JP3938456B2 - 映像信号の輝度階調補正装置 - Google Patents

映像信号の輝度階調補正装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、映像信号の輝度階調を補正する輝度階調補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、表示装置の大型化に伴い、画像をより鮮明に見せるために輝度階調補正装置を備えることが要求されている。輝度階調補正装置は、通常、映像信号を非線形な増幅器に供給することによって輝度分布をダイナミックレンジの範囲に拡大するように映像信号の輝度階調を補正するものである。
【0003】
図1は従来の輝度階調補正装置を示している。この輝度階調補正装置は、ヒストグラムメモリ1、最大補正値算出回路2及びルックアップテーブルメモリ3から構成されている。ヒストグラムメモリ1及びルックアップテーブルメモリ3にはディジタル化された輝度信号が入力信号として供給される。ヒストグラムメモリ1は入力輝度信号の輝度分布をとるためのメモリであり、予め定められた複数の輝度レベル毎にその輝度レベルでアドレス指定される記憶領域を有し、各記憶領域には頻度が格納される。すなわち、1画素分の輝度信号が供給される毎にその輝度レベルに対応するヒストグラムメモリ1の記憶領域の頻度が1だけ上昇する。また、ヒストグラムメモリ1の記憶内容は所定の期間(1垂直走査期間又はその整数倍)毎に全て0にクリアされ、新たな輝度分布をとることになる。
【0004】
最大補正値算出回路2は、ヒストグラムメモリ1のデータを低輝度から順次累算するヒストグラム累積回路2aと、その累積回路2aの結果を記憶する累積ヒストグラムメモリ2bと、累積ヒストグラムメモリ2bの記憶データに基づいてその最大累積度数が出力輝度信号の最大値となるように各データを正規化する正規化演算回路2cとからなる。累積ヒストグラムメモリ2bはヒストグラムメモリ1と同様に輝度信号の複数の輝度レベル毎にその輝度レベルでアドレス指定される頻度の記憶領域を有している。
【0005】
ルックアップテーブルメモリ3は累積ヒストグラムメモリの記憶データを正規化したデータを記憶する。ルックアップテーブルメモリ3のアドレスは入力輝度信号の輝度レベルによって指定され、指定されたアドレスの記憶領域に記憶された輝度レベルが正規化されたレベルとして出力される。
図2はかかる従来の輝度階調補正装置による輝度変換動作を波形として示している。入力輝度信号の1画素毎にヒストグラムメモリ1のいずれか1のアドレスが指定され、その指定アドレスの記憶領域の値が1だけ増加される。所定の期間に亘る入力輝度信号の輝度レベルに対する頻度が図2(a)に示すように検出されたとする。ここで、分かり易くするために輝度レベルY150,Y160,Y170,Y1 80,Y190,Y200,Y210における頻度がヒストグラムメモリ1にて検出されたとする。Y150<Y160<Y170<Y180<Y190<Y200<Y210の関係がある。所定期間内の頻度が輝度レベルY150,Y160,Y170,Y180,Y190,Y200,Y210に対して1,3,5,7,5,3,1であったとすると、累積頻度は輝度レベルY150,Y160,Y170,Y180,Y190,Y200,Y210に対して1,4,9,16,21,24,25の如くなる。すなわち、図2(b)に示すように輝度レベルが大になるに従って累積頻度は大きくなる。この累積頻度の最大値が出力輝度レベルの最大値となるように正規化係数が正規化演算回路2cにて算出され、この正規化係数はヒストグラムメモリ1の各データに乗算され、その乗算結果は対応するルックアップテーブルメモリ3の記憶領域に記憶される。ルックアップテーブルメモリ3の入力輝度レベルと出力輝度レベルとの関係は図2(c)に示すようになり、入力輝度信号をルックアップデーブルメモリ3を介することにより階調補正した輝度信号が出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の輝度階調補正装置においては、入力された映像信号が示す画像には実画像部分が垂直方向において狭いシネスコサイズ等の画像があり、そのような画像には図3にハッチングで示すように上下に無画部(黒帯)が存在するので、累積ヒストグラムの検出領域がその無画部を含む図3の点線Aで囲まれた領域であるならば、累積ヒストグラムは図4に示すような特性となる。すなわち、累積ヒストグラムは、実画像部分の輝度レベルの頻度に無画部の黒レベルの頻度が大きく影響してしまい、このような累積ヒストグラムに基づいて輝度レベルの階調補正を行うと実画像部分に黒浮き等の弊害が生じるという問題があった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、画像の実画像部分のサイズに応じて輝度レベルの階調補正を適切に行うことができる輝度階調補正装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の輝度階調補正装置は、入力輝度信号が示す画像のうちの複数の連続する走査ラインからなる垂直検出範囲内の画素の輝度信号のみを通過させるマスキング手段と、マスキング手段から出力された輝度信号の輝度レベル各々の頻度データを所定の期間毎に作成して記憶するヒストグラムメモリと、ヒストグラムメモリの頻度データに基づいて入力輝度信号の輝度レベルを補正する手段と、入力輝度信号のうちの輝度レベルがゼロレベルから無画表示色レベルまでにある輝度信号についての頻度データの累積値を得て、その累積値に基づいて垂直検出範囲を設定する検出範囲設定手段と、を備え、検出範囲設定手段は、累積値を所定の閾値と比較し、累積値が所定の閾値より大の場合には垂直検出範囲を上側で第1所定数のライン及び下側で第2所定数のラインだけ各々減少させた範囲に変更し、累積値が所定の閾値より小の場合には垂直検出範囲を上側で第3所定数のライン及び下側で第4所定数のラインだけ各々増加させた範囲に変更することを特徴としている。
【0009】
かかる本発明の輝度階調補正装置によれば、入力輝度信号が示す画像のうちの垂直検出範囲はその画像の実画像部分のサイズに応じて設定されることになるので、無画部の輝度レベルの影響を受けることなく入力輝度信号の輝度レベルの階調補正を適切に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図5は本発明による輝度階調補正装置を示している。この輝度階調補正装置は、図5に示すようにA/D変換器11、同期分離回路12、検出範囲生成回路13及びマスキング回路14を図1に示した従来の構成(ヒストグラムメモリ1、最大補正値算出回路2及びルックアップテーブルメモリ3)に加えて備えている。A/D変換器11は入力映像信号(コンポジット信号)をディジタル信号に変換する。同期分離回路12は入力映像信号の垂直同期信号及び水平同期信号を抽出して検出範囲生成回路13及びマスキング回路14に供給する。
【0011】
検出範囲生成回路13は入力映像信号の画像サイズを最大補正値算出回路2内の累積ヒストグラムメモリ2bの内容に応じて検出して映像信号の検出範囲を設定する。マスキング回路14はA/D変換器11及び検出範囲生成回路13各々の出力に接続され、検出範囲生成回路13によって設定された検出範囲のディジタル映像信号をヒストグラムメモリ1に供給する。
【0012】
ヒストグラムメモリ1、最大補正値算出回路2及びルックアップテーブルメモリ3は図1に示したものと同一であるので、ここでの更なる説明は省略する。
なお、図示していないが、入力映像信号がカラー映像信号の場合には例えば、Y−C分離回路をA/D変換器11の後段に設け、分離した輝度信号をマスキング回路14に供給することが行われる。
【0013】
ここで、入力映像信号の実画像部分のサイズとしては、4:3の画像、ビスタサイズ及びシネスコサイズがあるとする。
入力映像信号が4:3の画像の場合にその実画像は走査線39ライン目から237ライン目までの199本で形成される。入力映像信号がビスタサイズの画像の場合にはその実画像は、走査線56ライン目から222ライン目までの167本で形成される。入力映像信号がシネスコサイズの画像の場合にはその実画像は、走査線70ライン目から208ライン目までの139本で形成される。
【0014】
この実施例においては、4:3の画像及びビスタサイズの画像に対してはビスタサイズの実画像部分を検出範囲とし、シネスコサイズの画像に対してはシネスコサイズの実画像部分を検出範囲とする。
次に、検出範囲生成回路13の動作を図6のフローチャートを参照して説明する。検出範囲生成回路13は、入力映像信号の各フィールド毎に累積回路2aの結果が累積ヒストグラムメモリ2bに記憶されると、輝度レベルがゼロレベルから黒帯表示レベル(無画表示色レベル)までの頻度データの累積値Acm(b)を検出する(ステップS1)。すなわち、1フィールド毎に映像信号の輝度レベルが0〜255の範囲で出現数が累積された累積頻度がヒストグラム累積回路2aで算出され、それが累積ヒストグラムメモリ2bには記憶される。よって、その輝度レベル0〜255の範囲累積頻度のうちの黒帯表示レベルの累積頻度を累積値Acm(b)として得るのである。
【0015】
検出範囲生成回路13は、累積値Acm(b)が閾値Thrdより大であるか否かを判別する(ステップS2)。Acm(b)>Thrdならば、検出範囲を上下のx(xは1以上の整数)ライン分だけ減少させる(ステップS3)。このステップS3においては、垂直遅延ライン数Vdlylineをxだけ増加させ、垂直検出範囲ライン数Vdetlineを2xだけ減少させる計算が行われる。検出範囲生成回路13は、ステップS3の実行後、その計算結果の垂直検出範囲ライン数Vdetlineがシネスコサイズ画像の基準ライン数Cinlineより小であるか否かを判別する(ステップS4)。Vdetline<Cinlineの場合には、シネスコサイズ画像よりも検出範囲が狭くなっているので、垂直遅延ライン数Vdlylineをシネスコサイズ画像の基準遅延ライン数Cindlyに等しくさせ、垂直検出範囲ライン数Vdetlineを基準ライン数Cinlineに等しくさせる(ステップS5)。Vdetline≧Cinlineの場合には、ステップS3で算出された垂直遅延ライン数Vdlyline及び垂直検出範囲ライン数Vdetlineが新たな検出範囲の数値としてそのまま維持される。
【0016】
ステップS2においてAcm(b)≦Thrdならば、検出範囲を上下のy(yは1以上の整数)ライン分だけ増加させる(ステップS6)。このステップS6においては、垂直遅延ライン数Vdlylineをyだけ減少させ、垂直検出範囲ライン数Vdetlineを2yだけ増加させる計算が行われる。検出範囲生成回路13は、ステップS6の実行後、その計算結果の垂直検出範囲ライン数Vdetlineがビスタサイズ画像の基準ライン数Vislineより大であるか否かを判別する(ステップS7)。Vdetline>Vislineの場合には、ビスタサイズよりも検出範囲が広くなっているので、垂直遅延ライン数Vdlylineをビスタサイズ画像の基準遅延ライン数Visdlyに等しくさせ、垂直検出範囲ライン数Vdetlineを基準ライン数Vislineに等しくさせる(ステップS8)。Vdetline≦Vislineの場合には、ステップS6で算出された垂直遅延ライン数Vdlyline及び垂直検出範囲ライン数Vdetlineが新たな検出範囲の数値としてそのまま維持される。
【0017】
検出範囲生成回路13は、このように設定した垂直遅延ライン数Vdlyline及び垂直検出範囲ライン数Vdetlineをマスキング回路14に検出範囲データとして供給する(ステップS9)。
マスキング回路14はA/D変換器11から供給されるディジタル映像信号を、垂直同期信号に応答して検出範囲生成回路13において設定された垂直遅延ライン数Vdlylineだけの水平走査期間の経過後、垂直検出範囲ライン数Vdetlineだけの水平走査期間に亘ってヒストグラムメモリ1に出力する。
【0018】
図7は入力映像信号の1フィードにおける垂直遅延ライン数Vdlyline及び垂直検出範囲ライン数Vdetline各々に対応した期間を示している。この図7において垂直遅延ライン数Vdlylineに対応した期間では映像信号はマスキング回路14からヒストグラムメモリ1に供給されず、垂直検出範囲ライン数Vdetlineに対応した期間に映像信号がマスキング回路14からヒストグラムメモリ1に供給される。
【0019】
入力映像信号が4:3の画像の場合には、その画像に対する検出範囲は図8(a)に示すようにビスタサイズ(破線で囲った部分)となり、4:3の画像の映像信号の各輝度レベルに対する累積ヒストグラムは図9(a)に示す如き特性となる。この図9(a)の累積ヒストグラムの累積値Acm(b)は閾値Thrd以下である。
入力映像信号が4:3の画像から図8(b)に示すようにシネスコサイズの画像に変化したとする。図8(b)のハッチング部分がシネスコサイズの画像に付随する黒帯部である。このときのフィールドにおける累積ヒストグラムは図9(b)に示す如き特性となり、輝度レベルがゼロレベルから黒帯表示レベルまでの間での頻度データの累積値Acm(b)が増加する。累積値Acm(b)は閾値Thrdよりも大となるので、検出範囲は図8(c)に破線で示すように画像の上下でxライン(例えば、2ライン)分だけ各々狭くなる。これにより累積値Acm(b)は図9(c)に示すように減少する。
【0020】
続く各フィールドにおいてAcm(b)>Thrdである限りには検出範囲は画像の上下でxライン分だけ各々狭く設定されることが繰り返されるので、画像に対する検出範囲は徐々に狭くなり、累積ヒストグラムの累積値Acm(b)は徐々に減少する。この結果、検出範囲は上記のステップS4及びS5の実行によって図8(d)に示すようにシネスコサイズとなり、シネスコサイズの画像の映像信号の各輝度レベルに対する累積ヒストグラムは図9(d)に示す如き特性となる。
【0021】
かかる本発明による輝度階調補正装置においては、1フィールドの画像のうちの実画像部分の輝度データがヒストグラムメモリ1に供給されることになるので、ヒストグラムメモリ1に形成される輝度レベル毎の頻度データを示すデータテーブルには黒帯表示レベルの輝度の頻度は含まれなくなる。よって、累積ヒストグラムメモリ2bには黒帯表示レベルの輝度頻度を累積することなく累積ヒストグラムのデータテーブルが形成される。ルックアップテーブルメモリ3は累積ヒストグラムメモリ2bの記憶データを正規化したデータを記憶するので、輝度データの階調補正においては黒帯部分の輝度の影響を排除することができる。すなわち、表示画像の上下に黒帯があるシネスコサイズ等の画像であっても実画像部分に黒浮きが生じることなく階調補正を行うことができる。また、シネスコサイズ、ビスタサイズ等の実画像部分のサイズが互いに異なる映像信号に対してそのサイズ検出のために複雑な回路が不要であり、検出範囲の垂直方向のサイズの増減は1フィールド毎に徐々に行うため画質に急激な変化を生じさせることがない。
【0022】
なお、上記した実施例(図6のフローチャート)においては、垂直検出範囲を上側及び下側で同数のライン分ずつ増減する構成を示したが、上側及び下側各々で増減させるライン数を互いに異ならせても良い。
また、上記した実施例においては、累積値Acm(b)を単一の閾値Thrdと比較して検出範囲の増減を判断しているが、Thrd-dとThrd-uとの2つの閾値を用いても良い。Thrd-d>Thrd-uであり、閾値Thrd-dと閾値Thrd-uとの差が1フィールド毎の増減ライン数2y,2xによる累積値Acm(b)の変化分より大きくなるようにする。例えば、x=y=2ならば、Thrd-d=Thrd-u+5である。2つの閾値Thrd-d,Thrd-uを用いた場合には、図10に示すように、ステップS1の実行後に、先ず、累積値Acm(b)が閾値Thrd-dより大であるか否かを判別する(ステップS2a)。Acm(b)>Thrd-dならば、ステップS3に進む。一方、Acm(b)≦Thrd-dならば、累積値Acm(b)が閾値Thrd-uより小であるか否かを判別する(ステップS2b)。Acm(b)<Thrd-uならば、ステップS6に進む。Thrd-d≧Acm(b)≧Thrd-uならば、前フィールドで設定した検出範囲データ(垂直遅延ライン数Vdlyline及び垂直検出範囲ライン数Vdetline)をマスキング回路14に供給する(ステップS9)。このような動作により、1のフィールドではステップS2の判別結果がAcm(b)>Thrdとなることより垂直検出範囲ライン数Vdetlineを減少させると、次のフィールドではステップS2の判別結果がAcm(b)≦Thrdとなり、この結果、垂直検出範囲ライン数Vdetlineを増加させるというようなフィールド毎のVdetlineの増減の繰り返しがなくなり、より安定した輝度階調補正が可能となる。
【0023】
更に、上記した実施例においては、1フィールド毎の増減ライン数2y,2xが一定値であるが、現在の垂直検出範囲ライン数Vdetlineとシネスコサイズ画像の基準ライン数Cinline又はビスタサイズ画像の基準ライン数Vislineとの差に応じて増減ライン数2y,2xを変化させても良い。例えば、現在の垂直検出範囲ライン数Vdetlineと基準ライン数との差が所定値以上のときには増減ライン数2y,2xを大とし、所定値より小のときには増減ライン数2y,2xを小とすることができる。
【0024】
また、上記した実施例においては、閾値Thrdを一定値としているが、現在の垂直検出範囲ライン数Vdetlineに応じて閾値Thrdを変化させても良い。例えば、図11に示す特性のように閾値Thrdを設定することができる。すなわち、検出範囲(垂直範囲検出ライン数)がシネスコサイズ付近の場合には、検出範囲が振動しないように一定の閾値Thrdとし、その後、垂直範囲検出ライン数が増加するに従ってシネスコサイズ画像の黒帯部の累積値の傾きより小さい傾きで閾値Thrdを増加させる。これにより、ビスタサイズ画像で、検出範囲をビスタサイズ画像のライン数としたとき、画像に黒帯表示レベル以下の信号が存在していた場合に、ライン数を減らし始めるまでのマージンが向上する。
【0025】
図12は本発明の他の実施例を示している。この実施例においては、検出範囲を4:3の画像、ビスタサイズ及びシネスコサイズの3種類のサイズに調整することができる。
図12に示した輝度階調補正装置の構成では、4:3画像検出回路15を備えた点が図5の装置とは異なる。4:3画像検出回路15はA/D変換器11の出力に接続されており、A/D変換器11の出力ディジタル映像信号が示す画像が4:3画像であることを検出する。4:3画像の場合にはシネスコサイズ及びビスタサイズの画像とは違って、実画像範囲の上端(走査線39ライン目)からの所定数(例えば、5)のライン及び下端(走査線237ライン目)までの所定数のラインの輝度が全て黒帯表示レベル以下であることはないので、4:3画像検出回路15はそれらのラインの輝度が全て黒帯表示レベル以下でなければ、4:3画像と判断し、それらのラインの輝度が全て黒帯表示レベル以下ならば、4:3画像以外の画像と判断する。4:3画像検出回路15の検出結果を示す信号は検出範囲生成回路13に供給される。
【0026】
次に、図12の装置の場合の検出範囲生成回路13の動作を図13のフローチャートを参照して説明する。検出範囲生成回路13は、入力映像信号の各フィールド毎に累積回路2aの結果が累積ヒストグラムメモリ2bに記憶されると、4:3画像検出回路15の出力信号に応じて入力映像信号が4:3画像の信号であるか否かを判別する(ステップS11)。入力映像信号が4:3画像の信号である場合には、検出範囲を上下のzライン分だけ増加させる(ステップS12)。このステップS12においては、垂直遅延ライン数Vdlylineをzだけ減少させ、垂直検出範囲ライン数Vdetlineを2zだけ増加させる計算が行われる。検出範囲生成回路13は、ステップS12の実行後、その計算結果の垂直検出範囲ライン数Vdetlineが4:3画像の基準ライン数Baselineより大であるか否かを判別する(ステップS13)。Vdetline>Baselineの場合には、4:3画像のサイズよりも検出範囲が広くなっているので、垂直遅延ライン数Vdlylineを4:3画像の基準遅延ライン数Basedlyに等しくさせ、垂直検出範囲ライン数Vdetlineを基準ライン数Baselineに等しくさせる(ステップS14)。Vdetline≦Baselineの場合には、ステップS12で算出された垂直遅延ライン数Vdlyline及び垂直検出範囲ライン数Vdetlineが新たな検出範囲の数値としてそのまま維持される。
【0027】
検出範囲生成回路13は、このように設定した垂直遅延ライン数Vdlyline及び垂直検出範囲ライン数Vdetlineをマスキング回路14に検出範囲データとして供給する(ステップS9)。
検出範囲生成回路13は、ステップS11において入力映像信号が4:3画像以外の信号であると判別した場合には、現在の垂直検出範囲ライン数Vdetlineがビスタサイズ画像の基準ライン数Vislineより大であるか否かを判別する(ステップS15)。Vdetline>Vislineならば、検出範囲を上下のa(aは1以上の整数)ライン分だけ減少させる(ステップS16)。このステップS16においては、垂直遅延ライン数Vdlylineをaだけ増加させ、垂直検出範囲ライン数Vdetlineを2aだけ減少させる計算が行われる。検出範囲生成回路13は、ステップS16の実行後、ステップS9に進む。
【0028】
検出範囲生成回路13は、ステップS15においてVdetline≦Vislineと判別したならば、図6に示したステップS1〜S9の動作を行ってビスタサイズ画像又はシネスコサイズ画像に対応した検出範囲データを生成する。
入力映像信号が4:3画像の場合には、その画像に対する検出範囲は図14(a)に波線で示す範囲となり、4:3画像の垂直検出範囲ライン数Vdetlineは基準ライン数Baselineである。
【0029】
入力映像信号が4:3の画像から図14(b)に示すようにビスタサイズの画像に変化したとする。このときのフィールドにおける走査線39ライン目から所定数のライン及び走査線237ライン目までの所定数のラインの輝度が全て黒帯表示レベル以下となる。ステップS15及びS16の動作が繰り返されて図14(c)に示すように画像の検出範囲、すなわち垂直検出範囲ライン数Vdetlineが徐々に減少される。ステップS15においてVdetline≦Vislineと判別されると、ステップS1〜S8の動作を経て最終的に図14(d)に示すように検出範囲は波線で示すビスタサイズの範囲となり、垂直検出範囲ライン数Vdetlineは基準ライン数Vislineとなる。
【0030】
なお、上記した実施例においては、画像の無画部の輝度レベルである無画表示色レベルを黒帯表示レベルと記載したが、無画部は黒色に限定されないので、無画表示色レベルを他の表示色の輝度レベルとしても良いことは勿論である。
【0031】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、入力輝度信号が示す画像のうちの垂直検出範囲はその画像の実画像部分のサイズに応じて設定されることになるので、無画部の輝度レベルの影響を受けることなく入力輝度信号の輝度レベルの階調補正を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の輝度階調補正装置を示すブロック図である。
【図2】図1の装置の動作例を説明するための特性図である。
【図3】実画像部分が垂直方向において狭い画像の表示例を示す図である。
【図4】図3の画像の輝度レベルの累積ヒストグラムを示す図である。
【図5】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図6】図5の装置中の検出範囲生成回路の動作を示すフローチャートである。
【図7】垂直遅延ライン数Vdlyline及び垂直検出範囲ライン数Vdetlineを示す図である。
【図8】図5の装置で4:3画像からシネスコサイズの画像に変化した場合の垂直遅延ライン数Vdlyline及び垂直検出範囲ライン数Vdetlineの変化を示す図である。
【図9】図8の検出範囲の変化の場合の累積ヒストグラムを示す図である。
【図10】検出範囲生成回路の他の動作を示すフローチャートである。
【図11】垂直検出範囲ライン数Vdetlineに対応した閾値Thrd設定特性を示す図である。
【図12】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図13】図12の装置中の検出範囲生成回路の動作を示すフローチャートである。
【図14】図12の装置で4:3画像からビスタサイズの画像に変化した場合の垂直遅延ライン数Vdlyline及び垂直検出範囲ライン数Vdetlineの変化を示す図である。
【符号の説明】
1 ヒストグラムメモリ
2 最大補正値算出回路
3 ルックアップテーブルメモリ
12 同期分離回路
13 検出範囲生成回路
14 マスキング回路

Claims (9)

  1. 入力輝度信号が示す画像のうちの複数の連続する走査ラインからなる垂直検出範囲内の画素の輝度信号のみを通過させるマスキング手段と、
    前記マスキング手段から出力された輝度信号の輝度レベル各々の頻度データを所定の期間毎に作成して記憶するヒストグラムメモリと、
    前記ヒストグラムメモリの頻度データに基づいて前記入力輝度信号の輝度レベルを補正する手段と、
    前記入力輝度信号のうちの輝度レベルがゼロレベルから無画表示色レベルまでにある輝度信号についての前記頻度データの累積値を得て、その累積値に基づいて前記垂直検出範囲を設定する検出範囲設定手段と、を備え
    前記検出範囲設定手段は、前記累積値を所定の閾値と比較し、前記累積値が前記所定の閾値より大の場合には前記垂直検出範囲を上側で第1所定数のライン及び下側で第2所定数のラインだけ各々減少させた範囲に変更し、前記累積値が前記所定の閾値より小の場合には前記垂直検出範囲を上側で第3所定数のライン及び下側で第4所定数のラインだけ各々増加させた範囲に変更することを特徴とする輝度階調補正装置。
  2. 前記ヒストグラムメモリは、前記頻度データを1フィールド期間毎に作成して記憶し、前記検出範囲設定手段は、1フィールド期間毎に前記垂直検出範囲の設定を行うことを特徴とする請求項1記載の輝度階調補正装置。
  3. 前記所定の閾値として第1及び第2の閾値を設け、前記第1の閾値と前記第2の閾値との差を1フィールド期間当たりの前記垂直検出範囲の変化分による前記累積値の変化分より大きくしたことを特徴とする請求項記載の輝度階調補正装置。
  4. 1フィールド期間当たりの前記垂直検出範囲の変化分を、前記入力輝度信号が示す画像の実画像サイズに応じて設定したことを特徴とする請求項1記載の輝度階調補正装置。
  5. 前記垂直検出範囲と前記入力輝度信号が示す画像の実画像サイズとの差が所定値より大のとき1フィールド期間当たりの前記垂直検出範囲の変化分を大とし、前記垂直検出範囲と前記入力輝度信号が示す画像の実画像サイズとの差が前記所定値より小のとき1フィールド期間当たりの前記垂直検出範囲の変化分を小とすることを特徴とする請求項記載の輝度階調補正装置。
  6. 前記所定の閾値を、前記入力輝度信号が示す画像の実画像サイズに応じて変化させることを特徴とする請求項記載の輝度階調補正装置。
  7. 前記所定の閾値を、前記入力輝度信号が示す画像の実画像サイズが大なるほど大きくしたことを特徴とする請求項記載の輝度階調補正装置。
  8. 前記検出範囲設定手段は、前記前記入力輝度信号が示す画像が4:3画像であるか否かを判別し、4:3画像である場合には前記垂直検出範囲を4:3画像に対応した範囲に設定し、4:3画像ではない場合には現在の前記垂直検出範囲がビスタサイズ画像の実画像範囲より大であるか否かを判別し、現在の前記垂直検出範囲がビスタサイズ画像の実画像範囲より大である場合には前記所定の期間毎に前記垂直検出範囲を減少させ、現在の前記垂直検出範囲がビスタサイズ画像の実画像範囲以下である場合には前記累積値に基づいて前記垂直検出範囲を設定することを特徴とする請求項1記載の輝度階調補正装置。
  9. 前記検出範囲設定手段は、前記垂直検出範囲の増減を1フィールド毎に徐々に行うことを特徴とする請求項1記載の輝度階調補正装置。
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