JP2603750Y2 - ラジオ受信機 - Google Patents

ラジオ受信機

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JP2603750Y2
JP2603750Y2 JP1992050820U JP5082092U JP2603750Y2 JP 2603750 Y2 JP2603750 Y2 JP 2603750Y2 JP 1992050820 U JP1992050820 U JP 1992050820U JP 5082092 U JP5082092 U JP 5082092U JP 2603750 Y2 JP2603750 Y2 JP 2603750Y2
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博 川幡
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はラジオデータシステム
(以下、RDSと記す)中のAFリストを利用して自動
チューニングするラジオ受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】RDSはヨーロッパ放送連合技術仕様
(EBU文書3244)に示されているシステムであっ
て、このシステムの機能中に現在受信中のプログラムと
同一のプログラムの放送をしている他の放送局に周波数
が割り当てられていることをRDSデータ受信可能なラ
ジオ受信機に知らせる機能が含まれている。したがっ
て、この機能を利用して、同一プログラムの放送をして
いる他の放送局の電波の方に強い信号が得られるのであ
れば、そちらの受信にラジオ受信機の受信を切替ること
ができる。そこでラジオ受信機では、上記機能のために
送出されている代替周波数のコード(AFコードと記
す)を受けて記憶し、記憶AFコードのリスト、即ち代
替周波数リスト(AFリストと記す)のサーチ(AFサ
ーチと記す)が行われる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のラジオ受信機に
おけるAFサーチでは代替局の電界強度のみを比較し
て、電界強度の大きい放送局の放送受信に切替えるよう
に構成されている。しかしながら電界強度は大きくても
隣接妨害が大きかったりして、電界強度の大きい放送局
の放送受信を選択することによって必ずしも最良の受信
ができるという場合のみではないという問題点があっ
た。
【0004】本考案は、AFリスト内の周波数で最良の
受信(低ノイズ、低歪み)の受信可能な1局を自動的に
選択できるラジオ受信機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本校案のラジオ受信機
は、中間周波フィルタとして選択的に切替られる広帯域
中間周波フィルタと狭帯中間周波フィルタとを備え、
ラジオのデータ多重放送システムのデータに含まれる代
替周波数リスト中の代替周波数の局をサーチするサーチ
機能を有するラジオ受信機において、電界強度およびノ
イズレベル検出手段と、受信局サーチにおいて、広帯域
中間周波フィルタ選択状態において検出ノイズレベルが
第1の所定値以下のときは検出電界強度中の最大電界強
度の放送局を選択して受信局とする第1選択手段と、広
帯域中間周波フィルタ選択状態において検出ノイズレベ
ルが第1の所定値以下でないときは検出ノイズレベルが
第2の所定値以下であり、かつ検出電界強度が所定値以
上であって前記最大電界強度の次に大きい電界強度の放
送局を選択して受信局とする第2選択手段と、検出電界
強度が所定値未満のとき、または検出ノイズレベルが第
2所定値を超えているときは中間周波フィルタを狭帯域
中間周波フィルタに変更し、前記電界強度最大の放送局
を選択して受信局とする第3選択手段とを備えたことを
特徴とする。
【0006】
【作用】本考案のラジオ受信機によれば、検出ノイズレ
ベルが第1の所定値以下のレベルのときは検出電界強度
中の最大電界強度の放送局が受信局として選択される。
検出ノイズレベルが第1の所定値以下でないときは検出
ノイズレベルが第2の所定値以下であり、かつ検出電界
強度が所定値以上であって前記最大電界強度の次に大き
い電界強度の放送局が受信局として選択される。この場
合は電界強度が最大ではないが所定値以上であり聴感上
のノイズ感は劣化することがなく、かつノイズレベルも
小さいためHi−Fi特性を維持することができる。検
出電界強度が所定値未満のとき、または検出ノイズレベ
ルが第2所定値を超えているときは中間周波フィルタが
狭帯域に変更され前記電界強度最大の放送局が受信局と
して選択される。この場合は隣接妨害を受けているとし
て、中間周波帯域を狭帯域に切替え隣接妨害を除去した
状態で電界強度が最大の放送局が選択されることにな
る。
【0007】
【実施例】以下、本考案を実施例により説明する。図1
は本考案の一実施例の構成を示すブロック図であり、本
考案をラジオのデータ多重放送システムとして、ラジオ
データシステム(以下、RDSと記す)を例に説明す
る。
【0008】アンテナ1からの出力信号を受けて受信周
波数を選択増幅するフロントエンド2と、フロントエン
ド2と協働してアンテナ1からの出力信号中の受信周波
数の選択をし、かつ局部発振器として作用し受信周波数
を中間周波数に変換するPLL構成の周波数シンセサイ
ザ3と、選択的に回路に挿入される広帯域中間周波フィ
ルタ41および狭帯域中間周波フィルタ42を有する中
間周波増幅回路4と、中間周波増幅回路4の出力を復調
するFM復調回路5と、FM復調出力を受けて左右の音
声信号に分離するステレオ復調回路6を備えて、受信信
号を中間周波信号に変換してFM復調し、スレテオ復調
して再生する受信作用を行う。
【0009】さらに、中間周波増幅回路4の途中段から
の出力を受けて電界強度を検出する電界強度検出回路7
と、FM復調出力からノイズレベルを検出するノイズレ
ベル検出回路8と、FM復調出力からRDS情報を復調
しRDS情報のビットレートに同期してRDSデータを
出力するRDS復調回路9と、RAM10とを有し、電
界強度検出回路7によって検出した電界強度信号、ノイ
ズレベル検出回路8によって検出されたノイズレベル信
号およびRDS復調回路10から出力されたRDSデー
タを受けて処理し、周波数シンセサイザ3の一部を構成
する分周器の分周比を制御し、かつ中間周波増幅回路4
における広帯域中間周波フィルタ41と狭帯域中間周波
フィルタ42との切替を制御するマイクロコンピュータ
11とを備えている。
【0010】ここで、マイクロコンピュータ11はRA
M10と協働して機能的に、受信局サーチにおいて、広
帯域中間周波フィルタ41を選択し、かつ検出ノイズレ
ベルが所定値a以下のときは検出電界強度中の最大電界
強度の放送局を選択して受信局とする第1選択手段12
と、広帯域中間周波フィルタ41を選択し、検出ノイズ
レベルが所定値a以下でないときは検出ノイズレベルが
所定値b(a≧b)以下であり、かつ検出電界強度が所
定値α以上であって前記最大電界強度の次に大きい電界
強度の放送局を選択して受信局とする第2選択手段13
と、検出電界強度が所定値α未満のとき、または検出ノ
イズレベルが所定値bを超えているときは中間周波フィ
ルタを狭帯域中間周波フィルタ42に変更して前記電界
強度最大の放送局を選択して受信局とする第3選択手段
14とを備えている。
【0011】上記のように構成された本実施例における
作用を図2のフローチャートにしたがって説明する。
【0012】AFサーチが開始されると、RAM10に
格納されているAFリスト中から一のAFコードが読み
出され、読み出されたAFコードに対応する分周比に周
波数シンセサイザ3の一部を構成する分周器の分周比が
設定される(ステップS1)。ステップS1に次いでス
テーション判別によって放送局からの電波であるか否か
がチェックされ、放送局からの電波でないと判別された
ときは、放送局からの電波であると判別されるまでステ
ップS1が繰り返して実行される(ステップS2)。
【0013】ステップS2において放送局からの電波で
あると判別されたときは広帯域中間周波フィルタ41が
選択されて中間周波増幅回路4に挿入接続され(ステッ
プS3)、電界強度信号およびノイズレベル信号が読み
込まれてAFコードに対応してRAM10に格納され
(ステップS4)、次いでステップS1からステップS
3までAFリスト中の全AFコードにわたるまでステッ
プS1から実行される(ステップS5)。したがって、
AFリスト中の全AFコードにわたって実行されたとき
はRAM10に全AFコードに対応する放送局の電界強
度信号およびノイズレベル信号が各放送局に対応して格
納された状態となっている。
【0014】ステップS5において全AFコードにわた
って実行されたと判別されたとき続いて、ステップS3
においてRAM10に格納された電界強度信号が比較さ
れて電界強度最大の放送局が選択され(ステップS
6)、該選択された放送局の放送受信時におけるノイズ
レベル信号からノイズイレベルが所定値a以下か否かが
チェックされる(ステップS7)。ステップS7におい
てノイズレベルが所定値a以下であると判別されたとき
はAFサーチは終了し、ステップS6において選択され
たAFコードに対応する放送局が受信局として選択され
る。
【0015】ステップS7においてノイズレベルが所定
値a以下でないと判別されたときはステップS7に続い
て次に電界強度が大きい局が選択され(ステップS
8)、ステップS8において選択された放送局からの電
波の電界強度が所定値α以上か否かがチェックされる
(ステップS9)。
【0016】ステップS9におけるチェックにおいて電
界強度がα以上であると判別されたときは、ノイズレベ
ルが所定値b以下か否かがチェックされる(ステップS
10)。ステップS10におけるチェックにおいてノイ
ズレベルが所定値b(a≧b)以下であると判別された
ときは、AFサーチは終了して、ノイズレベルが所定値
b以下であって、電界強度が所定値α以上であり最大電
界強度の次に大きい電界強度の放送局が受信局として選
択される。
【0017】ステップS9におけるチェックにおいて電
界強度が電界強度がα以上でないと判別されたとき、ス
テップS10におけるチェックにおいてノイズレベルが
所定値α以下でないと判別されたときは、広帯域中間周
波フィルタ41から狭帯域中間周波フィルタ42に切替
えられ(ステップS11)、続いてステップS6におい
て選択された電界強度が最大の放送局が受信局として選
択され(ステップS12)、AFサーチは終了する。
【0018】上記のように(a)ノイズレベルが所定値
a以下のレベルのときは最大電界強度の放送局が選択さ
れ、(b)電界強度が最大でもノイズレベルが所定値a
以下でないときは、ノイズレベルが所定値b以下であ
り、電界強度が所定値α以上であって、かつ最大電界強
度の次に大きい電界強度の放送局が選択され、(c)電
界強度が所定値α未満のとき、またはノイズレベルが所
定値bを超えているときは、中間周波帯域を狭帯域に変
更して、電界強度最大の局が受信局として選択されるこ
とになる。
【0019】ここで、ノイズレベルが所定値a以下のレ
ベルのときは最大電界強度の局を選択する。この場合は
上記(a)に当る。次に電界強度が最大ではないが所定
値α以上であれば聴感上のノイズ感は劣化することがな
いので、イズレベルが所定値b以下であれば中間周波帯
域を広帯域のままにして電界強度が所定値α以上であり
最大電界強度の次に大きい電界強度の放送局を選択す
る。このようにすることによってHi−Fi性を維持す
ることができる。この場合は上記(b)に当る。また、
電界強度が所定値α未満のとき、またはイズレベルが所
定値bを超えているときは、その放送局の電波は隣接妨
害を受けているとして、中間周波帯域を狭帯域に切替え
隣接妨害を除去して、電界強度最大の放送局を選択す
る。この場合は上記(c)に当る。
【0020】
【考案の効果】以上説明した如く本考案によれば、受信
局サーチにおいて、ノイズレベルが第1の所定値以下の
ときは最大電界強度の局を選択し、ノイズレベルが第1
の所定値以下でないときはノイズレベルが第2の所定値
以下であり、かつ検出電界強度が所定値以上であって前
記最大電界強度の次に大きい電界強度の放送局を選択
し、検出電界強度が所定値未満のとき、または検出ノイ
ズレベルが第2所定値を超えているときは中間周波帯域
を狭帯域に変更して前記電界強度最大の放送局を選択し
て受信局とするようにしたため、最良の受信品位を確保
できる1局が選択される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本考案の一実施例の作用の説明に供するフロー
チャートである。
【符号の説明】
2 フロントエンド 3 周波数シンセサイザ 4 中間周波回路 7 電界強度検出回路 8 ノイズレベル検出回路 9 RDS復調回路 10 RAM 11 マイクロコンピュータ 12 第1選択手段 13 第2選択手段 14 第3選択手段 41 広帯域中間周波フィルタ 42 狭帯域中間周波フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03J 7/18 H03J 5/00 - 5/02 H04B 1/16

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間周波フィルタとして選択的に切替ら
    れる広帯域中間周波フィルタと狭帯中間周波フィルタ
    とを備え、ラジオのデータ多重放送システムのデータに
    含まれる代替周波数リスト中の代替周波数の局をサーチ
    するサーチ機能を有するラジオ受信機において、電界強
    度およびノイズレベル検出手段と、受信局サーチにおい
    て、広帯域中間周波フィルタ選択状態において検出ノイ
    ズレベルが第1の所定値以下のときは検出電界強度中の
    最大電界強度の放送局を選択して受信局とする第1選択
    手段と、広帯域中間周波フィルタ選択状態において検出
    ノイズレベルが第1の所定値以下でないときは検出ノイ
    ズレベルが第2の所定値以下であり、かつ検出電界強度
    が所定値以上であって前記最大電界強度の次に大きい電
    界強度の放送局を選択して受信局とする第2選択手段
    と、検出電界強度が所定値未満のとき、または検出ノイ
    ズレベルが第2所定値を超えているときは中間周波フィ
    ルタを狭帯域中間周波フィルタに変更し、前記電界強度
    最大の放送局を選択して受信局とする第3選択手段とを
    備えたことを特徴とするラジオ受信機。
JP1992050820U 1992-06-29 1992-06-29 ラジオ受信機 Expired - Fee Related JP2603750Y2 (ja)

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