JP3085594U - 座席カバー - Google Patents

座席カバー

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JP3085594U
JP3085594U JP2001006978U JP2001006978U JP3085594U JP 3085594 U JP3085594 U JP 3085594U JP 2001006978 U JP2001006978 U JP 2001006978U JP 2001006978 U JP2001006978 U JP 2001006978U JP 3085594 U JP3085594 U JP 3085594U
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seat
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正則 大久保
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ダイショウ産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 型くずれを防止して安定した背もたれ姿勢を
維持でき、かつ、背中の熱を取り除くことができて心地
がよい座席カバーを提供することを目的とする。 【解決手段】 座席3の前面に配設される背もたれ部1
を備え、背もたれ部1の左右両側が側方前傾に形成され
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、(車用)座席カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車の座席の汚れを防止したり、座席に弾力性をもたせるために、座 席にカバーが取り付けられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の座席カバーでは、その背もたれ部の形状は、平坦状で、 かつ、もたれたときに型くずれしやすく、背中を安定して保持することができな かった。また、その背もたれ部が、座席に密着状に配設されるため、背中の熱が こもり易く、特に夏には、背中に汗をかいて不快であった。
【0004】 そこで、本考案は、型くずれを防止して安定した背もたれ姿勢を維持でき、か つ、背中の熱を取り除くことができて心地がよい座席カバーを提供することを目 的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案に係る座席カバーは、座席の前面に配設 される背もたれ部を備え、該背もたれ部の周縁に鉄杆を略環状に配設し、該鉄杆 の上辺・下辺を含む仮想平面よりも前方位置で、該鉄杆の左右側辺が前方凸状に 弓形に弯曲し、上記上辺・下辺の略全幅にて引張力が付与されて、該背もたれ部 の左右両側が側方前傾に形成されているものである。
【0006】 また、背もたれ部の左右中央部の縦断面形状が、鉄杆の左右側辺にて引張力が 付与されて、前方凸状の弓形となるように形成されたものである。また、背もた れ部の周縁に配設された鉄杆を閉環状としたものである。
【0007】 また、背もたれ部を分割構造としたものである。また、背もたれ部が、周縁に 鉄杆が環状に配設された中間体の表て面に表て部材を縫製し、かつ、該中間体の 裏面に目隠し用裏布を張ることで成形されたものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本考案を詳説する。
【0009】 本考案に係る座席カバーは、図1に示すように、背もたれ部1と、背もたれ部 1の下端縁に連設された着座部2とを、備え、車の座席3に、背もたれ部1の左 右側縁に架設された係止バンド4を巻着して、座席3の前面に配設して使用する 。なお、背もたれ部1の上方向を、背もたれ部1を座席3に配設した状態の頭部 方向とする。
【0010】 図2〜図4に示すように、背もたれ部1の左右両側が側方前傾に形成されてお り、背もたれ部1の左右中央部の縦断面形状が、前方凸状の弓形となるように構 成されている。
【0011】 具体的に述べると、背もたれ部1は、複数(本実施の形態では3つ)のピース 体から成る背部5と、背部5の左右両側に連設された耳部6,6と、を備えた( 合計5つのピース体から成る)分割構造であり、背もたれ部1の周縁に閉環状に 配設された(直径3〜7mmの)鉄杆7にて、上記所定の形状を維持するように構 成されている。
【0012】 なお、図示省略するが、背部5の1つのピース体に通気性を保持するためのコ イル状線材を内蔵し、背部5のその他のピース体及び耳部6に弾力性を持たせる ためのウレタン材を内装している。
【0013】 要するに、図3〜図5に示すように、鉄杆7の上辺7a・下辺7bを含む仮想 平面Oよりも前方位置で、鉄杆7の左右側辺7c,7cが前方凸状に弓形に弯曲 し、上辺7a・下辺7bの略全幅にて背部5に引張力が付与されて、耳部6,6 が、側方前傾に保持される。従って、耳部6,6は、被験者の背中を左右方向か ら支持することができ、安定した姿勢を保持できる。また、耳部6と座席3との 間に間隙部Sが形成されるため、通気性の良いものとなる。
【0014】 また、鉄杆7の左右側辺7c,7cは、弓形に弯曲しているため、背部5は、 耳部6を介して、背部5の上下方向中途部を前方へ引っ張られて、側面視、弓形 に保持される。従って、背部5は、座席3との間に間隙部Gを形成するため、通 気性の良いものとなる。
【0015】 この、背部5は、所定の力で弾性変形して、座席3と接触可能となり、間隙部 Gが小さくなるように構成されている。具体的に述べると、図6(イ)に示すよ うに、被験者Hが、背中を丸めた状態でもたれると、背部5が押圧されて弾性変 形して、間隙部Gが微小(又は消滅)となり、通気性が悪くなる。しかし、図6 (ロ)に示すように、被験者Hが、背中を伸ばした状態でもたれると、背部5が 元の状態に戻り、間隙部Gが大きくなって、通気性が良くなる。
【0016】 このように、背もたれの姿勢が悪くなると、背中に熱がこもって不快となるが 、背もたれの姿勢を良くすると、背中の熱を放熱して心地よくなる。言い換える と、本座席カバーは、背中にこもる熱を利用して、被験者Hの姿勢を矯正するこ とを別目的としており、被験者Hが、長時間もたれていても、正しい姿勢を安定 して保持でき、疲れることがない。そして、背部5の弓形は、人の背骨の形状に 類似しており、人間工学を考慮した形状といえる。
【0017】 次に、背もたれ部1の構成を一層詳しく説明すると、図7に示すように、背も たれ部1は、周縁に鉄杆7が環状に配設された中間体8の表て面に表て部材9を 縫製し、かつ、該中間体8の裏面に目隠し用裏布10を張り合わせ、周縁に仕上げ 用縁取り11を縫製することで成形されている。但し、夏用としては、中間体8は 、メッシュ布や網状材やパーム材やスプリング等が通性上好ましい。他方、冬用 としては、中間体8は、軟質発泡プラスチック等の保温性の良いものが好ましい 。また、裏布10としては、夏用にメッシュ布や網状材等が好ましく、逆に冬用と しては、綿や化学繊維等の保温性の良いものが良い。
【0018】 表て部材9は、複数のピース体から構成され、各ピース体が、夫々、中間体8 に縫製されている。表て部材9は、メッシュ織り等の通気性の良いものにて形成 され、各ピース体は、夫々が、特有の部材を内装している。表て部材9として、 冬用には、立毛繊維(ミンク調や別珍調やコール天等)の保温性の良いものが好 ましい。要するに、図7に於て、表て部材9、中間体8、目隠し用裏布10等にて 、背部5を構成する。
【0019】 なお、本考案は、上述の実施の形態に限定されず、例えば、着座部2は省略し てもよく、また、鉄杆7を略環状としてもよく、また、背部5や耳部6に特有の 機能を持たせるための種々の部材を内装してもよく、また、背もたれ部1を一体 (一枚)構造としてもよく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能であ る。 さらに、冬用に好適なものとしては、中間体8としてウレタンフォームや綿等 の保温性に優れた素材が使用できる。
【0020】
【考案の効果】
本考案は上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0021】 (請求項1によれば、)座席3の汚れを防止し、座席3に弾力性をもたせるこ とができ、さらに、被験者の背中の左右両側を支持して、姿勢の矯正・維持を図 ることができる。また、背もたれ部1の厚みが薄くても、背もたれ部1の左右両 側を確実に側方前傾に形成できる。
【0022】 (請求項2によれば、)背もたれ部1と座席3との間に間隙部Gを形成するこ とができ、通気性がよくなり、背中の熱を取り除くことができる。特に、夏には 、エアコンの冷風が間隙部Gに浸入し、背中に汗をかくことを防止することがで き、心地のよいものとなる。さらに、冬に於ては、エアコンの温風が間隙部Gに 浸入し、背中部が暖められる利点がある。 (請求項3によれば、)背もたれ部1の型くずれを確実に防止し、被験者がも たれても、安定した姿勢を保持できる。
【0023】 (請求項4によれば、)分割構造を構成する各ピース体に特有の機能をもたせ ることができ、一層心地のよいものとなる。 (請求項5によれば、)目隠し用裏布10により、中間体8の縫製を隠すことが でき、見栄えのよいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の一形態を示す斜視図である。
【図2】本考案の正面図である。
【図3】図2のX−X断面図である。
【図4】図2のY−Y断面図である。
【図5】背もたれ部の側面図である。
【図6】背もたれ部の作用説明図である。
【図7】背もたれ部の構成説明を兼ねた縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 背もたれ部 3 座席 7 鉄杆 7a 上辺 7b 下辺 7c 側辺 8 中間体 9 表て部材 10 目隠し用裏布 O 仮想平面

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席3の前面に配設される背もたれ部1
    を備え、該背もたれ部1の周縁に鉄杆7を略環状に配設
    し、該鉄杆7の上辺7a・下辺7bを含む仮想平面Oよ
    りも前方位置で、該鉄杆7の左右側辺7c,7cが前方
    凸状に弓形に弯曲し、上記上辺7a・下辺7bの略全幅
    にて引張力が付与されて、該背もたれ部1の左右両側が
    側方前傾に形成されていることを特徴とする座席カバ
    ー。
  2. 【請求項2】 背もたれ部1の左右中央部の縦断面形状
    が、鉄杆7の左右側辺7c,7cにて引張力が付与され
    て、前方凸状の弓形となるように形成された請求項1記
    載の座席カバー。
  3. 【請求項3】 背もたれ部1の周縁に配設された鉄杆7
    を閉環状とした請求項1又は2記載の座席カバー。
  4. 【請求項4】 背もたれ部1を分割構造とした請求項
    1、2又は3記載の座席カバー。
  5. 【請求項5】 背もたれ部1が、周縁に鉄杆7が環状に
    配設された中間体8の表て面に表て部材9を縫製し、か
    つ、該中間体8の裏面に目隠し用裏布10を張ることで成
    形された請求項1、2、3又は4記載の座席カバー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012223211A (ja) * 2011-04-14 2012-11-15 Aisin Seiki Co Ltd 身体支持具
JP5403495B1 (ja) * 2013-08-27 2014-01-29 株式会社ソーアップ シートクッション
WO2016046912A1 (ja) * 2014-09-24 2016-03-31 株式会社無有 着座姿勢補助具
JPWO2016024379A1 (ja) * 2014-08-13 2017-04-27 ジー、アンド、ジー、オーストラリア、プロプライエタリー、リミテッドG&G Australia Pty Ltd 乗り物用シート、乗り物用シート部材及び乗り物

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