JP3668711B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば日本工業規格(JIS)のA列1番(「A1」という。以下同様。)サイズ以上の幅広の用紙に画像を形成することができる画像形成装置が知られている。この種の画像形成装置には、例えば感光体ドラム、メインチャージャ、LEDプリントヘッド、現像装置などを含む画像形成部が備えられている。感光体ドラムは、その表面がメインチャージャにより一様に帯電された後、LEDプリントヘッドにより選択的に露光されることにより、いわゆる静電潜像が書き込まれる。静電潜像は現像装置によりトナー像に現像され、このトナー像が用紙に転写される。
【0003】
画像形成装置には、例えばその下部に、ロール紙などの用紙を収容するための用紙収容部が設けられており、この用紙収容部から画像形成部に向けて所定のタイミングで用紙が送り出されるようになっている。
この種の画像形成装置の中には、用紙収容部以外に、用紙を手差しでセットするための手差し給紙部を備えたものがある。手差し給紙部には、例えば画像形成部に向けて所定のタイミングで用紙を送り出すためのレジストローラが配置されている。レジストローラは、用紙搬送方向に対してほぼ直交する幅方向に延びるように配置されていて、上方に従動ローラが対向して設けられている。
【0004】
レジストローラには、その回転軸に駆動機構が連結されており、この駆動機構に含まれるモータが回転駆動することにより、レジストローラが回転されるようになっている。レジストローラは、幅方向に沿って並設された例えば8個のレジストロール体を有している。
従動ローラは、例えば各レジストロール体に対応する8個の従動ロール体を有している。各従動ロール体は、対応するレジストロール体に所定のニップ圧で圧接されていて、レジストローラが回転するのに伴って回転されるようになっている。手差し給紙部に供給された用紙は、レジストローラと従動ローラとによって挟まれ、それらの間を通って画像形成部へと送られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、組み立て精度のばらつきなどに起因して、各レジストロール体と対応する従動ロール体とのニップ圧にばらつきが生じる場合がある。この場合、幅広の用紙を手差しで給紙したときに、用紙が用紙搬送方向に対して斜めに送られてしまう(斜行)おそれがあった。
そこで、レジストローラよりも用紙搬送方向手前側に、レジストローラ側へ用紙を供給するためのフィードローラを配置する構成が提案されている。フィードローラは、レジストローラに対してほぼ平行に延びるように配置されており、幅方向に沿って並設された例えば8個(レジストロール体と同数)のフィードロール体を有している。8個のレジストロール体のうち、レジストローラの両端部に配置された2個のレジストロール体は、例えばフィードローラの両端部に配置された2個のフィードロール体よりも幅方向外側になるように配置されている。すなわち、フィードローラの幅方向の通紙範囲が、レジストローラの通紙範囲よりも内側になっている。
【0006】
この構成によれば、フィードローラの働きにより、用紙を用紙搬送方向に沿ってレジストローラに真っ直ぐ供給することができる。したがって、幅広の用紙を手差し給紙した場合でも、斜行することなく、用紙をレジストローラから画像形成部へ向けて用紙搬送方向に沿って真っ直ぐ送ることができる。
しかしながら、上記構成では、フィードローラの幅方向の通紙範囲が、レジストローラの通紙範囲よりも内側になっているため、幅広の用紙を手差し給紙した場合に、フィードローラを通過する際に生じた用紙の幅方向の撓みをレジストローラの通紙範囲の外側に逃がすことができず、しわが生じる場合があるという問題があった。
【0007】
特に、トレーシングペーパーや、いわゆるマテリアル紙のような薄い用紙を手差し給紙する場合には、しわが生じやすかった。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、給紙時に用紙にしわが生じ難い画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、A1サイズ以上の幅広の用紙に画像を形成できる画像形成部(14)を有する画像形成装置(1)であって、上記画像形成部に向けて所定のタイミングで用紙を送り出すためのローラであって、用紙搬送方向(A)に対してほぼ直交する幅方向に延びるように配置されたレジストローラ(43)と、上記レジストローラよりも用紙搬送方向手前側に、上記レジストローラに対してほぼ平行に延びるように配置され、上記レジストローラ側へ用紙を供給するためのフィードローラ(47)とを含み、上記レジストローラの幅方向の通紙範囲(R2)が、上記フィードローラの通紙範囲(R1)よりも内側になっていることを特徴とする画像形成装置である。
【0009】
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、幅広の用紙を給紙した場合でも、フィードローラを通過する際に生じた用紙の幅方向の撓みを、レジストローラを通過する際にレジストローラの通紙範囲(R2)の外側に逃がすことができる。したがって、給紙時に用紙にしわが生じ難い。
【0010】
請求項2記載の発明のように、上記レジストローラ(43)は、用紙を搬送するための複数のレジストロール体(43b)を有し、上記フィードローラ(47)は、用紙を搬送するための複数のフィードロール体(47b)を有していて、上記レジストロール体は、上記フィードロール体よりも少なく構成されていれば、より好適にしわが生じるのを防止できる。
また、請求項3記載の発明のように、上記フィードロール体(47b)は、スポンジにより形成されていることが好ましい。
【0011】
例えば、フィードローラからレジストローラ側へ用紙を供給する際、レジストローラは停止した状態となっている。これにより、フィードローラで送られた用紙は、その先端がレジストローラで一旦停止(レジスト)され、用紙の搬送方向が整えられる。フィードローラは回転を続けているので、用紙の先端部がフィードローラとレジストローラとの間で用紙搬送方向に撓みを生じることとなる。
本発明の構成によれば、フィードロール体を摩擦抵抗の低いスポンジで形成することにより、レジスト時にフィードローラにおいて用紙を滑らせ、用紙搬送方向に対して斜めに生じる撓みを逃がすことができるので、しわがより生じにくい。
【0012】
請求項4記載の発明は、上記レジストローラ(43)およびフィードローラ(47)は、用紙を手差しでセットするための手差し給紙部(40)に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置である。
この構成によれば、幅広の用紙を手差し給紙部から手差し給紙した場合に、用紙にしわが生じ難い画像形成装置を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下には、図面を参照して、本発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る複写機1の構成を示す概略断面図である。複写機1は、例えばA0サイズまでの幅広の用紙に画像を形成することができる画像形成装置である。なお、図1において右側を前方、左側を後方として説明する。
【0014】
複写機1は、その外形を略矩形のハウジング2により区画されており、原稿を読み取るための読取装置13を有する原稿読取部10、ロール紙などの用紙を収容するための用紙収容部11、搬送されてくる用紙に読取装置13から読み取られた原稿の画像に基づくトナー像を転写するための画像形成部14、および用紙に転写されたトナー像を定着するための定着装置15などを備えている。
原稿読取部10には、例えば左右方向に延びる原稿搬送ローラ25、26が前後に2対備えられている。ハウジング2の上面には、原稿をセットするための載置台4が設けられており、原稿は、そのおもて面が下方を向くように載置台4上にセットされる。載置台4上に原稿をセットした状態で、操作者が例えばハウジング2の上面から突設された操作パネル(図示せず)のスタートボタンを操作すると、原稿が原稿搬送ローラ25、26を通って、手前側から後方へと搬送されるようになっている。
【0015】
読取装置13は、2対の原稿搬送ローラ25、26の間に配置されている。原稿は、原稿搬送ローラ25、26を通って後方へと搬送される過程で、透明なコンタクトガラス(図示せず)上を通過する。読取装置13は、このコンタクトガラスの下方に配置されており、コンタクトガラス上を通過する原稿の画像を下方から読み取ることができるようになっている。
読取装置13の上方には、例えば左右方向に延びる押付ローラ31が配置されている。押付ローラ31は、コンタクトガラス上を通過する原稿を、コンタクトガラスの表面から浮かないように押え付けるとともに、原稿読み取り時に読取装置13から原稿に向けて照射された光が原稿で反射する際の反射光の光量のばらつきを補正する、いわゆるシェーディング補正機能も備えている。
【0016】
画像形成部14は、ハウジング2内の上部に配置されており、図1において反時計回りに回転駆動される感光体ドラム16を備えている。感光体ドラム16は、その外周面に感光体層を有していて、メインチャージャ17の放電によって一様に帯電された後、読取装置13から読み取られた原稿の画像に基づいてLEDプリントヘッド18から照射された光によって露光される。これにより、感光体ドラム16の表面には、いわゆる静電潜像が形成される。
【0017】
静電潜像が形成された感光体ドラム16の表面には、現像装置19によりトナーが付着され、トナー像が形成される。感光体ドラム16がさらに回転されると、転写装置20により、搬送されてきた用紙にトナー像が転写される。トナー像転写後の感光体ドラム16の表面に残留しているトナーは、クリーニング装置21により回収される。
トナー像が転写された用紙は、定着装置15へと導かれ、この定着装置15により定着処理がなされた後、排出ローラ22によりハウジング2外部に排出される。
【0018】
ハウジング2の後側には、用紙収容部11から画像形成部14へと用紙を案内するための用紙搬送路12が上下方向に真っ直ぐ延びている。用紙搬送路12の途中には、用紙収容部11に収容された用紙を画像形成部14に向けて所定のタイミングで送り出すためのレジストローラ23が配置されている。また、レジストローラ23の用紙搬送方向手前側には、レジストローラ23側へ用紙を供給するためのフィードローラ24が配置されている。
【0019】
画像形成時には、用紙収容部11に収容された用紙がフィードローラ24によりレジストローラ23側へと送られ、用紙の先端部がレジストローラ23に到達した時点で一旦搬送が停止される。そして、上記態様で感光体ドラム16の表面に形成されたトナー像が転写装置20に対向する位置にくるタイミングに合わせて用紙が画像形成部14に到達するように、レジストローラ23の回転が開始されるようになっている。
【0020】
レジストローラ23とフィードローラ24との間には、ロール紙を切断するためのカッター機構27が配置されている。カッター機構27の近傍には、用紙の通過を検知するための用紙検知センサ(図示せず)が設けられており、この用紙検知センサの検知信号に基づいて、送り出されたロール紙の長さを検出し、用紙サイズに応じた長さでカッター機構27によりロール紙が切断されるようになっている。
【0021】
また、本実施形態に係る複写機1には、用紙収容部11以外に、カット紙を手差しでセットするための手差し給紙部40が備えられている。ハウジング2の前面には、手差しで用紙を供給するための用紙供給口41が形成されており、この用紙供給口41から用紙の先端部を挿入することにより、手差し給紙部40に用紙を供給することができるようになっている。
図2は、手差し給紙部40の構成を示す要部拡大断面図である。図2を参照して、手差し給紙部40には、例えば画像形成部14に向けて所定のタイミングで用紙を送り出すためのレジストローラ43が配置されている。レジストローラ43は、用紙搬送方向Aに対してほぼ直交する幅方向に延びるように配置されていて、上方に従動ローラ44が対向して設けられている。
【0022】
レジストローラ43は、回転軸43aにより回転自在に保持されている。回転軸43aには駆動機構(図示せず)が連結されており、この駆動機構に含まれるモータが回転駆動することにより、レジストローラ43が図2における反時計回りに回転されるようになっている。
従動ローラ44は、回転軸44aにより回転自在に保持されている。従動ローラ44は、レジストローラ43に圧接されていて、レジストローラ43が回転するのに伴って、図2における時計回りに回転されるようになっている。
【0023】
レジストローラ43へと供給された用紙は、当該レジストローラ43と従動ローラ44とによって挟まれ、それらの間を通って画像形成部14へと送られる。
手差し給紙部40の用紙搬送路46は、上ガイド板45aと下ガイド板45bとにより形成されている。レジストローラ43の回転軸43aは、下ガイド板45bより下側の機械本体側板(図示せず)により保持されており、従動ローラ44の回転軸44aは、上ガイド板45aにより保持されている。
【0024】
レジストローラ43の用紙搬送方向A手前側には、レジストローラ43側へ用紙を供給するためのフィードローラ47が配置されている。フィードローラ47は、レジストローラ43の回転軸43aに対してほぼ平行に延びるように配置された回転軸47aにより、回転自在に保持されている。回転軸47aは、上述したレジストローラ43を回転させるための駆動機構に連結されており、この駆動機構に含まれるモータが回転駆動することにより、フィードローラ47が図2における反時計回りに回転されるようになっている。フィードローラ47の回転軸47aは、下ガイド板45bより下側の機械本体側板(図示せず)により保持されている。
【0025】
フィードローラ47は、上ガイド板45aに下方から押し当てられた状態で取り付けられており、用紙供給口41から手差し給紙部40に供給された用紙は、フィードローラ47により、上ガイド板45aの下面に沿ってレジストローラ43側へと送られる。
本実施形態では、ハウジング2の上ガイド板45aから上側の部分が、手前側に引き出し可能な引出部2aとなっている(図1参照)。この引出部2aを手前側に引き出すことにより、ハウジング2の上面に開口が形成されるようになっていて、この開口から手を入れることにより、ハウジング2内のメンテナンスを行うことができるようになっている。
【0026】
引出部2aを手前側に引き出すと、下ガイド板45bに対して上ガイド板45aが手前側に変位し、下ガイド板45b側に取り付けられたレジストローラ43およびフィードローラ47が露呈するようになっている。これにより、引出部2aを引き出すことでハウジング2の上面に形成される開口から手を入れて、従動ローラ44だけでなく、レジストローラ43およびフィードローラ47のメンテナンスも行うことができる。
【0027】
また、手差し給紙部40の用紙搬送路46内で用紙詰まり(JAM)が発生した場合、引出部2aを引き出し、図示しない紙詰まり解除ダイヤルを回すことにより、詰まった用紙を容易に取り除くことができる。
さらに、本実施形態では、フィードローラ47の働きにより、用紙を用紙搬送方向Aに沿ってレジストローラ43に真っ直ぐ供給することができる。したがって、幅広の用紙を手差し給紙した場合でも、斜行することなく、用紙をレジストローラ43から画像形成部14へ向けて用紙搬送方向Aに沿って真っ直ぐ送ることができる。
【0028】
図3は、下ガイド板45bを上方から見た平面図であって、要部のみを示している。図2および図3を参照して、レジストローラ43は、幅方向に沿って並設された例えば6個のレジストロール体43bを有している。各レジストロール体43bは、例えばゴムにより形成されていて、その外周面が下ガイド板45bから上方に張り出して、用紙搬送路46に臨んでいる。6個のレジストロール体43bのうち中央の2個のロール体は、A4サイズの用紙の短辺よりもやや短い間隔をあけて配置されており、レジストローラ43は、最小でA4サイズの用紙を縦方向に搬送することができるようになっている。
【0029】
従動ローラ44は、例えば各レジストロール体43bに対向する6個の従動ロール体44bを有している。各従動ロール体44bは、例えばPOM(ポリオキシメチレン)により形成されていて、その外周面が上ガイド板45aから下方に張り出して、用紙搬送路46に臨んでいる。
各従動ロール体44bは、対応するレジストロール体43bに所定のニップ圧で圧接されて、レジストローラ43が回転するのに伴って回転されるようになっている。
【0030】
フィードローラ47は、幅方向に沿って並設された例えば(レジストロール体43bよりも多い)8個のフィードロール体47bを有している。各フィードロール体47bは、例えばスポンジにより形成されていて、その外周面が下ガイド板45bから上方に張り出して、用紙搬送路46に臨んでいる。フィードロール体47bは、その外周面が上ガイド板45aの下面に押し当てられ、歪んだ状態で取り付けられている。これにより、フィードロール体47bは、その外周面が上ガイド板45aの下面に対して擦れた状態で回転するようになっている。
【0031】
レジストローラ43のレジストロール体43bとフィードローラ47のフィードロール体47bとは、互いに千鳥状になるように配置されている。これにより、各レジストロール体43bとフィードロール体47bとを用紙搬送方向Aに沿って並べて配置する場合と比較して、下ガイド板45bの剛性が低下するのを防止できる。
本実施形態の特徴は、8個のフィードロール体47bのうち、フィードローラ47の両端部に配置された2個のフィードロール体47bが、レジストローラ43の両端部に配置された2個のレジストロール体43bよりも幅方向外側になるように配置されている点にある。すなわち、レジストローラ43の幅方向の通紙範囲R2が、フィードローラ47の通紙範囲R1よりも内側になっている。
【0032】
この構成によれば、幅広の用紙を手差し給紙部40から手差し給紙した場合でも、フィードローラ47を通過する際に生じた用紙の幅方向の撓みを、レジストローラ43を通過する際にレジストローラ43の通紙範囲R2の外側に逃がすことができる。したがって、給紙時に用紙にしわが生じ難い。
複写機1において画像形成を行う場合、例えば操作者が操作パネルを操作して手差し給紙を選択し、用紙を用紙供給口から挿入するのに応答して、手差し給紙部40のフィードローラ47が回転し始めるようになっている。
【0033】
上ガイド板45aの上面の幅方向略中央には、例えば用紙搬送路46内の用紙の通過を検知するための2つの用紙検知センサ48、49が、用紙搬送方向Aに沿って前後に並べて取り付けられている。各用紙検知センサ48、49は、いわゆる光学反射式のものであって、照射した光が用紙に反射して再び各センサ48、49に入射するか否かを検知することにより、用紙の通過を検出するものである。
【0034】
用紙搬送方向A手前側に配置された用紙検知センサ48は、フィードロール体47bが上ガイド板45aに当接する位置の直上流側に配置されており、手差し給紙の用紙の先端を検知することにより、その直後にフィードローラ47を回転させて給紙できるようになっている。
フィードローラ47およびレジストローラ43を回転させるための駆動機構には、レジストローラ43の回転および停止を切り替えるためのクラッチ(図示せず)が設けられている。手差し給紙が選択され、用紙供給口41から用紙の先端部が挿入されると、回転しているフィードローラ47により、用紙がレジストローラ43側へと送られる。このとき、上記駆動機構のクラッチの働きにより、レジストローラ47は停止した状態となっている。これにより、フィードローラ47により送られた用紙は、その先端がレジストローラ43と従動ローラ44とが当接する位置(ニップ位置)で停止(レジスト)され、用紙の搬送方向が整えられる。フィードローラ47は回転を続けているので、用紙の先端部がフィードローラ47とレジストローラ43との間で用紙搬送方向Aに撓みを生じることとなる。本実施形態では、フィードロール体47bを摩擦抵抗の低いスポンジで形成することにより、レジスト時にフィードローラ47において用紙を滑らせ、用紙搬送方向に対して斜めに生じる撓みを逃がすことができるので、しわがより生じにくい。
【0035】
用紙検知センサ48は、レジストローラ43を通過した用紙の先端部を検知し、複写機1内に設けられた制御部(図示せず)に検出信号を送信する。制御部は、この用紙検知センサ48からの検出信号を受信してから所定時間(例えば0.75秒)が経過した後、上記駆動機構のクラッチを切り替えてレジストローラ43の回転を開始させる。これにより、レジストローラ43により送り出された用紙は、感光体ドラム16表面のトナー像が転写装置20に対向する位置にくるタイミングに合わせて画像形成部14に到達する。
【0036】
一方、用紙搬送方向A後側に配置された用紙検知センサ49は、JAMを検知するためのものである。すなわち、レジストローラ43が回転を開始してから所定時間が経過しても、まだ用紙検知センサ49からの検出信号が送信されない場合に、制御部は、JAMが発生していると判断し、複写機1の画像形成動作を停止させると共に、例えば警告音などにより操作者にJAMが発生していることを報知する。
【0037】
本発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、手差し給紙部40のレジストローラおよびフィードローラの構成は、レジストローラの通紙範囲がフィードローラの通紙範囲よりも内側になっていれば、複数のロール体43b、47bを有する構成に限らず、それぞれ軸線方向に長手の一本のロール体により構成されていてもよい。
【0038】
上述のようなレジストローラおよびフィードローラの構成は、手差し給紙部40に限らず、例えば用紙収容部11から画像形成部14に向けて用紙を案内するための用紙搬送路12に配置されたレジストローラ23およびフィードローラ24に適用されてもよい。
また、本発明の一実施形態として複写機1について説明したが、本発明は複写機に限らず、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る複写機の構成を示す概略断面図である。
【図2】手差し給紙部の構成を示す要部拡大断面図である。
【図3】下ガイド板を上方から見た平面図である。
【符号の説明】
1 複写機
14 画像形成部
40 手差し給紙部
43 レジストローラ
43b レジストロール体
47 フィードローラ
47b フィードロール体
A 用紙搬送方向
R1、R2 通紙範囲
Claims (4)
- A1サイズ以上の幅広の用紙に画像を形成できる画像形成部を有する画像形成装置であって、
上記画像形成部に向けて所定のタイミングで用紙を送り出すためのローラであって、用紙搬送方向に対してほぼ直交する幅方向に延びるように配置されたレジストローラと、
上記レジストローラよりも用紙搬送方向手前側に、上記レジストローラに対してほぼ平行に延びるように配置され、上記レジストローラ側へ用紙を供給するためのフィードローラとを含み、
上記レジストローラの幅方向の通紙範囲が、上記フィードローラの通紙範囲よりも内側になっていることを特徴とする画像形成装置。 - 上記レジストローラは、用紙を搬送するための複数のレジストロール体を有し、
上記フィードローラは、用紙を搬送するための複数のフィードロール体を有していて、
上記レジストロール体は、上記フィードロール体よりも少なく構成されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 上記フィードロール体は、スポンジにより形成されていることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 上記レジストローラおよびフィードローラは、用紙を手差しでセットするための手差し給紙部に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
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