JP2003046807A - 画像表示装置および画像表示方法 - Google Patents

画像表示装置および画像表示方法

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JP2003046807A
JP2003046807A JP2001234997A JP2001234997A JP2003046807A JP 2003046807 A JP2003046807 A JP 2003046807A JP 2001234997 A JP2001234997 A JP 2001234997A JP 2001234997 A JP2001234997 A JP 2001234997A JP 2003046807 A JP2003046807 A JP 2003046807A
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interest
luminance
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target pixel
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JP2001234997A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Shioda
哲郎 塩田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画面全体における輝度信号の最大値およ
び最小値に応じて補正を行う場合、画面全体ですでに処
理系のダイナミックレンジを使い切っている場合に十分
な補正効果が得られない。 【解決手段】 注目画素近傍エリア輝度検出回路2は、
入力映像輝度信号1のうちの一画素を、入力順に順次注
目画素とし、注目画素の近傍エリアにおける映像輝度信
号の最大値および最小値を、最大値検出回路3および最
小値検出回路4によってそれぞれ検出する。入力映像輝
度信号1の各画素は、こうして検出された最大値および
最小値に応じた特性に基づいて、近傍エリアにおける入
力信号の最大値を処理系のダイナミックレンジの最大値
に変換し、近傍エリアにおける入力信号の最小値を処理
系のダイナミックレンジの最小値に変換するような特性
に基づいて補正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置およ
び画像表示方法に関し、より特定的には、入力映像輝度
信号の特徴に応じて動的に階調補正する画像表示装置お
よび画像表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】映像機器における映像輝度信号の階調補
正および輪郭補正により、高画質化を実現する画像表示
装置がある。従来、この種の画像表示装置は、表示画面
の有効表示期間のほぼ全域をサンプリング窓とし、その
最大値と、最小値と、平均輝度レベル(以下、APLと
称す)との組み合わせから補正テーブルを算出し、同一
フィールドに対しては同一の補正テーブルを元に入力映
像輝度信号の補正を行い、高画質化を実現している。
【0003】例えば、有効表示期間内の映像輝度信号の
最小値および最大値を、フィールド毎にあるいはフレー
ム毎に検出し、検出した入力信号の最大値を映像信号処
理系のダイナミックレンジの最大値(8ビット処理では
255)変に換し、検出した入力信号の最小値を映像信
号処理系のダイナミックレンジの最小値(普通は0)に
変換し、また入力輝度信号の最小値と最大値の間の値に
ついてもすべて線形に内挿補間し、どのような入力信号
に対しても処理系が保有するダイナミックレンジのすべ
てを使いきるように補正する、黒伸張、白伸張という方
式があった。例えば、特開平10−248024号公報
に記載の方式がその一例としてあげられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の方式では、画面全域の情報を基に補正テーブルを算
出するため、補正効果が不十分となる場合があり得る。
例えば、有効表示期間内の大部分を暗いシーンが占めて
いる映画のようなシーンの中に、たった一画素にでも処
理系のダイナミックレンジの最大値(8ビット処理では
255)が存在している場合、白方向の伸張による補正
は行われないことになる。また、パソコン信号のように
ダイナミックレンジを上から下まで使い切っている映像
ソースの場合には、白方向も黒方向も全く補正が行われ
ないこととなり、十分な階調表現とコントラスト感のあ
る画質を実現することができないという問題があった。
【0005】それゆえに、本発明の目的は、映像輝度信
号の階調補正および輪郭補正を行う際に、映像信号の性
質に左右されることなく十分な補正効果が得られ、その
結果、十分な階調表現とコントラスト感のある画質を実
現することのできる画像表示装置および画像表示方法を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、入力映像輝度信号の特徴に応じて動的に階調補
正する画像表示装置であって、入力映像輝度信号の一画
素を順次注目画素とし、この注目画素の近傍エリアにお
ける入力映像輝度信号の特徴を順次検出する注目画素近
傍エリア特徴検出手段と、注目画素近傍エリア特徴検出
手段によって検出された特徴に基づいて注目画素の輝度
レベルを順次補正する補正手段とを備える。
【0007】上記のように、第1の発明によれば、注目
画素が、それぞれの近傍エリア内の特徴(例えば、最大
輝度、最小輝度、平均輝度、分散値)に応じて補正され
る。したがって、有効表示エリア全体から抽出した特徴
に基づいて補正する場合に比べて、より大きな補正効果
が得られる。また、有効表示エリア全体から抽出した特
徴に基づいて補正したときにあまり補正効果が得られな
いような場合であっても、各々のエリア毎に十分な補正
効果が得られる。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、注目
画素近傍エリア特徴検出手段は、注目画素の近傍エリア
における輝度レベルの最大値および最小値をそれぞれ検
出する最大値検出手段および最小値検出手段を含み、補
正手段は、最大値検出手段によって検出された最大値お
よび最小値検出手段によって検出された最小値に基づい
て、この最大値および最小値を、それぞれ信号処理系の
ダイナミックレンジの最大値および最小値に変換するよ
うな補正特性に基づいて注目画素の輝度レベルを順次補
正することを特徴とする。
【0009】上記のように、第2の発明によれば、注目
画素が、それぞれの近傍エリア内の輝度信号のMAX値
およびMIN値に応じて補正されるため、常に注目画素
の近傍エリア内でダイナミックレンジをすべて使った信
号が出力される。よって、画面全体では処理系のダイナ
ミックレンジを使い切っている場合でも、注目画素近傍
エリア毎に白伸長、黒伸長の階調補正を行うことによ
り、エリア毎にダイナミックレンジを使い切るまでの十
分な階調補正が可能となる。
【0010】第3の発明は、第2の発明において、補正
手段は、最大値から最小値を減算する第1の減算回路
と、第1の減算回路の出力を分母とし、補正後の輝度の
最大値を分子として除算を行う除算回路と、注目画素の
輝度レベルから最小値を減算する第2の減算回路と、第
2の減算回路の出力と除算回路の出力とを乗算する乗算
回路とを含む。
【0011】上記のように、第3の発明によれば、補正
手段を容易に実現することができる。
【0012】第4の発明は、第1の発明において、注目
画素近傍エリア特徴検出手段は、注目画素の近傍エリア
における平均輝度レベルを検出する平均輝度検出手段を
含み、補正手段は、注目画素の輝度レベルと平均輝度検
出手段によって検出された平均輝度との差に応じて、注
目画素の輝度レベルを順次補正することを特徴とする。
【0013】上記のように、第4の発明によれば、注目
画素近傍エリア毎に平均輝度レベル(APL)と注目画
素との差に基づいて補正を行うことにより、局所的にコ
ントラスト感のある階調補正が可能となる。
【0014】第5の発明は、第4の発明において、補正
手段は、注目画素の輝度レベルと平均輝度検出手段によ
って検出された平均輝度との差が所定の値よりも小さい
場合には、注目画素の輝度レベルを補正せず、輝度レベ
ルと平均輝度との差が所定の値よりも大きい場合には、
この差に応じて、この平均輝度からより離れた輝度レベ
ルとなるように注目画素の輝度レベルを補正することを
特徴とする。
【0015】上記のように、第5の発明によれば、AP
Lと注目画素の差が所定値よりも小さい場合には補正を
行わず、所定値よりも大きい場合にはその差に応じて補
正を行うことにより、隣接画素でつながりのある連続し
たシーンでは本来の階調を保ちつつ、隣接画素でつなが
りがなく階調保持の必要の無いシーンではコントラスト
を強調するといった補正が可能となる。
【0016】第6の発明は、第5の発明において、補正
手段は、注目画素の輝度レベルから平均輝度を減算する
減算回路と、減算回路の出力に基づいてゲイン量を演算
するゲイン量演算回路と、注目画素の輝度レベルとゲイ
ン量演算回路の出力とを乗算する乗算回路とを含む。
【0017】上記のように、第6の発明によれば、補正
手段を容易に実現することができる。
【0018】第7の発明は、第1の発明において、注目
画素近傍エリア特徴検出手段は、注目画素の近傍エリア
における輝度レベルの分散値を検出する分散値検出手段
を含み、補正手段は、分散値検出手段によって検出され
た分散値が比較的大きい場合にコントラストを強調する
ように注目画素の輝度レベルを順次補正し、一方、分散
値が比較的小さい場合に階調を維持するように注目画素
の輝度レベルを順次補正することを特徴とする。
【0019】上記のように、第7の発明によれば、注目
画素近傍エリア毎にエリア内の分散値に応じて局所的に
シーンの連続度合を判断し、その判断結果に基づいて補
正を行うことにより、良好な階調性とハイコントラスト
とを両立した補正を行うことが可能となる。
【0020】第8の発明は、第7の発明において、注目
画素近傍エリア特徴検出手段は、注目画素の近傍エリア
における平均輝度レベルを検出する平均輝度検出手段を
さらに含み、補正手段は、分散値が所定値よりも大きい
場合に、注目画素の輝度レベルが平均輝度検出手段によ
って検出された平均輝度から離れている程、この平均輝
度からより離れた輝度レベルとなるように注目画素の輝
度レベルを順次補正することを特徴とする。
【0021】上記のように、第8の発明によれば、局所
的なAPLを基準に補正することにより、局所的にコン
トラスト感のある階調補正が可能となる。
【0022】第9の発明は、第8の発明において、補正
手段は、分散値および平均輝度に基づいてゲイン量を演
算するゲイン量演算回路と、注目画素の輝度レベルとゲ
イン量演算回路の出力とを乗算する乗算回路とを含む。
【0023】上記のように、第9の発明によれば、補正
手段を容易に実現することができる。
【0024】第10の発明は、入力映像輝度信号の特徴
に応じて動的に階調補正する画像表示方法であって、入
力映像輝度信号の一画素を順次注目画素とし、この注目
画素の近傍エリアにおける入力映像輝度信号の特徴を順
次検出する注目画素近傍エリア特徴検出ステップと、注
目画素近傍エリア特徴検出ステップによって検出された
特徴に基づいて注目画素の輝度レベルを順次補正する補
正ステップとを備える。
【0025】上記のように、第10の発明によれば、注
目画素が、それぞれの近傍エリア内の特徴(例えば、最
大輝度、最小輝度、平均輝度、分散値)に応じて補正さ
れる。したがって、有効表示エリア全体から抽出した特
徴に基づいて補正する場合に比べて、より大きな補正効
果が得られる。また、有効表示エリア全体から抽出した
特徴に基づいて補正したときにあまり補正効果が得られ
ないような場合であっても、各々のエリア毎に十分な補
正効果が得られる。
【0026】第11の発明は、第10の発明において、
注目画素近傍エリア特徴検出ステップは、注目画素の近
傍エリアにおける輝度レベルの最大値および最小値をそ
れぞれ検出する最大値検出ステップおよび最小値検出ス
テップを含み、補正ステップは、最大値検出ステップに
よって検出された最大値および最小値検出ステップによ
って検出された最小値に基づいて、この最大値および最
小値を、それぞれ信号処理系のダイナミックレンジの最
大値および最小値に変換するような補正特性に基づいて
注目画素の輝度レベルを順次補正することを特徴とす
る。
【0027】上記のように、第11の発明によれば、注
目画素が、それぞれの近傍エリア内の輝度信号のMAX
値およびMIN値に応じて補正されるため、常に注目画
素の近傍エリア内でダイナミックレンジをすべて使った
信号が出力される。よって、画面全体では処理系のダイ
ナミックレンジを使い切っている場合でも、注目画素近
傍エリア毎に白伸長、黒伸長の階調補正を行うことによ
り、エリア毎にダイナミックレンジを使い切るまでの十
分な階調補正が可能となる。
【0028】第12の発明は、第11の発明において、
補正ステップは、最大値から最小値を減算する第1の減
算ステップと、第1の減算ステップによる演算結果を分
母とし、補正後の輝度の最大値を分子として除算を行う
除算ステップと、注目画素の輝度レベルから最小値を減
算する第2の減算ステップと、第2の減算ステップによ
る演算結果と除算ステップによる演算結果とを乗算する
乗算ステップとを含む。
【0029】上記のように、第12の発明によれば、補
正ステップを容易に実現することができる。
【0030】第13の発明は、第10の発明において、
注目画素近傍エリア特徴検出ステップは、注目画素の近
傍エリアにおける平均輝度レベルを検出する平均輝度検
出ステップを含み、補正ステップは、注目画素の輝度レ
ベルと平均輝度検出ステップによって検出された平均輝
度との差に応じて、注目画素の輝度レベルを順次補正す
ることを特徴とする。
【0031】上記のように、第13の発明によれば、注
目画素近傍エリア毎に平均輝度レベル(APL)と注目
画素との差に基づいて補正を行うことにより、局所的に
コントラスト感のある階調補正が可能となる。
【0032】第14の発明は、第13の発明において、
補正ステップは、注目画素の輝度レベルと平均輝度検出
ステップによって検出された平均輝度との差が所定の値
よりも小さい場合には、注目画素の輝度レベルを補正せ
ず、輝度レベルと平均輝度との差が所定の値よりも大き
い場合には、この差に応じて、この平均輝度からより離
れた輝度レベルとなるように注目画素の輝度レベルを補
正することを特徴とする。
【0033】上記のように、第14の発明によれば、A
PLと注目画素の差が所定値よりも小さい場合には補正
を行わず、所定値よりも大きい場合にはその差に応じて
補正を行うことにより、隣接画素でつながりのある連続
したシーンでは本来の階調を保ちつつ、隣接画素でつな
がりがなく階調保持の必要の無いシーンではコントラス
トを強調するといった補正が可能となる。
【0034】第15の発明は、第14の発明において、
補正ステップは、注目画素の輝度レベルから平均輝度を
減算する減算ステップと、減算ステップによる演算結果
に基づいてゲイン量を演算するゲイン量演算ステップ
と、注目画素の輝度レベルとゲイン量演算ステップによ
る演算結果とを乗算する乗算ステップとを含む。
【0035】上記のように、第15の発明によれば、補
正ステップを容易に実現することができる。
【0036】第16の発明は、第10の発明において、
注目画素近傍エリア特徴検出ステップは、注目画素の近
傍エリアにおける輝度レベルの分散値を検出する分散値
検出ステップを含み、補正ステップは、分散値検出ステ
ップによって検出された分散値が所定の値より大きい場
合にはコントラストを強調するように注目画素の輝度レ
ベルを順次補正し、一方、分散値が所定の値より小さい
場合には階調を維持するように注目画素の輝度レベルを
順次補正することを特徴とする。
【0037】上記のように、第16の発明によれば、注
目画素近傍エリア毎にエリア内の分散値に応じて局所的
にシーンの連続度合を判断し、その判断結果に基づいて
補正を行うことにより、良好な階調性とハイコントラス
トとを両立した補正を行うことが可能となる。
【0038】第17の発明は、第16の発明において、
注目画素近傍エリア特徴検出ステップは、注目画素の近
傍エリアにおける平均輝度レベルを検出する平均輝度検
出ステップをさらに含み、補正ステップは、分散値が所
定値よりも大きい場合に、注目画素の輝度レベルが平均
輝度検出ステップによって検出された平均輝度から離れ
ている程、この平均輝度からより離れた輝度レベルとな
るように注目画素の輝度レベルを順次補正することを特
徴とする。
【0039】上記のように、第17の発明によれば、局
所的なAPLを基準に補正することにより、局所的にコ
ントラスト感のある階調補正が可能となる。
【0040】第18の発明は、第17の発明において、
補正ステップは、分散値および平均輝度に基づいてゲイ
ン量を演算するゲイン量演算ステップと、注目画素の輝
度レベルとゲイン量演算ステップによる演算結果とを乗
算する乗算ステップとを含む。
【0041】上記のように、第18の発明によれば、補
正ステップを容易に実現することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
種々の実施形態について説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。図1
において、画像表示装置は、注目画素近傍エリア輝度検
出回路2と、第1の減算回路5と、第2の減算回路6
と、除算回路7と、乗算回路8とを備える。注目画素近
傍エリア輝度検出回路2は、最大値検出回路3と最小値
検出回路4とを含む。画像表示装置には入力映像輝度信
号1が入力され、画像表示装置は、入力映像輝度信号1
を補正して出力映像輝度信号9を出力する。以下、画像
表示装置の動作について説明する。
【0043】入力映像輝度信号1は、注目画素近傍エリ
ア輝度検出回路2に入力される。注目画素近傍エリア輝
度検出回路2は、入力映像輝度信号1のうちの一画素
を、入力順に順次、注目画素とし(例えば、表示画面の
左上から右下の画素まで順次注目画素とし)、この注目
画素の近傍エリアにおける映像輝度信号の最大値および
最小値を、最大値検出回路3および最小値検出回路4に
よってそれぞれ検出する。こうして、入力映像輝度信号
1の全ての画素について順番にその近傍エリアにおける
最大値および最小値を検出する。
【0044】近傍エリアすなわち検出エリアの大きさ
は、入力信号の種類に応じて決定するのが好ましい。一
般にPC信号のような文字情報が多いソースである場合
には狭くとるのがよく、例えば、注目画素を中心として
水平3画素×垂直3ラインのエリアとする。一方、ビデ
オ信号のような自然画である場合には広くとるのがよ
く、例えば、注目画素を中心として水平5画素×垂直5
ラインのエリアとする。
【0045】検出するレートは、フィールド毎でも良い
し、さらに間引いても良い。必要であれば、検出した値
に適当なフィルターをかけても良い。近傍エリア内の最
大値および最小値を検出する際、垂直方向の検出ライン
が少なければラインメモリを用いてもよいし、検出ライ
ンが多ければフレームメモリを用いてもよい。
【0046】こうして検出された注目画素近傍エリア内
の最大値MAXは、第1の減算回路5に入力される。一
方、同様に検出された最小値MINは、第1の減算回路
5および第2の減算回路6に入力される。第1の減算回
路5は、最大値MAXおよび最小値MINに基づいて
(MAX−MIN)を算出する。除算回路7は、第1の
減算回路による演算結果(MAX−MIN)と補正後の
輝度信号の最大値MAX’とに基づいて、MAX’/
(MAX−MIN)を算出する。第2の減算回路6は、
最小値MINおよび入力映像輝度信号1(Lとする)に
基づいて(L−MIN)を算出する。除算回路7および
第2の減算回路6の出力はともに乗算回路8に入力さ
れ、乗算回路8は、これらの出力に基づいて、MAX’
/(MAX−MIN)×(L−MIN)の演算を行う。
この乗算回路8の演算結果が出力映像輝度信号9として
出力される。
【0047】なお、前述のように最大値検出回路3およ
び最小値検出回路4の出力にフィルタを挿入してもよい
し、同様に、各演算回路の間や乗算回路8の出力にフィ
ルタを挿入しても良い。
【0048】図2を参照して、これら入出力の関係を説
明する。入力映像輝度信号1の各画素は、その近傍エリ
アにおける入力信号の最大値MAXおよび最小値MIN
に応じた特性に基づいて補正される。この特性を図2に
補正後特性として示す。図2に示すように、各画素は、
近傍エリアにおける入力信号の最大値MAXを処理系の
ダイナミックレンジの最大値MAX’(8BIT処理で
は255に相当)に変換し、近傍エリアにおける入力信
号の最小値MINを処理系のダイナミックレンジの最小
値MIN’(通常は0)に変換し、最大値MAXおよび
最小値MINの間の値については、最大値MAX’から
最小値MIN’の間に写像するような特性に基づいて補
正される。
【0049】以上のように、有効表示期間内の入力映像
輝度信号を入力の順に各々注目画素とし、注目画素が、
それぞれの近傍エリア内の輝度信号のMAX値およびM
IN値に応じて補正がなされるため、常に注目画素の近
傍エリア内でダイナミックレンジをすべて使った信号が
出力される。画面全体で検出したMAX値およびMIN
値を用いて同様の補正を行うと、入力映像輝度信号がダ
イナミックレンジを使い切っている場合には補正効果は
無い。しかしながら、たとえそのような場合であって
も、注目画素近傍のエリア内ではダイナミックレンジを
使い切っておらず補正の余地がある。本実施形態では、
局所的な情報に基づいて補正を行うため、各々のエリア
毎に十分な階調を持った画像を出力することが可能とな
る。
【0050】(第2の実施形態)図3は、本発明の第2
の実施形態に係る画像表示装置の構成を示すブロック図
である。図3において、画像表示装置は、注目画素近傍
エリア輝度検出回路10と、減算回路12と、ゲイン量
演算回路13と、乗算回路14とを備える。注目画素近
傍エリア輝度検出回路10は、平均輝度検出回路11を
含む。画像表示装置には入力映像輝度信号1が入力さ
れ、画像表示装置は、入力映像輝度信号1を補正して出
力映像輝度信号9を出力する。以下、画像表示装置の動
作について説明する。
【0051】入力映像輝度信号1は、注目画素近傍エリ
ア輝度検出回路10に入力される。注目画素近傍エリア
輝度検出回路10は、入力映像輝度信号1のうちの一画
素を、入力順に順次、注目画素とし、この注目画素の近
傍エリアにおける映像輝度信号の平均輝度レベルを、平
均輝度検出回路11によって検出する。こうして入力映
像輝度信号1の全ての画素について順番にその近傍エリ
アにおける平均輝度レベルを検出する。
【0052】近傍エリアすなわち検出エリアの大きさ
は、入力信号の種類に応じて決定するのが好ましい。一
般にPC信号のような文字情報が多いソースである場合
には狭くとるのがよく、例えば、注目画素を中心として
水平3画素×垂直3ラインのエリアとする。一方、ビデ
オ信号のような自然画である場合には広くとるのがよ
く、例えば、注目画素を中心として水平5画素×垂直5
ラインのエリアとする。
【0053】検出するレートは、フィールド毎でも良い
し、さらに間引いても良い。必要であれば、検出した値
に適当なフィルターをかけても良い。検出エリア内の平
均輝度レベルを検出する際、垂直方向の検出ラインが少
なければラインメモリを用いてもよいし、検出ラインが
多ければフレームメモリを用いてもよい。
【0054】こうして検出された注目画素近傍エリア内
の平均輝度レベルは、減算回路12に入力される。減算
回路12は、この平均輝度レベル(APLとする)と、
入力映像輝度信号1(Lとする)との差分(L−AP
L)をとる。ゲイン量演算回路13は、この減算回路1
2の出力に基づいて、入力映像輝度信号1に対する補正
ゲイン量を演算する。この補正ゲイン量の演算の一例
を、図4を用いて説明する。
【0055】平均輝度検出回路11の出力信号をAP
L、入力映像輝度信号1をL、出力映像輝度信号をL’
とすると、ゲイン量演算回路13の入力(L−APL)
と出力L’/Lの関係は、図4に示す関係となる。注目
画素の近傍エリア内のAPLに比べ注目画素の輝度レベ
ルが十分大きな場合、大きくなる程注目画素は近傍エリ
ア内の他画素との輝度差が十分あるということになる。
そのような場合、連続したシーンであるため階調が必要
であるというのではなく、不連続であるため輝度を十分
持ち上げてコントラストを出す方が良いという判断か
ら、ゲインアップの補正を行う。同様に、APLに比べ
入力輝度信号レベルが十分小さい場合もコントラスを出
す方が良いという判断から、ゲインダウンの補正を行
う。一方、注目画素の輝度レベルと近傍エリア内のAP
Lが近い場合、上記の判断とは逆に、コントラストを出
すよりは階調を保つべきという判断から、ゲイン1を保
ち、補正を行わない。
【0056】このように、注目画素近傍エリア内に注目
画素と輝度の近い画素が多数存在する場合、注目画素の
輝度と近傍エリアのAPLとが近くなり、階調が必要と
判断され階調の伸長は抑制される。一方、注目画素の輝
度と近傍エリアのAPLとの差が十分大きい場合は、注
目画素と周辺画素が不連続であり、階調を保つよりもむ
しろコントラスト感をアップさせるよう、注目画素の輝
度を伸長して白または黒に近づける補正を行う。
【0057】上記のようにして算出されたゲイン量は、
乗算回路14によって入力映像輝度信号1と乗算され、
出力映像輝度信号9として出力される。
【0058】以上のように、本実施形態によれば、上記
のような補正を行うことにより、隣接画素でつながりの
ある連続したシーンでは本来の階調を保ち、また隣接画
素でつながりがなく階調保持の必要の無いシーンでは、
近傍画素に比べて白方向、黒方向に離れた輝度レベルの
画素をそれぞれさらに白、黒に近づける補正を行うこと
により、コントラストの改善を実現できる。
【0059】なお、本実施形態において、ゲイン量を演
算するための特性を、図4に示す特性としたが、これに
限らない。例えば、図4に示す特性では、L−APL=
0近傍においてL/L’が1である範囲を十分広く設定
しているが、L−APL=0の一点のみでゲイン1とな
り、L−APL=0の前後ですぐに立ち上がって、また
は立ち下がって1以外のゲインを持つようにしても良
い。また例えば、図4に示す特性は線形的なものである
が、二次関数等、他のカーブを用いても良い。また、ゲ
イン量の上限値および下限値もそれぞれ2および0に限
らない。
【0060】(第3の実施形態)図5は、本発明の第3
の実施形態に係る画像表示装置の構成を示すブロック図
である。図5において、画像表示装置は、注目画素近傍
エリア輝度検出回路15と、ゲイン量演算回路17と、
乗算回路14とを備える。注目画素近傍エリア輝度検出
回路15は、平均輝度検出回路11と、分散値検出回路
16とを含む。画像表示装置には入力映像輝度信号1が
入力され、画像表示装置は、入力映像輝度信号1を補正
して出力映像輝度信号9を出力する。なお、図5におい
て、図3に示す構成と同一の構成については、同一の参
照符号を付し、説明を省略する。以下、画像表示装置の
動作について説明する。
【0061】入力映像輝度信号1は、注目画素近傍エリ
ア輝度検出回路15に入力される。注目画素近傍エリア
輝度検出回路15は、入力映像輝度信号1のうちの一画
素を、入力順に順次、注目画素とし、この注目画素の近
傍エリアにおける平均輝度レベルおよび輝度レベルの分
散値を、平均輝度検出回路11および分散値検出回路1
6によってそれぞれ検出する。
【0062】近傍エリアすなわち検出エリアの大きさ
は、入力信号の種類に応じて決定するのが好ましい。一
般にPC信号のような文字情報が多いソースである場合
には狭くとるのがよく、例えば、注目画素を中心として
水平3画素×垂直3ラインのエリアとする。一方、ビデ
オ信号のような自然画である場合には広くとるのがよ
く、例えば、注目画素を中心として水平5画素×垂直5
ラインのエリアとする。
【0063】検出するレートは、フレーム毎でも良い
し、さらに間引いても良い。必要であれば、検出した値
に適当なフィルターをかけても良い。検出エリア内の平
均輝度レベルおよび分散値を検出する際、垂直方向の検
出ラインが少なければラインメモリを用いてもよいし、
検出ラインが多ければフレームメモリを用いてもよい。
【0064】こうして検出された注目画素近傍エリア内
の平均輝度レベルおよび分散値は、ゲイン量演算回路1
7に入力される。ゲイン量演算回路17は、これら平均
輝度レベルおよび分散値に基づいて、入力映像輝度信号
1に対する補正ゲイン量を演算する。この補正ゲイン量
の演算の一例を、図6を用いて説明する。
【0065】ゲイン量演算回路17は、平均輝度レベル
および分散値に基づいて、図6に示すテーブルにより補
正ゲイン量を算出する。平均輝度検出回路11の出力信
号をAPL、入力映像輝度信号1をLとすると、分散値
検出回路16の出力信号とゲイン量演算回路17の出力
信号との関係は、図6に示すようになる。分散値検出回
路16の出力すなわち分散値がB1以下の時、注目画素
の近傍エリアには輝度レベルが互いに近接した画素が集
まっていることを示しており、この場合、隣接画素間で
連続したシーンが存在すると判断されるため、現状の階
調を保持するため、ゲイン量演算回路17の出力は1と
する。一方、分散値がB1以上の時、注目画素の近傍エ
リアには輝度レベルが互いに離れた画素が集まっている
ことを示しており、この場合、隣接画素間で不連続なシ
ーンが存在すると判断されるため、現状の階調を維持す
るよりも、むしろコントラストを高める方が画質の面で
好ましい。そこで、ゲイン量演算回路17の出力は、分
散値の増加に応じて1から0あるいは2になるように一
次関数的に変化させる。L>APLの時は、注目画素が
近傍エリアより明るいと判断し、ゲイン量演算回路17
の出力を1〜2の間で出力し、一方、L<APLの時
は、注目画素が近傍エリアより暗いと判断し、ゲイン量
演算回路17の出力を1〜0の間で出力する。分岐点B
1は、様々なシーンを見ながら最適に選択するべきであ
る。
【0066】なお、本実施形態では、分散値がB1以上
である時のゲイン量演算回路17の出力を一次関数的に
変化させたが、様々な画像を見ながら最適なカーブを選
択するべきである。
【0067】上記のようにして算出されたゲイン量は、
乗算回路14によって入力映像輝度信号1と乗算され、
出力映像輝度信号9として出力される。
【0068】以上のように、本実施形態によれば、上記
のような補正を行うことにより、隣接画素でつながりの
ある連続したシーンでは本来の階調を保ち、また隣接画
素でつながりがなく階調保持の必要の無いシーンでは、
近傍画素に比べて白方向、黒方向に離れた輝度レベルの
画素をそれぞれさらに白、黒に近づける補正を行うこと
によりコントラストの改善を行うことによって、良好な
階調性とハイコントラストとを両立することができる。
【0069】なお、本実施形態において、ゲイン量を演
算するための特性を、図6に示す特性としたが、これに
限らない。例えば、図6に示す特性では、分散値がB1
以上である時のゲイン量演算回路17の出力を一次関数
的に変化させたが、二次関数等、他のカーブを用いても
良く、様々な画像を見ながら最適なカーブを選択するべ
きである。また、ゲイン量の上限値および下限値もそれ
ぞれ2および0に限らない。
【0070】なお、液晶やDLPといったライトバルブ
方式の表示装置は、CRT方式と比較し、漏れ光による
黒浮きのためコントラスト不足が問題となるため、以上
で説明した種々の実施形態は、ライトバルブ方式の表示
装置に対して特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像表示装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態における輝度補正時の補正特性
を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る画像表示装置の
構成を示すブロック図である。
【図4】第2の実施形態におけるゲイン量演算回路13
の入出力の関係を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る画像表示装置の
構成を示すブロック図である。
【図6】第3の実施形態におけるゲイン量演算回路17
の入出力の関係を示す図である。
【符号の説明】
1…入力映像輝度信号 2…注目画素近傍エリア輝度検出回路 3…最大値検出回路 4…最小値検出回路 5…第1の減算回路 6…第2の減算回路 7…除算回路 8…乗算回路 9…出力映像輝度信号 10…注目画素近傍エリア輝度検出回路 11…平均輝度検出回路 12…減算回路 13…ゲイン量演算回路 14…乗算回路 15…注目画素近傍エリア輝度検出回路 16…分散値検出回路 17…ゲイン量演算回路

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像輝度信号の特徴に応じて動的に
    階調補正する画像表示装置であって、 前記入力映像輝度信号の一画素を順次注目画素とし、当
    該注目画素の近傍エリアにおける前記入力映像輝度信号
    の特徴を順次検出する注目画素近傍エリア特徴検出手段
    と、 前記前記注目画素近傍エリア特徴検出手段によって検出
    された特徴に基づいて前記注目画素の輝度レベルを順次
    補正する補正手段とを備える、画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記注目画素近傍エリア特徴検出手段
    は、前記注目画素の近傍エリアにおける輝度レベルの最
    大値および最小値をそれぞれ検出する最大値検出手段お
    よび最小値検出手段を含み、 前記補正手段は、前記最大値検出手段によって検出され
    た最大値および前記最小値検出手段によって検出された
    最小値に基づいて、当該最大値および最小値を、それぞ
    れ信号処理系のダイナミックレンジの最大値および最小
    値に変換するような補正特性に基づいて前記注目画素の
    輝度レベルを順次補正することを特徴とする、請求項1
    に記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は、 前記最大値から前記最小値を減算する第1の減算回路
    と、 前記第1の減算回路の出力を分母とし、補正後の輝度の
    最大値を分子として除算を行う除算回路と、 前記注目画素の輝度レベルから前記最小値を減算する第
    2の減算回路と、 前記第2の減算回路の出力と前記除算回路の出力とを乗
    算する乗算回路とを含む、請求項2に記載の画像表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記注目画素近傍エリア特徴検出手段
    は、前記注目画素の近傍エリアにおける平均輝度レベル
    を検出する平均輝度検出手段を含み、 前記補正手段は、前記注目画素の輝度レベルと前記平均
    輝度検出手段によって検出された平均輝度との差に応じ
    て、前記注目画素の輝度レベルを順次補正することを特
    徴とする、請求項1に記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記補正手段は、前記注目画素の輝度レ
    ベルと前記平均輝度検出手段によって検出された平均輝
    度との差が所定の値よりも小さい場合には、前記注目画
    素の輝度レベルを補正せず、前記輝度レベルと前記平均
    輝度との差が前記所定の値よりも大きい場合には、当該
    差に応じて、当該平均輝度からより離れた輝度レベルと
    なるように前記注目画素の輝度レベルを補正することを
    特徴とする、請求項4に記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記補正手段は、 前記注目画素の輝度レベルから前記平均輝度を減算する
    減算回路と、 前記減算回路の出力に基づいてゲイン量を演算するゲイ
    ン量演算回路と、 前記注目画素の輝度レベルと前記ゲイン量演算回路の出
    力とを乗算する乗算回路とを含む、請求項5に記載の画
    像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記注目画素近傍エリア特徴検出手段
    は、前記注目画素の近傍エリアにおける輝度レベルの分
    散値を検出する分散値検出手段を含み、 前記補正手段は、前記分散値検出手段によって検出され
    た分散値が所定の値より大きい場合にはコントラストを
    強調するように前記注目画素の輝度レベルを順次補正
    し、一方、前記分散値が前記所定の値より小さい場合に
    は階調を維持するように前記注目画素の輝度レベルを順
    次補正することを特徴とする、請求項1に記載の画像表
    示装置。
  8. 【請求項8】 前記注目画素近傍エリア特徴検出手段
    は、前記注目画素の近傍エリアにおける平均輝度レベル
    を検出する平均輝度検出手段をさらに含み、 前記補正手段は、前記分散値が所定値よりも大きい場合
    に、前記注目画素の輝度レベルが前記平均輝度検出手段
    によって検出された平均輝度から離れている程、当該平
    均輝度からより離れた輝度レベルとなるように前記注目
    画素の輝度レベルを順次補正することを特徴とする、請
    求項7に記載の画像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記補正手段は、 前記分散値および前記平均輝度に基づいてゲイン量を演
    算するゲイン量演算回路と、 前記注目画素の輝度レベルと前記ゲイン量演算回路の出
    力とを乗算する乗算回路とを含む、請求項8に記載の画
    像表示装置。
  10. 【請求項10】 入力映像輝度信号の特徴に応じて動的
    に階調補正する画像表示方法であって、 前記入力映像輝度信号の一画素を順次注目画素とし、当
    該注目画素の近傍エリアにおける前記入力映像輝度信号
    の特徴を順次検出する注目画素近傍エリア特徴検出ステ
    ップと、 前記前記注目画素近傍エリア特徴検出ステップによって
    検出された特徴に基づいて前記注目画素の輝度レベルを
    順次補正する補正ステップとを備える、画像表示方法。
  11. 【請求項11】 前記注目画素近傍エリア特徴検出ステ
    ップは、前記注目画素の近傍エリアにおける輝度レベル
    の最大値および最小値をそれぞれ検出する最大値検出ス
    テップおよび最小値検出ステップを含み、 前記補正ステップは、前記最大値検出ステップによって
    検出された最大値および前記最小値検出ステップによっ
    て検出された最小値に基づいて、当該最大値および最小
    値を、それぞれ信号処理系のダイナミックレンジの最大
    値および最小値に変換するような補正特性に基づいて前
    記注目画素の輝度レベルを順次補正することを特徴とす
    る、請求項10に記載の画像表示方法。
  12. 【請求項12】 前記補正ステップは、 前記最大値から前記最小値を減算する第1の減算ステッ
    プと、 前記第1の減算ステップによる演算結果を分母とし、補
    正後の輝度の最大値を分子として除算を行う除算ステッ
    プと、 前記注目画素の輝度レベルから前記最小値を減算する第
    2の減算ステップと、 前記第2の減算ステップによる演算結果と前記除算ステ
    ップによる演算結果とを乗算する乗算ステップとを含
    む、請求項11に記載の画像表示方法。
  13. 【請求項13】 前記注目画素近傍エリア特徴検出ステ
    ップは、前記注目画素の近傍エリアにおける平均輝度レ
    ベルを検出する平均輝度検出ステップを含み、 前記補正ステップは、前記注目画素の輝度レベルと前記
    平均輝度検出ステップによって検出された平均輝度との
    差に応じて、前記注目画素の輝度レベルを順次補正する
    ことを特徴とする、請求項10に記載の画像表示方法。
  14. 【請求項14】 前記補正ステップは、前記注目画素の
    輝度レベルと前記平均輝度検出ステップによって検出さ
    れた平均輝度との差が所定の値よりも小さい場合には、
    前記注目画素の輝度レベルを補正せず、前記輝度レベル
    と前記平均輝度との差が前記所定の値よりも大きい場合
    には、当該差に応じて、当該平均輝度からより離れた輝
    度レベルとなるように前記注目画素の輝度レベルを補正
    することを特徴とする、請求項13に記載の画像表示方
    法。
  15. 【請求項15】 前記補正ステップは、 前記注目画素の輝度レベルから前記平均輝度を減算する
    減算ステップと、 前記減算ステップによる演算結果に基づいてゲイン量を
    演算するゲイン量演算ステップと、 前記注目画素の輝度レベルと前記ゲイン量演算ステップ
    による演算結果とを乗算する乗算ステップとを含む、請
    求項14に記載の画像表示方法。
  16. 【請求項16】 前記注目画素近傍エリア特徴検出ステ
    ップは、前記注目画素の近傍エリアにおける輝度レベル
    の分散値を検出する分散値検出ステップを含み、 前記補正ステップは、前記分散値検出ステップによって
    検出された分散値が所定の値より大きい場合にはコント
    ラストを強調するように前記注目画素の輝度レベルを順
    次補正し、一方、前記分散値が前記所定の値より小さい
    場合には階調を維持するように前記注目画素の輝度レベ
    ルを順次補正することを特徴とする、請求項10に記載
    の画像表示方法。
  17. 【請求項17】 前記注目画素近傍エリア特徴検出ステ
    ップは、前記注目画素の近傍エリアにおける平均輝度レ
    ベルを検出する平均輝度検出ステップをさらに含み、 前記補正ステップは、前記分散値が所定値よりも大きい
    場合に、前記注目画素の輝度レベルが前記平均輝度検出
    ステップによって検出された平均輝度から離れている
    程、当該平均輝度からより離れた輝度レベルとなるよう
    に前記注目画素の輝度レベルを順次補正することを特徴
    とする、請求項16に記載の画像表示方法。
  18. 【請求項18】 前記補正ステップは、 前記分散値および前記平均輝度に基づいてゲイン量を演
    算するゲイン量演算ステップと、 前記注目画素の輝度レベルと前記ゲイン量演算ステップ
    による演算結果とを乗算する乗算ステップとを含む、請
    求項17に記載の画像表示方法。
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