JP3685046B2 - ジャンクションボックス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用ワイヤハーネスに接続するジャンクションボックスに関し、特に、ヒューズとの接続構造の改良を図るものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、自動車に搭載される電装品の急増に伴い、ジャンクションボックスの内部に収容される回路が急増し、高密度で分岐回路を形成するために、部品点数が非常に多くなり、組み立て手数も非常にかかるようになっている。
【0003】
上記ジャンクションボックスの薄型化を図ると共に、回路変更にも容易に対応でき、かつ、組立手数の軽減を図るものとして、本出願人は先に図12に示す如きジャンクションボックス1を特願2000−112691号で提案している。
【0004】
上記ジャンクションボックス1は、コネクタ接続回路部(ベース回路部)、ヒューズ接続回路部、リレー接続回路部を分割して、コネクタモジュール2、ヒューズモジュール3、リレーモジュール4として別個に設け、これらモジュール2、3、4をロアケース5とアッパーケース6とからなるケース内部に組み込んでいる。
上記各モジュール2、3、4はいずれも絶縁基板2a、3a、4a上にバスバー2b、3b、4bを加締め固着した構成とし、これらバスバー2b、3b、4bを絶縁基板2a、3a、4aの周縁より突出させて互いに溶接で接続した構成としている。
【0005】
ジャンクションボックスを上記のように、コネクタモジュール、ヒューズモジュール、リレーモジュールと分割すると、コネクタ接続回路、ヒューズ接続回路、リレー接続回路が分割されるため、バスバーのタブが重なることはなく、よって、バスバーの多層化が抑制され、ジャンクションボックスを薄型化することができる。かつ、各バスバーの回路取り回しも簡単となるため、夫々のバスバー面積が縮小でき、その結果、バスバーを分割しても、全体としてのバスバー面積を縮小でき、ジャンクションボックスの面積増大も抑制することができる。
さらに、各コネクタ回路、ヒューズ回路、リレー回路に仕様変更があれば、これら対応するモジュールのみを変更すればよく、仕様変更に容易に対応することができ、回路変更に容易に対応することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ジャンクションボックス内の回路をコネクタ接続回路、ヒューズ接続回路、リレー接続回路に分割して、それぞれモジュール化しておくと、上記のように大きなメリットがある。
しかしながら、モジュール間の電気接続は、コネクタモジュールのバスバーにヒューズモジュール、リレーモジュールのバスバー同士を溶接して接続しているため、溶接箇所が非常に多くなり、作業手数がかかる問題がある。また、バスバー同士の溶接では、溶接時の熱ひずみでバスバーに反りが発生しやすい問題もある。
また、ヒューズの電源回路は大電流が流れるため、回路の構成によっては、放熱のための空間が必要であり、ジャンクションボックスの小型化を十分に達成できないという問題がある。
【0007】
さらに、回路形状によっては、同一層に形成することができず、そのため、バスバー層の積層枚数が増加する問題もある。 即ち、図13(A)に示すように、コネクタモジュール2のコネクタ7Aと7Bに接続するコネクタ回路C1とC2があり、回路C1とC2とを、側面配置のヒューズモジュールのヒューズ8に接続する場合、コネクタモジュール2のコネクタ回路C1とC2とは別の層にしないと配索できず、層数が増加することとなる。
【0008】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、バスバーの構成を簡単にし、溶接箇所を減少させると共に、回路の構成を改良し、ジャンクションボックスの小型化を図るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、自動車に搭載されるジャンクションボックスのケース内に設ける内部回路を、コネクタに接続する導体、ヒューズに接続する導体、リレーに接続する導体に分割し、これら導体を夫々別の絶縁基板に固定した回路板を設け、コネクタ接続用の回路板を備えたコネクタモジュール、ヒューズ接続用の回路板を備えたヒューズモジュール、リレー接続用の回路板を備えたリレーモジュールとして別個に設け、
上記ケース内部にはコネクタモジュールの側方に隣接して上記ヒューズモジュールを配置すると共に上記コネクタモジュールの上方にリレーモジュールを配置し、
上記コネクタモジュールの導体は、絶縁基板の一面に平行配線する単芯線(裸線)と、絶縁基板の他面に上記単芯線と直交方向に平行配索する短冊状のバスバーとから構成し、上記回路板はクロス配置される単芯線とバスバーとを所要交差位置で絶縁基板に穿設した開口を通して溶接して所要の回路を形成し、複数の該回路板を上下積層した構成とし、
かつ、該コネクタモジュールの最下層に電源側に接続されるバスバーを並設し、これらバスバーの先端を上記積層する回路板の一端縁より突出させ、該突出部に圧接スロットを設けた圧接用タブを形成し、
上記圧接用タブを突出させた側方に、上記ヒューズモジュールを配置し、該ヒューズモジュールの導体はバスバーとし、ヒューズ電源側入力用バスバーとヒューズ負荷側出力用バスバーとに分け、ヒューズ電源入力用バスバーの端子は上記コネクタモジュールのバスバーの圧接用タブの圧接スロットに圧入して圧接接続させる一方、上記負荷側出力用バスバーに圧接スロット付きタブを設け、上記コネクタモジュールの単芯線と圧接接続させ、
さらに、前記リレーモジュールの導体をバスバーとし、リレー端子と接続させたバスバーの他端を屈折させて先端に圧接端子を設け、該圧接端子を上記コネクタモジュールの上記単芯線の中間部に圧接接続させていることを特徴とするジャンクションボックスを提供している。
【0010】
上記のように、従来、ヒューズの電源回路は大電流が流れるためバスバー面積を大きくとる必要がある上に、回路に電流が流れた際に発熱するため、その放熱のための空間を要し、ジャンクションボックスの小型化の阻害要因となっていた。しかし、本発明では、コネクタモジュールの方がバスバー面積を大きくとれることに着目し、バスバー占有率が大きくなるヒューズの電源回路をコネクタモジュールで構成させ、コネクタモジュールの最下層に配置している。これにより、ヒューズモジュール部の小型化が可能となる。また、最下層に配置したことにより、コネクタモジュールの回路配索の妨げとならない上に、ヒューズの電源回路の放熱性も良くなり、放熱空間の問題も解消される。
【0011】
上記ボックスの一側部に配置するヒューズモジュールに、ヒューズを電源側入力端子を下方に、負荷側出力端子を上方に位置させて取り付け、
上記負荷側出力端子には、ヒューズモジュールに取り付けたバスバーの一端の圧接スロット付きタブを圧接接続し、該バスバーの他端にも圧接スロット付きタブを設けて、上記コネクタモジュールの単芯線と圧接接続させている。
【0012】
上記のように、バスバーの先端に設けた溶接部を接合して一点ずつ溶接する代わりに、コネクタモジュールのバスバーの圧接用タブの圧接スロットにヒューズの電源側入力端子を圧入し、ヒューズモジュールのバスバーの圧接用タブの圧接スロットにヒューズの負荷側出力端子を圧入して圧接接続させている。その結果、溶接接続箇所を大幅に減らすことができ、加工工数が削減され、作業性を改善することができる。また圧接による接続であるため、容易に回路変更にも対応できる。
【0013】
また、従来はバスバーを回路形状に応じて導電性金属板を打抜加工して導体を形成していたが、本発明では、短冊状のバスバーと単芯線(裸線)とを用い、これらバスバーと単芯線(裸線)とをクロス配置し、所要の交差位置で絶縁基板の開口を通して溶接して、所要の回路を形成している。このように、バスバーは短冊状としているため、導電性金属板のロスは殆どなく歩留まりを大幅に向上させることができる。また、回路変更が生じると接続する交差位置を変えるだけで対応でき、導電材自体を変更する必要はないため、コストアップにならずに容易に回路変更に対応できる。
【0014】
上記のように単芯線(裸線)を用いると、バスバーとの溶接位置で絶縁被覆の皮剥ぎを行う必要はなく、作業性に優れる。
また、上記裸線とバスバーとの溶接は、抵抗溶接することが作業上、最も好ましいが、半田付けでも良いし、超音波溶接、レーザー溶接でもよい。
【0015】
上記ジャンクションボックスでは、コネクタモジュール、ヒューズモジュール、リレーモジュールをアッパーケース、ロアケース、サイドケースとに組みつけた状態において、コネクタモジュールのコネクタ接続部はロアケースに設けたコネクタ収容部およびサイドケースに設けたコネクタ収容部に位置させ、ヒューズ取付部はアッパーケースとロアケースとの間の側面開口に位置させ、リレー取付部はアッパーケースの上面に形成した開口に位置させている。また、電子制御ユニット(ECU)を収容する場合には、コネクタモジュールの上方に配置し、アッパーケース内に収容している。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は自動車用ワイヤハーネスに接続されるジャンクションボックス10を構成する部品の分解斜視図を示し、図2乃至図4は組みつけ状態の断面図を示す。
【0017】
図1中、11はコネクタモジュール、12はヒューズモジュール、13はリレーモジュール、14はロアケース、15はアッパーケース、16は中間ケース、17,18はサイドケース、19は電子制御ユニットである。
【0018】
上記各部品は、ロアケース14上に、コネクタモジュール11、中間ケース16、電子制御ユニット19を順次配置してアッパーケース15、サイドケース17、18を被せて組みつけている。上記コネクタモジュール11の一側上方にリレーモジュール13を配置して、該リレーモジュール13のリレー40をアッパーケース15の一側に設けた開口15aに露出させている。また、コネクタモジュール11の一側端にヒューズモジュール12を組みつけて、ロアケース14とアッパーケース15との間の側面開口に露出させている。
上記サイドケース17、18にはそれぞれ一列状態でコネクタ収容部17a、18aを設けている。
【0019】
上記コネクタモジュール11は、図5に示すように、絶縁樹脂製の薄板からなる絶縁基板20の一面(図中、下面)に銅単芯線からなる単芯線(裸線)21を一定ピッチでX方向に平行配線すると共に、絶縁基板20の他面(上面)に短冊状とした細長いバスバー22を一定ピッチでY方向に平行配索している。よって、単芯線21とバスバー22とは絶縁基板20を介してクロス配置された状態となっている。
【0020】
上記絶縁基板20には、図5(B)に示すように、単芯線21とバスバー22との所要の交差位置に開口20aを予め穿設している。この開口20aに相当する位置のバスバー22に単芯線21を撓ませて、開口20aを介してバスバー22と単芯線21とを接合させ、この状態で抵抗溶接して、単芯線21とバスバー22とで所要回路を形成している。
【0021】
上記絶縁基板20を挟んで単芯線21とバスバー22とを配線して、所要位置で接続させた構成の回路板100(100A〜100C)を、図6に示すように、絶縁樹脂からなる絶縁板25を介して上下に3層で積層している。
また、コネクタモジュール11には、上記1層目の回路板100Aの下部の最下層に、絶縁板25を介して、図4(B)に示すように、従来と同様の回路形状に導電性金属板を打ち抜き加工して形成した電源側に接続されるバスバー26を配置している。
このバスバー26の一端には、図1に示すように、単芯線21と同一方向に並設したヒューズ接続用の複数の圧接用タブ26aを形成している。これら圧接用タブ26aの先端を回路板の一端縁より突出させ、ヒューズの端子と圧接接続させるために圧接スロット26bを形成している。
【0022】
上記3枚の回路板100には、その絶縁基板20の幅方向両側端よりバスバー22を突出させ、この突出させた先端を屈折させてL形状に屈折させたタブ22aを設け、これらのタブ22aをサイドケース17、18のコネクタ収容部17a、18aに突出させている。
【0023】
上記3層の回路体100(100A〜100C)は図7に示す方法で形成している。
即ち、絶縁基板20の一面に突設したリブ(図示せず)をバスバー22の穿設した孔に挿入後に加締めて、絶縁基板20にバスバー22を平行に固着する。
ついで、3枚の絶縁基板20を所要の隙間をあけて一列に並べる。其の際、隣接するバスバー固着面を逆向きとして、交互に向きを変えている。
ついで、単芯線21を絶縁基板20の他面に連続して平行配線していく。その際、上記のようにバスバー固着面を交互に逆としているため、単芯線21も回路体100Aでは上面に、次ぎの回路体100Bでは下面に、さらに、回路体100Cでは上面と交互に向きを変えて連続配線している。一列に並べた絶縁基板20の間には隙間を設けているため、この隙間部分では単芯線21のみが並列に配線された状態としている。また、単芯線21の両端はそれぞれ絶縁基板20の先端より突出させている。
ついで、絶縁基板20の開口20aを通してバスバー22と単芯線21とを抵抗溶接している。このようにして、3枚の回路体100A〜100Cにおいて、それぞれ、バスバー22と単芯線21とを接続して所要回路を形成している。
その後、絶縁基板20の間の隙間に配線された単芯線21を屈曲させて、図7中で矢印で示す方向に折り曲げて、回路体100A〜100Cを上下に積層した状態としている。
なお、上記連続布線した単芯線の非導通部分は積層後、あるいは、積層前に切除している。
【0024】
積層状態では、絶縁基板20を挟んで下面に単芯線21、上面にバスバー22が配置された回路体100となる。隣接する回路体100Aと100B…は、単芯線21とバスバー22とが対向するため、その間に絶縁板25を介在させている。
【0025】
コネクタモジュール11では、上記のように、コネクタモジュール11の一側端(図1中において左端)の最下層にヒューズ接続用のバスバー26の圧接用タブ26aが並列状態で突出しており、上記圧接用タブ26aには圧接スロット26bが設けられている。ロアケース14への組みつけ時には、該ロアケース14の左端に形成した仕切り部14bに上記圧接用タブ26aを配置して位置決め保持している。この圧接用タブ26aの上部には、上記連続配線した各回路板100の単芯線21が位置している。
【0026】
上記バスバー26の圧接用タブ26aを突出させた側(上記コネクタモジュール11の左端側)のボックスの一側部には、ヒューズモジュール12を配置している。図8に示すように、ヒューズモジュール12は、多数のヒューズ収容部31(31a、31b)を横方向に並設していると共に上下2段に形成した絶縁基板30を備えている。
【0027】
上記絶縁基板30の内部には、図9に示すように、上段の各ヒューズ収容部31a内にそれぞれ突出させる電源側と負荷側の一対の圧接端子と、下段の各ヒューズ収容部31b内に突出させる負荷側の圧接端子とを一端に形成したバスバー33をモールドしている。これらのバスバー33はL形状として、その一端をヒューズ収容部31a、31b内に突出すると共に、他端を上記コネクタモジュールの単芯線21の上面へと突出し、これら両端に圧接スロット33a、33bを設けている。所要の単芯線21の上方へと突出したバスバー33の圧接スロット33bで単芯線21に圧接接続させる一方、ヒューズ収容部31a、31b内に突出させた圧接スロット33aでヒューズ端子と圧接接続させるようにしている。下段のヒューズ収容部31bでは、電源側の圧接端子は前記バスバーの圧接用タブ26aからなる。
【0028】
上記ヒューズモジュール12にはヒューズ35を各ヒューズ収容部31a、31bに挿入し、ヒューズ35の一対の端子のうち、負荷側出力端子35aを上方に位置させ、ヒューズモジュール12に取り付けたバスバー33の一端の圧接スロット33aに圧入して圧接接続させ、電源側入力端子35bを下方に位置させ、上記最下層のバスバー26の圧接用タブ26aの圧接スロット26bに圧入して圧接接続させている。
【0029】
また、一部のバスバー33の他端は逆方向に屈折させ、図11(D)に示すように、その先端33cをリレーモジュール13のバスバー41の端子41cと直接圧接接続させている。
【0030】
上記リレーモジュール13は、図10、図11に示すように、絶縁基板42内にバスバー41をモールドしており、リレー40の本体部を絶縁基板42の表面に載置し、リレー40の端子40aを絶縁基板42およびバスバー41に形成した開口42a、41aに挿入し、半田43で溶接した基板直つけタイプとしている。
上記リレー40の端子40aと溶接したバスバー41の一端側は屈折させて、その先端に圧接端子41bを形成し、該圧接端子41bを上記単芯線21に圧接接続させている。また、バスバー41の一部は前記のようにヒューズモジュール12のバスバー33と直接圧接接続させている。
【0031】
上記電子制御ユニット19は、基板50の下面に電子部品51を搭載しており、中間ケース16の四隅より突設した支柱53上に載置し、支柱53の上面と基板50とに連通させるように設けたネジ孔53a、50aにネジ54をネジこんで固定している。この状態で、電子部品51は基板50と中間ケース16との間の空間に位置される。
上記基板50にプリント印刷した導体を一端縁に並設させ、垂直方向の縦バスバー状の中継端子56の上端と上記導体とをECUコネクタを介して、またはコネクタを介さずに直接に接続すると共に、該中継端子56の下端に圧接端子を形成し、コネクタモジュール11の単芯線21と圧接接続させている。
【0032】
上記部品からなるジャンクションボックス10では、前記のように、ロアケース14上に、コネクタモジュール11、中間ケース16、電子制御ユニット19を順次配置し、電子制御ユニット19の導体を中継端子56を介してコネクタモジュール11の単芯線21と圧接接続させている。また、コネクタモジュール11の一側部にヒューズモジュール12を組みつけて、そのバスバー33の一端をコネクタモジュール11の単芯線21に圧接接続させ、かつ、上部にリレーモジュール13を組みつけて、そのバスバー41の圧接端子をコネクタモジュール11の単芯線21と圧接接続させている。
【0033】
上記構成からなるジャンクションボックス10では、まず、コネクタモジュール11の最下層にヒューズ接続用のバスバー26が配置されており、回路板の一端縁より圧接用タブ26aが並列状態で突出して設けられている。これにより、ヒューズの電源回路を最下層に設けることができ、ヒューズの電源回路の放熱性も良くなり、熱的問題が解消されると共に、ジャンクションボックスの小型化を図ることができる。
【0034】
また、コネクタモジュール11の導体を短冊状のバスバー22と単芯線21とでクロス配線し、所要の交差位置で溶接して形成しているため、従来のようにバスバーを回路形状に対応させて金属板を打ち抜く必要はなく、よって、バスバー材となる金属板の歩留まりを大幅に改善できる。また、バスバー22と単芯線21との溶接位置を変えるだけで簡単に回路変更することができる。
【0035】
さらに、コネクタモジュール11の導体とヒューズモジュール12およびリレーモジュール13の導体との接続は、バスバーの先端に設けた溶接部を接合して溶接する代わりに、コネクタモジュール11の単芯線21及び各端子にヒューズモジュール12、リレーモジュール13のバスバーの先端に設けた圧接スロットを圧接接続させている。その結果、溶接接続箇所を大幅に減らすことができ、作業性を改善することができる。
【0036】
さらには、図13(B)に示すように、コネクタモジュール11の回路C1を両側のコネクタ7A’と7B’との接続すると共に、その間にヒューズ35と接続する場合、同様な回路C2が存在しても、コネクタモジュール11の導体を短冊形状のバスバー22で形成し、これらバスバー22を絶縁基板20を介して直交方向の単芯線21と接続し、該単芯線をヒューズ35と接続しているため、1枚の回路体で回路を形成することができ、積層数を低減して薄型化を図ることができる。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明のジャンクションボックスによれば、バスバー占有率が大きくなるヒューズの電源回路をコネクタモジュールの最下層に配置している。これにより、ヒューズの電源回路の放熱性も良くなり、熱的問題が解消されると共に、ジャンクションボックスの小型化を図ることができる。
【0038】
また、コネクタモジュールとヒューズモジュール、リレーモジュールの導体間接続をバスバーの溶接部を溶接する代わりに、圧接スロットを設けた圧接タブによる圧接で行うと、溶接箇所を大幅に低減できるため、加工工数が削減され、作業性を高めることができると共に生産コストも低減することできる。
【0039】
さらに、コネクタモジュール、ヒューズモジュール、リレーモジュールのいずれかが仕様変更になると、該当するモジュールのみを変更すれはよく、ジャンクションボックスの全体的な構成を変更する必要がないため、迅速かつ安価に仕様変更に対応させることができる。
【0040】
さらには、最も回路数が多く、且つ、回路変更も多いコネクタモジュールでは、導体として、単芯線と短冊形状のバスバーとを用いてクロス配置し、交差位置で溶接して回路を形成しているため、バスバーは短冊形状のものを使用でき、大幅なコストダウンを図ることができると共に、単芯線との接続位置を変えるだけで回路変更に容易に対応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のジャンクションボックスの概略分解斜視図である。
【図2】 ジャンクションボックスを組み立てた状態での断面図である。
【図3】 図2のIII−III線断面図である。
【図4】 (A)は図2のIV−IV線断面図、(B)は最下層のバスバーを示す平面図である。
【図5】 コネクタモジュールを示し、(A)は概略斜視図、(B)は要部拡大断面図である。
【図6】 コネクタモジュール全体の概略断面図である。
【図7】 コネクタモジュールの形成方法を示す説明図である。
【図8】 ジャンクションボックスのヒューズモジュール取付側の側面図である。
【図9】 (A)はヒューズモジュール取付部の部分断面図、(B)は概略分解斜視図である。
【図10】 リレーモジュール取付部分を示す平面図である。
【図11】 (A)はリレーモジュール取付部分の断面図、(B)はリレーモジュールにおけるリレーとバスバーの接続状態を示す概略断面図、(C)はリレーモジュールのバスバーと単芯線との接続状態を示す斜視図、(D)はリレーモジュールのバスバーとヒューズモジュールのバスバーとの接続状態を示す斜視図である。
【図12】 従来のジャンクションボックスの分解斜視図である。
【図13】 (A)(B)は従来例と本発明とを比較して示す説明図である。
【符号の説明】
10 ジャンクションボックス
11 コネクタモジュール
12 ヒューズモジュール
13 リレーモジュール
14 ロアケース
15 アッパーケース
16 中間ケース
17,18 サイドケース
19 電子制御ユニット
20 絶縁基板
21 単芯線
22、26 バスバー
26a 圧接用タブ
26b 圧接スロット
33、41 バスバー
33a、33b 圧接スロット
35 ヒューズ
35a 負荷側出力端子
35b 電源側入力端子
40 リレー
100(100A〜100C) 回路体

Claims (1)

  1. 自動車に搭載されるジャンクションボックスのケース内に設ける内部回路を、コネクタに接続する導体、ヒューズに接続する導体、リレーに接続する導体に分割し、これら導体を夫々別の絶縁基板に固定した回路板を設け、コネクタ接続用の回路板を備えたコネクタモジュール、ヒューズ接続用の回路板を備えたヒューズモジュール、リレー接続用の回路板を備えたリレーモジュールとして別個に設け、
    上記ケース内部にはコネクタモジュールの側方に隣接して上記ヒューズモジュールを配置すると共に上記コネクタモジュールの上方にリレーモジュールを配置し、
    上記コネクタモジュールの導体は、絶縁基板の一面に平行配線する単芯線(裸線)と、絶縁基板の他面に上記単芯線と直交方向に平行配索する短冊状のバスバーとから構成し、上記回路板はクロス配置される単芯線とバスバーとを所要交差位置で絶縁基板に穿設した開口を通して溶接して所要の回路を形成し、複数の該回路板を上下積層した構成とし、
    かつ、該コネクタモジュールの最下層に電源側に接続されるバスバーを並設し、これらバスバーの先端を上記積層する回路板の一端縁より突出させ、該突出部に圧接スロットを設けた圧接用タブを形成し、
    上記圧接用タブを突出させた側方に、上記ヒューズモジュールを配置し、該ヒューズモジュールの導体はバスバーとし、ヒューズ電源側入力用バスバーとヒューズ負荷側出力用バスバーとに分け、ヒューズ電源入力用バスバーの端子は上記コネクタモジュールのバスバーの圧接用タブの圧接スロットに圧入して圧接接続させる一方、上記負荷側出力用バスバーに圧接スロット付きタブを設け、上記コネクタモジュールの単芯線と圧接接続させ、
    さらに、前記リレーモジュールの導体をバスバーとし、リレー端子と接続させたバスバーの他端を屈折させて先端に圧接端子を設け、該圧接端子を上記コネクタモジュールの上記単芯線の中間部に圧接接続させていることを特徴とするジャンクションボックス。
JP2000354948A 2000-11-21 2000-11-21 ジャンクションボックス Expired - Fee Related JP3685046B2 (ja)

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