JP3647502B2 - シートトラック - Google Patents

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JP3647502B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、フロア側に固着されるロアレールと、該ロアレールに摺動可能に係合するアッパレールと、該アッパレールに設けられ、前記アッパレールの摺動をロック/ロック解除するロック機構とを有するシートトラックに関する。
【0002】
【従来の技術】
次に図面を用いて従来例を説明する。図9は従来のシートトラックを示す要部構成斜視図、図10は図9における側面図である。
【0003】
これらの図において、1は図示しないシートの前後摺動を案内するためのシートトラックである。このシートトラック1は、シート側に設けられるアッパレール2と、フロア側に設けられ、アッパレール2が摺動可能に嵌合するロアレール3とを有している。そして、ロアレール3は、ロアレール3の前後端部にそれぞれ設けられた前部ロアブラケット4と後部ロアブラケット5とを介してフロアに取り付けられている。
【0004】
ロアレール3の側面には、ロック穴3aが長手方向に沿って所定間隔で穿設されている。
6はアッパレール2上に設けられ、ロックシャフト7を回転可能に保持するブラケットである。このロックシャフト7には、ロアレール3のロック穴3aに噛合可能なロックレバー8が固着されている。更に、ロックシャフト7の一方の端部は、折曲されてハンドル部7aが形成され、他方の端部には、すり割り溝7bが形成されている。
【0005】
9は一端部がアッパレール2に、他端部がロックシャフト7のすり割溝7bにそれぞれ係止され、ロックシャフト7に対してロックレバー8がロック穴3aに噛合する方向(図9において矢印X方向)に付勢するトーションスプリングである。
【0006】
次に上記構成の作動を説明する。図9及び図10に示す状態は、ロックレバー8がロアレールのロック穴3aに噛合し、アッパレール2の移動が禁止されている(ロック状態)。
【0007】
この状態から、シートを前後方向に移動調整する場合には、ロックシャフト7のハンドル部7aを図9において、トーションスプリング9の付勢力に抗して反矢印X方向に回転させる。すると、ロックレバー8が、ロック穴3aより離脱し、アッパレール2はロアレール3に対して摺動可能な状態となる(アンロック状態)。そして、シートを前後方向に移動して、所望のシートポジションを得たならば、ロックシャフト7を反矢印X方向に回転させている操作力を解除する。すると、再び、ロックレバー8がロック穴3aに噛合し、ロック状態となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成のシートトラックにおいては、ブラケット6,ロックシャフト7,ロックレバー8及びトーションスプリング9から構成されるロック機構が、移動するアッパレール2の側面にブラケット6を介して設けられているので、ロック機構が占めるスペースが大きいという問題点がある。
【0009】
又、このロック機構の構成部品点数も多いという問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、ロック機構の占めるスペースが小さく、ロック機構の構成部品点数が少ないシートトラックを提供することにある。
【0010】
また、本発明の別の目的は、組付けが容易なシートトラックを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する発明は、フロア側に固着されるロアレールと、該ロアレールに摺動可能に係合し、シート側に設けられるアッパレールと、該アッパレールに設けられ、前記アッパレールの摺動をロック/ロック解除するロック機構とを有し、前記シートの下部に一組設けられるシートトラックにおいて、前記ロック機構のロック/ロック解除するロックレバーを前記アッパレールに沿って、上下方向に回転可能に設け、シートの下部前縁に配置されるループハンドルの一方の端部を一方のシートトラックの前記ロックレバーのループハンドル取付け部に、他方の端部を他方のシートトラックのロックレバーのループハンドル取付け部とに係脱可能に取付けたものである。
【0012】
ロック機構の具体的な構成としては、前記ロアレールは、内部に空間と、該空間にロック突起が形成された垂下部とを有し、前記アッパレールは、前記空間まで延出する第1のアッパレールと、前記空間まで延出する第2のアッパレールとから構成し、前記ロック機構は、中間部が前記第1及び第2のアッパレール間に回転可能に設けられ、一方の端部には前記ロック突起に係合可能な係合部が設けられ、他方の端部はシートの前部へ延出し、ループハンドル取付け部が設けられたロックレバーと、該ロックレバーを前記ロック突起に係合する方向に付勢する付勢部材とから構成したものがある。
【0013】
前記ループハンドル取付け部の具体的な構成としては、前記ロックレバーに設けられ、前記ループハンドルの端部が挿入される略円筒状のカーリング部がある。
【0014】
ここで、ループハンドルの抜け止めを防止する点から、前記ループハンドル取付け部に、前記ループハンドルの抜け止め手段を設けることが望ましい。
抜け止め手段の具体的な構成として、前記ループハンドルの周面に形成され、前記カーリング部の二つの端面近傍に位置する第1及び第2の溝と、前記カーリング部の前記ロックレバーと対向する面と反対側の面に設けられた係止部と、一方の端部が前記カーリング部の基端部に係止され、中間部が前記ループハンドルの第1の溝,前記カーリング部の係止部及びループハンドルの第2の溝に係合し、他方の端部が前記カーリング部の基端部に係止され、前記ループハンドルの第1及び第2の溝に押接するスプリングとから構成したものがある。
【0015】
ループハンドルに大きな荷重が作用し、塑性変形した場合のロック機構のロック強度の低下を防止する点から、前記ロックレバーのシートの前部側に設けられ、下面が開放された半円筒状の第1半カーリング部と、前記ロックレバーの前記第1半カーリングに隣接して設けられ、上面が開放された半円筒状の第2半カーリング部と、前記第1及び第2半カーリング部の内筒面に配置されるループハンドルと、前記ループハンドルを前記第1及び第2半カーリング部の内筒面に押接させる付勢手段とを具備することが望ましい。
【0016】
【作用】
本発明のシートトラックにおいて、ループハンドルをロックレバーに係脱可能に取付けることにより、組付けが容易となる。
【0017】
ロックレバーを付勢手段に抗して回転すると、ロックレバーとロック突起との係合が解除され、アッパレールはロアレールに対して摺動可能な状態となる。
ロックレバーは、アッパレールの第1の基部,第2の基部間に形成された空間に配設されているので、ロック機構の占めるスペースが小さく、しかも、ブラケットを用いていないのでロック機構の構成部品点数が少ない。
【0018】
ループハンドルに上方から大きな荷重が作用し、ループハンドルが変形し、フロア等に当接すると、ロックレバーをアンロック方向に押し上げ、ロック強度が低下する。しかし、下面が開放された第1半カーリング部をロックレバーのシートの前部側に設け、隣接して、上面が開放された第2の半カーリング部を設けたことにより、ループハンドルに上方から大きな荷重が作用すると、ループハンドルは、変形する前に、第1半カーリング部及び第2半カーリング部から離脱し、ループハンドルの変形が防止され、ロック強度の低下を防止できる。
【0019】
【実施例】
次に図面を用いて本発明の一実施例を説明する。図1は本発明の第1の実施例の要部分解斜視図、図2は図1において組付け後のA-A断面図、図3は図1において組付け後のB-B断面図、図4は図1において組付け後のC方向矢視図、図5は図1において組付け後のD方向矢視図、図6は図1におけるループハンドルとロックレバーとの取付けを説明する図、図7は図6におけるスプリングの斜視図、図8は本発明の第2の実施例を説明する図である。
【0020】
尚、本実施例のシートトラックは、シート下面の両サイドに設けられるものであるが、構成は同一なので、一方のシートトラックを用いて説明し、他方のシートトラックの説明は行なわない。
【0021】
先ず、図2及び図3を用いてシートトラックの構成部品であるアッパレール及びロアレールの断面形状を説明する。
フロア側に固着されるロアレール11は、フロアと略平行に設けられた基底部12と、基底部12の一方の端部に下方の端部が接続され、フロアから離れる方向に延出する第1の側壁部13と、基底部11の他方の端部に下方の端部が接続され、フロアから離れる方向に延出し、第1の側壁部13と略同じ長さの第2の側壁部14と、第1の側壁部13の上方の端部に一方の端部が接続され、基底部12と略平行に第2の側壁部14方向へ延出する第1の天部15と、第2の側壁部14の上方の端部に一方の端部が接続され、基底部12と略平行に第1の側壁部13方向へ延出し、第1の天部と略同じ長さの第2の天部16と、第1の天部15の他方の端部から基底部方向12に折曲し、第1の側壁部13より長さが短い第1の垂下部17と、第2の天部16の他方の端部から基底部12方向に折曲し、第1の垂下部17と空間Sを介して対向し、第1の垂下部17と略同じ長さの第2の垂下部18とからなっている。
【0022】
そして、第1の垂下部17,第2の垂下部18のうちどちらか一方、本実施例では第1の垂下部17には、ロアレール11の長手方向に沿ってロック突起19が複数形成されている。
【0023】
アッパレール21は、第1のアッパレール22と第2のアッパレール23とから構成される。
第1のアッパレール22はロアレール11の第1の垂下部17,第2の垂下部18間に形成された空間Sを介してロアレール11内に嵌入する第1の基部24と、第1の基部24から延出し、ロアレール11の第1の側壁部13,第1の天部15,第1の垂下部17で形成された空間S1まで延出する第1の延出部25とからなっている。
【0024】
一方、第2のアッパレール23は、ロアレール11の第1の垂下部15,第2の垂下部18間に形成された空間Sを介してロアレール11内に嵌入し、第1のアッパレール22の第1の基部24に固着された第2の基部26と、第2の基部26から延出し、ロアレール11の第2の側壁部14,第2の天部16,第2の垂下部18で形成された空間S2まで延出する第2の延出部27とからなっている。
【0025】
そして、ロアレールの基底部12,第1の側壁部13及びアッパレール21の第1の延出部25間に配置された鋼球30と、ロアレールの基底部12,第2の側壁部14及びアッパレール21の第2の延出部27間に配置された鋼球31とにより、アッパレール21はロアレール11に対して摺動可能となっている。
【0026】
アッパレール21において、第1のアッパレール22の第1の基部24の下部と、第2のアッパレール23の第2の基部26下部との間には、アッパレール21の長手方向に沿って空間S3が形成されている。
【0027】
又、アッパレール21の後部において、第1のアッパレール22の第1の基部24と、第2のアッパレール23の第2の基部26との間には、前述の空間S3の延出方向と直交する方向(上下方向)延出し、空間S3に接続する空間S3′が形成されている。
【0028】
次に、図1から図5を用いてシートトラックロック機構の説明を行なう。41はアッパレール21の第1のアッパレール22と第2のアッパレール23との間に形成された空間S3に配設されるロックレバーである。
【0029】
ロックレバー41の略中間部には穴42が形成され、アッパレール21(第2のアッパレール23)に形成された穴43及びロックレバー41の穴42に係合するピン44を用いて、上下方向に回転可能に設けられている。
【0030】
このロックレバー41の一方の回転端部(後端部)下部には、ロアレール11のロック突起19方向に折曲された折曲部45と、一方の回転端部上部には、アッパレール21の第1のアッパレール22と第2のアッパレール23との間に形成された空間S3′に嵌入する嵌合部46とが形成されている。折曲部45には、ロアレール11のロック突起19に係合可能なロック穴47が形成され、又、嵌合部46に穴48が形成されている。尚、本実施例の場合、第1のアッパレール22の第1の基部24,第1の延出部25において、ロックレバー41の折曲部45の移動範囲と干渉する部分は図5に示すように切りかかれている。
【0031】
一方、アッパレール21の第1のアッパレール22及び第2のアッパレール23には、穴51が穿設されている。第2のアッパレール23の穴51の近傍には上方に延出した切り欠き片52が形成され、更に、穴51を中心とし、ロックレバー41の穴48と交差する円弧状の長穴53が形成されている。そして、付勢部材としてのトーションバー60の基端部が穴51に係合し、中間部が切り欠き片52に係止され、先端部側は下方に弾性変形された状態で長穴53を介してロックレバー41の穴48に係合し、ロックレバー41のロック穴47が、ロアレール11のロック突起19に係合する方向に付勢している。
【0032】
また、アッパレール21の第1のアッパレール22の前部側の第1の基部24は、切り欠き部22aが形成され、この切り欠き部22aからロックレバー41の前部に形成された略円筒状の第1カーリング部41a,第2カーリング部41bが外部に突出している。
【0033】
70はシートクッション前縁部下方に配置され、一方の端部が一方のリクライニング装置のロックレバー41の第1及び第2カーリング部41a,41bに、他方の端部が他方のリクライニング装置のロックレバー41の第1及び第2カーリング部41a,41bにそれぞれ嵌合するループハンドルである。
【0034】
ループハンドル70の両端部には、第1及び第2カーリング部41a,41bを挟むように円筒面に溝70a,70bが形成されている。
一方、第1及び第2カーリング部41a,41bのロックレバー41と対向する面と反対側の面には、それぞれ切り起こし加工により係止部41c,41dが形成されている。
【0035】
そして、図7及び図8に示すような形状のスプリング72を用いて、ループハンドル70の抜け止めがなされている。このスプリング72は、第1カーリング部41aの基部上面に係止される第1係止部72aと、第1係止部72aから折曲し、ループハンドル70の溝70aの下部に係合する円弧状の第1溝係合部72bと、第1溝係合部72bから折曲し、係止部41cの上面,係止部41dの下面に当接する当接部72cと、当接部72cから折曲し、溝70bの上部に係合する円弧状の第2溝係合部72dと、第2カーリング部41bの基端部下面に係止される第2係止部72eとから構成される。
【0036】
次に、上記構成の作動を説明する。ロックレバー41のロック穴47はトーションバー60により、ロアレール11のロック突起19に係合し、アッパレール21の摺動は禁止されている。
【0037】
ここで、ループハンドル70を上方に持ち上げると、ロックレバー41は、ピン44を中心に回転し、ロックレバー41の折曲部45側は下方に移動し、ロックレバー41のロック穴47のロアレール11のロック突起19への係合は解除される。よって、アッパレール21はロアレール11に対して摺動可能な状態となり、所望のシートトラック位置へアッパレール21を摺動させる。
【0038】
この時、ロックレバー41に係合するトーションバー60も穴51を中心に回転しようとするが、切り欠き片52により、それ以上の回転が禁止され、切り欠き片52との当接部から先端部迄は下側に更に弾性変形する。
【0039】
所望の位置へアッパレール21が移動したならば、ループハンドル70の操作力を解除する。すると、トーションバー60は元の位置へ弾性復帰し、トーションバー60が係合するロックレバー41も元の位置に復帰し、ロックレバー41のロック穴47が、ロアレール11のロック突起19に係合し、アッパレール21の摺動は再び禁止される。
【0040】
上記構成によれば、ロックレバー41は、アッパレール21の第1の基部24,第2の基部26間に形成された空間S3に配設されているので、ロック機構の占めるスペースが小さく、しかも、従来ロック機構のように、ブラケットを用いていないのでロック機構の構成部品点数が減少する。
【0041】
また、ループハンドル70の組付けは、ループハンドル70の端部をロックレバー41に形成されたカーリング41a,41bに挿入し、溝70a,70bに押接する抜け止め用のスプリング72を用いて簡単に行なうことができる。
【0042】
尚、本発明は上記実施例に限定するものではない。上記実施例では、ロックレバー41に端部に二ヵ所のカーリング部41a,41bを形成したが、カーリング部が一ヵ所であっても、ループハンドル70の抜け止めは可能である。即ち、第1カーリング部41aのみの場合、スプリング72の第2係止部72eを第1カーリング部41aの基端部下面に係止させればよい。
【0043】
更に、スプリング72の代りに、ループハンドル70の溝70a,70bに係合するEリングであってもよい。
次に、図8を用いて本発明の第2の実施例を説明する。第1の実施例との相違点は、ロックレバーのループハンドル取付け部の構成である。
【0044】
本実施例では、ロックレバー80のシートの前部側には、下面が開放された半円筒状の第1半カーリング部80aと、第1半カーリング80aに隣接して設けられ、上面が開放された半円筒状の第2半カーリング部80bとが形成されている。これら第1及び第2半カーリング部80a,80bの内筒面にループハンドル70の端部が配置される。
【0045】
更に、第1及び第2半カーリング部80a,80bのロックレバー80と対向する面と反対側の面には、それぞれ切り起こし加工により係止部80c,80dが形成されている。
【0046】
そして、第1の実施例で説明を行なったスプリング72が第1の実施例と同じように取付けられている。
本実施例の場合、このスプリング72はループハンドル70の抜け止めと、ループハンドル70を第1半カーリング部80aの内筒面に、第2半カーリング部80bの内筒面にそれぞれ押接せしめ、落下を禁止している。
【0047】
上記構成によれば、第1の実施例の効果に加え、下記のような効果を得ることができる。
例えば、第1の実施例の構成の場合、ループハンドル70に上方から大きな荷重が作用し、ループハンドル70が変形し、フロア等に当接すると、ロックレバー41をアンロック方向に押し上げ、ロック強度が低下する。しかし、下面が開放された第1半カーリング部80aをロックレバー80のシートの前部側に設け、隣接して、上面が開放された第2の半カーリング部80bを設けたことにより、ループハンドル70に上方から大きな荷重が作用すると、ループハンドル70が変形する前に、スプリング72が変形するか又は脱落する。よって、ループハンドル70は第1半カーリング部80a及び第2半カーリング部80bから離脱し、ループハンドル70の変形が防止され、ロック強度の低下を防止できる。
【0048】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、ループハンドルをロックレバーに係脱可能に取付けることにより、組付けが容易となる。
【0049】
ロックレバーを付勢手段に抗して回転すると、ロックレバーとロック突起との係合が解除され、アッパレールはロアレールに対して摺動可能な状態となる。
ロックレバーは、アッパレールの第1の基部,第2の基部間に形成された空間に配設されているので、ロック機構の占めるスペースが小さく、しかも、ブラケットを用いていないのでロック機構の構成部品点数が少ない。
【0050】
ループハンドルに上方から大きな荷重が作用し、ループハンドルが変形し、フロア等に当接すると、ロックレバーをアンロック方向に押し上げ、ロック強度が低下する。しかし、下面が開放された第1半カーリング部をロックレバーのシートの前部側に設け、隣接して、上面が開放された第2の半カーリング部を設けたことにより、ループハンドルに上方から大きな荷重が作用すると、ループハンドルは、変形する前に、第1半カーリング部及び第2半カーリング部から離脱し、ループハンドルの変形が防止され、ロック強度の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の要部分解斜視図である。
【図2】図1において組付け後のA-A断面図である。
【図3】図1において組付け後のB-B断面図である。
【図4】図1において組付け後のC方向矢視図である。
【図5】図1において組付け後のD方向矢視図である。
【図6】図1におけるループハンドルとロックレバーとの取付けを説明する図である。
【図7】図6におけるスプリングの斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施例を説明する図である。
【図9】従来のシートトラックを示す要部構成斜視図である。
【図10】図9における側面図である。
【符号の説明】
11 ロアレール
12 基底部
13 第1の側壁部
14 第2の側壁部
15 第1の天部
16 第2の天部
17 第1の垂下部
18 第2の垂下部
19 ロック突起
21 アッパレール
22 第1のアッパレール
23 第2のアッパレール
24 第1の基部
25 第1の延出部
26 第2の基部
27 第2の延出部
41 ロックレバー
41a 第1カーリング部
41b 第2カーリング部
60 トーションバー(付勢部材)
70 ループハンドル
72 スプリング

Claims (7)

  1. フロア側に固着されるロアレールと、該ロアレールに摺動可能に係合し、シート側に設けられるアッパレールと、該アッパレールに設けられ、前記アッパレールの摺動をロック/ロック解除するロック機構とを有し、前記シートの下部に一組設けられるシートトラックにおいて、
    前記ロアレールは、
    内部に空間と、
    該空間にロック突起が形成された垂下部とを有し、
    前記アッパレールは、
    前記空間まで延出する第1のアッパレールと、
    前記空間まで延出する第2のアッパレールとから構成し、
    前記ロック機構は、
    中間部が前記第1及び第2のアッパレール間に、前記アッパレールに沿って、上下方向に回転可能に設けられ、一方の端部には前記ロック突起に係合可能な係合部が設けられ、他方の端部はシートの前部へ延出し、ループハンドル取付け部が設けられ、前記ロック機構のロック / ロック解除するロックレバーと、
    該ロックレバーを前記ロック突起に係合する方向に付勢する付勢部材とから構成し、
    シートの前縁下部近傍に配置されるループハンドルの一方の端部を一方のシートトラックの前記ロックレバーのループハンドル取付け部に、他方の端部を他方のシートトラックのロックレバーのループハンドル取付け部とに係脱可能に取付けたことを特徴とするシートトラック。
  2. 前記ループハンドル取付け部は、
    前記ロックレバーに設けられ、前記ループハンドルの端部が挿入される略円筒状のカーリング部であることを特徴とする請求項1記載のシートトラック。
  3. 前記ループハンドル取付け部に、前記ループハンドルの抜け止め手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のシートトラック。
  4. 前記抜け止め手段は、
    前記ループハンドルの周面に形成され、前記カーリング部の二つの端面近傍に位置する第1及び第2の溝と、
    前記カーリング部の前記ロックレバーと対向する面と反対側の面に設けられた係止部と、
    一方の端部が前記カーリング部の基部に係止され、中間部が前記ループハンドルの第1の溝 , 前記カーリング部の係止部及び前記ループハンドルの第2の溝に係合し、他方の端部が前記カーリング部の基端部に係止され、前記ループハンドルの第1及び第2の溝を押接するスプリングと、
    で構成したことを特徴とする請求項3記載のシートトラック。
  5. 前記ループハンドル取り付け部は、
    前記ロックレバーのシートの前部側に設けられ、下面が開放された半円筒状の第1半カーリング部と、
    前記ロックレバーの前記第1半カーリングに隣接して設けられ、上面が開放された半円筒状の第2半カーリング部と、
    前記第1及び第2半カーリング部の内筒面に配置されるループハンドルと、
    前記ループハンドルを前記第1及び第2半カーリング部の内筒面に押接させる付勢手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1記載のシートトラック。
  6. フロア側に固着されるロアレールと、該ロアレールに摺動可能に係合し、シート側に設けられるアッパレールと、該アッパレールに設けられ、前記アッパレールの摺動をロック / ロック解除するロック機構とを有し、前記シートの下部に一組設けられるシートトラッ クにおいて、
    前記ロック機構のロック / ロック解除するロックレバーを前記アッパレールに沿って、上下方向に回転可能に設け、シートの前縁下部近傍に配置されるループハンドルの一方の端部を一方のシートトラックの前記ロックレバーのループハンドル取付け部に、他方の端部を他方のシートトラックのロックレバーのループハンドル取付け部とに係脱可能に取付けると共に、
    前記ループハンドル取付け部は、前記ロックレバーに設けられ、前記ループハンドルの端部が挿入される略円筒状のカーリング部とし、
    前記ループハンドル取付け部に、前記ループハンドルの周面に形成され、前記カーリング部の二つの端面近傍に位置する第1及び第2の溝と、前記カーリング部の前記ロックレバーと対向する面と反対側の面に設けられた係止部と、一方の端部が前記カーリング部の基部に係止され、中間部が前記ループハンドルの第1の溝 , 前記カーリング部の係止部及び前記ループハンドルの第2の溝に係合し、他方の端部が前記カーリング部の基端部に係止され、前記ループハンドルの第1及び第2の溝を押接するスプリングとでなる抜け止め手段を設けたことを特徴とするシートトラック。
  7. フロア側に固着されるロアレールと、該ロアレールに摺動可能に係合し、シート側に設けられるアッパレールと、該アッパレールに設けられ、前記アッパレールの摺動をロック / ロック解除するロック機構とを有し、前記シートの下部に一組設けられるシートトラックにおいて、
    前記ロック機構のロック / ロック解除するロックレバーを前記アッパレールに沿って、上下方向に回転可能に設け、
    シートの前縁下部近傍に配置されるループハンドルの一方の端部を一方のシートトラックの前記ロックレバーのループハンドル取付け部に、他方の端部を他方のシートトラックのロックレバーのループハンドル取付け部とに係脱可能に取り付けると共に、
    前記ループハンドル取り付け部は、
    前記ロックレバーのシートの前部側に設けられ、下面が開放された半円筒状の第1半カーリング部と、
    前記ロックレバーの前記第1半カーリングに隣接して設けられ、上面が開放された半円筒状の第2半カーリング部と、
    前記第1及び第2半カーリング部の内筒面に配置されるループハンドルと、
    前記ループハンドルを前記第1及び第2半カーリング部の内筒面に押接させる付勢手段と、
    からなることを特徴とするシートトラック。
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