JP3110816B2 - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光走査装置に関し、特
に結像レンズの中間に反射部材を設けた光走査装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタやデジタル複写機等にお
いて、レーザダイオード等の光源から画像情報に応じて
変調された光ビームを射出し、その光ビームを偏向して
被走査面を走査することにより画像を露光する光走査装
置が使用されている。
【0003】例えば図4に示すように、レーザダイオー
ドからなる光源1から射出された変調光はコリメータレ
ンズ2により平行ビームになり、アパーチヤ3によって
所定の大きさに整形される。その平行光ビームは回転す
るポリゴンミラー4により偏向され、結像レンズである
fθレンズ5によって被走査面例えば感光体ドラム6上
に結像されて光スポットを形成し、その光スポットが感
光体ドラム6の回転方向と直交して直線走査することに
より潜像が形成される。
【0004】近時、本体装置の小型化のため、光路途中
にミラー7,8を設けて光軸を曲げる等、光走査装置の
小型化が計られていた。また、小型化あるいは走査精度
を高めるため、例えば特開平1−134416号公報あ
るいは特開平1−164917号公報に示されたよう
に、複数の光源からの複数の光ビームを1個のポリゴン
ミラーで偏向し、それぞれの光ビームの結像レンズを重
ねて配置する提案があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの光走査装置を
構成する各素子や各部材は、ハウジング又は基板上に位
置決め固定されているが、特に一般に凹レンズ5aと凸
レンズ5bの2枚からなるfθレンズ5の配置は高い精
度が要求され、僅かでも加工誤差や歪みが生じると光ス
ポットの不整形や結像位置のズレあるいは走査線が曲が
る等により、画像品質を著しく劣化させるという問題が
あった。
【0006】また、光走査装置は一層の小型化が求めら
れているが、ミラー7,8をさらに増やして反射回数を
上げようとすると、光走査装置が厚くなったり調整が複
雑になる欠点を生じる。前記の公報に示された提案も、
多少の小型化は計れても、装置が複雑になりポリゴンミ
ラーの厚みが増す等の問題があった。これらの問題を解
決するため、fθレンズの相対位置を微動調整する機構
を設けると、工程が複雑になり、コストや信頼性,耐久
性の面で不利になる。
【0007】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、光走査装置の小型化を計ると共に、組立が容易
でコストを下げ、信頼性も向上させることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、光源から射出された光ビームを回転偏向
器により偏向走査し、その偏向走査された光ビームを結
像レンズにより被走査面上に結像する光走査装置におい
て、結像レンズをそれぞれ短冊状に形成した前群及び後
群のレンズにより構成し、その前群及び後群のレンズ
対して前記回転偏向器と反対側に光ビームを反射する反
射部材を設け、前群のレンズと後群のレンズを、その各
基準面を一致させて前記回転偏向器による光ビームの偏
向走査面に垂直な方向に重ね合わせて配設し、反射部材
を、その垂線が互いに直交する2枚の反射面を一体化し
てなる直交ミラーにより構成する。そして、上記回転偏
向器によって偏向走査された光ビームが上記前群のレン
ズを透過して上記反射部材により反射され、その反射さ
れた光ビームが上記後群のレンズを透過して被走査面上
に結像するようにしたものである。
【0009】上記結像レンズの前群及び後群のレンズ
上記反射部材とをその相対位置を規制して一体に固定す
る固定部材を設けるとよい。
【0010】
【作用】上記のように構成した光走査装置は、結像レン
ズを構成する前群のレンズと後群のレンズを、その各基
準面を一致させて回転偏向器による光ビームの偏向走査
面に垂直な方向に重ね合わせて配設し、その前群及び後
群のレンズに対して回転偏向器と反対側に設けた反射部
材を、その垂線が互いに直交する2枚の反射面を一体化
してなる直交ミラーにより構成したので、全体をコンパ
クトにまとめることが出来る。特に、短冊状に形成した
前群のレンズと後群のレンズを光ビームの偏向走査面に
垂直に重ね合わせて配設したので、前群のレンズと後群
のレンズの光軸および母線の平行度が維持され、偏心が
抑えられる。
【0011】また、反射部材が直交ミラーで構成されて
いるので、たとえ傾いて組立てられても、光ビームが往
復する光軸の平行が保たれ、その両光軸は前群および後
群レンズを重ねた方向に一定の間隔を有するから、各レ
ンズに対し光ビームが傾いて入射することがない。
【0012】上記のようにコンパクトにまとめられた結
像レンズと反射部材を、固定部材によりその相対位置を
規制して一体に固定すれば、組立が容易でその相対位置
は精度よく保たれて信頼性が向上する。しかも、1個の
結像ブロックとして取り扱えるから総組立や保守が簡単
になる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
具体的に説明する。図1は、この発明の一実施例である
光走査装置の構成を示す断面図である。
【0014】この光走査装置10は、図示し得ない光
源,コリメータレンズ,アパーチヤ等と、ポリゴンミラ
ー11とそれを回転駆動する偏平モータ12とからなる
回転偏向器13と、結像レンズ14を構成する短冊状に
形成された前群及び後群のレンズである凹レンズ15及
び凸レンズ16と、その垂線が互いに直交する2枚の反
射面17a,17bからなる反射部材である直交ミラー
17と、ミラー18とから構成されている。
【0015】回転偏向器13の図示しない光源,コリメ
ータレンズ,アパーチヤ等からなる光源部は、図4の従
来例で説明したものとそれぞれ同一又は同等であるから
説明を省略する。凹レンズ15,凸レンズ16及び直交
ミラー17は、固定部材である上下の各支持板21,2
2により一体に固定され、その一体化した結像ブロック
20は、光走査装置10の基板23に他の部材,素子と
もども固設されている。基板23の上部は、カバー24
により覆われている。
【0016】図示しない光源部から射出された平行光ビ
ームは、ポリゴンミラー11に背面から入射し、その回
転により紙面と垂直な面上を偏向走査されて下側の凹レ
ンズ15を図で左から右へ透過し、直交ミラー17の2
枚の反射面17a,17bにより反射されて、入射時と
平行で逆方向に右から左へ上側の凸レンズ16を透過す
る。凸レンズ16を透過した集斂光ビームは、ミラー1
8で反射されて従来例と同等な図示しない感光体ドラム
に向い、その面上に結像する。
【0017】直交ミラー17により、光ビームは互いに
平行で一定間隔だけシフトされた光路を逆方向に進行す
るから、凹レンズ15と凸レンズ16はその光軸上の
ビームの透過方向が相反するように組合わされ、その各
基準面15a,16aが一致するように重ね合わされ
る。
【0018】レンズを短冊状に加工する場合は、その縁
面の一つ、一般的にはその長辺になる縁面のいずれかを
基準面とし、その基準面はレンズの光軸及び母線(偏向
走査された光ビームの中心がレンズを切る線)に対して
平行に且つ精度よく仕上げられている。したがって、凹
レンズ15と凸レンズ16の各基準面が一致するように
重ね合わせれば、その光軸も母線も互いに精度よく平行
に保持され、そのための調整は不要である。
【0019】また、直交ミラー(「ルーフミラー」とも
いう)17は、加工時にその90°が精度よく仕上げら
れていれば入反射光の平行性が保たれ、この直交ミラー
17が図1の紙面に垂直な軸の回りで回動して取付け時
に上下に傾いても平行性は狂うことがない。この直交ミ
ラー17を例えばプラスティックで一体に成形し、反射
面にアルミを蒸着するようにすれば、最初の検査を終了
した以降は精度のよいミラーを大量に安価に入手し、安
心して組立てることが出来る。
【0020】図2は、このように組立(サブアセンブリ
ング)られる結像ブロック20の構成例を分解して示す
斜視図である。下支持板22の上面には、凹レンズ15
の位置を規正する突起a,b,cと、直交ミラー17の
位置を規正する突起d,eと、2本の雌ねじ孔を備えた
柱f,gとが一体に成形されている。
【0021】凹レンズ15の左右位置は突起a,bによ
り、前後位置及び傾きは突起a,bと突起cとによりそ
れぞれ規正され、直交ミラー17の左右位置は突起d,
eの対向面で、前後位置及び傾きは凸字状の突起d,e
の凸部が直交ミラー17の溝17d,17e(図示せ
ず)にはまり込むことによりそれぞれ規正される。
【0022】上支持板21の図示しない下面には、下支
持板22の突起a,b,cと寸法は若干異なるが同等の
凸レンズ16の位置を規正する3個の突起と、突起d,
eと同じ直交ミラー17の位置を規正する2個の突起が
設けられている。下支持板22の上面に、基準面15a
を上向きにした凹レンズ15と直交ミラー17を正しい
位置に置き、さらに凹レンズ15の上面に基準面を下向
きにした凸レンズ16を重ね合わせて結像レンズ14を
構成する。
【0023】そして、上支持板21を正しい位置に重ね
れば、凸レンズ16の位置も正しく規正されるから、上
支持板21の孔21a,21bを通じてねじ26a,2
6bを下支持板21の柱g,fにねじ込んで、上下の支
持板21,22をねじ止めすれば、結像ブロック20を
構成する各部材はそれぞれ正しい位置で一体に固定さ
れ、狂うことがない。
【0024】図3は、このように固定された凹レンズ1
5及び凸レンズ16からなる結像レンズ14の状態を示
す斜視図である。上下に配置されたそれぞれメニスカス
レンズである凹レンズ15と凸レンズ16とは、偏向走
査される光ビームの透過方向が互いに逆になっているか
ら、従来例では同方向にカーブが揃っているが、この実
施例では凹レンズ15では手前が凹、凸レンズ16では
手前が凸になっている。
【0025】以上、従来例と同様に、凹レンズ15と凸
レンズ16とは互いに独立したレンズであるとして説明
してきたが、この発明によれば、光学的には前群及び後
群のレンズの間に反射部材を設けているが、機構的には
前群及び後群のレンズは重ね合わされているから、凹レ
ンズ15と凸レンズ16とを例えばプラスティックによ
り一体に成形することが出来る。このように結像レンズ
14を一体に構成すれば、部品点数が減ってコストが下
るのみならず、その相対位置は全く狂う恐れがないか
ら、信頼性が向上する。
【0026】また、前群及び後群のレンズがそれぞれ1
枚のレンズからなる場合について説明したが、そのいず
れか又は両方を複数のレンズにより構成しても差支えな
い。さらに、結像レンズ14と直交ミラー17との相対
位置を調整できるようにすれば、それだけで各レンズの
寸法誤差を補正することが出来る。これは従来のように
前群レンズと後群レンズの間隔を調整するのに比べて、
光軸ズレや傾きが発生しないから遥かに簡単である。
【0027】以上説明したように,この発明による光走
査装置は、光ビームの光路に沿った方向の寸法だけでな
く、それに直交する方向の寸法も最小限になり、全体を
コンパクトに構成することができると共に、組み立てが
容易でコストを低減し、信頼性が向上する。しかも、前
群のレンズと後群のレンズの光軸および母線の平行度が
維持され、偏心が抑えられる。また、反射部材により折
り返される光ビームの光軸の平行が確実に保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である光走査装置の構成を
示す断面図である。
【図2】図1に示した結像ブロックの構成の一部を分解
して示す斜視図である。
【図3】図1に示した結像ブロックにおける結像レンズ
の形状例を示す斜視図である。
【図4】光走査装置の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 光走査装置 13 回転偏向器 14 結像レンズ 15 凹レンズ
(前群のレンズ) 16 凸レンズ(後群のレンズ) 17 直交ミラー
(反射部材) 21 上支持板(固定部材) 22 下支持板
(固定部材) a,b,c,d,e 突起(位置を規正する手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 26/10 G02B 7/198

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から射出された光ビームを回転偏向
    器により偏向走査し、その偏向走査された光ビームを結
    像レンズにより被走査面上に結像する光走査装置におい
    て、 前記結像レンズをそれぞれ短冊状に形成した前群及び後
    群のレンズにより構成し、その前群及び後群のレンズ
    対して前記回転偏向器と反対側に光ビームを反射する反
    射部材を設け、 前記前群のレンズと後群のレンズを、その各基準面を一
    致させて前記回転偏向器による光ビームの偏向走査面に
    垂直な方向に重ね合わせて配設し、前記反射部材を、その垂線が互いに直交する2枚の反射
    面を一体化してなる直交ミラーにより構成し、 前記回転偏向器によって偏向走査された光ビームが前記
    前群のレンズを透過して前記反射部材により反射され、
    その反射された光ビームが前記後群のレンズを透過して
    前記被走査面上に結像するようにした ことを特徴とする
    光走査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光走査装置において、
    記結像レンズの前群及び後群のレンズと前記反射部材と
    をその相対位置を規制して一体に固定する固定部材を設
    けたことを特徴とする光走査装置。
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