JP3644392B2

JP3644392B2 - Vehicle door opening and closing structure

Info

Publication number: JP3644392B2
Application number: JP2001047922A
Authority: JP
Inventors: 左千生中嶋; 優臓満吉
Original assignee: Toyota Auto Body Co Ltd
Current assignee: Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date: 2001-02-23
Filing date: 2001-02-23
Publication date: 2005-04-27
Anticipated expiration: 2021-02-23
Also published as: JP2002248942A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車等の車体の開口部を開閉するバックドアやフロントフード等の車両用扉開閉構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、自動車の後部に上下開閉可能に取り付けられた、車両用扉の一種である跳ね上げ式バックドアにおいて、図５に示すように、車体１１０の後部開口部の左右両縁上部１０８から後方へ差出されたバックドアダンパー１０２は、バックドアダンパーブラケット１０４を介して、バックドア１００のインナパネルの左右両縁上部を支持することとなっている。
【０００３】
そして、バックドアの開閉時に、バックドアと車体後部との衝突によるドア見切り干渉等を防止するための緩衝機構は、バックドア左右両縁の各々の中央付近にクッションゴムなどの緩衝部材を設けて構成されているが、図５及び図６に示すように、意匠上の理由で、緩衝部材１０６が配置される空間がバックドアダンパー１０２の下側に確保できないときは、緩衝部材１０６はバックドアダンパーブラケット１０４の横側に設けられ、ドア見切り干渉等を防止することとなる。
【０００４】
また、図７に示すような開閉扉の緩衝機構は、実開平５−５８４３０号公報で提案されており、この構成の緩衝機構では、バックドアダンパー１０３は、車体の後部開口部の左右両縁上部１１１に自らの根端部１０５がスタットボルト１０９により取り付けられ、三次元的に回転可能に保持され、根端部１０５の上側にクッションゴム等から形成された円柱形の緩衝部材１０７が止着されている。そして緩衝部材１０７は、バックドア１０１の開閉時、バックドア１０１側当接面１１３に接し、衝撃を吸収することとなる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図５及び図６に示すような従来技術では、緩衝部材１０６がダンパー１０２の横側に設定され、バックドア開口フランジ１１２とドア見切り１１４間の距離Ｌが大きくなるため、バックドア１００の開口が狭くなるという問題点があった。また、実開平５−５８４３０号公報で提案されている緩衝機構では、バックドアダンパー１０３の一端１０５に緩衝部材１０７を設けているので、緩衝部材１０７が倒れ易く、変形し易くなるという問題点や、バックドア１０１開閉時の衝撃が緩衝部材１０７のみならずバックドアダンパー１０３へも伝わり、ねじれによりバックドアダンパー１０３が変形してしまうという問題点があった。
【０００６】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、十分なバックドア開口を確保でき、従来より緩衝部材の強度を高くすることができる車両用扉開閉構造を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１に記載の車両用扉開閉構造は、車体と該車体に開閉可能に設けられた扉との間にダンパステーが設けられ、該ダンパステーの各端部が、その端部に回動可能に結合されたブラケットを介して車体または扉に取り付けられている車両用扉開閉構造において、ダンパステーの各端部のブラケットの内少なくとも一方のブラケットには、扉を閉じたときに車体または扉に当接して衝撃を吸収する緩衝部材が設けられ、前記ブラケットは、車体または扉に固定される固定部と、前記緩衝部材の内部に貫入される芯部とを備えている。
【０００８】
この構成の車両用扉開閉構造では、ダンパステーは、車体と該車体に開閉可能に設けられた扉との間に設けられ、車両用扉開閉構造において、ダンパステーの各端部は、その端部に回動可能に結合されたブラケットを介して車体または扉に取り付けられ、緩衝部材は、ダンパステーの各端部のブラケットの内少なくとも一方のブラケットに設けられ、扉を閉じたときに車体または扉に当接して衝撃を吸収する。
【０００９】
【００１０】
また、ブラケットは固定部と芯部とを備え、固定部は、車体または扉に固定され、芯部は、緩衝部材の内部に貫入されている。
【００１１】
また、請求項２に記載の車両用扉開閉構造では、請求項１に記載の車両用扉開閉構造の構成に加えて、前記芯部は、前記衝撃部材が車体または扉に当接する方向に延出する基部と、該基部の先端より車体または扉に当接する前記衝撃部材の当接面に対し平行に延出する先端部とを備えている。
【００１２】
この構成の車両用扉開閉構造では、請求項１に記載の車両用扉開閉構造の作用に加えて、芯部には、基部と先端部とが備えられ、基部は、衝撃部材が車体または扉に当接する方向に延出し、先端部は、基部の先端より車体または扉に当接する衝撃部材の当接面に対し平行に延出する。
【００１３】
また、請求項３に記載の車両用扉開閉構造では、請求項１又は請求項２に記載の車両用扉開閉構造の構成に加えて、前記緩衝部材は、その当接面とは反対側の端面が、前記ブラケットの固定部、車体または扉に当接していることを特徴とする。
【００１４】
この構成の車両用扉開閉構造では、請求項１又は請求項２に記載の車両用扉開閉構造の作用に加えて、緩衝部材は、その当接面とは反対側に端面を有し、端面は、ブラケットの固定部、車体または扉に当接している。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した車両用扉開閉構造の一実施形態について、自動車のバックドアを例に挙げ、図面を参照しつつ説明する。ここで、図１は、本発明の実施形態を示す、車両の後方右側からの斜視図であり、図２は、図１に示すダンパーブラケット本体の斜視図であり、図３は、バックドアが閉じた状態での、図２におけるＡ−Ａ線における矢視方向断面図である。また、図４は、本発明の変形例の１つを示す、ダンパーブラケット本体の斜視図であり、図５は、従来技術の車両用扉開閉構造を示す車両の後方右側からの斜視図であり、図６は、図５のＢ−Ｂ線における矢視方向断面図であり、図７は、実開平５−５８４３０号公報で提案された自動車のバックドアの開閉構造を示す斜視図である。
【００１６】
尚、本発明の実施の形態では、一般的に自動車が左右対称な形状であるという性格上、車両および車体、車体に係る部品の説明は車両の右側側面においてのみ行い、左側側面に関しての詳細な説明は省略しているが、左側側面も同様の機構となっている。
【００１７】
まず、図１を参照して自動車３０の車体２５の構造を説明する。図１に示すように、後部開口部２０を備えた自動車３０において、車体２５の後部には、上下開閉可能な状態にバックドア１が設けられている。そして、その上下方向への開閉運動を司るのが、図示外のバックドアヒンジと、ダンパステー５であり、バックドアヒンジは、車体２５側に不動に固定されるベースの部分と、バックドア１側に、ベース部分と回転可能に保持された腕となるアームの部分とから構成され、バックドア１を開閉可能に保持し、またダンパステー５は、その内部に封入した流体により、バックドア１の開閉運動の制動を行う。
【００１８】
ダンパステー５は、車体後部開口部の左右両縁上部３から差出され、ダンパステー５のバックドア側端部に回動可能に結合されたダンパーブラケット２により、バックドア１の左右両縁の各々の中央付近に連結されている。ダンパーブラケット２には緩衝部材１０が一体成形されており、緩衝部材１０はバックドアが閉じたときに、車体後部開口部の左右両縁上部３上の車体側当接面１１に当接して衝撃を吸収する。
【００１９】
次に、図２を用いてダンパーブラケット２の構造について説明する。ダンパーブラケット２は、固定部であるバックドア取り付け面６と、その取り付け面６が曲折されて形成されたダンパー取り付け面８とを有し、断面が略Ｌ字型の形状となっており、バックドア取り付け面６上には、ダンパーブラケット２をバックドアへ取り付けるためのボルト等を通す、小判型の貫通孔６ａと円形の貫通孔６ｂが設けられている。
【００２０】
ダンパー取り付け面８にはダンパステー５が自在継ぎ手４０を介して連結され、ダンパー取り付け面８の一部は、芯部として扁平した円錐台状のゴム等の弾性体から成る緩衝部材１０に貫入されており、円錐台状の緩衝部材１０の底面１０ｃは、バックドア取り付け面６と段差の無いように成型されている。芯部は、緩衝部材１０が車体２５に当接する方向に延出する基部８ａと、基部８ａの先端から、緩衝部材１０の車体２５との当接面１０ａに対し平行に延出する先端部８ｂとを備えている。この芯部により、緩衝部材１０の倒れや座屈等による変形を防ぐことができる。尚、緩衝部材側当接面１０ａに形成された突起部１０ｂは、バックドア１開閉時に緩衝部材１０と車体２５との当接面１０ａ、１１で生じる剥離等を防止するためのものである。
【００２１】
図３は、バックドア１が閉じた状態でのダンパーブラケット２と車体２５との関係を断面図で示したものである。ダンパーブラケット２は、バックドア１のインナパネル１ａとバックドア１の補強材であるバックドアリーンホース５０に重なり、ボルト５１とナット５２で挟み込まれて固定されている。ダンパーブラケット２に一体に成形された緩衝部材１０はその底面１０ｃが、バックドア１のインナパネル１ａに当接するように成型されている。また、ダンパー取り付け面８が緩衝部材１０に貫入された芯部の先端部８ｂが、緩衝部材側当接面１０ａを緩衝部材１０内部で支持している。
【００２２】
また、この図３に示す断面図における車体側の形状では、車体側当接面１１が平坦になるように成型されており、車体側当接面１１を後部開口部２０方向へ延設し、車体２５後部方向へ曲折して後部開口フランジ１５が形成され、その先端には外部からの水や埃などを遮断するウェザストリップ５３が設けられている。
【００２３】
以上に説明した車両用扉開閉構造を備えた自動車３０では、ダンパーブラケット２の後部開口フランジ１５と、車体２５右側側面が後部開口部２０方向へ曲折した部分の、車体２５側面における最後部の稜線であるドア見切り１３との距離ｌは、図６に示す従来技術における後部開口フランジ１１２とドア見切り１１４間の距離Ｌよりも短縮され、それにより後部開口が広くとれ、ダンパーブラケット２近傍の空間が有効に利用できる。そして緩衝部材１０は、バックドア１のインナパネル１ａに当接するように成型されているので、緩衝部材１０の車体側当接面１１だけでなく、バックドア側当接面である緩衝部材１０の底面１０ｃにおいても負荷応力を均一にでき、より確実に緩衝部材１０の倒れや座屈等による変形を防ぐことができる。
【００２４】
次に、本発明の他の実施の形態を図４を参照して説明する。図４に示すように、ダンパーブラケット４２は、バックドア取り付け面４６と、その取り付け面４６が曲折されて形成されたダンパー取り付け面４８とを有し、断面が略Ｌ字型の形状となっており、緩衝部材３１の取り付け面４６ａはバックドア取り付け面４６が延設された面であり、その面上には貫通孔８０が設けられている。
【００２５】
また緩衝部材３１は、その上下端面からそれぞれ下方向、上方向に拡底した形状の円錐台３１ａ、３１ｂを有し、その中間には、貫通孔８０の直径よりも小さい直径で緩衝部材３１の取り付け面４６ａの板厚にほぼ等しい高さの円筒部３１ｃを有し、それを介して各々の円錐台３１ａ、３１ｂが同心軸上につながれた形状となっている。そして、緩衝部材３１は、円錐台３１ａが貫通孔８０に挿嵌された後、円筒部３１ｃが貫通孔８０内に収まり、円錐台３１ａ、３１ｂがそれぞれ取り付け面４６ａを挟み込む形で取り付けられる。
【００２６】
尚、ダンパーブラケットに緩衝部材を設け一体構造にする方法は他にも考えられ、緩衝部材の内側にネジ山を切った金属などを埋め込み、取り付け面を挟んで反対側から貫通孔を経てボルト等で締め付ける方法でも、さらに、そのボルトをブラケット本体に一体成形するという方法でも良い。
【００２７】
さらに、本実施の形態の車両用扉開閉構造は、バックドアに限られず、自動車においては、フロントフード、フロントドア、リアドア等の開閉扉に用いることができ、また、ダンパステーを開閉扉側から差出してダンパーブラケットを車体側に設けることも可能である。
【００２８】
以上に説明したように、本実施の形態の車両用扉開閉構造では、ダンパーブラケット２と緩衝部材１０とを一体にすることで、部品点数を削減できるとともに、後部開口フランジ１５とバックドア見切り１３間の距離が縮められ、それにより後部開口が大きくとれ、そしてダンパーブラケット２近傍の空間を有効に利用できる。また、ダンパーブラケット２本体の、緩衝部材１０に貫入された芯部の基部８ａ、先端部８ｂは、緩衝部材１０と車体２５の当接面を支持、補強し、緩衝部材１０の倒れや変形を防ぎ、逆に緩衝部材１０はその芯部の基部８ａ、先端部８ｂを包み込むので、ドライバー保護の観点からも有効なものとなる。
【００２９】
そしてまた緩衝部材１０は、バックドア１側で、そのインナパネル１ａに当接するように成型されており、車体側の当接面１１だけを支持するのではなく、バックドアのインナパネル１ａを面全体で支持するので、それによりバックドア１開閉時の安定性が向上されるとともに、自らの強度を上げるという効果も併せ持つ。
【００３０】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１に係るこの構成の車両用扉開閉構造では、ダンパステーは、車体と該車体に開閉可能に設けられた扉との間に設けられ、車両用扉開閉構造において、ダンパステーの各端部は、その端部に回動可能に結合されたブラケットを介して車体または扉に取り付けられ、緩衝部材は、ダンパステーの各端部のブラケットの内少なくとも一方のブラケットに設けられ、扉を閉じたときに車体または扉に当接して衝撃を吸収することができる。従って、開閉扉を設けた車体開口の幅を広くでき、また設計の自由度を増大できるという効果がある。
【００３１】
また、請求項１に係る発明の車両用扉開閉構造では、ブラケットは固定部と芯部とを備え、固定部は、車体または扉に固定され、芯部は、緩衝部材の内部に貫入されるので、緩衝部材の倒れや座屈による変形などを防止することができ、強く開閉扉が閉められても見切り干渉を防ぐことができる。
【００３２】
さらに、請求項２に係る発明の車両用扉開閉構造では、請求項１に記載の車両用扉開閉構造の効果に加えて、前記芯部は、基部と先端部とを備え、基部は、衝撃部材が車体または扉に当接する方向に延出し、先端部は、基部の先端より車体または扉に当接する衝撃部材の当接面に対し平行に延出するので、より確実に緩衝部材の倒れや変形などを防止することができ、また強く開閉扉が閉められても、より確実に見切り干渉を防止することができる。
【００３３】
また、請求項３に係る発明の車両用扉開閉構造では、請求項１又は請求項２に記載の車両用扉開閉構造の効果に加えて、緩衝部材は、その当接面とは反対側に端面を有し、端面は、ブラケットの固定部、車体または扉に当接している。従って、緩衝部材は、開閉板のインナパネルと車体のアウタパネルの両方を面全体で支持し開閉扉の開閉時の安定性を向上させることができ、また自ら強度を上げることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態を示す、車体後部開口部の後方右側からの斜視図である。
【図２】図１に示す、ダンパーブラケット本体の斜視図である。
【図３】バックドアが閉じた状態での、図２におけるＡ−Ａ線における矢視方向断面図である。
【図４】本発明の変形例の１つを示す、ダンパーブラケット本体の斜視図である。
【図５】従来技術の車両用扉開閉構造を示す、車体後部開口部の後方右側からの斜視図である。
【図６】図５におけるＢ−Ｂ線における矢視方向断面図である。
【図７】従来の自動車のバックドアの開閉構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
１バックドア
１ａバックドアインナパネル
２ダンパーブラケット
３後部開口部の左右両縁上部
５ダンパステー
６バックドア取り付け面
６ａ小判型貫通孔
６ｂ円形貫通孔
８ダンパー取り付け面
８ａ基部
８ｂ先端部
１０緩衝部材
１０ａ緩衝部材側当接面
１０ｂ緩衝部材突起部
１０ｃ緩衝部材底面
１１車体側当接面
１３ドア見切り
１５後部開口フランジ
２０車体後部開口部
２５車体
３０自動車
４０自在継ぎ手[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle door opening / closing structure such as a back door or a front hood that opens and closes an opening of a vehicle body such as an automobile.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, in a flip-up type back door that is a kind of a vehicle door that is attached to the rear portion of an automobile so as to be opened and closed, as shown in FIG. The fed back door damper 102 supports the upper left and right edge upper portions of the inner panel of the back door 100 via the back door damper bracket 104.
[0003]
The shock-absorbing mechanism for preventing the door parting interference due to the collision between the back door and the rear of the vehicle body when the back door is opened and closed is provided with a shock-absorbing member such as a cushion rubber near the center of each of the left and right edges of the back door. As shown in FIGS. 5 and 6, when the space in which the buffer member 106 is disposed cannot be secured below the back door damper 102 for design reasons, the buffer member 106 is used as the back door. Provided on the side of the damper bracket 104 to prevent door parting interference and the like.
[0004]
7 is proposed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-58430. In the buffer mechanism having this configuration, the back door damper 103 has both left and right edges of the rear opening of the vehicle body. The root end portion 105 is attached to the upper portion 111 with a stat bolt 109 and is held rotatably in a three-dimensional manner, and a cylindrical buffer member 107 formed of cushion rubber or the like is fixed to the upper side of the root end portion 105. Has been. When the back door 101 is opened and closed, the buffer member 107 contacts the back door 101 side contact surface 113 and absorbs the impact.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the prior art as shown in FIGS. 5 and 6, the buffer member 106 is set on the side of the damper 102, and the distance L between the back door opening flange 112 and the door parting 114 becomes large. There was a problem that the opening became narrow. Moreover, in the buffer mechanism proposed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-58430, the buffer member 107 is provided at one end 105 of the back door damper 103, so that the buffer member 107 is easily tilted and easily deformed. There is a problem that an impact at the time of opening and closing the back door 101 is transmitted not only to the buffer member 107 but also to the back door damper 103, and the back door damper 103 is deformed by twisting.
[0006]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a vehicle door opening / closing structure that can secure a sufficient back door opening and that can increase the strength of a buffer member as compared with the prior art. To do.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the door opening and closing structure for a vehicle according to claim 1 is provided with a damper stay between a vehicle body and a door that can be opened and closed on the vehicle body, and each end portion of the damper stay has In a vehicle door opening / closing structure that is attached to a vehicle body or a door via a bracket that is pivotally coupled to the end portion, the door is closed to at least one of the brackets at each end portion of the damper stay. A buffer member that sometimes abuts against the vehicle body or the door and absorbs an impact is provided, and the bracket includes a fixed portion that is fixed to the vehicle body or the door, and a core portion that penetrates into the buffer member . .
[0008]
In the vehicle door opening / closing structure with this configuration, the damper stay is provided between the vehicle body and a door that can be opened and closed on the vehicle body. In the vehicle door opening / closing structure, each end of the damper stay is at the end. The shock absorber is attached to at least one of the brackets at each end of the damper stay and is applied to the vehicle body or the door when the door is closed. Touch to absorb shock.
[0009]
[0010]
The bracket includes a fixed portion and a core portion. The fixed portion is fixed to the vehicle body or the door, and the core portion is inserted into the buffer member.
[0011]
In the vehicle door opening / closing structure according to claim 2 , in addition to the configuration of the vehicle door opening / closing structure according to claim 1 , the core portion extends in a direction in which the impact member abuts against the vehicle body or the door. A base that protrudes, and a tip that extends parallel to the contact surface of the impact member that contacts the vehicle body or the door from the tip of the base.
[0012]
In the vehicle door opening / closing structure with this configuration, in addition to the operation of the vehicle door opening / closing structure according to claim 1 , the core portion includes a base portion and a tip portion, and the base portion includes an impact member that is a vehicle body or a door. The front end portion extends in parallel with the contact surface of the impact member that contacts the vehicle body or the door from the front end of the base portion.
[0013]
Further, in the vehicle door opening and closing structure according to claim 3, in addition to the configuration of the vehicle door opening and closing structure according to claim 1 or claim 2, wherein the buffer member, opposite to its contact surface The end face is in contact with the fixed portion of the bracket, the vehicle body or the door.
[0014]
In the vehicle door opening / closing structure with this configuration, in addition to the operation of the vehicle door opening / closing structure according to claim 1 or 2 , the buffer member has an end surface on the side opposite to the contact surface, Is in contact with the fixed portion of the bracket, the vehicle body or the door.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a vehicle door opening and closing structure embodying the present invention will be described with reference to the drawings, taking a back door of an automobile as an example. Here, FIG. 1 is a perspective view from the rear right side of the vehicle showing an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a perspective view of the damper bracket body shown in FIG. 1, and FIG. FIG. 3 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 2 in a closed state. FIG. 4 is a perspective view of a damper bracket body showing one of the modifications of the present invention, and FIG. 5 is a perspective view from the rear right side of the vehicle showing a conventional door opening / closing structure for a vehicle. 6 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 5, and FIG. 7 is a perspective view showing the opening / closing structure of the back door of the automobile proposed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-58430.
[0016]
In the embodiment of the present invention, the description of the vehicle, the vehicle body, and the parts related to the vehicle body is made only on the right side surface of the vehicle because of the nature that the automobile is generally symmetrical. Although the explanation is omitted, the left side surface has the same mechanism.
[0017]
First, the structure of the vehicle body 25 of the automobile 30 will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 1, in an automobile 30 having a rear opening 20, a back door 1 is provided at a rear part of a vehicle body 25 so as to be opened and closed vertically. And, it is the back door hinge (not shown) and the damper stay 5 that control the opening and closing movement in the vertical direction. The back door hinge is fixed to the body 25 side and fixed to the vehicle body 25 side, and the back door 1 side. The back door 1 is configured to be openable and closable by a base portion and an arm portion that is rotatably held, and the damper stay 5 is configured to open and close the back door 1 by a fluid enclosed therein. Perform braking.
[0018]
The damper stay 5 is extended from the upper left and right edge upper portions 3 of the rear opening of the vehicle body, and is centered on each of the left and right edges of the back door 1 by a damper bracket 2 rotatably coupled to the back door side end of the damper stay 5. It is connected in the vicinity. A shock absorber 10 is integrally formed on the damper bracket 2. When the back door is closed, the shock absorber 10 abuts against the vehicle body side contact surface 11 on the left and right upper edges 3 of the rear opening of the vehicle body and shocks. To absorb.
[0019]
Next, the structure of the damper bracket 2 will be described with reference to FIG. The damper bracket 2 has a back door mounting surface 6 that is a fixed portion, and a damper mounting surface 8 formed by bending the mounting surface 6, and has a substantially L-shaped cross section. On the door attachment surface 6, there are provided an oval through hole 6 a and a circular through hole 6 b through which a bolt or the like for attaching the damper bracket 2 to the back door is passed.
[0020]
A damper stay 5 is connected to the damper mounting surface 8 via a universal joint 40, and a part of the damper mounting surface 8 is inserted into a buffer member 10 made of an elastic body such as a flat truncated cone as a core portion. In addition, the bottom surface 10c of the truncated cone-shaped buffer member 10 is molded so as not to be stepped from the back door mounting surface 6. The core portion includes a base portion 8a extending in a direction in which the cushioning member 10 contacts the vehicle body 25, and a distal end portion 8b extending from the tip of the base portion 8a in parallel to the contact surface 10a of the buffer member 10 with the vehicle body 25. And. By this core part, the deformation | transformation by the fall of a buffer member 10, buckling, etc. can be prevented. The protrusions 10b formed on the buffer member-side contact surface 10a are for preventing peeling and the like that occur on the contact surfaces 10a and 11 between the buffer member 10 and the vehicle body 25 when the back door 1 is opened and closed.
[0021]
FIG. 3 is a cross-sectional view showing the relationship between the damper bracket 2 and the vehicle body 25 when the back door 1 is closed. The damper bracket 2 overlaps the inner panel 1a of the back door 1 and the back door lean hose 50 that is a reinforcing material of the back door 1, and is sandwiched and fixed by bolts 51 and nuts 52. The shock-absorbing member 10 formed integrally with the damper bracket 2 is formed so that the bottom surface 10c thereof is in contact with the inner panel 1a of the back door 1. Further, the tip end portion 8b of the core portion in which the damper mounting surface 8 is inserted into the buffer member 10 supports the buffer member-side contact surface 10a inside the buffer member 10.
[0022]
Further, in the shape on the vehicle body side in the cross-sectional view shown in FIG. 3, the vehicle body side contact surface 11 is molded so as to be flat, and the vehicle body side contact surface 11 extends in the direction of the rear opening 20. A rear opening flange 15 is formed by bending in the rear direction of the vehicle body 25, and a weather strip 53 for blocking water, dust and the like from the outside is provided at the front end.
[0023]
In the automobile 30 having the vehicle door opening / closing structure described above, the rear opening flange 15 of the damper bracket 2 and the ridge line of the rearmost portion of the side surface of the vehicle body 25 at the portion where the right side surface of the vehicle body 25 is bent toward the rear opening portion 20. The distance l with the door parting 13 is shorter than the distance L between the rear opening flange 112 and the door parting 114 in the prior art shown in FIG. 6, so that the rear opening is widened, and the space near the damper bracket 2 is reduced. It can be used effectively. And since the buffer member 10 is shape | molded so that it may contact | abut to the inner panel 1a of the back door 1, not only the vehicle body side contact surface 11 of the buffer member 10 but the buffer member 10 which is a back door side contact surface. Also on the bottom surface 10c, the load stress can be made uniform, and the buffer member 10 can be more reliably prevented from being deformed due to falling or buckling.
[0024]
Next, another embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 4, the damper bracket 42 has a back door attachment surface 46 and a damper attachment surface 48 formed by bending the attachment surface 46, and has a substantially L-shaped cross section. The mounting surface 46a of the buffer member 31 is a surface on which the back door mounting surface 46 is extended, and a through hole 80 is provided on the surface.
[0025]
Further, the buffer member 31 has truncated cones 31a and 31b whose bottoms are expanded downward and upward from the upper and lower end surfaces, respectively, and the buffer member 31 is attached to the middle with a diameter smaller than the diameter of the through hole 80. A cylindrical portion 31c having a height substantially equal to the plate thickness of the surface 46a is provided, and the respective truncated cones 31a and 31b are connected to each other on a concentric axis. Then, after the truncated cone 31a is inserted into the through hole 80, the buffer member 31 is attached in such a manner that the cylindrical portion 31c is accommodated in the through hole 80, and the truncated cones 31a and 31b sandwich the attachment surface 46a.
[0026]
In addition, there is another method for providing a damper bracket with a buffer member so as to have an integrated structure, such as embedding a screw-cut metal inside the buffer member, a bolt or the like through a through hole from the opposite side across the mounting surface Or a method of integrally forming the bolt with the bracket body.
[0027]
Furthermore, the vehicle door opening / closing structure of the present embodiment is not limited to a back door, and can be used for an opening / closing door such as a front hood, a front door, and a rear door in an automobile, and a damper stay is sent out from the opening / closing door side. It is also possible to provide a damper bracket on the vehicle body side.
[0028]
As described above, in the vehicle door opening / closing structure of the present embodiment, the number of parts can be reduced by integrating the damper bracket 2 and the buffer member 10, and the rear opening flange 15 and the back door parting 13 can be reduced. The distance between them is shortened, so that the rear opening can be made larger and the space near the damper bracket 2 can be used effectively. Further, the base portion 8a and the tip end portion 8b of the core portion of the damper bracket 2 main body that are inserted into the buffer member 10 support and reinforce the contact surfaces of the buffer member 10 and the vehicle body 25, so that the buffer member 10 is not tilted or deformed. On the contrary, since the buffer member 10 wraps around the base 8a and the tip 8b of the core, it is also effective from the viewpoint of driver protection.
[0029]
The buffer member 10 is molded on the back door 1 side so as to abut against the inner panel 1a, and does not support only the abutment surface 11 on the vehicle body side, but covers the inner panel 1a of the back door. Since it is supported as a whole, it improves the stability when the back door 1 is opened and closed, and also has the effect of increasing its own strength.
[0030]
【The invention's effect】
As described above, in the vehicle door opening / closing structure of this configuration according to claim 1, the damper stay is provided between the vehicle body and the door that can be opened and closed on the vehicle body. Each end of the damper stay is attached to the vehicle body or the door via a bracket rotatably coupled to the end, and the buffer member is provided on at least one of the brackets at each end of the damper stay, When the door is closed, the shock can be absorbed by contacting the vehicle body or the door. Accordingly, the width of the vehicle body opening provided with the opening / closing door can be widened, and the degree of freedom in design can be increased.
[0031]
Further, in the vehicle door opening and closing structure of the invention according to claim 1, bracket comprises a fixing portion and the core portion, the fixed portion is fixed to the vehicle body or the door, the core portion is intruded into the inside of the cushioning member Therefore, it is possible to prevent the buffer member from falling down or deforming due to buckling, and it is possible to prevent parting interference even when the door is strongly closed.
[0032]
Furthermore, in the vehicle door opening / closing structure of the invention according to claim 2 , in addition to the effect of the vehicle door opening / closing structure according to claim 1 , the core portion includes a base portion and a tip portion, and the base portion includes an impact. The member extends in the direction in which the member abuts against the vehicle body or the door, and the tip end portion extends in parallel with the contact surface of the impact member abutting against the vehicle body or the door from the tip of the base portion. Deformation and the like can be prevented, and even when the door is strongly closed, it is possible to more reliably prevent parting interference.
[0033]
In the vehicle door opening / closing structure of the invention according to claim 3 , in addition to the effect of the vehicle door opening / closing structure according to claim 1 or 2 , the buffer member is provided on the side opposite to the contact surface. It has an end surface, and the end surface is in contact with the fixing portion of the bracket, the vehicle body or the door. Therefore, the buffer member can support both the inner panel of the opening / closing plate and the outer panel of the vehicle body over the entire surface to improve the stability when opening and closing the opening / closing door, and can also increase the strength itself.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view from the rear right side of a rear opening of a vehicle body, showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a damper bracket body shown in FIG.
3 is a cross-sectional view in the direction of the arrows along the line AA in FIG. 2 in a state where the back door is closed.
FIG. 4 is a perspective view of a damper bracket body showing one of the modifications of the present invention.
FIG. 5 is a perspective view from the rear right side of the rear opening of the vehicle body, showing a conventional door opening / closing structure for a vehicle.
6 is a cross-sectional view in the direction of the arrows along line BB in FIG.
FIG. 7 is a perspective view showing a conventional open / close structure of a back door of an automobile.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Back door 1a Back door inner panel 2 Damper bracket 3 Upper part of both right and left edges of rear opening 5 Damper paste 6 Back door mounting surface 6a Oval through hole 6b Circular through hole 8 Damper mounting surface 8a Base 8b Tip 10 Buffer member 10a Buffer Member side contact surface 10b Buffer member protrusion 10c Buffer member bottom surface 11 Vehicle body side contact surface 13 Door parting 15 Rear opening flange 20 Vehicle body rear opening 25 Vehicle body 30 Automobile 40 Universal joint

Claims

車体と該車体に開閉可能に設けられた扉との間にダンパステーが設けられ、該ダンパステーの各端部が、その端部に回動可能に結合されたブラケットを介して車体または扉に取り付けられている車両用扉開閉構造において、ダンパステーの各端部のブラケットの内少なくとも一方のブラケットには、扉を閉じたときに車体または扉に当接して衝撃を吸収する緩衝部材が設けられ、
前記ブラケットは、車体または扉に固定される固定部と、前記緩衝部材の内部に貫入される芯部とを備えることを特徴とする車両用扉開閉構造。A damper stay is provided between the vehicle body and a door that can be opened and closed on the vehicle body, and each end of the damper stay is attached to the vehicle body or the door via a bracket that is rotatably coupled to the end. In the vehicle door opening and closing structure, at least one of the brackets at each end of the damper stay is provided with a buffer member that abuts against the vehicle body or the door and absorbs an impact when the door is closed ,
The bracket body or a fixed portion fixed to the door, a vehicle door opening and closing structure, wherein Rukoto a core which is penetrated to the interior of the cushioning member.

前記芯部は、前記衝撃部材が車体または扉に当接する方向に延出する基部と、該基部の先端より車体または扉に当接する前記衝撃部材の当接面に対し平行に延出する先端部とを備えることを特徴とする請求項１に記載の車両用扉開閉構造。The core portion includes a base portion extending in a direction in which the impact member contacts the vehicle body or the door, and a distal end portion extending in parallel to the contact surface of the impact member in contact with the vehicle body or the door from the distal end of the base portion. The vehicle door opening and closing structure according to claim 1 , comprising:

前記緩衝部材は、その当接面とは反対側の端面が、前記ブラケットの固定部、車体または扉に当接していることを特徴とする請求項１または請求項２に記載の車両用扉開閉構造。The buffer member has its end face opposite to the abutment surface, the fixing portion of the bracket, a vehicle door opening and closing according to claim 1 or claim 2, characterized in that in contact with the vehicle body or the door Construction.