ
    ーパが形成されることを特徴とする同一成形金型内にお
    いてのハウジングとリアホルダとの係合構造。
  2. 【請求項2】 前記端子係止突起にもテーパが形成され
    ることを特徴とする請求項1に記載の同一成形金型内に
    おいてのハウジングとリアホルダとの係合構造。
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