JP3679603B2 - マルチビーム走査装置の光源装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、マルチビーム走査装置の光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、プリンタなどの画像形成装置では、一例として、半導体レーザからの光ビームを用いて感光面を走査する構成を備えた走査装置を用いる場合がある。
上記走査装置の一つに、マルチビーム走査装置がある。この走査装置は、共通の光学系を介して複数の発光部からの複数のビームを被走査面に導き、副走査方向に互いに分離した複数のスポットとして集光し、上記光学系に含まれる光偏向器により上記複数ビームを同時に偏向させて上記複数のスポットにより複数ラインを同時走査するようになっている。
【0003】
図4(A)は、マルチビーム走査装置の一例を示しており、同図において光源装置10からは2本のビームが同時に放射される。これら2本のビームは共に平行光束であって、シリンドリカルレンズ12により副走査対応方向(光源から被走査面に至る光路上で副走査方向と対応する方向)に集束され、光偏向器である回転多面鏡14の偏向反射面の近傍に主走査対応方向(光源から被走査面に至る光路上で主走査方向と対応する方向)に長い線像としてそれぞれ結像する。回転多面鏡14の偏向反射面において反射したビームは、回転多面鏡14の等速回転に伴い等角速度的に偏向し、結像機能を有するfθミラー16に入射して反射され、ミラー18により折り返されると樽型トロイダル面を有する長尺トロイダルレンズ20を透過し、ミラー22により光路を折り曲げられて被走査面に相当する感光体24の感光面に対して上記fθミラー16および長尺トロイダルレンズ20を介してスポット状に集光される。この場合のfθレンズ16は、主として変更後の各ビームを主走査方向で結像させ、また長尺トロイダルレンズ20は、fθレンズ16と協働して各ビームを副走査方向で結像させるようになっている。
【0004】
上記光源装置10は、図4(B)に示すように、2個の半導体レーザから出射されたビームを後述する構成を備えたホルダ60に支持されているコリメートレンズに相当するカップリングレンズ103、104によって平行光束とし、ビーム合成手段105によって合成するようになっている。
ビーム合成手段105は、各カップリングレンズ103、104からの平行光束の光軸を互いに合致させるための手段であり、半導体レーザ101、102を各カップリングレンズ103、104の光軸上に配置することでビームのスポットを被走査面上で互いに重なり合わせる。
【0005】
図4(B)において、ビーム合成手段105は、1/2波長板1051とプリズム1052とを一体構造としたものであり、プリズム1052は偏向分離膜1053を備えている。偏光分離膜1053はP偏光を透過させ、S偏光を反射する。
ビーム合成手段105は、図5に示す構成を備えたホルダ60によって支持されるようになっており、図5においてホルダ60は、板状基部61と棚状部62とを備えている。
板状基部61は4隅にネジ挿通孔b1〜b4が形成され、このネジ挿通孔b1からb3(残りの1カ所は図示されず)に挿通されるネジ(図示されず)を介して図示しないケーシングに締結固定されるようになっている。
棚状部62は、平板状の板状基部61に対して一体化されている側面視形状アングル状をなす部材で構成され、板状基部61と一体化されている片部には板状基部61に至る半導体レーザの取付孔63、64が穿設されている。
図5(A)に示すように、棚状部62において、取付孔63、64に圧入される半導体レーザ101、102(図5(B)参照)の光軸と平行する張り出し片の上面には、カップリングレンズ103、104を保持する部分621と、ビーム合成手段105を保持する部分622とが形成されている。
カップリングレンズ103、104は、保持部分621において符号6211、6212で示す接着領域に塗布された接着剤により棚状部62に一体化されるようになっている。また、図5(A)において符号6221は、ビーム合成手段105を接着する領域を示しており、この接着領域6221には、図5(B)に示すように、ビーム合成手段105が接着されて固定されるようになっている。 ホルダ部材60には、図示しないが、ネジ挿通孔b1〜b3に締結されて取り付けられるケーシングが設けられており、このケーシングには、ビーム合成手段105とシリンドリカルレンズ12(図4(A)参照)との間の光軸上に、合成された各ビームの偏光状態を円偏光にするための1/4波長板および合成されたビームを成型するためのアパーチャがそれぞれ配置されている。
【0006】
このような構成の光源装置10においては、半導体レーザ101、102が取付孔63、64に圧入され、ビーム合成手段105が接着領域6221にて半導体レーザ101、102との光軸位置を調整された上で光硬化性の接着剤、例えば、紫外線硬化樹脂を用いた接着剤により固定される。
次いでビーム成型用のアパーチャAP(図5(B)参照)を保持溝623(図5(A)参照)に差し込んで固定したうえで、カップリングレンズ103、104を半導体レーザ101、102の光軸に対して被走査面上で2つのスポットが所望の距離で分離するように位置調整し、紫外線硬化樹脂を用いた接着剤により接着領域6211、6212に固定するようになっている。
光源装置10は、カップリングレンズ103、104の光軸を中心として回転調整可能とされ、回転調整することにより被走査面上で副走査方向でのスポットの分離量を調整して書き込み密度を変化させることができるようになっている。このため、図4に示すように、書き込み密度切り換え信号を入力される角度制御部26が設けられ、この信号に応じてモータ28を回転駆動することにより所望の書き込み密度が得られるように、光源装置10全体を回転させることができるようになっている。
書き込み密度を変化させる書き込み信号は、書き込み制御部30を介して半導体レーザ駆動部32(図においてはLD駆動部と表示されている)に出力され、半導体レーザ駆動部32は、奇数ラインの書き込み信号により半導体レーザ101を対象とした発光を変調制御し、偶数ラインの書き込み信号により半導体レーザ102を対象とした発光を変調制御する。このような光源装置10の構成は、本願出願人が先に出願した特願平9−256352号の明細書に詳細が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記光源装置10では、半導体レーザ101、102の取付孔63、64の中心とカップリングレンズ103、104の接着部の中心が一直線上に位置決めされているが、被走査面上でビームを主走査方向および副走査方向に分離してマルチビーム走査における書き込み密度を変化させるために光軸から僅かながらずらして位置調整する必要がある。
ところが、上記構成では、図6に示すように、半導体レーザ101、102の中心位置S1、S2が取付孔63、64の穿孔位置によって固定されているために、光軸をずらすには、必然的にカップリングレンズ103、104の中心位置P1、P2を接着領域6211、6212の中心からずらすことになる。
カップリングレンズ103、104のずらし量に関しては、上記構成の場合では、被走査面上で主走査方向に2mm、副走査方向で42.3μmの寸法で離されている。この時の光軸のずらし量は、ビームがカップリングレンズ103、104から出射した後で、主走査方向において±4.5mrad(図6(B)参照)、副走査方向で±0.35mradに設定されている。
このため、コリメートレンズ102、103の接着領域6211、6212の中心からのずれは、主走査方向において±68.2μm、副走査方向において±5.3μmとなる。なお、図6では、副走査方向でのずれが主走査方向でのずれに比べて小さいため、副走査方向のずれは省略してある。
一方、光軸のずらし量が0である場合、接着層の厚みを150μmとすると、図6(A)に示すように、カップリングレンズ103、104の接着層A1、A2の厚みd1.d2は、次の通りとなる。
d1=150−68.2=81.8μm
d2=150+68.2=218.2μm
このように、接着層A1、A2の厚みは、約2.7倍程度の差となり、幅に関しては136.4μmも異なる。
【0008】
上記構成の光源装置10では、カップリングレンズ103、104の接着領域6211、6212において紫外線硬化樹脂からなる接着剤を滴下した後、カップリングレンズ103、104の位置をコリメート性と光軸の値をモニターしながら調整し、所定の値に達した時点で紫外線を照射して硬化させて接着するようになっているが、紫外線照射時には接着剤が収縮してしまうことから紫外線照射によってコリメート性および光軸の値がずれてしまう。
このため、予めそのずれ量を見込んで調整時での目標値に対応するようにしている。
しかし、カップリングレンズ103、104の接着領域で接着剤の厚さが異なると、接着剤の収縮量が異なり、ねらい通りのずらし量(オフセット量)がそれぞれ変化してしまうという不具合がある。
しかも、各カップリングレンズ間での接着層A1、A2の厚みが136.4μmもあると、必然的に接着層の厚い方が紫外線照射時のコリメート性、光軸値の変化も大きく、バラツキも大きくなってしまうことにもなる。
さらに、接着層の厚みが異なっていると、外気温度の変化や環境変化などによってもコリメート性や光軸値の変化がカップリングレンズ毎で変わってしまうということもある。
例えば、上記したように、接着層の厚さが約2.7倍もの差があると、厚い方が変化が大きくなる。また、接着層の厚みが同じである場合、各カップリングレンズでの光軸は環境変動によりずれるが、接着剤の収縮量が同じであるために同じ量だけずれ、マルチビームの重要特性であるビームのピッチは相対的にずれない。これに対して接着層の厚さが異なっている場合には環境変動によるずれ量が異なってくるのでビームピッチ自体がずれてしまい、画像の書き込み密度に悪影響を及ぼす結果となる。
このような悪影響は、環境変動に対して画像の色ムラや階調性が変動したり、文字のシャープ性が変化させることになる。
【0009】
また、アパーチャAP(図5(B)参照)は、ホルダ部材60の保持溝623(図5(A)参照)に、そして1/4波長板はホルダ部材60に一体化されているケーシング(図示されず)に対して順次一体化されて組み付けられるが、これら部材は非常に小さい部品であるために、組立性が悪く、組み付け作業に時間がかかってしまう虞がある。
【0010】
本発明の目的は、上記従来のマルチビーム走査装置の光源装置における問題に鑑み、紫外線照射による接着が行われる接着剤を用いた場合に紫外線照射時あるいは環境変動時でのコリメート性や光軸値のずれ量およびバラツキを防止でき、安定した位置調整を行える構成を備えたマルチビーム走査装置の光源装置を提供することにある。
【0011】
本発明の他の目的は、環境変動によるビームピッチの変動を防止して環境変動による画像の劣化を防止することができる構成を備えたマルチビーム走査装置の光源装置を提供することにある。
【0012】
本発明の別の目的は、アパーチャや1/4波長板などの小さな部品の組立性を改善して組み付けに要する時間を短縮することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1記載の発明は、複数の半導体レーザおよび各半導体レーザに対応したコリメートレンズと、これら半導体レーザとコリメートレンズとを一体的に調整保持するホルダ部材とを備え、上記半導体レーザは上記ホルダ部材に圧入されて設けられ、上記コリメートレンズはコバ部の一部が上記ホルダ部材に対して位置調整されながら接着固定される構成を備えたマルチビーム走査装置の光源装置において、上記半導体レーザは、予め光軸ずらし量に対応させて相対的にずらした状態で上記ホルダ部材に圧入されて設けられ、上記ホルダ部材に対する上記コリメートレンズの接着領域は各コリメートレンズ間で接着層の厚みが同一に設定されていることを特徴としている。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のマルチビーム走査装置の光源装置において、上記ホルダ部材には、ビーム合成手段が一体的に固設され、該ビーム合成手段には、各ビームを共通に成形するためのアパーチャが一体的に接着されていることを特徴としている。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1記載のマルチビーム走査装置の光源装置において、上記ホルダ部材にはビーム合成手段が一体的に固設され、該ビーム合成手段には、各ビームの偏光状態を直線偏光から円偏光に変換するための1/4波長板が接着されていることを特徴としている。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項1記載のマルチビーム走査装置の光源装置において、上記ホルダ部材にはビーム合成手段が一体的に固設され、該ビーム合成手段には各ビームを共通に成形するためのアパーチャと、各ビームの偏光状態を直線状態から円偏光に変換するための1/4波長板とがそれぞれ接着されていることを特徴としている。
【0017】
【実施例】
以下、図示実施例により、本発明の詳細を説明する。なお、図1以降の図において、図5以下に示した構成部品と同じものに関しては同符号で示す。
図1は、本発明実施例によるマルチビーム走査装置の光源装置におけるホルダ(便宜上符号60’を用いる)の正面図であり、同図において、符号61’は、図5に示した板状基部に相当し、符号62’は、図5に示した棚状部に相当している。但し、本実施例では、棚状部62’の構成として、図5(A)に示したようなアパーチャ用の保持溝623が設けられていない。
棚状部62’は、平板状の板状基部61’に対して一体化されている側面視形状がアングル状をなす部材で構成され、板状基部61’と一体化されている片部には板状基部61’に至る半導体レーザの取付孔63’、64’が穿設されている。
図1(A)に示すように、棚状部62’において、取付孔63’、64’に圧入される半導体レーザ101、102(図1(B)参照)の光軸と平行する張り出し片の上面には、カップリングレンズ103、104(図5(B)参照)を保持する部分(便宜上、図5に示した符号621で示す)が形成されている。
図1において、半導体レーザ101、102の取付孔63’、64’は、図1(B)に示すように、中心位置が、カップリングレンズ103、104(図5参照)の接着領域(図5(A)における符号6211、6212に相当)の中心を基準として、主走査方向での光軸が±4.5radとなるように、相対的にずらして穿孔されている。副走査方向においても同様にずらされているが、微小なずらし量であるために図では省略されている。
つまり、図6に示したように、カップリングレンズ103、104の接着領域6211、6212での中心位置(図6において、符号P1、P2で示した位置)をずらすのではなく、半導体レーザ102,103の中心位置S1’、S2’を予めずらしておく。
【0018】
一方、ホルダ部材60の棚状部62は、図2に示すように、上記構成を有する半導体レーザ101、102の取付孔63’、64’を有する片部と直角に張り出す保持用凹部(便宜上、図5において用いた符号622で示す)を備えており、その上面には、後述するビーム合成手段105’を固定するための接着領域6221が設けられている。
ビーム合成手段105’には、図3に示すように、プリズム1052における偏光分離膜1053と対応する共通のビーム出射側に1/4波長板80が接着されて一体化されている。この1/4波長板80の外表面には、アパーチャAPが接着されている。
【0019】
本実施例は以上のような構成であるから、光源装置10の組立に際しては、まず、カップリングレンズ103、104用の接着領域6211、6212に対して紫外線硬化樹脂からなる接着剤を滴下し、カップリングレンズ103、104の接着位置をカップリングレンズ103、104のコリメート性および光軸の値をモニターしながら調整し、これらパラメータが所定の値以下になったところで紫外線を照射して接着剤を硬化させ、カップリングレンズ103、104を接着領域6211、6212に固定する。
一方、このカップリングレンズ103、104に対して半導体レーザ101、102は、取付孔63’、64’の中心位置が予め光軸ずらし量に対応させてずらしてあるので、カップリングレンズ103、104の光軸に対してずれた状態で圧入される。カップリングレンズ103、104に対する接着層A1’、A2’の厚みd1、d2は、予め、半導体レーザ101、102が光軸ずらし量に対応させてずらされているので、図1(A)に示すように、d1=d2=150μmとすることができ、均一な厚みを持たせることができる。
このため、接着層の厚みが異なる場合に生じる紫外線照射時での収縮量のバラツキが抑 えられることになり、コリメート性や光軸値のずれが抑止され、しかも、環境変動によるビームピッチへの悪影響も防止される。
【0020】
ビーム合成手段105’をホルダ部材60の保持部分621に接着する際には、予め、ビーム合成手段105’と一体化されている1/4波長板80およびアパーチャAPが共に接着されることになる。これにより、従来、別工程で組み付けられていた1/4波長板80およびアパーチャAPは、ビーム合成手段105’の組み付け時に同時に組み付けられることになる。
【0021】
【発明の効果】
以上の実施例からも明らかなように、請求項1記載の発明によれば、コリメートレンズに相当するカップリングレンズの接着層厚が各カップリングレンズ同士で同一となるように、半導体レーザの取付孔の位置をずらして構成したので、紫外線照射時での接着層での収縮量の変化を均一化できるので、収縮量の変化によって生じるコリメート性の変化、光軸値のずれおよびバラツキを防止することができる。しかも、環境変動により各レンズ間でずれ量が異なってしまうのを防止することができるので、環境変動の影響を受けても各レンズ同士の位置調整を正確に実行することができ、これによって、ビームピッチの変動や画像のシャープ性の低下などの画像劣化を未然に防止することが可能になる。
【0022】
請求項2乃至4記載の発明によれば、アパーチャ、1/4波長板がホルダ部材にビーム合成手段に直接一体化されているので、ビーム合成手段をホルダ部材に固設する作業と同時に上記アパーチャA呼び1/4波長板がホルダ部材に一体化され、アパーチャおよび1/4波長板を個別に組み付けることが不要となり、1工程でアパーチャおよび1/4波長板を組み付けることができる。これにより、アパーチャおよび1/4波長板と組み付け工数が低減でき、微小部品の組み付け工程を簡略化することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例による光源装置の構成を説明するための平面図であり、(A)は平面図、(B)は、(A)中、符号(B)で示す方向の矢視断面図である。
【図2】 本発明実施例による光源装置に用いられるホルダ部材を示す斜視図である。
【図3】 図2中、符号(3)で示す方向の矢視断面図である。
【図4】 マルチビーム走査装置の概要を説明するための模式図であり、(A)は斜視図、(B)は(A)に示したマルチビーム装置に用いられるビーム合成手段の構成を説明するための斜視図である。
【図5】 図4に示したマルチビーム走査装置に用いられる光源装置のホルダ部材を説明するための図であり、(A)はホルダ部材の斜視図、(B)は(A)中、符号(B)で示す方向の矢視断面図である。
【図6】 図5に示したホルダ部材におけるコリメートレンズの位置調整状態を説明するための図であり、(A)はホルダ部材の正面図、(B)は(A)中、符号(B)で示す方向の矢視断面図である。
【符号の説明】
10 光源装置
60 ホルダ部材
63、64 半導体レーザの圧入部に相当する取付孔
80 1/4波長板
101,102 半導体レーザ
103,104 コリメートレンズに相当するカップリングレンズ
105 ビーム合成手段
AP アパーチャ
Claims (4)
- 複数の半導体レーザおよび各半導体レーザに対応したコリメートレンズと、これら半導体レーザとコリメートレンズとを一体的に調整保持するホルダ部材とを備え、上記半導体レーザは上記ホルダ部材に圧入されて設けられ、上記コリメートレンズはコバ部の一部が上記ホルダ部材に対して位置調整されながら接着固定される構成を備えたマルチビーム走査装置の光源装置において、
上記半導体レーザは、予め光軸ずらし量に対応させて相対的にずらした状態で上記ホルダ部材に圧入されて設けられ、上記ホルダ部材に対する上記コリメートレンズの接着領域は各コリメートレンズ間で接着層の厚みが同一に設定されていることを特徴とするマルチビーム走査装置。 - 請求項1記載のマルチビーム走査装置の光源装置において、
上記ホルダ部材には、ビーム合成手段が一体的に固設され、該ビーム合成手段には、各ビームを共通に成形するためのアパーチャが一体的に接着されていることを特徴とするマルチビーム走査装置。 - 請求項1記載のマルチビーム走査装置の光源装置において、
上記ホルダ部材にはビーム合成手段が一体的に固設され、該ビーム合成手段には、各ビームの偏光状態を直線偏光から円偏光に変換するための1/4波長板が接着されていることを特徴とするマルチビーム走査装置。 - 請求項1記載のマルチビーム走査装置の光源装置において、
上記ホルダ部材にはビーム合成手段が一体的に固設され、該ビーム合成手段には各ビームを共通に成形するためのアパーチャと、各ビームの偏光状態を直線状態から円偏光に変換するための1/4波長板とがそれぞれ接着されていることを特徴とするマルチビーム走査装置の光源装置。
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