JP3624221B2 - プラットホームドアシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駅のプラットホームに設置され、鉄道車両のドアと同期して開閉される複数のホームドア装置を備えたプラットホームドアシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
プラットホームに鉄道車両が到着し、プラットホームに車両が停止したとき、各車両のドアに対応する位置に設けられているホームドア装置の扉パネルが、車両乗務員の操作によって開かれ、その後に、車両のドアが開かれる。このとき、各ホームドア装置を制御するために各ホームドア装置に設けられている個別制御盤が、各個別制御盤を統括しているホーム制御盤に開確認信号を出力する。ホーム制御盤は、全個別制御盤から開確認信号を受信すると、車両に全ホームドア開確認信号を出力する。車両乗務員は、この全ホームドア開確認信号を確認したとき、全ての扉パネルが開いたと判断し、車両のドアを開く。
【0003】
一方、車両がプラットホームから発車する場合、車両乗務員が車両ドアを閉じた後、ホームドアが閉じられる。このとき、ホーム制御盤は、全個別制御盤からの閉確認信号に基づいて全ホームドア閉確認信号を車両に送信する。車両の乗務員は、この全ホームドア閉確認信号を確認したとき、全ての扉パネルが閉じたと判断して、車両を発車させる。
【0004】
各ホームドア装置の扉パネルを開こうとしたとき、或る扉パネルが正常に開かなければ、開いていない扉パネルに対する車両ドアを開くことになり、これは、乗降客に危険である。従って、乗務員は、全扉パネルが開いていることを確認するまで、或いは全扉パネルが開いてなくても乗降客の安全が確保されていると判断できるまで、車両ドアを開くことができない。同様に、ホームドア装置の扉パネルを閉じようとしたとき、或るホームドア装置の扉パネルが正常に閉じなければ、ホームドア装置の扉パネルが開いたままで車両が発車することは乗降客にとって危険である。そこで、乗務員は、全てのホームドア装置の扉パネルが閉じていることを確認できるまで、或いは全扉パネルが閉じていないが乗降客の安全が確保されていると確認できるまで、車両を発車することができない。
【0005】
ホームドア装置の扉パネルを正常に開閉できないとき、そのホームドア装置の個別制御盤は、ホーム制御盤に異常信号を出力する。駅務室には、この異常信号に基づいた情報を表示する表示装置が設けられている。表示装置は、異常が発生していることと、その異常を生じたホームドア装置とを示す情報を、表示する。表示を確認した駅員は、異常の生じたホームドア装置の元に直ちに駆けつけ、異常内容を迅速に把握し、早期復旧を図らなければ、車両運行ダイヤが乱れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ホームドア装置に異常が生じたとき、そのホームドア装置に駆けつけた駅員は、異常内容を迅速に把握し、直ちにメンテナンスすることで復旧できるか否か等の判断をその場で行わなければならない。しかし、このような判断を迅速に行うことは困難であり、駅員の労力を要し、復旧を遅らせるものであった。
【0007】
本発明は、ホームドア装置に異常が生じた場合に、対応策を迅速に判断することを可能とするプラットホームドアシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によるプラットホームドアシステムでは、プラットホーム上に複数のホームドア装置が設置される。前記各ホームドア装置を個別に開閉制御する個別制御盤が、各ホームドア装置に対応して設けられている。各個別制御盤と相互にホーム制御盤が通信し、このホーム制御盤は、前記各個別制御盤へ前記ホームドア装置を開閉させる開または閉信号を出力する。このホーム制御盤に表示装置が接続され、前記個別制御盤と前記ホーム制御盤との相互通信によって得られた信号に基づいた情報を表示装置が表示する。前記個別制御盤は、前記ホームドア装置の開閉制御に連動して当該ホームドア装置の異常を検出し、前記ホーム制御盤へ異常信号を出力する異常検出手段を有している。ホームドア装置の異常としては、種種のものが考えられる。前記表示装置は、例えば駅に有る駅務室に配置することができ、前記ホーム制御盤が前記異常信号を受信したとき、該異常信号に基づいて、当該異常を生じたホームドア装置を示す情報と、当該異常の内容情報とを表示する。異常を生じたホームドア装置を示す情報は、異常信号とは別に生成することもできる。
【0009】
ホームドア装置に異常が生じたとき、例えば駅務室の表示装置には、その異常が生じたホームドア装置を示す情報と、異常の内容とが表示される。駅員は、ホームドア装置の設置場所まで行って直接に確認する作業をしなくても、表示装置の表示を確認することによって、異常の内容を知ることができる。従って、当該異常に対する処置について駅務室等で予め準備をしてから、異常の生じたホームドア装置の設置場所に向かうことができるので、設置場所に到達したときには、直ちに対応を図ることができ、システムの早期復旧を図ることができる。
【0010】
さらに、前記個別制御盤は、前記ホーム制御盤からの前記開または閉信号を無効とすると共に、もし前記ホームドア装置が正常に開閉するなら前記ホーム制御盤へ出力されるべき出力信号を強制的に出力する第1の状態と、該第1の状態において当該ホームドア装置の前記開または閉信号を手動開閉手段により出力可能とする第2の状態とに設定する設定手段を、有している。1つの設定手段によって第1の状態、第2の状態とすることもできるし、第1の状態、第2の状態それぞれに対応して設定手段を設けることもできる。
【0011】
異常が生じたホームドア装置に駆けつけた駅員は、その異常内容に応じて、個別制御盤の設定手段を操作し、第1または第2の状態に設定する。第1の状態では、ホーム制御盤からの開または閉信号が無効とされるので、異常が生じているホームドア装置は、ホーム制御盤からの指示によって開閉しない。また、ホーム制御盤には、もしホームドア装置が正常に開閉しているならホームドア装置から出力されるべき出力信号が供給されているので、ホーム制御盤は、異常の生じているホームドア装置も正常とみなして、他のホームドア装置を通常通り開閉制御する。よって、異常の生じたホームドア装置は、実質的にシステムから独立した個別扱いの状態となる。そして、異常の生じたホームドア装置では、駅員が第2の状態に設定して手動開閉手段を操作することによって、ホームドア装置を開閉することができる。従って、正常なホームドア装置の制御に支障を来すことなく、しかも異常の生じたホームドア装置も乗降客の安全を確認しながら開閉することができる。
【0012】
これに加えて、前記ホームドア装置は、このホームドア装置が有する扉パネルに通行者が挟まれているか否かを検出する戸挟み検知用安全センサを有するものとできる。この場合、前記個別制御盤は、前記ホームドア装置の前記戸挟み検知用安全センサの無効手段を有し、この無効手段によって前記安全センサが無効にされたとき、前記第1の状態に設定される。
【0013】
表示装置で表示された異常の内容が、戸挟み検知用安全センサに関するものである場合、この異常を生じた安全センサを、駅員は、無効手段によって無効にする。このとき、同時に個別制御盤が第1の状態に設定され、該ホームドア装置は、個別扱いの状態となる。戸挟み検知用安全センサは、扉パネルに人が挟まれた或いは挟まれそうになっていることを、各ホームドア装置の傍に係員が待機していなくても確認し、列車と扉パネルに挟まれた乗降客とが接触することを防止するために設けられ、通常、戸挟み用安全センサが乗降客を検出した場合、列車が進行しないようにする。或るホームドア装置の戸挟み検知用安全センサのみに異常が生じただけでも、列車の運行が不能なる可能性がある。しかし、戸挟み検知用安全センサを無効にすることによって、列車の運行に支障を来さないようにすることができる。しかも、戸挟み検知用安全センサに異常が生じたホームドア装置の開閉操作は、第2の状態に設定することによって可能であるので、駅員は、無効手段によって安全センサを無効にした後、安全センサに異常の生じたホームドア装置の傍にいて、乗降客の乗降状態を確認しながら、手動開閉手段の操作によって、ホームドア装置を開閉させることによって、乗降客が扉パネルに挟まれることを防止できる。
【0014】
前記ホームドア装置は、開閉される扉パネルと、この扉パネルの閉状態で前記扉パネルを施錠する電気錠と、この電気錠を手動で解錠できる解錠装置とを備えるものとできる。
【0015】
表示装置に表示された異常の内容が、電気錠解錠異常(施錠したまま自動的に解錠されない状態)である場合、駅員は、解錠装置を手動で操作することによって電気錠を解錠させることができる。この後、設定手段によって第2の状態とし、手動開閉手段を操作することで、ホームドア装置を手動で開閉することができる。電気錠は、車両がプラットホームに入線していないときに、乗降客が誤ってプラットホームから線路に落下することを防止するために、扉パネルが閉じている状態で、扉パネルが開かないように施錠するものである。いわば、車両の運行には直接に関係しないものである。このような電気錠の1つに異常が生じたことによって、車両への乗客の乗降が不可能になることは望ましくない。そこで、電気錠の解錠装置を手動で操作して、乗降客の乗降を可能とした上で、扉パネルの開閉は、駅員が電気錠に異常の生じたホームドア装置の傍に居て、手動で行う。従って、乗降客の安全を確認しながら、車両の運行ダイヤに支障を来すこともない。
【0016】
前記個別制御盤は、前記第1の状態または第2の状態に設定されたとき、前記ホームドア装置が全開位置にあることを示す開確認信号と、前記ホームドア装置が全閉位置にあることを示す閉確認信号とを、前記ホーム制御盤に強制的に出力するものとできる。
【0017】
ホームドア装置が正常の場合、個別制御盤は、ホームドア装置が全開したときに開確認信号を、ホームドア装置が全閉したときに閉確認信号を、ホーム制御盤に供給する。例えば、ホームドア装置を開くとき、あるホームドア装置が異常を生じて、開確認信号を出力しない場合、駅員が表示装置に表示された異常内容に応じて個別制御盤の設定手段を操作して、第1または第2の状態に設定する。これによって、その個別制御盤から開確認信号が強制的に出力され、ホーム制御盤は、当該ホームドア装置も正常に開いたものと判断する。よって、全てのホームドア装置から開確認信号を受信したので、全ホームドア開確認信号を出力し、例えば車両のドアを開く。閉確認信号が供給された場合も同様である。このように、幾つかのホームドア装置に異常が生じても、ホーム制御盤は、なんら制御を変更する必要が無い。無論、異常の生じたホームドア装置の傍には、駅員が居て、手動開閉手段を手動で操作し、ホームドア装置を手動で開閉し、乗降客の安全を確保している。
【0018】
前記手動開閉手段は、前記個別制御盤に設けることができる。個別制御盤には、第1または第2の状態に設定するための設定手段が設けられており、これに加えて手動開閉手段も設けられているので、第1または第2の状態に設定された後、その場で乗降客の安全を確認しながら、ホームドア装置を手動開閉することができる。
【0019】
前記個別制御盤は、前記第1の状態または第2の状態への設定によって前記ホームドアシステムを個別扱いにしたとき、前記ホーム制御盤へ個別扱い信号を出力し、前記表示装置は、該個別扱い信号に基づいて、当該個別扱いにされたホームドア装置を示す情報を表示するものとできる。
【0020】
特定のホームドア装置に異常が生じ、これを設定手段または安全センサ無効手段によって個別扱いにしたとき、この特定のホームドア装置に対応する個別制御盤は、ホーム制御盤へ個別扱い信号を出力する。表示装置は、個別扱い信号に基づいて、特定のホームドア装置が個別扱いされていることを表示する。従って、いずれのホームドア装置に異常が生じ、個別扱いされているかを、例えば駅務室において確認することができる。
【0021】
前記表示装置は、前記異常信号に基づいて、当該異常に対する応急処置情報を表示するものとできる。
【0022】
表示装置には、異常の生じたホームドア装置に対する応急処置の仕方を表した応急処置情報が表示されるので、この内容の指示に従って、駅員が異常の生じたホームドア装置に駆けつけ、応急処置を行う。従って、駅員は、迅速に処置することができ、車両の運行に支障を来すことは無い。
【0023】
前記個別制御盤は、前記異常を検出された前記ホームドア装置が元の正常状態に復帰したことを検出して、前記ホーム制御盤へ正常復帰信号を出力する正常復帰検出手段を有し、前記表示装置は、該正常復帰信号に基づいて、当該正常復帰したホームドア装置を示す情報を表示するものとできる。
【0024】
異常を生じたホームドア装置が駅員によって修理が行われ、元の正常な状態に復帰したとき、正常復帰検出手段が、正常復帰信号をホーム制御盤に出力する。その正常復帰信号に基づく情報が表示装置に表示されるので、駅員は、その表示内容を確認することで、正常復帰したことを知ることができる。
【0025】
前記異常信号は、各異常の内容に応じて予めランク付けがされており、前記表示装置は、出力された前記異常信号のうち前記ランクの最も上位に設定された異常信号に基づく情報のみを表示するものとできる。
【0026】
異常信号が複数出力された場合、その全てを表示装置に表示すると、駅員は、どの異常から処置すべきか困惑する。そこで、生じた異常のうち最も上位に設定された異常を1つだけ、表示装置は表示する。この最も上位に設定された1つの異常についてのみ、駅員が処置するので、駅員の労力を軽減することができ、しかも乗降客の安全性も向上させることもできる。
【0027】
前記個別制御盤は、前記ホームドア装置が全開位置或いは全閉位置に達したとき、それぞれ開確認信号或いは閉確認信号を前記ホーム制御盤へ出力し、前記表示装置は、前記開確認信号及び閉確認信号に基づいて、各ホームドア装置の開閉動作状況を表示するものとできる。
【0028】
従って、駅員は、異常の生じているホームドア装置だけでなく、正常に開閉している各ホームドア装置も表示装置で確認することができる。
【0029】
前記ホーム制御盤と個別制御盤とは、多重通信による通信ネットワークとリレー接点による通信ネットワークとの二重の通信ネットアークによって、相互に通信するものとできる。
【0030】
従って、通信ネットワークによる通信が不能になったとき、リレー接点によって通信することができるので、少なくとも異常が生じていることをホーム制御盤に通信することができる。
【0031】
本発明のプラットホームドアシステムは、所定の鉄道線路上に連なる複数の駅ごとに、
プラットホーム上に設置される複数のホームドア装置と、前記各ホームドア装置に対応して設けられ、前記各ホームドア装置を個別に開閉制御する複数の個別制御盤と、これら各個別制御盤と相互に通信し、前記各個別制御盤へ前記ホームドア装置を開閉する開または閉信号を出力するホーム制御盤と、このホーム制御盤と接続され、前記各個別制御盤とホーム制御盤との相互通信によって得られた信号に基づいた情報を表示する駅務室表示装置とを、備えている。前記各ホームドア装置を集中管理するように、各駅の前記ホーム制御盤と接続され、前記各駅務室表示装置で表示される情報を各駅ごとに表示可能な全駅集中表示装置を備えている。前記個別制御盤は、前記ホームドア装置の開閉制御に連動して、当該ホームドア装置の異常を検出し、前記ホーム制御盤へ異常信号を出力する異常検出手段を有している。前記駅務室表示装置は、前記ホーム制御盤が前記異常信号を受信したとき、該異常信号に基づいて、当該異常を生じたホームドア装置を示す情報と、当該異常の内容情報とを表示する。前記全駅集中表示装置は、前記ホーム制御盤が前記異常信号を受信したとき、当該ホーム制御盤が設けられた駅を示す情報と、該異常信号に基づき前記駅務室表示装置で表示される情報とを表示する。前記個別制御盤は、前記ホーム制御盤からの前記開または閉信号を無効とすると共に、前記ホームドア装置が正常に開閉するなら前記ホーム制御盤へ出力されるべき出力信号を強制的に出力する第1の状態と、該第1の状態において当該ホームドア装置の前記開または閉信号を手動開閉手段により出力可能とする第2の状態とに設定する設定手段を、有し、前記個別制御盤は、前記第1の状態または第2の状態への設定によって前記ホームドアシステムを個別扱いにしたとき、前記ホーム制御盤へ個別扱い信号を出力し、前記駅務室表示装置及び全駅集中表示装置は、該個別扱い信号に基づいて、当該個別扱いにされたホームドア装置を示す情報を表示する。
【0032】
中央運輸指令所に駐在する運行管理員は、全駅集中表示装置の表示を確認することによって、その管理下にある鉄道線路上の各駅のホームドア装置について、異常の有無を確認することができ、各駅の駅員と情報の伝達・共有化を円滑に行うことができる。万一、ホームドア装置の異常により列車の運行ダイヤが乱れても、中央運輸指令所では、全駅集中表示装置の表示を確認することで、その乱れの理由を確認でき、適宜対応をとることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
本発明の1実施の形態のプラットホームドアシステムは、図1に示すように、複数のホームドア装置2を有している。これらホームドア装置2は、駅のプラットホームの上り線及び下り線にそれぞれ設けられ、プラットホームの所定位置に鉄道車両が停止したときに、鉄道車両の各ドアに対応する位置にそれぞれ配置されている。これらホームドア装置2は、扉パネル4を左右に有し、これらが開閉制御される。
【0034】
扉パネル4を開閉制御するために、各ホームドア装置2には、それぞれ個別制御盤6が設けられている。これら個別制御盤6は、プラットホームに設けられている1つのホーム制御盤8に接続されている。この接続は、多重伝送信号線10を介して、ホーム制御盤8と各個別制御盤6とがループを形成するように行われると共に、リレー信号線12を介して、ホーム制御盤8と各個別制御盤6とがループを形成するようにも行われている。多重伝送信号線10を介してホーム制御盤8と各個別制御盤6とは、相互に通信が可能である。
【0035】
車両18が上りまたは下りのプラットホームの所定位置に到達したとき、車両18の乗務員が上りまたは下りの地上子16、上りまたは下りの車両情報伝送装置14を介してホーム制御盤8に上りまたは下りのすべてのホームドア装置2の扉パネル4を開く開指示を与えると、ホーム制御盤8は、各個別制御盤6に開信号を供給する。各個別制御盤6は、この開信号に応動して、対応する扉パネル4を開き、開確認信号をホーム制御盤8に送る。ホーム制御盤8は、全ての個別制御盤6から開確認信号を受けると、全開確認信号を上りまたは下りの車両情報伝送装置14、上りまたは下りの地上子16を介して車両18に送る。車両18の乗務員は、この全開確認信号を受けると、車両ドアを開く。
【0036】
車両18がプラットホームから出発するとき、車両18の乗務員が上りまたは下りの地上子16、上りまたは下りの車両情報伝送装置14を介してホーム制御盤8に閉信号を供給する。ホーム制御盤8は、各個別制御盤6に閉信号を供給する。各個別制御盤6は、この閉信号に応動して、対応する扉パネル4を閉じ、閉確認信号をホーム制御盤8に送る。ホーム制御盤8は、全ての個別制御盤6から閉確認信号を受けると、全閉確認信号を上りまたは下りの車両情報伝送装置14、上りまたは下りの地上子16を介して車両18に送る。車両18の乗務員は、この全閉確認信号を受けると、車両ドアを閉じる。
【0037】
ホーム制御盤8は、駅務室に設けられている駅務室表示装置20や、駅とは離れた場所に設けられている総合司令室の総合司令室表示装置22とも接続されている。なお、プラットホームドア装置2、個別制御盤6、ホーム制御盤8は、各駅ごとに設けられ、各駅のホーム制御盤8と総合司令室表示装置22とは、多重信号線路10を介して接続されている。
【0038】
ホームドア装置2は、図3に示すように、扉パネル4の他に、扉パネル4を開閉するためのモータ24を有している。更に、ホームドア装置2は、扉パネル4が閉じられた状態において、乗降客が勝手に扉パネル4を開かないように施錠するための電気錠26も有している。この電気錠26は、図2に示すように、解錠ボタン28を操作することによって解錠することができる。これらモータ24と電気錠26とは、個別制御盤6の扉制御部27によって制御される。
【0039】
さらに、ホームドア装置2には、扉パネル4が開位置及び閉位置にそれぞれ位置しているか検出するための扉開位置センサ30、扉閉位置センサ32が設けられている。これらセンサ30、32としては、例えば光電センサを使用することができる。さらに、扉パネル4の戸先、即ち先端部に乗降客が接触しているか否かを検出するために、扉パネル4の戸先には、戸挟み検知用安全センサ、例えば戸先センサ34が設けられている。戸先センサ34としては、例えばバンパースイッチが使用されている。また、扉パネル4が開閉する際に通る通路に支障物が存在しているか否かを検出するために、支障物センサ36も設けられている。支障物センサ36としては、例えば複数の光電センサを使用できる。
【0040】
各センサ30、32、34、36の出力は、個別制御盤6の判断部38に供給される。判断部38には、通信制御部40を介してホーム制御盤8から開信号や閉信号も供給されている。判断部38は、これら開信号や閉信号を受けたとき、後述するように、扉パネル4を開閉する。なお、判断部38や扉制御部27は、例えばCPU、ROM、RAM及びEEPROM等によって構成されている。また、この開閉を行う際に、同時に各センサ30、32、34、36や、モータ24、電気錠26や通信制御部40に異常が発生していないかの診断も判断部38が行う。始業時等に初めてこのホームドア装置2に通電が行われたとき、CPU、RAM、ROM、EEPROM等に異常がないかの診断も行う。これら診断の結果、異常がないときには、扉正常信号がホーム制御盤6に、リレー信号線12を介して出力され、異常があるときには、扉異常信号、例えばエラーコードがホーム制御盤6に、多重信号伝送線10を介して出力され、同時にリレー信号線12を介しての扉正常信号が停止する。従って、多重伝送が何らかの理由で故障しても、ホーム制御盤6側で、いずれかのホームドア装置2に異常が生じていることが判明する。
【0041】
ホーム制御盤8は、制御部42を有し、これは、車両情報伝送装置14と通信を行うと共に、通信制御部44を介して駅務室表示装置20、総合司令室表示装置22、各個別制御盤6と多重伝送によって通信を行っている。このホーム制御盤8の制御部42も、CPU、RAM、ROM等によって構成されている。
【0042】
駅務室表示装置20は、駅の駅務室に配置されたもので、例えばパーソナルコンピュータによって構成され、上り線及び下り線のドアの状態及び故障内容を表示する。総合司令室表示装置22も、例えばパーソナルコンピュータによって構成され、全ての駅の扉パネル4の状態を表示する。
【0043】
個別制御盤6は、図4に示すように、各種の表示灯44を有している。CPU正常表示灯は、個別制御盤6のCPUが正常に動作しているとき点灯し、ドア正常表示灯は、後述するような異常がいずれも発生していないときに点灯する。開確認表示灯は左右の扉の開位置センサが共にオンのとき点灯する。このとき、ホーム制御盤8に開確認信号が出力される。閉確認表示灯は、左右の扉の閉位置センサが共にオンのとき点灯する。このとき、ホーム制御盤8に閉確認信号が供給される。開指令及び閉指令表示灯は、ホーム制御盤8から開指令(開信号)及び閉指令(閉信号)を受信しているとき点灯する。支障物上及び支障物下表示灯は、支障物センサが支障物を検出したときに点灯する。支障物センサは上下に間隔をおいて配置された光電センサであるので、上側のセンサが支障物上のセンサで、下側のセンサが支所物下のセンサである。支障物上正常、支障物下正常表示灯は、支障物上センサ、支障物下センサが正常時に点灯する。感度スイッチ46を押したとき、感度の状態にあわせて変化する点滅速度をみて、感度レベルを確認できる。解除指令表示灯は、電気錠に解錠指令を与えているとき、点灯する。施錠表示灯は、電気錠のロックピンが下りて、施錠確認用リミットスイッチがオンしたときに点灯する。開位置表示灯は開位置センサがオンになったとき点灯する。閉位置センサ表示灯は、閉位置センサがオンになったとき点灯する。戸先センサ表示灯は、戸先センサがオンになったとき点灯する。
【0044】
個別制御盤6には、この他に設定手段、例えば手動−自動切換スイッチ48、短絡−正常切換スイッチ50、戸先センサ有効−無効切換スイッチ52が設けられている。
【0045】
短絡−正常切換スイッチ50は、異常が発生したときに、第1の状態、即ち短絡状態に切り換えられ、電源の有無及び扉4の位置に無関係に、ホーム制御盤8に開確認信号及び閉確認信号が強制的に出力され、更に扉正常信号も強制的に復帰させ、更に後述する個別扱い信号も多重信号伝送線10を介して出力される。これによって、他のホームドア装置2をホーム制御盤6からの開または閉信号に基づいて開閉することができる。
【0046】
手動−自動切換スイッチ48は、自動側に切り換えられているとき、ホーム制御盤8からの開及び閉信号が有効になる。手動側に切り換えられているとき、個別制御盤6に設けられている手動開閉スイッチ54が有効になり、これを駅務員が操作することによって、扉4を開閉することができる。更に、扉正常信号が強制的に復帰され、多重伝送線10を介して個別扱い信号がホーム制御盤8に出力される。従って、他のホームドア装置2をホーム制御盤6からの開または閉信号に基づいて開閉することができる上に、異常の発生したドア装置2は、この装置のそばにいる駅務員が手動開閉スイッチ54を操作することによって開閉でき、このドア装置2を通じても、乗降客を車両から乗降させることができる。
【0047】
戸先センサ有効−無効切換スイッチ52は、有効側に切り換えられたとき、戸先センサ34を有効として、即ち、戸先センサ34の出力に応じて扉パネル4を再開放させるが、無効側に切り換えられたとき、短絡状態とすると共に戸先センサ34を無効とする。即ち、戸先センサ34の出力に応じて扉パネル4を再開放しない。従って、戸先センサ34の異常による扉パネル4の不要な再開閉動作を防止できる。
【0048】
駅務室表示装置20には、各ホームドア装置2が開いているか閉じているかが表示され、かつ異常の生じているホームドア装置2があると、それがどのホームドア装置であるか表示され、かつ何に異常が発生しているか、またその対処方法が表示される。この異常の発生しているドア装置と、そのドア装置に対する対処法が表示されるので、駅務員が、異常の発生しているドア装置2に駆けつけたときにどのように処置すればよいかが判明しているので、迅速な処理が行え、車両の運行ダイヤに遅れが生じる事態を回避できる。
【0049】
総合司令室表示装置22には、各駅の上りと下りの各ホームドア装置の状態が表示される。例えば、各駅のホームドア装置の扉4が開状態であるか、閉状態であるか、異常が発生しているか等が、各駅務室表示装置20と同様に各駅ごとに表示できる。また、図22に示すように全ての駅について集中して表示することもできる。即ち、各駅にそれぞれ対応して上り及び下りホームドア装置に対応した表示が示されており、ホームドア装置が開放しているとその表示が赤色となり、閉じていると緑色となり、開閉中であると白色となり、異常が発生していると黄色の点滅となり、後述する個別扱いとされていると青色の点滅となる。また、各駅ごとに、各駅に車両が存在しているかを表す表示があり、存在していると、この表示が点灯する。この全駅の集中表示によって、いずれの駅のホームドア装置がどのような状態にあるか、即座に判断できる。
【0050】
図5は、個別制御盤6におけるドアパネル4を開くときの制御を示すフローチャートで、まず開位置センサ30がオンであるか、即ち扉パネル4が開位置に存在しているか判断する(ステップS2)。オンでない場合には、後述する開行程処理を行う(ステップS4)。開行程の終了後、或いはステップS2において開位置センサ30がオンでないと判断されると、閉信号が入力されているか判断する(ステップS6)。閉信号が入力されていないと、ステップS2に戻り、閉信号が入力されていると、後述する閉行程を行い(ステップS8)、閉状態に移行する。
【0051】
図6に示す閉状態では、閉位置センサ32がオンであるか判断する(ステップS10)。即ち、扉パネル4が閉位置に到達しているか判断する。閉位置に到達していないと、閉行程を行う(ステップS12)。閉位置センサ32がオンの場合、または閉行程の終了後、開信号が入力されているか判断し(ステップS14)、入力していないと、ステップS10に戻り、入力されていると、開行程を行い(ステップS16)、図5に示す開状態に戻る。
【0052】
上述した開行程の詳細を図7に示す。開行程では、先ず、電気錠26の解錠信号を出力し(ステップS18)、電気錠26を解錠する。次に、後述する解錠診断を行う(ステップS20)。そして、モータ24によって扉パネル4を開くように開信号を出力する(ステップS22)。そして、開用タイマをスタートさせる(ステップS24)。
【0053】
次に、閉位置センサ32がオフであるか、即ち扉パネル4が閉位置から移動しているか判断する(ステップS26)。移動していると、扉パネル作動中信号を出力する(ステップS28)。これに続いて、或いはステップS26において閉位置センサ32がオフでないと判断された場合、開位置センサ30がオンであるか、即ち扉パネル4が開位置まで移動したか判断する(ステップS30)。
【0054】
閉位置まで扉パネル4が移動していないと、開用タイマがタイムアップしたか判断する(ステップS32)。タイムアップしていなければ、ステップS26に戻る。タイムアップしたなら、開信号を供給したにもかかわらず、所定時間までに扉パネル4は、開位置まで移動していないので、後述するドアコントローラの診断を行い(ステップS34)、診断の結果、異常が発生していないと、開位置センサオフ異常診断を行い(ステップS36)、診断の結果、異常が発生していないと、タイムオーバーしているが、閉動作しているので、開動作タイムオーバーエラーコードを、ホーム制御盤6に、このドア装置を表す番号と共に出力する(ステップS38)。なお、以下、種々の場合に、エラーコードが出力されるが、いずれの場合も、ホーム制御盤6に対してエラーコードと共にドア装置を表す番号が出力される。
【0055】
次に、開位置センサ30がオンであるか再び判断し(ステップS40)、オンでなければ、ドアコントローラ診断(ステップS42)、開位置センサオフ保持異常診断(ステップS44)を繰り返す。開位置センサ30がオンになっていると、開動作タイムオーバーに対する正常復帰信号を、ホーム制御盤6にドア装置を表すドア番号と共に出力する(ステップS46)。なお、以下、種々の場合に、正常復帰信号が出力されるが、この正常復帰信号と共にドア番号が出力される。このステップS46に続いて、或いはステップS30において開位置センサ30がオンであると判断されると、後述する閉位置センサオン保持異常診断を行い(ステップS48)、開確認信号を出力する(ステップS50)。
【0056】
図8に示すように、閉行程では、扉パネル4を閉じるように、モータ24に対し閉信号を出力する(ステップS52)。そして、閉用タイマをスタートさせる(ステップS54)。次に、開位置センサ30がオフであるか判断し(ステップS56)、オフであると、扉パネル作動中信号を出力する(ステップS58)。このステップS58に続いて、またはステップS56において開位置センサ30がオフでないと判断されると、閉位置センサ32がオンであるか判断する(ステップS60)。即ち、扉パネル4が閉位置まで到達したか判断する(ステップS62)。
【0057】
閉位置センサ32がオンでないと、閉用タイマがタイムアップしたか判断する(ステップS64)。タイムアップしていないと、後述する戸挟み検知を行い(ステップS66)、ステップS56に戻る。
【0058】
閉用タイマがタイマアップすると、ドアコントローラ診断(ステップS68)、閉位置センサオフ保持異常診断(ステップS70)、戸先スイッチオフ保持異常診断(ステップS72)を行い、閉動作タイムオーバーエラーコードを出力する(ステップS74)。
【0059】
次に、閉位置センサ32がオンであるか判断し(ステップS76)、オンでなければ、戸挟み検知(ステップS78)、ドアコントローラ診断(ステップS80)、開位置センサオフ保持異常診断(ステップS82)を繰り返す。
【0060】
閉位置センサ32がオンであると、タイムオーバーしたが、扉パネル4が閉じられたので、閉動作タイムオーバーに対する正常復帰信号を出力する(ステップS84)。
【0061】
ステップS84に続いて、或いはステップS62において閉位置センサ32がオンであると、開位置センサオン保持異常診断を行い(ステップS86)、閉確認信号を出力し(ステップS88)、電気錠26の施錠信号を出力し(ステップS90)、施錠診断を行う(ステップS92)。
【0062】
図7のステップS20の解錠診断処理の詳細を図9に示す。先ず、解錠用タイマをスタートし(ステップS94)、解錠信号がオンであるか、即ちステップS18における電気錠の解錠信号に基づいて、電気錠26が解錠されたか判断し(ステップS96)、解錠信号がオンでなければ、解錠用タイマがタイムアップしているか判断し(ステップS98)、タイムアップしていなければ、ステップS96に戻る。解錠信号がオンであると、解錠信号に基づいて電気錠26が解錠されたと判断できるので、解錠診断を終了する。ステップS98において解錠用タイマがタイムアップすると、解錠用タイマに設定された時間内に電気錠26が解錠されなかったので、電気錠解錠異常エラーコードを出力する(ステップS100)。
【0063】
次に、解錠信号がオンであるか判断し(ステップS102)、解錠信号がオンであると、自然に電気錠26が解錠されたので、電気錠解錠異常エラーに対する正常復帰信号を出力し(ステップS104)、解錠診断を終了する。
【0064】
解錠信号がオンでないと、個別扱いへの切換手段がオンか、即ち手動−自動切換スイッチ48が手動に、または短絡−正常切換スイッチ50が短絡状態に切り換えられているか判断し(ステップS106)、オンでなければ、ステップS106を繰り返す。
【0065】
短絡−正常切換スイッチ50が短絡状態に切り換えられたとき、図10(a)に示すように割り込みルーチンが実行され、開確認信号、閉確認信号、正常信号及び個別扱い信号が出力される(ステップS108)。これによって、他のドア装置2が正常であると、ホーム制御盤6は、異常のあるドア装置2以外のドア装置2を開閉できる。手動−自動切換スイッチ48が手動に切り換えられたとき、図10(b)に示すように割り込みルーチンが実行され、開確認信号、閉確認信号、正常信号及び個別扱い信号が出力され(ステップS110)、手動開閉スイッチ54の操作によって扉パネル4を開閉可能とする。これによって、上記と同様に他のドア装置をホーム制御盤6が開閉でき、異常のあるドア装置2は手動で開閉できる。手動の開閉に先立って、このとき、図2に示す解錠ボタン28を操作することによって、扉パネル4を解錠することができる。
【0066】
図7におけるステップS34、S42、図8のS80等に示すドアコントローラ診断の詳細を図11に示す。この診断では、先ずドアコントローラに異常がないか判断する(ステップS114)。この診断では、例えばモータ24に掛けられているベルトが切断されていないか、モータ24が異常発熱していないか、扉パネル4の位置を検出するためのエンコーダに異常がないか等や、扉制御部27、判断部38等を構成しているRAM、ROM、EEPROM等に異常がないかの判断が行われている。
【0067】
ドアコントローラに異常がなければ、このドアコントローラ診断を終了し、ドアコントローラに異常があると、ドアコントローラエラーコードを出力し (ステップS116)、扉パネル4を停止させる(ステップS118)。そして、上述したように個別扱いの切換スイッチがオンであるか判断し(ステップS120)、オンになるまで、このステップS120を繰り返す。個別扱いのスイッチがオンにされると、図10(a)の個別扱いの処理が行われる。個別扱いへの切換スイッチがオンになると、個別扱いへのスイッチが全てオフになったか判断し(ステップS122)、全てオフになるまで、このステップS122を繰り返す。全てオフになると、ドアコントローラ異常に対する正常復帰信号を出力し(ステップS123)、このルーチンを終了する。
【0068】
個別扱いへの切換スイッチが全てオフになると、図12に示す割り込み処理ルーチンが実行され、開確認信号、閉確認信号、個別扱い信号が停止され(ステップS124)、開位置センサ30がオンであるか判断される(ステップS126)。開位置センサ30がオンであると、開確認信号が出力される(ステップS128)。このステップS128に続いて、或いはステップS126において開位置センサ30がオンでないと、閉位置センサ32がオンであるか判断され(ステップS130)、閉位置センサ30がオンであると、閉確認信号を出力し(ステップS132)、この割り込みルーチンを終了する。また、閉位置センサ32がオンでないと、この割り込みルーチンを終了する。これによって、扉4の現状に応じて開又は閉確認信号が出力される。
【0069】
図13に、図7のステップS36、S44、図8のステップS82等に示す開位置センサオフ保持異常診断の詳細なフローチャートを示す。この処理では、例えばステップS30、S40、S76において、開位置センサ30がオンでないと判断されており、このときドアが全ストローク移動したか(閉位置まで扉パネル4が移動しているか)判断する(ステップS134)。全ストローク移動していないと、開位置センサ30がオフであっても、異常と判断できないので、この開位置センサオフ異常診断を終了する。全ストローク移動していると、開位置センサ30は本来オンであるはずであるのに、オフを維持しているので、開位置センサオフ保持エラーコードを出力し(ステップS136)、扉パネル4を停止させる(ステップS138)。次に、開位置センサ30がオンであるか再度判断し(ステップS140)、オンであると、正常に復帰しているので、開位置センサオフ保持エラーに対する正常復帰信号が出力され(ステップS142)、この処理を終了する。開位置センサがオンでないと、個別扱いへの切換手段がオンであるか判断し(ステップS144)、オンでなければ、ステップS140に戻り、オンであると、ステップS144を繰り返す。個別扱いの切換手段がオンになったことにより、図10(b)の割り込みルーチンが実行され、個別扱いが実行される。
【0070】
図14に、図7のステップS48の閉位置センサオン保持異常診断の詳細なフローチャートを示す。この診断では、先ず閉位置センサ32がオフであるか判断する(ステップS146)。閉位置センサ32がオフであると、ステップS30において開位置センサ30がオンであると判断されているので、閉位置センサ32がオフであっても、異常とは言えない。そこで、この処理を終了する。閉位置センサ32がオフでないと、この診断の前段のステップS30において開位置センサがオンであると判断されているので、閉位置センサがオフでないと、閉位置センサにオン保持という異常があると判断できる。そこで、閉位置センサオン保持エラーコードを出力し(ステップS148)、扉パネル4を全開させて、これを保持させる(ステップS150)。
【0071】
そして、閉位置センサ32がオフに復帰しているか判断する(ステップS152)。復帰していなければ、個別扱いへの切換手段がオンであるか判断し (ステップS154)、復帰していなければ、ステップS152に戻り、個別扱い切換手段がオンであると、ステップS154を繰り返す。個別扱い切換手段がオンであるので、図10(b)に示す割り込み処理が実行され、個別扱いが実行される。ステップS152において、閉位置センサがオフであると判断されると、閉位置センサ32が自然に復帰したので、閉位置センサオン保持エラーに対する正常復帰信号を出力し(ステップS156)、この診断を終了する。
【0072】
図15に、図8のステップS70に示す閉位置センサオフ保持異常診断の詳細なフローチャートを示す。この診断では、先ず扉パネル4が全ストローク移動したか(全閉位置までストロークしたか)判断される(ステップS158)。移動していないと、閉位置センサ32がオフであっても、異常と言えないので、この診断を終了する。扉パネル4が全ストローク移動しているにも拘わらず、閉位置センサ32がオフであると、閉位置センサオフ保持異常エラーコードを出力し(ステップS160)、扉パネル4を停止させる(ステップS162)。
【0073】
そして、閉位置センサ32がオンであるか判断する(ステップS164)。閉位置センサ32がオンであると、自動的に正常状態に復帰しているので、閉位置センサオフ保持エラーに対する正常復帰信号を出力し(ステップS167)、この診断を終了する。閉位置センサ32がオンでなければ、個別扱いへの切換手段がオンであるか判断し(ステップS166)、オンでなければ、ステップS164に戻る。オンであれば、このステップS168を繰り返す。また、切換手段がオンであるので、図10(b)の割り込み処理ルーチンが実行され、個別扱いがなされる。
【0074】
図16に、図8のステップS72に示す戸先スイッチオフ保持異常診断の詳細なフローチャートを示す。この診断では、先ず扉パネル4が停止しているか判断する(ステップS170)。扉パネル4が停止していなければ、戸先スイッチ34がオフであっても、異常と言えないので、この処理を終了する。扉パネル4が停止していると、ステップS52に閉信号によって扉パネル4が全閉位置まで移動しているのに、戸先スイッチ34がオフであることになり、戸先スイッチオフ保持異常があると判断されるので、戸先スイッチオフ保持エラーコードを出力する(ステップS172)。そして、開信号を出力して、扉パネル4を全開位置まで移動させ(ステップS174)、この全開位置に扉パネル4を保持する(ステップS176)。
【0075】
そして、個別扱いへの切換スイッチがオンであるか判断し(ステップS178)、オンであると、このステップS178を繰り返す。切換スイッチがオンであるので、図10(b)に示す割り込み処理ルーチンが実行され、個別扱いの処理が実行される。個別扱いへの切換スイッチがオンでないと判断されると、個別扱いへの切換手段の全てがオフにされたか判断し(ステップS180)、全てオフでないと、このステップS180が繰り返される。個別扱いへの切換手段が全てオフであると判断されると、戸先スイッチオフ保持エラーに対する正常復帰信号が出力され(ステップS182)、この診断を終了する。なお、個別扱いへの切換手段の全てがオフにされたことに応動して、図12に示す割り込み処理が実行され、開、閉確認信号及び個別扱い信号を停止させ、開位置センサがオンであると、開確認信号が出力され、閉位置センサがオンであると、閉確認信号が出力される。
【0076】
図17に、図8のステップS66、S78に示す戸挟み検知の処理の詳細なフローチャートを示す。この処理では、先ず、戸先スイッチ34または支障物センサ36がオンであるか判断する(ステップS184)。戸先スイッチ34または支障物センサ36がオンでなければ、先に実行されたステップS62またはS76において閉位置センサ32はオンでないと判断されているので、戸先スイッチ34または支障物センサ36に異常があると言えないので、この処理を終了する。
【0077】
戸先スイッチ34または支障物センサ36がオンであると判断されると、乗降客が扉パネル4に挟まれている可能性があるので、扉パネル4を開くための再開信号を出力し(ステップS186)、再開用タイマをスタートさせる(ステップS188)。
【0078】
次に、再開信号の出力は3回目であるか判断し(ステップS190)、3回目でなければ、再開用タイマがタイムアップするのを待つ(ステップS192)。タイムアップすると、閉信号を出力し(ステップS194)、この処理を終了する。従って、扉パネル4は一旦開かれた後、再び閉じられる。
【0079】
再開信号の出力が3回目であると、開位置センサ30がオンであるか判断される(ステップS196)。3回にわたって再開信号を出力しても、戸先スイッチ34または支障物センサ36がオンであるのは、なんらかの異常が生じている可能性があるので、開位置センサ30がオンでなければ、ドアコントローラの診断(ステップS193)、閉位置センサオフ保持異常診断(ステップS195)を実行し、ステップS196に戻る。また、開位置センサ30がオンであると、戸先スイッチオン保持異常診断を行う(ステップS197)。
【0080】
戸先スイッチオン保持異常診断は、図18に示すように、戸先スイッチ34がオフであるか判断する(ステップS198)。戸先スイッチ34がオフであると、支障物が存在していると判断されるので、支障物ありエラーコードを出力し(ステップS200)、扉パネル4を全開にして、この全開を保持する (ステップS202)。そして、個別扱いへの切換スイッチがオンされているか判断し(ステップS204)、オンされるまでこのステップS204を繰り返す。オンされることによって、図10(b)の割り込み処理ルーチンが実行され、個別扱いの処理が行われる。個別扱いへの切換スイッチがオンされると、個別扱いへの切換スイッチが全てオフされたか判断し(ステップS206)、オフされるまでこのステップS206を繰り返す。全てオフされると、図12の割り込み処理が実行され、また支障物ありエラーに対する正常復帰信号が出力され(ステップS208)、この診断が終了する。
【0081】
ステップS198において、戸先スイッチ34がオフでないと判断されると、ステップS196において開位置センサ30がオンであると判断されているので、戸先スイッチ34がオフでないのは、戸先スイッチオン保持の異常があると判断される。そこで、戸先スイッチオン保持エラーコードを出力する(ステップS210)。そして、扉パネル4を全開にして、この全開を保持する(ステップS212)。
【0082】
次に、戸先スイッチ34がオフであるか判断する(ステップS214)。戸先スイッチ34がオフであると、自然に戸先スイッチ34が正常状態に復帰しているので、戸先スイッチオン保持エラーに対する正常復帰信号を出力し(ステップS216)、この診断を終了する。また、ステップS214において、戸先スイッチ34がオフでないと判断されると、個別扱いへの切換スイッチがオンされているか判断し(ステップS218)、オンでなければ、ステップS214に戻り、オンであると、ステップS218を繰り返す。個別扱いへの切換スイッチがオンであると、図10(c)の割り込み処理ルーチンが実行され、個別扱いが実行される。即ち、開確認信号、閉確認信号、正常信号及び個別扱い信号が出力され(ステップS217)、戸先スイッチ34を無効にする(ステップS219)。
【0083】
図19に、図8のステップS86の開位置センサオン保持異常診断の詳細なフローチャートを示す。この診断では、先ず開位置センサ30がオフであるか判断する(ステップS220)。開位置センサ30がオフでないと判断された場合、ステップS62において閉位置センサ30がオンであると判断されているので、開位置センサ30に異常があるとは判断できない。そこで、この診断を終了する。
【0084】
開位置センサ30がオフであると判断されると、ステップS62において開位置センサ30がオンであると判断されているので、開位置センサオフ保持が異常であると判断できる。そこで、開位置センサオン保持エラーコードを出力する(ステップS222)。そして、扉パネル4を全開し、かつこの全開状態を保持する(ステップS224)。
【0085】
次に、開位置センサ30がオフであるか判断し(ステップS226)、オフであると、自然に開位置センサ30が正常状態に復帰したので、開位置センサオン保持エラーに対する正常復帰信号を出力し(ステップS228)、この診断を終了する。開位置センサ30がオフであると判断されると、個別扱いへの切換手段がオンであるか判断し(ステップS230)、オンでなければ、ステップS226を実行する。オンであると、ステップS230を繰り返す。個別扱いへの切換手段がオンであることに応動して、図10(b)に示す割り込み処理が実行され、個別扱いの処理が行われる。
【0086】
図20に、図8のステップS92の施錠診断の詳細なフローチャートを示す。この診断では、先ず施錠用タイマをスタートさせる(ステップS232)。施錠信号がオンであるか判断する(ステップS234)。オンであれば、ステップS90における施錠信号の出力に応じて施錠されているので、施錠に異常があると判断できない。そこで、この診断を終了する。施錠信号がオンでないと、施錠用タイマがタイムアップしたか判断する(ステップS236)。タイムアップしていなければ、ステップS234に戻る。タイムアップしていると、電気錠施錠異常エラーコードを出力する(ステップS238)。そして、施錠信号がオンであるか判断し(ステップS240)、オンであると、自然に正常状態に復帰したので、電気錠施錠異常エラーに対する正常復帰信号を出力し(ステップS242)、この診断を終了する。
【0087】
施錠信号がオンでなければ、個別扱いへの切換手段がオンであるか判断し (ステップS244)、オンでなければ、ステップS240に戻り、オンであると、このステップS244を繰り返す。個別扱いへの切換手段がオンであると、図10(b)の割り込み処理ルーチンが実行され、個別扱いが行われる。
【0088】
図21(a)に、駅務室表示装置20の表示処理のフローチャートを示す。この表示処理では、ホーム制御盤8から伝送された、上りまたは下りのホームを表すホーム番号と、このホームにおける正常なドア装置の番号、異常があるドア装置の番号、エラーコード、個別扱い信号を受信する(ステップS246)。
【0089】
次に、正常ドア番号に基づいて、正常なドア装置に該当する位置と異常なドア装置に該当する位置と個別扱いされているドア装置を表示する(ステップS248)。次に、異常ドア番号とエラーコードとを含むデータを、データリストに挿入する(ステップS250)。データリストを予め設定されたランクの順に並べ替える(ステップS252)。そして、最上位のデータに基づいて、ドア番号と、異常内容と、応急処置方法を表示する(ステップS254)。
【0090】
例えば、駅務室表示装置20内には、異常内容の優先順位が定められており、例えば第1位が支障物あり、第2位が戸先スイッチオン保持、第3位が戸先スイッチオフ保持・・・・・のように定められている。また、各異常に対する応急処置方法も記憶されている。例えば、戸先スイッチオン保持の場合、戸先センサ無効−有効切換スイッチを無効に切り換える、戸先スイッチオフ保持の場合、手動−自動切換スイッチ48を手動側に切り換える等である。そして、1つのドア装置において複数の異常が発生した場合、最も優先順の高い異常と、その対処方法のみが表示される。
【0091】
図21(b)に、ドア装置の異常状態が自動的に復帰した場合に、駅務室表示装置20が行う表示処理を示す。この表示処理では、まず、ホーム番号と、正常復帰したドア番号と、正常復帰信号を、ホーム制御盤6から受信する(ステップS256)。次に、正常復帰信号と正常復帰したドア番号とに基づいて、異常発生ドアとして表示されていたドア装置の表示を、正常復帰の表示に変更する(ステップS258)。
【0092】
総合司令室表示装置22においても、駅務室表示装置20と同様に各駅ごとに詳細に各ホームドア装置の状態を表示することができる。また、図22に示すように各駅のホームドア装置2の状態を集中的に表示することもできる。この集中表示は、各駅のホーム制御盤6から送信されてきた各駅のホームドア装置の状態等に基づいて行われる。
【0093】
上記の実施の形態のプラットホームドアシステムでは、ホーム制御盤6と各個別制御盤4とを多重信号線路10によってループ状に接続したが、ホーム制御盤6を中心として各個別制御盤4とを多重伝送信号線及びリレー信号線を介してそれぞれ放射状に接続してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のプラットホームドアシステムのブロック図である。
【図2】図1のプラットホームドアシステムに使用されるホームドア装置の部分省略側面図である。
【図3】図1のプラットホームドアシステムの個別制御盤とホーム制御盤とのブロック図である。
【図4】図1のプラットホームドアシステムの個別制御盤の正面図である。
【図5】図1のプラットホームドアシステムの開状態から閉状態までのフローチャートである。
【図6】図1のプラットホームドアシステムの閉状態から開状態までのフローチャートである。
【図7】図5及び図6に示す開行程の詳細なフローチャートである。
【図8】図5及び図6に示す閉行程の詳細なフローチャートである。
【図9】図7の解錠診断の詳細なフローチャートである。
【図10】図9の個別扱いへの切換手段のオンによって実行される割り込みルーチンのフローチャートである。
【図11】図7のドアコントローラ診断の詳細なフローチャートである。
【図12】図11の個別扱いへの切換スイッチが全てオフによって実行される割り込みルーチンのフローチャートである。
【図13】図7の開位置センサオフ保持異常診断の詳細なフローチャートである。
【図14】図7の閉位置センサオン保持異常診断の詳細なフローチャートである。
【図15】図8の閉位置センサオフ保持異常診断の詳細なフローチャートである。
【図16】図8の戸先スイッチオフ保持異常診断の詳細なフローチャートである。
【図17】図8の戸挟み検知の詳細なフローチャートである。
【図18】図17の戸先スイッチオン保持異常診断の詳細なフローチャートである。
【図19】図8の開位置センサオン保持異常診断の詳細なフローチャートである。
【図20】図8の施錠診断の詳細なフローチャートである。
【図21】図1の駅務室表示装置のフローチャートである。
【図22】図1の総合司令室表示装置の正面図である。
【符号の説明】
2 ホームドア装置
6 個別制御盤
8 ホーム制御盤
20 駅務室表示装置
22 総合司令室表示装置

Claims (12)

  1. プラットホーム上に設置される複数のホームドア装置と、これら各ホームドア装置に対応して設けられ、前記各ホームドア装置を個別に開閉制御する個別制御盤と、
    これら各個別制御盤と相互に通信し、前記各個別制御盤へ前記ホームドア装置を開閉させる開または閉信号を出力するホーム制御盤と、
    このホーム制御盤と接続され、前記個別制御盤と前記ホーム制御盤との相互通信によって得られた信号に基づいた情報を表示する表示装置とを、
    備え、
    前記個別制御盤は、前記ホームドア装置の開閉制御に連動して当該ホームドア装置の異常を検出し、前記ホーム制御盤へ異常信号を出力する異常検出手段を有し、
    前記表示装置は、前記ホーム制御盤が前記異常信号を受信したとき、該異常信号に基づいて、当該異常を生じたホームドア装置を示す情報と、当該異常の内容情報とを表示し、
    前記個別制御盤は、前記ホーム制御盤からの前記開または閉信号を無効とすると共に、前記ホームドア装置が正常に開閉するなら前記ホーム制御盤へ出力されるべき出力信号を強制的に出力する第1の状態と、該第1の状態において当該ホームドア装置の前記開または閉信号を手動開閉手段により出力可能とする第2の状態とに設定する設定手段を、有するプラットホームドアシステム。
  2. 請求項記載のプラットホームドアシステムにおいて、前記ホームドア装置は、戸挟み検知用安全センサを有し、前記個別制御盤は、前記ホームドア装置の前記戸挟み検知用安全センサの無効手段を有し、この無効手段によって前記安全センサが無効にされたとき、前記第1の状態に切換えられるプラットホームドアシステム。
  3. 請求項記載のプラットホームドアシステムにおいて、前記ホームドア装置は、開閉される扉パネルと、この扉パネルの閉状態で前記扉パネルを施錠する電気錠と、この電気錠を手動で解錠できる解錠装置とを備えるプラットホームドアシステム。
  4. 請求項1または2記載のプラットホームドアシステムにおいて、前記個別制御盤は、前記第1の状態または第2の状態に設定されたとき、前記ホームドア装置が全開位置にあることを示す開確認信号と、前記ホームドア装置が全閉位置にあることを示す閉確認信号とを、前記ホーム制御盤に強制的に出力するプラットホームドアシステム。
  5. 請求項記載のプラットホームドアシステムにおいて、前記手動開閉手段は、前記個別制御盤に設けられているプラットホームドアシステム。
  6. 請求項1または2記載のプラットホームドアシステムにおいて、前記個別制御盤は、前記第1の状態または第2の状態への設定によって前記ホームドアシステムを個別扱いにしたとき、前記ホーム制御盤へ個別扱い信号を出力し、前記表示装置は、該個別扱い信号に基づいて、当該個別扱いにされたホームドア装置を示す情報を表示するプラットホームドアシステム。
  7. 請求項1記載のプラットホームドアシステムにおいて、前記表示装置は、前記異常信号に基づいて、当該異常に対する応急処置情報を表示するプラットホームドアシステム。
  8. 請求項1記載のプラットホームドアシステムにおいて、前記個別制御盤は、前記異常を検出された前記ホームドア装置が元の正常状態に復帰したことを検出し、前記ホーム制御盤へ正常復帰信号を出力する正常復帰検出手段を有し、前記表示装置は、該正常復帰信号に基づいて、当該正常復帰したホームドア装置を示す情報を表示するプラットホームドアシステム。
  9. 請求項1記載のプラットホームドアシステムにおいて、前記異常信号は、各異常の内容に応じて予めランク付けがされており、前記表示装置は、出力された前記異常信号のうち前記ランクの最も上位に設定された異常信号に基づく情報のみを表示するプラットホームドアシステム。
  10. 請求項1記載のプラットホームドアシステムにおいて、前記個別制御盤は、前記ホームドア装置が全開位置或いは全閉位置に達したとき、それぞれ開確認信号或いは閉確認信号を前記ホーム制御盤へ出力し、前記表示装置は、前記開確認信号及び閉確認信号に基づいて、各ホームドア装置の開閉動作状況を表示するプラットホームドアシステム。
  11. 請求項1記載のプラットホームドアシステムにおいて、前記ホーム制御盤と個別制御盤とは、多重通信による通信ネットワークとリレー接点による通信ネットワークとの二重の通信ネットワークによって、相互に通信するプラットホームドアシステム。
  12. 所定の鉄道線路上に連なる複数の駅ごとに、
    プラットホーム上に設置される複数のホームドア装置と、
    前記各ホームドア装置に対応して設けられ、前記各ホームドア装置を個別に開閉制御する複数の個別制御盤と、
    これら各個別制御盤と相互に通信し、前記各個別制御盤へ前記ホームドア装置を開閉する開または閉信号を出力するホーム制御盤と、
    このホーム制御盤と接続され、前記各個別制御盤とホーム制御盤との相互通信によって得られた信号に基づいた情報を表示する駅務室表示装置とを、
    備えると共に、
    前記各ホームドア装置を集中管理するように、各駅の前記ホーム制御盤と接続され、前記各駅務室表示装置で表示される情報を各駅ごとに表示可能な全駅集中表示装置を備え、
    前記個別制御盤は、前記ホームドア装置の開閉制御に連動して、当該ホームドア装置の異常を検出し、前記ホーム制御盤へ異常信号を出力する異常検出手段を有し、
    前記駅務室表示装置は、前記ホーム制御盤が前記異常信号を受信したとき、該異常信号に基づいて、当該異常を生じたホームドア装置を示す情報と、当該異常の内容情報とを表示し、
    前記全駅集中表示装置は、前記ホーム制御盤が前記異常信号を受信したとき、当該ホーム制御盤が設けられた駅を示す情報と、該異常信号に基づき前記駅務室表示装置で表示される情報とを表示し、
    前記個別制御盤は、前記ホーム制御盤からの前記開または閉信号を無効とすると共に、前記ホームドア装置が正常に開閉するなら前記ホーム制御盤へ出力されるべき出力信号を強制的に出力する第1の状態と、該第1の状態において当該ホームドア装置の前記開または閉信号を手動開閉手段により出力可能とする第2の状態とに設定する設定手段を、有し、前記個別制御盤は、前記第1の状態または第2の状態への設定によって前記ホームドアシステムを個別扱いにしたとき、前記ホーム制御盤へ個別扱い信号を出力し、前記駅務室表示装置及び全駅集中表示装置は、該個別扱い信号に基づいて、当該個別扱いにされたホームドア装置を示す情報を表示するプラットホームドアシステム。
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