JPH1121520A - 加圧接着型両面粘着テープ - Google Patents

加圧接着型両面粘着テープ

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JPH1121520A
JPH1121520A JP17695997A JP17695997A JPH1121520A JP H1121520 A JPH1121520 A JP H1121520A JP 17695997 A JP17695997 A JP 17695997A JP 17695997 A JP17695997 A JP 17695997A JP H1121520 A JPH1121520 A JP H1121520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
sensitive adhesive
double
sensitive
tape
Prior art date
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Pending
Application number
JP17695997A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Yamano
浩市 山野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離紙を使わずに巻重体としたり重ねたりす
ることができ、貼り付け位置の修正が可能な加圧接着型
両面粘着テープを提供する。 【解決手段】 片面が剥離性を有するシート体に多数の
開口部11が打ち抜き加工により形成されてなる被覆材
1の接着性面12が両面粘着テープの一方の粘着面3に
積層されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床材、壁材、家具
などの被着体に他の材料を貼り付ける際に、被着体に当
接した状態では粘着性が殆ど現れないので貼付作業時の
位置調整が容易であり、被着体に対して押しつけると充
分な粘着力を発現し得る加圧接着型両面粘着テープに関
する。
【0002】
【従来の技術】幅木などの建材を両面粘着テープを用い
て構造体に接着する方法が広く普及している。この方法
では両面粘着テープの一方の粘着剤面を建材に貼り付
け、他方の粘着剤面を構造体に貼り付ける。或いは構造
体に両面粘着テープを貼り付けてから建材を貼り付ける
ことが行われる。
【0003】しかし上記いずれの場合でも、建材を構造
体に一旦貼り付けた後は貼り付け位置を修正することは
非常に困難であった。そこで、一旦貼り付けた後で位置
修正を可能とするために、発泡体シートを基材とする両
面粘着テープの粘着剤層面に、ネット状のマスキング材
で粘着剤層を部分的に被覆することにより粘着性の発現
を抑え、加圧により被覆されない粘着剤層がマスキング
材のネットの隙間から押し出されて粘着力を発現させる
ようにした加圧接着型粘着シート(特願平8−3946
7号)が提案されている。
【0004】また、シート状接着剤の片面に、粒子状、
繊維状の非粘着性物質を分散させることにより粘着性の
発現を抑え、加圧によりこの非粘着性物質を粘着剤の表
面以下に埋め込んで粘着力を発現させる接着シート(特
開平7−310057号公報)が知られている。
【0005】上記特願平8−039467号、また、特
開平7−310057号公報に記載のものによると、貼
り付け位置を調整した後に粘着力を発現させることは可
能である。しかしながら、上記マスキング材や非粘着性
物質の表裏は粘着剤に対して同じ接着性を有するもので
あるから、使用前の製品としてこれらの両面粘着テープ
をロール状の巻重体としたり、シート状として重ねたり
すると、使用の際に巻重体から展開し、或いは重ねたシ
ート状のものを剥がしたとき、マスキング材や非粘着性
物質が両面粘着テープの背面の粘着剤層に接着し、背面
に移されてしまうことがある。
【0006】従って、巻重体としたり重ねたりするため
にはこの上に剥離紙を積層するこが必要である。しか
し、粘着剤層面に剥離紙を積層すると、使用時に剥離さ
れた剥離紙は作業現場でごみとなり廃棄処理が必要であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解消し、剥離紙を使わずに巻重体としたり重ねたりす
ることができ、貼り付け位置の修正が可能な加圧接着型
両面粘着テープを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の加圧接着型両面
粘着テープは、片面が剥離性を有するシート体に多数の
開口部が打ち抜き加工により形成されてなる被覆材の他
面が両面粘着テープの一方の粘着面に積層されてなるこ
とを特徴とするものである。
【0009】本発明における両面粘着テープは従来から
用いられているものである。その基材としては、不織
布、和紙、合成樹脂発泡体、合成樹脂フィルム等が用い
られるが、クッション性を有する合成樹脂発泡体が特に
好ましい。粘着剤としてはゴム系、アクリル系、ウレタ
ン系等、従来から両面粘着テープとして使用されていた
種々のものを用いることができる。
【0010】両面粘着テープの一方の粘着面に積層され
る被覆材は、その材料として紙、合成樹脂フィルム、金
属箔、合成樹脂発泡体等のシート体が挙げられる。該被
覆材の片面は剥離性を有するものであり、例えばフッ素
系樹脂のようなそれ自体が粘着剤層に対してすぐれた剥
離性を有するものであれば表面を剥離処理しなくてもよ
いが、粘着剤層に対して剥離性がないか、剥離性に乏し
いものの場合は剥離処理を行う必要がある。
【0011】剥離処理としては通常の剥離紙になされて
いるようなシリコーン処理などがよい。この剥離性面は
両面粘着テープの粘着面に接しない側にして積層され
る。シート体の他面は粘着面に対して剥離性がなく粘着
面に強く接着される。
【0012】上記シート体の全面には打ち抜き加工によ
り多数の開口部が形成されて被覆材とされる。開口部以
外の部分は粘着剤層を被覆するが、被覆される部分の面
積比即ち被覆率は30〜70%が好ましい。70%を超
えると加圧しても粘着力が不足して接着した建材が脱落
することがあり、30%よりも少ないと露出する粘着剤
層の面積が多すぎて位置修正や貼り直しが困難となる。
【0013】上記多数の開口部とは、例えば、格子状、
千鳥状、縞状等に打ち抜かれた貫通孔であり、貫通孔の
形状は正方形、長方形、円形等任意に選ぶことができ
る。これらの開口部は打ち抜き加工によって容易に形成
することができる。
【0014】上記被覆材の厚みは厚いほど粘着面と被着
体とを隔離して位置修正し易いので好ましいが、両面粘
着テープの厚みよりも薄いものが使用される。両面粘着
テープの厚みよりも厚いと、加圧して被覆材を粘着面及
び両面粘着テープ基材に押し込み、その際に被覆材の開
口部から外へ押し出された粘着剤が被着体である構造体
に接着されないからである。
【0015】(作用)被覆材の接着性面が両面粘着テー
プの一方の粘着面に積層され、剥離性面が外側に配置さ
れるので、剥離紙を用いずともこの両面粘着テープを巻
重体としたり重ねたりしても背面の粘着面と剥離性面と
は接着せず、容易に展開できる。被覆材が積層されてい
ない粘着面を建材等に接着し、被覆材が積層された面を
構造体に弱い圧接力で押し当てた状態では殆ど粘着性が
現れず、容易に貼り付け位置の修正ができる。建材4を
構造体5に強く押し付けると被覆材の開口部から粘着面
が押し出され、構造体に強く接着される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を説明す
る。
【実施例】剥離処理した工程紙にアクリル系粘着剤(綜
研化学社製,商品名「SK−801B」に硬化剤(日本
ポリウレタン社製,商品名「コロネートL−55E」)
を1%配合したもの)を塗布し、100℃で2分間乾燥
して形成した厚み75μmの粘着剤層を表1に示す基材
の両面に転写して両面粘着テープを作製した。尚、一方
の粘着剤層面には剥離紙を積層した。
【0017】被覆材として次のものを準備した。 被覆材A:上質紙の両面がポリエチレンラミネートさ
れ、その片面がシリコ−ン処理されたもの(カイト化学
社製,商品名「SLK−50D」,厚み50μm) 被覆材B:クルパック加工紙(73g/m2 )の両面が
ポリエチレンラミネートされ、その片面がシリコーン処
理されたもの(カイト化学社製,商品名「SLK−73
D」,厚み120μm) 上記被覆材A、Bに図3に示す正方形のパターンを各寸
法で打ち抜き加工して開口部11を形成し、被覆率が2
5%、30%、50%、80%である4種類のものを作
製した。図3においてa、bの寸法と被覆率との関係は
表1のとおりとした。
【0018】
【表1】
【0019】基材は次のものを使用した。 基材a:不織布(日本紙業社製) 基材b:発泡ポリエチレン(積水化学工業社製,商品名
「ソフトロン#1001」)
【0020】(実施例1〜6、比較例1〜10)図1、
図2は本発明の両面粘着テープ10の実施例を示す断面
図である。図1において、上記各被覆率を有する被覆材
1と基材2を用いた両面粘着テープとを表1に示すよう
に組み合わせて、被覆材1の接着面12を露出した粘着
剤層3に積層した。被覆材が積層されていない粘着面3
1を建材4に接着し、これを構造体5に弱い圧接力で押
し当てた状態であり、このときは殆ど粘着性が現れず、
容易に貼り付け位置の修正ができる。図2は建材4が構
造体5に強く押し付けられ、被覆材3の開口部11から
粘着面3が押し出され、構造体5に強く接着された状態
である。上記のそれぞれにつき以下の方法で剥離性、割
裂接着力を測定してその結果を表2にまとめた。 1)剥離性 被覆材を積層した各両面粘着テープをそれぞれ10枚ず
つ重ね合わせ、5cm×30cmの長方形に切断し、こ
の両面から厚み3mmのベークライト板で挟み、片面か
ら300gの荷重をかけて23℃で1週間放置した後、
180度剥離したときの剥離力を測定した。
【0021】2)割裂接着力A 図4に示すように50mm×70mmの大きさのステン
レス板6(厚み2mm)の下面に、両面粘着テープ10
を剥離紙を剥がして被覆材のない面を接着し、ステンレ
ス板6と石膏ボード7の重なりが50mm×50mmと
なるように被覆材が積層された面を石膏ボード7の上面
に重ね、圧着ロールで2kgの荷重をかけながら1往復
させた。その後、図5に示すようにステンレス板6の端
部を矢印P方向へ20cm/分の速度で引張り上げたと
きの割裂強度を測定し、これを割裂接着力Aとした。
【0022】3)割裂接着力B 圧着ロールによる荷重を5kgとして1往復させた以外
は上記2)と同様にして割裂強度を測定し、これを割裂
接着力Bとした。
【0023】
【表2】
【0024】
【発明の効果】本発明の両面粘着テープは以上の構成で
あるから、剥離紙を用いずにこの両面粘着テープをロー
ル状の巻重体としても容易に展開できる。また、大きな
荷重をかけずに重ねたりしても背面の粘着面と剥離性面
とは接着せず、貼り付け位置の修正が可能であり、強く
加圧することにより充分な接着力で接着させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明両面粘着テープの実施例で仮接着した状
態を示す断面図。
【図2】本発明両面粘着テープの実施例で接着した状態
を示す断面図。
【図3】被覆材の実施例を示す平面図。
【図4】割裂接着力を測定する状態を示す斜視図。
【図5】割裂接着力を測定する状態を示す側面図。
【符号の説明】
1 :被覆材 2 :基材 3,31:粘着面 4 :建材 5 :構造体 6 :ステンレス板 7 :石膏ボード 10:両面粘着テープ 11:開口部 12:接着面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面が剥離性を有するシート体に多数の
    開口部が打ち抜き加工により形成されてなる被覆材の他
    面が両面粘着テープの一方の粘着面に積層されてなるこ
    とを特徴とする加圧接着型両面粘着テープ。
JP17695997A 1997-07-02 1997-07-02 加圧接着型両面粘着テープ Pending JPH1121520A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17695997A JPH1121520A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 加圧接着型両面粘着テープ

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JP17695997A JPH1121520A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 加圧接着型両面粘着テープ

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JPH1121520A true JPH1121520A (ja) 1999-01-26

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ID=16022716

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JP17695997A Pending JPH1121520A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 加圧接着型両面粘着テープ

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