JP3681120B2 - マルチビーム走査装置、光源装置 - Google Patents

マルチビーム走査装置、光源装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、複数の光ビームを用いて複数の走査線を同時に走査するマルチビーム走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レーザプリンターやデジタルコピー機等、光ビームを被走査面上で走査させることにより、走査面に画像を形成する種々の光描画装置が知られている。近年、このような光描画装置では、画像をより高速で描画するべく、複数の光ビームを回転しているポリゴンミラーに照射し、被走査面に向けて反射させることで、被走査面上に2以上の光ビームを同時に走査させ、副走査方向の走査速度を向上させている。
【0003】
ところで、複数の光ビームを同時にポリゴンミラーで偏向させる方法としては、例えば特開平8−304722号公報に開示されているように、複数の光ビームをビームスプリッターを用いて予め互いに近接する平行光に変えてからポリゴンミラーに入射させるという方法がある。しかし、この方法では、高価な光学部品であるビームスプリッターを利用するので、装置の製造コストが増大するという不都合がある。
【0004】
そこで、例えば、特開2000−249948号公報では、ビームスプリッターを用いて2つの光ビームを平行にする代わりに、2つの光ビームをそれぞれ異なる角度からポリゴンミラーの同一位置に入射させる方法を提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特開2000−249948号公報の装置は、ビームスプリッターを採用しない点で、特開平8−304722号公報の装置よりも安価に製造できるという利点を有する。しかし、特開2000−249948号公報の装置では、2つの光ビームが、ポリゴンミラーが回転する方向に所定の開き角θを有した状態でポリゴンミラーに入射する。ポリゴンミラーに入射する光ビームがこのような開き角θを有する場合には、被走査面上の同じ範囲を走査させるために、ポリゴンミラーが回転すべき角度範囲が光ビーム間で相違するようになる。この結果、被走査面上で走査される各光ビーム間で像面湾曲や走査速度の特性が異なるようになる。また、開き角θが存在しない場合よりも存在する場合の方が、ポリゴンミラーの反射面の幅を大きくしなければならなくなるため、より内接円径の大きなポリゴンミラーを利用しなければならない。また、そのより大きなポリゴンミラーを高速回転させるためによりパワーのある回転モータを使用しなければならなくなる。
【0006】
上記のような問題を抑制するためには、ポリゴンミラーに入射するそれぞれの光ビーム相互間の開き角θをなるべく小さくすることが望まれる。ところが、特開2000−249948号公報に開示されている装置では、光学系の構成から、開き角θが、各光ビームの光路上に配置されたカップリングレンズの径で決まる所定値よりも小さくすることがはできないという問題があった。
【0007】
そこで本発明は、偏向器に入射させる複数の光ビーム相互間の開き角θをより小さく抑制できるマルチビーム走査装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様では、それぞれ第1及び第2の発光素子から射出されて平行光とされた第1及び第2の光ビームを偏向器を用いて偏向させることにより被走査面上で同時に走査させるマルチビーム走査装置であって、第1の光ビームを入射させる光入射部と、第2の光ビームの一部を遮光しつつ光入射部から入射された第1の光ビームを第2の光ビームに隙間なく隣接させた状態で偏向器へ向けて射出する光射出部とを有するプリズムを備えるマルチビーム走査装置が提供される。
【0009】
また、本発明の他の態様では、それぞれ第1及び第2の発光素子から射出されて平行光とされた第1及び第2の光ビームを偏向器を用いて偏向させることにより被走査面上で同時に走査させるマルチビーム走査装置であって、第1の光ビームを入射させる光入射部と、第2の光ビームの一部を偏向器がある方向と異なる方向へ向けて偏向させつつ光入射部から入射された第1の光ビームを第2の光ビームに隙間なく隣接させた状態で偏向器へ向けて射出する光射出部とを有するプリズムを備えるマルチビーム走査装置が提供される。
【0010】
上記のような構成のマルチビーム走査装置では、第1の光ビームと第2の光ビームとを極めて隣接させた状態でプリズムから射出させることが可能であり、その結果、ポリゴンミラーへ入射する第1及び第2の光ビームの開き角θを極めて小さくすることも可能になる。
【0011】
プリズムの光射出部は、第1の光ビームが臨界角より大きな角度で入射し、偏向器へ向けて全反射する反射面を含むように構成することができる。特に、第2の光ビームの一部を偏向させる光射出部は、第1の光ビームを偏向器へ向けて全反射させている面が、同時に、例えば屈折により第2の光ビームの一部を偏向器があるのと異なる方向へ偏向させるように構成することができる。
【0012】
また、プリズムの光射出部は、反射膜が形成された反射面を含み、その反射面が第1の光ビームを偏向器へ向けて反射すると共に、第2の光ビームの光束の一部を遮光するように構成することもできる。同じ反射面を用いて第1の光ビームを反射すると共に、第2の光ビームの一部を遮光するので、第2の光ビームが遮光された領域に第1の光ビームを射出し、それにより、第1及び第2のビームを隣接させることが容易にできるようになる。
【0013】
本発明のある態様では、光射出部が面取りがなされたプリズムの角部であり、その角部を形成する一方の面が第1の光ビームを偏向器へ向けて反射するための反射面となっている。そして、第1の光ビームは、面取りされた部分に一部が入射するようにその反射面に照射される。この結果、第1及び第2の光ビームを隙間なく隣接させた状態で偏向器へ向けて射出される。
【0014】
なお、上記の場合には、プリズムの面取りされた部分が、入射した第1の光ビームを散乱させるように表面加工されていることが望ましい。また、プリズムが、面取りされた部分に入射する第1の光ビームの光量を制限する光量制限部を有することも望ましい。この光量制限部としては、例えば、面取りされた部分へ向かう第1の光ビームの一部を散乱させるように角部を形成する他方の面に設けられた溝部を利用することができる。
【0015】
本発明は、第3の光ビームを射出する第3の発光素子と、第2のプリズムをさらに備えることであってもよい。この場合、第2のプリズムは、第3の光ビームを入射させる光入射部と、第2の光ビームの光束の一部を遮光しつつ、光入射部から入射された第3の光ビームを偏向器へ向けて射出する光射出部とを有する。そして、第1及び第2のプリズムは、互いの光射出部の間に第2の光ビームが通過する隙間を有するように配置される。この結果、第2の光ビームは、隙間を通過することによりそのビーム幅を規制される。
【0016】
なお、第2のプリズムは、第3の光ビームを入射させる光入射部と、第2の光ビームの一部を偏向器がある方向と異なる方向へ向けて屈折等を利用して偏向させつつ、光入射部から入射された第3の光ビームを偏向器へ向けて射出する光射出部とを有するように構成してもよい。
【0017】
上記のようにさらに第3の発光素子等を備える場合、本発明は、第1及び第2のプリズムより前記偏向器側において、スリットを配置し、そのスリットを用いて、第1および第3の光ビームのビーム幅を、第2の光ビームのビーム幅とほぼ等しい幅になるように規制することとしてもよい。
【0018】
本発明の一態様では、第1から第3までの発光素子は、実質的に同一の平面内に各々の光ビームを射出するように配置される。なお、上記平面は、偏向器の回転軸に実質的に垂直に交わる平面であることが好ましい。
【0019】
本発明の一態様では、第1から第3までの発光素子は、一の支持部材に一体に固定される。この支持部材には、第1および第2のプリズムがさらに固定されていてもよい。また、支持部材には、発光素子の各々の光射出側に、発光素子が射出した光ビームを平行光に変換するコリメータレンズが固定されていてもよい。
【0020】
支持部材は、例えば金属材料などの高熱伝導性を有することが好ましい。これは、各発光素子をほぼ同じ温度下作動させ、それにいわゆるモードホップを抑制するためである。
【0021】
本発明の一態様では、第1から第3までの光ビームのうち、一の光ビームを除く他の光ビームの光路上には、偏向器がそれら光ビームを走査する主走査方向と直交する副走査方向における前記光ビームの前記偏向器への入射角を調整するための角度調整手段が配置される。これは、被走査面上で走査される光ビームの副走査方向におけるピッチ間隔を調整できるようにするためである。角度調整手段が配置されない一の光ビームは、第1から第3の光ビームの中で、偏向器により偏向された結果、被走査面上の走査領域に最初にビームスポットを形成する光ビームとすることが好ましい。最初に被走査面に現れるビームスポットの位置を基準に他のビームスポットの副走査方向を調整すれば、調整が容易になるからである。
【0022】
本発明の他の態様では、それぞれ第1及び第2の発光素子から射出されて平行光とされた第1及び第2の光ビームを偏向器を用いて偏向させることにより被走査面上で同時に走査させるマルチビーム走査装置であって、第1の光ビームを第2の光ビームの方へ向けて反射する第1の反射面と、第1の反射面で反射された1の光ビームを反射させると共に、入射される第2の光ビームの一部を遮光し、第1の光ビームを第2の光ビームに隙間なく隣接させた状態で偏向器へ向けて射出する、又は偏向器がある方向と異なる方向へ偏向させ、第1の光ビームを第2の光ビームに隙間なく隣接させた状態で偏向器へ向けて射出する第2の反射面とを有するプリズムを備えるマルチビーム走査装置が提供される。
【0023】
上記の態様のマルチビーム走査装置では、第1及び第2の反射面の少なくとも一方は、少なくとも一部に、第1の光ビームが臨界角より大きな角度で入射し、全反射する領域を有することが好ましい。
【0024】
本発明の他の態様では、それぞれ第1及び第2の発光素子から射出されて平行光とされた第1及び第2の光ビームを偏向器を用いて偏向させることにより被走査面上で同時に走査させるマルチビーム走査装置において、端部を第2の光ビームの光路内に配置することにより第2の光ビームの一部を遮光すると共に、端部を含む部位で第1の光ビームを反射させて第2の光ビームに隙間なく隣接させた状態で偏向器へ向けて反射するミラーを有するマルチビーム走査装置が提供される。
【0025】
本発明の他の態様では、それぞれ第1、第2および第3の光ビームを射出する第1、第2および第3の発光素子と、各光ビーム射出後、それぞれを平行光に変換する平行光変換手段と、第1の光ビームが入射する位置に配置された第1のプリズムであって、所定の目標方向へ向けられている第2の光ビームの一部を遮光しつつ、第1の光ビームを第2の光ビームに隙間なく隣接させた状態で目標方向へ向けて射出する光射出部を有する第1のプリズムと、第3の光ビームが入射する位置に配置された第2のプリズムであって、目標方向へ向けられている第2の光ビームの一部を遮光しつつ、又は偏向器がある方向と異なる方向へ偏向させつつ、第3の光ビームを第2の光ビームに隙間なく隣接させた状態で目標方向へ向けて射出する光射出部を有する第2のプリズムと、第1から第3までの発光素子と第1および第2のプリズムを一体に保持する支持部材とを備える光源装置が提供される。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係るマルチビーム走査装置100の光学的構成を模式的に示す図である。図1に示されるように、マルチビーム走査装置100は、第1及び第2の発光素子102、104を備えている。第1及び第2の発光素子102、104は例えばレーザダイオードであり、それぞれ、第1及び第2の光ビーム106、108を照射する。本実施形態の場合、第1及び第2の発光素子102、104は、第1及び第2の光ビーム106、108を、後述するポリゴンミラーの回転軸を法線とする平面内に、好ましくはそれらが互いに実質的に平行となるように照射する。
【0027】
第2の発光素子104から照射された第2の光ビーム108は、コリメータレンズ110により平行光に変換された後、シリンドリカルレンズ112を通過し、ポリゴンミラー114の反射面114aへ入射する。シリンドリカルレンズ112は、ポリゴンミラー114の反射面114aの近傍に光ビームが収束するように、ポリゴンミラー114の回転軸114bに平行な方向(副走査方向)にのみ光ビームを収束させるパワーを有する。
【0028】
第2の光ビーム108は、さらに、反射面114aにより反射され、fθレンズ118を通過し、被走査面120上に結像される。ポリゴンミラー114が所定速度で回転すると、被走査面120上に結像された第2の光ビームは、実質的に一定の速度で被走査面120上を移動する。このとき第2の光ビームが移動する方向を主走査方向という。また、被走査面120上で主走査面に直交する方向を副走査方向という。
【0029】
第1の発光素子102から照射された第1の光ビーム106は、コリメータレンズ122において平行光に変換された後、プリズム124へ入射する。プリズム124は、第1の光ビーム106の光路を第2の光ビーム108へ近づけ、それから第1の光ビーム106をポリゴンミラー114へ向けて射出する。このとき、プリズム124は、第2の光ビーム108が照射されている位置とほぼ同じ位置において第1の光ビームがポリゴンミラー114の反射面114aに照射されるように、第1の光ビーム106を射出する。このため、プリズム124よりポリゴンミラー114の側において、第1および第2の光ビーム106、108は互いに平行ではなく、ポリゴンミラー114の回転方向において相互間に開き角θを有している。
【0030】
プリズム124から射出された第1の光ビーム106は、第2の光ビーム108と同様に、シリンドリカルレンズ112を通過した後にポリゴンミラー114に入射し、ポリゴンミラーの反射面114aで反射される。反射された第1の光ビーム106は、さらにfθレンズ118を通過した後に被走査面120に照射され、そこに主走査方向に移動するビームスポットを形成する。
【0031】
第2の光ビーム108の光路上であってコリメータレンズ110とシリンドリカルレンズ112との間には、さらに、第2の光ビーム108の位置調整用素子126が配置されている。位置調整用素子126は、例えばその光軸を含む断面がクサビ形状をしたプリズムである。本実施形態では、位置調整用素子126の配置を調整することにより、第2の光ビーム108がシリンドリカルレンズ112に入射する高さを調整する。ここで高さとは、副走査方向の位置をいう。第2の光ビーム108の高さは、第1の光ビーム106と所定距離異なる高さでシリンドリカルレンズ112に入射するように調整される。これにより、第2の光ビーム108は、ポリゴンミラーの反射面114aにおいて第1光ビーム106に対し僅かに傾いた状態でポリゴンミラー114に入反射する。つまり、第2の光ビーム108は、位置調整用素子126によりポリゴンミラー114に入射する副走査方向の角度を調整される。角度を調整した結果、第2の光ビーム108は、被走査面上で第1の光ビーム106が走査する走査ラインに対し副走査方向へ所定間隔離れた走査ライン上を走査するようになる。
【0032】
シリンドリカルレンズ112とポリゴンミラー114の間には、さらに、スリット128が配置されている。スリット128は、ポリゴンミラー114の回転軸を法線とする平面に平行な長穴状の開口を有し、この開口に第1及び第2光ビーム106、108を通過させることにより、断面形状が互いにほぼ等しくなるように第1および第2の光ビームのビーム幅等を規制している。これにより、第1および第2の光ビームの有効光束が成形される。
【0033】
図2は、マルチビーム走査装置100におけるプリズム124を含む一部を拡大して示す図である。図2に示されるように、プリズム124は、第1の光ビーム106が入射する入射面124a、それぞれ第1のビーム106を反射するための反射膜がコーティングされている第1及び第2の反射面124b、124c、並びに第1の光ビーム106が射出する射出面124dを有している。
【0034】
第1の光ビーム106は、入射面124aと第1の反射面124bとがなす角部を含む入射面124aの一部からプリズム124に入射する。なお、入射面124には、第1の光ビーム106の透過を促進するため、反射防止膜がコーティングされていてもよい。
【0035】
プリズム124に入射した第1の光ビーム106は、第1の反射面124bにおいて第2の反射面124cへ向けて反射される。第1の反射面124bで反射された第1の光ビーム106は、さらに、第2の反射面124cにおいて反射され、射出面124dからポリゴンミラー114へ向けて射出する。
【0036】
第2の反射面124cと射出面124dにより形成される角部には、面取り部124eが形成されている。第1の反射面124bにより反射された第1の光ビーム106は、第2の反射面124cのみならず、面取り部124eにも照射される。この結果、第2の反射面124cの面取り部124e側にある端部からも、第1の光ビームがポリゴンミラー114へ向けて反射されるようになる。
【0037】
面取り部124eは、そこへ入射した光を散乱するように表面を加工されている。例えば、本実施形態の面取り部124eは、#400〜#800程度の表面荒さを有するスリ面に加工されている。このために、面取り部124eに入射した第1の光ビーム106は、そこで散乱され、特定の方向へ大きな強度を有する状態で透過または反射することはない。
【0038】
第2の反射面124cにおける射出面124d側の端部は、第2の光ビーム108の光路内に配置されている。このため、第2の反射面124cの端部に第2の光ビーム108の一部が照射される。第2の反射面124cには、前述したように反射膜が設けられているため、照射された第2の光ビーム108はそこで反射され、ポリゴンミラー114へ向かうことはない。つまり、第2の反射面124cの端部は、第2の光ビーム108の光束の一部を遮光している。
【0039】
このように、第2の反射面124cの端部は、第2の光ビームを遮光すると共に、同時に、第1の光ビーム106をポリゴンミラー114に向けて反射させている。このため、プリズム124の射出面124d側では、第2の光ビーム108が遮光された領域において第1の光ビーム106が射出され、結果として第1の光ビーム106の光束が第2の光ビーム108の光束と隙間なく隣接するようになる。既に説明したように、第1及び第2の光ビーム106、108は、ポリゴンミラー114の回転方向において互いに開き角θを有する状態でポリゴンミラー114へ入射しているが、プリズム124の射出面124dにおいて、第1及び第2の光ビーム106、108が互いに隙間なく隣接し、第1および第2の光ビーム106、108の間隔が極めて小さくなっているために、開き角θも極めて小さくなっている。
【0040】
図3は、第1の光ビームが射出する部位を含むプリズム124の一部分の拡大図である。射出面124dには、第1の反射面124bで反射され、面取り部124eへ向かう第1の光ビーム106の一部を散乱させ、それにより面取り部124eへ入射し散乱される光量を制限する散乱光量制限部が設けられている。散乱光量制限部としては、例えば、図3に示すように、射出面124dに設けられ、その面がすり面となっている遮光溝124fを利用することができる。
【0041】
遮光溝124fは、例えば、第1の光ビーム106がプリズム124から射出する領域(図中124h)の外に、面取り部124eに平行に設けられる。第1の反射面124bから第2の反射面124cへ向かう光の一部は、図中直線106aで示すように、遮光溝124fに当たり、散乱する。いま、遮光溝124fの深さをLs、面取り部124eの幅をLcとすると、遮光溝124fは、例えばLs<Lcとなるように設けられる。これにより、面取り部124eの上部の幅Δl(Δlは、Lc−Lsにほぼ等しい)の領域にのみ光ビーム106が照射、散乱される。このような遮光溝124fを用いて面取り部124eへ入射する光量を制限することで、面取り部124eにおいて強い散乱光が発生することが防止される。
【0042】
図1に示したマルチビーム走査装置100では、プリズム124の構成を種々に変えることができる。例えば、射出面124dのうち、少なくとも光ビーム106が射出される領域に(特に面取り部124eと遮光溝124fの間の領域に)第1の光ビーム106の透過を促進する反射防止膜を設けることができる。さらに、上記の反射防止膜が設けられた部分を除く射出面124dの領域に、光を透過させない遮光膜を設け、それにより、プリズム124からポリゴンミラー114へ不要な光が射出されないようすることもできる。
【0043】
また、プリズム124としては、第1の光ビーム106が第1の反射面124bに臨界角よりも大きな角度で入射し、そこで全反射するように、第1の反射面124bの傾きが調整されたプリズムを利用することもできる。このようなプリズムでは、第1の反射面124に反射膜を設ける必要がなくなるという利点がある。
【0044】
また、プリズム124としては、第2の反射面124cでも第1の光ビーム106が全反射するように、第1および第2の反射面124b、124cの傾きが調整されているプリズムを利用することもできる。この場合には、第2の反射面124cのうち、第2の光ビーム108が照射される領域にのみ反射膜を設け、そこで第2の光ビームを遮光するようにしてもよい。このようにプリズム124を構成すれば、反射膜をコーティングすべき領域が減り、プリズム124をより安価に製造できるようになる。
【0045】
また、プリズム124としては、第2の光ビームのうち第2の反射面124cに照射された光束がプリズム124により屈折され、ポリゴンミラー114の反射面114aがある方向と異なる方向へ進行するように形成されたプリズムを利用することもできる。この場合には、第2の反射面124cに反射膜を設ける必要がなくなるので、プリズム124をさらに安価に製造できるようなる。
【0046】
図4は、図1に示したマルチビーム走査装置100の変形例における発光素子102、104からシリンドリカルレンズ112までの構成を示した図である。図4に示すマルチビーム走査装置では、四角柱形状をしたプリズム124を用いる代わりに、プリズム124のうち第1の反射面124bを含む一部を切り取ることにより得られた三角柱形状のプリズム140を用いている。
【0047】
図4において、プリズム140は光ビームを入射させる入射面140a、入射した光ビームをポリゴンミラー114へ向けて反射する反射面140b、及び光ビームを射出する射出面140cを有する。反射面140bと射出面140cとにより形成される角部には、面取り部140eが設けられている。また、射出面140cには、プリズム124の遮光溝124fと同様の作用効果を奏する遮光溝140dが設けられている。反射面140b及び面取り部140eは、それぞれプリズム124の反射面124b及び面取り部124eに対応する部位であり、反射面124b及び面取り部124eと同様の構成を有し、同様の作用効果を奏する。
【0048】
このように使用するプリズムの形状を変えることで、マルチビーム走査装置100において発光素子102の配置を、例えば第1の光ビーム106が第2の光ビーム108へ交差する方向に射出されるよう配置するなど、種々に変えることができる。
【0049】
図5は、本発明の他の実施形態に係るマルチビーム走査装置200を示す図である。マルチビーム走査装置200は、3つの光ビームを被走査面上で同時に走査できるよう、図1に示したマルチビーム走査装置100にさらに第3の発光素子202を備えた装置である。第3の発光素子202は、第2の発光素子104を挟んで第1の発光素子102と反対の側に配置されている。第3の発光素子202から射出された第3の光ビーム204は、コリメータレンズ206により平行光に変換され、さらに、位置調整用素子208によりシリンドリカルレンズ112に入射する高さを調整される。次に、第3の光ビーム204は、プリズム210に入射し、プリズム210内で第2の光ビーム108の方へ反射された後、第2の光ビームと隣接する位置からから射出される。さらに、第3の光ビーム204は、第1および第2の光ビーム106、108と共にシリンドリカルレンズ112およびスリット128を通過する。スリット128を通過することにより、第1および第3の光ビーム106、204のビーム幅(有効光束の形状)は、第2の光ビーム108のビーム幅(有効光束の形状)とほぼ同じに規制される。スリット128を通過した後、第3の光ビーム204は、第1および第2の光ビーム106、108と共にポリゴンミラー114の反射面114aにおいて被走査面120へ向けて反射される。
【0050】
ところで、図5に示されているように、第1の光ビーム106の光路上には、第2又は第3の光ビーム108、204のように位置調整用素子(126、208)が配置されていない。これは、図5に示したマルチビーム走査装置200では、第1の光ビーム106が、被走査面120上を走査される光ビーム間の副走査方向の位置を決めるための基準ビームとして利用されるからである。第1の光ビーム106を基準ビームとして利用するのは、ポリゴンミラー114の回転により各光ビームが走査された場合に、被走査面120のスキャンエリア内に最初に現れる光ビームがこの第1の光ビーム106であり、このために、第1の光ビーム106を基準にその後スキャンエリアに現れる他の光ビームの副走査方向の位置を調整することが、他の光ビームを基準として同様の調整を行う場合よりも容易だからである。
【0051】
図6は、図5に示したマルチビーム走査装置200のうち、第1から第3の発光素子102、104、202からシリンドリカルレンズ112までを拡大して示す図である。図6に見られるように、プリズム210は、第1の光ビームの光路上に配置されているプリズム124と同一の構成を有している。すなわち、プリズム210は、第3の光ビーム204が入射する入射面210a、それぞれ第3のビーム204を反射する第1及び第2の反射面210b、210c、並びに第3の光ビーム204が射出する射出面210dを有している。
【0052】
第3の光ビーム204は、入射面210aと第1の反射面210bとがなす角部を含む入射面210aの一部からプリズム210に入射する。入射した第3の光ビーム204は、第1の反射面210bにおいて第2の反射面210cへ向けて反射される。さらに、第3の光ビーム204は第2の反射面124cにおいて反射され、射出面210dからポリゴンミラー114へ向けて射出される。
【0053】
第2の反射面210cと射出面210dにより形成される角部には、面取り部210eが形成されている。第1の反射面210bにより反射された第3の光ビーム204は、第2の反射面210cのみならず、面取り部210eにも照射される。面取り部210eは、プリズム124の面取り部124eと同様に、そこへ入射した光を散乱するように表面が加工されている。
また、射出面210dには、面取り部210eに入射する第3の光ビームの光量を制限する遮光溝210fが形成されている。
【0054】
第2の反射面210cにおける射出面210d側の端部は、第2の光ビーム108の光路内に配置されている。このため、第2の反射面210cの端部に第2の光ビーム108の一部が入射する。第2の反射面210cには、第1のプリズム124のときと同様に反射膜が形成されている。したがって、第1の光ビーム108のうち第2の反射面210cに照射された部分は、第2の反射面210cにおいて反射され、ポリゴンミラー114へ向かうことはない。
【0055】
このようにプリズム210では、プリズム124と同様に、第2の反射面210cの端部が、第2の光ビーム108を遮光しつつ、第3の光ビーム204をポリゴンミラー114に向けて反射させている。このため、プリズム210の射出面210d側では、第2の光ビーム204が遮光されている領域に第3の光ビーム210が射出され、結果として第3の光ビーム210の光束と第2の光ビーム108の光束とが隙間なく隣接するようになる。
【0056】
図6に見られるように、プリズム210は、第2の光ビーム108を挟んでプリズム124が配置されているのとは反対側に、第2の光ビーム108をポリゴンミラー114へ向けて通過させることができる隙間Sをプリズム124との間に有するように配置されている。なお、このとき、プリズム124およびプリズム210は、第2の光ビーム108の主光線が隙間Sのほぼ中央を通過するように配置されていることが好ましい。
【0057】
第2の光ビーム108は、上記の隙間Sを通過する際に、第1および第2のプリズムの反射面124c、210cによりその外側の光束を遮光され、それによりビーム幅を規制される。つまり、プリズム124とプリズム210との間の隙間Sは、第2の光ビーム108の口径を定めるという役割を果たしている。
【0058】
図5に示したマルチビーム走査装置200は、第1から第3の発光素子(102、104、202)等を一の支持部材に取り付けた光源装置を予め用意し、その光源装置をマルチビーム走査装置200の筐体内に設置するという方法で製造することができる。
図7は、そのような光源装置250の一例を示す上面図(a)、側面図(b)、および正面図(c)である。光源装置250では、支持部材(基板)252を有し、その支持部材252の上に、第1から第3の発光素子102、104、202、コリメータレンズ122、110、206、位置調整用素子126、208、プリズム124、210、シリンドリカルレンズ112、およびスリット128が取り付けられている。
【0059】
第1から第3までの発光素子102、104、202は、それらがほぼ同じ平面内でほぼ同一方向に、つまりほぼ平行に光ビームを照射するように支持部材252に取り付けられている。このように発光素子を取り付けた場合、各発光素子を駆動するための電気回路(不図示)を発光装置の背面側(発光素子が光を射出する側と反対の側)にまとめて配置することができるので、便利である。
【0060】
また、発光装置250では、支持部材252に、第1から第3の発光素子102、104、202と共に、各発光素子に対応するコリメータレンズ(122、110、206)が一体に固定されているので、各コリメータレンズにより平行光に変換された光ビームの相対的な位置関係を維持することが容易である。例えば、周囲環境の温度が変化し、図5に示したマルチビーム走査装置200を構成している各部品が熱膨脹、又は収縮をすると、その影響を受けて発光素子や、コリメータレンズの位置がずれ、その結果、発光素子から射出され、コリメータレンズを通過した各光ビーム間の平行が失われる可能性がある。発光素子又はコリメータの近傍で光ビームの位置や傾きに僅かな変化生じても、その変化は被走査面120では大きく拡大され、被走査面に描画される画像の質を著しく低下させる。しかし、図7に示した光源装置250では、一の支持部材252に発光素子(102、104、202)およびコリメータレンズ(122、110、206)を一体に取り付けているので、周囲温度変化により支持部材252が多少熱膨脹等を行っても、各光ビーム間の平行は失われにくく、したがって、被走査面120に各光ビームにより描画される画像の質も低下しにくい。
【0061】
発光装置250の支持部材252は、例えば金属材料等の高熱伝導性を有する材料から形成されることが好ましい。例えばいわゆるモードホップを生じるレーザダイオードのように、出力する光の波長が温度により変化するような素子を発光素子として利用した場合、周囲温度の影響を受けて各発光素子がそれぞれ異なる温度で作動してしまい、それぞれ異なる波長の光ビームを出力する可能性がある。各発光素子から異なる波長の光ビームが出力されると、それら光ビームがfθレンズを通過する際に色収差の影響が現れる。すなわち、各光ビームにより被走査面上に形成されるビームスポットの位置が本来の位置からずれ、いわゆるジッターという現象が生じる。これに対し、図7に示した光源装置250では、支持部材252が金属等の高熱伝導性の材料から形成されており、支持部材252とそれに取り付けられている第1から第3の発光素子との間で熱が伝わりやすいので、支持部材252により、3つの発光素子の温度がほぼ同じ温度に維持される。このため、各発光素子間で出力する光の波長が異なるという不都合が抑制される。
【0062】
図5に示したマルチビーム走査装置200は、その構成を種々に変形することができる。例えば、マルチビーム走査装置200では、図8に示すように、四角柱形状をしたプリズム124および210の代わりに、図4で説明した三角柱形状のプリズム140を2つ用いて構成することもできる。
【0063】
図9は、図5に示したマルチビーム走査装置200の変形例であって、図8と異なる変形例の発光素子からシリンドリカルレンズまでの構成を示した図である。図9に示す変形例でも、2つの四角柱形状をしたプリズム124および210の代わりに、2つの三角柱形状のプリズム260が利用されている。
【0064】
プリズム260は、第1の面262、第2の面264、および第3の面266を有している。第3の面266には、反射膜が設けられている。2つのプリズム260は、第2の面264が第2の光ビーム108の主光線にほぼ平行であり、かつ互いの間に第2の光ビーム108を通過させるための隙間Sを有するように配置されている。なお、これは必須の事項ではないが、本実施形態では、2つのプリズム260は第2の光ビーム108の主光線が隙間Sのほぼ中央を通るように配置されている。
【0065】
上記のようにプリズム260を配置した場合、第2の光ビーム108の光束の一部がプリズム260の第1の面262に照射される。第1の面262に照射された光束は、プリズム260に入射し、第3の面266に設けられている反射膜によりポリゴンミラー114に入射しない方向へと反射される。このため、ポリゴンミラー114へ達する第2の光ビーム108のビーム幅は、2つのプリズムの間の隙間Sと同じ幅に制限される。
【0066】
第1および第3の発光素子102、202、およびそれら発光素子に対応するコリメータレンズ122、206は、第1および第3の光ビーム106、204が第2の光ビーム108と同一面内において、第2の光ビーム108と交差する方向へ射出されるように配置されている。第1および第3の光ビーム106、204は、それぞれ、対応するプリズムの第3の面266に入射し、そこに設けられている反射膜によりポリゴンミラー114へ向けて反射される。
【0067】
なお、図9に示す変形例では、プリズム260の第1の面262に反射膜を設け、その反射膜を利用して第1の面262に照射された第2の光ビーム108の光束をポリゴンミラー114へ向かわない方向へ反射することとしてもよい。あるいは、プリズム260の第1の面262は、そこを透過した光束が被走査面に有害な影響を与えることがない程度まで光の透過率が低下するように、又は光の透過率が実質的にゼロとなるように処理されることであってもよい。具体的には、例えば、第1の面262を不透明になるように研磨又は着色する、あるいは、第1の面262に光を透過させない部材を第1の面262に張り付けることができる。
【0068】
また、図9に示す変形例では、プリズム260の代わりに、プリズム260と同一の形状に形成され、少なくとも面264に対応する部位を鏡面研磨されているアルミ等の金属を用いることもできる。あるいは、プリズム260の代わりに、プリズム260と同一形状に形成され、面264に対応する部位が光を反射するように処理されている不透明な部材を用いることもできる。
【0069】
図10は、図9に示したマルチビーム走査装置200のさらに異なる変形例の発光素子からシリンドリカルレンズまでの構成を示す図である。この図に示した変形例は、2つのプリズム260の代わりに1つのプリズム280を利用している点で図9に示した変形例と異なっている。図11は、図10に示した変形例で使用されているプリズム280の斜視図を示している。
【0070】
図10および図11より分かるように、プリズム280は、2つの前面282、2つの後面284、および一つの溝部286を有する。溝部286は、2つの前面282の間、および、2つの後面284の間に位置するようにプリズム280に設けられている。
【0071】
プリズム280は、第1および第3の光ビーム102、204がそれぞれ異なる後面284に照射されるように、好ましくは、後面284のポリゴンミラー114側の端部を含む領域に照射されるように配置されている。2つの後面284は、反射膜が設けられており、その反射膜を用いて第1および第3の光ビーム106、204をポリゴンミラー114へ向けて反射するように構成されている。
【0072】
プリズム280は、第2の光ビーム108が溝部286内を溝部286に平行に通過するように、また、第2の光ビーム108の光束の一部が2つの前面282の各々に照射されるように、第2の光ビーム108の光路上に配置されている。前面282に照射された光束は、プリズム280に入射し、後面284に設けられた反射膜によりポリゴンミラーの反射面114aに入射しない方向へ反射される。したがって、プリズム280を通過する第2の光ビーム108のビーム幅は、溝部286の幅wに制限される。
【0073】
なお、プリズム280の前面282は、図9の変形例で用いたプリズム260の第1の面262と同様に反射膜を設け、その面に照射される光束を反射するように構成されてもよい。あるいは、プリズム280の前面282に光の透過率を低下させる、又は光の透過率を実質的にゼロにするような処理が施されていてもよい。
【0074】
また、プリズム280は、図9に示す変形例のプリズム260と同様に、プリズム280と同一の形状に形成され、少なくとも面284に対応する部位を鏡面研磨されているアルミ等の金属、又は面284に対応する部位が光を反射するように処理されている不透明な部材と置き換えることができる。
【0075】
図10に示す変形例では、第1および第3の光ビーム106、204をポリゴンミラーへ向けて反射する反射面が、1つのプリズム280に形成されている2つの後面284であり、また、第2の光ビーム108のビーム幅を規制する部位が、同じプリズム280に形成されている溝部286である。このために、図10に示す変形例に係るマルチビーム走査装置では、第1および第3の光ビーム106、204を反射する反射面の間の位置を調整する、又は、第2の光ビーム108のビーム幅を規制する部位の幅を調整するという作業を必要としない。
【0076】
以上、本発明に係るマルチビーム走査装置100について説明したが、マルチビーム走査装置100は本発明の一実施形態に過ぎず、本発明の技術的思想の範囲内で種々に変形することができる。
例えば、図1に示したマルチビーム走査装置では、プリズム124の代わりに、それぞれ第1及び第2の反射面124b、124cの位置に配置されミラーを利用して第1の光ビームの光路を調整し、あるいは、第2の光ビームの一部を遮光することもできる。同様に、図5に示したマルチビーム走査装置でも、各プリズムの代わりに、各々のプリズムの各反射面の位置に配置されたミラーを用いて各光ビームの光路調整および遮光を行うことができる。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、プリズムから射出された第1の光ビームは、プリズムによって光束の一部が遮光された第2の光ビームと隣接するようになる。この結果、ポリゴンミラーに入射する第1及び第2の光ビームの開き角θを小さくすることが可能となり、ビーム間の光学収差を最小にすることができ、ポリゴンミラーの内接円の大きさを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るマルチビーム走査装置の光学的構成を模式的に示す図である。
【図2】図1のマルチビーム走査装置におけるプリズムを含む一部を拡大して示す図である。
【図3】第1の光ビームが射出する部位を含むプリズムの一部分の拡大した図である。
【図4】図1に示したマルチビーム走査装置の変形例における一部構成を示した図である
【図5】本発明の他の実施形態に係るマルチビーム走査装置を示す図である。
【図6】図5に示したマルチビーム走査装置の一部拡大図である。
【図7】光源装置250の一例を示す上面図(a)、側面図(b)、および正面図(c)である。
【図8】図5に示したマルチビーム走査装置の変形例の一部構成を示す図である。
【図9】図5に示したマルチビーム走査装置の他の変形例の一部構成を示す図である。
【図10】図5に示したマルチビーム走査装置のさらに異なるの変形例の一部構成を示す図である。
【図11】図10に示したマルチビーム走査装置において利用されるプリズムの斜視図である。
【符号の説明】
100 マルチビーム走査装置
102、104、202 発光素子
110、122、206 コリメータレンズ
126、208 位置調整素子114 ポリゴンミラー
120 被走査面
124、210 プリズム
124a、210a 入射面
124b、210b 第1の反射面
124c、210c 第2の反射面
124d、 210d 射出面
124e、 210e 面取り部分
124f、 210f 遮光溝Ls 遮光溝の深さ
Lc 面取り長さ
Δl 散乱光の範囲

Claims (50)

  1. 第1および第2の発光素子を備え、前記第1及び第2の発光素子から射出されて平行光とされた第1及び第2の光ビームを偏向器を用いて偏向させることにより被走査面上で同時に走査させるマルチビーム走査装置において、
    前記第1の光ビームを入射させる光入射部と、前記第2の光ビームの一部を遮光しつつ、前記光入射部から入射された前記第1の光ビームを前記第2の光ビームに隙間なく隣接させた状態で前記偏向器へ向けて射出する光射出部とを有する第1のプリズムを備えることを特徴とするマルチビーム走査装置。
  2. 第1および第2の発光素子を備え、前記第1及び第2の発光素子から射出されて平行光とされた第1及び第2の光ビームを偏向器を用いて偏向させることにより被走査面上で同時に走査させるマルチビーム走査装置において、
    前記第1の光ビームを入射させる光入射部と、前記第2の光ビームの一部を前記偏向器がある方向と異なる方向へ向けて偏向させつつ、前記光入射部から入射された前記第1の光ビームを前記第2の光ビームに隙間なく隣接させた状態で前記偏向器へ向けて射出する光射出部とを有する第1のプリズムを備えることを特徴とするマルチビーム走査装置。
  3. 前記光射出部は、前記第2の光ビームの一部を前記偏向器がある方向と異なる方向へ向けて屈折させることを特徴とする請求項2に記載のマルチビーム走査装置。
  4. 前記光射出部は、前記第1の光ビームが臨界角より大きな角度で入射し、前記偏向器へ向けて全反射する反射面を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチビーム走査装置。
  5. 前記第1のプリズムの光射出部は、反射膜が形成された反射面を含み、
    前記第1のプリズムの反射面は、前記第1の光ビームを前記偏向器へ向けて反射すると共に、前記第2の光ビームの一部を遮光することを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチビーム走査装置。
  6. 前記光射出部は、面取りがなされた前記第1のプリズムの角部であり、前記角部を形成する一方の面が前記第1の光ビームを前記偏向器へ向けて反射する反射面であり、
    前記第1の光ビームは、前記面取りされた部分に一部が入射するように前記反射面に照射されることを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチビーム走査装置。
  7. 前記第1のプリズムの前記面取りされた部分は、入射した前記第1の光ビームを散乱させるように表面が加工されていることを特徴とする請求項に記載のマルチビーム走査装置。
  8. 前記第1のプリズムは、前記面取りされた部分に入射する前記第1の光ビームの光量を制限する光量制限部を有することを特徴とする請求項に記載のマルチビーム走査装置。
  9. 前記光量制限部は、前記面取りされた部分へ向かう前記第1の光ビームの一部を散乱させるように前記角部を形成する他方の面に設けられた遮光溝部であることを特徴とする請求項に記載のマルチビーム走査装置。
  10. 前記面取りされた部分の幅より前記遮光溝部の深さが小さく、前記面取りされた部分において前記第1の光ビームが散乱される領域は、前記面取りされた部分の幅と前記遮光溝部の深さとの差にほぼ等しい幅を有することを特徴とする請求項に記載のマルチビーム走査装置。
  11. 第3の光ビームを射出する第3の発光素子と、前記第3の光ビームを入射させる光入射部と、前記第2の光ビームの一部を遮光しつつ、前記光入射部から入射された前記第3の光ビームを前記偏向器へ向けて射出する光射出部とを有する第2のプリズムとをさらに備え、
    前記第1及び第2のプリズムは、互いの前記光射出部の間に前記第2の光ビームが通過する隙間を有するように配置され、
    前記第2の光ビームは、前記隙間を通過することによりビーム幅を規制されることを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチビーム走査装置。
  12. 第3の光ビームを射出する第3の発光素子と、前記第3の光ビームを入射させる光入射部と、前記第2の光ビームの一部を前記偏向器がある方向と異なる方向へ向けて偏向させつつ、前記光入射部から入射された前記第3の光ビームを前記偏向器へ向けて射出する光射出部とを有する第2のプリズムをさらに備え、
    前記第1及び第2のプリズムは、互いの前記光射出部の間に前記第2のビームが通過する隙間を有するように配置され、
    前記第2の光ビームは、前記隙間を通過することによりビーム幅を規制されることを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチビーム走査装置。
  13. 前記第2のプリズムの光射出部は、前記第3の光ビームの一部を前記偏向器がある方向と異なる方向へ向けて屈折させることを特徴とする請求項12に記載のマルチビーム走査装置。
  14. 前記第1及び第2のプリズムは、前記第2の光ビームの主光線が前記隙間の実質的に中央を通過するように配置されていることを特徴とする請求項11又は12に記載のマルチビーム走査装置。
  15. 前記第1及び第2のプリズムより前記偏向器側において、前記第1および第3の光ビームのビーム幅を前記第2の光ビームのビーム幅とほぼ等しい幅に規制するように配置されたスリットをさらに備えることを特徴とする請求項11又は12に記載のマルチビーム走査装置。
  16. 前記第1から第3までの発光素子は、実質的に同一の平面内に各々の光ビームを射出するように配置されていることを特徴とする請求項11又は12に記載のマルチビーム走査装置。
  17. 前記第1から第3までの発光素子は、略同一方向に向けて前記第1から第3までの光ビームを射出することを特徴とする請求項16に記載のマルチビーム走査装置。
  18. 前記平面は、前記偏向器の回転軸に実質的に垂直に交わる平面であることを特徴とする請求項16に記載のマルチビーム走査装置。
  19. 前記第1から第3までの発光素子は、一の支持部材に一体に固定されていることを特徴とする請求項11又は12に記載のマルチビーム走査装置。
  20. 前記支持部材には、前記第1及び第2のプリズムがさらに固定されていることを特徴とする請求項19に記載のマルチビーム走査装置。
  21. 前記第1及び第2のプリズムより前記偏向器側において、前記第1および第3の光ビームのビーム幅を前記第2の光ビームのビーム幅とほぼ等しい幅に規制するスリットが前記支持部材にさらに固定されていることを特徴とする請求項20に記載のマルチビーム走査装置。
  22. 前記支持部材には、前記発光素子の各々の光射出側に、前記発光素子が射出した光ビームを平行光に変換するコリメータレンズが固定されていることを特徴とする請求項19に記載のマルチビーム走査装置。
  23. 前記支持部材は、高熱伝導性の材料からなることを特徴とする請求項19に記載のマルチビーム走査装置。
  24. 前記支持部材は、金属材料からなることを特徴とする請求項23に記載のマルチビーム走査装置。
  25. 前記第1から第3までの光ビームのうち、一の前記光ビームを除く他の前記光ビームの光路上には、前記偏向器が前記光ビームを走査する主走査方向と直交する副走査方向における前記光ビームの前記偏向器への入射角を調整するための角度調整手段が配置されていることを特徴とする請求項11又は12に記載のマルチビーム走査装置。
  26. 前記一の光ビームは、前記偏向器により偏向された結果、前記第1から第3の光ビームの中で前記被走査面上の走査領域に最初にビームスポットを形成する光ビームであることを特徴とする請求項25に記載のマルチビーム走査装置。
  27. 前記第2のプリズムの前記光射出部は、前記第3の光ビームを前記第2の光ビームに隙間なく隣接させた状態で前記偏向器へ向けて射出することを特徴とする請求項11又は12に記載のマルチビーム走査装置。
  28. 前記第2のプリズムの前記光射出部は、前記第3の光ビームが臨界角より大きな角度で入射し、前記偏向器へ向けて全反射する反射面を含むことを特徴とする請求項11又は12に記載のマルチビーム走査装置。
  29. 前記第2のプリズムの前記光射出部は、面取りがなされた前記第2のプリズムの角部であり、前記角部を形成する一方の面が前記第3の光ビームを前記偏向器へ向けて反射する反射面であり、
    前記第3の光ビームは、前記面取りされた部分に一部が入射するように前記反射面に照射されることを特徴とする請求項11又は12に記載のマルチビーム走査装置。
  30. 前記第2のプリズムの前記面取りされた部分は、入射した前記第3の光ビームを散乱させるように表面が加工されていることを特徴とする請求項29に記載のマルチビーム走査装置。
  31. 前記第2のプリズムは、前記面取りされた部分に入射する前記第3の光ビームの光量を制限する光量制限部を有することを特徴とする請求項29に記載のマルチビーム走査装置。
  32. 前記光量制限部は、前記面取りされた部分へ向かう前記第1の光ビームの一部を散乱させるように前記角部を形成する他方の面に設けられた遮光溝部であることを特徴とする請求項31に記載のマルチビーム走査装置。
  33. それぞれ第1及び第2の発光素子から射出されて平行光とされた第1及び第2の光ビームを偏向器を用いて偏向させることにより被走査面上で同時に走査させるマルチビーム走査装置において、
    前記第1の光ビームを前記第2の光ビームの方へ向けて反射する第1の面と、前記第1の面で反射された前記1の光ビームを反射させると共に、入射される前記第2の光ビームの一部を遮光し、前記第1の光ビームを前記第2の光ビームに隙間なく隣接させた状態で前記偏向器へ向けて射出する第2の面とを有するプリズムを備えることを特徴とするマルチビーム走査装置。
  34. それぞれ第1及び第2の発光素子から射出されて平行光とされた第1及び第2の光ビームを偏向器を用いて偏向させることにより被走査面上で同時に走査させるマルチビーム走査装置において、
    前記第1の光ビームを前記第2の光ビームの方へ向けて反射する第1の面と、前記第1の面で反射された前記1の光ビームを反射させると共に、入射される前記第2の光ビームの一部を前記偏向器がある方向と異なる方向へ偏向させ、前記第1の光ビームを前記第2の光ビームに隙間なく隣接させた状態で前記偏向器へ向けて射出する第2の面とを有するプリズムを備えることを特徴とするマルチビーム走査装置。
  35. 前記第2の面は、前記第2の光ビームの一部を前記偏向器がある方向と異なる方向へ屈折させることを特徴とする請求項33又は34に記載のマルチビーム走査装置。
  36. 前記第1及び第2の面の少なくとも一方は、少なくとも一部に、前記第1の光ビームが臨界角より大きな角度で入射し、全反射する領域を有することを特徴とする請求項33又は34に記載のマルチビーム走査装置。
  37. それぞれ第1及び第2の発光素子から射出されて平行光とされた第1及び第2の光ビームを偏向器を用いて偏向させることにより被走査面上で同時に走査させるマルチビーム走査装置において、
    端部を前記第2の光ビームの光路内に配置することにより前記第2の光ビームの一部を遮光すると共に、前記端部を含む部位で前記第1の光ビームを反射させて前記第2の光ビームに隙間なく隣接させた状態で前記偏向器へ向けて進行させるミラーを有することを特徴とするマルチビーム走査装置。
  38. それぞれ第1、第2および第3の光ビームを射出する第1、第2および第3の発光素子と、
    各光ビーム射出後、それぞれを平行光に変換する平行光変換手段と、
    前記第1の光ビームが入射する位置に配置された第1のプリズムであって、所定の目標方向へ向けられている前記第2の光ビームの一部を遮光しつつ、前記第1の光ビームを前記第2の光ビームに隙間なく隣接させた状態で前記目標方向へ向けて射出する光射出部を有する第1のプリズムと、
    前記第3の光ビームが入射する位置に配置された第2のプリズムであって、前記目標方向へ向けられている前記第2の光ビームの一部を遮光しつつ、前記第3の光ビームを前記第2の光ビームに隙間なく隣接させた状態で前記目標方向へ向けて射出する光射出部を有する第2のプリズムと、
    前記第1から第3までの発光素子と前記第1および第2のプリズムを一体に保持する支持部材とを備えることを特徴とする光源装置。
  39. それぞれ第1、第2および第3の光ビームを射出する第1、第2および第3の発光素子と、
    各光ビーム射出後、それぞれを平行光に変換する平行光変換手段と、
    前記第1の光ビームが入射する位置に配置された第1のプリズムであって、所定の目標方向へ向けられている前記第2の光ビームの一部を目標方向と異なる方向へ向けて偏向させつつ、前記第1の光ビームを前記第2の光ビームに隙間なく隣接させた状態で前記目標方向へ向けて射出する光射出部を有する第1のプリズムと、
    前記第3の光ビームが入射する位置に配置された第2のプリズムであって、前記目標方向へ向けられている前記第2の光ビームの一部を前記目標方向と異なる方向へ向けて偏向させつつ、前記第3の光ビームを前記第2の光ビームに隙間なく隣接させた状態で前記目標方向へ向けて射出する光射出部を有する第2のプリズムと、
    前記第1から第3までの発光素子と前記第1および第2のプリズムを一体に保持する支持部材とを備えることを特徴とする光源装置。
  40. 前記第1及び第2のプリズムの前記光射出部は、それぞれ、前記第2の光ビームの一部を前記目標方向と異なる方向へ屈折させることを特徴とする請求項39に記載の光源装置。
  41. 前記第1および第2のプリズムは、互いの前記光射出部の間に前記第2の光ビームが通過する隙間を有するように配置され、
    前記第2の光ビームは、前記隙間を通過することによりビーム幅を規制されることを特徴とする請求項38又は39に記載の光源装置。
  42. 前記第1及び第2のプリズムは、前記第2の光ビームの主光線が前記隙間の実質的に中央を通過するように配置されていることを特徴とする請求項41に記載のマルチビーム走査装置。
  43. 前記第1及び第2のプリズムより前記目的方向側において、前記第1および第3の光ビームのビーム幅を前記第2の光ビームのビーム幅とほぼ等しい幅に規制するように配置されたスリットをさらに備えることを特徴とする請求項42に記載の光源装置。
  44. 前記スリットは、前記支持部材に固定されていることを特徴とする請求項43に記載の光源装置。
  45. 前記第1から第3までの発光素子は、実質的に同一の平面内に各々の光ビームを射出するように前記支持部材に固定されていることを特徴とする請求項38又は39に記載の光源装置。
  46. 前記支持部材は、高熱伝導性の材料からなることを特徴とする請求項38又は39に記載の光源装置。
  47. 前記支持部材は、金属材料からなることを特徴とする請求項46に記載の光源装置。
  48. 前記第1から第3までの光ビームのうち、一の前記光ビームを除く他の前記光ビームの光路上に、前記光ビームの向かう方向を微調整するための方向調整手段が配置されていることを特徴とする請求項38又は39に記載の光源装置。
  49. 前記第1から第3までの発光素子の各々の光射出側において、前記発光素子が射出した光ビームを平行光に変換するコリメータレンズが前記支持部材に固定されていることを特徴とする請求項38又は39に記載のマルチビーム走査装置。
  50. 前記第1から第3までの発光素子は、略同一方向に前記第1から第3までの光ビームを射出するように前記支持部材に固定されていることを特徴とする請求項38又は39に記載のマルチビーム走査装置。
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