JP3660740B2 - 加圧接着型両面粘着シート及び粘着剤積層装飾ボード - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、床材、幅木、壁材、天井材などの裏面に当接させた状態においては表面の粘着力がほとんど発揮されないために貼付作業時の位置調整が容易であり、接着に際しての加圧により十分な粘着物性を発現し得る加圧接着型両面粘着シート並びに該加圧接着型両面粘着シートを装飾ボードに積層してなる粘着剤積層装飾ボードに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築関係においては、建材を接合するに際して接着剤が広く用いられている。すなわち、床材、幅木、壁材、天井材などを建築現場において構造体に接合するに際し、接着剤が幅広く用いられてきている。しかしながら、接着剤を用いて建材を接合する場合には、接着剤を用意した後、接着剤を塗布し、建材を貼り合わせ、接着剤の硬化を待つという一連の作業を実施しなければならず、建材の接合に際しての作業性が低く、比較的長い時間を必要とする。
【0003】
そこで、近年、接着剤に代えて両面粘着テープを用いて幅木などの建材を構造体に接合する方法が広く普及してきている。両面粘着テープを用いた接合方法では、両面粘着テープの一方の粘着剤層面を建材に貼り合わせることにより、建材側に両面粘着テープを固定し、しかる後、両面粘着テープの他方の粘着剤層面を貼付位置すなわち建築物の構造体の表面に貼り合わせることにより建材が接合される。あるいは、建材を接合する貼付位置に予め両面粘着テープを貼付しておき、両面粘着テープの外側の粘着剤層を利用して建材を貼り合わせる方法も行われている。
【0004】
しかしながら、上記何れの方法においても、建材を建築物の構造体に両面粘着テープを用いて一旦貼り合わせた後には、貼付位置の修正が極めて困難であるという問題があった。すなわち、一旦貼付された後に、建材を再剥離したり、あるいは建材を正しい位置にずらすことは非常に困難であった。
【0005】
そこで、一旦貼付した後に再剥離を容易に行い得る方法として、以下の二通りの方法が提案されている。
第1の方法は、両面粘着テープの離型紙に背割り加工を施し、仮止め用離型紙と、本止め用離型紙を用いて貼付する方法である。この方法では、仮止め用離型紙を先ず剥離して建材を貼付位置に仮固定する。仮止め用離型紙の剥離により露出された粘着剤層部分の粘着力は十分でないため、貼付位置が目的とする位置からずれている場合には、再剥離したり、貼付位置をずらしたりすることができる。次に、位置調整後に、本止め用の離型紙を剥離し、建材を最終的に貼り合わせる。しかしながら、離型紙に背割り加工を施す方法では、上記のように作業が煩雑であり、かつ十分な再剥離性を有するように調整することは困難であった。加えて、建材の形状や寸法等に応じて、種々の形態で離型紙に背割り加工を施さねばならなかった。
【0006】
第2の方法は、両面粘着テープの粘着剤として、初期接着強度が低く、従って再剥離性を有し、経日変化により接着昂進するものを用いる方法であるが、再剥離に際し糊残りが生じたりし、かつ十分な再剥離性を与えることが困難であった。
【0007】
上記のような問題を解決するものとして、特開平7−310057号公報には、粘着剤層の少なくとも片面に固形状の非粘着性物質による凸部を形成してなる接着シートが開示されている。この接着シートでは、固形状の非粘着性物質による凸部の存在により、貼付に際し接着シートの微調整を容易に行うことができ、かつ接着時の圧接力により非粘着性物質が粘着剤の表面以下に沈み込むことにより十分な接着力を発現し得るとされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、両面粘着テープは、通常、長尺状の形態で製造され、ロールに巻き取られている。すなわち、両面粘着テープはロールに巻き取られた状態で供給されるのが普通である。
【0009】
ところが、特開平7−310057号公報に記載の接着シートでは、ロール状に巻き取ると、巻き圧により非粘着性物質よりなる凸部が粘着剤層側に押されて、均一な凸状を維持することが困難になるという問題があった。特に、ロールの芯に近い部分では、より大きな巻き圧が加わるため、甚だしき場合には、凸部が沈み込み、目的とする再剥離性が得られないことさえあった。
【0010】
本発明の目的は、貼付位置修正のための再剥離性に優れており、かつロール状に巻き取られた際の巻き圧などにより該再剥離性が損なわれ難い加圧接着型粘着シート及び該加圧接着型粘着シートを用いた粘着剤積層装飾ボードを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を達成するために成されたものであり、請求項1に記載の発明は、50%圧縮時の圧縮応力が0.6〜80kg/cm 2 のポリエチレン系独立気泡型発泡体シートの両面に粘着剤層が形成されており、且つ前記粘着剤層の弾性率は発泡体の弾性率より高く設定され、さらに少なくとも一方の粘着剤層表面に、該表面よりも突出するようにかつ粘着剤層表面を均一かつ部分的に被覆するように非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が積層されてなり、前記非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材の粘着剤層を被覆している部分の面積の粘着剤層表面全体の面積に対する割合が12〜60%の範囲であることを特徴とする加圧接着型両面粘着シートである。
【0012】
本発明の加圧接着型両面粘着シートでは、上記非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材は、請求項2に記載のように、加圧接着時に、前記ポリエチレン系独立気泡型発泡体シートの圧縮変形により、前記粘着剤層表面または該表面よりも内部にその外表面が位置し得るように構成されており、かつ接着に先立つ保存時に加圧された後に圧力が解放された場合には、前記発泡体シートの変形が回復して非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が再度非粘着層表面から突出されるように前記ポリエチレン系独立気泡型発泡体シートが構成されている。
【0013】
請求項3に記載のように、上記非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材は、例えば、ガーゼ、織布、不織布、金属メッシュ及び成形ネットの何れかにより構成し得る。
【0014】
また、本発明に係る粘着剤積層装飾ボードは、請求項4に記載のように、装飾ボードの片面に、上記非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が露出するように請求項1〜3の何れかに記載の加圧接着型両面粘着シートが積層されていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を説明する。
本発明に係る加圧接着型両面粘着シートの構成及び原理を、図1〜図5を参照して説明する。
【0016】
図1は、本発明の加圧接着型両面粘着シートの一例を示す部分切欠断面図である。加圧接着型両面粘着シート1は、発泡体シート2の両面に粘着剤層3,4を形成し、一方の粘着剤層3の表面に非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材5を積層した構造を有する。なお、非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材は他方の粘着剤層4の表面にも設けられていてもよい。
【0017】
図1に示した加圧接着型両面粘着シートの原理を説明する。
加圧接着型両面粘着シート1では、図示の状態では、粘着剤層3の表面に非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材5が突出するように積層されている。従って、加圧接着型両面粘着シート1を粘着剤層3の側から被着体表面に接触させた状態では、粘着剤層3は被着体表面に接触しない。よって、加圧接着型両面粘着シート1を被着体表面に当接させた状態で自由にその位置を調整することができる。この場合、加圧接着型両面粘着シート1は、粘着剤層4側において、予め幅木や床材などの建材に貼り合わされているのが普通であるが、被着体表面に加圧接着型両面粘着シート1を貼付した後に、粘着剤層4側に幅木や床材などの貼り合わせるべき建材を貼り合わせてもよい。
【0018】
上記のように、非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材5が存在するため、加圧接着型両面粘着シート1は、被着体表面に当接された状態で自由にその位置を調整することができ、該位置調整が終了した後に、被着体に向かって加圧接着型両面粘着シート1を加圧することにより、加圧接着型両面粘着シート1を貼付することができる。
【0019】
より詳細には、図2に示すように、加圧により、発泡体シート2が圧縮変形し、非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材5は、粘着剤層3の表面3aまたは該表面3aよりも内側に移動されることになる。他方、加圧により発生する発泡体シート2における圧縮応力が粘着剤層3の背面から粘着剤層3を被着体表面に圧接することになる。従って、非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材5が積層されている部分以外では、上記圧縮応力により粘着剤層3が被着体表面に圧接されて強固に接着することになる。
【0020】
よって、加圧接着型両面粘着シート1では、貼付位置の最終的な決定に至るまでの位置調整や再剥離を容易に行うことができ、位置調整が終了した後には加圧することにより正しい位置にかつ強固に接着させることができる。
【0021】
加えて、加圧接着型両面粘着シート1をロール等に巻回した場合に巻き圧が加えられたとしても、発泡体シートが柔軟性を有するため、非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材5が粘着剤層3内に沈み込まない。また、巻取りロールから引き出されると、巻き圧の開放により発泡体シートが元の形状に戻るので、非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材5は図1に示すように粘着剤層3の表面3aから再度突出されることになる。
【0022】
よって、本発明の加圧接着型両面粘着シート1は、巻取りロールに巻回された状態で提供することができ、その場合であっても、加圧接着型両面粘着シート1の性能が損なわれることもない。
【0023】
発泡体シート2は、50%圧縮時の圧縮応力が0.6〜80kg/cm 2 のポリエチレン系独立気泡型発泡体シートにより構成されている。すなわち、発泡体シート2は柔軟性を有するポリエチレン系独立気泡型発泡体シートにより構成されている。これは、上記原理の説明から明らかなように、加圧接着時のように加圧された際には、発泡体シート2が圧縮変形し、それによって非粘着性マスキング材5を粘着剤層3の表面もしくは表面より内側に位置させるように構成すると共に、加圧接着時には、非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材5が設けられている部分以外では粘着剤層3の背面から圧縮応力により粘着剤層3を貼付位置に圧接させるためである。
【0024】
上記発泡体シートを構成する材料としては、上記のような作用を果たすのに十分な柔軟性及び圧縮応力を発現し得るポリエチレン系独立気泡型発泡体シートを用いることができる。より具体的には、ポリエチレン系独立気泡型発泡体シートである積水化学工業社製、商品名:ソフトロン、ポリエチレンの独立気泡型発泡体シートであるハイシート社製、商品名:ハイシートなどを挙げることができる。
【0025】
また、上記50%圧縮時の圧縮応力は、1cm2 の円板状に打ち抜かれた発泡体シート試験片を積層し、厚みを約8mmとし、上方から荷重を加え、50%圧縮した際の荷重を測定することにより測定される値である。
【0026】
本発明において、50%圧縮時の圧縮応力を上記範囲としたのは、0.6kg/cm2 未満の場合には、発泡体シートの柔軟性が高くなりすぎ、発泡体シートからの応力により粘着剤層を貼付面に対して圧接する効果が十分に得られ難いからであり、80kg/cm2 を超えると、柔軟性が十分でないため、加圧したとしても、非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が粘着剤層表面よりも内側に位置させ難く、十分な粘着力を得ることができないからである。
【0027】
発泡体シートの厚みについても、本発明の作用を満たす限り、特に限定されないが、通常、0.5〜10.0mmとされる。
粘着剤層3,4については、両面粘着テープの粘着剤層を構成するのに慣用されている適宜の粘着剤を用いて構成することができる。このような粘着剤としては、アクリル酸エステル系、ポリエーテル系、ウレタン系、天然もしくは合成ゴム系などの適宜の粘着剤を挙げることができるが、なかでも、接着強度の観点から、アクリル酸エステル系粘着剤を用いることが好ましい。
【0028】
また、粘着剤層を構成する粘着剤については、ゲル分率が5〜99重量%の範囲にあるものが粘着力と凝集力の双方を満足し得るため好ましい。
また、粘着剤層は、後述のように加圧接着時に、非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材を粘着剤層表面内に位置させ得るのに十分な弾性を有するものであることが好ましい。
また、本発明の特徴である、非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が粘着剤層表面または表面よりも内側に移動すると共に、非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が積層されている部分以外の粘着剤層表面はポリエチレン系独立気泡型発泡体シートの圧縮応力により被着面に圧接されることを効果的に行うために、粘着剤層の弾性率をポリエチレン系独立気泡型発泡体シートの弾性率よりも高く設定する、つまり固いものであることが必要である。
以上から、粘着剤層の弾性率は0.05〜100kg/cm2 であり、好ましくは0.1〜80.0kg/cm2 である。
【0029】
粘着剤層3,4を構成する粘着剤は、適宜の架橋剤を用いて架橋されていてもよく、このような架橋剤としては、イソシアネート、アジリジン系架橋剤、金属錯化合物などを用いることができる。
【0030】
粘着剤層3,4の厚みは特に限定されるものではなく、かつ用途や非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材5の形態や厚みによっても異なるが、通常は、50〜100μm程度とされる。
【0031】
非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材5は、図1に示した構造では、粘着剤層3の表面を均一にかつ部分的に被覆するような形状とされている。この非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材の平面形状は、粘着剤層3の表面3aより突出されており、粘着剤層3の粘着力を発揮させない限り、適宜の形状とされる。すなわち、格子状であってもよく、円形やその他の形状の開口が分散形成されたネットや多孔性シートにより構成されていてもよい。
【0032】
例えば、図3に示すように、綿糸からなるガーゼ11、図4に示すように、正方形の開口12aが分散形成されている合成樹脂よりなるネット、図5に示すように、コーナー部分が丸められた形状の開口13aを有する合成樹脂シートよりなるネット13などを例示することができる。もっとも、非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材における開口すなわち粘着剤層を被覆しない部分の形状は正方形や正方形のコーナー部分を丸めた形状に限らず、円形等の他の任意の形状とすることができる。
【0033】
本発明では、マスキング部材として、非粘着性または微粘着性のものが用いられるが、非粘着性マスキング部材を構成する材料については、特に限定はされず、天然もしくは合成繊維、合成樹脂、金属などの任意の材料を用いることができ、より具体的には、上述した綿糸や合成樹脂繊維を編み込んだもの、ポリエチレン、ポリプロピレンもしくはポリエチレンテレフタレートなどからなるメッシュやネット、ポリエステル繊維を用いて構成された不織布、真鍮やステンレスなどの金属からなる金属メッシュなどの任意の材料からなるものを用いることができる。
【0034】
また、微粘着性マスキング部材としては、上記非粘着性マスキング部材の表面に微粘着性の粘着剤を付与したものが挙げられる。この微粘着性粘着剤としては、一般的なプロテクトテープに用いられる粘着剤が全て使用でき、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)系粘着剤、EVA/SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体)系粘着剤、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤等が挙げられ、また、その他に特殊な再剥離性粘着剤として、アクリル系微球体状粘着剤、ポリオキシプロピレン系粘着剤等も挙げられる。
【0035】
また、本発明でいう微粘着性のアクリル系粘着剤としては、例えば、ステンレス板に対する粘着力や対コンクリート粘着力が50〜600g/25mm程度であり、ガラス転移温度が−60〜−40℃、ゲル分率が70重量%以上のものが挙げられる。
【0036】
非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材は、貼付に際しての位置調整の際には粘着剤層の表面より突出していることが求められるが、加圧接着時には、粘着剤層表面及び表面よりも内側に移動されてもはやその機能を果たさないものである。従って、上記作用を果たし得る限り、非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材の厚みは薄い方が好ましく、例えば、ガーゼにより非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材を構成した場合には100μm以下、不織布で構成した場合には約30μm程度以下とされる。
【0037】
また、各種材料からなるメッシュを用いた場合、メッシュの目が細かすぎると、粘着剤が十分に突出せず接着面積を十分に確保できないことがあるため、できるだけ目の粗いメッシュ、例えば、10メッシュ以下のものを用いることが好ましい。金属メッシュでは、真鍮からなるメッシュが安価でかつ入手容易であるため好適に用いられる。
【0038】
非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材の粘着剤層を被覆している部分の面積の粘着剤層表面全体の面積に対する割合、すなわち被覆率は、12〜60%の範囲である。被覆率が12%未満の場合には、非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材を積層していたとしても加圧に先立って粘着剤層表面が被着体表面に粘着しがちとなり、加圧前の再剥離や位置調整が困難となる。逆に、被覆率が60%を超えると、最終的な接着に至るまでの位置調整は容易であるが、加圧したとしても粘着剤層表面を被着体に十分に粘着させ難くなる。
【0039】
また、非粘着性マスキング材の平面形状が、図3や図4に示したように矩形の開口をマトリクス状に配置し得るように、複数本のヤーンが縦方向及び横方向に延ばされている形状の場合には、好ましくは、ヤーンの幅は0.5〜5.0mm、ヤーンの間隔は1.0〜10.0mm、ヤーンの厚みは10μm程度とされる。これは、後述の実施例から明らかなように、ヤーンの幅、間隔及び厚みを上記特定の範囲とすることにより、十分な再剥離性及び加圧後の接着性を得ることができるからである。
【0040】
請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜3に記載の加圧接着型両面粘着シートが装飾ボードの片面に、かつ前記非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が露出するように積層されていることを特徴とする粘着剤積層装飾ボードである。上記装飾ボードとしては、特に限定されるものではなく、例えば、床材、幅木、壁材、天井材などの建材の他、車両用内装材などの種々の用途において装飾性を発揮する板状部材を用いることができる。
【0041】
作用
請求項1に記載の加圧接着型両面粘着シートでは、基材が50%圧縮時の圧縮応力が0.6〜80kg/cm2 のポリエチレン系独立気泡型発泡体シートにより構成されており、かつ少なくとも一方の粘着剤層表面に上記非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が突出するように積層されておりその被覆率が12〜60%の範囲であるため、加圧に先立つ貼付位置の調整に際しては、非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が被着面に当接するだけであり、粘着剤表面が被着面に接触しないため、自由に位置を調整することができる。
また、加圧接着型両面粘着シートを被着面に接着するに際しては、加えられる圧力により非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が粘着剤層表面または表面よりも内側に移動されると共に、発泡体シートの一面は、装飾ボードと接着されているため、非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が積層されている部分以外の粘着剤層表面は発泡体シートの圧縮応力により被着面に圧接されることになる。従って、被着面に対して容易にかつ強固に加圧接着型両面粘着シートを貼付することができる。
【0042】
また、上記加圧接着型両面粘着シートでは、基材が上記ポリエチレン系独立気泡型発泡体シートにより構成されているため、ロール等に巻回された際に巻き圧が加わったとしても、非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材は粘着剤層表面よりも内側に移動されるが、ポリエチレン系独立気泡型発泡体シートが柔軟性に富むため、該非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が粘着剤層に沈み込むことがなく、かつ巻取りロールから引き出された際には、ポリエチレン系独立気泡型発泡体シートの反発力により再度非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が粘着剤層表面に突出される。
【0043】
請求項4に記載の粘着剤積層装飾ボードでは、本発明に係る加圧接着型両面粘着シートが装飾ボードの片面に形成されているので、建材などの装飾ボードを貼付位置に当接させた状態で貼付位置を正確に調整することができ、かつしかる後加圧することにより、加圧位置に容易にかつ確実に接合することができる。
【0044】
【実施例】
以下、本発明の非限定的な実施例及び比較例を説明することにより、本発明を明らかにする。
【0045】
実施例1
先ず、離型紙として、80g上質紙の両面にポリエチレンをラミネートすることにより離型処理されたもの(サンエー化学社製、商品名:WHW80)を用意し、該離型紙の片面に粘着剤層の厚みが100μmとなるように、粘着剤(綜研化学社製、商品名:SKダイン801Bに硬化剤として日本ポリウレタン社製、商品名:コロネートL55Eを固形分比で1重量%配合したもの、「50%圧縮時の圧縮応力=20kg/cm2 」)を塗布し、100℃で2分間乾燥した。このようにして乾燥された粘着剤層を有する離型紙を2枚用意し、独立気泡型のポリエチレン系発泡体シート(積水化学工業社製、商品名:ソフトロン♯1001、厚み1.0mm、50%圧縮時の圧縮応力=1.58kg/cm2 )の両面に粘着剤を転写し、両面粘着シートを作製した。
【0046】
しかる後、一方の離型紙を剥離し、非粘着性マスキング部材として、図3の平面形状を有するガーゼを用いた。このガーゼでは、糸の太さが♯40であり、矩形の開口部は一辺の長さが2mmの正方形であり、ガーゼの厚みは約0.10mmである。
【0047】
上記非粘着性マスキング部材としてのガーゼを貼り合わせた後、さらにその上に上記と同様にして構成された離型紙を積層し、実施例1の加圧接着型両面粘着シートを得た。
【0048】
実施例2
非粘着性マスキング部材として、ガーゼに代えて、図4の平面形状を有するポリエチレン製成形ネット(積水ソフ社製、商品名:ソフNA33)を用いたことを除いては、実施例1と同様にして加圧接着型両面粘着シートを作製した。なお、上記ポリエチレン製成形ネットにおける矩形の開口部は、一辺の長さ7mmの正方形であり、開口に挟まれている縦方向及び横方向に延ばされている部分の幅は2mmであり、厚みは0.03mmである。
【0049】
実施例3
非粘着性マスキング部材として、ガーゼに代えて、図5の平面形状を有するウレタン発泡シートよりなる厚み1mmの非粘着性マスキング部材(イノアックコーポレーション社製、SDフォーム)を用いたことを除いては、実施例1と同様にして、実施例3の加圧接着型両面粘着シートを作製した。
【0050】
なお、上記ウレタン発泡シートよりなる非粘着性マスキング部材における略矩形の開口部の一辺の長さは約10mmであり、矩形の開口で挟まれた縦方向及び横方向に延びる部分の幅は5mmである。
【0051】
実施例4
実施例1でガーゼを積層した後に、ガーゼの表面に、積水化学工業社製、スプレー糊ZERO(ストロング)を噴霧し、マスキング部材を微粘着性とし、その他は実施例1と同様にして実施例4の加圧接着型両面粘着シートを作製した。
【0052】
実施例5
実施例2において、ポリエチレン製成形ネットの表面に、積水化学工業社製、スプレー糊ZERO(ストロング)を噴霧し、マスキング部材を微粘着性としたことを除いては、実施例2と同様にして加圧接着型両面粘着シートを作製した。
【0053】
実施例6
実施例3において、非粘着性マスキング部材としてのウレタン発泡シートの表面に、さらに積水化学工業社製、スプレー糊ZERO(ストロング)を噴霧し、マスキング部材を微粘着性としたことを除いては、実施例3と同様にして、加圧接着型両面粘着シートを作製した。
【0054】
比較例1
非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材を積層しなかったことを除いては、実施例1と同様にして加圧接着型両面粘着シートを作製し、比較例1の加圧接着型両面粘着シートとした。
【0055】
実施例1〜6及び比較例1の評価
(1)ステンレス板初期接着力……ステンレス板上に実施例1〜6の加圧接着型両面粘着シートをマスキング部材が積層されている側(表面側)から積層し、200gのローラーを1往復して圧着し、しかる後、粘着シートを剥離する際の力を測定することによりステンレス板に対する初期接着力を測定した。また、実施例1〜6の加圧接着型両面粘着シートについては、反対側の粘着剤層側(裏面側)についても、同様にしてステンレス板に対する初期接着力を測定した。比較例1においても、同様にして初期接着力を測定した。
【0056】
(2)ステンレス板に対する加圧後の接着力……ステンレス板の表面に、実施例1〜6の加圧接着型両面粘着シートを、マスキング部材が積層されている側(表面側)から重ね、2kgのローラーを1往復させることにより圧着し、しかる後、加圧後の接着力を測定した。また、実施例1〜6の加圧接着型両面粘着シートについては、マスキング部材の積層されていない反対側の粘着剤層側(裏面側)についても、同様にして加圧後の接着力を測定した。比較例1では、マスキング部材が設けられていない粘着剤層のうち一方または他方からシートを貼付し、同様にして加圧後の接着力を測定した。
【0057】
(3)割裂強度……図6(a),(b)に示すように、厚み5mmのJAS2級のラワン材を70×100mmの寸法に切断したボード21の下面に、非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が積層されていない側の粘着剤層から上記加圧接着型両面粘着シートを貼り付け、さらに2次被着体としての石膏ボード22の上面にマスキング部材が積層されている側の粘着剤層側から重ね、1kg荷重または5kg荷重を加え20分間圧着し、しかる後図6(b)に示すようにボード21を矢印A方向に引っ張りあげることにより加圧接着型両面粘着シートの割裂強度を測定した。
【0058】
(4)貼り直し性……上記割裂強度試験の1kg荷重時及び5kg荷重時において、石膏ボードの表層部の紙むしりの有無を目視により評価した。紙むしりが存在しなかった場合については○印を、紙むしりが発生していた場合については×印を付した。
【0059】
上記評価結果を、粘着シート全体の厚みと共に、下記の表1及び表2に示す。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
表2から明らかなように、比較例1では、マスキング部材を用いていなかったため、初期接着力が非常に高く、また上記割裂強度を評価した際に石膏ボード表面に紙むしりが見られ、従って貼り直し性が十分でないこともわかる。
【0063】
(実施例7,8及び比較例2,3)
実施例7,8においては、加圧接着型両面粘着シートをロール状に巻き取った際の巻き圧による影響を評価した。
【0064】
実施例7
離型紙に、実施例1で用いた粘着剤を粘着剤層の厚みが75μmとなるように塗布し、100℃で2分間乾燥した。次に、基材として、実施例1で用いた積水化学工業社製、ソフトロン♯1001(50%圧縮時の応力=1.58kg/cm2 )を用意し、実施例1と同様にして該基材の両面に乾燥された上記粘着剤層を転写して両面粘着テープを作製した。次に、上記粘着テープの一方の粘着剤層上に、非粘着性マスキング部材として、秤量20g/m2 、厚み0.10mm、6mm×6mmの寸法のガーゼを積層し、実施例7の加圧接着型両面粘着シートとした。
【0065】
実施例8
非粘着性マスキング部材をガーゼに代えて、積水ソフ社製、商品名:ソフNA33(厚み0.03mm、矩形の開口が7mmの割合で形成されているポリエチレンからなるネット)を用いたことを除いては、実施例7と同様にして加圧接着型両面粘着シートを作製した。
【0066】
比較例2
基材として、ソフトロン♯1001に代えて、日本紙業社製、不織布SPC(14g/m2 、50%圧縮時応力=100kg/cm2 )を用いたことを除いては、実施例7と同様にして加圧接着型両面粘着シートを作製した。
【0067】
比較例3
基材として日本紙業社製、不織布SPC(秤量14g/m2 、50%圧縮時応力=100kg/cm2 )を用いたことを除いては、実施例8と同様にして加圧接着型両面粘着シートを作製した。
上記実施例7,8及び比較例2,3の加圧接着型両面粘着シートは、作製後にロールに巻き取り、かつ23℃及び相対湿度65%で1週間熟成した。
【0068】
実施例7,8及び比較例2,3の評価
上記のようにして熟成された加圧接着型両面粘着シートをロールから引き出し、実施例1と同様に、(1)ステンレス板初期接着力、(2)ステンレス板に対する加圧後の接着力、(3)割裂強度を評価した。
【0069】
なお、巻取りロールの外側部分と巻き芯近傍部分との差異を確かめるために、実施例7,8及び比較例2,3の加圧接着型両面粘着シートのそれぞれにおいて、巻取りロール表層部のサンプルと、巻き芯側サンプルとにつき上記評価を行った。結果を下記の表3及び表4に示す。なお、表3が、巻取りロールの表層側のサンプルについての評価結果を示し、表4が巻芯側のサンプルについての評価結果を示す。
【0070】
また、上記実施例7,8及び比較例2,3の加圧接着型両面粘着シートについて、位置修正機能を、以下の要領で評価した。
位置修正機能評価……(3)の割裂強度評価に際して作製したJAS2級ラワン材よりなるボード21と両面粘着テープとの貼り合わせ品を、マスキング部材が積層されている側からガラス板上に置き水平方向に手でずらせ得るか否かを評価した。下記の表3及び表4に評価結果を示す。表3及び表4においては、手でずらせる場合については○印、ずらせない場合については×印を付した。
【0071】
【表3】
【0072】
【表4】
【0073】
表3及び表4から明らかなように、実施例7及び8では初期接着力が低く、十分に位置調整が可能なものであり、加圧後の接着強度は1300g/25mm以上と十分なものであり、更に加圧後の割裂強度も十分なものとなっている。
【0074】
これに対して比較例2及び3では、初期接着力は低く、十分に位置修正が可能なものであるが、加圧後の接着強度及び割裂強度は不十分なものであった。
実施例9〜11及び比較例4〜7
本発明の加圧接着型両面粘着シート等において、非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材における被覆率が、再剥離性にどのように影響するかを確かめた。
【0075】
表5に記載の各種形状を有するポリエチレン製成形ネット(積水ソフ社製)を用いたこと以外は、実施例2と同様にして加圧接着型両面粘着シートを得た。
再剥離性の評価は、以下の要領で行った。
【0076】
(1)再剥離性評価……実施例1〜6と同様の方法で1kg荷重を加えた場合の割裂強度を測定した。
◎:1kg未満
○:1kg以上3kg未満
△:3kg以上5kg未満
×:5kg以上
【0077】
(2)加圧後の接着性評価……実施例1〜6と同様の方法で5kg荷重を加えた場合の割裂強度を測定した。
◎:15kg以上
○:10kg以上15kg未満
△:5kg以上10kg未満
×:5kg未満
【0078】
【表5】
【0079】
表5から明らかなように、粘着剤表面の被覆率を12%未満とすることで初期圧着による再剥離性が十分得られなくなり、60%を超えると加圧後の接着性が十分に得られなくなる。このため、被覆率12〜60%とすることで、初期圧着による再剥離性と、加圧後の接着性との双方を高度に保持している加圧接着型両面粘着シートを得ることができる。
【0080】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載の発明では、50%圧縮時の圧縮応力が上記特定の範囲にあるポリエチレン系独立気泡型発泡体シートの両面に粘着剤層が積層されており、かつ少なくとも一方の粘着剤層に該粘着剤層の表面より突出するように非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が積層されてておりその被覆率が12〜60%の範囲であるため、被着体への適用に際しては、先ず非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が当接し、粘着剤層の粘着力が発揮されない。従って、被着体に当接させた状態で加圧接着型両面粘着シートの位置を自由に修正することができ、かつ再剥離も容易である。さらに、位置調整後の加圧接着に際しては、加えられる圧力によりポリエチレン系独立気泡型発泡体シートが圧縮され、該圧縮に伴う応力により、粘着剤層が被着面に圧接され、かつ非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が粘着剤層表面または表面よりも内側に位置することになるため、加圧接着型両面粘着シートが被着体に強固に粘着される。
【0081】
加えて、本発明の加圧接着型両面粘着シートでは、上記のようにポリエチレン系独立気泡型発泡体シートを用いているため、例えば、巻取りロールに巻き取った状態で保管しておいたとしても、巻取りロールから引き出した際にポリエチレン系独立気泡型発泡体シートの反発力により非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が確実に粘着剤表面に突出される。よって、再剥離性及び被着体に対する加圧接着性を発揮し得る加圧接着型両面粘着シートを巻取りロールの形態で提供することが可能となる。
【0082】
請求項4に記載の発明では、上記加圧接着型両面粘着シートが装飾ボードの片面に予め積層されているため、該加圧接着型両面粘着シートが積層された装飾ボードを、例えば建築物の構造体に正確な位置にかつ確実に貼付することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加圧接着型両面粘着シートを説明するための部分切欠断面図。
【図2】本発明の加圧接着型両面粘着シートを被着体に加圧接着した場合の粘着シートの変形状態を説明するための部分切欠断面図。
【図3】非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材の一例を説明するための平面図。
【図4】非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材の他の例を説明するための平面図。
【図5】非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材のさらに他の例を説明するための平面図。
【図6】(a)及び(b)は、実施例において、割裂接着力を評価するための試験方法を説明するための斜視図及び側面図。
【符号の説明】
1…加圧接着型両面粘着シート
2…発泡体シート
3,4…粘着剤層
5…非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材
Claims (4)
- 50%圧縮時の圧縮応力が0.6〜80kg/cm 2 のポリエチレン系独立気泡型発泡体シートの両面に粘着剤層が形成されており、
且つ前記粘着剤層の弾性率は発泡体の弾性率より高く設定され、
さらに少なくとも一方の粘着剤層表面に、該表面よりも突出するようにかつ粘着剤層表面を部分的に被覆するように非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が積層されてなり、前記非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材の粘着剤層を被覆している部分の面積の粘着剤層表面全体の面積に対する割合が12〜60%の範囲であることを特徴とする加圧接着型両面粘着シート。 - 加圧接着時には、前記ポリエチレン系独立気泡型発泡体シートの圧縮変形により、前記非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が前記粘着剤層表面または該表面よりも内部にその外表面が位置し得るように構成されており、
かつ接着に先立って加圧された後に圧力が解放された場合には、前記ポリエチレン系独立気泡型発泡体シートの変形が回復して非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が再度非粘着層表面から突出されるように前記ポリエチレン系独立気泡型発泡体シートが構成されている請求項1に記載の加圧接着型両面粘着シート。 - 前記非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が、ガーゼ、不織布、織布、金属メッシュ、及び成形ネットからなる群から選択した材料により構成されている請求項1または2に記載の加圧接着型両面粘着シート。
- 装飾ボードの片面に前記非粘着性もしくは微粘着性マスキング部材が外側に露出するように、請求項1〜3の何れかに記載の加圧接着型両面粘着シートが積層されていることを特徴とする粘着剤積層装飾ボード。
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