JP3622120B2 - ディスクケースの装着移載方法およびその装置 - Google Patents

ディスクケースの装着移載方法およびその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、ディスクケースの装着移載方法およびその装置に関し、更に詳しくは上蓋体と下蓋体とを互いに装着してコンベヤ体に移載するディスクケースの装着移載方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ディスクケースは、上蓋体(上ケース)、下蓋体(下ケース)および中蓋体(トレイ)により構成され、成形機である射出成形機等により成形される。
このように成形されたディスクケースは、上蓋体と下蓋体を装着させて一体化した蓋と、中蓋体とに分けられて、別々に集積されて包装される。
通常、成形機より取出された中蓋体は、そのままコンベヤ体に載置されて次の工程である集積包装工程に移送される。
【0003】
一方、上蓋体および下蓋体は、互いに装着一体化した上で、前述同様コンベヤ体面に載置されて次の工程である集積包装工程に移送される。
従来より、上蓋体および下蓋体を一体化する場合は、成形された上蓋体および下蓋体を、それぞれ2列のコンベヤ体面に個別に載置して移送し、移送される過程で所定位置に保持具により位置決めされる。
【0004】
そこで、位置決めされた一対の上蓋体および下蓋体の一方の上蓋体を把持搬送装置により把持する。
把持した把持搬送装置は、上昇移動および水平移動を行い上蓋体を下蓋体の直上に移送される。
次に、把持搬送装置は、位置決め待機している下蓋体に向け下降し、この下蓋体に上蓋体を押圧することにより、互いに装着することができる。
【0005】
互いに装着された上下蓋体は、保持具から外されコンベヤ体上を移送され、順次コンベヤ体外に集積保持される。
そして、所定量集積保持された上下蓋体は、次の包装工程に送られる。
しかしながら、このような上蓋体と下蓋体を一体化する従来の工程では、把持搬送装置による移送工程数が多いため移送時間が長くかかり、また上蓋体と下蓋体の位置決めが難しく、このため装着効率が良くなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点の解決を意図したものである。
即ち、本発明の目的は、上下蓋体の装着を適正かつ迅速に行うことにより、装着効率を向上させ、同時に装着移載装置の単純化を行えるディスクケースの装着移載方法および装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
しかして、本発明者等はこのような課題に対して、上下蓋体を装着する際の把持搬送装置の移送工程数を削減する点に着目して鋭意研究を重ねた結果、1回の旋回動作により装着移載を行う点に糸口があることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたのものである。
【0008】
すなわち、本発明は、成形された上蓋体と下蓋体をコンベア体上に間隔をもって位置決め且つ保持する工程と、保持した一方の下蓋体を他方の上蓋体上に対向させる工程と、対向させた上蓋体と下蓋体の両者を互いに装着する工程と、装着一体化した上下蓋体をコンベア体面にそのまま載置する工程よりなるディスクケースの装着移載方法であって、前記位置決め且つ保持する工程における位置決めは、各上下蓋体の一方の角部を挟んだ2点を他方の角部に対して押圧することにより行うディスクケースの装着移載方法に存する。
【0009】
そして、対向させた上蓋体と下蓋体の両者を互いに装着する工程は、上蓋体を下蓋体に対し押圧することにより行うディスクケースの装着移載方法に存する。
そしてまた、保持した一方の下蓋体を他方の上蓋体上に対向させる工程は、下蓋体を吸着して上蓋体上に旋回させることにより行うディスクケースの装着移載方法に存する。
【0010】
そしてまた、成形された上蓋体と下蓋体をコンベア体上に間隔をもって位置決め且つ保持する位置決め保持手段と、保持した一方の下蓋体を他方の上蓋体上に対向させる旋回手段と、対向させた上蓋体と下蓋体の両者を互いに装着する装着手段と、装着一体化した上下蓋体をコンベア体面にそのまま載置する載置手段とよりなるディスクケースの装着移載装置であって、前記位置決め保持手段は、各上下蓋体の一方の角部を挟んで他方の角部に対して押圧する一対の移動ピンと、上下蓋体を案内誘導する案内部材と、位置決めされた一方の下蓋体を吸着する吸着手段とよりなるディスクケースの装着移載装置に存する。
【0011】
そしてまた、装着手段は、下蓋体を上蓋体上に対向させた状態で上方への移動を拘束する拘束手段と、上蓋体を支える支え部材を下蓋体に対し上昇移動する押圧手段とよりなるディスクケースの装着移載装置に存する。
【0012】
そしてまた、載置手段は、コンベア体面より下降可能な支え部材を備えるディスクケースの装着移載装置に存する。
【0013】
【作用】
上記のようなディスクケースの装着移載方法および装置を採用することにより、成形された上蓋体と下蓋体をコンベヤ体上に間隔をもって位置決め且つ保持し、保持した一方の下蓋体を他方の上蓋体上に対向させ、対向させた上蓋体と下蓋体の内一方の上蓋体を下蓋体に対し押圧することにより互いに装着し、装着一体化した上下蓋体をコンベヤ体面にそのまま載置する。
【0014】
【実施例】
以下、実施例を挙げ図面に基づいて本発明を説明する。
最初に本発明の対象となるディスクケースの構成につき説明する。
図1において、ディスクケースは、図1の(a)、(b)および(c)に示す上蓋体1、中蓋体2および下蓋体3から構成される。
すなわち、ディスクケースは、下蓋体3の内部には中蓋体2が収納され、この状態の下蓋体3に、上蓋体1が取付けられて構成されるものである。
【0015】
このうち上蓋体1と下蓋体3は、上蓋体1の内側に形成された係止突起4a、4bと下蓋体3の係止孔5a、5bが互いに装着することにより一体化される。
この上蓋体1と下蓋体3とは、このように装着して一体化された後、コンベヤ体により移送され、別位置で多数集積して包装される。
本発明であるディスクケースの装着移載方法および装置は、そのうち上蓋体1と下蓋体3とが装着してコンベヤ体に移載される工程のものとして認識される。
【0016】
ここで本発明の位置付けを見るために、この上蓋体1と下蓋体3とが成形されてから、最終的に包装されるまでの工程、すなわち、集積包装する工程を以下説明する。
先ず、上下蓋体1、3を集積包装する工程は、図2に示すように、成形機により成形された上下蓋体1、3を移送コンベヤ体6に吸着移載する工程L、吸着移載された上下蓋体1、3を互いに装着する工程O、装着された上下蓋体1、3を移送コンベヤ体6に載置する工程S、装着された上下蓋体1、3を移送コンベヤ体6外に順次集積保持する工程M、集積された上下蓋体1、3を包装する工程Nとよりなる。
【0017】
また、図3は、上下蓋体1、3を集積包装する全工程を実施する装置の概略図を示し、(a)はその平面図および(b)はその側面図を示す。
前記吸着移載工程Lにおいては、上下蓋体1、3を移送コンベヤ体6に移載するに際し、先ず、成形機、例えば射出成形機により成形された上下蓋体1、3は、図示しないロボットハンドにより取り出される。
【0018】
その後、上下蓋体1、3は、該ハンドにより、図3に示す垂直状態とされ、予め垂直状態で第1位置Vに待機している吸着保持手段7(図4参照)によって、同時に4個の上下蓋体1、3がA、B、C、Dの位置で吸着保持される。
この場合、下段C、Dにおける2個の上下蓋体1、3は、射出成形機Iにより取出されて吸着保持された際は、上段A、Bの2個の1、3とは逆向きに配置されている。
【0019】
従って、下段C、Dの上下蓋体1、3は、最終的にその向きを上段A、Bの上下蓋体1、3と同じ向きに修正変更しなければならない。
4個の上下蓋体1、3は、吸着保持手段7に吸着保持されると、直線移動手段8(図3参照)が直進移動する過程でカム板8aを介して図4に示す白抜き矢印の方向へ回動する。
【0020】
次に、図7に示すように4個の上下蓋体1、3は、吸着された面を上にして、一方の下蓋体3は後述する枠体72上に、また他方の上蓋体1はコンベヤ体6上の支え部材76上に載置される。
このようにして、上下蓋体1、3は、図4に示す第2位置Hである水平な位置A、B、C、Dに位置決め載置される。
【0021】
同時に、下段C、Dの上下蓋体1、3は、直進移動する過程で吸着保持手段7の回動に同期して矢印方向に回転させることにより方向が正しい向きに修正変更される。
次に、上下蓋体1、3は、図6に示す後述する装着手段23により装着され、一体化された上下蓋体1、3は、載置手段21により移送コンベヤ体6面にそのまま載置される。
【0022】
そこで、図3の(a)、(b)に示すように、上下蓋体1、3は、移送コンベヤ体6上に移載され、移送される過程で冷却手段Pにより冷却(クーリング)される。
通常、上下蓋体1、3は成形された直後の潜熱により多少温まっており、従来のようにクーリングを行わなかった場合、後ほど集積されて包装された後は、自然冷却により中蓋は縮小してその包装が緩み外れることが起きる。
【0023】
このようなクーリングを行うことにより、上下蓋体1、3は成形時の潜熱を有するものの、包装時は常温に近くなり、後に収縮による変形が生じることは殆どない。
さらに上下蓋体1、3は、各移送コンベヤ体6上を移送され、移送コンベヤ体6の端部までに移送される。
【0024】
このように、移送コンベヤ体6上を連続移送される上下蓋体1、3は、次に説明するディスクケースの集積移載工程M(図2参照)により、順次集積保持される。
この集積移載工程Mは、移送コンベヤ体上で連続移送される装着一体化された上下蓋体1、3が、移送コンベヤ体から1個づつ分離されると、これを順次受け止めて旋回させ起立状態とした後、水平移動させ、その移動力により集積保持手段に順次集積するものである。
【0025】
図3に示すように集積保持手段10のストッカ11に所定量集積された上下蓋体1GFは、搬送手段13の把持装置14により、列単位で把持されて次の包装手段15に移送される。
この包装手段15では、移送されて集積された上下蓋体1GFは、矢印方向に移送される過程で、巻回されたロールRより送出される例えば塩ビ等の熱可塑性樹脂からなる包装テープ16により包装される(包装工程N)。
【0026】
この包装工程が完了すると、包装された集積上下蓋体1GFは、排出用の搬送手段17を介して90度旋回され、別の移送コンベヤ体18上に載せられ次工程に送られる。
以上が、この上蓋体1と下蓋体3とが成形されてから最終的に包装されるまでの工程の説明である。
【0027】
ここで、本発明のディスクケースの装着移載方法および装置は、成形機により成形された上下蓋体1、3を移送コンベヤ体上に吸着移載する工程Lの後に位置する工程及び装置であるため、本発明を説明する前に、上下蓋体1、3を移送コンベヤ体上に移載するための吸着移載装置について図5を基に更に詳しく説明する。
【0028】
図5は、そのディスクケースの吸着移載装置の斜視図を示す。
図において、ディスクケースの吸着移載装置は、主に吸着保持手段7、直進移動手段8、回動手段30および修正手段32とで構成される。
この吸着保持手段7は、図4に示すように、成形された上下蓋体1、3を第1位置Vに垂直に吸着保持した後、第2位置Hに移動し水平に位置決めするためのものである。
【0029】
すなわち、吸着保持手段7は、直進移動手段8に対し回動手段30によって回動可能に保持された基板34を備えており、この基板34の面上には4個の吸着保持部材33を具備している。
この吸着保持部材33により、4個の上下蓋体1、3を同時に吸着保持することができる。
【0030】
そして、吸着保持部材33は、基板34に取り付けられた4個の保持板35と、該保持板に弾力的に付勢され図示しない吸引装置に連通接続された4個の吸着具36とで構成されている。
また、第1位置Vに垂直状態で待機している吸着保持手段7は、成形機より取出された4個の上下蓋体1、3をロボットハンドより受け取り、これに対応する吸着具36で上下蓋体1、3を吸着保持する。
【0031】
次に、直進移動手段8は、第1位置Vで上下蓋体1、3を吸着保持した吸着保持手段7を第2位置Hに直進移動するものである。
すなわち、直進移動手段8は、主に、図5に示す枠体38の上下に並設された2本のレール38a、38b、リニアモーションベアリング39a、39b、垂直な移動板40、駆動源により進退駆動を行う駆動ベルト42(タイミングベルト)等で構成されている。
【0032】
そして、直進移動手段8は、第1位置Vで上下蓋体1、3を吸着保持した吸着保持手段7を、反時計廻りに回動させながら駆動ベルト42により第2位置Hに直進移動させる。
さらに回動手段30は、直進移動手段8の直進移動に同期して吸着保持手段7を回動させるものである。
すなわち、回動手段30は、主に板カム43、回動軸45、旋回アーム46、カムフォロア47、固定ブロック48等で構成される。
【0033】
そして、回動手段30は、吸着保持手段7を第2位置に移動させる過程において、カム溝42に係合しているカムフォロア47により、旋回アーム46、回動軸45を介して反時計廻りに回動させて水平状態とする。
次に、修正手段32は、吸着保持された複数の上下蓋体1、3を直進移動しながら回動させ、且つ個々の上下蓋体1、3の向きを修正変更するものである。
【0034】
すなわち、修正手段32は、回動軸45に固定された大プーリ、この大プーリにタイミングベルト50を介して連結されている小プーリ、この小プーリを固定した旋回軸、吸着保持部材33に修正回転を与える一対の傘歯車53等で構成される。
【0035】
そして、修正手段32は、吸着保持手段7を第2位置Hに移動させる過程において、回動動作と連動させ図4に示すC、D位置の吸着保持部材33の向きを180度回転させる。
これにより、A、B位置の吸着保持部材33の向きと同方向に修正変更することができる。
以上、吸着移載装置について述べた。
【0036】
次に、本発明のディスクケースの装着移載装置につき図6〜図9を基に詳細に説明する。
図6はディスクケースの装着移載装置の正面図、図7はディスクケースの装着移載装置の平面図、図8の(a)は位置決め保持手段の部分平面図、(b)は位置決め保持手段の部分断面図であり、図9はディスクケースの装着移載装置の斜視図である。
【0037】
ディスクケースの装着移載装置は、図7に示すように、主に位置決め保持手段20、旋回手段22、装着手段23、載置手段21等よりなる。
すなわち、位置決め保持手段20は、各上下蓋体1および3の一方の角部Mを挾んで他方の角部Nに対して押圧する一対の移動ピン24と、上下蓋体1、3を案内誘導する案内部材25、26と、位置決めされた一方の下蓋体3を吸着する吸着手段27とよりなる。
【0038】
さらに詳しくは、図8の(a)、(b)に示すように、主に移動ピン24は、回動アーム28、イコライザー61、規制軸62、押圧ピン64a、64b等で構成される。
回動アーム28は、図示しない支持台のボス65に回転自在に軸支された支持軸29の一端に固定されている。
そして、回動アーム28には、この斜めに折曲された先端に支持軸60が立設されると共に支持軸60の近傍に規制軸62が立設している。
【0039】
イコライザー61は、T字形に形成され、その中央部が回動アーム28の支持軸60に旋回可能に軸支され、突出部に形成された切欠部63に規制軸62が遊嵌しイコライザー61の旋回を制限している。
また、イコライザー61には、両端に2本の押圧ピン64a、64bが立設している。
【0040】
さらに、回動アーム28を固定している支持軸29の他端には、図示しない駆動源に接続されたレバー66が自在継手67、リンク68を介して接続されている。
また、図6及び図7に示すように、枠体72は、傘歯車69とこの傘歯車69を介して、図示しない駆動源により旋回可能な旋回軸70とで構成される旋回手段22に取付けられている。
【0041】
旋回軸70に取付けられた枠体72には、2個の下蓋体3が載置できる着座面73、73を有している。
そして、案内部材25、26は、上部が内側に下り傾斜の斜面を有し、前記各着座面73、73の側面に互いに直交するよう配置されている。
吸着手段27は、前記各着座面73、73のほぼ中央に2個づつ配置され、上面が各着座面73、73と同一面に位置し、図示しない真空装置に接続されている。
【0042】
また、枠体72は、この一側下面をベース80上に立設したスタンド85に取付けられたダンパー86により当接し、これを水平状態に支持している(図6参照)。
すなわち、下蓋体3は、図8に示すレバー66の直進移動により回動アーム28を時計廻りに旋回させて2本の移動ピン64a、64bにより一方の角部Mを挾んだ2点が押圧される。
【0043】
この押圧により、図7に示すように下蓋体3の他方の角部Nは、互いに直交する2面よりなる案内部材25、26により案内誘導される。
従って、下蓋体3は、2本の移動ピン64a、64bと案内部材25、26により正確に位置決めされる。
同時に、位置決めされた下蓋体3の底面は、吸着手段27により吸着され、枠体72に保持される。
【0044】
次に、載置手段21は、上蓋体1を支える支え部材76と、押圧手段87とからなる。
支え部材76は、図6に示すように、主に支持板77、案内部材78、79等で構成され、後述する押圧手段87により支持されている。
上面が上蓋体1の着座面となる支持板77は、移送コンベヤ体6の両側に押圧手段87により昇降可能に並設されている。
【0045】
そして、この着座面となる支持板77は、常時は移送コンベヤ体6のベルト6aの上面より若干低い位置に位置している。
また、案内部材78、79は、上部が内側に傾斜した斜面を有し、互いに直交して配置されている(図7参照)。
さらに、移送コンベヤ体6側の着座面となる支持板77の各角部には、前述したように位置決め保持手段20が配置されている。
【0046】
そして、位置決め保持手段20は、各上蓋体1の角部Mを挾んで他方の角部Nに対して押圧する一対の移動ピン24と、上蓋体1を案内誘導する案内部材78、79とよりなる。
そこで、載置手段21において、上蓋体1が吸着移載手段により切離されて落下される前に、支持板77は、押圧手段87により図6に示す位置まで上昇して待機する。
【0047】
この理由は、移送コンベヤ体6のベルト6aは、常時走行駆動されているからである。
吸着移載手段により切離されて落下したた上蓋体1は、案内部材78、79の斜面に案内されて支持板77上面で受止められ着座される。
支持板77上面に着座した上蓋体1は、回動アーム28を時計廻りに旋回させることにより一対の移動ピン24であるところの図8に示す押圧ピン64a、64bによって、一方の角部Mを挾んだ2点が押圧される。
【0048】
このようにして、上蓋体1の一方の角部Mを挾んだ2点が押圧されると、他方の角部Nは、互いに直交する2面よりなる案内部材78、79により案内誘導される。
従って、上蓋体1は、2本の移動ピン64a、64bと案内部材78、79により正確に位置決めされる。
一方、装着手段23は、主に拘束手段75、押圧手段87とよりなる。
【0049】
押圧手段87は、昇降可能な駆動軸82、この駆動軸82の上端に水平に固定された板体83とで構成されている。
駆動軸82は、図6に示すように、ベース80に貫通装着されたボス81に摺動可能に挿嵌され図示しない駆動源により昇降可能となっている。
また、拘束手段75は、主に旋回軸89、クランプレバー91、レバー93等で構成される。
【0050】
旋回軸89は、移送コンベヤ体6の側面にベース80上に立設したスタンド88に旋回自在に軸支されている。
そして、クランプレバー91は、旋回軸89に固定され上端には内側に折曲した爪部90を形成している。
また、レバー93は、一端が旋回軸89に固定され、他端がシリンダ92に枢支されている。
【0051】
次に図6に示すように、下蓋体3を吸着保持した枠体72は、180度旋回し上蓋体上面に対向し位置決めされる。
そして、装着手段23のクランプレバー91が時計廻りに旋回し、内側に折曲した爪部90が、枠体72に保持されている下蓋体3の一側部直上に位置する。
そこで、押圧手段87は、支え部材76を上昇させ、この支え部材76に支持されている上蓋体1は、この直上に待機している下蓋体3に当接し、同時に下蓋体3の上面は、爪部90に係止されるため上蓋体1に押圧される。
これにより、上蓋体1と下蓋体3は互いに装着され一体化される。
【0052】
次に、本発明のディスクケースの装着移載装置の作動について更に説明する。
先ず、ディスクケースを装着移載を行う工程は、上蓋体1と下蓋体3を位置決め且つ保持する工程、保持した一方の下蓋体3を他方の上蓋体上に対向させる工程、その両者1、3を互いに装着する工程、装着一体化した上下蓋体1、3を移送コンベヤ体6面にそのまま載置する工程等よりなる。
【0053】
そして、2個の下蓋体3は、図4に示すように吸着移載手段により第1位置VのA、Cの位置にて吸着された後、矢印方向に旋回移動され第2位置Hに旋回移動される。
次に、図7に示す上蓋体3は、吸着移載手段の吸着保持が解除されると、枠体72の着座面73、73に着座する。
【0054】
着座面73、73に着座した下蓋体3は、回動アーム28を時計廻りに旋回させて、一対の移動ピン24、すなわち押圧ピン64a、64bにより、一方の角部Mを挾んだ2点が押圧される。
この押圧に際し、図8に示すイコライザー61の2本の押圧ピン64a、64bは、規制軸62と遊嵌している切欠部63の隙間の範囲で支持軸60を中心に若干揺動するように構成されている。
【0055】
従って、2本の押圧ピン64a、64bは、下蓋体3の一方の角部Mを押圧した際、下蓋体3に若干の傾きが生じてもこれに倣うことができる。
このようにして、下蓋体3の一方の角部Mを挾んだ2点が押圧されると、他方の角部Nは、互いに直交する2面よりなる案内部材25、26により案内誘導される。
従って、下蓋体3は、2本の移動ピン64a、64bと案内部材25、26により正確に位置決めされる。
【0056】
その後、位置決めされた下蓋体3の底面は、吸着手段27により吸着され、枠体72に保持される。
一方、2個の下蓋体1は、図4に示すように吸着移載手段により、第1位置VのB、Dの位置にて吸着された後、矢印方向に旋回移動され第2位置Hに旋回移動する。
そこで、上蓋体1が、吸着移載手段により切離されて落下される前に、支持板77は押圧手段87により図6に示す位置まで上昇し待機している。
【0057】
次に、吸着移載手段により切離された上蓋体1は、案内部材78、79の斜面に案内されて支持板77上に受止められる。
さらに、支持板77上に着座した上蓋体1は、その一方の角部Mが一対の移動ピン24、すなわち押圧ピン64a、64bにより、一方の角部Mを挾んだ2点が押圧される。
【0058】
このようにして、上蓋体1の一方の角部Mを挾んだ2点が押圧されると、他方の角部Nは、互いに直交する2面よりなる案内部材78、79により案内誘導される。
従って、上蓋体1は、2本の移動ピン64a、64bと案内部材78、79により正確に位置決めされる。
この状態で、下蓋体3を吸着保持した枠体72は、180度旋回し、上蓋体上面に対向して位置決めされる。
【0059】
次に、装着手段23のクランプレバー91が旋回し、内側に折曲した爪部90が、枠体72に保持されている下蓋体3の一側部直上に位置する。
押圧手段87は、支え部材76を上昇させ、この支え部材76に支持されている上蓋体1を、この直上に待機している下蓋体3に対し押圧する。
これにより、上蓋体1と下蓋体3は互いに装着され一体化される。
一体化された上下蓋体1、3は押圧手段87の下降動作により載置手段21の支え部材76上より移送コンベヤ体6のベルト6a上面に載置され、次の工程に移送される。
【0060】
このようにすることにより、上下蓋体の装着を適正かつ迅速に行うことが可能となる。
以上本発明を説明してきたが、本発明は実施例にのみ限定されるものではなく、その本質から逸脱しない範囲で、他の色々な変形例が可能であることはいうまでもない。
【0061】
【発明の効果】
上下蓋体の装着移載工程を適正かつ迅速に行うことにより、装着効率の向上を達成できる。
上下蓋体の装着移載装置を単純化することにより、結果的に設備コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の対象となるディスクケースの分解斜視図を示し、図1における(a)は上蓋、(b)は中蓋体、(c)は下蓋体の斜視図を示す。
【図2】図2は、本発明の上下蓋体が装着移載される工程の一実施例を示し、装着され
た上下蓋体が集積包装されるまでの一連の工程の説明図である。
【図3】図3における(a)は、成形された上下蓋体を集積移載したのち、集積された上下蓋体を包装する一連の工程(集積包装工程)を示す全体平面図であり、(b)はその全体側面図である。
【図4】図4は、吸着保持手段に保持された上下蓋体がコンベヤ体上に移載される状態を説明する説明図である。
【図5】図5は、ディスクケースの吸着移載装置の斜視図である。
【図6】図6は、ディスクケースの装着移載装置の正面図である。
【図7】図7は、ディスクケースの装着移載装置の平面図である。
【図8】図8の(a)は、位置決め保持手段の部分平面図であり、(b)は、位置決め保持手段の部分断面図である。
【図9】図9は、ディスクケースの装着移載装置の斜視図である。
【符号の説明】
1…上蓋体
2…中蓋体
2F…集積中蓋体
3…下蓋体
4a、4b…係止突起
5a、5b…係止孔
6…移送コンベヤ体
7…吸着移載手段
8…直線移動手段
10…集積保持手段
11…ストッカ
13…搬送手段
14…把持装置
15…包装手段
16…包装テープ
17…排出用の搬送手段
18…コンベヤ体
20…位置決め保持手段
21…載置手段
22…旋回手段
23…装着手段
24…移動ピン
25、26…案内部材
27…吸着手段
28…回動アーム
29…支持軸
30…回動手段
32…修正手段
33…吸着保持部材
34…基板
35…保持板
36…吸着具
38a、38b…レール
39a、39b…リニアモーションベアリング
40…移動板
42…駆動ベルト
43…板カム
45…回動軸
46…旋回アーム
47…カムフォロア
48…固定ブロック
50…タイミングベルト
53…傘歯車
60…支持軸
61…イコライザー
62…規制軸
63…切欠部
64a、64b…押圧ピン
66…レバー
67…自在継手
68…リンク
69…傘歯車
70…旋回軸
72…枠体
73…着座面
75…拘束手段
76…支え部材
77…支持板
78、79…案内部材
80…ベース
81…ボス
82…駆動軸
83…板体
87…押圧手段
88…スタンド
89…旋回軸
90…爪部
91…クランプレバー
92…シリンダ
93…レバー
H…第2位置
I…射出成形機
L…吸着移載工程
M…集積保持工程
N…包装工程
O…装着工程
P…冷却手段
R…ロール
V…第1位置

Claims (6)

  1. 成形された上蓋体と下蓋体をコンベア体上に間隔をもって位置決め且つ保持する工程と、保持した一方の下蓋体を他方の上蓋体上に対向させる工程と、対向させた上蓋体と下蓋体の両者を互いに装着する工程と、装着一体化した上下蓋体をコンベア体面にそのまま載置する工程よりなるディスクケースの装着移載方法であって、
    前記位置決め且つ保持する工程における位置決めは、各上下蓋体の一方の角部を挟んだ2点を他方の角部に対して押圧することにより行うことを特徴とするディスクケースの装着移載方法。
  2. 対向させた上蓋体と下蓋体の両者を互いに装着する工程は、上蓋体を下蓋体に対し押圧することにより行うことを特徴とする、請求項1記載のディスクケースの装着移載方法。
  3. 保持した一方の下蓋体を他方の上蓋体上に対向させる工程は、下蓋体を吸着して上蓋体上に旋回させることにより行うことを特徴とする、請求項1記載のディスクケースの装着移載方法。
  4. 成形された上蓋体と下蓋体をコンベア体上に間隔をもって位置決め且つ保持する位置決め保持手段と、保持した一方の下蓋体を他方の上蓋体上に対向させる旋回手段と、対向させた上蓋体と下蓋体の両者を互いに装着する装着手段と、装着一体化した上下蓋体をコンベア体面にそのまま載置する載置手段とよりなるディスクケースの装着移載装置であって、
    前記位置決め保持手段は、各上下蓋体の一方の角部を挟んで他方の角部に対して押圧する一対の移動ピンと、上下蓋体を案内誘導する案内部材と、位置決めされた一方の下蓋体を吸着する吸着手段とよりなることを特徴とするディスクケースの装着移載装置。
  5. 装着手段は、下蓋体を上蓋体上に対向させた状態で上方への移動を拘束する拘束手段と、上蓋体を支える支え部材を下蓋体に対し上昇移動する押圧手段とよりなることを特徴とする、請求項記載のディスクケースの装着移載装置。
  6. 載置手段は、コンベア体面より下降可能な支え部材を備えることを特徴とする、請求項記載のディスクケースの装着移載装置。
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