JP3660974B2 - Rds受信機及びその受信方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、RDS(ラジオデータシステム)を利用して選局を自動的に行うRDS受信機及びその受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
車載用のラジオ受信機は車輌が移動中にも使用されるため、車輌が長距離を移動するうちに、受信局のサービスエリアを外れたり建築物などの影響を受けたりして受信状態が悪化することがあり、その場合は一般的に再選局が行われる。RDSは、比較的サービスエリアの狭いFM放送をラジオ放送サービスの主体とするヨーロッパを中心に開発され、ヨーロッパ放送連合により規格化されたデジタルデータ多重システムであり、RDS受信機には、前記したような場合に、運転者が手動で再選局をする必要をなくすために、現在受信中の放送と同一の番組を他の周波数で放送しているAF局を自動的に選局する機能を備えているものがある。
【0003】
現在ヨーロッパで普及しているRDSは、FMラジオ放送に付帯デジタルデータ(自動選局のためのデータ、交通情報識別、放送局名表示などに利用できるデータなど)を多重化させて伝送する方式であり、前記付帯デジタルデータの中には、受信状態が良好な同一番組放送局(AF局)を適宜選局する自動サーチを行うためのAFリストとPIデータとが含まれている。AFリストは代替周波数リストとも呼ばれ、同一または隣接受信地域で同一番組を放送している放送局(AF局)の周波数リストに相当し、該AFリストを参照することにより、現在受信中の放送と同一の番組を放送している放送局の周波数が全て分かるようになっている。また、PIデータはプログラム識別データとも呼ばれ、同一の放送プログラム(番組)に与えられた固有のデータであり、別々の放送局であっても同一放送プログラムを送信しているのであれば、両放送局は共通のPIデータを有していて、現在受信中の放送のPIデータは、受信中のRDSデータからPIデータを抽出することにより知ることができる。
【0004】
従来のRDS受信機では、例えば1チューナー構成の受信機で、周波数f0で現在受信中の放送局B0と同一放送番組の局(AF局)の自動サーチを行う場合に、RDSデコーダで復調されたRDSデータからAFリストを抽出してメモリに格納し、現在の受信状態が悪化すると、前記メモリに格納されたAFリストに載っている或る放送局B1を周波数f1で受信し、該新たに受信したAF局(即ち周波数を変更した後の受信局)B1の放送の受信電界強度が所定値(例えば20dBμV)以上であるか否かを判別し、さらに該AF局の受信信号のノイズレベルが所定値以下であるか否かを判別する。
【0005】
前記判別の結果、現在受信中のAF局(B1)の受信電界強度が所定値以上であり、受信信号のノイズレベルが所定値以下である場合には、現在受信している放送B1のPIコードが元の放送B0のPIコードと一致するか否かを判別し、一致すれば受信中のAF局B1を継続して受信する。
また、前記した判別の結果、新たに受信したAF局(B1)の放送の受信電界強度が所定値より小さい場合には、受信周波数を一旦もとの周波数(f0)に戻して元の放送局B0を受信し、その後、AFリストに載っているB1以外のAF局(例えばB2)をサーチする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記したように、従来のRDS受信機では、AFリストに載っている放送局の中から良好に受信できるAF局をサーチする場合に、新たに受信した或るAF局(前記したB1)の放送の受信電界強度が所定値以上でない場合は、受信が不可能であるとして、次のAF局(例えばB2)をサーチするようにしていた。このようにAF局への切り替えに条件を設定しているのは、良好に受信できるAF局以外には切り替えられなくするための他、受信する放送局が頻繁に切り替わり、その都度切り替えノイズや音質、音量の変化が生じるのを防止するためである。
【0007】
前記した事項について図を用いて説明する。図3は走行中の車輌内でRDS放送を受信した場合の受信状態を例示する図であり、横軸は経過時間を示し、上段も下段も同じ値である。同図の上段は放送局Aを受信した場合の受信状態を示し、下段は放送局Bを受信した場合の受信状態を示す。受信状態は、受信電界強度、及びFM検波して得られるオーディオ信号に含まれるノイズの量で示してある。
同図において、放送局Aでも放送局Bでも最初のうちは受信電界強度が大きく、後半では小さくなっている。また、ノイズ量は、放送局Aでは前半で小さく後半で増加し、放送局Bでは前半も後半も比較的小さいままである。前記ノイズはマルチパス歪や隣接周波数の放送によって生じるものである。
【0008】
放送局Aと放送局Bの受信状態を比較すると、最初の方は両局とも20dBμV以上あり、比較的受信電界強度が大きい地域を走行中であるが、より受信電界強度が大きいA局が受信されている。途中から放送局Aの受信電界強度が減少し始め、さらに後半になるとノイズの量が増加して受信状態が悪化するが、後半では、放送局Aより放送局Bの方が受信電界強度が大きくノイズが小さいにもかかわらず、AF局である放送局Bの受信電界強度が所定値である20dBμVより小さいために、受信する放送が局Aから局Bには切り替わらず、ノイズが多い状態で引き続き放送局Aを継続して受信することになる。
【0009】
このように従来のRDS受信機では、弱電界地域において、ノイズが小さく受信が可能なAF局があっても、それに切り替えて受信することができないと言う問題があった。
本発明は前記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、RDS放送におけるAF局の受信電界強度が小さい場合にも、AF局を受信できるようにしたRDS受信機及びその受信方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決すべくなされたものであり、第1の発明は、RDS放送に重畳して送信されてくるAFリストとPIデータとを用いて選局を行うRDS受信機において、受信した放送波の受信電界強度を計測する電界強度計測手段と、受信した放送波またはその検波後の信号のノイズレベルを計測するノイズ計測手段と、受信した放送波から前記AFリストとPIデータとを抽出するRDSデコーダとを備え、受信放送局の受信状態が悪化した場合に、受信したAFリスト中の或るAF局の放送を受信し、元の受信放送局の受信電界強度が所定値より小さく、受信中のAF局の受信信号のノイズレベルが所定値以下で、且つ受信中のAF局の放送のPIデータと元の受信放送のPIデータとが一致するときには、受信中のAF局の放送の受信電界強度に関わらず、受信中のAF局の放送を継続して受信するようにしたRDS受信機である。
【0011】
第2の発明は、第1の発明のRDS受信機において、受信放送局の受信状態が悪化した場合に受信したAFリスト中の或るAF局の放送を受信し、元の受信放送局の受信電界強度が所定値以上である場合は、受信中のAF局の受信電界強度が所定値以上で、受信信号のノイズレベルが所定値以下で、且つ受信中のAF局の放送のPIデータと元の受信放送のPIデータとが一致するときに限り、受信中のAF局の放送を継続して受信するようにしたRDS受信機である。
【0012】
第3の発明は、RDS放送に重畳して送信されてくるAFリストとPIデータとを用いて選局を行うRDS受信機の受信方法において、受信した放送波の受信電界強度を計測する電界強度計測ステップと、受信した放送波またはその検波後の信号のノイズレベルを計測するノイズ計測ステップとを含み、受信放送局の受信状態が悪化した場合に、受信したAFリスト中の或るAF局の放送を受信し、元の受信放送局の受信電界強度が所定値より小さく、受信中のAF局の受信信号のノイズレベルが所定値以下であれば、受信中のAF局の放送のPIデータと元の受信放送のPIデータとが一致するか否かを判別し、一致すれば、受信中のAF局の放送の受信電界強度に関わらず、受信中のAF局の放送を継続して受信するようにしたRDS受信機の受信方法である。
【0013】
第4の発明は、第3の発明のRDS受信機の受信方法において、受信放送局の受信状態が悪化した場合に受信したAFリスト中の或るAF局の放送を受信し、元の受信放送局の受信電界強度が所定値以上である場合は、受信中のAF局の受信電界強度が所定値以上で、受信信号のノイズレベルが所定値以下で、且つ受信中のAF局の放送のPIデータと元の受信放送のPIデータとが一致するときに限り、受信中のAF局の放送を継続して受信するようにしたRDS受信機の受信方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。RDS放送を受信中に受信放送局の受信状態が悪化した場合に、現在受信中の放送波から復号されたAFリスト中の或るAF局に周波数を切り替えてその放送を受信し、元の受信放送局の受信電界強度が所定値以上であるか否かを判別する。前記判別で元の受信放送局の受信電界強度が所定値より小さく、受信中のAF局の放送のノイズレベルが所定値以下であれば、受信中のAF局の放送のPIデータと元の受信放送のPIデータとが一致するか否かを判別し、一致すれば、受信中のAF局の放送の受信電界強度に関わらず、受信中のAF局の放送を継続して受信する。
【0015】
前記判別で元の受信放送局の受信電界強度が所定値以上である場合は、新たに受信したAF局の受信電界強度が所定値以上であるか否かを判別し、該受信電界強度が所定値以上で、且つ受信中のAF局の放送のノイズレベルが所定値以下であれば、受信中のAF局の放送のPIデータと元の受信放送のPIデータとが一致するか否かを判別し、一致すれば受信中のAF局の放送を継続して受信する。
【0016】
前記判別において元の受信放送局の受信電界強度が所定値以上で且つ新たに受信したAF局の受信電界強度が所定値より小さい場合や、受信中のAF局の放送のノイズレベルが所定値より大きい場合や、受信中のAF局の放送のPIデータと元の受信放送のPIデータとが一致しない場合は、受信周波数を一旦元に戻してから、別のAF局について同様の処理を繰り返し、良好に受信できるAF局を探す。
【0017】
図1は本発明RDS受信機の実施例を示すブロック図である。RDS受信機10は、設定された受信周波数近傍のみを通過させる同調回路13と、RF増幅回路15と、RF増幅回路15の出力と局部発振回路25の出力とを混合して両者の周波数の差の周波数を有する中間周波数信号を出力する混合回路17と、混合回路17から出力される中間周波数信号を増幅するIF増幅回路19と、IF増幅回路19の出力をFM検波するFM検波器21と、FM検波器21の出力からステレオ信号を生成するMPX22と、MPX22の出力を増幅するオーディオ増幅回路23と、RDS受信機30全体を制御する制御手段33とを備える。オーディオ増幅回路23の出力は図示しないスピーカに与えられる。受信局を切り替えたりサーチ動作を行うとき等に、オーディオ増幅回路23は制御手段33からの制御により一時的にミュート動作をし、その出力をオーディオ増幅回路23から出力しないように動作する。
【0018】
RDS受信機10はさらに、受信した放送波の受信電界強度をIF増幅回路19中の中間周波数信号を用いて計測する電界強度計測手段27と、中心周波数が57kHzのBPF29を介してFM検波器21の出力を用いてRDSデータを復号するRDSデコーダ30と、MPX22の出力中に含まれるノイズ信号のレベルを計測するノイズ計測手段31とを備える。ノイズ計測手段31は受信信号のノイズレベルを計測し、その入力信号はFM検波器21の出力であっても、IF増幅回路19の中のIF信号であっても良いが、MPX22の出力信号について計測するのが最も実用的である。
【0019】
制御手段33には操作手段35と表示手段37とが接続される。また、制御手段33はマイクロプロセッサ(MPU)50と電界強度判定手段51とメモリ52とノイズ判定手段53とを備える。電界強度判定手段51は、電界強度計測手段27の出力を基にして、受信した放送波の受信電界強度が所定値以上であるか否かを判定し、結果をMPU50に与える。メモリ52はRDSデコーダ30から出力されるAFデータやPIコードなどのRDSデータを記憶する。ノイズ判定手段53は、ノイズ計測手段31の出力を基にして、FM検波された受信信号のノイズレベルが所定値以下であるか否かを判定し、結果をMPU50に与える。
【0020】
局部発振回路25は基準信号発振回路43の出力を基準周波数とするPLL(Phase Locked Loop)で構成され、前記PLLは電圧制御発振器(VCO)41、分周回路42、位相比較回路44、ローパスフィルタ(LPF)45で構成される。局部発振回路25の出力周波数は、制御手段33から分周回路42へ与えられる制御信号に応じて分周比を変えることにより変更される。LPF45の出力は同調回路13にも与えられる。
電界強度計測手段27における受信電界強度の計測や、ノイズ計測手段31におけるノイズレベルの計測は、瞬時の計測値ではなく、一定の時間計測を続けその平均値を採用する。
【0021】
走行車両内でRDS受信機10を受信している場合に、受信状態が悪化すると、現在受信中のFM局の代替局をメモリ52に記憶されているAFリストで検索し、そのリストに載っている或るAFを受信する。そしてMPU50は、新たに受信したAF局が継続して受信可能な電波状態であるか否かを、電界強度判定手段51の出力やノイズ判定手段53の出力を基にして判断し、継続して受信できる電波状態である場合には、受信中のAF局のPIコードと元の放送のPIコードを比較し、一致している場合には、受信中のAF局を継続して受信し、一致しない場合は、受信する放送局を一旦もとの放送局に戻し、その後同様にして、元の放送で受信したAFリスト中の他のAF局について受信状態やPIコードを調べて良好に受信できるAF局を探す。
【0022】
図2は本発明RDS受信機に係るAF局受信方法を示すフローチャートである。図2に示す処理フローはユーザがRDS受信機で受信している間、所定の時間間隔で開始される。まず現在受信中の放送局で受信したRDSデータをメモリ52に格納し(ステップS11)、ステップS13で、受信中の放送(元の放送)の平均受信電界強度及び平均ノイズレベルを計測する。ステップS15では元の放送の受信状態が良好か否かを判別する。この判別は、ノイズ計測手段31で計測した受信信号のノイズレベルを基にノイズ判定手段53で所定のレベルと大小を比較して行う。ステップS15の判別で受信状態が良好な場合は、この処理を終了し、受信中の放送を継続して受信する。
【0023】
一方、ステップS15で受信状態が良好でないと判別された場合は、ステップS17へ進み、ステップS17では、オーディオ増幅回路23からオーディオ信号が出力されないようにミュートをかけ、メモリ52に格納されているAFリストの中の或るAF局の放送を受信する。該AF局への同調が取れた後、前記ミュートを解除する。ステップS18では当該AF局のPIデータをRDSデコーダ30で取得しメモリ52に格納してステップS19へ進む。ステップS19では、元の(受信周波数を変更する前の)放送の平均受信電界強度が所定値以上であるか否かを判別し、所定値以上であればステップS21へ進み、所定値未満であればステップS23へ進む。ステップS21では現在の(受信周波数を変更した後の)AF局の平均受信電界強度が所定値以上であるか否かを判別し、所定値以上であればステップS23へ進み、所定値未満であればステップS27へ進む。
【0024】
ステップS23では、現在受信中のAF局の平均ノイズレベルが所定値以下であるか否かを判別し、所定値以下であればステップS25へ進み、所定値より大であればステップS27へ進む。ステップS25では、現在受信中のAF局の放送のPIコードが元の放送のPIコードと一致するか否かを判別し、一致する場合はこのフローを終了して、現在受信中の放送を継続して受信する。また、一致しない場合はステップS27の処理へ移行する。
ステップS27では、受信周波数を一旦もとの受信周波数に戻して、このフローを一旦終了する。ステップS27の処理の次の処理については図示を省略してあるが、AFリスト中にまだサーチしていない放送局が載っている場合は、ステップS17へ戻り、まだサーチしていない周波数についてステップS17からステップS25(又はステップS27)までの処理を行って、良好に受信できるAF局を探す。
【0025】
なお、前記した実施例では走行中の車両内でRDS放送を受信しているときに、図3に例示した如く受信中のRDS放送の受信電界強度が次第に減少するか、ノイズが次第に増加する場合を想定して説明した。一方、受信電界強度が小さいRDS放送、又はノイズが比較的多い状態のRDS放送を受信しながら走行しているときに、AFリストに載っている放送局のうちで、受信電界強度が大きくノイズの量が小さいAF局が現れる場合もある。
【0026】
この場合には、図2のステップS15における判別処理で、元の放送の受信状態が良好ではない、と判別されたときに、ステップS17からステップS25までの処理が行われ、元の受信局からAF局へ切り替えが行われる。受信電界強度の弱い地域では、車両の方向が変化したり周囲の建築物の影響があったりして、受信した放送信号のノイズが所定値より大きくなる状態が比較的多く発生する。即ちステップS15で受信状態が良好ではない、と判別されるケースが比較的多く発生する。このときに、もしAF局の中で良好に受信できる放送局がある場合には、受信局がそのAF局へ切り替えられることになる。
【0027】
以上詳述したように、本発明のRDS受信機及びその受信方法によれば、RDS放送を受信中に受信放送局の受信状態が悪化してAF局をサーチする際に、ステップS19で元の放送の平均受信電界強度が所定値以上であると判別された時には、ステップS21でAF局の平均受信電界強度が所定値以上であると判別された場合に限り、ステップS23の処理に進むようにして、受信する放送局が頻繁に切り替わるのを防止する。
【0028】
一方、ステップS19で元の放送の平均受信電界強度が所定値未満であると判別された時には、ステップS21での判別処理を行わずに直接ステップS23の処理に進むようにして、AF局の電界強度が小さくてもそのAF局に切り替わり易くなる。したがって本発明によれば、元の放送の受信電界強度が比較的大きい場合には、受信局が頻繁に切り替わるのを防止し、元の放送の受信電界強度が比較的小さい場合には、受信電界強度が小さくて従来受信できなかったAF局を受信できるようになるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明RDS受信機の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明RDS受信機に係るAF局受信方法を示すフローチャートである。
【図3】走行中の車輌内でRDS放送を受信した場合の受信状態を例示する図である。
【符号の説明】
13 同調回路
15 RF増幅回路
17 混合回路
19 IF増幅回路
21 FM検波器
22 MPX
23 オーディオ増幅回路
25 局部発信回路
27 電界強度計測手段
29 BPF
30 RDSデコーダ
31 ノイズ計測手段
33 制御手段
50 MPU50
51 電界強度判定手段
52 メモリ
53 ノイズ判定手段

Claims (4)

  1. RDS放送に重畳して送信されてくるAFリストとPIデータとを用いて選局を行うRDS受信機において、受信した放送波の受信電界強度を計測する電界強度計測手段と、受信した放送波またはその検波後の信号のノイズレベルを計測するノイズ計測手段と、受信した放送波から前記AFリストとPIデータとを抽出するRDSデコーダとを備え、
    受信放送局の受信状態が悪化した場合に、受信したAFリスト中の或るAF局の放送を受信し、元の受信放送局の受信電界強度が所定の強度値より小さく、受信中のAF局の受信信号のノイズレベルが所定のレベル値以下で、且つ受信中のAF局の放送のPIデータと元の受信放送のPIデータとが一致するときには、受信中のAF局の放送の受信電界強度が前記所定の強度値より小さいか否かに関わらず、受信中のAF局の放送を継続して受信することを特徴とするRDS受信機。
  2. 受信放送局の受信状態が悪化した場合に受信したAFリスト中の或るAF局の放送を受信し、元の受信放送局の受信電界強度が前記所定の強度値以上である場合は、受信中のAF局の受信電界強度が前記所定の強度値以上で、受信信号のノイズレベルが前記所定のレベル値以下で、且つ受信中のAF局の放送のPIデータと元の受信放送のPIデータとが一致するときに限り、受信中のAF局の放送を継続して受信することを特徴とする請求項1記載のRDS受信機。
  3. RDS放送に重畳して送信されてくるAFリストとPIデータとを用いて選局を行うRDS受信機の受信方法において、受信した放送波の受信電界強度を計測する電界強度計測ステップと、受信した放送波またはその検波後の信号のノイズレベルを計測するノイズ計測ステップとを含み、
    受信放送局の受信状態が悪化した場合に、受信したAFリスト中の或るAF局の放送を受信し、元の受信放送局の受信電界強度が所定の強度値より小さく、受信中のAF局の受信信号のノイズレベルが所定のレベル値以下であれば、受信中のAF局の放送のPIデータと元の受信放送のPIデータとが一致するか否かを判別し、一致すれば、受信中のAF局の放送の受信電界強度が前記所定の強度値より小さいか否かに関わらず、受信中のAF局の放送を継続して受信することを特徴とするRDS受信機の受信方法。
  4. 受信放送局の受信状態が悪化した場合に受信したAFリスト中の或るAF局の放送を受信し、元の受信放送局の受信電界強度が前記所定の強度値以上である場合は、受信中のAF局の受信電界強度が前記所定の強度値以上で、受信信号のノイズレベルが前記所定のレベル値以下で、且つ受信中のAF局の放送のPIデータと元の受信放送のPIデータとが一致するときに限り、受信中のAF局の放送を継続して受信することを特徴とする請求項3記載のRDS受信機の受信方法。
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