JP3661168B2 - 階調補正装置、階調補正方法、及び映像表示装置 - Google Patents
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Description
技術分野
本発明は、階調補正装置、階調補正方法、及び映像表示装置に関し、特に入力映像の輝度信号を表示装置のダイナミックレンジに応じて適切な値に補正する階調補正装置、階調補正方法、及び該階調補正装置を備えた映像表示装置に関する。
【0002】
背景技術
従来の階調補正装置としては、特開平1−300773号公報で開示されたものが知られている。その階調補正装置は、黒レベル補正装置に関するもので走査期間の黒レベルを検出し、ペデスタルレベルとの差を出力し、ローパスフィルタに通してゲイン調整して黒レベルがペデスタルレベルになるように制御するフィードバック系を用いている。
【0003】
しかしながら、フィードバック系を用いると、場合によっては発振したり安定するまで時間がかかることがあるという問題点があった。一方、黒補正、すなわち黒レベルの補正に関しては、上述のような従来例が存在するが、白補正、すなわち白側の伸張動作に関しては従来は行われていなかった。
【0004】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、フィードバック系を用いることなく安定して白補正、あるいは黒補正を行う階調補正装置及び階調補正方法、並びに該階調補正装置を備えた映像表示装置を提供することを目的とする。
【0005】
発明の開示
本発明の請求項1にかかる階調補正装置は、輝度信号の所定の期間における最大値を検出し、輝度最大値として出力する最大値検出手段と、第1の白しきい値と前記輝度最大値と前記輝度信号とを比較し、その結果を白比較信号として出力する比較手段と、前記第1の白しきい値と第2の白しきい値と前記輝度最大値と前記輝度信号とを入力とし、該輝度信号に所定の線形変換を行い、白線形変換輝度信号として出力する線形変換手段と、前記白比較信号に基づいて前記輝度信号、前記第2の白しきい値、及び前記白線形変換輝度信号からいずれかを選択し、白補正輝度信号として出力する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記輝度信号が前記第1の白しきい値以下であることを前記白比較信号が示す場合には、輝度信号を選択し、前記輝度信号が前記第1の白しきい値より大きく、かつ前記輝度最大値以下であることを前記白比較信号が示す場合には、前記白線形変換輝度信号を選択し、前記輝度信号が前記第1の白しきい値よりも大きく、かつ前記輝度最大値よりも大きいことを前記白比較信号が示す場合には、前記第2の白しきい値を選択することを特徴とするものである。
【0006】
本発明によれば、輝度最大値を検出する最大値検出手段と、輝度信号、第1の白しきい値、及び輝度最大値を比較する比較手段と、輝度信号に対して線形変換を行う線形変換手段と、比較手段での比較結果に基づいて輝度信号、第2の白しきい値、及び白線形変換輝度信号のいずれかを選択し、白補正輝度信号として出力する制御手段とを備えたことで、フィードバック系を用いないで安定した輝度信号の階調補正を行うことができ、また、表現可能な白側を最大限表現することができ、ダイナミックレンジを拡大することができる効果が得られる。
【0007】
本発明の請求項2にかかる階調補正装置は、請求項1記載の階調補正装置において、前記輝度信号の所定の期間の平均である平均輝度レベルに基づいて前記第1の白しきい値を変更し、変更白しきい値として出力するしきい値変更手段をさらに備え、前記比較手段、及び前記線形変換手段で前記第1の白しきい値に代えて、前記変更白しきい値を用いることを特徴とするものである。
【0008】
本発明によれば、平均輝度レベルに基づいて第1の白しきい値を変更し、変更白しきい値を出力するしきい値変更手段を備えたことで、請求項1の階調補正装置と同様の効果に加え、1フィールド又は数フィールドにわたる輝度信号の状態に応じて第1の白しきい値を適切に変更することができ、表示装置のダイナミックレンジに応じて、より適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができ、さらに白補正輝度信号により構成される映像のコントラストをより高めることができる効果が得られる。
【0009】
本発明の請求項3にかかる階調補正装置は、請求項1記載の階調補正装置において、前記輝度最大値に基づいて前記第1の白しきい値を変更し、変更白しきい値として出力するしきい値変更手段をさらに備え、前記比較手段、及び前記線形変換手段で前記第1の白しきい値に代えて、前記変更白しきい値を用いることを特徴とするものである。
【0010】
本発明によれば、輝度最大値に基づいて第1の白しきい値を変更し、変更白しきい値を出力するしきい値変更手段を備えたことで、請求項1の階調補正装置と同様の効果に加え、入力映像信号から得られる情報を有効に用いることにより、適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができ、さらに白補正輝度信号により構成される映像のコントラストをより高めることができる効果が得られる。
【0011】
本発明の請求項4にかかる階調補正装置は、請求項1記載の階調補正装置において、輝度信号の所定の期間における最小値を検出し、輝度最小値として出力する最小値検出手段と、前記輝度最大値と前記輝度最小値とに基づいて所定の演算を行い、第1の白しきい値を生成するしきい値生成手段とをさらに備え、前記比較手段、及び前記線形変換手段で、前記しきい値生成手段の生成した第1の白しきい値を用いることを特徴とするものである。
【0012】
本発明によれば、輝度最小値を検出する最小値検出手段と、輝度最大値、及び輝度最小値に基づいて第1の白しきい値を生成するしきい値生成手段とを備えたことで、請求項1の階調補正装置と同様の効果に加え、入力映像信号から得られる情報を有効に用いて適切な第1の白しきい値を生成することができ、表示装置のダイナミックレンジに応じて、より適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができ、さらに白補正輝度信号により構成される映像のコントラストをより高めることができる効果が得られる。
【0013】
本発明の請求項5にかかる階調補正装置は、請求項1記載の階調補正装置において、前記輝度最大値を変更し、変更輝度最大値として出力する最大値変更手段をさらに備え、前記比較手段、及び前記線形変換手段で、前記輝度最大値に代えて前記変更輝度最大値を用いることを特徴とするものである。
【0014】
本発明によれば、輝度最大値を変更する最大値変更手段を備えたことで、請求項1の階調補正装置と同様の効果に加え、階調補正を行う際の柔軟度が高くなり、表示装置のダイナミックレンジに応じて、より適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができる効果が得られる。
【0015】
本発明の請求項6にかかる階調補正装置は、請求項1記載の階調補正装置において、前記輝度信号の所定の期間の平均である平均輝度レベルに基づいて前記輝度最大値を変更し、変更輝度最大値として出力する最大値変更手段をさらに備え、前記比較手段、及び前記線形変換手段で、前記輝度最大値に代えて前記変更輝度最大値を用いることを特徴とするものである。
【0016】
本発明によれば、平均輝度レベルに基づいて輝度最大値を変更し、変更輝度最大値を出力する最大値変更手段を備えたことで、請求項1の階調補正装置と同様の効果に加え、入力映像信号から得られる情報を有効に用いることにより、適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができる効果が得られる。
【0017】
本発明の請求項7にかかる階調補正装置は、請求項1記載の階調補正装置において、輝度信号の所定の期間における最小値を検出し、輝度最小値として出力する最小値検出手段と、前記輝度最小値に基づいて前記第2の白しきい値を変更し、変更白しきい値として出力するしきい値変更手段とをさらに備え、前記線形変換手段、及び前記制御手段で、前記第2の白しきい値に代えて前記変更白しきい値を用いることを特徴とするものである。
【0018】
本発明によれば、輝度最小値に基づいて第2の白しきい値を変更するしきい値変更手段を備えたことで、請求項1の階調補正装置と同様の効果に加え、入力映像信号から得られる情報を有効に用いることにより、適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができ、さらに白補正輝度信号により構成される映像のコントラストをより高めることができる効果が得られる。
【0019】
本発明の請求項8にかかる階調補正装置は、請求項1記載の階調補正装置において、前記輝度最大値を変更し、変更輝度最大値として出力するマイクロプロセッサをさらに備え、前記比較手段、及び前記線形変換手段で、前記輝度最大値に代えて前記変更輝度最大値を用いることを特徴とするものである。
【0020】
本発明によれば、輝度最大値を変更して、変更輝度最大値を生成するマイクロプロセッサを備えたことで、請求項5の階調補正装置と同様の効果に加え、マイクロプロセッサで処理を行なうことによって、処理速度を向上することができ、また演算処理等を行なう回路部を階調補正装置が備えなくてよいため、階調補正装置の回路規模をより小さくすることができる効果が得られる。
【0021】
本発明の請求項9にかかる階調補正装置は、請求項1記載の階調補正装置において、前記輝度信号と前記白補正輝度信号との輝度値の変化量を検出し、輝度変化量として出力する輝度変化量検出手段と、前記輝度変化量に基づいて色差信号を補正する色連動手段とをさらに備えたことを特徴とするものである。
【0022】
本発明によれば、輝度信号と白補正輝度信号とに基づいて輝度変化量を検出する輝度変化量検出手段と、輝度変化量に基づいて色差信号を補正し、補正色差信号を出力する色連動手段とを備えたことで、請求項1の階調補正装置と同様の効果に加え、色差信号について輝度信号とのバランスを取るように補正した補正色差信号を得ることができる効果が得られる。
【0023】
本発明の請求項10にかかる階調補正装置は、輝度信号の所定の期間における最小値を検出し、輝度最小値として出力する最小値検出手段と、黒しきい値と前記輝度最小値と前記輝度信号とを比較し、その結果を黒比較信号として出力する比較手段と、前記黒しきい値とペデスタル値と前記輝度最小値と前記輝度信号とを入力とし、該輝度信号に所定の線形変換を行い、黒線形変換輝度信号として出力する線形変換手段と、前記黒比較信号に基づいて前記輝度信号、前記ペデスタル値、及び前記黒線形変換輝度信号からいずれかを選択し、黒補正輝度信号として出力する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記輝度信号が前記黒しきい値以上であることを前記黒比較信号が示す場合には、輝度信号を選択し、前記輝度信号が前記黒しきい値より小さく、かつ前記輝度最小値以上であることを前記黒比較信号が示す場合には、前記黒線形変換輝度信号を選択し、前記輝度信号が前記黒しきい値よりも小さく、かつ前記輝度最小値よりも小さいことを前記黒比較信号が示す場合には、前記ペデスタル値を選択することを特徴とするものである。
【0024】
本発明によれば、輝度最小値を検出する最小値検出手段と、輝度信号、黒しきい値、及び輝度最小値を比較する比較手段と、輝度信号に対して線形変換を行う線形変換手段と、比較手段での比較結果に基づいて輝度信号、ペデスタル値、及び黒線形変換輝度信号のいずれかを選択し、黒補正輝度信号として出力する制御手段とを備えたことで、フィードバック系を用いないで安定した輝度信号の階調補正を行うことができ、また、表現可能な黒側を最大限表現することができ、ダイナミックレンジを拡大することができる効果が得られる。
【0025】
本発明の請求項11にかかる階調補正装置は、請求項10記載の階調補正装置において、前記輝度信号の所定の期間の平均である平均輝度レベルに基づいて前記黒しきい値を変更し、変更黒しきい値として出力するしきい値変更手段をさらに備え、前記比較手段、及び前記線形変換手段で前記黒しきい値に代えて、前記変更黒しきい値を用いることを特徴とするものである。
【0026】
本発明によれば、平均輝度レベルに基づいて黒しきい値を変更し、変更黒しきい値を出力するしきい値変更手段を備えたことで、請求項10の階調補正装置と同様の効果に加え、1フィールド又は数フィールドにわたる輝度信号の状態に応じて黒しきい値を適切に変更することができ、表示装置のダイナミックレンジに応じて、より適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができ、さらに黒補正輝度信号により構成される映像のコントラストをより高めることができる効果が得られる。
【0027】
本発明の請求項12にかかる階調補正装置は、請求項10記載の階調補正装置において、前記輝度最小値に基づいて前記黒しきい値を変更し、変更黒しきい値として出力するしきい値変更手段をさらに備え、前記比較手段、及び前記線形変換手段で前記黒しきい値に代えて、前記変更黒しきい値を用いることを特徴とするものである。
【0028】
本発明によれば、輝度最小値に基づいて黒しきい値を変更し、変更黒しきい値を出力するしきい値変更手段を備えたことで、請求項10の階調補正装置と同様の効果に加え、入力映像信号から得られる情報を有効に用いることにより、適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができ、さらに黒補正輝度信号により構成される映像のコントラストをより高めることができる効果が得られる。
【0029】
本発明の請求項13にかかる階調補正装置は、請求項10記載の階調補正装置において、輝度信号の所定の期間における最大値を検出し、輝度最大値として出力する最大値検出手段と、前記輝度最小値と前記輝度最大値とに基づいて所定の演算を行い、黒しきい値を生成するしきい値生成手段とをさらに備え、前記比較手段、及び前記線形変換手段で、前記しきい値生成手段の生成した黒しきい値を用いることを特徴とするものである。
【0030】
本発明によれば、輝度最大値を検出する最大値検出手段と、輝度最小値、及び輝度最大値に基づいて黒しきい値を生成するしきい値生成手段とを備えたことで、請求項10の階調補正装置と同様の効果に加え、入力映像信号から得られる情報を有効に用いて適切な黒しきい値を生成することができ、表示装置のダイナミックレンジに応じて、より適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができ、さらに黒補正輝度信号により構成される映像のコントラストをより高めることができる効果が得られる。
【0031】
本発明の請求項14にかかる階調補正装置は、請求項10記載の階調補正装置において、前記輝度最小値を変更し、変更輝度最小値として出力する最小値変更手段をさらに備え、前記比較手段、及び前記線形変換手段で、前記輝度最小値に代えて前記変更輝度最小値を用いることを特徴とするものである。
【0032】
本発明によれば、輝度最小値を変更する最小値変更手段を備えたことで、請求項10の階調補正装置と同様の効果に加え、階調補正を行う際の柔軟度が高くなり、表示装置のダイナミックレンジに応じて、より適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができる効果が得られる。
【0033】
本発明の請求項15にかかる階調補正装置は、請求項10記載の階調補正装置において、前記輝度信号の所定の期間の平均である平均輝度レベルに基づいて前記輝度最小値を変更し、変更輝度最小値として出力する最小値変更手段をさらに備え、前記比較手段、及び前記線形変換手段で、前記輝度最小値に代えて前記変更輝度最小値を用いることを特徴とするものである。
【0034】
本発明によれば、平均輝度レベルに基づいて輝度最小値を変更し、変更輝度最小値を出力する最小値変更手段を備えたことで、請求項10の階調補正装置と同様の効果に加え、入力映像信号から得られる情報を有効に用いることにより、適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができる効果が得られる。
【0035】
本発明の請求項16にかかる階調補正装置は、請求項10記載の階調補正装置において、前記輝度最小値を変更し、変更輝度最小値として出力するマイクロプロセッサをさらに備え、前記比較手段、及び前記線形変換手段で、前記輝度最小値に代えて前記変更輝度最小値を用いることを特徴とするものである。
【0036】
本発明によれば、輝度最小値を変更して、変更輝度最大値を生成するマイクロプロセッサを備えたことで、請求項14の階調補正装置と同様の効果に加え、マイクロプロセッサで処理を行なうことによって、処理速度を向上することができ、また演算処理等を行なう回路部を階調補正装置が備えなくてよいため、階調補正装置の回路規模をより小さくすることができる効果が得られる。
【0037】
本発明の請求項17にかかる階調補正装置は、請求項10記載の階調補正装置において、輝度信号と黒補正輝度信号との輝度値の変化量を検出し、輝度変化量として出力する輝度変化量検出手段と、前記輝度変化量に基づいて色差信号を補正する色連動手段とをさらに備えたことを特徴とするものである。
【0038】
本発明によれば、輝度信号と黒補正輝度信号とに基づいて輝度変化量を検出する輝度変化量検出手段と、輝度変化量に基づいて色差信号を補正し、補正色差信号を出力する色連動手段とを備えたことで、請求項10の階調補正装置と同様の効果に加え、色差信号を補正した補正色差信号を得ることができる効果が得られる。
【0039】
本発明の請求項18にかかる階調補正方法は、輝度信号の所定の期間における最大値を検出する最大値検出ステップと、前記最大値検出ステップで検出した最大値である輝度最大値と第1の白しきい値と前記輝度信号とを比較する比較ステップと、前記第1の白しきい値と第2の白しきい値と前記輝度最大値と前記輝度信号とを入力とし、該輝度信号に所定の線形変換を行う線形変換ステップと、前記比較ステップでの比較結果に基づいて、前記線形変換ステップで前記輝度信号を線形変換した線形変換輝度信号、前記輝度信号、及び前記第2の白しきい値から何れかの信号を選択する選択ステップとを備え、前記選択ステップで、前記輝度信号が前記第1の白しきい値以下であることを前記比較ステップでの比較結果が示す場合には、輝度信号を選択し、前記輝度信号が前記第1の白しきい値より大きく、かつ前記輝度最大値以下であることを前記比較ステップでの比較結果が示す場合には、前記線形変換輝度信号を選択し、前記輝度信号が前記第1の白しきい値よりも大きく、かつ前記輝度最大値よりも大きいことを前記比較ステップでの比較結果が示す場合には、前記第2の白しきい値を選択することを特徴とするものである。
【0040】
本発明によれば、輝度最大値を検出する最大値検出ステップと、輝度信号、第1の白しきい値、及び輝度最大値を比較する比較ステップと、輝度信号に対して線形変換を行う線形変換ステップと、比較ステップでの比較結果に基づいて輝度信号、第2の白しきい値、及び白線形変換輝度信号のいずれかを選択する選択ステップとを備えたことで、フィードバック系を用いないで安定した輝度信号の階調補正を行うことができ、また、表現可能な白側を最大限表現することができ、ダイナミックレンジを拡大することができる効果が得られる。
【0041】
本発明の請求項19にかかる階調補正方法は、輝度信号の所定の期間における最小値を検出する最小値検出ステップと、黒しきい値と前記最小値検出ステップで検出した最小値である輝度最小値と前記輝度信号とを比較する比較ステップと、前記黒しきい値とペデスタル値と前記輝度最小値と前記輝度信号とを入力とし、該輝度信号に所定の線形変換を行う線形変換ステップと、前記比較ステップでの比較結果に基づいて、前記線形変換ステップで前記輝度信号を線形変換した線形変換輝度信号、前記輝度信号、及び前記ペデスタル値から何れかの信号を選択する選択ステップとを備え、前記選択ステップで、前記輝度信号が前記黒しきい値以上であることを前記比較ステップでの比較結果が示す場合には、輝度信号を選択し、前記輝度信号が前記黒しきい値より小さく、かつ前記輝度最小値以上であることを前記比較ステップでの比較結果が示す場合には、前記線形変換輝度信号を選択し、前記輝度信号が前記黒しきい値よりも小さく、かつ前記輝度最小値よりも小さいことを前記比較ステップでの比較結果が示す場合には、前記ペデスタル値を選択することを特徴とするものである。
【0042】
本発明によれば、輝度最小値を検出する最小値検出ステップと、輝度信号、黒しきい値、及び輝度最小値を比較する比較ステップと、輝度信号に対して線形変換を行う線形変換ステップと、比較ステップでの比較結果に基づいて輝度信号、ペデスタル値、及び黒線形変換輝度信号のいずれかを選択する選択ステップとを備えたことで、フィードバック系を用いないで安定した輝度信号の階調補正を行うことができ、また、表現可能な黒側を最大限表現することができ、ダイナミックレンジを拡大することができる効果が得られる。
【0043】
本発明の請求項20にかかる映像表示装置は、請求項1ないし請求項17のいずれかに記載の階調補正装置を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、輝度信号の階調補正を行う階調補正装置を備えたことで、表示装置のダイナミックレンジに応じて、より適切にダイナミックレンジを拡大して映像を表示することができる効果が得られる。
【0044】
発明を実施するための最良の形態
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1による階調補正装置、及び階調補正方法について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態1による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
図1において、階調補正装置150は、最大値検出部101と、白比較部102と、白線形変換部103と、白制御部104とを備える。
【0045】
最大値検出部101は、輝度信号S101とサンプリング期間を示すサンプリングウィンドウS102とを入力として、輝度信号S101がサンプリングされた所定の期間内の輝度値の最大値である輝度最大値S111を出力する。
【0046】
白比較部102は、輝度信号S101と輝度信号S101を階調補正する際のスタートポイントである第1の白しきい値S103と最大値検出部101の出力である輝度最大値S111とを入力として、それらの大小関係を比較し、その結果を白比較信号S112として出力する。
【0047】
白線形変換部103は、輝度信号S101とスタートポイントである第1の白しきい値S103と輝度信号S101のピーク値である第2の白しきい値S104と最大値検出部101の出力である輝度最大値S111とを入力として、輝度信号S101に対して後述する変換式(1)により線形変換を行い、その結果である白線形変換輝度信号S113を出力する。
【0048】
輝度信号S101をX、白線形変換輝度信号S113をY、第1の白しきい値S103をWSTPO、第2の白しきい値S104をWPEAK、輝度最大値S111をMAXとすると、変換式(1)は次のように表される。
【0049】
変換式(1)
Y =(WPEAK−WSTPO)・(X−WSTPO)/(MAX−WSTPO)+ WSTPO
【0050】
白制御部104は、白比較信号S112と輝度信号S101と第2の白しきい値S104と白線形変換輝度信号S113とを入力として、白比較信号S112に基づいて輝度信号S101、第2の白しきい値S104、及び白線形変換輝度信号S113からいずれかを選択し、白補正輝度信号S105として出力する。
【0051】
次に、本実施の形態1による階調補正装置の動作、及び階調補正方法について説明する。
図2は、本実施の形態1による階調補正装置150の動作を示すフローチャートである。
まず、映像信号のうち、輝度信号S101が階調補正装置150に入力される。
【0052】
最大値検出部101は、サンプリングウィンドウS102に従って、1フィールドごとに輝度信号S101の最大値である輝度最大値S111を検出し、その輝度最大値S111を出力する(ステップS11)。
【0053】
白線形変換部103は、変換式(1)に基づいて、輝度信号S101に対して線形変換を行って白線形変換輝度信号S113を求める(ステップS12)。
また、白比較部102は、輝度信号S101と、第1の白しきい値S103と、輝度最大値S111とを比較し、その比較結果である白比較信号S112を白制御部104に出力する(ステップS13)。
【0054】
なお、白比較部102において輝度信号S101等との比較に用いられ、あるいは白線形変換部103において輝度信号S101の線形変換に用いられる輝度最大値S111は、比較や線形変換に用いられる輝度信号S101の属するフィールドよりも一つ前のフィールドにおいて求められたものである。
【0055】
白制御部104は、白比較信号S112に基づいて輝度信号S101、第2の白しきい値S104、及び白線形変換輝度信号S113の中から白補正輝度信号S105を選択し、出力する(ステップS14)。
【0056】
具体的には、白制御部104は、輝度信号S101が第1の白しきい値S103以下であることを白比較信号S112が示す場合には、輝度最大値S111の値に関わらず、その輝度信号S101を白補正輝度信号S105として出力する。また、輝度信号S101が第1の白しきい値S103より大きく、かつ輝度最大値S111以下であることを白比較信号S112が示す場合には、白線形変換部103からの白線形変換輝度信号S113を白補正輝度信号S105として出力する。また、輝度信号S101が第1の白しきい値S103よりも大きく、かつ輝度最大値S111よりも大きいことを白比較信号S112が示す場合には、第2の白しきい値S104を白補正輝度信号S105として出力する。
【0057】
ここで、第1の白しきい値S103、及び第2の白しきい値S104は、階調補正装置150の設計者が図示しない表示装置に表示された出力映像を参照するなどによって、階調補正装置150の出力である白補正輝度信号S105が適切なものとなるように設定した値が用いられる。なお、第1の白しきい値S103、及び第2の白しきい値S104は、図示しない所定のメモリに格納されており、そのメモリから白線形変換部103等が読み出すことにより用いられる。
【0058】
このように、図2のフローチャートのステップS11からS14の処理が繰り返されることにより、輝度信号S101に対して、白側の階調補正が行われる。 階調補正装置150から出力された白補正輝度信号S105は、色差信号とともにRGB信号に変換され、図示しない表示装置に階調補正された映像が表示される。
【0059】
図3は、輝度信号S101と白補正輝度信号S105との関係を示す図である。
輝度信号S101をX軸に、白補正輝度信号S105をY軸にとると、輝度信号S101と白補正輝度信号S105との関係は、図3に示されたグラフになる。但し、輝度最大値S111は、第1の白しきい値S103よりも大きいとしている。
【0060】
上述したように、輝度信号S101が図3の範囲Aにある場合は、輝度信号S101が白ピーク値である第2の白しきい値S104と第1の白しきい値S103とを結ぶ直線に線形変換された白補正輝度信号S105が出力される。また、輝度信号S101が図3の範囲Bにある場合は、白ピーク値である第2の白しきい値S104が白補正輝度信号S105として出力される。
【0061】
以上のように、本実施の形態1による階調補正装置によれば、輝度最大値S111を検出する最大値検出部101と、輝度信号S101、第1の白しきい値S103、及び輝度最大値S111を比較する白比較部102と、輝度信号S101に対して線形変換を行う白線形変換部103と、白比較部102での比較結果に基づいて輝度信号S101、第2の白しきい値S104、及び白線形変換輝度信号S113のいずれかを選択し、白補正輝度信号S105として出力する白制御部104とを備えたことで、フィードバック系を用いないで安定した輝度信号S101の階調補正を行うことができ、また、輝度信号S101が図3の範囲Aにある場合は白ピークが延ばされるので、表現可能な白側を最大限表現することができ、ダイナミックレンジを拡大することができる効果が得られる。
【0062】
なお、本実施の形態1では、最大値検出部101が1フィールドごとに輝度最大値S111を検出すると説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、最大値検出部101は数フィールド、もしくは1フレームごとに輝度最大値S111を検出してもよい。
【0063】
また、本実施の形態1による図2で示されるフローチャートにおいて、ステップS12の処理と、ステップS13の処理とは、その順序を問わず、同時に処理されるものであってもよい。
【0064】
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2による階調補正装置について、図面を参照しながら説明する。
図4は、本実施の形態2による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【0065】
図4において、階調補正装置151は、最大値検出部101と、白比較部102と、白線形変換部103と、白制御部104と、しきい値変更部105とを備える。なお、しきい値変更部105に関わる部分以外の構成及び動作は、実施の形態1の階調補正装置150と同様であり、説明を省略する。
【0066】
しきい値変更部105は、所定の時間間隔、例えば輝度信号S101の1フィールド又は数フィールドにわたる輝度レベルを平均した平均輝度レベルS106に基づいて第1の白しきい値S103を変更し、その変更した第1の白しきい値S103を変更白しきい値S114として出力する。
【0067】
次に、本実施の形態2による階調補正装置の動作について説明する。
しきい値変更部105には、平均輝度レベルS106と、第1の白しきい値S103とが入力される。そして、しきい値変更部105は、平均輝度レベルS106が所定の基準値より小さければ、第1の白しきい値S103を減少させる方向に変更し、平均輝度レベルS106が所定の基準値より大きければ、第1の白しきい値S103を増加させる方向に変更する。しきい値変更部105は、第1の白しきい値S103を変更した値を変更白しきい値S114とし、白比較部102と、白線形変換部103とに出力する。ここで、平均輝度レベルS106の大小の判定に用いられる基準値、及び第1の白しきい値S103を変更する量は、設計者により好適な値が選択される。
【0068】
白比較部102、及び白線形変換部103において、変更白しきい値S114は、実施の形態1における第1の白しきい値S103と同様に用いられる。
しきい値変更部105以外の階調補正装置151の動作は、実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
【0069】
以上のように、本実施の形態2による階調補正装置によれば、平均輝度レベルS106に基づいて第1の白しきい値S103を変更し、変更白しきい値S114を出力するしきい値変更部105を備えたことで、実施の形態1と同様の効果に加え、1フィールド又は数フィールドにわたる輝度信号S101の状態に応じて第1の白しきい値S103を適切に変更することができ、表示装置のダイナミックレンジに応じて、より適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができ、さらに白補正輝度信号S105により構成される映像のコントラストをより高めることができる効果が得られる。
【0070】
なお、しきい値変更部105が第1の白しきい値S103を変更する量は、設計者により定められた既定量であってもよく、あるいは、例えば、所定の基準値と輝度平均レベルS106との差に基づいて定められるような可変量であってもよい。
【0071】
また、本実施の形態2では、しきい値変更部105は、平均輝度レベルS106と単一の基準値とを比較するとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、平均輝度レベルS106と比較する基準値は、2以上であってもよい。例えば、しきい値変更部105は、平均輝度レベルS106が第1の基準値より小さければ、第1の白しきい値S103を減少させる方向に変更し、平均輝度レベルS106が第1の基準値よりも大きい第2の基準値と第1の基準値との間であれば、第1の白しきい値S103を変更せず、平均輝度レベルS106が第2の基準値より大きければ、第1の白しきい値S103を増加させる方向に変更するようにしてもよい。
【0072】
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3による階調補正装置について、図面を参照しながら説明する。
図5は、本実施の形態3による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
図5において、階調補正装置152は、最大値検出部101と、白比較部102と、白線形変換部103と、白制御部104と、しきい値変更部106とを備える。なお、しきい値変更部106に関わる部分以外の構成及び動作は、実施の形態1の階調補正装置150と同様であり、説明を省略する。
【0073】
しきい値変更部106は、輝度最大値S111に基づいて第1の白しきい値S103を変更し、その変更した第1の白しきい値S103を変更白しきい値S115として出力する。
【0074】
次に、本実施の形態3による階調補正装置の動作について説明する。
しきい値変更部106には、輝度最大値S111と、第1の白しきい値S103とが入力される。しきい値変更部106は、輝度最大値S111が所定の基準値より小さければ、第1の白しきい値S103を減少させる方向に変更し、輝度最大値S111が所定の基準値より大きければ、第1の白しきい値S103を増加させる方向に変更する。そして、しきい値変更部106は変更白しきい値S115を生成し、白比較部102と、白線形変換部103とに出力する。ここで、輝度最大値S111の大小の判定に用いられる基準値、及び第1の白しきい値S103を変更する量は、設計者により好適な値が選択される。
【0075】
白比較部102、及び白線形変換部103において、変更白しきい値S115は、実施の形態1における第1の白しきい値S103と同様に用いられる。
しきい値変更部106以外の階調補正装置152の動作は、実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
【0076】
以上のように、本実施の形態3による階調補正装置によれば、輝度最大値S111に基づいて第1の白しきい値S103を変更し、変更白しきい値S115を出力するしきい値変更部106を備えたことで、実施の形態1と同様の効果に加え、入力映像信号から得られる情報を有効に用いることにより、適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができ、さらに白補正輝度信号S105により構成される映像のコントラストをより高めることができる効果が得られる。
【0077】
なお、しきい値変更部106が第1の白しきい値S103を変更する量は、設計者により定められた既定量であってもよく、あるいは、例えば、所定の基準値と輝度最大値S111との差に基づいて定められるような可変量であってもよい。
【0078】
また、本実施の形態3では、しきい値変更部106は、輝度最大値S111と単一の基準値とを比較するとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、輝度最大値S111と比較する基準値は、2以上であってもよい。例えば、しきい値変更部106は、輝度最大値S111が第1の基準値より小さければ、第1の白しきい値S103を減少させる方向に変更し、輝度最大値S111が第1の基準値よりも大きい第2の基準値と第1の基準値との間であれば、第1の白しきい値S103を変更せず、輝度最大値S111が第2の基準値より大きければ、第1の白しきい値S103を増加させる方向に変更するようにしてもよい。
【0079】
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4による階調補正装置について、図面を参照しながら説明する。
図6は、本実施の形態4による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
図6において、階調補正装置153は、最大値検出部101と、白比較部102と、白線形変換部103と、白制御部104と、最小値検出部107と、しきい値生成部109とを備える。なお、最小値検出部107、及びしきい値生成部109に関わる部分以外の構成及び動作は、実施の形態1の階調補正装置150と同様であり、説明を省略する。
【0080】
最小値検出部107は、輝度信号S101とサンプリング期間を示すサンプリングウィンドウS102とを入力として、輝度信号S101がサンプリングされた所定の期間内の輝度値の最小値である輝度最小値S116を出力する。
【0081】
しきい値生成部109は、最大値検出部101の出力である輝度最大値S111と最小値検出部107の出力である輝度最小値S116とを入力として、輝度最大値S111と輝度最小値S116との差を求め、その求めた差を2で割って輝度最小値S116を加算する演算を行い、その演算結果を第1の白しきい値S108として出力する。
【0082】
次に、本実施の形態4による階調補正装置の動作について説明する。
最小値検出部107は、サンプリングウィンドウS102に従って、1フィールドごとに輝度信号S101の最小値である輝度最小値S116を検出し、その輝度最小値S116を出力する。
【0083】
しきい値生成部109は、輝度最大値S111と輝度最小値S116とに対して、上述の演算を行い、第1の白しきい値S108を出力する。そして、白比較部102、及び白線形変換部103において、第1の白しきい値S108は、実施の形態1における第1の白しきい値S103と同様に用いられる。
最小値検出部107、及びしきい値生成部109以外の階調補正装置153の動作は、実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
【0084】
以上のように、本実施の形態4による階調補正装置によれば、輝度最小値S116を検出する最小値検出部107と、輝度最大値S111、及び輝度最小値S116に基づいて第1の白しきい値S108を生成するしきい値生成部109とを備えたことで、実施の形態1と同様の効果に加え、入力映像信号から得られる情報を有効に用いて適切な第1の白しきい値S108を生成することができ、表示装置のダイナミックレンジに応じて、より適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができ、さらに白補正輝度信号S105により構成される映像のコントラストをより高めることができる効果が得られる。
【0085】
なお、本実施の形態4によるしきい値生成部109では、輝度最大値S111と輝度最小値S116との差を割る値を“2”としたが、この値は、出力映像が好適なものとなるように設計者により選択された所定の実数であってもよい。
【0086】
また、本実施の形態4では、最小値検出部107が1フィールドごとに輝度最小値S116を検出すると説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、最小値検出部107は数フィールド、もしくは1フレームごとに輝度最小値S116を検出してもよい。
【0087】
(実施の形態5)
以下、本発明の実施の形態5による階調補正装置について、図面を参照しながら説明する。
図7は、本実施の形態5による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【0088】
図7において、階調補正装置154は、最大値検出部101と、白比較部102と、白線形変換部103と、白制御部104と、最大値変更部110とを備える。なお、最大値変更部110に関わる部分以外の構成及び動作は、実施の形態1の階調補正装置150と同様であり、説明を省略する。
【0089】
最大値変更部110は、輝度最大値S111に対して、所定の値を加算、あるいは減算し、その変更した輝度最大値S111を変更輝度最大値S119として出力する。ここで、最大値変更部110が輝度最大値S111に加算、あるいは減算する所定の値は、予め設計者により好適な値が選択され、その値を輝度最大値S111に加算するのか、あるいは減算するのかも、予め設計者により選択される。
【0090】
次に、本実施の形態5による階調補正装置の動作について説明する。
最大値検出部101により検出された輝度最大値S111は、最大値変更部110に入力される。最大値変更部110は、輝度最大値S111に対して所定の値を加算、あるいは減算し、変更輝度最大値S119を出力する。そして、白比較部102、及び白線形変換部103において、変更輝度最大値S119は、実施の形態1における輝度最大値S111と同様に用いられる。
最大値変更部110以外の階調補正装置154の動作は、実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
【0091】
以上のように、本実施の形態5による階調補正装置によれば、輝度最大値S111を変更する最大値変更部110を備えたことで、実施の形態1と同様の効果に加え、階調補正を行う際の柔軟度が高くなり、表示装置のダイナミックレンジに応じて、より適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができる効果が得られる。
【0092】
なお、本実施の形態5では、最大値変更部110は、予め設計者により決められた値を輝度最大値S111に対して加算、あるいは減算するとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。最大値変更部110は、最大値検出部101からの輝度最大値S111を単数、または複数の所定の基準値と比較し、その比較結果に基づいて輝度最大値S111を変更する処理を行い、変更輝度最大値S119を生成してもよい。その輝度最大値S111を変更する処理としては、例えば、輝度最大値S111が所定の基準値よりも大きければ、輝度最大値S111から所定の値を減算し、輝度最大値S111が所定の基準値よりも小さければ、輝度最大値S111に所定の値を加算する処理や、輝度最大値S111が、所定の範囲内となるように輝度最大値S111を変更する処理などがある。
【0093】
(実施の形態6)
以下、本発明の実施の形態6による階調補正装置について、図面を参照しながら説明する。
図8は、本実施の形態6による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【0094】
図8において、階調補正装置155は、最大値検出部101と、白比較部102と、白線形変換部103と、白制御部104と、最大値変更部111とを備える。なお、最大値変更部111に関わる部分以外の構成及び動作は、実施の形態1の階調補正装置150と同様であり、説明を省略する。
【0095】
最大値変更部111は、平均輝度レベルS106に基づいて最大値検出部101の出力である輝度最大値S111を変更し、その変更した輝度最大値S111を変更輝度最大値S120として出力する。
【0096】
次に、本実施の形態6による階調補正装置の動作について説明する。
最大値検出部101により検出された輝度最大値S111は、最大値変更部111に入力される。最大値変更部111は、平均輝度レベルS106が所定の基準値より小さければ、輝度最大値S111を減少させる方向に変更し、平均輝度レベルS106が所定の基準値より大きければ、輝度最大値S111を増加させる方向に変更する。そして、最大値変更部111は、輝度最大値S111を変更した値を変更輝度最大値S120とし、白比較部102と、白線形変換部103とに出力する。ここで、平均輝度レベルS106の大小の判定に用いられる基準値、及び輝度最大値S111を変更する量は、設計者により好適な値が選択される。
【0097】
白比較部102、及び白線形変換部103において、変更輝度最大値S120は、実施の形態1における輝度最大値S111と同様に用いられる。
最大値変更部111以外の階調補正装置155の動作は、実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
【0098】
以上のように、本実施の形態6による階調補正装置によれば、平均輝度レベルS106に基づいて輝度最大値S111を変更し、変更輝度最大値S120を出力する最大値変更部111を備えたことで、実施の形態1と同様の効果に加え、入力映像信号から得られる情報を有効に用いることにより、適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができる効果が得られる。
【0099】
なお、最大値変更部111が輝度最大値S111を変更する量は、設計者により定められた既定量であってもよく、あるいは、例えば、所定の基準値と平均輝度レベルS106との差に基づいて定められるような可変量であってもよい。
【0100】
また、本実施の形態6では、最大値変更部111は、平均輝度レベルS106と単一の基準値とを比較するとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、平均輝度レベルS106と比較する基準値は、2以上であってもよい。
【0101】
(実施の形態7)
以下、本発明の実施の形態7による階調補正装置について、図面を参照しながら説明する。
図9は、本実施の形態7による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【0102】
図9において、階調補正装置156は、最大値検出部101と、白比較部102と、白線形変換部103と、白制御部104と、最小値検出部107と、しきい値変更部112とを備える。なお、最小値検出部107に関わる部分の構成及び動作は実施の形態4の最小値検出部107と同様であり、また、最小値検出部107、及びしきい値変更部112に関わる部分以外の構成及び動作は、実施の形態1の階調補正装置150と同様であり、しきい値変更部112以外の説明を省略する。
【0103】
しきい値変更部112は、最小値検出部107の検出した輝度最小値S116に基づいて第2の白しきい値S104を変更し、その変更した第2の白しきい値S104を変更白しきい値S121として出力する。
【0104】
次に、本実施の形態7による階調補正装置の動作について説明する。
しきい値変更部112には、第2の白しきい値S104と、輝度最小値S116とが入力される。しきい値変更部112は、輝度最小値S116が所定の基準値より小さければ、第2の白しきい値S104を減少させる方向に変更し、輝度最小値S116が所定の基準値より大きければ、第2の白しきい値S104を増加させる方向に変更する。そして、しきい値変更部112は、第2の白しきい値S104を変更した値を変更白しきい値S121とし、白線形変換部103と、白制御部104とに出力する。ここで、輝度最小値S116の大小の判定に用いられる基準値、及び第2の白しきい値S104を変更する量は、設計者により好適な値が選択される。
【0105】
白線形変換部103、及び白制御部104において、変更白しきい値S121は、実施の形態1における第2の白しきい値S104と同様に用いられる。
【0106】
以上のように、本実施の形態7による階調補正装置によれば、輝度最小値S116に基づいて第2の白しきい値S104を変更するしきい値変更部112を備えたことで、実施の形態1と同様の効果に加え、入力映像信号から得られる情報を有効に用いることにより、適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができ、さらに白補正輝度信号S105により構成される映像のコントラストをより高めることができる効果が得られる。
【0107】
なお、しきい値変更部112が第2の白しきい値S104を変更する量は、設計者により定められた既定量であってもよく、あるいは、例えば、所定の基準値と輝度最小値S116との差に基づいて定められるような可変量であってもよい。
【0108】
また、本実施の形態7では、しきい値変更部112は、輝度最小値S116と単一の基準値とを比較するとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、輝度最小値S116と比較する基準値は、2以上であってもよい。
【0109】
(実施の形態8)
以下、本発明の実施の形態8による階調補正装置について、図面を参照しながら説明する。
図10は、本実施の形態8による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【0110】
図10において、階調補正装置157は、最大値検出部101と、白比較部102と、白線形変換部103と、白制御部104と、マイクロプロセッサ113とを備える。なお、マイクロプロセッサ113に関わる部分以外の構成及び動作は、実施の形態1の階調補正装置150と同様であり、説明を省略する。
マイクロプロセッサ113は、実施の形態5の最大値変更部110と同様の処理を行い、変更輝度最大値S122を出力する。
【0111】
次に、本実施の形態8による階調補正装置の動作について説明する。
マイクロプロセッサ113は、最大値検出部101の検出した輝度最大値S111に対して、実施の形態5の最大値変更部110と同様の処理を行い、変更輝度最大値S122を白比較部102と、白線形変換部103とに出力する。
【0112】
白比較部102、及び白線形変換部103において、変更輝度最大値S122は、実施の形態1における輝度最大値S111と同様に用いられる。
マイクロプロセッサ113以外の階調補正装置157の動作は、実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
【0113】
以上のように、本実施の形態8による階調補正装置によれば、輝度最大値S111を変更して、変更輝度最大値を生成する実施の形態5の最大値変更部110と同様の動作を行うマイクロプロセッサ113を備えたことで、実施の形態5と同様の効果に加え、マイクロプロセッサ113で処理を行なうことによって、処理速度を向上することができ、また演算処理等を行なう回路部を階調補正装置157が備えなくてよいため、階調補正装置157の回路規模をより小さくすることができる効果が得られる。
【0114】
(実施の形態9)
以下、本発明の実施の形態9による階調補正装置について、図面を参照しながら説明する。
図11は、本実施の形態9による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【0115】
図11において、階調補正装置158は、最大値検出部101と、白比較部102と、白線形変換部103と、白制御部104と、輝度変化量検出部114と、色連動部115とを備える。なお、輝度変化量検出部114、及び色連動部115に関わる部分以外の構成及び動作は、実施の形態1の階調補正装置150と同様であり、説明を省略する。
【0116】
輝度変化量検出部114は、輝度信号S101と白補正輝度信号S105とを入力とし、輝度信号S101と、白補正輝度信号S105との差をとることにより、白側に階調補正された輝度値の変化量を検出し、その変化量を輝度変化量S125として出力する。
【0117】
色連動部115は、白側に階調補正された白補正輝度信号S105と色差信号S123のバランスをとるために、輝度変化量S125に応じて色差信号S123を補正する。
【0118】
次に、本実施の形態9による階調補正装置の動作について説明する。
輝度変化量検出部114は、輝度信号S101と、白補正輝度信号S105との差をとり、その差を輝度変化量S125として色連動部115に出力する。色連動部115は、輝度変化量S125に基づいて色差信号S123を変化させ、補正色差信号S124を出力する。例えば、輝度変化量S125としてΔYが、また色差信号S123としてR−Y、及びB−Yが白連動部115に入力された場合には、色連動部115において、色差信号S123が、それぞれ、R−Y−ΔY、及びB−Y−ΔYと変換され、これらが補正色差信号S124として出力される。ここで、ΔYは、白補正輝度信号S105から輝度信号S101を引いた値としている。
輝度変化量検出部114、及び色連動部115以外の階調補正装置158の動作は、実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
【0119】
以上のように、本実施の形態9による階調補正装置によれば、輝度信号S101と白補正輝度信号S105とに基づいて輝度変化量S125を検出する輝度変化量検出部114と、輝度変化量S125に基づいて色差信号S123を補正し、補正色差信号S124を出力する色連動部115とを備えたことで、実施の形態1と同様の効果に加え、色差信号S123について輝度信号S101とのバランスを取るように補正した補正色差信号S124を得ることができる効果が得られる。
【0120】
なお、色連動部115が色差信号S123に対して行う変換は、本実施の形態9で説明した変換に限定されるものではない。輝度信号S101の変化量である輝度変化量S125に応じて色差信号S123を適切に変化させ、白補正輝度信号S105と補正色差信号S124とのバランスを取ることができる変換であれば、どのようなものであってもよい。
【0121】
(実施の形態10)
以下、本発明の実施の形態10による階調補正装置、及び階調補正方法について、図面を参照しながら説明する。
図12は、本実施の形態10による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
図12において、階調補正装置250は、最小値検出部201と、黒比較部202と、黒線形変換部203と、黒制御部204とを備える。
【0122】
最小値検出部201は、輝度信号S201とサンプリング期間を示すサンプリングウィンドウS202とを入力として、輝度信号S201がサンプリングされた所定の期間内の輝度値の最小値である輝度最小値S211を出力する。
【0123】
黒比較部202は、輝度信号S201と輝度信号S201を階調補正する際のスタートポイントである黒しきい値S203と最小値検出部201の出力である輝度最小値S211とを入力として、それらの大小関係を比較し、その結果を黒比較信号S212として出力する。
【0124】
黒線形変換部203は、輝度信号S201とスタートポイントである黒しきい値S203と輝度信号S201のペデスタル値S204と最小値検出部201の出力である輝度最小値S211とを入力として、輝度信号S201に対して後述する変換式(2)により線形変換を行い、その結果である黒線形変換輝度信号S213を出力する。
【0125】
輝度信号S201をX、黒線形変換輝度信号S213をY、黒しきい値S203をBSTPO、ペデスタル値S204をPLEV、輝度最小値S211をMINとすると、変換式(2)は次のように表される。
【0126】
変換式(2)
Y =(BSTPO−PLEV)・X/(BSTPO−MIN)+(PLEV−MIN)・BSTPO/(BSTPO−MIN)
【0127】
黒制御部204は、黒比較信号S212と輝度信号S201とペデスタル値S204と黒線形変換輝度信号S213とを入力として、黒比較信号S212に基づいて輝度信号S201、ペデスタル値S204、及び黒線形変換輝度信号S213からいずれかを選択し、黒補正輝度信号S205として出力する。
【0128】
次に、本実施の形態10による階調補正装置の動作、及び階調補正方法について説明する。
図13は、本実施の形態10による階調補正装置250の動作を示すフローチャートである。
【0129】
まず、入力映像信号のうち、輝度信号S201が階調補正装置250に入力される。
最小値検出部201は、サンプリングウィンドウS202に従って、1フィールドごとに輝度信号S201の最小値である輝度最小値S211を検出し、その輝度最小値S211を出力する(ステップS21)。
【0130】
黒線形変換部203は、変換式(2)に基づいて、輝度信号S201に対して線形変換を行って黒線形変換輝度信号S213を求める(ステップS22)。
また、黒比較部202は、輝度信号S201と、黒しきい値S203と、輝度最小値S211とを比較し、その比較結果である黒比較信号S212を黒制御部204に出力する(ステップS23)。
【0131】
なお、黒比較部202において輝度信号S201等との比較に用いられ、あるいは黒線形変換部203において輝度信号S201の線形変換に用いられる輝度最小値S211は、比較や線形変換に用いられる輝度信号S201の属するフィールドよりも一つ前のフィールドにおいて求められたものである。
【0132】
黒制御部204は、黒比較信号S212に基づいて輝度信号S201、ペデスタル値S204、及び黒線形変換輝度信号S213の中から黒補正輝度信号S205を選択し、出力する(ステップS24)。
【0133】
具体的には、黒制御部204は、輝度信号S201が黒しきい値S203以上であることを黒比較信号S212が示す場合には、輝度最小値S211の値に関わらず、その輝度信号S201を黒補正輝度信号S205として出力する。また、輝度信号S201が黒しきい値S203より小さく、かつ輝度最小値S211以上であることを黒比較信号S212が示す場合には、黒線形変換部203からの黒線形変換輝度信号S213を黒補正輝度信号S205として出力する。また、輝度信号S201が黒しきい値S203よりも小さく、かつ輝度最小値S211よりも小さいことを黒比較信号S212が示す場合には、ペデスタル値S204を黒補正輝度信号S205として出力する。
【0134】
ここで、黒しきい値S203、及びペデスタル値S204は、階調補正装置250の設計者が図示しない表示装置に表示された出力映像を参照するなどによって、階調補正装置250の出力である黒補正輝度信号S205が適切なものとなるように設定した値が用いられる。なお、黒しきい値S203、及びペデスタル値S204は、図示しない所定のメモリに格納されており、そのメモリから黒線形変換部203等が読み出すことにより用いられる。
【0135】
このように、図13のフローチャートのステップS21からS24の処理が繰り返されることにより、輝度信号S201に対して、黒側の階調補正が行われる。
階調補正装置250から出力された黒補正輝度信号S205は、色差信号とともにRGB信号に変換され、図示しない表示装置に階調補正された映像が表示される。
【0136】
図14は、輝度信号S201と黒補正輝度信号S205との関係を示す図である。
輝度信号S201をX軸に、黒補正輝度信号S205をY軸にとると、輝度信号S201と黒補正輝度信号S205との関係は、図14に示されたグラフになる。但し、輝度最小値S211は、黒しきい値S203よりも小さいとしている。
【0137】
上述したように、輝度信号S201が図14の範囲Dにある場合は、輝度信号S201が輝度最小値S211と黒しきい値S203とを結ぶ直線に線形変換された黒補正輝度信号S205が出力される。また、輝度信号S201が図14の範囲Cにある場合は、ペデスタル値S204が黒補正輝度信号S205として出力される。
【0138】
以上のように、本実施の形態10による階調補正装置によれば、輝度最小値S211を検出する最小値検出部201と、輝度信号S201、黒しきい値S203、及び輝度最小値S211を比較する黒比較部202と、輝度信号S201に対して線形変換を行う黒線形変換部203と、黒比較部202での比較結果に基づいて輝度信号S201、ペデスタル値S204、及び黒線形変換輝度信号S213のいずれかを選択し、黒補正輝度信号S205として出力する黒制御部204とを備えたことで、フィードバック系を用いないで安定した輝度信号S201の階調補正を行うことができ、また、輝度信号S201が範囲Dにある場合は黒レベルがペデスタル値S204まで延ばされるので、表現可能な黒側を最大限表現することができ、ダイナミックレンジを拡大することができる効果が得られる。
【0139】
なお、本実施の形態10では、最小値検出部201が1フィールドごとに輝度最小値S211を検出すると説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、最小値検出部201は数フィールド、もしくは1フレームごとに輝度最小値S211を検出してもよい。
【0140】
また、本実施の形態10による図13で示されるフローチャートにおいて、ステップS22の処理と、ステップS23の処理とは、その順序を問わず、同時に処理されるものであってもよい。
【0141】
(実施の形態11)
以下、本発明の実施の形態11による階調補正装置について、図面を参照しながら説明する。
図15は、本実施の形態11による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【0142】
図15において、階調補正装置251は、最小値検出部201と、黒比較部202と、黒線形変換部203と、黒制御部204と、しきい値変更部205とを備える。なお、しきい値変更部205に関わる部分以外の構成及び動作は、実施の形態10の階調補正装置250と同様であり、説明を省略する。
【0143】
しきい値変更部205は、所定の時間間隔、例えば輝度信号S201の1フィールドまたは数フィールドにわたる輝度レベルを平均した平均輝度レベルS206に基づいて黒しきい値S203を変更し、その変更した黒しきい値S203を変更黒しきい値S214として出力する。
【0144】
次に、本実施の形態11による階調補正装置の動作について説明する。
しきい値変更部205には、平均輝度レベルS206と、黒しきい値S203とが入力される。そして、平均輝度レベルS206が所定の基準値より小さければ、黒しきい値S203を減少させる方向に変更し、平均輝度レベルS206が所定の基準値より大きければ、黒しきい値S203を増加させる方向に変更する。しきい値変更部205は、黒しきい値S203を変更した値を変更黒しきい値S214とし、黒比較部202と、黒線形変換部203とに出力する。ここで、平均輝度レベルS206の大小の判定に用いられる基準値、及び黒しきい値S203を変更する量は、設計者により好適な値が選択される。
【0145】
黒比較部202、及び黒線形変換部203において、変更黒しきい値S214は、実施の形態10における黒しきい値S204と同様に用いられる。
しきい値変更部205以外の階調補正装置251の動作は、実施の形態10と同様であり、説明を省略する。
【0146】
以上のように、本実施の形態11による階調補正装置によれば、平均輝度レベルS206に基づいて黒しきい値S203を変更し、変更黒しきい値S214を出力するしきい値変更部205を備えたことで、実施の形態10と同様の効果に加え、1フィールド又は数フィールドにわたる輝度信号S201の状態に応じて黒しきい値S203を適切に変更することができ、表示装置のダイナミックレンジに応じて、より適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができ、さらに黒補正輝度信号S205により構成される映像のコントラストをより高めることができる効果が得られる。
【0147】
なお、しきい値変更部205が黒しきい値S203を変更する量は、設計者により定められた既定量であってもよく、あるいは、例えば、所定の基準値と平均輝度レベルS206との差に基づいて定められるような可変量であってもよい。
【0148】
また、本実施の形態11では、しきい値変更部205は、平均輝度レベルS206と単一の基準値とを比較するとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、平均輝度レベルS206と比較する基準値は、2以上であってもよい。例えば、しきい値変更部205は、平均輝度レベルS206が第1の基準値より小さければ、黒しきい値S203を減少させる方向に変更し、平均輝度レベルS206が第1の基準値よりも大きい第2の基準値と第1の基準値との間であれば、黒しきい値S203を変更せず、平均輝度レベルS206が第2の基準値より大きければ、黒しきい値S203を増加させる方向に変更するようにしてもよい。
【0149】
(実施の形態12)
以下、本発明の実施の形態12による階調補正装置について、図面を参照しながら説明する。
図16は、本実施の形態12による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【0150】
図16において、階調補正装置252は、最小値検出部201と、黒比較部202と、黒線形変換部203と、黒制御部204と、しきい値変更部206とを備える。なお、しきい値変更部206に関わる部分以外の構成及び動作は、実施の形態10の階調補正装置250と同様であり、説明を省略する。
しきい値変更部206は、輝度最小値S211に基づいて黒しきい値S203を変更し、その変更した黒しきい値S203を変更黒しきい値S215として出力する。
【0151】
次に、本実施の形態12による階調補正装置の動作について説明する。
しきい値変更部206には、輝度最小値S211と、黒しきい値S203とが入力される。しきい値変更部206は、輝度最小値S211が所定の基準値より小さければ、黒しきい値S203を減少させる方向に変更し、輝度最小値S211が所定の基準値より大きければ、黒しきい値S203を増加させる方向に変更する。そして、しきい値変更部206は変更黒しきい値S215を生成し、黒比較部202と、黒線形変換部203とに出力する。ここで、輝度最小値S211の大小の判定に用いられる基準値、及び黒しきい値S203を変更する量は、設計者により好適な値が選択される。
【0152】
黒比較部202、及び黒線形変換部203において、変更黒しきい値S215は、実施の形態10における黒しきい値S203と同様に用いられる。
しきい値変更部206以外の階調補正装置252の動作は、実施の形態10と同様であり、説明を省略する。
【0153】
以上のように、本実施の形態12による階調補正装置によれば、輝度最小値S211に基づいて黒しきい値S203を変更し、変更黒しきい値S215を出力するしきい値変更部206を備えたことで、実施の形態10と同様の効果に加え、入力映像信号から得られる情報を有効に用いることにより、適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができ、さらに黒補正輝度信号S205により構成される映像のコントラストをより高めることができる効果が得られる。
【0154】
なお、しきい値変更部206が黒しきい値S203を変更する量は、設計者により定められた既定量であってもよく、あるいは、例えば、所定の基準値と輝度最小値S211との差に基づいて定められるような可変量であってもよい。
【0155】
また、本実施の形態12では、しきい値変更部206は、輝度最小値S211と単一の基準値とを比較するとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、輝度最小値S211と比較する基準値は、2以上であってもよい。例えば、しきい値変更部206は、輝度最小値S211が第1の基準値より小さければ、黒しきい値S203を減少させる方向に変更し、輝度最小値S211が第1の基準値よりも大きい第2の基準値と第1の基準値との間であれば、黒しきい値S203を変更せず、輝度最小値S211が第2の基準値より大きければ、黒しきい値S203を増加させる方向に変更するようにしてもよい。
【0156】
(実施の形態13)
以下、本発明の実施の形態13による階調補正装置について、図面を参照しながら説明する。
図17は、本実施の形態13による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【0157】
図17において、階調補正装置253は、最小値検出部201と、黒比較部202と、黒線形変換部203と、黒制御部204と、最大値検出部207と、しきい値生成部209とを備える。なお、最大値検出部207、及びしきい値生成部209に関わる部分以外の構成及び動作は、実施の形態10の階調補正装置250と同様であり、説明を省略する。
【0158】
最大値検出部207は、輝度信号S201とサンプリング期間を示すサンプリングウィンドウS202とを入力として、輝度信号S201がサンプリングされた所定の期間内の輝度値の最大値である輝度最大値S216を出力する。
【0159】
しきい値生成部209は、最小値検出部201の出力である輝度最小値S211と最大値検出部207の出力である輝度最大値S216とを入力として、輝度最大値S216と輝度最小値S211との差を求め、その求めた差を2で割って輝度最小値S211を加算する演算を行い、その演算結果を黒しきい値S208として出力する。
【0160】
次に、本実施の形態13による階調補正装置の動作について説明する。
最大値検出部207は、サンプリングウィンドウS202に従って、1フィールドごとに輝度信号S201の最小値である輝度最大値S216を検出し、その輝度最大値S216を出力する。
【0161】
しきい値生成部209は、輝度最小値S211と輝度最大値S216とに対して、上述の演算を行い、黒しきい値S208を出力する。そして、黒比較部202、及び黒線形変換部203において、黒しきい値S208は、実施の形態10における黒しきい値S203と同様に用いられる。
最大値検出部207、及びしきい値生成部209以外の階調補正装置253の動作は、実施の形態10と同様であり、説明を省略する。
【0162】
以上のように、本実施の形態13による階調補正装置によれば、輝度最大値S216を検出する最大値検出部207と、輝度最小値S211、及び輝度最大値S216に基づいて黒しきい値S208を生成するしきい値生成部209とを備えたことで、実施の形態10と同様の効果に加え、入力映像信号から得られる情報を有効に用いて適切な黒しきい値S208を生成することができ、表示装置のダイナミックレンジに応じて、より適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができ、さらに黒補正輝度信号S205により構成される映像のコントラストをより高めることができる効果が得られる。
【0163】
なお、本実施の形態13によるしきい値生成部209では、輝度最大値S216と輝度最小値S211との差を割る値を“2”としたが、この値は、出力映像が好適なものとなるように設計者により選択された所定の実数であってもよい。
【0164】
また、本実施の形態13では、最大値検出部207が1フィールドごとに輝度最大値S216を検出すると説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、最大値検出部207は数フィールド、もしくは1フレームごとに輝度最大値S216を検出してもよい。
【0165】
(実施の形態14)
以下、本発明の実施の形態14による階調補正装置について、図面を参照しながら説明する。
図18は、本実施の形態14による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【0166】
図18において、階調補正装置254は、最小値検出部201と、黒比較部202と、黒線形変換部203と、黒制御部204と、最小値変更部210とを備える。なお、最小値変更部210に関わる部分以外の構成及び動作は、実施の形態10の階調補正装置250と同様であり、説明を省略する。
【0167】
最小値変更部210は、輝度最小値S211に対して、所定の値を加算、あるいは減算し、その変更した輝度最小値S211を変更輝度最小値S219として出力する。ここで、最小値変更部210が輝度最小値S211に加算、あるいは減算する所定の値は、予め設計者により好適な値が選択され、その値を輝度最小値S211に加算するのか、あるいは減算するのかも、予め設計者により選択される。
【0168】
次に、本実施の形態14による階調補正装置の動作について説明する。
最小値検出部201により検出された輝度最小値S211は、最小値変更部210に入力される。最小値変更部210は、輝度最小値S211に対して所定の値を加算、あるいは減算し、変更輝度最小値S219を出力する。そして、白比較部102、及び白線形変換部103において、変更輝度最小値S219は、実施の形態10における輝度最小値S211と同様に用いられる。
最小値変更部210以外の階調補正装置254の動作は、実施の形態10と同様であり、説明を省略する。
【0169】
以上のように、本実施の形態14による階調補正装置によれば、輝度最小値S211を変更する最小値変更部210を備えたことで、実施の形態10と同様の効果に加え、階調補正を行う際の柔軟度が高くなり、表示装置のダイナミックレンジに応じて、より適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができる効果が得られる。
【0170】
なお、本実施の形態14では、最小値変更部210は、予め設計者により決められた値を輝度最小値S211に対して加算、あるいは減算するとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。最小値変更部210は、最小値検出部201からの輝度最小値S211を単数、または複数の所定の基準値と比較し、その比較結果に基づいて輝度最小値S211を変更する処理を行い、変更輝度最小値S219を生成してもよい。その輝度最小値S211を変更する処理としては、例えば、輝度最小値S211が所定の基準値よりも大きければ、輝度最小値S211から所定の値を減算し、輝度最小値S211が所定の基準値よりも小さければ、輝度最小値S211に所定の値を加算する処理や、輝度最小値S211が、所定の範囲内となるように輝度最小値S211を変更する処理などがある。
【0171】
(実施の形態15)
以下、本発明の実施の形態15による階調補正装置について、図面を参照しながら説明する。
図19は、本実施の形態15による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【0172】
図19において、階調補正装置255は、最小値検出部201と、黒比較部202と、黒線形変換部203と、黒制御部204と、最小値変更部211とを備える。なお、最小値変更部211に関わる部分以外の構成及び動作は、実施の形態10の階調補正装置250と同様であり、説明を省略する。
【0173】
最小値変更部211は、平均輝度レベルS206に基づいて最小値検出部201の出力である輝度最小値S211を変更し、その変更した輝度最小値S211を変更輝度最小値S220として出力する。
【0174】
次に、本実施の形態15による階調補正装置の動作について説明する。
最小値検出部201により検出された輝度最小値S211は、最小値変更部211に入力される。最小値変更部211は、平均輝度レベルS206が所定の基準値より小さければ、輝度最小値S211を減少させる方向に変更し、平均輝度レベルS206が所定の基準値より大きければ、輝度最小値S211を増加させる方向に変更する。そして、最小値変更部211は、輝度最小値S211を変更した値を変更輝度最小値S220とし、黒比較部202と、黒線形変換部203とに出力する。ここで、平均輝度レベルS206の大小の判定に用いられる基準値、及び輝度最小値S211を変更する量は、設計者により好適な値が選択される。
【0175】
黒比較部202、及び黒線形変換部203において、変更輝度最小値S220は、実施の形態10における輝度最小値S211と同様に用いられる。
最小値変更部211以外の階調補正装置255の動作は、実施の形態10と同様であり、説明を省略する。
【0176】
以上のように、本実施の形態15による階調補正装置によれば、平均輝度レベルS206に基づいて輝度最小値S211を変更し、変更輝度最小値S220を出力する最小値変更部211を備えたことで、実施の形態10と同様の効果に加え、入力映像信号から得られる情報を有効に用いることにより、適切にダイナミックレンジを拡大して表示することができる効果が得られる。
【0177】
なお、最小値変更部211が輝度最小値S211を変更する量は、設計者により定められた既定量であってもよく、あるいは、例えば、所定の基準値と平均輝度レベルS206との差に基づいて定められるような可変量であってもよい。
【0178】
また、本実施の形態15では、最小値変更部211は、平均輝度レベルS206と単一の基準値とを比較するとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、平均輝度レベルS206と比較する基準値は、2以上であってもよい。
【0179】
(実施の形態16)
以下、本発明の実施の形態16による階調補正装置について、図面を参照しながら説明する。
図20は、本実施の形態16による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【0180】
図20において、階調補正装置256は、最小値検出部201と、黒比較部202と、黒線形変換部203と、黒制御部204と、マイクロプロセッサ213とを備える。なお、マイクロプロセッサ213に関わる部分以外の構成及び動作は、実施の形態10の階調補正装置250と同様であり、説明を省略する。
マイクロプロセッサ213は、実施の形態14の最小値変更部210と同様の処理を行い、変更輝度最小値S222を出力する。
【0181】
次に、本実施の形態16による階調補正装置の動作について説明する。
マイクロプロセッサ213は、最小値検出部201の検出した輝度最小値S211に対して、実施の形態14の最小値変更部210と同様の処理を行い、変更輝度最小値S222を黒比較部202と、黒線形変換部203とに出力する。
【0182】
黒比較部202、及び黒線形変換部203において、変更輝度最小値S222は、実施の形態10における輝度最小値S211と同様に用いられる。
マイクロプロセッサ213以外の階調補正装置256の動作は、実施の形態10と同様であり、説明を省略する。
【0183】
以上のように、本実施の形態16による階調補正装置によれば、輝度最小値S211を変更して、変更輝度最大値を生成する実施の形態14の最小値変更部210と同様の動作を行うマイクロプロセッサ213を備えたことで、実施の形態14と同様の効果に加え、マイクロプロセッサ213で処理を行なうことによって、処理速度を向上することができ、また演算処理等を行なう回路部を階調補正装置256が備えなくてよいため、階調補正装置256の回路規模をより小さくすることができる効果が得られる。
【0184】
(実施の形態17)
以下、本発明の実施の形態17による階調補正装置について、図面を参照しながら説明する。
図21は、本実施の形態17による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【0185】
図21において、階調補正装置257は、最小値検出部201と、黒比較部202と、黒線形変換部203と、黒制御部204と、輝度変化量検出部214と、色連動部215とを備える。なお、輝度変化量検出部214、及び色連動部215に関わる部分以外の構成及び動作は、実施の形態10の階調補正装置250と同様であり、説明を省略する。
【0186】
輝度変化量検出部214は、輝度信号S201と黒補正輝度信号S205とを入力とし、輝度信号S201と、黒補正輝度信号S205との差をとることにより、黒側に階調補正された輝度値の変化量を検出し、その変化量を輝度変化量S225として出力する。
色連動部215は、黒側に階調補正された黒補正輝度信号S205と色差信号S223のバランスをとるために、輝度変化量S225に応じて色差信号S223を補正する。
【0187】
次に、本実施の形態17による階調補正装置の動作について説明する。
輝度変化量検出部214は、輝度信号S201と、黒補正輝度信号S205との差をとり、その差を輝度変化量S225として色連動部215に出力する。色連動部215は、輝度変化量S225に基づいて色差信号S223を変化させ、補正色差信号S224を出力する。例えば、輝度変化量S225としてΔYが、また色差信号S223としてR−Y、及びB−Yが黒連動部215に入力された場合には、色連動部215において、色差信号S223が、それぞれ、R−Y−ΔY、及びB−Y−ΔYと変換され、これらが補正色差信号S224として出力される。ここで、ΔYは、黒補正輝度信号S205から輝度信号S201を引いた値としている。
輝度変化量検出部214、及び色連動部215以外の階調補正装置257の動作は、実施の形態10と同様であり、説明を省略する。
【0188】
以上のように、本実施の形態17による階調補正装置によれば、輝度信号S201と黒補正輝度信号S205とに基づいて輝度変化量S225を検出する輝度変化量検出部214と、輝度変化量S225に基づいて色差信号S223を補正し、補正色差信号S224を出力する色連動部215とを備えたことで、実施の形態10と同様の効果に加え、色差信号S223を補正した補正色差信号S224を得ることができる効果が得られる。
【0189】
なお、色連動部215が色差信号S223に対して行う変換は、本実施の形態17で説明した変換に限定されるものではない。輝度信号S201の変化量である輝度変化量S225に応じて色差信号S223を適切に変化させ、黒補正輝度信号S205と補正色差信号S224とのバランスを取ることができる変換であれば、どのようなものであってもよい。
【0190】
また、実施の形態10ないし17において、本発明の階調補正装置は、ペデスタル値S204が一定値であっても可変値であっても同様に適応可能である。
また、上記各実施の形態による階調補正装置の各構成部分は、専用のハードウェアにより構成してもよく、あるいはプログラム制御によるソフトウェアにより構成してもよい。
また、実施の形態1ないし9のいずれかの白補正に関する階調補正装置と、実施の形態10ないし17のいずれかの黒補正に関する階調補正装置との両方を備えるように、階調補正装置を構成してもよい。
【0191】
(実施の形態18)
以下、本発明の実施の形態18による映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。
図22は、本実施の形態18による映像表示装置の構成の一例を示すブロック図である。
【0192】
図22において、映像表示装置1000は、チューナ1001と、YC分離部1002と、階調補正部1003と、色復調部1004と、RGB変換部1005と、表示部1006とを備える。
チューナ1001は、アンテナ1007からの電波を受信し、映像信号をYC分離部1002に出力する。
【0193】
YC分離部1002は、チューナ1001からの映像信号を、輝度信号Yと、色信号Cとに分離し、輝度信号Yを階調補正部1003に出力し、色信号Cを色復調部1004に出力する。
階調補正部1003としては、実施の形態1から17のいずれかの階調補正装置が用いられる。そして、輝度信号Yに対して上記各実施の形態で説明した階調補正を行い、階調補正後の輝度信号YをRGB変換部1005に出力する。
【0194】
色復調部1004は、色信号Cを色差信号R−Y、B―Yに復調し、色差信号R−Y、B―YをRGB変換部1005に出力する。
RGB変換部1005は、階調補正部1003からの輝度信号Yと、色復調部1004からの色差信号R−Y、B−YとをRGB信号に変換し、表示部1006に映像を表示する。
【0195】
このようにして、表示部1006には、階調補正の行われた映像が表示される。表示部1006としては、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode Ray Tube)等が用いられる。
【0196】
以上のように、本実施の形態18による映像表示装置によれば、輝度信号Yの階調補正を行う階調補正部1003を備えたことで、表示部1006のダイナミックレンジに応じて、より適切にダイナミックレンジを拡大して映像を表示することができる効果が得られる。
【0197】
なお、階調補正部1003として、実施の形態9又は17において説明した階調補正装置を用いる場合には、階調補正部1003に色復調部1004の出力である色差信号R−Y、B−Yも入力されるものとする。
【0198】
また、図22で示された映像表示装置の構成は一例であって、本発明の映像表示装置は、輝度信号に対して階調補正を行うことができるものであれば、図22で示される構成に限定されるものではない。
【0199】
また、本実施の形態18では、アンテナ1007からの電波を受信して表示部1006に映像を表示する映像表示装置1000について説明したが、本発明の映像表示装置は、電波を受信するものに限定されるものではない。例えば、チューナを備えず、PCなどからの映像信号を入力とし、その映像信号の輝度信号Yに対して階調補正を行い表示部に映像を表示する映像表示装置であってもよい。
【0200】
産業上の利用可能性
以上のように、本発明にかかる階調補正装置、階調補正方法、及び映像表示装置は、映像信号のダイナミックレンジを拡大するものとして有用であり、入力映像の輝度信号に対して階調補正を行う階調補正装置、階調補正方法、及び映像表示装置に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1による階調補正装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態1による階調補正装置の動作を説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態2による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態3による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態4による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態5による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態6による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態7による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態8による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態9による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施の形態10による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施の形態10による階調補正装置の動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態10による階調補正装置の動作を説明する図である。
【図15】本発明の実施の形態11による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の実施の形態12による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の実施の形態13による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【図18】本発明の実施の形態14による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【図19】本発明の実施の形態15による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【図20】本発明の実施の形態16による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【図21】本発明の実施の形態17による階調補正装置の構成を示すブロック図である。
【図22】本発明の実施の形態18による映像表示装置の構成を示すブロック図である。
Claims (20)
- 輝度信号の所定の期間における最大値を検出し、輝度最大値として出力する最大値検出手段と、
第1の白しきい値と前記輝度最大値と前記輝度信号とを比較し、その結果を白比較信号として出力する比較手段と、
前記第1の白しきい値と第2の白しきい値と前記輝度最大値と前記輝度信号とを入力とし、該輝度信号に所定の線形変換を行い、白線形変換輝度信号として出力する線形変換手段と、
前記白比較信号に基づいて前記輝度信号、前記第2の白しきい値、及び前記白線形変換輝度信号からいずれかを選択し、白補正輝度信号として出力する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記輝度信号が前記第1の白しきい値以下であることを前記白比較信号が示す場合には、輝度信号を選択し、前記輝度信号が前記第1の白しきい値より大きく、かつ前記輝度最大値以下であることを前記白比較信号が示す場合には、前記白線形変換輝度信号を選択し、前記輝度信号が前記第1の白しきい値よりも大きく、かつ前記輝度最大値よりも大きいことを前記白比較信号が示す場合には、前記第2の白しきい値を選択することを特徴とする階調補正装置。 - 請求項1記載の階調補正装置において、
前記輝度信号の所定の期間の平均である平均輝度レベルに基づいて前記第1の白しきい値を変更し、変更白しきい値として出力するしきい値変更手段をさらに備え、
前記比較手段、及び前記線形変換手段で前記第1の白しきい値に代えて、前記変更白しきい値を用いることを特徴とする階調補正装置。 - 請求項1記載の階調補正装置において、
前記輝度最大値に基づいて前記第1の白しきい値を変更し、変更白しきい値として出力するしきい値変更手段をさらに備え、
前記比較手段、及び前記線形変換手段で前記第1の白しきい値に代えて、前記変更白しきい値を用いることを特徴とする階調補正装置。 - 請求項1記載の階調補正装置において、
輝度信号の所定の期間における最小値を検出し、輝度最小値として出力する最小値検出手段と、
前記輝度最大値と前記輝度最小値とに基づいて所定の演算を行い、第1の白しきい値を生成するしきい値生成手段とをさらに備え、
前記比較手段、及び前記線形変換手段で、前記しきい値生成手段の生成した第1の白しきい値を用いることを特徴とする階調補正装置。 - 請求項1記載の階調補正装置において、
前記輝度最大値を変更し、変更輝度最大値として出力する最大値変更手段をさらに備え、
前記比較手段、及び前記線形変換手段で、前記輝度最大値に代えて前記変更輝度最大値を用いることを特徴とする階調補正装置。 - 請求項1記載の階調補正装置において、
前記輝度信号の所定の期間の平均である平均輝度レベルに基づいて前記輝度最大値を変更し、変更輝度最大値として出力する最大値変更手段をさらに備え、
前記比較手段、及び前記線形変換手段で、前記輝度最大値に代えて前記変更輝度最大値を用いることを特徴とする階調補正装置。 - 請求項1記載の階調補正装置において、
輝度信号の所定の期間における最小値を検出し、輝度最小値として出力する最小値検出手段と、
前記輝度最小値に基づいて前記第2の白しきい値を変更し、変更白しきい値として出力するしきい値変更手段とをさらに備え、
前記線形変換手段、及び前記制御手段で、前記第2の白しきい値に代えて前記変更白しきい値を用いることを特徴とする階調補正装置。 - 請求項1記載の階調補正装置において、
前記輝度最大値を変更し、変更輝度最大値として出力するマイクロプロセッサをさらに備え、
前記比較手段、及び前記線形変換手段で、前記輝度最大値に代えて前記変更輝度最大値を用いることを特徴とする階調補正装置。 - 請求項1記載の階調補正装置において、
前記輝度信号と前記白補正輝度信号との輝度値の変化量を検出し、輝度変化量として出力する輝度変化量検出手段と、
前記輝度変化量に基づいて色差信号を補正する色連動手段とをさらに備えたことを特徴とする階調補正装置。 - 輝度信号の所定の期間における最小値を検出し、輝度最小値として出力する最小値検出手段と、
黒しきい値と前記輝度最小値と前記輝度信号とを比較し、その結果を黒比較信号として出力する比較手段と、
前記黒しきい値とペデスタル値と前記輝度最小値と前記輝度信号とを入力とし、該輝度信号に所定の線形変換を行い、黒線形変換輝度信号として出力する線形変換手段と、
前記黒比較信号に基づいて前記輝度信号、前記ペデスタル値、及び前記黒線形変換輝度信号からいずれかを選択し、黒補正輝度信号として出力する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記輝度信号が前記黒しきい値以上であることを前記黒比較信号が示す場合には、輝度信号を選択し、前記輝度信号が前記黒しきい値より小さく、かつ前記輝度最小値以上であることを前記黒比較信号が示す場合には、前記黒線形変換輝度信号を選択し、前記輝度信号が前記黒しきい値よりも小さく、かつ前記輝度最小値よりも小さいことを前記黒比較信号が示す場合には、前記ペデスタル値を選択することを特徴とする階調補正装置。 - 請求項10記載の階調補正装置において、
前記輝度信号の所定の期間の平均である平均輝度レベルに基づいて前記黒しきい値を変更し、変更黒しきい値として出力するしきい値変更手段をさらに備え、
前記比較手段、及び前記線形変換手段で前記黒しきい値に代えて、前記変更黒しきい値を用いることを特徴とする階調補正装置。 - 請求項10記載の階調補正装置において、
前記輝度最小値に基づいて前記黒しきい値を変更し、変更黒しきい値として出力するしきい値変更手段をさらに備え、
前記比較手段、及び前記線形変換手段で前記黒しきい値に代えて、前記変更黒しきい値を用いることを特徴とする階調補正装置。 - 請求項10記載の階調補正装置において、
輝度信号の所定の期間における最大値を検出し、輝度最大値として出力する最大値検出手段と、
前記輝度最小値と前記輝度最大値とに基づいて所定の演算を行い、黒しきい値を生成するしきい値生成手段とをさらに備え、
前記比較手段、及び前記線形変換手段で、前記しきい値生成手段の生成した黒しきい値を用いることを特徴とする階調補正装置。 - 請求項10記載の階調補正装置において、
前記輝度最小値を変更し、変更輝度最小値として出力する最小値変更手段をさらに備え、
前記比較手段、及び前記線形変換手段で、前記輝度最小値に代えて前記変更輝度最小値を用いることを特徴とする階調補正装置。 - 請求項10記載の階調補正装置において、
前記輝度信号の所定の期間の平均である平均輝度レベルに基づいて前記輝度最小値を変更し、変更輝度最小値として出力する最小値変更手段をさらに備え、
前記比較手段、及び前記線形変換手段で、前記輝度最小値に代えて前記変更輝度最小値を用いることを特徴とする階調補正装置。 - 請求項10記載の階調補正装置において、
前記輝度最小値を変更し、変更輝度最小値として出力するマイクロプロセッサをさらに備え、
前記比較手段、及び前記線形変換手段で、前記輝度最小値に代えて前記変更輝度最小値を用いることを特徴とする階調補正装置。 - 請求項10記載の階調補正装置において、
輝度信号と黒補正輝度信号との輝度値の変化量を検出し、輝度変化量として出力する輝度変化量検出手段と、
前記輝度変化量に基づいて色差信号を補正する色連動手段とをさらに備えたことを特徴とする階調補正装置。 - 輝度信号の所定の期間における最大値を検出する最大値検出ステップと、
前記第1の白しきい値と第2の白しきい値と前記輝度最大値と前記輝度信号とを入力とし、該輝度信号に所定の線形変換を行う線形変換ステップと、
前記最大値検出ステップで検出した最大値である輝度最大値と第1の白しきい値と前記輝度信号とを比較する比較ステップと、
前記比較ステップでの比較結果に基づいて、前記線形変換ステップで前記輝度信号を線形変換した線形変換輝度信号、前記輝度信号、及び前記第2の白しきい値からいずれかを白補正輝度信号として選択する選択ステップとを備え、
前記選択ステップで、
前記輝度信号が前記第1の白しきい値以下であることを前記比較ステップでの比較結果が示す場合には、輝度信号を選択し、前記輝度信号が前記第1の白しきい値より大きく、かつ前記輝度最大値以下であることを前記比較ステップでの比較結果が示す場合には、前記線形変換輝度信号を選択し、前記輝度信号が前記第1の白しきい値よりも大きく、かつ前記輝度最大値よりも大きいことを前記比較ステップでの比較結果が示す場合には、前記第2の白しきい値を選択することを特徴とする階調補正方法。 - 輝度信号の所定の期間における最小値を検出する最小値検出ステップと、
前記黒しきい値とペデスタル値と前記輝度最小値と前記輝度信号とを入力とし、該輝度信号に所定の線形変換を行う線形変換ステップと、
黒しきい値と前記最小値検出ステップで検出した最小値である輝度最小値と前記輝度信号とを比較する比較ステップと、
前記比較ステップでの比較結果に基づいて、前記線形変換ステップで前記輝度信号を線形変換した線形変換輝度信号、前記輝度信号、及び前記ペデスタル値からいずれかを黒補正輝度信号として選択する選択ステップとを備え、
前記選択ステップで、
前記輝度信号が前記黒しきい値以上であることを前記比較ステップでの比較結果が示す場合には、輝度信号を選択し、前記輝度信号が前記黒しきい値より小さく、かつ前記輝度最小値以上であることを前記比較ステップでの比較結果が示す場合には、前記線形変換輝度信号を選択し、前記輝度信号が前記黒しきい値よりも小さく、かつ前記輝度最小値よりも小さいことを前記比較ステップでの比較結果が示す場合には、前記ペデスタル値を選択することを特徴とする階調補正方法。 - 請求項1ないし請求項17のいずれかに記載の階調補正装置を備えたことを特徴とする映像表示装置。
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