JP3661153B1 - ベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルトの全体的な強度を向上すると共に、特にベルトの幅方向への曲げ強度を向上することによって、ベルトの耐久性及び外観上の美観を初期の状態に維持することができるベルトを提供する。
【解決手段】ズボンのウエストに装着するベルト1であって、ベルト1を形成する表材3と裏材4との間にベルト1の長手方向にそって帯状の鋼板5を設けたことによって、ベルト全体の強度とベルトの幅方向に対する曲げ強度を向上するようにしたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ズボンのウエストに装着するベルトであって、ベルト全体の強度とベルトの幅方向に対する曲げ強度を向上するようにしたベルトに関するものである。
通常、ズボン用ベルトはズボンのウエストに設けられた複数のベルト通しに挿通し、バックルで所定長さを調整して固定状態にする。このような使用状態において、ベルトを装着している者が、椅子に座ったり、屈んだりする姿勢等によって、ベルトは、後ろ側のベルト通しを境に湾曲方向に変形する。このような変形が繰り返されると、ベルトは、次第に復元力を失って、経時的に曲がった状態となり、初期の真直ぐであった外観を失うことになる。
上記のようなベルトの変形に対処して、その強度を向上する技術としては、ベルトの素材を硬質の皮革製としたり、そのような材料を厚く形成するだけであって、他には適当な技術も開発されないまま現在に至っているのが現状である。
また、本発明に関連する従来の技術を調査した結果、ベルトの強度を向上することに関する技術として、後述する特許文献1に関するものを見出したのであるが、この文献の発明は、伸縮可能なズボンの上部に縫い付けられたベルト型式のズボン用のベルトであって、弾性繊維と非弾性繊維で織られた弾性リボンは非伸縮性の繊維及びバイアス状に切断されたバイアスを有する繊維からなるバンドによって構成された上部裏地及び下地裏地によって覆われた構造を有するものである。
従って、本発明のように、通常のベルト、例えば普通に市販されている皮革製のベルトにおいて、特にその幅方向への曲げ強度を向上することによってベルトの変形を防止するようにした技術は、特に見出せないのが現状である。
特開平6−101101号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、ベルトの全体的な強度を向上すると共に、特にベルトの幅方向への曲げ強度を向上することによって、ベルトの耐久性及び外観上の美観を初期の状態に維持することができるようにしたベルトを提供することを目的とするものである。
以上の目的を達成するために、本発明の請求項1は、ズボンのウエストに装着する皮革製または合成皮革製等によって表材と裏材とを形成したベルトにおいて、該ベルトをズボンのベルト通しに挿着した状態で少なくとも後ろ側のベルト通しに相当する箇所を中心とする前記表材と裏材との間に、厚さ0.1〜0.3mmの帯状の鋼板を設けたことによって、前記少なくとも後ろ側のベルト通しに相当する箇所における前記ベルトの幅方向に対する曲げ強度を向上するようにしたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2は、請求項1において、前記鋼板を前記ベルトの全長に設け、該鋼板にバックルのピンを挿通係止するための穴を形成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項3は、請求項1において、前記ベルトにおいて、該ベルトの端部に設けられたバックルのピンを挿通係止するための穴が形成されていない箇所に、前記ベルトの長手方向にそって前記帯状の鋼板が設けられたことを特徴とする。
さらに、本発明の請求項4は、請求項1において、前記ベルトの長さをピンの挿通係止ではなく任意位置で固定し得るフリーバックルを使用したベルトにおいて、前記鋼板をベルトの全長にそって設けるか、前記ベルトの要部に設けるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のベルト。
以上のように構成された発明は、ズボンのウエストに装着する皮革製または合成皮革製等によって表材と裏材とを形成したベルトにおいて、該ベルトをズボンのベルト通しに挿着した状態で少なくとも後ろ側のベルト通しに相当する箇所を中心とする表材と裏材との間に、厚さ0.1〜0.3mmの帯状の鋼板を設けたことによって、少なくとも後ろ側のベルト通しに相当する箇所におけるベルトの幅方向に対する曲げ強度を向上することができる。また、外観的には内部の鋼板は全く見えないため、通常のベルトのような外観を呈し、また上記の鋼板はベルトの厚さ方向には自由に屈曲するものであるため、ズボンのベルト通し等に挿通して通常のベルトのように使用することが可能である。
しかも、このようなベルトによって、ベルトの全体的な強度を向上すると共に、特にベルトの幅方向への曲げ強度が向上したことによって、ベルトの耐久性及び外観上の美観を初期の状態に維持することが可能となる。即ち、ベルトの初期品質を長期間維持し、ベルトの劣化を抑え、初期状態での革製品の風合いを維持することが可能になる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本発明は、図1又は図2に示すように、ズボンのウエストに装着するベルト1であって、このベルト1を形成する表材3と裏材4との間にベルト1の長手方向にそって帯状の鋼板5を設けたものである。
このような構成において、表材3と裏材4は、皮革製、合成皮革製、合成樹脂製又は布製等、一般にベルト2の表材又は裏材に使用しているものを使用することができる。
帯状の鋼板5は、厚さ0.1〜0.3mm、好ましくは厚さ0.2mmを使用するとよい。その理由は、ベルト1の表材3又は裏材4の間に帯状の鋼板5を設けるのは、該帯状の鋼板5が、幅方向には屈曲せず、厚さ方向には自由に屈曲し、また復元性を有するためであり、このような性質を有効に発揮するには、鋼板5の厚さが0.3mmよりも厚いと、ベルト1をウエストの周囲に装着する際に反発力が強すぎるからである。また、帯状の鋼板5の厚さが0.1mmより薄いと、鋼板5を薄板状に形成するのが製造上困難となるからである。特に、鋼板の厚さを0.1mmという薄い鋼板にした場合、ベルトの幅方向への曲げ強度を向上するのに十分の強度を有するものであり、しかも外観及び使用上の装着感も通常のベルトと同様のものになる。
また、図1あるいは図2に示すように、帯状の鋼板5の幅は、ベルト1の構造に左右されるものである。即ち、図1又は図2のように、ベルト1の周縁付近で縫製(縫製箇所6)を行う場合、鋼板5の幅を両側の縫製箇所6から内側に収まるように限定する必要がある。なお、図2の断面図は、ベルト1の構成材料とベルト1の周縁に施す糸による縫製箇所6を示すものであり、縫製後の状態を示したものではない。
ただし、ベルト1の構造として、上記の縫製を行わずに、ベルト1の表材3や鋼板5や後述する芯材7や裏板4等を互いに接着材8で固定するだけの場合もあるが、この場合は帯状の鋼板5を表材3や裏材4と同様の幅とすることも可能である。ただし、鋼板5の幅を表材3や裏材4と同一の幅にすると、ベルト1の周縁において鋼板5の端部が露呈する。そのような意匠性が好ましいかどうかは、ベルト1の用途や使用者の好みにも左右されるものである。
上記の構成において、図1又は2に示すように、ベルト1の表材3と裏材4の間に帯状の鋼板5を設けてあるが、その他にベルト1の表材3と裏材4の間に設ける内層材として、芯材7を設けることによって、ベルト1の装着感を向上するようにしてもよい。この芯材7は、通常のベルト1に使用されているもので、弾力性を有する各種の材料を使用することが可能である。
また、上記の帯状の鋼板5、また芯材7は、皮革用の接着材8で十分の接着性能を有して固定されるものであり、ベルト1の周囲に縫製を施さない場合は勿論、縫製を施す場合でもこのような接着材を用いて接着しておくのが好ましい。
図3(a)に示すベルト1は、上記の構成を具体的に適用したベルトの一例であって帯状の鋼板5をベルト1の裏材4に接着した平面状態を示すものであり、裏板5の端部は展開してあってその面内にはピン11の挿着穴14が形成されている。図3(b)は完成したベルト1の平面を示すものである。
これらの図において、一実施例として、鋼板5をベルト2の全長(ただし、ベルト2の最端部には縫製のための余地9を残すため、鋼板5はベルト2よりもやや短い長さとなる)に設けた場合であって、ベルト2の端部にピン11を有するバックル10が設けられている場合、鋼板5にバックル10のピン11を挿通係止するための穴12、12…が必要となる。なお、この鋼板5に形成した穴12、12…は、ベルト1の表材2と裏材3(及び芯材7)に形成したピン用の挿通穴13、13…と同位置の関係にある。このように鋼板5にもバックル10のピン11を挿通係止するための穴12、12…を設けた場合、経年的な使用による穴12の変形を防止することが可能となる。
一方、図4(a)または図4(b)に示すものは、他の実施例として、鋼板5をベルト2の全長に設けず、バックル10のピン11を挿通係止するための穴12が設けられていない箇所に、ベルト1の長手方向にそって帯状の鋼板5が設けられたものである。この場合にも、ベルト1をズボンのベルト通しに挿着した状態で、後ろ側のベルト通しに相当する箇所に鋼板5が設けられた構成とすることにより、ベルト1の幅方向に湾曲しようとする変形を鋼板5の耐力によって阻止することが可能となる。
さらに、不図示であるが、ベルト1にはベルトの長さをピン11の挿通係止ではなく、任意位置で固定し得るフリーバックルを設けたものもあり、このべルトの場合は、鋼板5をベルト2の全長にそって設けるか、ベルト2の要部(上記のように後ろ側のベルト通しに相当する箇所を中心とする)に設けるようにしてもよい。
本発明は、ベルトの全体的な強度を向上すると共に、特にベルトの幅方向への曲げ強度を向上することによって、ズボンの後側のベルト通しの位置でも変形せず、ベルトの耐久性及び外観上の美観を初期の状態に維持することができるベルトとして利用することが可能となる。
また、本発明のベルトは、他の用途として、ベルトに道具や器具等を吊り下げるような職業に従事する者が、その作業中において、本発明の強度に優れたベルトを装着することによって、そのベルトの耐久性或いは初期の美観を永続的に維持した状態で使用することが可能となる。
本発明によるベルトの端部における内部構造を示す部分的平面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 本発明による一実施例を示すものであり、図3(a)は帯状の鋼板をベルトの裏材に接着した平面状態を示し、図3(b)は完成したベルトの平面図である。 本発明による他の実施例を示すものであり、図4(a)は、帯状の鋼板をベルトの裏材に接着した平面状態を示すものであり、図4(b)は完成したベルトの平面を示すものである。
符号の説明
1…ベルト
3…表材
4…裏材
5…帯状の鋼板
6…縫製箇所
7…芯材
8…接着材
9…縫製のための余地
10…バックル
11…バックルのピン
12…鋼板のピン用の穴
13…ピン用の挿通穴
14…ピンの挿着穴

Claims (4)

  1. ズボンのウエストに装着する皮革製または合成皮革製等によって表材と裏材とを形成したベルトにおいて、該ベルトをズボンのベルト通しに挿着した状態で少なくとも後ろ側のベルト通しに相当する箇所を中心とする前記表材と裏材との間に、厚さ0.1〜0.3mmの帯状の鋼板を設けたことによって、前記少なくとも後ろ側のベルト通しに相当する箇所における前記ベルトの幅方向に対する曲げ強度を向上するようにしたことを特徴とするベルト。
  2. 前記鋼板をベルトの全長に設け、該鋼板の所定箇所にバックルのピンを挿通係止するための穴を形成したことを特徴とする請求項1記載のベルト。
  3. 前記ベルトにおいて、該ベルトの端部に設けられたバックルのピンを挿通係止するための穴が形成されていない箇所に、前記ベルトの長手方向にそって前記帯状の鋼板が設けられたことを特徴とする請求項1記載のベルト。
  4. 前記ベルトの長さをピンの挿通係止ではなく任意位置で固定し得るフリーバックルを使用したベルトにおいて、前記鋼板をベルトの全長にそって設けるか、前記ベルトの要部に設けるようにしたことを特徴とする請求項1記載のベルト。
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