JP6277140B2 - 詰襟服及びその襟芯 - Google Patents

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Description

本発明は、詰襟服及びその襟芯に関するものである。
詰襟服は、上着の代表例として、特に学生服としてわが国に定着している。詰襟服の特徴は、首の付け根から立ち上がった襟の形状にあり、今日まで特許文献1や2に示されるように、種々の改良が加えられている。これらの特許文献では、帯状の襟芯を複数層の構成とするものであるが、襟芯の長手方向においては均一な柔軟性を備えたものであった。
詰襟服は、上記のように立ち上がった襟を備えるため、襟の硬さは、詰襟服の外観スタイルと、着用感とに大きな影響を及ぼす。
襟芯を硬くすると、襟芯自体のハリ・コシなどの保形性が向上し、詰襟の襟はある程度シャキッとしっかりしたものであるべきだという考えにマッチするが、首回りの窮屈感が生じる場合がある。
他方、襟芯を柔らかくすると、首回りの窮屈感を緩和することができる反面、着箱に入れられた状態が悪いと、歪んだ状態となってしまったり、脱いだ後にきちんとハンガー等に掛けず、そのままにしていると変な癖がついてしまったりして、着用時の外観を低下させるおそれがある。
このように、詰襟服の襟やその襟芯の硬さについては、両立困難な問題が常に存在する。
特許第3387802号公報 特許第4037486号公報
本発明は、詰襟服の外観スタイルの向上と、着用感の向上との、両立困難な課題を同時に解決することを課題とする。
本発明の発明者が鋭意研究したところ、従来の襟芯は、その長手方向に右端から左端まで均一な硬さ(柔らかさ)を有するものであったが、そもそも襟を柔らかくする目的としては、着用時の窮屈感を解消することにある。この窮屈感の要因をさらに深く研究すると、襟回り全体の硬さに起因して窮屈感を感じる割合よりも、襟元(特に、喉・顎の付近)の硬さに起因して窮屈感を感じる割合の方が大きいことが判明した。
本発明は、この新たな知見に基づき完成されたものであり、詰襟服の襟の内部に配置される帯状の襟芯について、その長手方向の両端側に配置された襟先部の柔軟性を、両襟先部の間に配置された中央部の柔軟性よりも、高くすることによって、上記の課題を解決するものである。
襟芯の本体は、合成皮革、不織布地、織物地、編物地、フィルムなどの種々の柔軟性を有するシートの単体又は積層体によって構成することができる。柔軟性を異なるものとする具体的手段は種々の手段を用いることができる。例えば、(A)襟先部と中央部との厚みを異なるものとする、(B)襟先部と中央部との層の数を異なるものとする、(C)襟先部と中央部との素材を異なるものとする、(D)上記の(A)〜(C)の2種又は3種の組み合わせとする等を示すことができる。
本発明は、中央部よりも襟先部の柔軟性を高くしたことによって、襟元(特に、喉・顎の付近)の硬さに起因する窮屈感の発生を抑制すると同時に、中央部の硬さを、例えばハリ・コシなどの保形性の向上に適するものとすることができるなど、詰襟服の目的に応じた硬さとすることができる。これによって、外観スタイルの向上と、着用感の向上との、両立困難な課題を同時に解決することができた詰襟服及びその襟芯を提供することができたものである。
(A)は本発明の実施の形態に係る襟芯の正面図、(B)〜(E)は、同襟芯の本体の層構造を示す中央横断面に係る説明図。 (A)本発明の実施の形態に係る詰襟服の正面図、(B)は(A)の詰襟部分の縦断面図。 本発明の実施例を示すもので、(A)は試料片の平面図、(B)は襟先部の柔軟性試験の説明図、(C)は中央部の柔軟性試験の説明図。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
(概要)
本実施形態の襟芯1は、襟芯本体10と、襟芯本体10に取り付けられた係合部材41、42と、襟芯本体10に形成された記章用孔43とを備えている。
襟芯本体10は、複数の層から構成されている。又、この襟芯本体10は、帯状をなし、全体の形状が通常状態(詰襟服5に配置される前の状態)で平板状であり、詰襟服5に配置される際に、内側に撓むように湾曲させられるが、特許文献1に示されるように、詰襟服5に配置される前の状態で予め湾曲状を呈しているものであってもよい。
襟芯本体10は、真っ直ぐ伸ばした展開状態での左右長さが440mm程度、上下幅が38mm程度であるが、詰襟服5のサイズなどに応じて適宜変更して実施することができる。また、図1(A)では、左右方向に直線状となっているが、弓形に緩やかに湾曲した帯状であってもよい。
(襟先部と中央部)
襟芯本体10は、その長手方向の両端側に配置された襟先部2と、両襟先部2の間に配置された中央部3とに区分される。そして、襟先部2の柔軟性が、中央部3の柔軟性よりも高く設定されていることが、本発明の特徴である。
襟先部2の長手方向の長さは、100mm〜120mmであることが適当であるが、その長さは、詰襟服5のサイズや、中央部3とのバランスや、襟先部2に与えられる柔軟性の程度、求められる柔軟性と保形性などに応じて、種々変更して実施することができる。但し、襟先部2の長さが、100mmよりも小さいと、着用時の窮屈感の解消が十分ではなくなる場合がある。他方、120mmよりも大きいと、襟芯としての保形性が不十分となる場合がある。
中央部3の長手方向の長さは、160mm〜240mmであることが適当であるが、その長さは、詰襟服5のサイズや、襟先部2とのバランスや、中央部3に与えられる柔軟性の程度、求められる柔軟性と保形性などに応じて、種々変更して実施することができる。但し、中央部3の長さが、160mmよりも小さいと、襟芯1の全体の保形性が低下する場合がある。他方、240mmよりも大きいと、その分、襟先部2の長さが短くなり過ぎて、窮屈感の解消の効果が不十分となる場合がある。
(襟先部と中央部との柔軟性)
襟先部2は、中央部3よりも、その柔軟性が高いことを特徴とする。具体的には、後述の実施例で示した柔軟性の測定値において、襟先部2の柔軟性は、負の値を示し、中央部3の柔軟性が正の値を示すことが望ましい。
なお、襟先部2の柔軟性を、襟先端側(図1(A)の左右方向の先端側)に向かうに従って、徐々に高くなるものとして実施することもできる。また、中央部3についても、その中央から両端側に向かうに従って、徐々に高くなるものとして実施することもできる。さらに、この実施の形態では、襟芯本体10の高さ方向(図1(A)の上下方向)については、均一な柔軟性を備えたものとしているが、襟芯本体10の高さ方向についても、柔軟性を変化させることができる。例えば、襟先部2の下側の約半分の領域については中央部3と同等の柔軟性を有するものとし、襟先部2の上側の約半分の領域については中央部3よりも高い柔軟性を有するものとして実施することもでき、さらに、上方に向かうに従って徐々に柔軟性が高くなるようにして実施することもできる。
(襟芯本体10の素材)
襟芯本体10は、従来の襟芯と同様、合成皮革、不織布地、織物地、編物地、フィルムなどの種々の柔軟性を有するシートによって構成することができる。また、これらのシートを構成する材質は、合成繊維、天然繊維、合成樹脂やこれらの複合体など、種々の材質の材質のものを適宜選択して用いることができる。
また、襟芯本体10は、1層の構造として実施することもできるが、この例では、複数枚のシートを貼り合わせた積層構造体として実施されている。
積層構造体の層構造は、種々変更して実施することができるが、その例を図1(B)〜(E)に示す。
図1(B)の例では、中央部3が表側層11、第1内部層12、第1調整層13、第2調整層14、第2内部層15及び裏側層16の6層構造を備え、襟先部2が表側層11、第1内部層12、第2内部層15、裏側層16の4層構造を備える。
表側層11と裏側層16とは、襟芯本体10の表裏面を構成するものであり、第1内部層12や第2内部層15よりも滑り性の高い素材を採用することによって、ミシンでの縫製をスムーズに行うことができる。具体的には、ポリエステル製の織物地で構成することができるが、ポリアミド等の他の合成繊維や天然繊維などを用いたり、他の材質のシートを選択して用いることができる。
第1内部層12と第2内部層15とは、表側層11と第2内部層15の内側に積層されたもので、合成皮革で構成されている。この合成皮革は、クラリーノ(登録商標)に代表されるように、天然皮革の銀面層に相当する表面層をポリウレタンの緻密なスポンジ層で形成し、天然皮革の網様層に相当する基体層を繊維結合体とポリウレタンエストラマーのような高分子物質をバインダーとして構成したもので、しなやかさ(柔軟性)を有し、又、通気透湿性に富む等の特性を有しているものを好適に用いることができる。
第1調整層13と第2調整層14とは、ポリエステル製の織物地で構成されているが、縦方向と横方向(長手方向)とで異なる柔軟性を示すものが用いられている。具体的には、縦方向にはハリがあり、横方向には柔らかな柔軟性の高いものが用いられている。このように、第1調整層13及び第2調整層14と、表側層11及び裏側層16とは、同じポリエステル製の織物地ではあるが、その機能が異なるものが採用されている。なお、ポリアミド等の他の合成繊維や天然繊維などを用いたり、他の材質のシートを選択して用いることもできる。
これらの各層は、接着剤、熱や超音波などの融着で積層一体化することができるが、縫製などで一体化したものであってもよい。
襟先部2では、上記の層のうち、第1調整層13と第2調整層14とが用いられておらず、4層で構成されていることにより、中央部3よりも柔軟性が高い状態となっている。また、6層から4層に層数が減ることにより、表裏面に段差が生じることを抑制するために、この例では、襟先部2の基端側に、移行部分4を配置している。この移行部分4は、第1調整層13と第2調整層14とを横方向に1cm程度オフセットしたものであり、左右の移行部分4では、第1調整層13と第2調整層14との何れか一方のみが配置された5層構造となっている。但し、この移行部分4は必須のものではなく、図1(C)に示すように、第1調整層13と第2調整層14とをオフセットせずに実施することもできる。
襟先部2の最先端にあっては、係合部材41、42が取り付けられる場合がある。そのため、襟先部2の最先端には、補強層17を配置することによって、係合部材41、42の固定を確実に行うように配慮されている。補強層17の素材は、補強性能があることを条件に種々変更することができるが、ポリエステルなどの合成繊維の織物地を用いることができる。この補強層17は係合部材41、42の固定箇所を含むものであればよく、最先端よりも少し内側に入った領域であってもよい。
図1(D)は、調整層を1層(第1調整層13)のみで実施した例を示すものである。
図1(E)は、調整層を1層(第1調整層13)とすると共に、表側層11及び裏側層16を用いずに実施した例を示すものであり、第1内部層12と第2内部層15第1調整層13の3層で中央部3を構成し、襟先部2では第1内部層12と第2内部層15との2層のみを用いたものである。
このように、層構造は種々変更することができるが、襟先部2と中央部3とで層構造が異なるようにすることに加えて、各層の厚みを襟先部2と中央部3とで異なるようにすることもでき、用いられる層の材質を襟先部2と中央部3とで異なるようにしてもよい。
(柔軟性を異ならしめる手段)
襟先部2と中央部3とは、前述のように異なる柔軟性を有する。この柔軟性を異ならしめる具体的手段としては、次のものを例示することができる。
(A)襟先部2と中央部3との厚みを異なるものとする。
(B)襟先部2と中央部3との層の数を異なるものとする。
(C)襟先部2と中央部3との素材を異なるものとする。
(D)上記の(A)〜(C)の2種又は3種の組み合わせとする。
(柔軟性を異ならしめる手段(A))
上記の(A)の手段は、襟先部2の厚みを中央部3の厚みよりも小さくすることによってなされる。図1(B)(C)は、この例を示したものであり、具体的には、襟先部2の厚みを2mm、中央部3の厚みを2.5mmとして、その差を0.5mmとしたものである。この数値は素材の種類や両部2、3の長さなどに応じて、適宜変更して実施することができるが、襟先部2の厚みを1.8mm〜2.0mm、中央部3の厚みを2.3mm〜2.5mmとして、その差を、0.3mm〜0.7mm、より好ましくは0.5mmとするのが適当である。
なお、襟先部2と中央部3とが複数の層で構成されている場合、その少なくとも1つの層の厚み(1層構造の場合にはその全体の厚み)を長手方向で変化させることによって実施することができる。例えば、柔軟性の高い素材による軟質層と、柔軟性の低い素材による硬質層との積層体である場合、硬質層の厚みのみを変更することで、その目的を達成するようにしてもよい。また、厚みの変化は段差をもって行うよりも、徐々に変化させることも望ましい。
(柔軟性を異ならしめる手段(B))
上記の(B)の手段は、襟先部2を構成する層の数を、中央部3の層の数よりも小さくすることによってなされる。例えば、襟先部2を1層とすると共に中央部3を2層としたり、襟先部2を2層とすると共に中央部3を3層としたりすることができ、また層数の差を2層以上とすることもできる。なお、減少させる層については、徐々に厚みを小さくして層を消滅させることも望ましい。
(柔軟性を異ならしめる手段(C))
上記の(C)の手段は、襟先部2を構成する素材を、中央部3を構成する素材に比して、柔軟性の高い素材とすることによって、実施される。例えば、同じ合成皮革にあっても、柔軟性の高い合成皮革とコシの強い比較的硬質の合成皮革が市場に提供されており、これらの素材を襟先部2と中央部3とで組み合わせて、襟先部2の柔軟性を中央部3の柔軟性よりも高くして実施することができる。
(柔軟性を異ならしめる手段(D))
上記の(A)〜(C)は、互いに独立して採用する必要はなく、2種又は3種を組み合わせて実施することができる。例えば、(B)の手段を採用する場合を例に採ると、各層の厚みが襟先部2と中央部3とが同一であるとの条件下では、層の数を少なくした襟先部2は、中央部3よりも、全体の厚みが小さくなりるため(A)の手段を併用する結果となるし、さらに層の数を少なくすると共に各層の厚み自体も小さくすることも可能である。
なお、例えば、中央部3を硬質層と軟質層との2層とし、襟先部2を軟質層のみの1層とした場合、襟先部2の軟質層の厚みを大きくすることで、中央部3と襟先部2との全体の厚みを同じにしたり、中央部3の厚みを襟先部2の厚みよりも小さくして実施することもできる。
(襟芯の他の構造)
上記の襟芯1は、襟芯本体10の上記構造に加えて、次の構成を備える。まず、襟芯1の係合部材41、42は、詰襟服5の襟51の左右両端間の開きを閉じるためのもので、フック41と、フック41を係脱自在に係合し得るように形成された係合部42とから構成されている。
襟芯1の記章用孔43は、詰襟服5の襟51に記章を取り付ける際にその記章の軸を通すためのもので、円形状の小孔や長溝状の長孔などの貫通孔として実施することができる。これらの記章用孔43は、襟芯本体10の左右両側各々に、表側層11から裏側層16までを貫通するようにして穿設されている。このようにして、記章用孔43を予め設けておくことにより、詰襟服5の襟51に記章を取り付ける際には、詰襟服5の襟51の外生地52と内生地53とにだけ孔を形成すれば良く、記章の取付け作業を容易なものにできる。
(詰襟服)
上記の襟芯1は、図2に示すように、詰襟服5の襟51の外面をなす外生地52と内面をなす内生地53との間に重ねられて縫製される。この縫製により、フック41及び係合部42を除く襟芯1全体が外生地52と内生地53とに覆われ、詰襟服5の襟51が形成される。
この詰襟服5にあっては、襟51の芯となる襟芯1(襟芯本体10)の柔軟性が、中央部3よりも襟先部2の方が高い。その結果、比較的柔軟な襟先部2によって、襟元(特に、喉・顎の付近)の硬さに起因する窮屈感の発生を抑制すると同時に、中央部3の硬さを、例えばハリ・コシなどの保形性の向上に適するものとすることができるなど、詰襟服5の目的に応じた硬さとすることができる。これによって、外観スタイルの向上と、着用感の向上との、両立困難な課題を同時に解決することができたものである。
以下、本発明の理解を高めるために、実施例を示す。
この実施例では、図1(B)に示す層構造の襟芯本体10を作成し、その襟先部2と中央部3との柔軟性の差異を確認したものである。襟芯本体の積層構造は、表側層11及び裏側層16をポリエステル繊維の織物地、第1内部層12及び第2内部層を合成皮革、第1調整層13及び第2調整層14をポリエステル繊維の織物地とした。
全体が襟先部2と同じ4層構造(表側層11、第1内部層12、第2内部層15及び裏側層16)の試料片62と、全体が中央部3と同じ6層構造(表側層11、第1内部層12、第1調整層13、第2調整層14、第2内部層15及び裏側層16)の試料片63との2種の試料を用意した。何れもその大きさは長さ100mm、幅20mmであり、基端側10mmを固定端64とし、先端側に直径10mm重さ10gの錘65を固定した。
図3に示すように、各試料片62、63の固定端64を、水平な基準面61に対して垂直な面に固定し、錘65と反対側の面に湾曲するように導いた後、静かに手を離して、静止状態とした。静止状態での各試料片62、63の基準面からの高さhを測定した。
襟先部2と同じ4層構造の試料片62にあっては、高さh=−8mmであり負の値を示したのに対して、中央部3と同じ6層構造の試料片63にあっては、高さh=+16mmであり正の値を示した。
これにより、実施例の襟芯本体にあっては、襟先部2が中央部3よりも柔軟性が高いことが確認された。
1…襟芯
2…襟先部
3…中央部
4…移行部分
5…詰襟服
10…襟芯本体
11…表側層
12…第1内部層
13…第1調整層
14…第2調整層
15…第2内部層
16…裏側層
17…補強層
41…フック(係合部材)
42…係合部(係合部材)
43…記章用孔
51…襟
52…外生地
53…内生地

Claims (6)

  1. 詰襟服の襟の内部に配置される帯状の襟芯において、
    前記襟芯は、その長手方向の両端側の襟先部と、両襟先部の間に配置された中央部とを備え、
    前記襟芯は、複数層の積層構造体から構成され、
    前記襟先部は、前記中央部寄りに移行部分を備え、
    前記積層構造体の厚みが、前記中央部、前記移行部分、前記襟先部の順に小さくなっており、
    前記襟先部は、前記長手方向の柔軟性が、前記中央部の前記長手方向の柔軟性よりも高い領域を有するものであることを特徴とする詰襟服の襟芯。
  2. 天然繊維または合成繊維による織物地の層と、合成皮革製の層とを備え、
    前記襟芯の前記長手方向の全長に渡って、前記合成皮革製の層が配置され、
    前記中央部は、前記織物地の層を備え、
    前記合成皮革製の層と前記織物地の層とは、前記長手方向に直交する縦方向において同じ長さを備え、
    前記織物地の層は、前記長手方向の柔軟性が前記縦方向の柔軟性よりも高いことを特徴とする請求項1記載の詰襟服の襟芯。
  3. 詰襟服の襟の内部に配置される帯状の襟芯において、
    前記襟芯は、その長手方向の両端側の襟先部と、両襟先部の間に配置された中央部とを備え、
    前記襟芯は、複数層の積層構造体から構成され、
    前記襟先部は、前記中央部寄りに移行部分を備え、
    前記中央部と前記移行部分とには、ポリエステル製の織物地からなる調整層が配置され、
    前記ポリエステル製の織物地は、前記長手方向の柔軟性が、前記長手方向に直交する縦方向の柔軟性よりも高いものであり、
    前記調整層は前記長手方向の先端の位置がオフセットされていることにより、前記調整層の数が前記中央部よりも前記移行部分の方が少なく、
    前記襟先部は、前記長手方向の柔軟性が、前記中央部の前記長手方向の柔軟性よりも高い領域を有するものであることを特徴とする詰襟服の襟芯。
  4. 前記襟先部の厚みは、1.8mm〜2.0mmであり、
    前記中央部の厚みは、2.3mm〜2.5mmであり、
    前記襟先部の厚みと、前記中央部の厚みとの差が、0.3mm〜0.7mmであり、
    前記移行部分は、前記襟芯の長手方向の長さが、前記襟先部及び前記中央部よりも短いことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の詰襟服の襟芯。
  5. 前記両端側の前記襟先部は、それぞれの最先端に、互いに着脱可能に係合する係合部材を備え、
    前記積層構造体の層数が、前記中央部、前記移行部分、前記襟先部の順に少なくなっており、
    前記襟先部は、前記最先端の前記係合部が取り付けられる箇所に補強層を有することを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の詰襟服の襟芯。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の襟芯を備えた詰襟服。
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