JPH06135510A - 部品自動供給装置 - Google Patents

部品自動供給装置

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JPH06135510A
JPH06135510A JP4617292A JP4617292A JPH06135510A JP H06135510 A JPH06135510 A JP H06135510A JP 4617292 A JP4617292 A JP 4617292A JP 4617292 A JP4617292 A JP 4617292A JP H06135510 A JPH06135510 A JP H06135510A
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JP
Japan
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parts
tray
trays
pallet
storage
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JP4617292A
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English (en)
Inventor
Shinobu Takano
忍 高野
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J C C ENG KK
JCC ENG KK
Far East Engineering Co Ltd
Original Assignee
J C C ENG KK
JCC ENG KK
Far East Engineering Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP4617292A priority Critical patent/JPH06135510A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数の部品をトレー搬送装置が設置された収
納棚に効率よく収納し、該収納棚から必要に応じて供給
された部品を1台のXY搬送装置により順次組付けステ
ーションに搬送して自動的に組付けるようにして、部品
供給の高速化、高精度化及び装置の小型化を図る。 【構成】 製品を構成する各種部品をトレーに整列させ
て積載し、該トレーをトレー搬送装置によって收容及び
取り出し自在に収納棚に収納し、必要に応じてトレー搬
送装置により収納棚から供給される部品を1台のXY搬
送装置で順次組付けステーションに搬送して自動的に組
み付けるようにした構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部品自動供給装置に係
り、特に小型の装置にもかかわらず多数の部品を効率よ
く収納すると共に該部品をXY搬送装置により順次組付
けステーションに搬送して自動的に組付けるようにした
省スペースで、かつ極めて高性能であり、例えばレンズ
の組立て機に好適な部品自動供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば鏡筒に数枚のレンズが組み
付けられる光学系製品の組立てにおいて、完成すべき製
品の数が少ない場合には、従来は光学系製品を構成する
各部品が収納された収納装置から1個ずつ必要な部品を
手動により取り出して組み付けていた。
【0003】しかし、手動による組立てでは多量生産は
困難であり、また製品ごとに品質がばらついて均一の性
能を確保することは困難であった。
【0004】この問題を解決するためには、自動組立て
によって製品を作ることが一般的であるが、従来は自動
組立てラインを編成し、各部品ごとに必要部品が収納さ
れた部品自動供給装置を自動組立てラインの近くに数台
設置して必要に応じて該部品自動供給装置から順次部品
を自動組立てラインに供給して組み付けていた。
【0005】このような従来の自動組立てラインによる
と、生産性は向上するものの組立て工程と同数の組立て
ステーションが必要となり、自動組立てラインが長く、
大規模になってしまうという欠点があった。
【0006】更に自動組立てラインに沿って部品の数だ
け部品自動供給装置を設置しなければならず、自動組立
てラインの設置に多くの費用がかかるばかりでなく、工
場のスペースに関しては非常に広いスペースが必要とさ
れ、また編成変えが困難であるという欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、部品を複数個ずつ整列させて積載
するトレーを複数個上下方向に整列させて収納棚に収納
することにより狭い空間に多くの部品を効率よく収納で
きるようにすることであり、またこれによって部品自動
供給装置を小型にして省スペース化を図ることである。
【0008】また他の目的は、トレー搬送装置を用いて
収納棚に収納されたトレーを水平方向に移動させて移動
台上に取り出した後、上下方向に移動させて所定の位置
に搬送することにより部品を必要に応じて収納棚から取
り出し、組立てに供することがてきるようにすることで
あり、またこれによって装置のコンパクト化を図ること
である。
【0009】更に他の目的は、トレーから部品を取り出
して中間ステーションに搬送するXY搬送装置に、収納
棚と同数の部品のピックアップ装置を配設して順次各種
部品を中間ステーションに搬送して組み立てることによ
り1台のXY搬送装置ですべての構成部品を搬送して組
み立てるられるようにすることであり、またこれによっ
て装置を小型化し、また部品の自動供給の高速化と、高
精度化を図り、かつ装置のコストを大幅に低減させるこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】要するに本発明(請求項
1)は、製品を構成する各種部品をその種類ごとに分類
して複数個ずつ整列させて積載するトレーを所定の間隔
を保って複数個上下方向に整列させると共に前記トレー
を水平方向に移動させることによって收容及び取り出し
自在に収納する複数の収納棚と、該収納棚の各々に配設
され前記収納棚に収納された前記トレーを水平方向に移
動させて該収納棚から取り出した後上下方向に移動させ
所定の位置に搬送するトレー搬送装置と、X方向及び該
X方向と直交するY方向に移動して前記所定の位置に搬
送された各々の前記トレーから前記各種部品を1個ずつ
順次取り出し中間ステーションに搬送して仮組付けを行
うXY搬送装置と、前記仮組付けされた部品を本組付け
を行う組付けステーションに搬送すると共に該本組付け
された前記製品を前記組付けステーションから搬出する
製品搬送装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】また、本発明(請求項2)は、複数個の部
品を整列させて積載するトレーを位置決めして積載する
と共に係合溝が形成されたパレットと、該パレットの両
端部を水平方向に形成された溝に係合させて上下方向に
所定の間隔を保って複数個整列させて収納する収納棚
と、係合片を有し前記収納棚の溝と平行方向に走行して
前記係合片を前記係合溝に係合させて前記パレットを前
記トレーと共に前記収納棚から搬出する前記収納棚に対
向して配設された搬出装置と、軸芯を垂直方向に向けて
前記搬出装置に固定された雌ねじに螺合して駆動装置に
よって回転駆動される雄ねじを有し該雄ねじを回転させ
て前記搬出装置を前記収納棚に整列させて収納された複
数の前記パレットに沿って上下方向に移動自在に構成さ
れた上下搬送装置とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0012】また、本発明(請求項3)は、製品を構成
する各種部品を複数個ずつ整列させて積載する複数のト
レーを水平方向に形成された複数の溝に夫々係合させて
上下方向に所定の間隔を保って整列させて収納する前記
各種部品ごとに設けられた複数の収納棚と、該収納棚の
数と同数の前記部品のピックアップ装置を有しX方向及
び該X方向と直交するY方向に移動して各々の前記トレ
ーから前記各種部品を順次取り出し中間ステーションに
搬送して組付けを行うXY搬送装置とを備えたことを特
徴とするものである。
【0013】また、本発明(請求項4)は、駆動装置に
よって走行駆動される無端のチェーンコンベアがスプロ
ケットに巻き掛けられて回転するように垂直方向に配設
された少なくとも1本の雄ねじと、パレットの係合溝に
係合する係合片を有し水平方向に走行する無端のチェー
ンコンベアが配設されかつ前記雄ねじに螺合する雌ねじ
が固定された移動台とを備え、収納棚に上下方向に多数
配列されて収納された前記パレットを前記収納棚から前
記移動台に水平方向に移動させた後、前記雄ねじを回転
させて前記パレットを前記移動台と共に上方に搬送する
ように構成したことを特徴とするものである。
【0014】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明
する。図1から図3において、本発明に係る部品自動供
給装置1は、収納棚2と、トレー搬送装置3と、XY搬
送装置4と、製品搬送装置5とを備えている。
【0015】収納棚2は、図4から図8も参照して,製
品の構成部品の一例たる鏡筒6及び3種類のレンズ8,
9及び10を収納するためのものであって、基台11に
2つのトレー支持枠12が平行して垂直に固定されてい
る。
【0016】トレー支持枠12の内側には夫々水平方向
に複数(本実施例においては15個)の溝12aが対向
して形成され、また各々の溝12aには図示しないばね
によって内側に向けて押圧付勢されている先端形状球形
のピン13が装着されている。
【0017】鏡筒6及び3種類のレンズ8,9及び10
は、夫々トレー14上に整列して複数個積載されてい
る。
【0018】トレー14は、パレット16に固定された
2本のピン15に係合して位置決めされた状態でパレッ
ト16に積載され、両端部がトレー支持枠12の溝12
aに係合して収納棚2に上下方向に整列して収納されて
いる。
【0019】パレット16の両端部には、係合溝16a
が形成されており、溝12aに挿入した状態ではピン1
3の先端が左右から係合溝16aに係合してパレット1
6の水平方向の位置決めを行うようになっている。
【0020】またパレット16には、後述するトレー搬
送装置3に係合する係合溝16bが形成されている。
【0021】係合溝16bの形状は、トレー搬送装置3
の係合片22a,22b及び22cの形状に適合するよ
うに種々の形状をしており、例えば図4に示す鏡筒6用
のパレット16においては、切欠溝としてパレット16
の両端部に形成され、またレンズ8,9及び10用のパ
レット16においては、長溝としてパレット16の先端
部に形成されている(図7及び8参照)。
【0022】トレー搬送装置3は、トレー14上に整列
して積載されている鏡筒6及び3種類のレンズ8,9及
び10をパレット16と共に所定の位置に搬送するため
のものであって、搬出装置18及び上下搬送装置19と
から構成されている。
【0023】搬出装置18は、パレット16を溝12a
中で水平方向に走行させて収納棚2から搬出又は収納棚
2に収納するためのものであって、前述した如く鏡筒6
用の搬出装置18とレンズ8,9及び10用の搬出装置
18とは、異なった構成とされているが原理的には同一
のものである。
【0024】鏡筒6用の搬出装置18は、主として図3
から図5を参照して移動台20上に回動自在に装着され
た複数のスプロケット21A,21B.21C及び21
Dに一対の無端のチェーンコンベア22A,22Bが夫
々巻き掛けられ、パレット16の両端部に対向して配設
されて水平方向に走行するようになっている。
【0025】一方の無端のチェーンコンベア22Aは、
モータ23の回転軸24に固定された駆動スプロケット
25に巻き掛けられてモータ23の回転が伝達されるよ
うになっている。
【0026】該一方の無端のチェーンコンベア22Aが
巻き掛けられたスプロケット21Aの軸26に固定され
たスプロケット21Eには、中間スプロケット21Fと
の間に無端のチェーンコンベア28Aが巻き掛けられて
いる。
【0027】他方の無端のチェーンコンベア22Bが巻
き掛けられたスプロケット21Cの軸29に固定された
被駆動平歯車30は、スプロケット21Gと一体的に回
転する駆動平歯車31と噛合し、更にスプロケット21
Gと中間スプロケット21Fとの間には無端のチェーン
コンベア28Bが巻き掛けられている。
【0028】そしてモータ23を矢印A又はB方向に回
転させて一方の無端のチェーンコンベア22Aを矢印C
又はD方向に走行させると、該運動はスプロケット21
A、チェーンコンベア28A、中間スプロケット21
F、チェーンコンベア28B、スプロケット21G、駆
動平歯車31、被駆動平歯車30及びスプロケット21
Cを介して他方の無端のチェーンコンベア22Bを矢印
C又はD方向にチェーンコンベア22Aと同一速度で走
行させるように構成されている。
【0029】一対の無端のチェーンコンベア22A,2
2Bには、夫々係止片22a及び22bが装着されてお
り、無端のチェーンコンベア22A,22Bの走行に伴
なって水平方向に移動して係合溝16bと係合してパレ
ット16を水平方向に走行させ、収納棚2から搬出又は
収納棚2に収納するようになっている。
【0030】レンズ8,9及び10用の搬出装置18
は、主として図6及び図7を参照して移動台20上に回
動自在に装着された複数のスプロケット21H,21I
及びモータ23の軸24に固定されたスプロケット21
Jに無端のチェーンコンベア22Cが縦方向に巻き掛け
られてなるもので、パレット16を矢印C又はD方向に
走行させるようになっている。
【0031】そして無端のチェーンコンベア22Cに固
定された係止片22cを係合溝16bと係合させてパレ
ット16を水平方向に走行させ、収納棚2から搬出し又
は収納棚2に収納するようになっている。
【0032】上下搬送装置19は、搬出装置18により
移動台20上に搬出されたパレット16を上下方向に搬
送するためのものであって、図3から図7及び図9のう
ち、主として図9を参照して、2本の雄ねじ32が垂直
に基台11に回動自在に配設され、移動台20に固定さ
れた雌ねじ33に螺合している。
【0033】2本の雄ねじ32の下方には、各々スプロ
ケット34が固定されており、基台11に固定されたモ
ータ35の軸36に固定されたスプロケット38との間
に無端のチェーンコンベア39が巻き掛けられ、モータ
35を矢印E又はF方向に回転させて移動台20を矢印
G又はH方向に移動させるように構成されている。
【0034】なお、雄ねじ32が2本配設されているの
は、移動台20をより安定して移動させるためであっ
て、1本の雄ねじ32と1本のガイドバーとで構成して
もよい。
【0035】また雄ねじ32には、円周上に切欠部(図
示せず)が形成されたセンサ板40が固定されており、
雄ねじ32と共に回転して該切欠部を通過する光を検出
することによって雄ねじ32の位相を検出するフォトセ
ンサ41がセンサ板40に対向して設けられている。
【0036】XY搬送装置4は、トレー14から鏡筒6
及び3種類のレンズ8,9及び10を中間ステーション
42に搬送するためのものであって、作業テーブル43
の上方に互いに直角に配設されたXガイドバー44及び
Yガイドバー45により案内され、制御装置56からの
指令によって作業ヘッド46がX方向及びこれと直交す
るY方向に移動し、また任意の位置で停止できるように
構成されたXY装置である。
【0037】作業ヘッド46には、鏡筒6及び3種類の
レンズ8,9及び10を真空による吸引力を利用して吸
着する各部品に専用のピックアップ装置48が4台装着
されている。
【0038】ピックアップ装置48は、エアシリンダ4
9に装着され、鏡筒6及びレンズ8,9及び10を吸着
して取り上げるとき及び該取り上げた鏡筒6及びレンズ
8,9及び10をピックアップ装置48から離脱させて
所定の位置に配置するときに上下方向(矢印I又はJ方
向)に移動できるようになっている。
【0039】そして鏡筒6及び3種類のレンズ8,9及
び10をトレー14から順次吸着して中間ステーション
42に搬送して、組み立てるように構成されている。
【0040】ピックアップ装置48は、図10及び図1
1を参照して、中心に吸引穴50aがあけられた吸着ノ
ズル50と吸着ノズル50を囲んだリング形状の保持リ
ング51とで構成され、吸着ノズル50を矢印J方向に
下降させてレンズ8,9又は10を吸着した後、矢印I
方向に上昇させてレンズ8,9又は10をトレー14か
ら1つずつ取り出して搬送するようになっている。
【0041】製品搬送装置5は、中間ステーション42
で仮組付けされた部品を第1及び第2組付けステーショ
ン51、52に搬送し、また本組付けされた製品を第2
組付けステーション52から搬出するためのものであっ
て、スプロケット53に巻き掛けられたバケット54を
備えたチェーンコンベア55として構成され、図示しな
い駆動装置によって間欠的に駆動されるようになってい
る。
【0042】そして中間ステーション42からバケット
54に仮組付けされた部品を搬送する第1受渡し装置5
6、バケット54から第1及び第2組付けステーション
51、52に仮組付けされた部品を搬送する第2及び第
3受渡し装置58及び59が夫々中間ステーション4
2、第1及び第2組付けステーション51、52に隣接
して配設されている。
【0043】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。図示しない別の整列装
置によって夫々のトレー14に多数の鏡筒6及び3種類
のレンズ8,9及び10を夫々整列させた後、パレット
16のピン15にトレー14を係合させて位置決めして
積載し、組立ての予備作業を行う。
【0044】図1、図2及び図8において、トレー14
を積載した15個のパレット16をトレー支持枠12の
溝12aに挿入(矢印K方向)し、両端部に形成されて
た係合溝16aにピン13の先端部を係合させてパレッ
ト16の水平方向の位置決めを行って収納棚2に上下方
向に整列させて収納して準備作業が終了する。
【0045】部品自動供給装置1が、図示しないスター
トスイッチを押すことによって始動すると、図3から図
5、及び図9をも参照して、まず鏡筒6用収納棚2の上
下搬送装置19のモータ35が始動して例えば矢印E方
向に回転する。
【0046】モータ35の回転運動は、軸36、スプロ
ケット38、無端のチェーンコンベア39、スプロケッ
ト34を介して2本の雄ねじ32に伝達されて該2本の
雄ねじ32を矢印E方向(同一方向)に回転させる。
【0047】雄ねじ32に螺合する雌ねじ33は、該回
転に伴なって上下方向に移動して移動台20を矢印G方
向に搬送するが、移動台20の上下方向位置は、例えば
移動台20がトレー支持枠12の溝12aの1段分移動
するごとに1回検出信号を送信するようにされたフォト
センサ41からの検出信号を受信することにより制御装
置56によって常に認識されている。
【0048】移動台20が所定の位置まで移動すると、
フォトセンサ41からの検出信号によってモータ35が
停止し、移動台20が所定のパレット16に対向して停
止する。
【0049】次いで搬出装置18のモータ23が矢印A
方向に回転して一方の無端のチェーンコンベア22Aを
矢印C方向に走行させるが、該運動はスプロケット21
A、チェーンコンベア28A、中間スプロケット21
F、チェーンコンベア28B、スプロケット21G、駆
動平歯車31、被駆動平歯車30及びスプロケット21
Cを介して他方の無端のチェーンコンベア22Bをも矢
印C方向に同一速度で走行させる。
【0050】一対の無端のチェーンコンベア22A,2
2Bの矢印C方向への走行により該チェーンコンベア2
2A,22Bに夫々装着された係止片22a及び22b
も矢印C方向に移動して係合溝16bと係合してパレッ
ト16を収納棚2から矢印L方向に搬出して移動台20
上にトレー14を積載したパレット16を移動させる。
【0051】そして再びモータ35が矢印E方向に回転
して雄ねじ32を回転させ、移動台20を更に矢印G方
向に移動させて作業位置である最上端位置まで搬送して
停止する。
【0052】図6及び図7に示す3種類のレンズ8,9
及び10が夫々整列して収納された3つの収納棚2にお
いても、まったく同様に上下搬送装置19によって移動
台20が上下方向に移動して所定のパレット16に対向
して停止した後、搬出装置18のモータ23が回転して
チェーンコンベア22Cを矢印C方向に走行させてチェ
ーンコンベア22Cに固定された係止片22cを係合溝
16bと係合させてパレット16を水平方向に走行さ
せ、各々の収納棚2から搬出して移動台20上にトレー
14を積載したパレット16を移動させる。
【0053】その後再びモータ35が矢印E方向に回転
して雄ねじ32を回転させ、移動台20を更に矢印G方
向に移動させて作業位置である最上端位置まで搬送して
停止する。
【0054】こうして鏡筒6及び3種類のレンズ8,9
及び10が積載されたトレー14は、各々専用の搬出装
置18及び上下搬送装置19によって作業位置である最
上端位置まで搬送されて組付けのための準備が完了す
る。
【0055】図1及び図2において、XY搬送装置4
が、まず鏡筒用の収納棚2まで移動してトレー搬送装置
3によって所定の位置に搬送されたトレー14から鏡筒
6を1つピックアップ装置48で取り上げ、該鏡筒6を
保持して中間ステーション42に搬送する。
【0056】次いで上記と同様に3種類のレンズ8,9
及び10を次々とピックアップ装置48で吸着して中間
ステーション42に搬送し、先に搬送されている鏡筒6
に仮組付けする。
【0057】ここでピックアップ装置48は、鏡筒6及
び3種類のレンズ8,9及び10に専用のものとして用
意されており、例えばレンズ8に用いられるピックアッ
プ装置48の作用を説明すると、図10及び図11を参
照して、ピックアップ装置48がXY搬送装置4によっ
てトレー14に積載されたレンズ8の上方に移動する
と、エアシリンダ49に図示しない圧縮空気供給源から
圧縮空気が供給され、ピックアップ装置48を矢印J方
向に下降させる。
【0058】次いで吸着ノズル50の吸引穴50aから
空気を矢印M方向に吸引して真空としてレンズ8を吸着
ノズル50に吸着した後、図示しない切換弁を切り換え
てエアシリンダ49を先とは逆の方向(矢印I方向)に
移動させてレンズ8を該レンズ8の形状に合わせて形成
された保持リング51に当接させて位置決めし、トレー
14から1つずつ取り出した後、XY搬送装置4を作動
させて中間ステーション42にまで搬送する。
【0059】中間ステーション42において、再びエア
シリンダ49を矢印J方向に下降させ、吸着ノズル50
によるレンズ8の吸着を解除して鏡筒6に仮組付けす
る。
【0060】レンズ9及び10についても全く同様に専
用のピックアップ装置48を用いて次々と各々のトレー
14から1つずつ取り出した後、中間ステーション42
に搬送して順次仮組付けを行う。
【0061】中間ステーション42において仮組付けさ
れた鏡筒6及び3種類のレンズ8,9及び10(以下仮
組付けされた部品という。)は、第1受渡し装置56に
より停止している製品搬送装置5のバケット54に受け
渡される(矢印N方向)。
【0062】製品搬送装置5のチェーンコンベア55
は、時計方向に間欠的に回動して仮組付けされた部品を
第1組付けステーション51まで搬送する。
【0063】第2受渡し装置58は、バケット54から
仮組付けされた部品を矢印P方向に搬送して第1組付け
ステーション51にセットし、第1組付けステーション
51で例えば熱かしめして組み付けた後、矢印Q方向に
作動して熱かしめした製品60をバケット54に戻す。
【0064】更にバケット54が第2組付けステーショ
ン52に対向する位置まで移動すると、第3受渡し装置
59で熱かしめした製品60を矢印R方向に搬送して第
2組付けステーション52にセットし、第2組付けステ
ーション52で例えば仕上げ熱かしめして完成品60と
し、再び第3受渡し装置59を矢印S方向に作動させて
バケット54にに戻す。
【0065】上記した作用が繰り返し実行されて次々と
鏡筒6及び3種類のレンズ8,9及び10組み立てられ
ながら搬送され、完成品60が搭載されたバケット54
が元の第1受渡し装置56の位置にまで戻ってくると、
該第1受渡し装置56は、完成品60をバケット54か
ら矢印O方向に取り出して中間ステーション42に搬送
する。
【0066】ついでXY搬送装置4は、完成品60を中
間ステーション42からピックアップ装置48を用いて
取り上げ、先に鏡筒6を取り出して空となっている鏡筒
用トレー14に搬送して整列させながら次々と積載す
る。
【0067】上記した如く、鏡筒6、3種類のレンズ
8,9及び10をそれぞれのトレー14から順次取り出
して組み付け、該トレー14が空になると搬出装置18
及び上下搬送装置19を先は逆に作動させて空のトレー
14を収納棚2の元の溝12aに挿入して戻した後、次
のトレー14を作業位置である最上端位置まで搬送して
以下同様の組付け動作を収納棚2に収納した鏡筒6、3
種類のレンズ8,9及び10がなくなるまで繰り返し行
う。
【0068】
【発明の効果】本発明は、上記のように部品を複数個ず
つ整列させて積載するトレーを複数個上下方向に整列さ
せて収納棚に収納するようにしたので、狭い空間に多く
の部品を効率よく収納できることとなり、またこの結果
部品自動供給装置を小型にして省スペース化を図ること
ができる効果がある。
【0069】またトレー搬送装置を用いて収納棚に収納
されたトレーを水平方向に移動させて移動台上に取り出
した後、上下方向に移動させて所定の位置に搬送するよ
うにしたので、部品を必要に応じて収納棚から取り出
し、組立てに供することができ、またこの結果装置のコ
ンパクト化を図ることができる効果がある。
【0070】更には、トレーから部品を取り出して中間
ステーションに搬送するXY搬送装置に、収納棚と同数
の部品のピックアップ装置を配設して順次各種部品を中
間ステーションに搬送して組み立てるようにしたので、
1台のXY搬送装置ですべての構成部品を搬送して組み
立てるられることとなり、またこの結果装置を小型化
し、また部品の自動供給の高速化と、高精度化を図るこ
とができる効果があると共に、装置のコストを大幅に低
減させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は部品自動供給装置の全体正面図である。
【図2】部品自動供給装置の平面図である。
【図3】構成部品としての鏡筒用収納棚の正面図であ
る。
【図4】鏡筒用収納棚の平面図である。
【図5】鏡筒用収納棚の右側面図である。
【図6】構成部品としてのレンズ用収納棚の右側面図で
ある。
【図7】レンズ用収納棚とパレットとの相互関係を示す
平面図である。
【図8】レンズ用収納棚とパレットとの相互関係を示す
要部拡大斜視図である。
【図9】上下搬送装置の要部斜視図である。
【図10】レンズのピックアップ装置がレンズをピック
アップする前の状態を示す要部縦断面図である。
【図11】レンズのピックアップ装置がレンズをピック
アップした後の状態を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 部品自動供給装置 2 収納棚 3 トレー搬送装置 4 XY搬送装置 5 製品搬送装置 6 部品の一例たる鏡筒 8 部品の一例たるレンズ 9 部品の一例たるレンズ 10 部品の一例たるレンズ 12a 溝 14 トレー 16 パレット 16b 係合溝 18 搬出装置 19 上下搬送装置 20 移動台 22a 係合片 22b 係合片 22c 係合片 32 雄ねじ 33 雌ねじ 34 スプロケット 35 駆動装置の一例たるモータ 39 無端のチェーンコンベア 42 中間ステーション 48 ピックアップ装置 51 第1組付けステーション 52 第2組付けステーション

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品を構成する各種部品をその種類ごと
    に分類して複数個ずつ整列させて積載するトレーを所定
    の間隔を保って複数個上下方向に整列させると共に前記
    トレーを水平方向に移動させることによって收容及び取
    り出し自在に収納する複数の収納棚と、該収納棚の各々
    に配設され前記収納棚に収納された前記トレーを水平方
    向に移動させて該収納棚から取り出した後上下方向に移
    動させ所定の位置に搬送するトレー搬送装置と、X方向
    及び該X方向と直交するY方向に移動して前記所定の位
    置に搬送された各々の前記トレーから前記各種部品を1
    個ずつ順次取り出し中間ステーションに搬送して仮組付
    けを行うXY搬送装置と、前記仮組付けされた部品を本
    組付けを行う組付けステーションに搬送すると共に該本
    組付けされた前記製品を前記組付けステーションから搬
    出する製品搬送装置とを備えたことを特徴とする部品自
    動供給装置。
  2. 【請求項2】 複数個の部品を整列させて積載するトレ
    ーを位置決めして積載すると共に係合溝が形成されたパ
    レットと、該パレットの両端部を水平方向に形成された
    溝に係合させて上下方向に所定の間隔を保って複数個整
    列させて収納する収納棚と、係合片を有し前記収納棚の
    溝と平行方向に走行して前記係合片を前記係合溝に係合
    させて前記パレットを前記トレーと共に前記収納棚から
    搬出する前記収納棚に対向して配設された搬出装置と、
    軸芯を垂直方向に向けて前記搬出装置に固定された雌ね
    じに螺合して駆動装置によって回転駆動される雄ねじを
    有し該雄ねじを回転させて前記搬出装置を前記収納棚に
    整列させて収納された複数の前記パレットに沿って上下
    方向に移動自在に構成された上下搬送装置とを備えたこ
    とを特徴とする部品自動供給装置。
  3. 【請求項3】 製品を構成する各種部品を複数個ずつ整
    列させて積載する複数のトレーを水平方向に形成された
    複数の溝に夫々係合させて上下方向に所定の間隔を保っ
    て整列させて収納する前記各種部品ごとに設けられた複
    数の収納棚と、該収納棚の数と同数の前記部品のピック
    アップ装置を有しX方向及び該X方向と直交するY方向
    に移動して各々の前記トレーから前記各種部品を順次取
    り出し中間ステーションに搬送して組付けを行うXY搬
    送装置とを備えたことを特徴とする部品自動供給装置。
  4. 【請求項4】 駆動装置によって走行駆動される無端の
    チェーンコンベアがスプロケットに巻き掛けられて回転
    するように垂直方向に配設された少なくとも1本の雄ね
    じと、パレットの係合溝に係合する係合片を有し水平方
    向に走行する無端のチェーンコンベアが配設されかつ前
    記雄ねじに螺合する雌ねじが固定された移動台とを備
    え、収納棚に上下方向に多数配列されて収納された前記
    パレットを前記収納棚から前記移動台に水平方向に移動
    させた後、前記雄ねじを回転させて前記パレットを前記
    移動台と共に上方に搬送するように構成したことを特徴
    とする部品自動供給装置。
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