JPH09240292A - パワーユニット用防振装置 - Google Patents

パワーユニット用防振装置

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JPH09240292A
JPH09240292A JP4930296A JP4930296A JPH09240292A JP H09240292 A JPH09240292 A JP H09240292A JP 4930296 A JP4930296 A JP 4930296A JP 4930296 A JP4930296 A JP 4930296A JP H09240292 A JPH09240292 A JP H09240292A
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JP
Japan
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bracket
fixed
power unit
vehicle
pin
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Application number
JP4930296A
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English (en)
Inventor
Takahiko Tsuboi
孝彦 坪井
Yasuhiro Suzuki
康弘 鈴木
Takahisa Hiraide
高久 平出
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Yamakawa Industrial Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamakawa Industrial Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】軽量化及び製品コストの低減化を図ることが可
能なパワーユニット用防振装置を提供する。 【解決手段】パワーユニット20の車両前後方向の前側
部24aに固定するブラケット32を、鋼板を素材とし
たプレス成形による板材形状とし、このブラケットに中
実棒形状の連結ピン34を固着した構造としている。ま
た、ブラケットを形成している平面視屈曲形の連結プレ
ート部32a及び屈曲プレート部32bは、連結ピン3
4のピン基端部34bから車両の前後方向側に延在する
胴部34dと平面視略三角形状に固着されている。これ
により、車両の前後方向の力がマウントインシュレータ
30から入力すると、胴部34dが圧縮耐力及び引張り
耐力により前記の力を受けてブラケットの変形を防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両に搭載され
たパワーユニットと車体側部材との間に配設され、パワ
ーユニットから車体側部材への振動伝達を低減するパワ
ーユニット用防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーユニット防振装置として、例えば
図5に示すような装置が知られている。図5はエンジン
ルーム内を正面視で示したものであり、パワーユニット
1を構成するエンジン2及びトランスミッション3が、
車幅方向に延在して配置されている。そして、トランス
ミッション3側に配設されて車両の前後方向に延在する
車体側サイドメンバ4と、トランスミッション3の車両
前後方向の前側部3aとの間に、パワーユニット用防振
装置5が配設されている。
【0003】この防振装置5は、車体側サイドメンバ4
の下部に装着されたマウントインシュレータ6と、この
マウントインシュレータ6内部の弾性体に装着された連
結ピン7aを一体に備え、トランスミッション3の前側
部3aにボルトを介して固定されたブラケット7とで構
成されている。
【0004】前記ブラケット7は鋳物により形成された
部材であり、所定の外形寸法に削り出し作業を行った
後、トランスミッション3の前側部3aに連結ボルトを
螺合させるための複数の連結ボルト用挿通穴や、連結ピ
ン7aの基端部を固定するねじ穴等の二次加工が行われ
る。
【0005】そして、エンジン2の振動による車体側サ
イドメンバ4とエンジン2との相対動作によって所定の
力が入力しても、連結ピン7aと一体化した鋳物製のブ
ラケット7が強度及び剛性を充分に保ち、マウントイン
シュレータ6内部の弾性体が振動を吸収することによ
り、車体側サイドメンバ4への振動伝達が低減されるよ
うになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ブ
ラケット7は鋳物により形成されているので、防振装置
5の軽量化を図ることが難しい。また、前述したよう
に、ブラケット7を形成するためには、鋳造後に二次加
工を行わなければならなので、製品コストの面で問題が
ある。
【0007】この発明は、上記従来例の未解決の課題に
着目してなされたものであり、従来装置と同一機能を有
しながら軽量化及び製品コストの低減化を図ることが可
能なパワーユニット用防振装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、横置式に搭載したパワーユ
ニットの車両前後方向の前側部に固定したブラケット
と、このブラケットに対して車幅方向の外側に位置する
車体側部材に固定され、内部に装着した弾性体の軸心を
車幅方向に向けたマウントインシュレータと、ピン先端
部を前記マウントインシュレータの弾性体の軸心に装着
し、且つピン基端部を前記ブラケットに固着した連結ピ
ンとを備えるパワーユニット用防振装置において、前記
ブラケットを鋼板を素材としたプレス成形により形成
し、且つ前記パワーユニットの前側部に沿う形状にして
パワーユニットに複数の締結ボルトを介して固定される
連結プレート部と、この連結プート部の車幅方向の外側
から連続して車両の前方に向けて延在する屈曲プレート
部とを備える平面視屈曲形の板材形状とし、前記連結ピ
ンを中実棒形状の長尺部材により形成し、前記ブラケッ
トの連結プレート部に固着されるピン基端部と、これよ
りも車両の前方側に位置するピン先端部と、前記ピン基
端部から車両の前方側に延在して前記ブラケットの屈曲
プレート部に固着し、且つ前記連結プレート部と前記屈
曲プレート部とで平面視略三角形状を形成するピン胴部
とを備える形状とした。
【0009】この発明によれば、ブラケットを鋼板を素
材としたプレス成形による板材形状とし、このブラケッ
トに中実棒形状の連結ピンを固着した構造としているの
で、鋳物部材を使用した従来装置と比較して防振装置の
軽量化が図られる。
【0010】また、車両の前後方向の力がマウントイン
シュレータを介して連結ピン及びブラケットに入力する
場合には、ブラケットの連結プレート部及び屈曲プレー
ト部とで平面視略三角形状を形成するピン胴部が、自身
の圧縮耐力及び引張り耐力により前記力を受けてブラケ
ットの変形を防止する。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のパワーユニット用防振装置において、前記ピン基端
部を、鍛造成形により平板状のピン基端部として形成
し、当該平板状のピン基端部を前記ブラケットの前記連
結プレート部に溶接により固着するとともに、この溶接
による固着された前記ピン基端部及び前記連結プレート
部を、前記パワーユニットの前記前側部に前記締結ボル
トを介して固定した。
【0012】この発明によれば、鍛造成形により平板状
として形成した連結ピンの固定部の縁部がブラケットの
連結プレート部に溶接によりに固着され、さらに、この
固着部分が締結ボルトを介してパワーユニットの前側部
に固定され、連結ピンの固定部が、あたかも肉厚を厚く
した構造とされているので、車両の上下方向の力がマウ
ントインシュレータを介して連結ピンの固定部に入力し
ても、連結ピンの固定強度が充分に確保されるととも
に、ブラケットの剛性が向上する。
【0013】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
又は2記載のパワーユニット用防振装置において、前記
連結プレート部の周縁から車両の前方に向けて立ち上が
る補強壁を、前記屈曲プレート部まで連続して形成し
た。
【0014】この発明によれば、車両の前後方向の力が
マウントインシュレータを介してブラケットに入力して
も、補強壁がブラケットの変形を防止する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るパワーユニ
ット用防振装置の一実施形態を図1から図4に基づいて
説明する。
【0016】図1は車両のエンジンルーム内を正面視で
示した図であり、図2はエンジンルーム内を平面視で示
した図である。これらの図において、符号20で示すパ
ワーユニットは、横置き(車幅方向)に搭載されたエン
ジン22と、このエンジン22の車幅方向の左側に一体
に連結されたトランスミッション24とで構成されてい
る。
【0017】このパワーユニット20は、車幅方向の両
端部及び車両の前後側に連結された複数の防振装置を介
して車体側部材に支持されている。これら図1及び図2
において、符号26で示す装置は、トランスミッション
24の前側部24aと車体側サイドメンバ(車体側部
材)28との間に配設された防振装置であり、この防振
装置26は、車体側サイドメンバ28の下面に固定され
たマウントインシュレータ30と、トランスミッション
24の前側部24aに固定されたブラケット32と、先
端部に圧入ピン部(ピン先端部)34aが形成され、且
つ基端側(ピン基端部)がブラケット32に固着された
連結ピン34とで構成されている。
【0018】前記マウントインシュレータ30は、図3
及び図4に示すように、円筒形状の外筒部材30aと、
この外筒部材30aの外周から互いに逆向きに延在する
一対のフランジ部30b1 、30b2 と、外筒部30a
の内部に加硫接着により装着されたマウントラバー(弾
性体)30cと、マウントラバー30cの軸心位置に装
着された内筒部材30dとで構成されている。なお、図
3に示すように、マウントラバー30cには、複数のス
グリ30c1 が形成されている。そして、一対のフラン
ジ部30b1 、30b2 にはボルト挿通穴30b3 、3
0b4 が形成されており、これらボルト挿通穴30
3 、30b4 に下方から挿通したボルト36(図1参
照)を、車体側サイドメンバ28に形成されているねじ
穴に螺合して締め付ける。これにより、マウントインシ
ュレータ30は、車体側サイドメンバ28の下部に固定
される。
【0019】また、前記ブラケット32は、鋼板を素材
としたプレス成形により形成され、図3に示すように、
トランスミッション24の前側部24aとの接触面積が
大きくなるように裏面32a1 がトランスミッション2
4の前側部24aに沿う形状とされた連結プレート部3
2aと、この連結プレート部32aの車幅方向の左側か
ら連続して車両の前方側に向けて延在する屈曲プレート
部32bとで平面視屈曲形の板材形状として形成されて
いる。
【0020】また、連結プレート部32aの周縁から表
面32a2 側に立ち上がって補強壁32cが形成されて
おり、この補強壁32cは屈曲プレート部32bまで延
在している。そして、屈曲プレート部32bの縁部に
は、後述する連結ピン34の外周面に当接する湾曲面を
有する湾曲部32b1 が形成されている。また、連結プ
レート部32aには、表裏面32a1 、32a2 に貫通
する3か所のボルト挿通穴38a、38b、38cが形
成されている。
【0021】また、前記連結ピン34は中実棒形状の長
尺部材により形成され、図3に示すように、胴部34d
の一端部に、内筒部材30dの内径より大きな外径寸法
に設定した圧入ピン部34aが形成されているととも
に、胴部34dの他端側には、鍛造成形により平板状の
固定部(平板状のピン基端部)34bが形成されてい
る。
【0022】そして、前記胴部34dは、固定部34b
側の第1屈曲位置34c1 において略45°の角度で折
り曲げられた後、圧入ピン部34a側の第2屈曲位置3
4c 2 において前記屈曲位置34c1 の折り曲げ方向と
逆方向の略45°の角度で折り曲げられた形状とされて
いる。
【0023】また、前記第2屈曲位置34c2 と圧入ピ
ン部34aとの間には、外周径をマウントインシュレー
タ30の外筒部材30aより大径に設定したリング状の
つば部材40が外嵌されている。さらに、固定部34b
の板厚方向には、前記連結プレート部32aに形成した
ボルト挿通穴38cと同一穴径に設定したボルト挿通穴
34eが形成されている。
【0024】そして、図3に示すように、連結ピン34
の胴部34dの外周をブラケット32の湾曲部32b1
の湾曲面に当接した後、固定部34bを連結プレート部
32aの表面32a2 に当接し、連結ピン34のボルト
挿通穴34eを、ブラケット32の補強壁32cから最
も離間したボルト挿通穴38cに対応させる。そして、
図3の符号42、44で示す領域と、図4の符号46、
48で示す領域をすみ肉溶接により接合することによ
り、連結ピン34及びブラケット32どうしが一体に固
着される。ここで、図3に示すように、連結ピン34の
胴部34dは、連結プレート部32a及び屈曲プレート
部32bに平面視略三角形状をなして固着される。
【0025】また、連結ピン34の圧入ピン部34a
を、マウントインシュレータ30の内筒部材30dに圧
入ピン36aを圧入することにより、連結ピン34及び
マウントインシュレータ30が一体に連結される。
【0026】そして、上記構成部材からなる防振装置2
6を、パワーユニット20の車幅方向の前側部24aと
車体側サイドメンバ28との間に配設するには、図1に
示すように、補強壁32cを車両の上方に位置し、連結
ピン34の固定部34bを車両の下方に位置させながら
ブラケット32の裏面32a1 をトランスミッション2
4の前側部24aに当接し、各ボルト挿通穴38a、3
8b、38cを、前側部24aに形成したユニット側ね
じ穴に対応させる。そして、ボルト52、54をボルト
挿通穴38a、38bを挿通してユニット側ねじ穴に螺
じ込んで締め付ける。また、ボルト挿通穴34eと対応
しているボルト挿通穴38cにもボルト56を挿通して
前側部24aに形成したユニット側ねじ穴に螺じ込んで
締め付ける。
【0027】また、マウントインシュレータ30の一対
のフランジ部30b1 、30b2 を車体側サイドメンバ
28の下面に当接し、それらフランジ部30b1 、30
2のボルト挿通穴34b3 、34b4 に下方からボル
ト36を挿通し、それらボルト36を車体側サイドメン
バ28のねじ穴に螺合して締め付ける。これにより、エ
ンジントランスミッション24の前側部24aは、防振
装置26を介して車体側サイドメンバ28に支持され
る。
【0028】そして、パワーユニット20の振動がブラ
ケット32を介してマウントインシュレータ30に入力
すると、マウントラバー30cが振動を吸収して車体側
サイドメンバ28への振動伝達を低減していく。
【0029】このとき、エンジン22の振動による車体
側サイドメンバ28とエンジン22との相対動作によ
り、マウントインシュレータ30からブラケット32及
び連結ピン34に所定の力が入力するが、ブラケット3
2及び連結ピン34には前述した力に充分に耐え得るだ
けの強度及び剛性が要求される。
【0030】前述した力として、図2に示す車両の前後
方向の力F1 がマウントインシュレータ30からブラケ
ット32及び連結ピン34に入力する場合には、ブラケ
ット32の連結プレート部32a及び屈曲プレート部3
2bが、連結ピン34の胴部34dと平面視三角形状と
なるように固着されており、車両の前後方向に向けて延
在する胴部34dの圧縮耐力及び引張り耐力によって前
記力F1 を受けてブラケット32の変形を防止する。ま
た、ブラケット32の上部において車幅方向に延在する
補強壁32cも、車両の前後方向の力F1 受けてブラケ
ット32の変形を防止する。
【0031】一方、図1に示すように、車両の上下方向
の力F2 がマウントインシュレータ30に入力する場合
には、連結ピン34の固定部34bは、あたかも肉厚を
厚くした形状とされてブラケット32に一体化されてい
るので、前記力F2 が入力しても固着強度及び剛性が充
分に確保される。
【0032】すなわち、この固定部34bは平板状とし
て形成され、その縁部を符号46、48で示す領域にて
すみ肉溶接によりブラケット34に固着され、さらにこ
の固着部分をボルト56を介してトランスミッション2
4の前側部24aに固定されており、あたかも肉厚を厚
くしたように固定されているので車両の上下方向の力F
2 が入力しても、固着部分の強度を充分に確保すること
ができる。
【0033】したがって、上記構成の防振装置26は、
ブラケット32を鋼板を素材としたプレス成形により形
成したので、鋳物部材を使用した従来装置と比較して防
振装置26の軽量化を図ることができるとともに、ブラ
ケット32の複雑な二次加工作業が不要となるので、装
置単価を大幅に低減することができる。
【0034】また、車両の前後方向の力F1 がマウント
インシュレータ30に入力する場合には、ブラケット3
2の連結プレート部32a及び屈曲プレート部32b
が、連結ピン34の胴部34dと平面視三角形状となる
ように固着されており、胴部34dの圧縮耐力及び引張
り耐力により前記力F1 を受けてブラケット32の変形
を防止し、さらに、ブラケット32の上部において車幅
方向に延在する補強壁32cも前記力F1 を受けてブラ
ケット32の変形を防止するので、防振装置26の強度
及び剛性を充分に確保することができる。
【0035】また、車両の上下方向の力F2 がマウント
インシュレータ30に入力する場合には、連結ピン34
の平板状として形成した固定部34bがその縁部をすみ
肉溶接によりブラケット34に固着され、さらに、この
固着部分がボルト56を介してトランスミッション24
の前側部24aに固定され、あたかも肉厚を厚くしたよ
うに固定されているので連結ピン34の固定強度を充分
に確保することができる。
【0036】なお、上記実施形態を図面に基づいて説明
したが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における防
振装置26の形状であれば、上述したものと同様の作用
効果を得ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
のパワーユニット用防振装置は、パワーユニットの車両
前後方向の前側部に固定するブラケットを、鋼板を素材
としたプレス成形による板材形状とし、このブラケット
に中実棒形状の連結ピンを固着した構造としているの
で、鋳物部材を使用した従来装置と比較して防振装置の
軽量化を図ることができるとともに、ブラケットの複雑
な二次加工作業が不要となり、装置単価を大幅に低減す
ることができる。
【0038】そして、車両の前後方向の力がマウントイ
ンシュレータを介して連結ピン及びブラケットに入力す
る場合には、ブラケットの連結プレート部及び屈曲プレ
ート部とで平面視略三角形状を形成するピン胴部が、自
身の圧縮耐力及び引張り耐力により前記力を受けてブラ
ケットの変形を防止するので、防振装置の強度及び剛性
を充分に確保することができる。
【0039】また、請求項2記載のパワーユニット防振
装置によると、請求項1記載の効果を得ることができる
とともに、鍛造成形により平板状として形成した連結ピ
ンの固定部の縁部がブラケットの連結プレート部に溶接
によりに固着され、さらに、この固着部分が締結ボルト
を介してパワーユニットの前側部に固定されており、連
結ピンの固定部は、あたかも肉厚を厚くした構造とされ
ている。これにより、車両の上下方向の力がマウントイ
ンシュレータを介して連結ピンの固定部に入力しても、
連結ピンの固定強度を充分に確保することができる。
【0040】さらに、請求項3記載のパワーユニット防
振装置によると、請求項1又は2記載の効果を得ること
ができるとともに、車両の前後方向の力がマウントイン
シュレータを介してブラケットに入力しても、連結プレ
ート部の周縁から車両の前方に向けて立ち上がり、屈曲
プレート部まで連続して形成された補強壁がブラケット
の変形を防止するので、さらに防振装置の強度及び剛性
を充分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパワーユニット及び防振装置を示
したエンジンルームの正面図である。
【図2】本発明に係るパワーユニット及び防振装置を示
したエンジンルームの平面図である。
【図3】本発明のパワーユニット用防振装置を示す平面
図である。
【図4】本発明のパワーユニット用防振装置を示す正面
図である。
【図5】従来の防振装置を示す正面図である。
【符号の説明】
20 パワーユニット 22 エンジン 24 トランスミッション 24a トランスミッションの前側部(パワーユニット
の前側部) 26 パワーユニット用防振装置 28 車体側サイドメンバ(車体側部材) 32 ブラケット 30 マウントインシュレータ 30c マウントラバー(弾性体) 32c 補強壁 32a 連結プレート部 32b 屈曲プレート部 34 連結ピン 34a 圧入ピン(連結ピンのピン先端部) 34b 平板状の固定部(平板状のピン基端部) 34d 連結ピンの胴部 46、48 固定部と連結プレート部との溶接領域 52、54、56 ボルト(締結ボルト)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平出 高久 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横置式に搭載したパワーユニットの車両
    前後方向の前側部に固定したブラケットと、このブラケ
    ットに対して車幅方向の外側に位置する車体側部材に固
    定され、内部に装着した弾性体の軸心を車幅方向に向け
    たマウントインシュレータと、ピン先端部を前記マウン
    トインシュレータの弾性体の軸心に装着し、且つピン基
    端部を前記ブラケットに固着した連結ピンとを備えるパ
    ワーユニット用防振装置において、 前記ブラケットを鋼板を素材としたプレス成形により形
    成し、且つ前記パワーユニットの前側部に沿う形状にし
    てパワーユニットに複数の締結ボルトを介して固定され
    る連結プレート部と、この連結プート部の車幅方向の外
    側から連続して車両の前方に向けて延在する屈曲プレー
    ト部とを備える平面視屈曲形の板材形状とし、 前記連結ピンを中実棒形状の長尺部材により形成し、前
    記ブラケットの連結プレート部に固着されるピン基端部
    と、これよりも車両の前方側に位置するピン先端部と、
    前記ピン基端部から車両の前方側に延在して前記ブラケ
    ットの屈曲プレート部に固着し、且つ前記連結プレート
    部と前記屈曲プレート部とで平面視略三角形状を形成す
    るピン胴部とを備える形状としたことを特徴とするパワ
    ーユニット用防振装置。
  2. 【請求項2】 前記ピン基端部を、鍛造成形により平板
    状のピン基端部として形成し、当該平板状のピン基端部
    を前記ブラケットの前記連結プレート部に溶接により固
    着するとともに、この溶接による固着された前記ピン基
    端部及び前記連結プレート部を、前記パワーユニットの
    前記前側部に前記締結ボルトを介して固定したことを特
    徴とする請求項1記載のパワーユニット用防振装置。
  3. 【請求項3】 前記連結プレート部の周縁から車両の前
    方に向けて立ち上がる補強壁を、前記屈曲プレート部ま
    で連続して形成したことを特徴とする請求項1又は2記
    載のパワーユニット用防振装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006176109A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Hyundai Motor Co Ltd 自動車のパワートレーンマウンティングシステム
CN102358280A (zh) * 2011-07-26 2012-02-22 重庆长安汽车股份有限公司 一种汽车esp执行机构安装托架结构

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JP2006176109A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Hyundai Motor Co Ltd 自動車のパワートレーンマウンティングシステム
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