JP3685045B2 - ジャンクションボックス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用ワイヤハーネスに接続するジャンクションボックスに関し、特に、回路数が増大しても薄型化および小型化を図れるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、自動車に搭載される電装品の急増に伴い、ジャンクションボックスの内部に収容される回路が急増し、高密度で分岐回路を形成するために、部品点数が非常に多くなり、組み立て手数も非常にかかるようになっている。
【0003】
上記ジャンクションボックスの薄型化を図ると共に、回路変更にも容易に対応でき、かつ、組立手数の軽減を図るものとして、本出願人は先に図13に示す如きジャンクションボックス1を特願2000−112691号で提案している。
【0004】
上記ジャンクションボックス1は、コネクタ接続回路部(ベース回路部)、ヒューズ接続回路部、リレー接続回路部を分割して、コネクタモジュール2、ヒューズモジュール3、リレーモジュール4として別個に設け、これらモジュール2、3、4をロアケース5とアッパーケース6とからなるケース内部に組み込んでいる。
上記各モジュール2、3、4はいずれも絶縁基板2a、3a、4a上にバスバー2b、3b、4bを加締め固着した構成とし、これらバスバー2b、3b、4bを絶縁基板2a、3a、4aの周縁より突出させて互いに溶接で接続した構成としている。
【0005】
ジャンクションボックスを上記のように、コネクタモジュール、ヒューズモジュール、リレーモジュールと分割すると、コネクタ接続回路、ヒューズ接続回路、リレー接続回路が分割されるため、バスバーのタブが重なることはなく、よって、バスバーの多層化が抑制され、ジャンクションボックスを薄型化することができる。かつ、各バスバーの回路取り回しも簡単となるため、夫々のバスバー面積が縮小でき、その結果、バスバーを分割しても、全体としてのバスバー面積を縮小でき、ジャンクションボックスの面積増大も抑制することができる。
さらに、各コネクタ回路、ヒューズ回路、リレー回路に仕様変更があれば、これら対応するモジュールのみを変更すればよく、仕様変更に容易に対応することができ、回路変更に容易に対応することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ジャンクションボックス内の回路をコネクタ接続回路、ヒューズ接続回路、リレー接続回路に分割して、それぞれモジュール化しておくと、上記のように大きなメリットがある。
しかしながら、モジュール間の電気接続は、コネクタモジュールのバスバーにヒューズモジュール、リレーモジュールのバスバー同士を溶接して接続しているため、溶接箇所が非常に多くなり、作業手数がかかる問題がある。
【0007】
さらに、回路形状によっては、同一層に形成することができず、そのため、バスバー層の積層枚数が増加する問題もある。
即ち、図14(A)に示すように、コネクタモジュール2のコネクタ7Aと7Bに接続するコネクタ回路C1とC2があり、回路C1とC2とを、側面配置のヒューズモジュールのヒューズ8に接続する場合、コネクタモジュール2のコネクタ回路C1とC2とは別の層にしないと配索できず、層数が増加することとなる。
【0008】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、溶接箇所を減少させ、作業性を向上させると共に、バスバーの構成を簡単にし、ジャンクションボックスの小型化を図るものである。
【0009】
上記課題を解決するため、本発明は、自動車に搭載するジャンクションボックスのケース内に設ける内部回路のうち、ヒューズに接続されるヒューズ接続用のバスバーと、リレーに接続されるリレー接続用のバスバーは分割し、上記ヒューズ接続用のバスバーを絶縁基板に固定した回路板を備えたヒューズモジュールと、上記リレー接続用のバスバーを絶縁基板に固定した回路板を備えたリレーモジュールを設けて、ケース内部に収容しているジャンクションボックスにおいて、
上記リレーモジュールとヒューズモジュールとは上下に配置し、
上記ヒューズモジュールの一部のバスバーは、一端をヒューズの端子と接続させると共に他端にタブを設け、
上記リレーモジュールの一部のバスバーは、一端をリレーの端子と接続すると共に他端にタブを設け、
上記ヒューズモジュールのバスバーのタブとリレーモジュールのバスバーのタブとを上下に対向させ、いずれか一方のタブに圧接スロットを設けて、他方のタブを圧接スロットに圧入して直接接続していることを特徴とするジャンクションボックスを提供している。
【0010】
上記のように、本発明では、リレーモジュールとヒューズモジュール間の回路接続をバスバー同士の溶接に代え、上記各モジュールのバスバーのいずれか一方のタブに圧接スロットを設けて、圧接接続させて行うことにより、加工工数が削減され、モジュール間の回路接続作業を簡単なものとすることができる。かつ、溶接箇所を大幅に減少させることができるため、溶接時に発生する熱ひずみによるバスバーの反りの発生を防止することができる。
【0011】
上記ヒューズモジュールはボックスの一側部に配置すると共に、上記リレーモジュールをヒューズモジュールの上方でボックスの上部に配置し、上記リレーモジュールのバスバーの下向きタブに圧接スロットを設ける一方、上記ヒューズモジュールのバスバーの上向きタブを上記圧接スロットに圧入して圧接接続している。
【0012】
このように、リレーモジュールとヒューズモジュールを上下に積層することで、配置効率が向上しジャンクションボックスの小型化を図ることができる。また、圧接スロットによる接続であるため、容易に回路変更にも対応でき、作業性も改善することができる。
【0013】
コネクタに接続する導体を絶縁基板に固定した回路板を複数枚積層して備えたコネクタモジュールを設け、
上記コネクタモジュールは導体として平行配線した電線と、該電線と直交方向に平行配線する短冊状のバスバーとから構成し、これらクロス配線される電線とバスバーとを所要交差位置で溶接接続して所要の回路を形成し、
上記コネクタモジュールの側方に隣接して上記ヒューズモジュールおよびリレーモジュールを配置し、
上記コネクタモジュールのバスバーの端部を、上記ヒューズモジュールおよびリレーモジュールの互いに圧接接続する以外のバスバーの端部と溶接接続し、
あるいは上記コネクタモジュールの電線を、上記ヒューズモジュールおよびリレーモジュールのいに圧接接続する以外のバスバーの端部に設けたタブの圧接スロットに圧接接続させている。
【0014】
上記のように、コネクタモジュールの回路を、短冊状のバスバーと電線とを用い、これらバスバーと電線とをクロス配線し、所要の交差位置で接続して、所要の回路を形成している。このように、バスバーは短冊状としているため、バスバー回路形状に応じて導電性金属板を打抜加工する必要がなく、導電性金属板のロスは殆どなく歩留まりを大幅に向上させることができる。また、回路変更が生じると接続する交差位置を変えるだけで対応でき、導電材自体を変更する必要はないため、回路変更に容易に対応でき、大幅なコストダウンを図ることができる。さらに、コネクタモジュールでは、バスバーに代わり電線を用いた配線としているため、ジャンクションボックスの重量を軽くすることができる。
【0015】
上記リレーモジュールは基板上にリレーの端子と夫々接続するバスバーを固定しており、これらバスバーに設けた穴にリレーの端子を挿入して半田接続していると共に他端に圧接スロットを設けたタブを形成している。
【0016】
これにより、溶接接続箇所を大幅に減らすことができ、加工工数が削減され、作業性を改善することができる。また圧接による接続であるため、容易に回路変更にも対応できる。
【0017】
上記電線として裸線を用いると、バスバーとの接続位置で絶縁被覆の皮剥ぎを行う必要がなく好ましいが、芯線を絶縁被覆している通常の電線を用いることも可能である。
また、上記裸線とバスバーとの接続は、絶縁基板に設けた開口を通して抵抗溶接することが作業上、最も好ましいが、半田付けでも良いし、超音波溶接、レザー溶接でもよい。
【0018】
上記ジャンクションボックスでは、コネクタモジュール、ヒューズモジュール、リレーモジュールをアッパーケース、ロアケース、サイドケースとに組みつけた状態において、コネクタモジュールのコネクタ接続部はロアケースに設けたコネクタ収容部およびサイドケースに設けたコネクタ収容部に位置させ、ヒューズ取付部はアッパーケースとロアケースとの間の側面開口に位置させ、リレー取付部はアッパーケースの上面に形成した開口に位置させている。また、電子制御ユニット(ECU)を収容する場合には、コネクタモジュールの上方に配置し、アッパーケース内に収容している。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は自動車用ワイヤハーネスに接続されるジャンクションボックス10を構成する部品の分解斜視図を示し、図2乃至図4は組みつけ状態の断面図を示す。
【0020】
図1中、11はコネクタモジュール、12はヒューズモジュール、13はリレーモジュール、14はロアケース、15はアッパーケース、16は中間ケース、17,18はサイドケース、19は電子制御ユニットである。
【0021】
上記各部品は、ロアケース14上に、コネクタモジュール11、中間ケース16、電子制御ユニット19を順次配置してアッパーケース15、サイドケース17、18を被せて組みつけている。上記コネクタモジュール11の一側上方にリレーモジュール13を配置して、該リレーモジュール13のリレー40をアッパーケース15の一側に設けた開口15aに露出させている。また、コネクタモジュール11の一側端にヒューズモジュール12を組みつけて、ロアケース14とアッパーケース15との間の側面開口に露出させている。
上記サイドケース17、18にはそれぞれ一列状態でコネクタ収容部17a、18aを設けている。
【0022】
上記コネクタモジュール11は、図5に示すように、絶縁樹脂製の薄板からなる絶縁基板20の一面(図中、下面)に上記電線として銅単芯線からなる単芯線(裸線)21を一定ピッチでX方向に平行配線すると共に、絶縁基板20の他面(上面)に短冊状とした細長いバスバー22を一定ピッチでY方向に配向配索している。よって、裸線21とバスバー22とは絶縁基板20を介してクロス配線された状態となっている。
【0023】
上記絶縁基板20には、図5(B)に示すように、単芯線21とバスバー22との所要の交差位置に開口20aを予め設けている。この開口20aに相当する位置のバスバー22に単芯線21を撓ませて、開口20aを介してバスバー22と単芯線21とを接合させ、この状態で抵抗溶接して、単芯線21とバスバー22とで所要回路を形成している。
【0024】
上記絶縁基板20を挟んで単芯線21とバスバー22とを配線して、所要位置で接続させた構成の回路板100(100A〜100C)を、図6に示すように、絶縁樹脂からなる絶縁板25を介して上下に3層で積層している。
また、コネクタモジュール11には、上記1層目の回路板100Aの下部の最下層に、絶縁板25を介して、図4(B)に示す如き、従来と同様の回路形状に導電性金属板を打ち抜き加工して形成したバスバー26を配置している。このバスバー26の一端には、図1に示すように、単芯線21と同一方向に並設したヒューズ接続用の複数の圧接端子26aを形成している。これら圧接端子26aは絶縁板の端縁より突出させ、ヒューズの端子と圧接接続させるために圧接刃26bを形成している。
【0025】
上記3枚の回路板100には、その絶縁基板20の幅方向両側端よりバスバー22を突出させ、この突出させた先端を屈折させてL形状に屈折させたタブ22aを設け、これらのタブ22aをサイドケース17、18のコネクタ収容部17a、18aに突出させている。
【0026】
上記3層の回路体100(100A〜100C)は図7に示す方法で形成している。
即ち、絶縁基板20の一面に突設したリブ(図示せず)をバスバー22の穿設した孔に挿入後に加締めて、絶縁基板20にバスバー22を平行に固着する。
ついで、3枚の絶縁基板20を所要の隙間をあけて一列に並べる。其の際、隣接するバスバー固着面を逆向きとして、交互に向きを変えている。
ついで、単芯線21を絶縁基板20の他面に連続して平行配線していく。その際、上記のようにバスバー固着面を交互に逆としているため、単芯線21も回路体100Aでは上面に、次ぎの回路体100Bでは下面に、さらに、回路体100Cでは上面と交互に向きを変えて連続配線している。一列に並べた絶縁基板20の間には隙間を設けているため、この隙間部分では単芯線21のみが並列に配線された状態としている。また、単芯線21の両端はそれぞれ絶縁基板20の先端より突出させている。
ついで、絶縁基板20の開口20aを通してバスバー22と単芯線21とを抵抗溶接している。このようにして、3枚の回路体100A〜100Cにおいて、それぞれ、バスバー22と単芯線21とを接続して所要回路を形成している。
その後、絶縁基板20の間の隙間に配線された単芯線21を屈曲させて、図7の矢印で示す方向に折り曲げて、回路体100A〜100Cを積層状態としている。
なお、上記連続布線した電線の非導通部分は積層後、あるいは、積層前に切除している。
【0027】
積層状態では、絶縁基板20を挟んで下面に単芯線21、上面にバスバー22が配置された回路体100となる。隣接する回路体100Aと100B…は、単芯線21とバスバー22とが対向するため、その間に絶縁板25を介在させている。
【0028】
コネクタモジュール11では、上記のように、一側端(図1中において左端)の最下端にヒューズ接続用の圧接端子26aが並列状態で突出し、ロアケース14への組みつけ時には、該ロアケース14の左端に形成した仕切り部14bに上記圧接端子26aを配置して位置決め保持している。この圧接端子26aの上部には、上記連続配線した各回路板100の単芯線21が位置している。
【0029】
ヒューズモジュール12は、ボックスの一側部(コネクタモジュール11の左端側)に配置し、図8に示すように、多数のヒューズ収容部31(31a、31b)を横方向に並設していると共に上下2段に形成した基板30を備えている。
【0030】
上記基板30の内部には、図9に示すように、上段の各ヒューズ収容部31a内にそれぞれ突出させる電源側と負荷側の一対の圧接端子と、下段の各ヒューズ収容部31b内に突出させる負荷側の圧接端子とを一端に形成したバスバー33をモールドしている。これらのバスバー33はL形状として、その一端をヒューズ収容部31a、31b内に突出すると共に、他端を上記単芯線21の上面へと突出させ、これら両端に圧接スロット33a、33bを設けている。
【0031】
上記単芯線21の上面へと突出した圧接スロット33bで単芯線21を圧接接続させる一方、ヒューズ収容部31a、31b内に突出させた圧接スロット33aでヒューズ端子を圧接接続させるようにしている。下段のヒューズ収容部31bでは、電源側の圧接端子は前記バスバーの圧接端子26aからなる。
【0032】
上記ヒューズモジュール12にはヒューズ35を各ヒューズ収容部31a、31bに挿入し、ヒューズ35の一対の端子35a、35bを上記圧接スロット33a、あるいは最下層のバスバー26の圧接端子26a内に圧入して圧接接続させている。
【0033】
また、ヒューズモジュール12には、ヒューズの端子と接続させるバスバー33の他端にタブを設けている。さらに、バスバー33の一部は下記のようにリレーモジュール13のバスバー41と直接圧接接続させている。
即ち、上記ヒューズモジュール12のヒューズの端子と接続するバスバー33の他端には、上向きタブ33cを設け、リレーモジュール13側に屈折させている。図10及び図12(A)に示すように、その先端33cと、リレーモジュール13のリレーの端子と接続するバスバー41の他端にヒューズモジュール12側に屈折させて設けた下向きタブ41cの圧接スロット41dとを直接圧接接続させている。
【0034】
上記リレーモジュール13は、図11、図12に示すように、基板42内にバスバー41をモールドしており、リレー40の本体部を基板42の表面に載置し、リレー40の端子40aを基板42およびバスバー41に形成した開口42a、41aに挿入し、半田43で溶接した基板直つけタイプとしている。
上記リレー40の端子40aと溶接したバスバー41の他端側は屈折させて、その先端に圧接スロット41bを設けたタブを形成し、該圧接スロット41bを上記単芯線21に圧接接続させている。また、バスバー41の一部は前記のようにヒューズモジュール12のバスバー33と直接圧接接続させている。
【0035】
上記電子制御ユニット19は、基板50の下面に電子部品51を搭載しており、中間ケース16の四隅より突設した支柱53上に載置し、支柱53の上面と基板50とに連通させるように設けたネジ孔53a、50aにネジ54をネジこんで固定している。この状態で、電子部品51は基板50と中間ケース16との間の空間に位置される。
上記基板50にプリント印刷した導体を一端縁に並設させ、垂直方向の縦バスバー状の中継端子56の上端と上記導体とをECUコネクタを介して、またはコネクタを介さずに直接に接続すると共に、該中継端子56の下端に圧接スロットを形成し、コネクタモジュール11の単芯線21と圧接接続させている。
【0036】
上記部品からなるジャンクションボックス10では、前記のように、ロアケース14上に、コネクタモジュール11、中間ケース16、電子制御ユニット19を順次配置し、電子制御ユニット19の導体を中継端子56を介してコネクタモジュール11の単芯線21と圧接接続させている。また、コネクタモジュール11の一側部にヒューズモジュール12を組みつけて、そのバスバー33の一端の圧接スロットをコネクタモジュール11の単芯線21に圧接接続させ、かつ、上部にリレーモジュール13を組みつけて、そのバスバー41の圧接スロットをコネクタモジュール11の単芯線21と圧接接続させている。また、コネクタモジュール11のバスバーとヒューズモジュール12およびリレーモジュール13のバスバーとは溶接接続している。
【0037】
上記構成からなるジャンクションボックス10では、まず、リレーモジュール13とヒューズモジュール12間の回路接続をバスバー同士の溶接に代え、バスバー33のタブ33cを、バスバー41のタブ41cの圧接スロット41dに圧入して圧接接続させている。これにより、加工工数が削減され、モジュール間の回路接続作業を簡単なものとすることができる。かつ、溶接箇所を大幅に減少させることができるため、作業性を改善することができる。
【0038】
また、コネクタモジュール11の導体を短冊状のバスバー22と単芯線21とでクロス配線し、所要の交差位置で溶接して形成しているため、従来のようにバスバーを回路形状に対応させて金属板を打ち抜く必要はなく、よって、バスバー材となる金属板の歩留まりを大幅に改善できる。また、バスバー22と単芯線21との溶接位置を変えるだけで簡単に回路変更することができる。
【0039】
さらに、図14(B)に示すように、コネクタモジュール11の回路C1を両側のコネクタ7A’と7B’との接続すると共に、その間にヒューズ35と接続する場合、同様な回路C2が存在しても、コネクタモジュール11の導体を短冊形状のバスバー22で形成し、これらバスバー22を絶縁基板20を介して直交方向の単芯線21と接続し、該単芯線をヒューズ35と接続しているため、1枚の回路体で回路を形成することができ、積層数を低減して薄型化を図ることができる。
【0040】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明のジャンクションボックスによれば、リレーモジュールとヒューズモジュール間の回路接続をバスバー同士の溶接に代え、上記各モジュールのバスバーのいずれか一方のタブに圧接スロットを設けて、圧接接続させて行うことにより、加工工数が削減され、モジュール間の回路接続作業を簡単なものとすることができる。かつ、溶接箇所を大幅に減少させることができるため、作業性を改善することができると共に、溶接時に発生する熱ひずみによるバスバーの反りの発生を防止することができる。
【0041】
しかも、リレーモジュールとヒューズモジュールを上下に積層することで、配置効率が向上しジャンクションボックスの小型化を図ることができると共に、上記両モジュールは、圧接スロットによる接続であるため、容易に回路変更にも対応できる。
【0042】
また、コネクタモジュール、ヒューズモジュール、リレーモジュールのいずれかが仕様変更になると、該当するモジュールのみを変更すれはよく、ジャンクションボックスの全体的な構成を変更する必要がないため、迅速かつ安価に仕様変更に対応させることができる。
【0043】
さらに、最も回路数が多く、且つ、回路変更も多いコネクタモジュールでは、導体として、電線(単芯線)と短冊形状のバスバーとを用いてクロス配置し、交差位置で溶接して回路を形成しているため、バスバーは短冊形状のものを使用でき、大幅なコストダウンを図ることができると共に、電線(単芯線)との接続位置を変えるだけで回路変更に容易に対応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のジャンクションボックスの概略分解斜視図である。
【図2】 ジャンクションボックスを組み立てた状態での断面図である。
【図3】 図2のIII−III線断面図である。
【図4】 (A)は図2のIV−IV線断面図、(B)は最下層のバスバーを示す平面図である。
【図5】 コネクタモジュールを示し、(A)は概略斜視図、(B)は要部拡大断面図である。
【図6】 コネクタモジュール全体の概略断面図である。
【図7】 コネクタモジュールの形成方法を示す説明図である。
【図8】 ジャンクションボックスのヒューズモジュール取付側の側面図である。
【図9】 (A)はヒューズモジュール取付部の部分断面図、(B)は概略分解斜視図である。
【図10】 (A)、(B)はリレーモジュールのバスバーとヒューズモジュールのバスバーとの接続状態を示す斜視図である。
【図11】 リレーモジュール取付部分を示す平面図である。
【図12】 (A)はリレーモジュール取付部分の断面図、(B)はリレーモジュールにおけるリレーとバスバーの接続状態を示す概略断面図、(C)はリレーモジュールのバスバーと電線との接続状態を示す斜視図である。
【図13】 従来のジャンクションボックスの分解斜視図である。
【図14】 (A)(B)は従来例と本発明とを比較して示す説明図である。
【符号の説明】
10 ジャンクションボックス
11 コネクタモジュール
12 ヒューズモジュール
13 リレーモジュール
14 ロアケース
15 アッパーケース
16 中間ケース
17,18 サイドケース
19 電子制御ユニット
20 絶縁基板
21 単芯線
22 バスバー
33、41 バスバー
33a、33b 圧接スロット
41b、41d 圧接スロット
35 ヒューズ
40 リレー
100(100A〜100C) 回路体

Claims (4)

  1. 自動車に搭載するジャンクションボックスのケース内に設ける内部回路のうち、ヒューズに接続されるヒューズ接続用のバスバーと、リレーに接続されるリレー接続用のバスバーは分割し、上記ヒューズ接続用のバスバーを基板に固定した回路板を備えたヒューズモジュールと、上記リレー接続用のバスバーを基板に固定した回路板を備えたリレーモジュールを設けて、ケース内部に収容しているジャンクションボックスにおいて、
    上記リレーモジュールとヒューズモジュールとは上下に配置し、
    上記ヒューズモジュールの一部のバスバーは、一端をヒューズの端子と接続させると共に他端にタブを設け、
    上記リレーモジュールの一部のバスバーは、一端をリレーの端子と接続すると共に他端にタブを設け、
    上記ヒューズモジュールのバスバーのタブとリレーモジュールのバスバーのタブとを上下に対向させ、いずれか一方のタブに圧接スロットを設けて、他方のタブを圧接スロットに圧入して直接接続していることを特徴とするジャンクションボックス。
  2. 上記ヒューズモジュールはボックスの一側部に配置すると共に、上記リレーモジュールをヒューズモジュールの上方に配置し、上記リレーモジュールのバスバーの下向きタブに圧接スロットを設ける一方、上記ヒューズモジュールのバスバーの上向きタブを上記圧接スロットに圧入して圧接接続している請求項1に記載のジャンクションボックス。
  3. コネクタに接続する導体を絶縁基板に固定した回路板を複数枚積層して備えたコネクタモジュールを設け、
    上記コネクタモジュールは導体として平行配線した電線と、該電線と直交方向に平行配線する短冊状のバスバーとから構成し、これらクロス配線される電線とバスバーとを所要交差位置で溶接接続して所要の回路を形成し、
    上記コネクタモジュールの側方に隣接して上記ヒューズモジュールおよびリレーモジュールを配置し、
    上記コネクタモジュールのバスバーの端部を、上記ヒューズモジュールおよびリレーモジュールの互いに圧接接続する以外のバスバーの端部と溶接接続し、
    あるいは上記コネクタモジュールの電線を、上記ヒューズモジュールおよびリレーモジュールのいに圧接接続する以外のバスバーの端部に設けたタブの圧接スロットに圧接接続させている請求項1または請求項2に記載のジャンクションボックス。
  4. 上記リレーモジュールは基板上にリレーの端子と夫々接続するバスバーを固定しており、これらバスバーに設けた穴にリレーの端子を挿入して半田接続している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のジャンクションボックス。
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