JP3651254B2 - コネクタ - Google Patents

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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
図22には、特開平2−148583号に開示されたコネクタを示した。このコネクタには、図示しない圧接端子金具を高さ方向に三段、組み込み可能なアウタ部材101が備えられている。このアウタ部材101には、上段の端子金具を組み込むためのスペースが予め一体に形成され、中段のものと下段のものとは別体のインナ部材102として別途用意され、それぞれアウタ部材101に組み込み可能となっている。アウタ部材101の前部には角柱状の組付部104が形成されており、上段の端子金具を収容する部分は端子収容部103となって左右方向へ4列に仕切られながら上方へ開口して形成されている。このように、端子収容部を上方へ開口させるのは、内部に収容される圧接端子金具の圧接刃部分を露出させ、被覆電線を端子収容部103内において端子金具に圧接させるためである。また、両インナ部材102の後半部も同様な構造の端子収容部103となって、アウタ部材101に組み付けたときにそれぞれ整合するようになっている。さらに、組付部104の側壁には、両インナ部材102に対する係合孔106がそれぞれ前後に二箇所ずつ貫通して設けられている。
【0003】
一方、両インナ部材102の側面において、前方には両係合孔106に係合可能な係止突部107が突設され、後側の係合孔106に係合しているときには図16に示すように、端子収容部103が段違いの状態で突出するようにし、前側の係合孔106に係合しているときには端子収容部103同士が整合するようになる。
また、このコネクタには、これら両部材101,102の他に、ロック突部108に係合して、両部材101,102間を連結保持しかつ上段の端子収容部103を覆い隠すためのロック部材105が備えられている。ロック部材105には、ロック孔部109が設けられており、両部材102のロック突部108に嵌まり込むことができる。
【0004】
このように構成されたコネクタを組付けるには、まず、各端子収容部103に端子金具を収容した後に、インナ部材102を組付部104に挿入することで、係合孔106と係止突部107とを係合させる。こうして、インナ部材102の前側における前後上下方向の位置決めがなされる。
次に、アウタ部材101の上方からロック部材105を組付けることにより、ロック孔部109とロック突部108とを嵌合させる。こうして、両部材101,102間の連結力が強化されるとともに、インナ部材102の後側における前後上下方向の位置決めがなされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のコネクタでは中段と下段のインナ部材102がこれら自体に相互を直接につなぎ止めるものがなく、これらに対する特に後ろ半分の連結力はロック部材105に専ら依存している。しかし、上記のコネクタではインナ部材102は外部に露出した状態にあるため、外力を受けやすく、そのような場合にはインナ部材102同士の位置ずれを生じ、キャビティのピッチずれの問題を生じたり、意図しない状況においてロック部材105の外れの問題が生じ得る。
また、上記の問題を解決し得るコネクタにおいても、メンテナンス等のためには、インナ部材とアウタ部材とを解離させる必要が生じることがある。そのような解離操作を行い易くしておくことは、コネクタの取扱い性を向上させるために必要である。
【0006】
本発明は、上記した諸事情に鑑みてなされたもので、その目的は、インナ部材とアウタ部材とのロックが意図しない状況において解除されることが回避され、インナ部材相互間及びインナ部材とアウタ部材とのがた付きを規制できると共に、一旦組付けが完了したものの解離操作を円滑に行えるコネクタを提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための請求項1の発明に係るコネクタは、被覆電線を押し入れることによりその被覆部分へ切り込んで前記被覆の内部にある芯線部分と電気的に接続する圧接部を備えた端子金具と、前記圧接部のうち前記被覆電線を押し入れる側を開放した状態で前記端子金具を収容可能とする端子収容部を備えかつ複数段に積み上げた状態で相互に連結可能なインナ部材と、この連結状態にある各インナ部材を組み込み可能なアウタ部材とを備えたコネクタであって、前記アウタ部材には、前記連結状態にあるインナ部材を収容可能でかつこのインナ部材を抜け止めするロック手段を備えたインナ収容部が連設され、かつ、前記インナ収容部の入り口側は前記連結状態にあるインナ部材に対し所定のクリアランスが保有されるように形成される一方、このインナ収容部の奥部内面には前記クリアランスを埋めつつ連結状態にあるインナ部材を前記ロック手段側へ誘導するリブが形成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものであって、前記ロック手段は、前記連結状態にあるインナ部材と前記アウタ部材のインナ収容部との対向面のいずれか一方に設けられた係止突部と、反対側の対向面に切り込みを入れることによって前記係止突部の全幅より僅かに幅広に形成され前記インナ部材の挿入に従って押し上げ方向に撓み変形しインナ部材が正規位置まで挿入されたときに復帰して前記係止突部と弾性的に係合する弾性片とよりなるとともに、前記係止突部の側縁コーナ部には、前記弾性片が前記係止突部による押し上げに伴って中央部が盛り上がる湾曲状に撓み変形したときに、弾性片の両端部側との干渉を避けるための逃がし部が形成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、被覆電線を押し入れることによりその被覆部分へ切り込んで前記被覆の内部にある芯線部分と電気的に接続する圧接部を備えた端子金具と、前記圧接部のうち前記被覆電線を押し入れる側を開放した状態で前記端子金具を収容可能とする端子収容部を備えかつ複数段に積み上げた状態で相互に連結可能なインナ部材と、この連結状態にある各インナ部材を組み込み可能なアウタ部材とを備えたコネクタであって、前記アウタ部材には、前記連結状態にあるインナ部材を収容可能でかつこのインナ部材を抜け止めするロック手段を備えたインナ収容部が連設され、かつ前記インナ収容部の前方には、相手側コネクタを嵌合するためのフード部が連設されるとともに、前記インナ収容部はこのフード部よりも薄肉に形成されかつ前記弾性片はこの薄肉化されたインナ収容部に形成されるとともに、前記弾性片の外側には弾性片より外側部位の撓みを規制するための厚肉部が形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は、被覆電線を押し入れることによりその被覆部分へ切り込んで前記被覆の内部にある芯線部分と電気的に接続する圧接部を備えた端子金具と、前記圧接部のうち前記被覆電線を押し入れる側を開放した状態で前記端子金具を収容可能とする端子収容部を備えかつ複数段に積み上げた状態で相互に連結可能なインナ部材と、この連結状態にある各インナ部材を組み込み可能なアウタ部材とを備えたコネクタであって、前記アウタ部材には、前記連結状態にあるインナ部材を収容可能でかつこのインナ部材を抜け止めするロック手段を備えたインナ収容部が連設され、かつ前記ロック手段は、前記連結状態にあるインナ部材の外面に設けられた係止突部と、前記アウタ部材におけるインナ収容部の外壁の一部にスリットが略U字状に切り込まれることで撓み変形可能に形成された弾性片とよりなるとともに、この弾性片は、前記連結された状態のインナ部材がインナ収容部に挿入される途中では前記係止突部の当接によって外側に撓み変形し、正規位置まで挿入されると前記スリット内に復帰変形して、前記係止突部と係合することにより前記インナ部材とアウタ部材とを抜止め保持するようになっており、
前記係止突部の中央部には、前記弾性片を持ち上げて係止突部と前記弾性片との係合を解除するための治具を挿入可能とする係合解除用凹部が設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は、請求項4記載のものにおいて、前記インナ収容部の前方には、相手側コネクタを嵌合するためのフード部が連設されるとともに、このフード部は前記弾性片が設けられている面から立ち上がり状に張り出す部分を有し、かつこの張り出した部分の内側には相手側コネクタとの嵌合状態をロックするためのロック部が配されており、前記フード部の張り出し部分には、前記治具を利用して前記弾性片の持ち上げ操作を行う場合に、この治具を位置決めして支点位置とする治具案内部が設けられていることを特徴とする。
【0012】
請求項6の発明は、被覆電線を押し入れることによりその被覆部分へ切り込んで前記被覆の内部にある芯線部分と電気的に接続する圧接部を備えた端子金具と、前記圧接部のうち前記被覆電線を押し入れる側を開放した状態で前記端子金具を収容可能とする端子収容部を備えかつ複数段に積み上げた状態で相互に連結可能なインナ部材と、この連結状態にある各インナ部材を組み込み可能なアウタ部材とを備えたコネクタであって、前記アウタ部材には、前記連結状態にあるインナ部材を収容可能でかつこのインナ部材を抜け止めするロック手段を備えたインナ収容部が連設され、かつ前記インナ部材における前記リブと当接する側の面であって、前記インナ部材が前記インナ収容部に収容されたときに、前記インナ収容部の入り口側に位置する部分は、前記インナ収容部の奥側に位置する部分よりも前記インナ収容部の壁面側に張り出す張出部が設けられることで、前記インナ収容部の入り口側のクリアランスを埋めるようになっていることを特徴とする。
【0013】
請求項7の発明は、被覆電線を押し入れることによりその被覆部分へ切り込んで前記被覆の内部にある芯線部分と電気的に接続する圧接部を備えた端子金具と、前記圧接部のうち前記被覆電線を押し入れる側を開放した状態で前記端子金具を収容可能とする端子収容部を備えかつ複数段に積み上げた状態で相互に連結可能なインナ部材と、この連結状態にある各インナ部材を組み込み可能なアウタ部材とを備えたコネクタであって、前記アウタ部材には、前記連結状態にあるインナ部材を収容可能でかつこのインナ部材を抜け止めするロック手段を備えたインナ収容部が連設され、かつ前記インナ収容部の前方には、相手側コネクタを嵌合するためのフード部が連設されるとともに、前記インナ収容部と前記フード部との連結部分の内面側には、前記インナ部材が前記インナ収容部に収容されたときに前記インナ部材における相手側コネクタとの前端面周りに形成された段差部を当接させることで、前記前端面部分を前記フード部内に臨ませた状態で前記インナ部材の前方への移動を規制する当接壁が突設されており、
また、前記ロック手段は、前記インナ部材の前記インナ収容部への組み込み・抜き取り方向と同一方向の所定ストロークのクリアランスが設定されていて、
前記インナ部材が前記ロック手段により前記インナ収容部に抜止めされた状態で、前記インナ部材が前記インナ収容部に対し最も深い押し込み位置にあるときには、前記インナ部材の前面が前記フード部の内側に進入する一方、最も浅い押し込み位置にあるときには、前記インナ部材の前面と前記当接壁とが面一となることを特徴とする。
【0015】
【発明の作用および効果】
請求項1の発明によれば、分割されたインナ部材を相互に連結し、このインナ部材をアウタ部材のインナ収容部に収容すれば、ロック手段によりインナ部材が抜止めされてコネクタの組付けが完了する。このように、インナ部材をアウタ部材で覆う構造としたため、インナ部材に対する連結状況が確実なものとなる。また、インナ収容部にはクリアランスが設けられているため、連結状態にあるインナ部材をインナ収容部に収容するときには、容易に挿入することができる。そして、挿入操作が進むにつれて、連結状態にあるインナ部材がリブによって、ロック手段側へ誘導される。このように、挿入を開始したときには、挿入力低減でかつロックが確実にかかる。
【0016】
請求項2の発明によれば、相互に連結状態にあるインナ部材をアウタ部材のインナ収容部に収容操作すると、その挿入に伴って、係止突部が弾性片を押し上げ方向に撓み変形させる。インナ部材が正規位置まで挿入されると、弾性片は復帰して、係止突部と弾性片とがロックしてインナ部材は抜止め状態となる。
さて、係止突部の前端コーナー部には、逃がし部が形成されている。このため、インナ部材をインナ収容部に収容する操作の途中で、係止突部が弾性片を撓み変形させたときに、弾性片の両端部側と係止突部との干渉が回避される。こうして、逃がし部が形成されていない場合に比べると、弾性片の変形割合を減少させることができ、弾性片から係止突部への弾発力が減るため、インナ部材を挿入するときの挿入力を低減させることができる。
【0017】
請求項3の発明によれば、請求項1の効果に加え、弾性係合部が、本来撓む方向ではない方向に撓んでしまうことが規制される、という効果も得られる。
【0018】
請求項4の発明によれば、請求項1の効果に加え、コネクタの組付けが完了した後に、インナ部材とアウタ部材との係合を解除するには、治具を弾性片と係止突部との間に入れ込み、弾性片を係合が解除する方向に撓み変形させる。このとき、係止突部の中央部には、係合解除用凹部が設けてあるため、治具を挿入しやすい、という効果が得られる。
【0019】
請求項5の発明によれば、弾性片と係止突部との係合を解除する際には、フード部に設けられた治具案内部を利用して、治具を係合解除用凹部に押し入れる。このように、フード部に治具案内部が設けられているため、治具を挿入するときに円滑な操作が行える。
【0020】
請求項6の発明によれば、請求項1の効果に加え、インナ部材のうち、インナ収容部への収容を開始する側は、インナ収容部の入り口側に位置する部分に比べ、張出部の分だけ小さくなっている。このため、インナ部材をインナ収容部に挿入するときに、その開始操作が行いやすくなる。また、インナ部材をインナ収容部に収容したときには、張出部がインナ収容部の入り口側のクリアランスを埋める。このため、インナ部材とアウタ部材とのがたつきが規制される、という効果が得られる。
【0021】
請求項7の発明によれば、請求項1の効果に加え、次の効果が得られる。インナ部材をインナ収容部に収容すると、一旦はインナ部材の前面がフード部の内側に進入する。しかし、ロック手段に設けられたクリアランスによって、インナ部材の前面と当接壁とが面一になるところまで後退することができる。
さて、もし最も深い押し込み位置において、インナ部材の前面と当接壁とが面一となるようにすると、ロック手段のクリアランスがある場合には、インナ部材が抜き取り方向に戻り、インナ部材の前面と当接壁とに段差が生じてしまうことになる。すると、相手側のコネクタがフード部内に嵌合してきたときに、両コネクタの前面同士を面当たりとすることができず、両コネクタの前面間に隙間が発生し、がたつきの原因となる。
本発明に係るコネクタによれば、両コネクタの前面同士が面当たりとなったところで、嵌合するようにできるため、このようながたつきの発生を防止し得る。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図1〜図21を参照しつつ詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態のコネクタ1は、端子金具2を収容可能なインナ部材3(後述するが、インナ部材3は、上下のインナ部材7,8が連結されることにより、形成されている。説明の便宜上、本実施形態において、「インナ部材3」と言うときは、上下のインナ部材7,8が連結した状態のものを示す。)と、このインナ部材3を収容可能なアウタ部材4とを備えている。
なお、以下の説明において、図1に示すように、インナ部材3の係止突部5が設けられている方向を上側とし、インナ部材3から端子金具2のタブ6が突設している方向を前側とする。
【0024】
[端子金具]
端子金具2は、図3等に示すように雄側のもので、導電性板材を折曲げ加工されてなり、図示しない相手側の雌端子金具に連結可能とされている。この端子金具2は、被覆電線Wが上方から押し込まれることにより接続がなされるため、圧接端子金具と称される。端子金具2の前方には、相手側の雌端子金具に連結可能なタブ6が突設されており、そのタブ6の後方には、撓み変形可能なランス片10が切り起こしによって形成されている。このランス片10の右側縁部分は上方に折曲げられており、係合縁10Aとされている。また、端子金具2の左右両側部には、一対の側壁38が折り立てられている。この両側壁38の間には、ランス片10が切り起こされる側に被覆電線Wを挿入するための電線挿入溝37が開放されている。また、両側壁38の後方には、被覆電線Wをかしめ付ける左右一対のバレル12が突設されている。この一対のバレル12は、端子金具2の前後方向にずれた位置に突設されている。さらに、両側壁38の中央位置には、前後に一対の圧接刃11(本発明において、圧接部に相当する。)が、電線挿入溝37側に切り起こされている。各圧接刃11は、両側壁38に対称的に設けられている。この圧接刃11の先端に対向する溝の幅は、被覆電線Wの被覆部分よりも小さくされている。圧接刃11が開放する側から被覆電線Wを押し込むと、圧接刃11により被覆部分が切り込まれる。すると、被覆電線Wの内部にある芯線部分と圧接刃11とが接触し、被覆電線Wと端子金具2とが電気的に接続される。
【0025】
[インナ部材]
次に、インナ部材3について説明する。インナ部材3は、図2に示すように、上下二つのインナ部材7,8が連結することにより構成されている。上下のインナ部材7,8は、それぞれ合成樹脂により成型されており、その内部には端子金具2が収容可能とされている。
【0026】
[上側インナ部材]
図2に示すように、インナ部材7の上面側の前部中央には、左右一対の係止突部5が突設されている。両係止突部5の中央には、治具21を押し込むための係合解除用凹部18が凹設されている。この係合解除用凹部18は、インナ部材7の先端から係止突部5を越えてやや後方位置まで設けられている。係合解除用凹部18は、一旦組付けが完了したコネクタ1において、インナ部材3とアウタ部材4とを解離させるときに、治具21を挿入するために使用される。係止突部5の前面には案内面5Aが形成される一方、係止突部5の後面はインナ部材7の上面に対して垂直に形成された係止面5Bとされている。また、図8に示すように、この係止突部5の左右両側縁コーナ部には、角部分に丸みを持たせて逃がし部5Cが形成されている。
【0027】
また、インナ部材7の下面側には、端子金具2を収容可能な端子収容部9を備えている(図3を参照)。インナ部材7の左右には、側壁40が設けられており、この両側壁40間には、均等幅で区画壁9Aが突設されている。端子収容部9は、これら区画壁9Aにより区画形成されている。端子収容部9の前側には、下面側を覆うようにして蓋部39が備えられている一方、中央から後部にかけては、被覆電線Wが押し込まれる側に開放した状態で形成されている。蓋部39は、両側壁40を連結するようにして設けられている。この蓋部39のうち、端子収容部9の右側縁部分にあたるところには、前後方向にランス係合溝41が設けられている。このランス係合溝41には、端子金具2の係合縁10Aが嵌まり込み可能とされている。また、区画壁9Aの突設端縁には、図3において、左側半分のみが突設されるように形成されており、階段状の組合せ縁部9Bとされている。また、蓋部39には、両インナ部材7,8を係合しておくための係合部として、ありほぞ14,42が突設されている。このうち、蓋部39の中央部分付近に左右一対に設けられているありほぞ42は、インナ部材7の左右方向に末広がり状のほぞが形成されており、正断面が台形状とされている。また、蓋部39の左右両側縁部に設けられているありほぞ14は、インナ部材7の前後方向に末広がり状とされており、側断面が台形状とされている。こうして、各ありほぞ14,42には、それぞれ前後方向または左右方向にいずれかへの係合が強化されるようになっており、全体として両インナ部材7,8の係合力のバランスがとられるようになっている。各ありほぞ14,42は、下側のインナ部材8に凹設されている係合受部としてのあり溝16,43に係合可能とされている。また、左右側壁40の後端部分には、係合部としての係合爪15が形成されている。係合爪15は、側壁40の一部を削ることにより形成されており、その前端は側壁40に連結している。この係合爪15は、下側のインナ部材8に設けられた係合受部としての爪受け部17に係合する。
【0028】
[下側インナ部材]
次に、下側のインナ部材8について説明する。図2に示すように、下側インナ部材8の上面側には、上側インナ部材7の各端子収容部9に組合せられて、端子金具2の保持力を強化するための構成が設けられている。すなわち、インナ部材8の後部側は、インナ部材8の前部及び中間部分よりも一段高く形成されており、ここには区画壁9Aに設けられた組合せ縁部9Bを受け入れるための区画用溝22が凹設されている。この区画用溝22の前端位置には、被覆電線Wの外径に合わせて湾曲された押さえ面23Aを備えた電線保持部23が突設されている。この電線保持部23は、端子金具2の両側壁38の後端位置よりも後方において、被覆電線Wを押さえつける。また、電線保持部23の前側は一段低く形成されており、そこには区画壁9Aの位置に合わせたところに区画壁24が設けられている。この区画壁24の突設端縁には、図2において左側部分のみが突設されて、階段状の組合せ縁部24Aが形成されている。このように、上下の区画壁9A,24に形成された組合せ縁部9B,24Aは相補的にされており、両区画壁9A,24が組み合わせられることで、組合せ縁部9B,24Aがほぼ隙間なく組み付けられる。また、各区画壁24の中間位置には、前後方向に電線押さえ部25が突設されている。この電線押さえ部25は、区画壁24よりも高く突設されており、その後部は幅広く形成された幅広部25Aとされている。電線押さえ部25は、端子金具2の電線挿入溝37の内側に位置して、被覆電線Wを押さえ付ける。また、幅広部25Aは、端子金具2の後側の圧接刃11よりも、後方に位置するようにされている。
【0029】
また、インナ部材8の前方には、インナ部材7に突設されたありほぞ14,42に係合可能なあり溝16,43が凹設されている。また、両側縁部分に設けられたあり溝16の後方には、治具用溝26が凹設されている。この治具用溝26は、両インナ部材7,8の係合を解除するための治具21を挿入するために使用できる。また、インナ部材8の上面側の後端両側部には、一対の爪受け部17が突設されている。この爪受け部17は、インナ部材8の後端部分において、外側に張り出すようにして形成されている。爪受け部17は外側に僅かに撓み変形可能とされており、その内側には係合爪15が係合可能とされている。両爪受け部17の突設幅は、後述するアウタ部材4の幅と同等か、それよりも僅かに短くされている。
【0030】
次に、図5及び図6を参照しつつ、下側インナ部材8の下面側について説明する。インナ部材8の下面側には、端子金具2を収容可能な端子収容部27が形成されている。この端子収容部27は、上側インナ部材7の端子収容部9とほぼ同様の構成とされている。すなわち、各端子収容部27は、区画壁27Aにより区画形成されている。この区画壁27Aの突設端縁には、階段状の組合せ縁部27Bが形成されている。また、端子収容部27の前側には、左右両側壁47を連結するように、蓋部44が備えられており、端子収容部27の内部を角筒状としている。また、この蓋部44のうち、各端子収容部27の右側部分にあたるところには、インナ部材8の前後方向にランス係合溝が設けられている(図5及び図6には示されていないが、インナ部材7に設けられているランス係合溝41と同様のものである。)。また、左右側壁47の後端部分には、係合部としての係合爪48が形成されている。この係合爪48は、側壁40の後部を肉薄状の平坦面48Aとして形成し、この平坦面48Aの中央に、側壁40の外面まで突設させるようにして形成されている。この係合爪48は、蓋体44に設けられる爪受け部49に係合可能とされている。
【0031】
また、蓋部44の後縁には、左右一対のヒンジ片45を介して回動蓋体部46が連結されている。回動蓋体部46はヒンジ片45の回りに回動可能とされており、端子収容部27への端子金具2の収容が完了した後に、端子収容部27に覆い付けられる。また、回動蓋体部46の裏面側(端子収容部27に覆い付けられる面側)には、インナ部材8の上面側と同様な構成が備えられている。すなわち、回動蓋体部46の後部側は、前部及び中間部分よりも一段高く形成されており、ここには区画壁27A先端の組合せ縁部27Bを受け入れ可能な区画用溝50が凹設されている。この区画用溝50の前端位置には、被覆電線Wの外径に合わせた押さえ面51Aを備えた電線保持部51が突設されており、端子金具2の両側壁38の後端位置よりも後方において、被覆電線Wを押さえつける。また、電線保持部51の前側は一段低く形成されており、そこには区画壁27Aの位置に合わせて区画壁52が設けられている。区画壁52の先端縁には、組合せ縁部27Bに相補的に組み合わせられる組合せ縁部52Aが階段状に形成されている。各区画壁52の中央位置には、電線押さえ部53が突設されている。この電線押さえ部53は、区画壁52よりも高く突設され、その後部には幅広部53Aが形成されている。電線押さえ部53は、端子金具2の電線挿入溝37の内側に位置して、被覆電線Wを押さえる。また、このとき幅広部53Aは、後方の圧接刃11より後ろに位置する。また、回動蓋体部46の後端両側部には、一対の爪受け部49が突設されている。爪受け部49は回動蓋体部46の外側方向に僅かに撓み変形可能に構成されているとともに、その中央には係合爪48を係合可能な受け孔部49Aが凹設されている。
【0032】
[上下インナ部材の連結]
次に、インナ部材7,8を連結した状態とするときの操作について説明する。インナ部材7,8を組付けるには、まず、各インナ部材7,8に端子金具2を装着しておく。
上側のインナ部材7について説明する。図3に示すように、インナ部材7の端子収容部9を上向きにして載置し、端子金具2を装着する。ランス片10を蓋部39の下面に当接させて下方に撓ませながら、端子金具2を押入れる。端子金具2の正規の押し込み位置において、ランス片10が復帰変形するとともに、係合縁10Aがランス係合溝41の後縁に係合する。このとき、電線挿入溝37は、上方に開放された状態となっている(図4を参照)。ここで、被覆電線Wを端子金具2の上方から圧接刃11に押し入れる。すると、圧接刃11が被覆電線Wの被覆を切欠き、内部の芯線部分と電気的に接触する。また、このときには、バレル12が被覆電線Wを抱きかかえるようにして折り曲げられて、被覆電線Wと端子金具2との連結が完了する。
【0033】
次に、図5及び図6を参照しつつ、下側のインナ部材8に端子金具2を装着する場合について説明する。インナ部材8の端子収容部27を上向きにして載置し、端子金具2を装着する。端子金具2を所定の位置まで押し込むことで、ランス片10の係合縁10Aがランス係合溝の後縁に係止して、端子金具2が端子収容部27に抜止めされる(図6を参照)。この後、被覆電線Wを端子金具2の圧接刃11に押し込む操作は、インナ部材7において述べたことと同様であるため、その記述を省略する。
【0034】
このようにして、上下のインナ部材7,8への端子金具2の組付けが完了したら、両インナ部材7,8を連結状態とする。図7は、両インナ部材7,8を組付ける前の状態を示すものである。まず、下側のインナ部材8について説明すると、回動蓋体部46をヒンジ片45回りに回動させて、端子収容部27を覆うように組付ける。係合爪48により爪受け部49を外側に撓ませるように変形させながら組付けを進めると、所定の位置まで回動蓋体部46が回動したところで、係合爪48が受け孔部49Aに係合する。すると、爪受け部49が復帰変形して、インナ部材8の組付けが完了する。次に、両インナ部材7,8を連結させる。上側インナ部材7の端子収容部9と、下側インナ部材8の上面側とを合わせるようにして、両インナ部材7,8を押し付ける。インナ部材7,8の前側では、ありほぞ14,42がそれぞれ対応するあり溝16,43に係合する。また、インナ部材7,8の後側では、爪受け部17が係合爪15によって僅かに外側に撓み変形しながら、組付けが進行する。そして、両部材7,8が所定の位置まで組み付けられると、係合爪15が爪受け部17に係合するとともに、爪受け部17が復帰変形する。こうして、両インナ部材7,8は、連結された状態のインナ部材3となる。
【0035】
さて、このとき、インナ部材3の上面側では全面に渡ってほぼ面一とされている一方、インナ部材3の下面側においては、回動蓋体部46の表面側にあたる張出部46Aと蓋部44との間に、僅かに段差が生ずるようになっている。すなわち、図13、14等に示すように、張出部46Aが蓋部44よりも外方に張り出すようになっている。
また、インナ部材3の前端面には、四辺の側縁部分に段差部57が形成されるようになっている。この段差部57は、アウタ部材4側に設けられる当接壁56に当接可能とされている。
【0036】
[アウタ部材]
次に、図9〜図14を参照しつつ、アウタ部材4について説明する。アウタ部材4は合成樹脂により、略角筒状に一体に形成されており、図示しない相手側の雌コネクタを収容可能とされている。アウタ部材4の後部には、連結された状態のインナ部材3を収容可能なインナ収容部33が備えられており、その前方にはこのインナ収容部33よりもやや大きく形成されたフード部34が備えられている。フード部34の内部空間は大きく二つに区分されており、その下方空間はインナ収容部33とほぼ同径の雌コネクタ収容空間34Aとされている。また、雌コネクタ収容空間34Aの上方は、図示しない相手側の雌コネクタとのロックを行うロック空間34Bとされている。このロック空間34Bの上側において、フード部34の上壁の中央にはロック部35が備えられている。図示しない雌コネクタには、このロック部35に係合可能なロックアームが備えられており、これらロック部35とロックアームとが係合することにより、両コネクタが抜止め状態に保持される。また、フード部34の後面上部には、このロック部35を形成するときの抜き穴19が設けられている。また、この抜き穴19の中央からフード部34の上面にかけては、斜面状の治具案内部20が凹設されている。この治具案内部20は、組付けが完了したコネクタ1において、インナ部材3とアウタ部材4とを解離するときに、治具21を案内するのに用いられる。また、フード部34の下面側には、係止アーム部36が突設されている。この係止アーム部36は、上下方向に撓み変形可能とされており、その先端にはカギ状の突部36Aが設けられている。この係止アーム部36は、コネクタ1を他の部材に固定するために使用される。
【0037】
インナ収容部33は、インナ部材3よりも一回り大きな角筒状に形成されており、フード部34よりも薄肉に形成されている。インナ収容部33の左右両側壁33Aの後部には、この側壁33Aに切り込みを入れることにより、左右一対の位置決め凹部28が凹設されている。この位置決め凹部28は、側壁33Aの後端において、ほぼ上半分の位置に設けられている。位置決め凹部28の大きさは、インナ部材3の爪受け部17の大きさとほぼ同等かそれよりも僅かに大きくされている。また、側壁33Aにおいて、位置決め凹部28の下方は、この他の部分の側壁33Aの肉厚に比べて薄くされて肉薄壁33Bとされている。また、インナ収容部33の上壁30(本発明において、インナ収容部の外壁に相当する。)には、前方中央に弾性片31(本発明のロック手段に相当する。)が形成されている。弾性片31は、上壁30に略U字状のスリット32を入れることによって形成されており、上方に撓み変形可能とされている。また、弾性片31は、インナ部材3に突設されている両係止突部5の全幅よりも僅かに幅広に形成されている。また、スリット32の前部側は、係合溝32Aとされており、この係合溝32Aの前後長さは係止突部5の前後長さよりも僅かに長くされている。このため、インナ部材3をインナ収容部33に組み込んだときに、その組み込み及び抜き取り方向に所定ストロークのクリアランスDが設定されている。また、係止突部5の係止面5Bが、弾性片31の先端に位置したときには、インナ部材3の前面3Aが後述する当接壁56と面一となるようにされている(図21を参照)。上壁30は、その後端から弾性片31の後端31Aまでの位置では、インナ収容部33における他の壁部よりも肉薄に形成されており、僅かに撓み変形可能とされている(図11を参照)。また、上壁30の弾性片31の後端31Aからフード部34の後端にかけては、徐々に肉厚に形成されており、その強度が高くなるようにされている。また、上壁30の両側部位置には、前後方向に上壁30のその他の部分よりも肉厚とされた厚肉部55が設けられている。この厚肉部55は、弾性片31の両外側に一対に形成されており、さらに厚肉部55の外側は上壁30のその他の部分と同様に肉薄状とされている。このため、厚肉部55の左右位置が撓み変形しやすくなっている。
【0038】
また、インナ収容部33の下壁29においては、弾性片31の後端31Aにあたるところにおいて、前方よりも後方が一段低く形成されている。この段差が備えられているところには、案内面29Aが形成されている。さらに、下壁29の前方位置において、弾性片31の先端位置にあたるところからインナ収容部33の先端までには、左右一対のリブ54が突設されている。また、このリブ54の後端には、案内面54Aが形成されている(図12を参照)。このリブ54は、インナ部材3をインナ収容部33に収容操作する際に、インナ部材3を上方に押し上げるように案内するためのものである。また、インナ収容部33の最奥部において、フード部34の最奥部との連結部分には、上下左右の各壁29,30,33Aから当接壁56が内側に向かって突設されている。この当接壁56は、インナ部材3の段差部57に当接して、インナ部材3の前方に対する抜止めをする。このように形成されたアウタ部材4のインナ収容部33を見ると、その入口側では、上下左右の壁33A,30,29とインナ部材3との間に所定のクリアランスが確保されるようになっている。そして、インナ収容部33の奥部に行くにつれて、各壁33A,30,29がクリアランスを埋めるようになっている。
【0039】
[治具]
治具21は、マイナスドライバーに類似した形状をしており、その先端は薄く形成されている。係合を解離したいところ(例えば、係止突部5と弾性片31との係合、連結した状態のインナ部材3の治具用溝26、インナ部材3の係合爪15と爪受け部17との係合)に治具21の先端をこじいれ、てこ操作又は捻り操作等を行うことで、係合を解除する。
【0040】
[実施形態の作用及び効果]
次に、上記のように構成された本実施形態の作用及び効果について説明する。
インナ部材3の組付け操作については、既述した。このインナ部材3をアウタ部材4の後方に置き、インナ収容部33への押し入れを開始する(図1を参照)。このとき、インナ部材3の前側は、張出部46Aの厚さ分だけ、インナ部材3の後側よりも、小さくなっている。このため、インナ部材3をインナ収容部33に挿入するときに開始操作を行い易くされている。インナ部材3の係止突部5がインナ収容部33の後縁に当接すると、案内面5Aがインナ収容部33の上壁30を押し上げながら組付けが進行する。このとき、インナ収容部33の上壁30には、一対の厚肉部55が形成されているため、この厚肉部55の左右部分が上方に撓む。
【0041】
次に、インナ部材3の下面側において、蓋部44と回動蓋体部46との間には段差があるため、ここで当接感が生ずる。回動蓋体部46をインナ収容部33内に押し込むと、上壁30がさらに撓み変形しつつ、組付けが進行する。
【0042】
さらに、インナ部材3を奥側に押し込むと、インナ収容部33の下壁29の案内面29Aが、インナ部材3の蓋部44を上方に押し上げる。このとき、インナ収容部33の上壁30では、係止突部5が弾性片31を上方に撓み変形させ始めている。このとき、厚肉部55の左右部分が撓みやすくされているため、厚肉部55の中央に配置されている弾性片31は左右方向に撓み難くされている。このようにして、厚肉部55により、弾性片31が本来撓む方向ではない方向に撓んでしまうことが規制されている。
【0043】
そして、次には、蓋部44の先端がリブ54に乗り上げるとともに、係止突部5が弾性片31をさらに上方に撓み変形させる。さて、このとき係止突部5の前端コーナー部には、逃がし部5Cが形成されている。インナ部材3をインナ収容部33へ収容する操作の途中では、係止突部5が弾性片31を押し上げ撓み変形させる。このとき、逃がし部5Cによって、弾性片31の中央部が盛り上がる湾曲状に撓み変形したときに、弾性片31の両端部側との干渉が避けられる。こうして、逃がし部5Cが形成されていない場合に比べると、弾性片31の変形割合を減少させることができる。このため、弾性片31から係止突部5への弾発力が減るため、インナ部材3を挿入するときの挿入力を低減させることができる。
【0044】
最後に、インナ部材3が正規の収容位置まで押し込まれると、係止突起5が弾性片31を乗り越え、弾性片31が復帰変形する。こうして、係止突起5が係合溝32Aに嵌まり込み、弾性片31と係止突起5の係止面5Bとが係止して、インナ部材3とアウタ部材4とが抜止め状態にロックされる。また、このとき、図20に示すように、インナ部材3が最も深い押し込み位置にあるときには、インナ部材3の前面3Aがフード部34の内側に進入した状態となっている。ここで、弾性片31と係止突起5との係合部分には、所定のクリアランスDが設けられているため、インナ部材3は抜き取り方向に後退することができる。そして、弾性片31と係止突起5とが係合した状態において、インナ部材3が最も浅い押し込み位置まで戻ると、図21に示したように、インナ部材3の前面3Aと当接壁56とが面一になる。
さて、もし最も深い押し込み位置において、インナ部材3の前面3Aと当接壁56とが面一となるようにすると、クリアランスDがある場合には、インナ部材3が抜き取り方向に戻り、インナ部材3の前面3Aと当接壁56との間に段差が生じてしまうことになり、相手側のコネクタがフード部34内に嵌合してきたときに、両コネクタの前面同士を面当たりとすることができない。すると、両コネクタの前面間に隙間が発生し、がたつきの原因となる。
本実施形態のコネクタ1によれば、両コネクタの前面同士が面当たりとなったところで嵌合するようにできるため、このようながたつきの発生を防止し得る。
また、インナ収容部33の後端部分においては、位置決め凹部28に爪受け部17が嵌まり込んでいる。このようにして、コネクタ1の組付けが完了する。
【0045】
インナ部材3の後側には、張出部46Aが外側に張り出している。このため、インナ部材3をインナ収容部33に収容したときには、張出部46Aがインナ収容部33の入り口側のクリアランスを埋める。このため、インナ部材3とアウタ部材4とのがたつきが規制される。
【0046】
さて、一旦組付けが完了したコネクタ1を、メンテナンス等のために解離する必要が生じる場合がある。次には、そのような操作について説明する。
まず、係止突部5と弾性片31との係合を解離するために、治具21をアウタ部材4の治具案内部20にあてがい、その治具21の先端をインナ部材3の係合解除用凹部18に押し入れる(図16又は図18を参照)。そして、図16又は図18の図中に矢印で示す方向に治具21の先端を押し上げ、弾性片31の先端を持ち上げるように弾性変形させ、係止突部5と弾性片31との係合を解離させる(図17及び図19を参照)。この状態で、左右の爪受け部17をつまみ操作しながら、インナ収容部33から引き抜き操作し、インナ部材3をアウタ部材4のインナ収容部33から抜き取る。このようにして、インナ部材3とアウタ部材4とを解離させた後、メンテナンス操作を行う。
このように、インナ部材3とアウタ部材4との解離操作を行う際には、治具案内部20を利用して、治具21を係合解除用凹部18に押し入れる。このように、フード部34に治具案内部20が設けられているため、治具21を挿入するときに円滑な操作が行える。また、係止突部5の中央部には、係合解除用凹部18が設けてあるため、治具21を挿入しやすい。
【0047】
このように、本実施形態によれば、インナ部材3をアウタ部材4で覆う構造としたため、インナ部材3に対する連結状況が確実なものとなる。
また、インナ部材3は、アウタ部材4に組み込まれる前に、相互に連結可能とされている。このため、各インナ部材7,8が相互にがた付くことが規制されており、各端子収容部9,27の方向が位置ずれすることがない。
【0048】
また、インナ収容部33の入口付近には、所定のクリアランスが設けられているため、インナ部材3をインナ収容部33に収容するときには、容易に挿入することができる。そして、挿入操作が進むにつれて、インナ部材3がリブ54によって、弾性片31側へ誘導される。このように、挿入を開始したときには、挿入力を低減させることができ、かつ両部材3,4のロックが確実にかかるようになっている。
【0049】
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば次に記載するようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
▲1▼本実施形態では、雄側の端子金具が収容可能な雄コネクタのみを示したが、本発明によれば、雌側の端子金具を収容可能な雌コネクタにも使用できる。
▲2▼端子収容部は二段以上でもよい。
▲3▼係止突部をアウタ部材に設け、弾性片をインナ部材に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のコネクタにおいて、連結状態にあるインナ部材をアウタ部材に収容する前の斜視図
【図2】上下のインナ部材が分離されている状態の斜視図
【図3】上側のインナ部材を裏面側から示した斜視図
【図4】上側のインナ部材に端子金具を装着するときの斜視図
【図5】下側のインナ部材を裏面側から示した斜視図
【図6】下側のインナ部材に端子金具を装着するときの斜視図
【図7】端子金具を装着されたインナ部材を連結する前の斜視図
【図8】連結状態にあるインナ部材の背面図
【図9】アウタ部材の背面図
【図10】アウタ部材の側断面図
【図11】アウタ部材の一部拡大側断面図
【図12】アウタ部材の一部拡大側断面図
【図13】連結状態にあるインナ部材とアウタ部材とを組付けた状態における側断面図(端子金具を省いた状態)
【図14】連結状態にあるインナ部材とアウタ部材とを組付けた状態における側断面図
【図15】組付けが完了したコネクタの斜視図
【図16】係合突部と弾性片との間に治具を挿入したときのコネクタの側断面図
【図17】治具により弾性片を撓み変形させたときのコネクタの側断面図
【図18】係合突部と弾性片との間に治具を挿入したときのコネクタの斜視図
【図19】治具により弾性片を撓み変形させたときのコネクタの斜視図
【図20】連結状態にあるインナ部材がインナ収容部の最も深い押し込み位置にあるときの部分側断面図
【図21】連結状態にあるインナ部材がインナ収容部の最も浅い押し込み位置にあるときの部分側断面図
【図22】従来例におけるコネクタの組付け前の斜視図
【符号の説明】
1…コネクタ
2…端子金具
3…連結された状態のインナ部材
3A…インナ部材の前面
4…アウタ部材
5…係止突部(ロック手段)
6…タブ
7,8…インナ部材
9,27…端子収容部
11…圧接刃(圧接部)
18…係合解除用凹部
20…治具案内部
21…治具
30…上壁(インナ収容部の外壁)
31…弾性片(ロック手段)
32…スリット
33…インナ収容部
34…フード部
35…ロック部
46A…張出部
54…リブ
55…厚肉部
56…当接壁
57…段差部
W…被覆電線

Claims (7)

  1. 被覆電線を押し入れることによりその被覆部分へ切り込んで前記被覆の内部にある芯線部分と電気的に接続する圧接部を備えた端子金具と、前記圧接部のうち前記被覆電線を押し入れる側を開放した状態で前記端子金具を収容可能とする端子収容部を備えかつ複数段に積み上げた状態で相互に連結可能なインナ部材と、この連結状態にある各インナ部材を組み込み可能なアウタ部材とを備えたコネクタであって、
    前記アウタ部材には、前記連結状態にあるインナ部材を収容可能でかつこのインナ部材を抜け止めするロック手段を備えたインナ収容部が連設され、
    かつ、前記インナ収容部の入り口側は前記連結状態にあるインナ部材に対し所定のクリアランスが保有されるように形成される一方、このインナ収容部の奥部内面には前記クリアランスを埋めつつ連結状態にあるインナ部材を前記ロック手段側へ誘導するリブが形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ロック手段は、前記連結状態にあるインナ部材と前記アウタ部材のインナ収容部との対向面のいずれか一方に設けられた係止突部と、反対側の対向面に切り込みを入れることによって前記係止突部の全幅より僅かに幅広に形成され前記インナ部材の挿入に従って押し上げ方向に撓み変形しインナ部材が正規位置まで挿入されたときに復帰して前記係止突部と弾性的に係合する弾性片とよりなるとともに、前記係止突部の側縁コーナ部には、前記弾性片が前記係止突部による押し上げに伴って中央部が盛り上がる湾曲状に撓み変形したときに、弾性片の両端部側との干渉を避けるための逃がし部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 被覆電線を押し入れることによりその被覆部分へ切り込んで前記被覆の内部にある芯線部分と電気的に接続する圧接部を備えた端子金具と、前記圧接部のうち前記被覆電線を押し入れる側を開放した状態で前記端子金具を収容可能とする端子収容部を備えかつ複数段に積み上げた状態で相互に連結可能なインナ部材と、この連結状態にある各インナ部材を組み込み可能なアウタ部材とを備えたコネクタであって、
    前記アウタ部材には、前記連結状態にあるインナ部材を収容可能でかつこのインナ部材を抜け止めするロック手段を備えたインナ収容部が連設され、
    かつ前記インナ収容部の前方には、相手側コネクタを嵌合するためのフード部が連設されるとともに、前記インナ収容部はこのフード部よりも薄肉に形成されかつ前記弾性片はこの薄肉化されたインナ収容部に形成されるとともに、前記弾性片の外側には弾性片より外側部位の撓みを規制するための厚肉部が形成されていることを特徴とするコネクタ。
  4. 被覆電線を押し入れることによりその被覆部分へ切り込んで前記被覆の内部にある芯線部分と電気的に接続する圧接部を備えた端子金具と、前記圧接部のうち前記被覆電線を押し入れる側を開放した状態で前記端子金具を収容可能とする端子収容部を備えかつ複数段に積み上げた状態で相互に連結可能なインナ部材と、この連結状態にある各インナ部材を組み込み可能なアウタ部材とを備えたコネクタであって、
    前記アウタ部材には、前記連結状態にあるインナ部材を収容可能でかつこのインナ部材を抜け止めするロック手段を備えたインナ収容部が連設され、
    かつ前記ロック手段は、前記連結状態にあるインナ部材の外面に設けられた係止突部と、前記アウタ部材におけるインナ収容部の外壁の一部にスリットが略U字状に切り込まれることで撓み変形可能に形成された弾性片とよりなるとともに、この弾性片は、前記連結された状態のインナ部材がインナ収容部に挿入される途中では前記係止突部の当接によって外側に撓み変形し、正規位置まで挿入されると前記スリット内に復帰変形して、前記係止突部と係合することにより前記インナ部材とアウタ部材とを抜止め保持するようになっており、
    前記係止突部の中央部には、前記弾性片を持ち上げて係止突部と前記弾性片との係合を解除するための治具を挿入可能とする係合解除用凹部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  5. 前記インナ収容部の前方には、相手側コネクタを嵌合するためのフード部が連設されるとともに、このフード部は前記弾性片が設けられている面から立ち上が り状に張り出す部分を有し、かつこの張り出した部分の内側には相手側コネクタとの嵌合状態をロックするためのロック部が配されており、前記フード部の張り出し部分には、前記治具を利用して前記弾性片の持ち上げ操作を行う場合に、この治具を位置決めして支点位置とする治具案内部が設けられていることを特徴とする請求項4記載のコネクタ。
  6. 被覆電線を押し入れることによりその被覆部分へ切り込んで前記被覆の内部にある芯線部分と電気的に接続する圧接部を備えた端子金具と、前記圧接部のうち前記被覆電線を押し入れる側を開放した状態で前記端子金具を収容可能とする端子収容部を備えかつ複数段に積み上げた状態で相互に連結可能なインナ部材と、この連結状態にある各インナ部材を組み込み可能なアウタ部材とを備えたコネクタであって、
    前記アウタ部材には、前記連結状態にあるインナ部材を収容可能でかつこのインナ部材を抜け止めするロック手段を備えたインナ収容部が連設され、
    かつ前記インナ部材における前記リブと当接する側の面であって、前記インナ部材が前記インナ収容部に収容されたときに、前記インナ収容部の入り口側に位置する部分は、前記インナ収容部の奥側に位置する部分よりも前記インナ収容部の壁面側に張り出す張出部が設けられることで、前記インナ収容部の入り口側のクリアランスを埋めるようになっていることを特徴とするコネクタ。
  7. 被覆電線を押し入れることによりその被覆部分へ切り込んで前記被覆の内部にある芯線部分と電気的に接続する圧接部を備えた端子金具と、前記圧接部のうち前記被覆電線を押し入れる側を開放した状態で前記端子金具を収容可能とする端子収容部を備えかつ複数段に積み上げた状態で相互に連結可能なインナ部材と、この連結状態にある各インナ部材を組み込み可能なアウタ部材とを備えたコネクタであって、
    前記アウタ部材には、前記連結状態にあるインナ部材を収容可能でかつこのインナ部材を抜け止めするロック手段を備えたインナ収容部が連設され
    かつ前記インナ収容部の前方には、相手側コネクタを嵌合するためのフード部が連設されるとともに、前記インナ収容部と前記フード部との連結部分の内面側には、前記インナ部材が前記インナ収容部に収容されたときに前記インナ部材における相手側コネクタとの前端面周りに形成された段差部を当接させることで、前記前端面部分を前記フード部内に臨ませた状態で前記インナ部材の前方への移動を規制する当接壁が突設されており、
    また、前記ロック手段は、前記インナ部材の前記インナ収容部への組み込み・抜き取り方向と同一方向の所定ストロークのクリアランスが設定されていて、
    前記インナ部材が前記ロック手段により前記インナ収容部に抜止めされた状態で、前記インナ部材が前記インナ収容部に対し最も深い押し込み位置にあるときには、前記インナ部材の前面が前記フード部の内側に進入する一方、最も浅い押し込み位置にあるときには、前記インナ部材の前面と前記当接壁とが面一となることを特徴とするコネクタ。
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