JPH05102799A - Rdsラジオ受信方法 - Google Patents

Rdsラジオ受信方法

Info

Publication number
JPH05102799A
JPH05102799A JP26367191A JP26367191A JPH05102799A JP H05102799 A JPH05102799 A JP H05102799A JP 26367191 A JP26367191 A JP 26367191A JP 26367191 A JP26367191 A JP 26367191A JP H05102799 A JPH05102799 A JP H05102799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
station
alternative
found
receiving means
radio receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP26367191A
Other languages
English (en)
Inventor
Takenori Katayose
武則 片寄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP26367191A priority Critical patent/JPH05102799A/ja
Publication of JPH05102799A publication Critical patent/JPH05102799A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 代替局の見出されないエリアに車両があっ
て、受信状態が悪化しかける場合でも、希望番組を良好
に受信可能とする。 【構成】 メインチューナ3とサブチューナ6を一定時
間同一希望局に同調させながら、ダイバーシティ制御回
路13がより受信状態の良い方に切り換え回路12を切
り換え制御して音声出力させ、一定時間経過後、サブチ
ューナ6で代替局のサーチを行い、代替局が見出されな
いとき、再び、サブ側をメイン側と同じ希望局に同調さ
せる。代替局サーチで局が見出されるときは、希望局よ
り受信状態が良好でなければ、局が見出される限り、代
替局のサーチを繰り返し、局が見出されなくなれば希望
局に戻す。代替局サーチで希望局より受信状態の良好な
代替局が見出されれば、該代替局へメインチューナ3を
同調させ、変更後の希望局に関し、サブ側で局が見出さ
れる限り代替局のサーチを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はRDSラジオ受信方法に
係り、特に2つのRDSラジオ受信手段を用い、一方で
希望局を受信し、他方で代替局を探査するようにした車
載用RDSラジオ受信機におけるRDSラジオ受信方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】カーラジオでは、或る希望局の受信中に
車両の移動でサービスエリアを外れたとき、自動的に同
じ番組放送を行っている新たな局に選局し直したり、ま
た、交通情報放送が始まったとき、自動的に他のソース
からのラジオ放送への切り替えや音量アップを行ったり
すると便利である。これらの機能を実現すべく、ヨーロ
ッパ放送連合によりRDS(ラジオデータシステム)が
提案され、実用化されている。
【0003】このRDSは、FM放送信号にディジタル
の各種データを多重して伝送するものであり、伝送され
るメッセージとしては、現在受信されているFM放送の (1) プログラム識別コード(PI) (2) プログラム名(PS) (3) 同一プログラムネットワークの周波数リスト(A
F) (4) 番組内容識別コード(PTY) (5) 送信状態識別コード(DI) (6) 音楽か会話かの識別コード(M/S)及び、 (7) 交通情報放送局の識別コード(TP) (8)交通情報放送中の識別コード(TA) 等がある。
【0004】このように、RDSでは受信されているF
M放送に関するメッセージ等が多重に送信されてくるた
め、該メッセージを利用して今までにない格別な動作が
可能となる。例えば、車両の移動により、受信中の放送
局のサービスエリアの端に来ると、受信状態が悪化して
希望番組の聴取できなくなってしまうが、従来は、マニ
ュアル選局で同一の希望番組を行っている他の放送局を
探さなければならなかった。これに対し、RDSでは希
望局を受信するメインチューナの他にサブチューナを設
けておき、例えば、希望局の受信電界強度が一定値以下
になったとき、予め希望局から入手したAFリストを用
いてサブチューナで希望局と同一番組を放送している他
の代替局をサーチし、メイン側より受信状態の良い代替
局が見つかれば、該代替局の周波数にメイン側を同調さ
せる。或いは、メインチューナ側で希望局を受信する一
方、希望局から入手したAFリストを用いてサブチュー
ナで希望局と同一番組を放送している他の代替局を常時
サーチし、メイン側より受信状態の良い代替局が見つか
れば、該代替局の周波数にメイン側を同調させる。この
ようにすることで、希望局のサービスエリアから外れて
も自動的に同一番組を続けて聴取できるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のRDSラジオ受信機では、車両が希望局のサー
ビスエリアの中にあり、同一番組を放送している他のい
ずれの代替局のサービスエリアからも外れているとき
に、マルチパス妨害などで受信状態が悪化しても、何ら
対応することができず、希望番組を聴取できなくなると
いう問題があった。
【0006】以上から本発明の目的は、代替局の見出さ
れないエリアに車両があって、受信状態が悪化しかける
場合でも、希望番組を良好に受信することのできるRD
Sラジオ受信方法を提供するとにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明の1
つにおいては、2つのアンテナに個別に接続された2つ
のRDSラジオ受信手段を或る所定の一定時間ともに同
一の希望局に同調させてAFリストを入手するととも
に、2つのRDSラジオ受信手段の受信状態を比較し、
より良好な方を選択して音声出力させる手段と、一定時
間経過後、一方のRDSラジオ受信手段で希望局の受信
を続けながら他方のRDSラジオ受信手段でAFリスト
を用いて代替局のサーチを行い、代替局が見出されない
とき、再び、2つのRDSラジオ受信手段をともに希望
局に同調させる手段と、代替局のサーチで局が見出され
たときは、希望局より受信状態が良好でなければ、局が
見出される限り、代替局のサーチを繰り返して希望局よ
り受信状態の良好な代替局を探し、局が見出されなくな
れば2つのRDSラジオ受信手段をともに同一の希望局
に同調させる手段と、希望局より受信状態の良好な代替
局が見出されれば、該代替局へ一方のRDSラジオ受信
手段で受信している希望局を変更し、変更後の希望局か
らAFリストを入手したあと、該AFリストを用いて他
方のRDSラジオ受信手段で再度代替局をサーチし、代
替局が見出されないとき、再び、2つのRDSラジオ受
信手段をともに同一の希望局に同調させ、代替局のサー
チで局が見出されたときは希望局より受信状態の良好な
代替局を探す手段を設けたことにより達成される。
【0008】また本発明の他の1つにおいては、2つの
アンテナに個別に接続された2つのRDSラジオ受信手
段をともに同一の希望局に同調させてAFリストを入手
するとともに、2つのRDSラジオ受信手段の受信状態
を比較し、より良好な方を選択して音声出力させる手段
と、2つのRDSラジオ受信手段における希望局の受信
状態が一定以上悪化したとき、一方のRDSラジオ受信
手段で希望局の受信を継続しながら他方のRDSラジオ
受信手段でAFリストを用いて代替局をサーチし、代替
局が見出されないとき、再び、2つのRDSラジオ受信
手段をともに同一の希望局に同調させる手段と、代替局
のサーチで局が見出されたときは、希望局より受信状態
ず良好でなければ、局が見出される限り、代替局のサー
チを繰り返して希望局より受信状態の良好な代替局を探
し、局が見出されなくなれば再び、2つのRDSラジオ
受信手段をともに同一の希望局に同調させる手段と、希
望局より受信状態の良好な代替局が見出されれば、該代
替局へ一方のRDSラジオ受信手段で受信している希望
局を変更し、変更後の希望局からAFリストを入手した
あと、該AFリストを用いて他方のRDSラジオ受信手
段で再度代替局をサーチし、代替局が見出されないと
き、再び、2つのRDSラジオ受信手段をともに同一の
希望局に同調させ、代替局のサーチで局が見出されたと
きは希望局より受信状態の良好な代替局を探す手段を設
けたことにより達成される。
【0009】
【作用】本発明の1つによれば、(1)、2つのアンテ
ナに個別に接続された2つのRDSラジオ受信手段を或
る所定の一定時間ともに同一の希望局に同調させてAF
リストを入手するとともに、2つのRDSラジオ受信手
段の受信状態を比較し、より良好な方を選択して音声出
力させ、(2)、一定時間経過後、一方のRDSラジオ
受信手段で希望局の受信を続けながら他方のRDSラジ
オ受信手段でAFリストを用いて代替局のサーチを行
い、代替局が見出されないとき、再び、(1)に戻って
2つのRDSラジオ受信手段をともに希望局に同調さ
せ、(3)、(a)(2)における代替局のサーチで局
が見出されたときは、希望局より受信状態の良好な代替
局を探し、なければ、局が見出される限り、代替局のサ
ーチを繰り返して希望局より受信状態の良好な代替局を
探し、局が見出されなくなれば(1)に戻り、(b)
(a)で希望局より受信状態の良好な代替局が見出され
れば、該代替局へ一方のRDSラジオ受信手段で受信し
ている希望局を変更し、変更後の希望局からAFリスト
を入手したあと、(c)該AFリストを用いて他方のR
DSラジオ受信手段で再度代替局をサーチし、代替局が
見出されないとき、再び、(1)に戻り、(d)(c)
において代替局のサーチで局が見出されたときは(a)
に戻り、希望局より受信状態の良好な代替局を探す。こ
れにより、希望局のサービスエリアの端で希望局と同一
番組を放送している或る代替局のサービスエリアとの重
なり部分に車両が来たときは、それまで定期的になされ
てきた代替局のサーチで局が見出されるようになるの
で、その後、代替局のサーチが継続的になされ、そし
て、希望局より代替局の受信状態が良ければ、該代替局
に希望局が変更されるので、マニュアル選局で代替局を
探さなくても続けて希望番組を聴取できる。一方、希望
局のサービスエリアの中に車両が有り、同一番組を放送
している他のいずれの代替局のサービスエリアからも外
れているときは、定期的になされる代替局のサーチで局
が見出されないため、殆どの時間、2つのRDSラジオ
受信手段がともに同一の希望局に同調されて、より受信
状態の良い方が選択されて音声出力されることになるの
で、マルチパスノイズ妨害などで音声出力中のRDSラ
ジオ受信手段の受信状態が悪化しかけても、妨害を受け
ていない他方のRDSラジオ受信手段に切り換えて音声
出力がなされ、良好に希望番組を聴取することができ
る。
【0010】また本発明の他の1つによれば、(1)、
2つのアンテナに個別に接続された2つのRDSラジオ
受信手段をともに同一の希望局に同調させてAFリスト
を入手するとともに、2つのRDSラジオ受信手段の受
信状態を比較し、より良好な方を選択して音声出力さ
せ、(2)、2つのRDSラジオ受信手段における希望
局の受信状態が一定以上悪化したとき、一方のRDSラ
ジオ受信手段で希望局の受信を継続しながら他方のRD
Sラジオ受信手段でAFリストを用いて代替局をサーチ
し、代替局が見出されないとき、再び、(1)に戻り、
(3)、(a)(2)における代替局のサーチで局が見
出されたときは、希望局より受信状態の良好な代替局を
探し、なければ、局が見出される限り、代替局のサーチ
を繰り返して希望局より受信状態の良好な代替局を探
し、局が見出されなくなれば(1)に戻り、(b)
(a)で希望局より受信状態の良好な代替局が見出され
れば、該代替局へ一方のRDSラジオ受信手段で受信し
ている希望局を変更し、変更後の希望局からAFリスト
を入手したあと、(c)該AFリストを用いて他方のR
DSラジオ受信手段で再度代替局をサーチし、代替局が
見出されないとき、再び、(1)に戻り、(d)(c)
において代替局のサーチで局が見出されたときは(a)
に戻り、希望局より受信状態の良好な代替局を探す。こ
れにより、希望局のサービスエリアの端で希望局と同一
番組を放送している或る代替局のサービスエリアとの重
なり部分に車両が来たときは、2つのRDSラジオ受信
手段による受信状態がともに悪化し、一方のRDSラジ
オ受信手段で希望局の受信が継続されながら他方のRD
Sラジオ受信手段で代替局のサーチが継続的になされ、
一方のRDSラジオ受信手段で受信している希望局より
代替局の受信状態が良ければ、該代替局に希望局が変更
されるので、マニュアル選局で代替局を探さなくても続
けて希望番組を聴取できる。一方、希望局のサービスエ
リアの中に車両が有り、同一番組を放送している他のい
ずれの代替局のサービスエリアからも外れているとき
は、2つのRDSラジオ受信手段がともに受信状態が悪
化するのは稀なので、2つのRDSラジオ受信手段が殆
ど常に同一の希望局に同調され、より受信状態の良い方
が選択されて音声出力されるので、マルチパスノイズ妨
害などで音声出力中のRDSラジオ受信手段の受信状態
が悪化しかければ、直ちに、妨害を受けていない他方の
RDSラジオ受信手段に切り換えて音声出力がなされる
ので、常に、良好に希望番組を聴取することができる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係わる車載用R
DSラジオ受信機を示す全体構成図である。
【0012】1はメインアンテナ、2はメイン用の周波
数制御データを対応する制御電圧に変換するメイン側P
LL回路、3は希望局の番組放送とRDSデータの受信
を行うメインチューナであり、3aはメインアンテナ1
の受波信号からメイン側PLL回路2より入力した制御
電圧に対応する周波数の放送信号を取り出し、中間周波
信号に変換するフロントエンド、3bは中間周波信号の
増幅とFM検波を行う中間周波増幅/検波回路(IF/
DET)、3cは中間周波信号を直流検波し、受信電界
強度信号(Sメータ信号)を得るSメータ回路、3dは
ステーションディテクタであり、受信信号の周波数偏移
Δf(帯域幅)の範囲内にあって、かつ、受信電界強度
が所定レベル以上のとき、受信局が存在すると判定す
る。すなわち、ステーションディテクト信号SDM がL
レベルの場合は、Sメータ回路3cにより検出された受
信電界強度が大きくても、同調点における放送局は存在
せず、検出された受信電界強度は隣接局の影響を受けて
いると判断する。3eはFM検波信号からRDSデータ
の復調を行うRDSデコーダである。
【0013】4はサブアンテナ、5はサブ用の周波数制
御データを対応する制御電圧に変換するサブ側PLL回
路、6は希望局または代替局の番組放送とRDSデータ
の受信を行うサブチューナであり、6aはサブアンテナ
1の受波信号からサブ側PLL回路5より入力した制御
電圧に対応する周波数の放送信号を取り出し、中間周波
信号に変換するフロントエンド、6bは中間周波信号の
増幅とFM検波を行う中間周波増幅/検波回路(IF/
DET)、6dはステーションディテクタであり、受信
信号の周波数偏移Δf(帯域幅)の範囲内にあって、か
つ、受信電界強度が所定レベル以上のとき、受信局が存
在すると判定する。すなわち、ステーションディテクト
信号SDS がLレベルの場合は、Sメータ回路6cによ
り検出された受信電界強度が大きくても、同調点におけ
る放送局は存在せず、検出された受信電界強度は隣接局
の影響を受けていると判断する。6eはFM検波信号か
らRDSデータの復調を行うRDSデコーダである。
【0014】7はSメータ回路3cから入力した受信電
界強度信号SM に含まれるマルチパス等のノイズ成分を
検出しノイズ成分検出信号NM を出力するノイズ成分検
出回路、8はSメータ回路6cから入力した受信電界強
度信号SS に含まれるマルチパス等のノイズ成分を検出
しノイズ成分検出信号NS を出力するノイズ成分検出回
路、9は受信電界強度信号SM とノイズ成分検出信号N
M からメイン側の受信状態の良否の程度を表す受信状態
検出信号を出力する受信状態検出回路、10は受信電界
強度信号SS とノイズ成分検出信号NS からサブ側の受
信状態の良否の程度を表す受信状態検出信号を出力する
受信状態検出回路、11はメイン側とサブ側の受信状態
を比較し、いずれの受信状態がより良好か判定し判定信
号(H;メイン側良、L;サブ側良)を出力する受信状
態比較回路、12はメイン側の中間周波増幅/検波回路
6bから出力されるFM検波信号とサブ側の中間周波増
幅/検波回路6bから出力されるFM検波信号の内、一
方を選択して出力する切り換え回路、13は受信状態比
較回路11から入力する比較信号と後述するコントロー
ラから入力するデータ比較信号に基づき、メイン側とサ
ブ側の内、受信状態のより良好な方への切り換え回路1
2に対する切り換え制御を行うダイバーシティ制御回
路、14はノイズカット/マルチプレクサ(NC/MP
X)であり、切り換え回路12から選択出力されたFM
検波信号(ステレオコンポジット信号)のノイズカット
とステレオ復調を行い、ステレオ音声信号を出力する。
15はステレオ音声信号の増幅を行う増幅器(AM
P)、16はスピーカである。
【0015】17はコントローラであり、メインチュー
ナ3に対する希望局への同調制御を行ったり、サブチュ
ーナ6に対する希望局への同調制御を行ったり、或い
は、メイン側のRDSデコーダ3eから入手したAFリ
ストに基づき、所定時に希望局と同一番組を放送してい
る代替局のサーチ制御を行い、代替局のサーチ制御で希
望局と同一番組を放送している局(同一PIコード)が
見出されたとき、サブ側の代替局がメイン側の希望局よ
り受信状態が良好であれば、該代替局にメインチューナ
3を同調制御し希望局を変更させたりする。また、コン
トローラ17は、メイン側とサブ側のRDSデータの誤
り率の測定・比較を行い比較結果をダイバーシティ制御
回路13へ出力したり、後述する表示部に対しメイン側
の受信状態の表示制御をしたりする。
【0016】17aはデータ比較部であり、RDSデコ
ーダ3eと6eから入力されるRDSデータの誤り率の
測定と比較をリアルタイムで行い、メイン側の誤り率の
方が小さいときメイン側良を示す1、サブ側の誤り率の
方が小さいときサブ側良を示す2、同率若しくは測定不
能のとき0となるデータ比較信号をダイバーシティ制御
回路13へ出力する。17bはメイン側のRDSデコー
ダ3dから入力したRDSデータを登録するデータ登録
部、17cはメイン側PLL回路2、サブ側PLL回路
5に所定の周波数制御データを出力して、メイン側チュ
ーナ3とサブ側チューナ6に対する所定の同調制御を行
ったり、表示制御をしたりする同調制御部である。18
は表示部であり、メインチューナ3での同調周波数表示
やステーションディテクト信号SDM に基づく受信中表
示等を行う。
【0017】ダイバーシティ制御回路13は、データ比
較信号が1のとき切り換え回路12をメイン側に切り換
え、2のときサブ側に切り換え、0のとき、受信状態比
較回路11から入力した判定信号に従い、該判定信号が
メイン側の方が良を示すとき切り換え回路12をメイン
側に切り換え、逆に、サブ側の方が良を示すときサブ側
に切り換える。
【0018】図2はコントローラ17の動作を示す流れ
図、図3は車両位置と受信動作の関係を示す説明図であ
り、以下、これらの図に従って説明する。
【0019】初め、同調制御部17cはメイン側PLL
回路2とサブ側PLL回路5に希望局に係る同一の周波
数制御データを出力し、メイン側チューナ3とサブ側チ
ューナ6を同じ希望局(同一周波数)に同調させる(図
2のステップ101、ここでは希望局は局Aとする。図
3参照)。この際、同調制御部17cは希望局の周波数
を表示部18に表示させる。メインアンテナ1で受波さ
れた希望局Aの放送信号はフロントエンド3aで増幅及
び中間周波信号への変換がなされたあと、中間周波増幅
/検波回路3bで中間周波信号の増幅とFM検波がなさ
れ、FM検波信号が出力される。FM検波信号は切り換
え回路12へ出力されるほか、RDSデコーダ3eでデ
ータ復調されてRDSデータがコントローラ17へ出力
される。また、中間周波信号はSメータ回路3cに入力
されて受信電界強度が検出され、更に、ノイズ成分検出
回路7でマルチパスノイズ等のノイズ成分が検出され、
受信電界強度検出信号SM とともに受信状態検出回路9
に入力されて受信状態の良否の程度を示す受信状態検出
信号が出力される。希望局Aがメインチューナ3で受信
されているとき、ステーションディテクタ3dからHレ
ベルのステーションディテクト信号SDM が出力され、
該信号を入力した同調制御部17cは表示部18に希望
局Aに関する受信中表示を行う(ステップ102)。
【0020】また、サブアンテナ4で受波された希望局
Aの放送信号はフロントエンド6aで増幅及び中間周波
信号への変換がなされたあと、中間周波増幅/検波回路
6bで中間周波信号の増幅とFM検波がなされ、FM検
波信号が出力される。FM検波信号は切り換え回路12
へ出力されるほか、RDSデコーダ6eでデータ復調さ
れてRDSデータがコントローラ17へ出力される。ま
た、中間周波信号はSメータ回路6cに入力されて受信
電界強度が検出され、更に、ノイズ成分検出回路8でマ
ルチパスノイズ等のノイズ成分が検出され、受信電界強
度検出信号SS とともに受信状態検出回路10に入力さ
れて受信状態の良否の程度を示す受信状態検出信号が出
力される。そして、受信状態比較回路11においてメイ
ン側とサブ側の受信状態検出信号から受信状態の判定が
なされて、メイン側の方が受信状態が良好のときH、サ
ブ側の方が良好のときLとなる判定信号がダイバーシテ
ィ制御回路13に入力される。
【0021】一方、RDSデコーダ3eと6eで復調さ
れたRDSデータはコントローラ17に入力され、メイ
ン側のRDSデータ(AFリストを含む)がデータ登録
部17bに登録されるとともに(ステップ103)、デ
ータ比較部17aでメイン側とサブ側のRDSデータの
誤り率の測定・比較がなされ結果がデータ比較信号とし
てダイバーシティ制御回路13に入力される(ステップ
104)。
【0022】今、マルチパスノイズや受信電界強度の受
信状態がメイン側の方が遙かによく、メイン側のRDS
データの誤り率の方が小さいとき、データ比較信号は1
となり、ダイバーシティ制御回路13はメイン側への切
り換え信号を切り換え回路12へ出力してメイン側で受
信された希望局Aに係るFM検波信号をノイズカット/
マルチプレクサ14へ出力させる。このノイズカット/
マルチプレクサ14でFM検波信号のノイズカットとス
テレオ復調がなされ、ステレオ音声信号が増幅器15で
増幅されてスピーカ16より音響出力される。この結
果、メイン側で受信した受信状態の良好な希望局Aの放
送を聴取できる。
【0023】その後、車両の移動で今度は、受信状態が
サブ側の方の遙かに良くなり、サブ側のRDSデータの
誤り率の方が小さくなったとき、データ比較信号は2と
なり(ステップ104)、ダイバーシティ制御回路13
はサブ側への切り換え信号を切り換え回路12へ出力し
てサブ側で受信された希望局Aに係るFM検波信号をノ
イズカット/マルチプレクサ14へ出力させる。ここ
で、ノイズカットとステレオ復調がなされ、ステレオ音
声信号が増幅器15で増幅されてスピーカ16より音響
出力される。この結果、サブ側で受信した受信状態の良
好な希望局Aの放送を聴取できる。
【0024】メイン側とサブ側の両方の受信状態が悪化
し、RDSデコーダ3e、6eからデータの出力がなさ
れないとき、データ比較回路17aはデータ誤り率の比
較ができないのでデータ比較信号を0とする(ステップ
104)。この場合、受信状態検出回路9と10により
アナログ的に求められたメイン側とサブ側の受信状態を
受信状態比較回路11で比較し、メイン側の方が良けれ
ばダイバーシティ制御回路13は切り換え回路12をメ
イン側に切り換えさせ、サブ側の方が良ければサブ側に
切り換えさせる。以下、同様の動作が繰り返され、この
結果、常に、より良い受信状態の下に希望局Aの番組放
送を聴取することができる。
【0025】このようにアンテナダイバーシティ動作が
一定時間なされると、データ比較部17aがデータ比較
信号を0としたあと(ステップ106)、同調制御部1
7cが代替局サーチ制御を行う。即ち、データ登録部1
7bに登録されたAFリストを用いて、まず、最初の代
替局に係る周波数制御データをサブ側PLL回路5へ出
力し、サブチューナ6を最初の代替局に同調させ(ステ
ップ107)、ステーションディテクタ6dの出力をチ
ェックし、局有りか否か判断する(ステップ108)。
局無しであれば、AFリストの次の代替局に係る周波数
制御データをサブPLL回路5へ出力し、サブ側チュー
ナ6を2番目の代替局に同調させ(ステップ110、1
11)、メイン側のステーションディテクタ3dからス
テーションディテクト信号SDM を入力してメイン側で
の局受信の有無を表示したあと(ステップ112)、ス
テップ108に戻って、サブ側での受信局有りか判断
し、局無しであれば更に、次の代替局に変えるという具
合にして、AFリストの全局につきサーチしても局が見
出せなかったとき(ステップ113でNO)、同調制御
部17cはステップ101に戻り、サブチューナ6を再
びメイン側と同じ希望局Aに同調させて、一定時間、前
述と同様にアンテナダイバーシティ動作を行わせ、メイ
ン側とサブ側でより受信状態の良好な受信信号を用いて
音声出力をせしめる。一定時間経過したなれば、再度、
代替局のサーチを行い、局が見出させなければ、再び、
ステップ101に戻る。
【0026】このように代替局のサーチでいずれの局も
見出されない場合、車両は図3のa内の点P1 に示す如
く、希望局Aのサービスエリアの中にあり、代替局B,
C,・・のいずれのサービスエリアからも外れている。
よって、代替局サーチを定期的に行う以外、サブチュー
ナ6をメイン側と同じ希望局Aに同調させ、かつ、受信
状態のより良好な側の受信信号を選択して音声出力する
ので、マルチパスノイズや何らかの事情による受信電界
強度の低下を避けながら、良好な受信状態の下に希望番
組を聴取できる。なお、代替局のサーチ中は、データ比
較信号が0とされ、かつ、殆どの時間サブ側の受信状態
が悪化していることから、ダイバーシティ制御回路13
は切り換え回路12をメイン側に切り換えさせることに
なるので、希望局Aの音声出力が途切れることはない。
【0027】その後、車両が図3のP2 に示す如く、希
望局Aのサービスエリアの端の方に来て代替局Bのサー
ビスエリアの端にも入ったとき、代替局のサーチ時にサ
ブチューナ6が代替局Bに同調されると、ステーション
ディテクタ6dからHレベルのステーションディテクト
信号SDS が出力され、コントローラ17の同調制御部
17cはステップ108で局有りと判断する。このと
き、同調制御部17cはRDSデコーダ6eからサブ側
のRDSデータを入力し、この内、PIコードがデータ
登録部17bに登録されたメイン側のPIコードと一致
するか判断し(ステップ109)、一致するとき、サブ
チューナ6の受信局は希望局Aの代替局であるので、続
いて、受信状態比較回路11から判定信号を入力し、メ
イン側とサブ側のいずれの側が受信状態が良好か判断す
る(ステップ114)。まだ、車両が代替局Bより希望
局Aに近く、メイン側の方が受信状態が良いとき、ステ
ップ110へ進み、他にメイン側と同一PIコードで受
信局有りとなる代替局がなければ、今回のサーチで少な
くとも1回、代替局が見出されたので(ステップ113
でYES)、ステップ101には戻らず、ステップ10
7に戻り、再度、代替局のサーチを行う。
【0028】そして、車両が図3のP3 に示す如く、更
に、代替局Bに近づき、ステップ108と109でとも
にYESとなったあと、ステップ114でサブ側の方が
メイン側より受信状態が良いと判断されると、同調制御
部17cはメイン側PLL回路2へ代替局Bに係る周波
数制御データを出力し、メインチューナ3で同調させる
希望局をAからBに変更させる(ステップ115)。こ
の際、同調制御部17cは表示部18に局Bの周波数表
示を行う。これにより、それまでの希望局Aの受信が困
難になっても自動的に同一番組を放送している局Bに切
り換わるので、ユーザがマニュアル選局で他の同一番組
局を探す手間が省ける。この際、一時的に、メイン側と
サブ側が同一局Bを受信するので、いずれの受信状態が
良好であかを問わず、局Bの音声出力がなされる。ステ
ップ115のあと、同調制御部17cはRDSデコーダ
3eから出力される変更後の希望局BからのRDSデー
タ(AFリストを含む)を入力し、データ登録部17b
に登録する(ステップ116)。
【0029】次いで、ステップ107に戻り、同調制御
部17cは今度は希望局Bから入手したAFリストを用
いて代替局のサーチ制御を行う。このとき、それまでの
希望局Aは局Bの代替局となっており、サブチューナ6
が代替局Aに同調したとき、まだ、車両が局Aのサービ
スエリアに入っているので、ステップ108と109で
YESと判断し、次いで、メイン側とサブ側の受信状態
を比較する(ステップ114)。メイン側の方が良好で
あれば、希望局の変更はせず、他の代替局について特に
局が見出されなければ、再度、現在の希望局Bから入手
したAFリストに基づき代替局のサーチ制御を行う(ス
テップ112でYES)。なお、若し、車両が少し局A
に戻るように移動し(図3のP4 参照)、代替局Aに同
調したときサブ側の方が受信状態が良好となれば、同調
制御部17cはメインチューナ3を元の局Aに同調さ
せ、該局Aから入手したAFリストに基づき代替局のサ
ーチ制御を行うが(ステップ114でYES、115、
116、107)、ここではメイン側は希望局Bに同調
したままとすると、該希望局Bから入手したAFリスト
に基づく代替局のサーチが継続される。
【0030】このように、代替局のサーチでいずれかの
局が見出される場合、車両は図3の斜線部分ab、ab
c、acに示す如く、局AとBのサービスエリアの重な
り部分の中にある。よって、代替局のサーチ動作を常時
行い、代替局が見出され、かつ、メイン側で受信してい
る希望局より受信状態が良好となれば、直ちに、当該代
替局にメイン側で受信する希望局を変更する周波数ダイ
バーシティ動作がなされるので、希望番組を連続的かつ
自動的に聴取し続けることができる。また、代替局のサ
ーチ中に音声出力が無音となることはない。
【0031】その後、車両が更に現在の希望局Bに近づ
き、代替局Aのサービスエリアから外れて、図3のP5
に来ると(P5 は希望局Bのサービスエリア内で他の局
のサービスエリアと重ならない範囲bの中の位置す
る)、サブチューナ6でなされる代替局のサーチで最
早、同一PIコードの局が見出されなくなる。このと
き、同調制御部17cはAFリストに基づく1回りのサ
ーチが終了したあと、ステップ113でNOと判断し、
ステップ101に戻って、サブチューナ6をメイン側チ
ューナ3と同じ希望局Bに同調させ、メイン側とサブ側
によるアンテナダイバーシティ動作を行う。よって、希
望局Bのサービスエリアを移動中、マルチパスノイズや
何らかの事情による受信電界強度の低下を避けながら、
良好な受信状態の下に希望番組を聴取できることにな
る。
【0032】なお、上記した実施例では、代替局のサー
チ中、データ比較部17aはデータ比較信号を0とする
ようにしたが、サーチ中も通常にデータ比較動作を行う
ようにしてもよい。また、図2のステップ114におい
て、受信状態比較回路11の出力に基づき、メイン側と
サブ側でより受信状態の良い方を決定するようにした
が、Sメータ回路6cと6cの出力に基づき、決定する
ようにしたり、メイン側とサブ側のRDSデータのデー
タ比較をデータ比較部17aで比較した結果に基づき決
定したりしてもよい。また、アンテナダイバーシティ動
作を行う際、ダイバーシティ制御回路13は、受信状態
比較回路11の出力だけに基づきメイン側とサブ側でよ
り受信状態のよい方に切り換え回路12の切り換え制御
を行うようにしてもよい。
【0033】更に、アンテナダイバーシティ動作を行っ
ているとき、コントローラ17は一定時間おきに、代替
局のサーチを行うようにしたが、これと異なり、受信状
態検出回路9と10(またはSメータ回路3cと6c)
の出力を常時チェックし、メイン側とサブ側の受信状態
がいずれも一定以下に悪化したとき、サブ側で代替局の
サーチを行い、サーチ中に代替局が見出されなければ、
アンテナダイバーシティ動作と受信状態のチェックに戻
り、サーチ中に局が見出されれば、更に、希望局と代替
局の受信状態を比較し、希望局の方が良好であれば、局
が見出される限り代替局のサーチを継続し、代替局の方
が受信状態が良好であれば、該代替局にメイン側で受信
する希望局を変更し、かつ、変更後の希望局から新たな
AFリストを入手してサブ側で代替局のサーチを行う周
波数ダイバーシティ動作をするようにし、周波数ダイバ
ーシティ動作で代替局をサーチ中に代替局が見出されな
くなれば、元のアンテナダイバーシティ動作とメイン
側、サブ側の受信状態のチェック動作に戻るようにして
もよい。
【0034】
【発明の効果】以上本発明の1つによれば、(1)、2
つのアンテナに個別に接続された2つのRDSラジオ受
信手段を或る所定の一定時間ともに同一の希望局に同調
させてAFリストを入手するとともに、2つのRDSラ
ジオ受信手段の受信状態を比較し、より良好な方を選択
して音声出力させ、(2)、一定時間経過後、一方のR
DSラジオ受信手段で希望局の受信を続けながら他方の
RDSラジオ受信手段でAFリストを用いて代替局のサ
ーチを行い、代替局が見出されないとき、再び、(1)
に戻って2つのRDSラジオ受信手段をともに希望局に
同調させ、(3)、(a)(2)における代替局のサー
チで局が見出されたときは、希望局より受信状態の良好
な代替局を探し、なければ、局が見出される限り、代替
局のサーチを繰り返して希望局より受信状態の良好な代
替局を探し、局が見出されなくなれば(1)に戻り、
(b)(a)で希望局より受信状態の良好な代替局が見
出されれば、該代替局へ一方のRDSラジオ受信手段で
受信している希望局を変更し、変更後の希望局からAF
リストを入手したあと、(c)該AFリストを用いて他
方のRDSラジオ受信手段で再度代替局をサーチし、代
替局が見出されないとき、再び、(1)に戻り、(d)
(c)において代替局のサーチで局が見出されたときは
(a)に戻り、希望局より受信状態の良好な代替局を探
すように構成したから、希望局のサービスエリアの端で
希望局と同一番組を放送している或る代替局のサービス
エリアとの重なり部分に車両が来たときは、それまで定
期的になされてきた代替局のサーチで局が見出されるよ
うになるので、その後、代替局のサーチが継続的になさ
れ、そして、希望局より代替局の受信状態が良ければ、
該代替局に希望局が変更されるので、マニュアル選局で
代替局を探さなくても続けて希望番組を聴取できる。一
方、希望局のサービスエリアの中に車両が有り、同一番
組を放送している他のいずれの代替局のサービスエリア
からも外れているときは、定期的になされる代替局のサ
ーチで局が見出されないため、殆どの時間、2つのRD
Sラジオ受信手段がともに同一の希望局に同調されて、
より受信状態の良い方が選択されて音声出力されること
になるので、マルチパスノイズ妨害などで音声出力中の
RDSラジオ受信手段の受信状態が悪化しかけても、妨
害を受けていない他方のRDSラジオ受信手段に切り換
えて音声出力がなされ、良好に希望番組を聴取すること
ができる。
【0035】また本発明の他の1つによれば、(1)、
2つのアンテナに個別に接続された2つのRDSラジオ
受信手段をともに同一の希望局に同調させてAFリスト
を入手するとともに、2つのRDSラジオ受信手段の受
信状態を比較し、より良好な方を選択して音声出力さ
せ、(2)、2つのRDSラジオ受信手段における希望
局の受信状態が一定以上悪化したとき、一方のRDSラ
ジオ受信手段で希望局の受信を継続しながら他方のRD
Sラジオ受信手段でAFリストを用いて代替局をサーチ
し、代替局が見出されないとき、再び、(1)に戻り、
(3)、(a)(2)における代替局のサーチで局が見
出されたときは、希望局より受信状態の良好な代替局を
探し、なければ、局が見出される限り、代替局のサーチ
を繰り返して希望局より受信状態の良好な代替局を探
し、局が見出されなくなれば(1)に戻り、(b)
(a)で希望局より受信状態の良好な代替局が見出され
れば、該代替局へ一方のRDSラジオ受信手段で受信し
ている希望局を変更し、変更後の希望局からAFリスト
を入手したあと、(c)該AFリストを用いて他方のR
DSラジオ受信手段で再度代替局をサーチし、代替局が
見出されないとき、再び、(1)に戻り、(d)(c)
において代替局のサーチで局が見出されたときは(a)
に戻り、希望局より受信状態の良好な代替局を探すよう
に構成したから、希望局のサービスエリアの端で希望局
と同一番組を放送している或る代替局のサービスエリア
との重なり部分に車両が来たときは、2つのRDSラジ
オ受信手段による受信状態がともに悪化し、一方のRD
Sラジオ受信手段で希望局の受信が継続されながら他方
のRDSラジオ受信手段で代替局のサーチが継続的にな
され、一方のRDSラジオ受信手段で受信している希望
局より代替局の受信状態が良ければ、該代替局に希望局
が変更されるので、マニュアル選局で代替局を探さなく
ても続けて希望番組を聴取できる。一方、希望局のサー
ビスエリアの中に車両が有り、同一番組を放送している
他のいずれの代替局のサービスエリアからも外れている
ときは、2つのRDSラジオ受信手段がともに受信状態
が悪化するのは稀なので、2つのRDSラジオ受信手段
が殆ど常に同一の希望局に同調され、より受信状態の良
い方が選択されて音声出力されるので、マルチパスノイ
ズ妨害などで音声出力中のRDSラジオ受信手段の受信
状態が悪化しかければ、直ちに、妨害を受けていない他
方のRDSラジオ受信手段に切り換えて音声出力がなさ
れるので、常に、良好に希望番組を聴取することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車載用RDSラジオ受
信機の全体構成図である。
【図2】コントローラの動作を示す流れ図である。
【図3】車両位置と受信動作の関係を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 メインアンテナ 3 メインチューナ 4 サブアンテナ 6 サブチューナ 7、8 ノイズ成分検出回路 9、10 受信状態検出回路 11 受信状態比較回路 12 切り換え回路 13 ダイバーシティ制御回路 17 コントローラ 17a データ比較部 17b データ登録部 17c 同調制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)、2つのアンテナに個別に接続さ
    れた2つのRDSラジオ受信手段を或る所定の一定時間
    ともに同一の希望局に同調させてAFリストを入手する
    とともに、2つのRDSラジオ受信手段の受信状態を比
    較し、より良好な方を選択して音声出力させ、 (2)、一定時間経過後、一方のRDSラジオ受信手段
    で希望局の受信を続けながら他方のRDSラジオ受信手
    段でAFリストを用いて代替局のサーチを行い、代替局
    が見出されないとき、再び、(1)に戻って2つのRD
    Sラジオ受信手段をともに希望局に同調させ、 (3)、(a)(2)における代替局のサーチで局が見
    出されたときは、希望局より受信状態が良好でなけれ
    ば、局が見出される限り、代替局のサーチを繰り返して
    希望局より受信状態の良好な代替局を探し、局が見出さ
    れなくなれば(1)に戻り、 (b)(a)で希望局より受信状態の良好な代替局が見
    出されれば、該代替局へ一方のRDSラジオ受信手段で
    受信している希望局を変更し、変更後の希望局からAF
    リストを入手したあと、 (c)該AFリストを用いて他方のRDSラジオ受信手
    段で再度代替局をサーチし、代替局が見出されないと
    き、再び、(1)に戻り、 (d)(c)における代替局のサーチで局が見出された
    ときは(a)に戻り、希望局より受信状態の良好な代替
    局を探すようにしたこと、 を特徴とするRDSラジオ受信方法。
  2. 【請求項2】 (1)、2つのアンテナに個別に接続さ
    れた2つのRDSラジオ受信手段をともに同一の希望局
    に同調させてAFリストを入手するとともに、2つのR
    DSラジオ受信手段の受信状態を比較し、より良好な方
    を選択して音声出力させ、 (2)、2つのRDSラジオ受信手段における希望局の
    受信状態がともに一定以上悪化したとき、一方のRDS
    ラジオ受信手段で希望局の受信を継続しながら他方のR
    DSラジオ受信手段でAFリストを用いて代替局をサー
    チし、代替局が見出されないとき、再び、(1)に戻
    り、 (3)、(a)(2)における代替局のサーチで局が見
    出されたときは、希望局より受信状態が良好でなけれ
    ば、局が見出される限り、代替局のサーチを繰り返して
    希望局より受信状態の良好な代替局を探し、局が見出さ
    れなくなれば(1)に戻り、 (b)(a)で希望局より受信状態の良好な代替局が見
    出されれば、該代替局へ一方のRDSラジオ受信手段で
    受信している希望局を変更し、変更後の希望局からAF
    リストを入手したあと、 (c)該AFリストを用いて他方のRDSラジオ受信手
    段で再度代替局をサーチし、代替局が見出されないと
    き、再び、(1)に戻り、 (d)(c)における代替局のサーチで局が見出された
    ときは(a)に戻り、希望局より受信状態の良好な代替
    局を探すようにしたこと、 を特徴とするRDSラジオ受信方法。
JP26367191A 1991-10-11 1991-10-11 Rdsラジオ受信方法 Withdrawn JPH05102799A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26367191A JPH05102799A (ja) 1991-10-11 1991-10-11 Rdsラジオ受信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26367191A JPH05102799A (ja) 1991-10-11 1991-10-11 Rdsラジオ受信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05102799A true JPH05102799A (ja) 1993-04-23

Family

ID=17392729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26367191A Withdrawn JPH05102799A (ja) 1991-10-11 1991-10-11 Rdsラジオ受信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05102799A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005184548A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Sony Corp デジタル放送受信装置
WO2005117276A1 (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Pioneer Corporation 受信装置
JP2006333093A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Icom Inc 無線通信装置、受信方法及びコンピュータプログラム
JP2007060624A (ja) * 2005-07-26 2007-03-08 Alpine Electronics Inc 受信装置
JP2008022085A (ja) * 2006-07-10 2008-01-31 Sanyo Electric Co Ltd 地上ディジタル放送受信装置
JP2017098814A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 アルパイン株式会社 放送受信装置及び放送受信制御方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005184548A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Sony Corp デジタル放送受信装置
WO2005117276A1 (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Pioneer Corporation 受信装置
JP2006333093A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Icom Inc 無線通信装置、受信方法及びコンピュータプログラム
JP2007060624A (ja) * 2005-07-26 2007-03-08 Alpine Electronics Inc 受信装置
JP4614906B2 (ja) * 2005-07-26 2011-01-19 アルパイン株式会社 受信装置
JP2008022085A (ja) * 2006-07-10 2008-01-31 Sanyo Electric Co Ltd 地上ディジタル放送受信装置
JP2017098814A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 アルパイン株式会社 放送受信装置及び放送受信制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2580867A2 (en) Method and apparatus for utilizing modulation based audio correlation technique for maintaining dynamic fm station list in single tuner variant and assisting alternate frequency switching methodology in single tuner and dual tuner variants
JPH05102799A (ja) Rdsラジオ受信方法
JP3279379B2 (ja) ラジオ受信機
JP3660974B2 (ja) Rds受信機及びその受信方法
JPH02213229A (ja) Rdsの自動追従方法
JP4151917B2 (ja) 移動体用受信機
EP1553712A2 (en) Receiver
JP3053984B2 (ja) デジタルデータ多重放送局の自動追従方法
JP3254377B2 (ja) 受信装置
JPH0588032U (ja) ツインチューナラジオデータシステム受信機
JP3255794B2 (ja) Fm多重放送受信機
KR20150061808A (ko) 라디오 방송 채널 자동 전환 방법
KR0175804B1 (ko) 알디에스의 자동동조 제어방법
JP2566333Y2 (ja) ラジオデータシステム受信機
JP3158138B2 (ja) ラジオ受信機
JP2001230687A (ja) 多重放送受信機
JPH03148923A (ja) ラジオ受信機の自動追従方法
JPH03188716A (ja) ラジオ受信機の自動追従方法
JPH04126403A (ja) ラジオ受信機のオートメモリ方法
JPH03126326A (ja) ラジオ受信機
JP2561379B2 (ja) Rdsラジオ受信機のシーク方法
KR20000038177A (ko) 알디에스 수신기의 수신 지역 자동 선택 방법
JP3210482B2 (ja) 代替局サーチ方法
JP2006025136A (ja) 受信装置
KR100277667B1 (ko) 시크/스캔 기능시 청취방송 유지장치 및 유지방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990107