JP2001315708A - 充填包装機 - Google Patents

充填包装機

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JP2001315708A
JP2001315708A JP2000134180A JP2000134180A JP2001315708A JP 2001315708 A JP2001315708 A JP 2001315708A JP 2000134180 A JP2000134180 A JP 2000134180A JP 2000134180 A JP2000134180 A JP 2000134180A JP 2001315708 A JP2001315708 A JP 2001315708A
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Japan
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packaging
packaging film
film
vertical
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Yoshimori Takahashi
吉守 高橋
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 予熱機構を付加することなく、縦シール機構
によって加圧しながらヒートシールする際に熱量不足を
解消しつつ、シール充填包装作業の高速度化を達成する
ことができる充填包装機を提供する。 【解決手段】 包装フィルムFを縦シール機構15に設
けられた一対の縦シールロール15A,15Aにより縦
シールし、この縦シール箇所により筒状に形成するとと
もに、この包装フィルムFを横シール機構16に設けら
れた一対の横シールロール16A,16Aにより横シー
ルして包装袋Pとなる底部を形成し、被包装物Wを充填
し、さらに包装フィルムFを送りつつ袋口部側となる箇
所を横シール機構16の横シールロール16A,16A
により横シールして包装袋Pとして連続包装してなる包
装機において、一対の縦シールロール15A,15Aを
連続移送される包装フィルムFの搬送方向に対して段違
いに配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続移送される包
装フィルムを縦横に三方シールあるいは四方シールする
ことによって、液体や粉体あるいは粘稠物質などの被包
装物を密封シールするようにしてなる充填包装機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえば液体や粉体あるいは
粘稠物質などの被包装物を充填して密封シールする包装
袋としては、一般的に合成樹脂製のフィルムあるいはこ
れとアルミニウム箔などとを接合した積層物などの包装
材料からなる包装フィルムを、縦横に三方シールあるい
は四方シールすることによって包装袋を形成している。
【0003】従って、このような包装袋を得るために三
方シールあるいは四方シールして包装する充填包装機と
しては、たとえば特開平1−153410号公報や特開
平2−32929号公報あるいは特開昭61−6952
1号公報などによって知られている。その一例として図
6および図7に示すように、三方シールによる包装袋を
製袋する充填包装機として、その充填包装機の機台1の
側部に一対の保持枠2が設けられ、この保持枠2にロー
ル状にフィルムFを巻回したフィルム巻反Rが着脱交換
可能に保持されており、前記機台1の上部にフィルム案
内機構3およびフィルム折返し機構4を配設し、前記機
台1の前面部に上側から縦シール機構5、横シール機構
6およびカッター機構7が備え付けられており、フィル
ム案内機構3を介してフィルム折返し機構4に包装フィ
ルムFを導き出し、フィルム折返し機構4によりフィル
ムFを長手方向に沿って二つ折りとし、次いで加熱され
た前記縦シール機構5に設けられた左右一対の縦シール
ロール5Aによって前記包装フィルムFを挟みながら送
り出すとともに、前記縦シールロール5Aによりヒート
シールすることによって包装フィルムFを筒状に縦シー
ルFHし、続いて加熱された横シール機構6に設けられ
た左右一対の横シールロール6AによりフィルムFを横
方向にヒートシールすることによって横シールFSし、
この横シールFSにより包装袋Pとなる底部を形成し、
これにより有底筒状に形成されたフィルムF内にたとえ
ば充填機構8の充填ノズル8Aにより液体などからなる
被包装物Wを充填し、さらにフィルムFが送られて再び
横シール機構6の横シールロール6Aによってフィルム
Fの袋口側を横シールFSして被包装物Wを封止するこ
とによって連続した包装袋Pが形成され、次いで連続し
た包装袋Pの横シールFS箇所の中間部をカッター機構
7で切断することにより包装袋Pが一個毎に分離されて
送り出されるようにしたものが知られている。
【0004】この場合、前記横シール機構6としては、
包装フィルムFの長手方向に沿って第1の横シール機構
6の横シールロール6Aと第2の横シール機構6の横シ
ールロール6Aとが上下に2対装備されており、前記縦
シール機構5によって筒状に製袋されながら送り出され
る包装フィルムF内に前記充填機構8の充填ノズル8A
によって充填された被包装物Wを挟み付けて押し出しな
がら前記第1の横シール機構6の一対の横シールロール
6Aによりヒートシールすることによって横シールFS
した後、続いてその第1の横シール機構6によってヒー
トシールされた横シールFS箇所に第2の横シール機構
6の横シールロール6Aにより低温過熱状態あるいは常
温の状態にて再度押圧して横シールFS箇所の封止状態
を良好に保つようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の充填包装機においては、縦シール機構5の一対の縦
シールロール5AによってフィルムFをヒートシールし
つつ送り出しているが、シール機構5の一対の縦シール
ロール5Aの回転速度が低速であった場合については、
縦シールロール5Aと包装フィルムFとの接触する時間
が長く取れるため縦シールロール5Aの熱を受けて熱溶
融される包装フィルムFは、その包装フィルムFの熱溶
融樹脂層に熱が適正な状態に伝わって溶融し、包装フィ
ルムFの縦シールFH箇所に適正なヒートシールを施す
ことが可能となるが、包装フィルムFの移送速度が高速
になればなるほど、対をなす縦シールロール5Aに挟ま
れて加熱される包装フィルムFの領域は、その包装フィ
ルムFに対して円形状の縦シールロール5Aを介して突
き合わせて配設されるために、その加圧されてヒートシ
ールされる領域としては、図7の模式図に示したよう
に、加熱される領域T1が狭いエリアとなり、この結
果、その回転方向前方側部分および回転方向後方側部分
のそれぞれの部分の熱量不足に起因して、それらの各部
分と接触する縦シールFH箇所にヒートシール不良が発
生することがある。
【0006】そこで、この点を考慮するために、前記縦
シール機構5の上方側、すなわち包装フィルムFの搬送
方向上流側であるフィルム折返し機構4と縦シール機構
5との間に予熱機構9を設け、この予熱機構9によって
包装フィルムFを前もって予熱することにより、縦シー
ル機構5によって加圧しながらヒートシールする際に熱
量不足を解消することができ、包装フィルムFのシール
包装作業の高速度化を計ることを可能としている。
【0007】しかしながら、前記充填包装作業の高速度
化を達成することができるという反面、縦シール機構5
に加えて新たに予熱機構9を追加設置しなければなら
ず、また包装フィルムFの移送速度に合わせて予熱機構
9の予熱温度を設定する必要があり、加えて部品点数が
増加するとともに、製品コストが高くなってしまうとい
う問題がある。
【0008】そこで本発明は、予熱機構を付加すること
なく、縦シール機構によって加圧しながらヒートシール
する際に熱量不足を解消しつつ、シール充填包装作業の
高速度化を達成することができる充填包装機を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、請求項1で
は、連続移送される包装フィルムを縦シール機構に設け
られた対向する一対の縦シールロールにより縦シール
し、この縦シール箇所により包装フィルムを筒状に形成
するとともに、この筒状に形成された包装フィルムを横
シール機構に設けられた一対の横シールロールにより横
シールし、この横シール箇所によって包装袋となる底部
を形成し、この底部により有底筒状に形成された包装フ
ィルム内に被包装物を充填し、さらに包装フィルムを送
りつつ包装フィルムの袋口部側となる箇所を前記横シー
ル機構の横シールロールにより横シールして包装袋とし
て連続包装してなる包装機において、前記一対の縦シー
ルロールを連続移送される前記包装フィルムの搬送方向
に対して段違いに配設してなることを特徴とする充填包
装機である。
【0010】また請求項1において、請求項2では、前
記包装フィルムの搬送方向に対して前記段違いに配設さ
れた一対の縦シールロールにおいて、前記包装フィルム
の進行方向と直交する方向に対して前記対をなす各縦シ
ールロールの外周部分の一部が重なり合うように配設し
てなることを特徴とする充填包装機である。
【0011】また請求項3では、請求項1または請求項
2において、前記包装袋は、前記包装フィルムを前記縦
シール機構と前記横シール機構とによって縦横に三方シ
ールあるいは四方シールして前記被包装物を密封シール
するようにしてなること特徴とする充填包装機である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明では、連続移送される包装
フィルムを縦シール機構に設けられた対向する一対の縦
シールロールにより縦シールし、この縦シール箇所によ
り包装フィルムを筒状に形成するとともに、この筒状に
形成された包装フィルムを横シール機構に設けられた一
対の横シールロールにより横シールし、この横シール箇
所によって包装袋となる底部を形成し、この底部により
有底筒状に形成された包装フィルム内に被包装物を充填
し、さらに包装フィルムを送りつつ包装フィルムの袋口
部側となる箇所を前記横シール機構の横シールロールに
より横シールして包装袋として連続包装してなる包装機
において、前記一対の縦シールロールを連続移送される
前記包装フィルムの搬送方向に対して段違いに配設して
なることにより、包装フィルムに対して対をなす縦シー
ルロールにより挟んでいる箇所の回転方向前方側部分お
よび回転方向後方側部分の包装フィルム箇所がそれぞれ
縦シールロールの周面に接触する領域を長く設定するこ
とができ、これにより包装フィルムの熱溶融樹脂層に熱
が伝わり易く良好に溶融することができるため、包装フ
ィルムの移送速度を高めたとしても、縦シール箇所のシ
ール状態を良好に保つことができ、縦シール箇所のヒー
トシール不良を予防することができる。
【0013】また、前記包装フィルムの搬送方向に対し
て前記段違いに配設された一対の縦シールロールにおい
て、前記包装フィルムの進行方向と直交する方向に対し
て前記対をなす各縦シールロールの外周部分の一部が重
なり合うように配設してなることにより、包装フィルム
の搬送方向に対して上流側に位置した縦シールロールと
下流側に位置した縦シールロールの外周面に倣って包装
フィルムが部分的に撓みながら押し付けられて接触状態
にして移送されてくるため、事前に包装フィルムを加熱
することができ、これにより包装フィルムの熱溶融樹脂
層に熱が伝わり易く良好に溶融することができ、縦シー
ル箇所のヒートシールを良好に行うことができる。
【0014】また、前記包装袋としては、前記包装フィ
ルムを前記縦シール機構と前記横シール機構によって縦
横に三方シールあるいは四方シールして前記被包装物を
密封シールするようにしてなる充填包装機に適用可能で
あり、また多連型の四方シール包装袋を密封シールする
タイプの縦シール機構においても適用することができ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を添付図面を参照
にして説明する。本発明に係る充填包装機の概略構成と
その動作について、図1および図2を参照して述べる。
同図において、充填包装機の全体概要の構成として、包
装フィルムFを巻回したフィルム巻反Rが充填包装機の
機台の側方に設けられた保持枠12に装填されて支持さ
れており、前記フィルム巻反Rから引き出し案内された
包装フィルムFは、フィルム案内機構13を介して所定
のテンションが付与されて一旦上方へと引き出し案内さ
れ、充填包装機の機台の上部に設けたフィルム折返し機
構14により包装フィルムFの長手方向に沿って二つ折
りに折り返して下方へ引き出し案内するように構成して
いる。
【0016】この実施例では、この下方へ引き出し搬送
される二つ折りフィルムFは、縦シール機構15に設け
られた対をなす縦シールロール15A,15Aが左右に
それぞれ2箇所に設けられ、左右にそれぞれ設けられた
対をなす縦シールロール15A,15Aによって縦方向
に各々折返し縁部と折返し端部同志(左右両縁部)とを
それぞれヒートシールすることによって縦シールFH箇
所が包装フィルムFの両側端に形成され、次いで前記縦
シール機構15の下方に配設された横シール機構16の
横シールロール16Aによってヒートシールされて横シ
ールFS箇所が形成される。
【0017】この場合、前記横シール機構16の一対の
横シールロール16A,16Aにより横方向に所定間隔
を置いてヒートシールされて横シール部FS箇所が形成
され、この横シールFS箇所により包装袋Pとなる有底
筒状の底部が形成され、これにより有底筒状に形成され
たフィルムF内に充填機構18の充填ノズル部18Aか
ら被包装物Wが充填され、続いてフィルムFを送り出し
た後に前記横シール機構16の横シールロール16A,
16AによりフィルムFの袋口部となる箇所をヒートシ
ールし、このヒートシールによる横シールFSによって
被包装物Wが封止される。
【0018】なお、従来例にて示したように、この横シ
ールFS箇所を図示しないが第2の横シール機構に設け
た対をなす横シールロールによってさらに加圧して封着
してフィルムFの四方をヒートシールし、次々と連包状
態で包装袋Pを下方へ連続搬送されるように構成しても
よい。
【0019】また、前記横シール機構16の下方には、
上下の連包状態の包装袋Pの横シールFS箇所のほぼ中
央部を切り離して搬出することのできるカッタ刃を備え
た切断機構17が配設されている。
【0020】ところで、この第1実施例においては、二
つ折りにされた包装フィルムFの両端縁部分は、前記縦
シール機構15のそれぞれ対向する縦シールロール15
A,15Aによって縦シールFHが施されるが、この実
施例では、それぞれ対をなして設けられた2箇所の各縦
シールロール15A,15Aが、移送される前記包装フ
ィルムFの搬送方向に対してそれぞれ段違いに配設され
ている。
【0021】この場合、前記包装フィルムFの搬送方向
に対してそれぞれ段違いに対をなす縦シールロール15
A,15Aを配設することにより、前記包装フィルムF
の進行方向と直交する方向に対して前記それぞれ対をな
す各縦シールロール15A,15Aの外周部分の一部が
重なり合うように配置され、その重なりによるラップす
る量は、その段違いによる段差寸法(上下方向の寸法)
を変更することによって、設定することが可能である。
【0022】従って、上記構成からなる本発明の充填包
装機においては、段違いに配置されたそれぞれ一対から
なる縦シールロール15A,15Aによって、包装フィ
ルムFに対して対をなすそれぞれの縦シールロール15
A,15Aにより挟んでいる箇所の回転方向前方側部分
および回転方向後方側部分の包装フィルムF箇所がそれ
ぞれ縦シールロール15A,15Aの周面に倣って接触
する領域(加熱される領域T2)を長く設定することが
できため、これにより包装フィルムFの熱溶融樹脂層に
熱が伝わり易く良好に溶融することができ、包装フィル
ムFの移送速度を高めたとしても、縦シールFH箇所の
シール状態を良好に保つことができ、縦シールFH箇所
のヒートシール不良を予防することができる。
【0023】また、前記包装フィルムFの搬送方向に対
して前記段違いに配設するとともに、前記包装フィルム
Fの進行方向と直交する方向に対して前記対をなす各縦
シールロール15A,15Aの外周部分の一部が重なり
合うように配設してなることにより、包装フィルムFの
搬送方向に対して上流側に位置した縦シールロール15
Aと下流側に位置した縦シールロール15Aの外周面に
倣って包装フィルムFが部分的に撓みながら押し付けら
れて接触状態にして移送されてくるため、事前に包装フ
ィルムFを加熱することができ、これにより包装フィル
ムFの熱溶融樹脂層に熱が伝わり易く良好に溶融するこ
とができ、縦シールFH箇所のヒートシールを良好に行
うことができる。
【0024】また、それぞれ対をなす縦シールロール1
5A,15Aを段違いに配置するだけで個別に予熱機構
を設ける必要もないため、構成を複雑にすることなく従
前の構成要素にて実施することができるというメリット
がある。
【0025】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものでなく本発明の要旨の範囲において種々の変形実
施が可能であり、前述した実施例における四方シールに
よる包装袋Pとしては、一枚のフィルムFを半折り状態
に引き出し案内し、この半折りに折り返された折返し端
部と折り返された包装フィルムFの折返し端縁(左右両
縁部)とが対をなす縦シール機構15の2箇所に配設し
た縦シールロール15A,15Aによりそれぞれ縦方向
にヒートシールすることによって縦シールFHされ、両
端側にそれぞれ縦シールFHされた四方シールによる包
装袋Pを成形する例を述べたが、たとえば図3に示すよ
うに包装フィルムFを三方シールして包装袋Pを成形す
るもの、図4で示すように二枚からなる包装フィルムF
を重ね合わせて引き出し案内し、この各包装フィルムF
の両端縁を二つの縦シールロールによって縦方向にヒー
トシールしつつ包装フィルムFの四方をヒートシールし
て包装袋Pを成形するもの、図5に示すように一枚の包
装フィルムFを半折り状態に引き出し案内し、この半折
りに折り返された折返し端部と折り返されたフィルムF
の中央部および折返し端縁(左右両縁部と中間部)とが
対をなす縦シール機構の三つの縦シールロールにより縦
方向に縦ヒートシールして二列に筒状に製袋された包装
袋Pを成形するもの、あるいは図示はしないが縦シール
機構に縦シールロールを多数設け、この縦シールロール
と横シール機構の横シールロールとによって四方シール
された横列単位で多数の包装袋を成形するものなどにお
いて、それぞれ得られる包装袋の製作過程において、少
なくとも本発明による縦シールロールを連続移送される
包装フィルムの搬送方向に対して段違いに配設してなる
縦シール機構の構成を、充填包装機の機械装置に合わせ
て装備することにより、同様の効果を得ることができる
ものである。
【0026】また、縦シール機構15の縦シールロール
15Aの外径寸法などによって、たとえば縦シールロー
ル15Aの外径寸法が比較的に小さい場合にあっては、
それぞれ一対からなる縦シールロール15A,15Aの
外径寸法比に対して段違い状態にして上下方向の寸法を
大きく設定し、かつ、包装フィルムFの進行方向と直交
する方向に対して前記対をなす各縦シールロール15
A,15Aの外周部分の一部が重なり合うラップ量を大
きく設定することにより、包装フィルムFに対して対を
なすそれぞれの縦シールロール15A,15Aにより挟
んでいる箇所の回転方向前方側部分および回転方向後方
側部分の包装フィルムF箇所がそれぞれ縦シールロール
15A,15Aの周面に倣って接触する領域(加熱され
る領域T2)を長く設定することが可能となる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、連続移送される包装フィルムを縦シール機構に
設けられた対向する一対の縦シールロールにより縦シー
ルし、この縦シール箇所により包装フィルムを筒状に形
成するとともに、この筒状に形成された包装フィルムを
横シール機構に設けられた一対の横シールロールにより
横シールし、この横シール箇所によって包装袋となる底
部を形成し、この底部により有底筒状に形成された包装
フィルム内に被包装物を充填し、さらに包装フィルムを
送りつつ包装フィルムの袋口部側となる箇所を前記横シ
ール機構の横シールロールにより横シールして包装袋と
して連続包装してなる包装機において、前記一対の縦シ
ールロールを連続移送される前記包装フィルムの搬送方
向に対して段違いに配設してなることにより、包装フィ
ルムに対して対をなす縦シールロールにより挟んでいる
箇所の回転方向前方側部分および回転方向後方側部分の
包装フィルム箇所がそれぞれ縦シールロールの周面に接
触する領域を長く設定することができ、これにより包装
フィルムの熱溶融樹脂層に熱が伝わり易く良好に溶融す
ることができるため、包装フィルムの移送速度を高めた
としても、縦シール箇所のシール状態を良好に保つこと
ができ、縦シール箇所のヒートシール不良を予防するこ
とができる。
【0028】また前記請求項1記載の発明において、請
求項2の発明では、前記包装フィルムの搬送方向に対し
て前記段違いに配設された一対の縦シールロールにおい
て、前記包装フィルムの進行方向と直交する方向に対し
て前記対をなす各縦シールロールの外周部分の一部が重
なり合うように配設してなることにより、前記包装フィ
ルムの搬送方向に対して上流側に位置した縦シールロー
ルと下流側に位置した縦シールロールの外周面に倣って
包装フィルムが部分的に撓みながら押し付けられて接触
状態にして移送されてくるため、事前に包装フィルムを
加熱することができ、これにより包装フィルムの熱溶融
樹脂層に熱が伝わり易く良好に溶融することができ、縦
シール箇所のヒートシールを良好に行うことができる。
【0029】また請求項1または請求項2において、請
求項3の発明では、前記包装袋としては、前記包装フィ
ルムを前記縦シール機構と前記横シール機構によって縦
横に三方シールあるいは四方シールして前記被包装物を
密封シールするようにしてなる充填包装機に適用可能で
あり、また多連型の四方シール包装袋を密封シールする
タイプの縦シール機構においても適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す充填包装機の全体概
要正面図である。
【図2】図2は図1の充填包装機の縦シール機構によっ
てヒートシールされる包装フィルム部分を主体に示した
要部の側面図である。
【図3】本発明で適用される三方シールによる包装袋の
斜視図である。
【図4】本発明で適用される二枚からなる包装フィルム
を重ね合わせて四方をシールしてなる包装袋の斜視図で
ある。
【図5】本発明で適用される一枚の包装フィルムを半折
り状態に引き出し案内して、縦方向に二列に筒状に製袋
してなる包装袋を示した斜視図である。
【図6】従来例の充填包装機における全体概要正面図で
ある。
【図7】図7は図6の充填包装機の縦シール機構によっ
てヒートシールされる包装フィルム部分を主体に示した
要部の側面図である。
【符号の説明】
F 包装フィルム FH 縦シール FS 横シール P 包装袋 R フィルム巻反 T1,T2 加熱される領域 W 被包装物 14 フィルム折返し機構 15 縦シール機構 15A 縦シールロール 16 横シール機構 16A 横シールロール 17 切断機構 18 充填機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続移送される包装フィルムを縦シール
    機構に設けられた対向する一対の縦シールロールにより
    縦シールし、この縦シール箇所により包装フィルムを筒
    状に形成するとともに、この筒状に形成された包装フィ
    ルムを横シール機構に設けられた一対の横シールロール
    により横シールし、この横シール箇所によって包装袋と
    なる底部を形成し、この底部により有底筒状に形成され
    た包装フィルム内に被包装物を充填し、さらに包装フィ
    ルムを送りつつ包装フィルムの袋口部側となる箇所を前
    記横シール機構の横シールロールにより横シールして包
    装袋として連続包装してなる包装機において、前記一対
    の縦シールロールを連続移送される前記包装フィルムの
    搬送方向に対して段違いに配設してなることを特徴とす
    る充填包装機。
  2. 【請求項2】 前記包装フィルムの搬送方向に対して前
    記段違いに配設された一対の縦シールロールにおいて、
    前記包装フィルムの進行方向と直交する方向に対して前
    記対をなす各縦シールロールの外周部分の一部が重なり
    合うように配設してなることを特徴とする請求項1に記
    載の充填包装機。
  3. 【請求項3】 前記包装袋は、前記包装フィルムを前記
    縦シール機構と前記横シール機構とによって縦横に三方
    シールあるいは四方シールして前記被包装物を密封シー
    ルするようにしてなること特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の充填包装機。
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