JP3266024B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3266024B2
JP3266024B2 JP35129896A JP35129896A JP3266024B2 JP 3266024 B2 JP3266024 B2 JP 3266024B2 JP 35129896 A JP35129896 A JP 35129896A JP 35129896 A JP35129896 A JP 35129896A JP 3266024 B2 JP3266024 B2 JP 3266024B2
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英人 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタ、特に端
子金具を二重係止するためのリテーナが備えられたもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】図8〜図10には、従来のコネクタ30
を組付けるときの様子を示した。リテーナ32を備えた
コネクタ30では、コネクタハウジング31内の端子収
容室内に端子金具を挿入すると、端子金具は端子収容室
内に突設されたランスによって一次係止され、さらに、
リテーナ32が組み付けられると、リテーナ32の端子
係合片33が端子金具を係止する。こうして、端子金具
に対して二重に係止することによって端子金具の抜けを
確実に防いでいる。
【0003】ところで、図示のリテーナ32はコネクタ
ハウジング31の両側面を抱えるようにして組み付けら
れるものであり、このためにリテーナ32には一対の側
片が備えられている。一方、コネクタハウジング31に
おいて両側片と対向する面には、仮係止突部34と本係
止突部35が突設されており、これに対応して両側片に
は長孔状の窓部36が開口している。リテーナ32をコ
ネクタハウジング31に組付ける場合、窓部36と仮係
止突部34のみを係合させる仮係止位置(図9を参照)
と、リテーナ32をさらに深く押し込んで窓部36内に
仮係止突部34と本係止突部35の二つを同時に係合さ
せる本係止位置(図10を参照)の二つの位置で係止さ
れるようになっている。仮係止位置というのは、リテー
ナ32がコネクタハウジング31と仮の状態で一体化さ
れてはいるが、端子金具の挿入・抜き取りが可能な状態
にある位置をいい、本係止位置というのは、リテーナ3
2とコネクタハウジング31とが本止めされた状態で、
かつ端子金具が端子係合片33によって二重に係止され
た状態における位置をいう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、本係止位置にお
いては、窓部36内の両端部において本係止突部35と
仮係止突部34の二つの突部が同時に係合しているた
め、リテーナ32の位置ずれが防止されている。しか
し、仮係止位置においては、窓部36内の一端部にのみ
仮係止突部34が係合しているため、リテーナ32がが
たついたり、リテーナ32が外れてしまうことがある。
また、リテーナ32をコネクタハウジング31に押し込
む方向の力が作用すると、不用意に本係止位置に至って
しまうことがある。そのような場合には再度両者を仮係
止位置に戻さなければならず、煩雑な作業となってい
た。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その
課題は、仮係止位置においてリテーナを安定して保持で
きるコネクタを提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに請求項1の発明は、内部に端子金具を挿入可能な端
子収容室が形成されたコネクタハウジングと、一対の側
片を備えて前記コネクタハウジングを跨ぐようにして装
着され、端子金具の挿入を許容する仮係止位置から端子
金具に係合して端子金具を抜け止め状態に保持する本係
止位置へと移動可能なリテーナとからなり、さらに前記
側片には凹部が形成される一方、この側片と対向するコ
ネクタハウジングの側面には、前記仮係止位置では前記
凹部の一端部に係止する仮係止用突部と、前記本係止位
置では前記凹部の両端部において前記仮係止用突部と共
に係止する本係止用突部とが形成されてなるコネクタで
あって、前記側片とこれと対向するコネクタハウジング
の側面のいずれか一方には、前記仮係止位置において相
手側と解離可能に係止する補助係止部が設けられ、前記
補助係止部は、前記リテーナが仮係止位置にあるときに
前記凹部内において仮係止用突部と共にその両端部にお
いて係止する補助突部を有し、前記補助突部には前記仮
係止位置におけるリテーナの浮き上がりを規制するため
に、前記凹部の開口縁と当接し合って係止する保持面が
形成されていることを特徴とする。
【0006】
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載のコネ
クタであって、前記補助突部は前記リテーナが仮係止位
置から本係止位置へ移動することで前記凹部から解離し
てリテーナの側片の外側に位置するとともに、このとき
に前記リテーナの側片の外縁に当接し合ってリテーナの
浮き上がりを規制する第2の保持面が形成されているこ
とを特徴とする。請求項3の発明は、内部に端子金具を
挿入可能な端子収容室が形成されたコネクタハウジング
と、一対の側片を備えて前記コネクタハウジングを跨ぐ
ようにして装着され、端子金具の挿入を許容する仮係止
位置から端子金具に係合して端子金具を抜け止め状態に
保持する本係止位置へと移動可能なリテーナとからな
り、さらに前記側片には凹部が形成される一方、この側
片と対向するコネクタハウジングの側面には、前記仮係
止位置では前記凹部の一端部に係止する仮係止用突部
と、前記本係止位置では前記凹部の両端部において前記
仮係止用突部と共に係止する本係止用突部とが形成され
てなるコネクタであって、前記側片とこれと対向するコ
ネクタハウジングの側面のいずれか一方には、前記仮係
止位置において相手側と解離可能に係止する補助係止部
が設けられ、前記補助係止部は、前記リテーナが仮係止
位置にあるときに前記凹部内において仮係止用突部と共
にその両端部において係止する補助突部を有し、前記補
助突部は前記リテーナが仮係止位置から本係止位置へ移
動することで前記凹部から解離してリテーナの側片の外
側に位置するとともに、このときに前記リテーナの側片
の外縁に当接し合ってリテーナの浮き上がりを規制する
保持面が形成されていることを特徴とする。
【0008】
【発明の作用および効果】請求項1から請求項3の発明
によれば、コネクタハウジングとリテーナが仮係止位置
にあるときには、リテーナ側の凹部とコネクタハウジン
グ側の仮係止突部の係合に加えて、補助係止部による係
止も追加されている。したがって、仮係止状態における
リテーナの係止力を強化することができるため、リテー
ナのガタ付きを防止し、リテーナが外れてしまう事態も
回避できる。
【0009】また、リテーナが本係止位置にあるときに
は凹部内の両端部に仮係止用突部と本係止用突部とが共
に係止するため、リテーナ全体が安定的に保持されてい
る。これと同様にして、リテーナが仮係止位置にあると
きには凹部内の両端部に仮係止用突部と補助突部とが係
止しているため同様の効果を得ることができる。
た、請求項1の発明によれば、仮係止位置では、補助突
部の保持面が凹部の開口縁と当たり合って係止している
ため、リテーナのガタ付きを確実に回避できる。さら
に、この保持面は、リテーナが仮係止位置から本係止位
置に移動するときのガイドとして働くため、リテーナの
移動を円滑に行うことができる。
【0010】請求項2及び請求項3の発明によれば、仮
係止位置から本係止位置へとリテーナが移動すると、補
助突部は凹部との係止から解離して側片の外側へ移る。
そして、本係止位置においては保持面が側片の外縁に
当たり合って係止するため、リテーナが仮係止位置に戻
るのを規制する。さらに、本係止位置でのリテーナの係
止力が高まるため、端子金具の保持力も強化される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図1〜図7を参照しつつ説明する。本実施形態のコ
ネクタ1は、コネクタハウジング2と、このコネクタハ
ウジング2に組み付けられる二つのリテーナ3とから構
成されている。コネクタハウジング2(雌側コネクタハ
ウジング)は、合成樹脂材で略直方体状に一体に形成さ
れており、内部には端子金具4を収容して、図示しない
相手側の雄コネクタハウジングと嵌合して端子金具間の
電気的な接続を図る。コネクタハウジング2の内部には
端子収容室5が上下二段に渡って形成されており、端子
金具4を装着できる。端子収容室5は前後に開口してお
り、前側は小さく開口した端子接続口5Aが形成され
て、図示しない相手側の雄端子金具が挿通される。一
方、後側は大きく開口した端子挿入口5Bとされ、端子
金具4が挿入できるようになっている。上下に設けられ
た端子収容室5を隔てる壁面6からは、上下に向かって
ランス7が撓み変形可能に突設されている。このランス
7は、端子金具4が端子収容室5に挿入されると、係合
口20に係合して端子金具4を一次係止する。
【0012】コネクタハウジング2の両側面には、リテ
ーナ3の側片8と適合可能な一対のリテーナ装着部9
が、上下対称の形状をなして凹み形成されており、その
深さはリテーナ3の側片8の厚みとほぼ同等の深さに凹
み形成されている。このリテーナ装着部9の長い斜面部
分は、側片8側の対応する端面8Aのスライド移動を案
内するスライド面10とされている。リテーナ装着部9
には、リテーナ3を係合するための三種類の突部11,
12,13が突設されている。このうち、コネクタハウ
ジング2の最も中央側には、本係止突部11が設けられ
ている。
【0013】この本係止突部11は、リテーナ3の側片
8の厚さとほぼ同じ高さに突設されており、その輪郭は
リテーナ3の凹部14(後述する)の端部(図1の左側
の端部)の内周縁形状に適合する円弧形状に形成されて
いる。本係止突部11の後部はリテーナ装着部9に対し
て斜面を形成しつつ落ち込む案内面11Aが形成されて
いる。この案内面11Aにより、リテーナ3が仮係止位
置から本係止位置に至る際に、リテーナ3のスライド移
動が行いやすくなっている。一方、本係止突部11の前
方側(円形状に形成された側)は、その周縁は戻し方向
に僅かに傾斜して立ち上がっており、凹部14の開口縁
に当接して、本係止位置に至ったリテーナ3が仮係止位
置に戻り難くしている。
【0014】本係止突部11の後方には、仮係止突部1
2が設けられており、これらを結ぶラインは、スライド
面10とほぼ平行をなす。この仮係止突部12も、本係
止突部11と同様にリテーナ3の側片8の厚さとほぼ同
じ高さに突設されており、本係止突部11と共に凹部1
4に嵌合可能であり、その場合には本係止突部11が凹
部の一端部に、また仮係止突部12が凹部の他端部に位
置する。また、仮係止突部12の両端部は凹部14の両
端部の形状に適合して円弧形状をなしており、これらを
つなぐ部分は凹部14の両長辺と密着する。さらに、リ
テーナ3を仮係止状態にする際の凹部14への嵌め込み
操作を円滑にするために、仮係止突部12のうち、外側
ほぼ半分は、リテーナ装着部9に対して斜めにされて案
内面12Aが形成されている。なお、仮係止突部12
は、リテーナ3が仮係止位置にあるときには凹部14の
先端側に位置し、本係止位置にあるときには凹部14の
後端側に位置するようになる(図6、7を参照)。
【0015】仮係止突部12の後方には補助突部13が
突設されているが、この補助突部13は本・仮係止突部
11,12をつなぐラインの延長線上に位置している。
また、補助突部13を側面方向から見ると、スライド面
10と側片8の後端部(外縁8B)に対して平行な二つ
の面を持った扇状に形成されており、他の二つの突部1
1,12の半分程度の高さに形成されている。補助突部
13はリテーナ3を仮係止状態にする際の嵌め込み操作
を円滑に行うため、及び仮係止位置から本係止位置への
移動操作を円滑に行わせるために、これらの操作方向に
沿った円弧面が形成されている。しかし、扇状に形成さ
れた補助突部13のうち、弦に相当する面は共にほぼ垂
直に切り落とされた形状となっている。すなわち、補助
突部13は、仮係止状態において凹部14における一方
の長縁部に対向する側は仮係止保持面15となってお
り、また本係止状態において外縁8Bと対向する側は本
係止保持面16(本発明の第2の保持面に相当する。)
となっている。そして、仮係止保持面15は、リテーナ
3が仮係止位置にあるときに凹部14の開口縁14Aに
当接して、仮係止位置での係合力を強化し、本係止保持
面16は、外縁8Bに当接して、リテーナ3が仮係止方
向に移動しないように保持する。
【0016】端子金具4(本実施形態では雌端子金具)
は、導電性金属板を折曲げて形成されている。端子金具
4の前方には相手側の雄端子を保持する端子保持部17
が設けられ、後部には電線Wを固定しておくバレル部1
8が形成されている。また、端子金具4の中央部分に
は、上下に係合口20が形成されており、ランス7とリ
テーナ3の端子係合片19の係止が可能にされている。
なお、端子金具4は上下のいずれの方向を向けても端子
収容室5内に装着可能とされている。
【0017】リテーナ3は、合成樹脂材によりコネクタ
ハウジング2に組み付けられるように一体に成形されて
おり、コネクタハウジング2の上下から装着される。リ
テーナ3はその両側に一対の側片8を有しており、これ
らによってリテーナ3はコネクタハウジング2の両側面
を抱くようにして取り付け可能となる。そして、コネク
タハウジング2に対し、端子金具4が端子収容室5に抜
き差し可能な仮係止位置と、この仮係止位置よりも深い
位置で端子金具4を抜止め状態にする本係止位置との二
つの位置で係止可能とされている。リテーナ3の下部か
らは、端子金具4を係止する端子係合片19が端子収容
室5の数に合わせて斜め前方に突設されている。この端
子係合片19は、リテーナ3が仮係止位置にあるときに
は端子収容室5には至っていないため、端子金具4は端
子収容室5に対して抜き差しが可能とされている(図4
を参照)。一方、リテーナ3が本係止位置にあるときに
は、端子係合片19が端子金具4の係合口20に係合す
るため端子金具4が抜けないように二次係止される。
【0018】リテーナ3の側片8は拡開変形可能に突設
されており、ここには両端部に円弧部が形成された凹部
14が開口している。この凹部14内には、リテーナ3
が仮係止位置にあるときには仮係止突部12と補助突部
13が同時に嵌まり込み、本係止位置にあるときには仮
係止突部12と本係止突部11が同時に嵌まるようにな
っている。
【0019】次に、上記のように構成された、本実施形
態の作用効果について説明する。まず、コネクタハウジ
ング2にリテーナ3を取り付ける。リテーナ3をコネク
タハウジング2の上下から押し付けると、側片8が外方
に撓みつつ、リテーナ3の凹部14が仮係止突部12に
嵌まり込む。すると、側片8が復帰変形して、リテーナ
3とコネクタハウジング2が仮係止位置に組み付けられ
る(図2,4を参照)。このとき、凹部14には仮係止
突部12と補助突部13の二つの突部が係合している。
この仮係止位置では端子係合片19は端子収容室5内に
進入しておらず、端子金具4の抜き差しは可能であるか
ら、端子挿入口5B側から端子金具4を端子収容室5に
挿入する。端子金具4が所定の位置に至るとランス7が
端子金具4の係合口20に係合して、端子金具4が端子
収容室5内に一次係止される。
【0020】次に、リテーナ3をさらにコネクタハウジ
ング2に向かって押し込む。このときには、リテーナ3
側の端面8Aとコネクタハウジング2側のスライド面1
0が当接しているため、リテーナ3がスライド面10方
向に進みやすくなっている。そして、側片8が本係止突
起11を乗り越えるために、再度拡開方向に撓み変形す
る。さらにリテーナ3を押し込むと、凹部14の後端か
ら補助突部13が外れ、本係止突部11が凹部14の先
端に係合するとともに、側片8が復帰変形して、リテー
ナ3とコネクタハウジング2が本係止位置に至る(図
3,7を参照)。この状態では、補助突部13の本係止
保持面16が側片8の外縁8Bに当接している。また、
コネクタハウジング2の内部では、リテーナ3の端子係
合片19が端子金具4に係合しているため、端子金具4
は端子収容室5内に二次係止される(図5を参照)。こ
のようにして、本実施形態のコネクタ1の組付けが終了
する。
【0021】上記のように本実施形態によれば、リテー
ナ3が本係止位置にあるときには凹部14内の両端部に
仮係止突部12と本係止突部11とが共に係止するた
め、リテーナ3全体が安定的に保持されている。これと
同様にして、リテーナ3が仮係止位置にあるときには凹
部14内の両端部に仮係止突部12と補助突部13とが
係止しているため、仮係止状態におけるリテーナ3の係
止力を強化することができるため、リテーナ3のガタ付
きを防止し、リテーナ3が外れてしまう事態も回避でき
る。また、仮係止位置では、補助突部13の仮係止保持
面15が凹部14の開口縁14Aと面当たりした状態で
係止しているため、リテーナ3のガタ付きを確実に回避
できる。さらに、仮係止保持面15は、リテーナ3が仮
係止位置から本係止位置に移動するときのガイドとして
働くため、リテーナ3の移動を円滑に行うことができ
る。加えて、仮係止位置から本係止位置へとリテーナ3
が移動すると、補助突部13は凹部14との係止から解
離してリテーナ3の側片8の外側へ移る。そして、本係
止位置においては、補助突部13の本係止保持面16が
リテーナ3の側片8の外縁8Bに当たり合って係止する
ため、リテーナ3が仮係止位置に戻るのを規制する。さ
らに、本係止位置でのリテーナ3の係止力が高まるた
め、端子金具4の保持力も強化される。
【0022】本発明は前記実施形態に限定されるもので
はなく、例えば次に記載するようなものも本発明の技術
的範囲に含まれる。 補助係止部は、必ずしも側片の凹部に嵌まり込まなく
ても良い。例えば、側片側に別の凹部を設けて、ここに
嵌まり込む突部をコネクタハウジング側に設けてもよ
い。 補助係止部としては、単なる半円形状の突部を設けた
ものであっても良い。 側片の凹部は必ずしも貫通孔でなくともよく、内面に
凹み形成されたものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コネクタハウジングとリテーナを組付ける前の
側面図
【図2】コネクタハウジングとリテーナを仮係止位置に
したときの側面図
【図3】コネクタハウジングとリテーナを本係止位置に
したときの側面図
【図4】コネクタハウジングとリテーナを仮係止位置に
したときの側断面図
【図5】コネクタハウジングとリテーナを本係止位置に
したときの側断面図
【図6】仮係止位置における係合部の様子を示す拡大斜
視図
【図7】本係止位置における係合部の様子を示す拡大斜
視図
【図8】従来例においてコネクタハウジングとリテーナ
を組付ける前の側面図
【図9】従来例においてコネクタハウジングとリテーナ
を仮係止位置にしたときの側面図
【図10】従来例においてコネクタハウジングとリテー
ナを本係止位置にしたときの側面図
【符号の説明】
1…コネクタ 2…コネクタハウジング 3…リテーナ 4…端子金具 5…端子収容室 8…側片 8B…外縁 11…本係止突部(本係止用突部) 12…仮係止突部(仮係止用突部) 13…補助突部(補助係止部) 14…凹部 15…仮係止保持面(保持面) 16…本係止保持面(第2の保持面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−151002(JP,A) 特開 平8−45596(JP,A) 特開 平8−138783(JP,A) 実開 平5−36768(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に端子金具を挿入可能な端子収容室
    が形成されたコネクタハウジングと、 一対の側片を備えて前記コネクタハウジングを跨ぐよう
    にして装着され、端子金具の挿入を許容する仮係止位置
    から端子金具に係合して端子金具を抜け止め状態に保持
    する本係止位置へと移動可能なリテーナとからなり、 さらに前記側片には凹部が形成される一方、この側片と
    対向するコネクタハウジングの側面には、前記仮係止位
    置では前記凹部の一端部に係止する仮係止用突部と、前
    記本係止位置では前記凹部の両端部において前記仮係止
    用突部と共に係止する本係止用突部とが形成されてなる
    コネクタであって、 前記側片とこれと対向するコネクタハウジングの側面の
    いずれか一方には、前記仮係止位置において相手側と解
    離可能に係止する補助係止部が設けられ、 前記補助係止部は、前記リテーナが仮係止位置にあると
    きに前記凹部内において仮係止用突部と共にその両端部
    において係止する補助突部を有し、 前記補助突部には前記仮係止位置におけるリテーナの浮
    き上がりを規制するために、前記凹部の開口縁と当接し
    合って係止する保持面が形成されていることを特徴とす
    るコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものであって、前記補助
    突部は前記リテーナが仮係止位置から本係止位置へ移動
    することで前記凹部から解離してリテーナの側片の外側
    に位置するとともに、このときに前記リテーナの側片の
    外縁に当接し合ってリテーナの浮き上がりを規制する第
    2の保持面が形成されていることを特徴とするコネク
    タ。
  3. 【請求項3】 内部に端子金具を挿入可能な端子収容室
    が形成されたコネクタ さらに前記側片には凹部が形成
    される一方、この側片と対向するコネクタハウジングの
    ハウジングと、 一対の側片を備えて前記コネクタハウジングを跨ぐよう
    にして装着され、端子金具の挿入を許容する仮係止位置
    から端子金具に係合して端子金具を抜け止め状態に保持
    する本係止位置へと移動可能なリテーナとからなり、 側面には、前記仮係止位置では前記凹部の一端部に係止
    する仮係止用突部と、前記本係止位置では前記凹部の両
    端部において前記仮係止用突部と共に係止する本係止用
    突部とが形成されてなるコネクタであって、 前記側片とこれと対向するコネクタハウジングの側面の
    いずれか一方には、前記仮係止位置において相手側と解
    離可能に係止する補助係止部が設けられ、 前記補助係止部は、前記リテーナが仮係止位置にあると
    きに前記凹部内において仮係止用突部と共にその両端部
    において係止する補助突部を有し、 前記補助突部は前記リテーナが仮係止位置から本係止位
    置へ移動することで前記凹部から解離してリテーナの側
    片の外側に位置するとともに、このときに前記リテーナ
    の側片の外縁に当接し合ってリテーナの浮き上がりを規
    制する保持面が形成されていることを特徴とするコネク
    タ。
JP35129896A 1996-12-27 1996-12-27 コネクタ Expired - Fee Related JP3266024B2 (ja)

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