JP3591740B2 - 連結用クリップ - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばボルトを用いて便座やロータンクを便器に取り付けるとき等、ナットの代わりに用いることができる連結用クリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、洋式便器の便座に、暖房、洗浄、乾燥等の種々の機能を備えた便座が使用されている。この種の便座では、保守点検や清掃の際に簡単に取り外せることが要望されており、従来より特別な工具を用いずに簡単に取り付け・取り外しができるようにした技術も数多く提案されている。これは例えば実開昭59−64100号等でも見ることができる。
【0003】
図6は従来における便器の一例を便座を取り付けた状態で示したもので、上記実開昭59−64100号に開示された技術と同一のものである。
図6に示すように、この便器102では、便座101を便器102へ取り付けるのに、便座101と便器102との間に連結具50を使用している。
【0004】
この連結具50は、図7及び図8に詳細に示すように、ボルト51の軸部51aを便座101のケース53及び便器102のボルト挿通孔103に上方から挿入貫通させ、その挿入後のボルト軸部51aに下方からリング状ゴムパッキン52とリング状押圧板63を通した後、ナット54を螺合する。また、ナット54には、その両横腹部にボス55が突設されており、その両側ボス55に本締め具56をナット54で挟み込むようにして螺合させ、緊定させる構造になっている。
その本締め具56は、一端にカム面56aが形成されているとともに、他端には操作つまみ部56bが形成されており、さらにカム面56aはボス部55を嵌合したボス穴中心に対し、a<c<bに寸法設定されている。
【0005】
そして、この本締め具56では、まず図7に示すように、縦姿勢にしてナット54を締め付け、カム面56aのa寸法で押圧板63を上方へ押しながらゴムパッキン52を圧縮して行く。次に、図8に示すように、本締め具56を横方向に倒す。すると、a<c、すなわちa寸法とc寸法の差であるd寸法だけ押圧板63が上方へ押され、ゴムパッキン52が便器102の下面に圧着されて、ケース103を便器102に強固に連結できる。したがって、この本締め具56を用いた構造でも、便座101のケース53を介して便座101を便器102に取り付けることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の連結具の構造では、便座を便器へ取り付ける際、まず本締め具56が固定されているナット54を回転させて所定の位置まで移動させた後、本締め具56を回動させる最終締め付けを行う必要がある。一方、逆に取り外す際には最終締め付けを行った本締め具56による締め付けを解除し、その後、本締め具56が固定されているナット54を回転させて所定の位置まで移動させ、このナット54をボルト51から外した後に、ケース53と共に便座101を便器102より取り外す必要があるが、作業に時間がかかる。このため、保守点検や清掃の際に取り外し、及び取り付けが面倒であると言う問題点があった。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は狭い場所でも、工具を用いずに、簡単な作業で、しかも例えば便座やロータンクを便器に強固に連結させることができる連結用クリップを提供することにある。
さらに、他の目的は、以下に説明する内容の中で順次明らかにして行く。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、便座又はロータンク側から便器の挿通孔に挿通したボルトのねじに係合させる連結用クリップにおいて、金属ばね板のストッパー及び該ストッパーを内部に入れて保持するケースからなり、前記ストッパーは、前記ボルトに対して水平に配置される第1及び第2の水平板部と、前記両水平板部の間を連結して前記ボルトに対して斜めに角度を持たせて配置される係合板部とを一体に形成しているとともに、前記両水平板部及び前記係合板部に設けられて前記ボルトを共通に挿入する孔と、前記第1の水平板部に設けられた係止突起部と、前記第2の水平板部に設けられた操作片とを有し、前記ケースは、上面に設けられて前記ボルトを通す貫通孔と、下面に設けられて前記ボルト及び前記操作片を通す貫通窓と、内上側に設けられて前記係止突起部に係合する係合溝とを有し、
前記ストッパーが、前記ケースに対し前記係止突起部と前記係合溝との係合により取り付けられるとともに、前記操作片を前記貫通窓から外へ突出しており、前記操作片を前記ストッパーの弾性力に抗して押すと、前記係合板部の孔径を実効的に拡げて前記ボルトのねじを挿通可能にし、かつ、前記操作片の押し込みを解放すると、前記ストッパーの弾性復帰により前記係合板部の孔径を実効的に狭めて前記ボルトのねじに係合可能になることを特徴としている。
【0009】
これによれば、ストッパー(係合板部)の傾斜角度をボルトに対して直角方向に戻して係合孔の孔縁とねじ部の係合を解除させた状態でボルトのねじ部を所定の位置まで挿入させ、また所定の位置まで挿入されたらストッパー(係合板部)の傾斜角度を初期の状態まで戻すと、係合孔の孔縁とねじ部とが再び係合されてその位置でロックされ、ボルトとクリップとの係合が簡単になされる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
図3は本発明の連結用クリップを用いて便座やロータンクを取り付けた便器の一例を示す側面図である。この形態例では、暖房、洗浄、乾燥等の種々の機能を備えた便座2を便器1に取り付けたり、水溜用のロータンクTを便器1の支持部1A上に取り付けるのに本発明の連結具3を使用している。この連結具3としては便座2側の例で説明するが、ロータンクT側であっても同じである。
【0011】
連結具3は、図1に図3のA−A線に沿う拡大断面図として、また図2に図1の分解断面図として示しているように、大きくはボルト4と、ゴムワッシャ5、ゴムブッシュ6、樹脂ワッシャ7、連結用クリップ8とで構成されている。
【0012】
さらに詳述するとボルト4は、頭部4aと軸部4bとを有し、軸部4bにはねじ4cが刻設されている。ここで、便座2の本体9にはボルト4の軸部4bが通るスリット10を有した係合チャンバー11が設けられている。
そして、ボルト4は、軸部4bをスリット10に通して、頭部4aを係合チャンバー11内に差し込み、便座2とボルト4とを一体化させ、さらに係合チャンバー11の下面にリング状をしたゴムワッシャ5を通した後、ボルト4の軸部4bを便器1のボルト挿通孔12に挿通される。また、こうしてボルト4が便器1のボルト挿通孔12に挿通された状態では、軸部4bの下側先端が便器1の下側より突出された状態となる。
【0013】
ゴムブッシュ6は半球状に形成されていて、中心にはボルト4の軸部4bが貫通可能な孔13が形成されている。また、ゴムブッシュ6の下側には樹脂ワッシャ7が取り付けられるが、この樹脂ワッシャ7の中心にはボルト4の軸部4bが貫通される孔14が形成されている。
【0014】
連結用クリップ8は、図4に単体としてその外観斜視図を示し、図5にその分解斜視図としても示している。そこで、図4及び図5も加えて連結用クリップ8の構造をさらに説明すると、この連結用クリップ8は、大きくはストッパー21と、このストッパー21を保持するケース22とで構成されている。
【0015】
このうち、ストッパー21は、金属ばね板(弾性板材)で成り、互いに平行に配設される第1の水平部21A及び第2の水平部21Bと、この第1の水平部21Aの一端側と第2の水平部21Bの他端側とを連結して、第1及び第2の水平部21A,21Bに対して角度を持って配置されている中間のストッパー部21Cとを一体に有して、全体が千鳥状、すなわち断面が略Z状に形成されており、全体として上下方向(第1の水平部21Aと第2の水平部21Bとを結ぶ方向)に伸縮されるばね材として形成されている。
【0016】
また、第1の水平部21Aには、その中心にボルト4の軸部4bが貫通する孔25が設けられており、さらにストッパー部21Cと連結されている側の端部には、ストッパー部21Cを挟んだ位置に一対の係止突起部26が形成されている。
【0017】
第2の水平部21Bには、その中心にボルト4の軸部4bが貫通する孔27が第1の水平部21Aの孔25と略同じ大きさで形成されている。さらに、ストッパー部21Cと連結されている側の端部には、ストッパー部21Cを挟んで一端側に係止突起部28が形成されているとともに、他端側には下方に垂れ下げて延ばされた操作片29が形成されている。一方、他端部側において、操作片29と対角の位置には、同じく下方に垂れ下げて延ばされた操作片30が形成されているとともに、この操作片30と隣接して係止突起部32が一体に形成されている。なお、操作片29と操作片30の先端部分29a,30aは各々内側に折り曲げられており、操作片29,30を指で押し上げるときに、先端部分29a,30aが指に面当接されて押し上げ易くなっている。
【0018】
第1の水平部21Aと第2の水平部21Bとの間に傾斜して配置されているストッパー部21Cには、第1の水平部21Aの孔25と第2の水平部21Bの孔27と対応した位置に係合孔31が形成されている。
【0019】
したがって、このように形成されたストッパー21には、第1の水平部21Aの孔25とストッパー部21Cの係合孔31と第2の水平部21Bの孔27を通ってボルト4の軸部4bを挿入させることが可能となる。
そして、第1の水平部21Aと第2の水平部21Bとが大きく離れて、これに伴ってストッパー部21Cの傾きがボルト4の軸部4bに近づくと、上から見た係合孔31の径が実効的に小さくなり、係合孔31の孔縁がボルト4の軸部4bのねじ部に食い込んだ状態で係合される。一方、逆に第1の水平部21Aと第2の水平部21Bとが近づき合い、ストッパー部21Cの傾きが水平に近くなると、上から見た係合孔31の径が実効的に大きくなり、ボルト4の軸部4bが係合孔31内で自由に動き得る状態となる。
【0020】
ケース22は、第1のケース半体22Aと第2のケース半体22Bとで成り、第1のケース半体22Aと第2のケース半体22Bとを互いに突き合わせ、第2のケース半体22B側の一対の係合片41の係止爪41aを第1のケース半体22A側の一対の係合凹所42内に係合させて1つのケース22として形成されている。そして、第1のケース半体22Aと第2のケース半体22Bとでは、係合片41と係合凹所42が異なるだけで、他の構造は同じで、左右対称形として形成されている。したがって、第1のケース半体22Aと第2のケース半体22Bとで対応する部分は、以下同じ符号を付して説明する。
【0021】
まず、第1と第2のケース半体22A,22Bの上面には、開口面から連続してケース22の上面貫通孔50を形成するための半円状の切欠部43が形成されている。また、各ケース半体22A,22Bの内側において、上面貫通孔50が形成された直ぐ下側には、ストッパー21の第1の水平部21Aの他端側と係止突起部26をスライドさせて受け入れるための係合溝51,52が形成されている。なお、この係合溝51,52の厚みは、ストッパー21の板厚と等しいか、あるいは若干大きく形成されており、この係合溝51,52内でストッパー21を係合保持させることができる構造になっている。加えて、各ケース半体22A,22Bの下面には、開口面から連続してケース22の下面貫通窓53を形成するための切欠部44が設けられているとともに、第2の水平部21Bの係止突起部28及び係止突起部32とそれぞれ対応して係止部45,46が形成されている。
【0022】
そして、連結用クリップ8を組み立てる場合は、まず第1のケース半体22A側の係合溝51,52に第1の水平部21Aの他端側と係止突起部26をそれぞれスライド挿入させて配置するとともに、係止部45,46の内側に第2の水平部21Bを配置させる。次いで、同様にして第2のケース半体22Bを第1のケース半体22Aに対して近づけ、係合片41の係止爪41aを係合凹所42内に係合させる。すると、ストッパー21を格納した状態で、第1のケース半体22Aと第2のケース半体22Bとが一体化されたケース22、すなわち連結用クリップ8が形成される。図4に示す連結用クリップ8は、こうして形成された連結用クリップ単体を示しているものである。
この連結クリップ8では、ケース22の下面貫通窓53を通って操作片29,30が外部に大きく突出された状態になっており、この操作片29,30をケース22内に向かって押すと、第1の水平部21Aとストッパー部21Cとの間、及びストッパー21Cと第2の水平部21Bとの間がそれぞれ弾性変形されて第2の水平部21Bがケース22内で固定されている第1の水平部21Aに対して近づき、これによりストッパー部21Cを水平方向(ボルト4と直角になる方向)に傾けて、係合孔31の孔径を実効的に拡げることができる。
【0023】
次に、このように構成された連結具3を用いて便器1に便座2を取り付ける手順を説明する。
まず、便座2側における係合チャンバー11内に頭部4aを差し込んで便座2とボルト4とを一体化するとともに、さらに係合チャンバー11の下面にリング状をしたゴムワッシャー5を通し、その後からボルト4の軸部4bを便器1のボルト挿通孔12に挿入させる。
次いで、ボルト挿通孔12を通って便器1の下側より突出された軸部4bに、ゴムブッシュ6と樹脂ワッシャ7を挿入させる。
続いて、連結用クリップ8を用意し、操作片29,30をケース22内に向かって押してストッパー部21Cを水平方向に傾けて係合孔31を実効的に拡げた状態で、軸部4bを上面貫通孔50,貫通孔25,31,27を通って連結クリップ8内に挿入させる。また、ケース22の上面が樹脂ワッシャ7及びゴムブッシュ6を介して便器1の下面に押し付けられたら、操作片29,30の押し込みを解く。すると、第2の水平部21Bが係止部45,46で規制された状態まで弾性復帰されて戻される。すると、ストッパー部21Cが立ち上がり、すなわちボルト4の軸部4bと平行になる方向に回動され、これにより係合孔31の孔径が実効的に狭まり、係合孔31の孔縁が軸部4bのねじ4cに係合(食い込み)され、これによりボルト4に固定して取り付けられ、便座1と便器2との固定が完了する。
【0024】
次に、便器1より便座2を取り外す場合は、操作片29,30をケース22内に向かって押し、ストッパー部21Cを水平方向に傾けて係合孔31を再び実効的に拡げて係合孔31の孔縁が軸部4bに螺合されている状態を解く。続いて、この状態で連結用クリップ8を引き抜くと、ボルト4より連結クリップ8を外すことができ、以後逆の手順で取り外すことができる。
【0025】
なお、上記実施の形態例では第1と第2の水平部21A,21Bとの間には、ストッパー部21Cを1枚分だけ設けた構造を開示したが、複数枚千鳥状に屈曲させて設けた構造にしても差し支えないものである。また、以上の内容説明では図3の便座2側の連結具3で説明したが、図3のロータンクT側の連結具3の場合も同じである。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、ストッパー(係合板部)の傾斜角度をボルトに対して直角に戻して係合孔の孔縁とねじ部の係合を解除させた状態でボルトのねじ部を所定の位置まで挿入させ、また所定の位置まで挿入されたらストッパー(係合板部)の傾斜角度を初期の状態まで戻すと、係合孔の孔縁とねじ部とが再び係合されてその位置でロックされて、ボルトとクリップとの係合が簡単になされる。すなわち、取り付け・取り外しの何れの作業も連続した一連の操作で簡単に行うことができることになり、作業性が向上する。また狭い場所でも工具を用いずに簡単に作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図2】図1に示す部分の分解断面図である。
【図3】本発明に係る連結用クリップの一実施の形態例として示す便器の側面図である。
【図4】本発明に係る連結用クリップの外観斜視図である。
【図5】本発明に係る連結用クリップの分解斜視図である。
【図6】従来における便器の一例を便座を取り付けた状態で示す側面図である。
【図7】従来の連結具を締め付け固定前の状態で示す動作説明図である。
【図8】従来の連結具を締め付け固定後の状態で示す動作説明図である。
【符号の説明】
1 便器
2 便座
3 連結具
4 ボルト
8 連結用クリップ
21 ストッパー
21A 第1の水平部(水平板部)
21B 第2の水平部(水平板部)
21C ストッパー部(係合板部)
22 ケース
25,27 孔
28 係合孔(孔)
T ロータンク
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばボルトを用いて便座やロータンクを便器に取り付けるとき等、ナットの代わりに用いることができる連結用クリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、洋式便器の便座に、暖房、洗浄、乾燥等の種々の機能を備えた便座が使用されている。この種の便座では、保守点検や清掃の際に簡単に取り外せることが要望されており、従来より特別な工具を用いずに簡単に取り付け・取り外しができるようにした技術も数多く提案されている。これは例えば実開昭59−64100号等でも見ることができる。
【0003】
図6は従来における便器の一例を便座を取り付けた状態で示したもので、上記実開昭59−64100号に開示された技術と同一のものである。
図6に示すように、この便器102では、便座101を便器102へ取り付けるのに、便座101と便器102との間に連結具50を使用している。
【0004】
この連結具50は、図7及び図8に詳細に示すように、ボルト51の軸部51aを便座101のケース53及び便器102のボルト挿通孔103に上方から挿入貫通させ、その挿入後のボルト軸部51aに下方からリング状ゴムパッキン52とリング状押圧板63を通した後、ナット54を螺合する。また、ナット54には、その両横腹部にボス55が突設されており、その両側ボス55に本締め具56をナット54で挟み込むようにして螺合させ、緊定させる構造になっている。
その本締め具56は、一端にカム面56aが形成されているとともに、他端には操作つまみ部56bが形成されており、さらにカム面56aはボス部55を嵌合したボス穴中心に対し、a<c<bに寸法設定されている。
【0005】
そして、この本締め具56では、まず図7に示すように、縦姿勢にしてナット54を締め付け、カム面56aのa寸法で押圧板63を上方へ押しながらゴムパッキン52を圧縮して行く。次に、図8に示すように、本締め具56を横方向に倒す。すると、a<c、すなわちa寸法とc寸法の差であるd寸法だけ押圧板63が上方へ押され、ゴムパッキン52が便器102の下面に圧着されて、ケース103を便器102に強固に連結できる。したがって、この本締め具56を用いた構造でも、便座101のケース53を介して便座101を便器102に取り付けることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の連結具の構造では、便座を便器へ取り付ける際、まず本締め具56が固定されているナット54を回転させて所定の位置まで移動させた後、本締め具56を回動させる最終締め付けを行う必要がある。一方、逆に取り外す際には最終締め付けを行った本締め具56による締め付けを解除し、その後、本締め具56が固定されているナット54を回転させて所定の位置まで移動させ、このナット54をボルト51から外した後に、ケース53と共に便座101を便器102より取り外す必要があるが、作業に時間がかかる。このため、保守点検や清掃の際に取り外し、及び取り付けが面倒であると言う問題点があった。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は狭い場所でも、工具を用いずに、簡単な作業で、しかも例えば便座やロータンクを便器に強固に連結させることができる連結用クリップを提供することにある。
さらに、他の目的は、以下に説明する内容の中で順次明らかにして行く。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、便座又はロータンク側から便器の挿通孔に挿通したボルトのねじに係合させる連結用クリップにおいて、金属ばね板のストッパー及び該ストッパーを内部に入れて保持するケースからなり、前記ストッパーは、前記ボルトに対して水平に配置される第1及び第2の水平板部と、前記両水平板部の間を連結して前記ボルトに対して斜めに角度を持たせて配置される係合板部とを一体に形成しているとともに、前記両水平板部及び前記係合板部に設けられて前記ボルトを共通に挿入する孔と、前記第1の水平板部に設けられた係止突起部と、前記第2の水平板部に設けられた操作片とを有し、前記ケースは、上面に設けられて前記ボルトを通す貫通孔と、下面に設けられて前記ボルト及び前記操作片を通す貫通窓と、内上側に設けられて前記係止突起部に係合する係合溝とを有し、
前記ストッパーが、前記ケースに対し前記係止突起部と前記係合溝との係合により取り付けられるとともに、前記操作片を前記貫通窓から外へ突出しており、前記操作片を前記ストッパーの弾性力に抗して押すと、前記係合板部の孔径を実効的に拡げて前記ボルトのねじを挿通可能にし、かつ、前記操作片の押し込みを解放すると、前記ストッパーの弾性復帰により前記係合板部の孔径を実効的に狭めて前記ボルトのねじに係合可能になることを特徴としている。
【0009】
これによれば、ストッパー(係合板部)の傾斜角度をボルトに対して直角方向に戻して係合孔の孔縁とねじ部の係合を解除させた状態でボルトのねじ部を所定の位置まで挿入させ、また所定の位置まで挿入されたらストッパー(係合板部)の傾斜角度を初期の状態まで戻すと、係合孔の孔縁とねじ部とが再び係合されてその位置でロックされ、ボルトとクリップとの係合が簡単になされる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
図3は本発明の連結用クリップを用いて便座やロータンクを取り付けた便器の一例を示す側面図である。この形態例では、暖房、洗浄、乾燥等の種々の機能を備えた便座2を便器1に取り付けたり、水溜用のロータンクTを便器1の支持部1A上に取り付けるのに本発明の連結具3を使用している。この連結具3としては便座2側の例で説明するが、ロータンクT側であっても同じである。
【0011】
連結具3は、図1に図3のA−A線に沿う拡大断面図として、また図2に図1の分解断面図として示しているように、大きくはボルト4と、ゴムワッシャ5、ゴムブッシュ6、樹脂ワッシャ7、連結用クリップ8とで構成されている。
【0012】
さらに詳述するとボルト4は、頭部4aと軸部4bとを有し、軸部4bにはねじ4cが刻設されている。ここで、便座2の本体9にはボルト4の軸部4bが通るスリット10を有した係合チャンバー11が設けられている。
そして、ボルト4は、軸部4bをスリット10に通して、頭部4aを係合チャンバー11内に差し込み、便座2とボルト4とを一体化させ、さらに係合チャンバー11の下面にリング状をしたゴムワッシャ5を通した後、ボルト4の軸部4bを便器1のボルト挿通孔12に挿通される。また、こうしてボルト4が便器1のボルト挿通孔12に挿通された状態では、軸部4bの下側先端が便器1の下側より突出された状態となる。
【0013】
ゴムブッシュ6は半球状に形成されていて、中心にはボルト4の軸部4bが貫通可能な孔13が形成されている。また、ゴムブッシュ6の下側には樹脂ワッシャ7が取り付けられるが、この樹脂ワッシャ7の中心にはボルト4の軸部4bが貫通される孔14が形成されている。
【0014】
連結用クリップ8は、図4に単体としてその外観斜視図を示し、図5にその分解斜視図としても示している。そこで、図4及び図5も加えて連結用クリップ8の構造をさらに説明すると、この連結用クリップ8は、大きくはストッパー21と、このストッパー21を保持するケース22とで構成されている。
【0015】
このうち、ストッパー21は、金属ばね板(弾性板材)で成り、互いに平行に配設される第1の水平部21A及び第2の水平部21Bと、この第1の水平部21Aの一端側と第2の水平部21Bの他端側とを連結して、第1及び第2の水平部21A,21Bに対して角度を持って配置されている中間のストッパー部21Cとを一体に有して、全体が千鳥状、すなわち断面が略Z状に形成されており、全体として上下方向(第1の水平部21Aと第2の水平部21Bとを結ぶ方向)に伸縮されるばね材として形成されている。
【0016】
また、第1の水平部21Aには、その中心にボルト4の軸部4bが貫通する孔25が設けられており、さらにストッパー部21Cと連結されている側の端部には、ストッパー部21Cを挟んだ位置に一対の係止突起部26が形成されている。
【0017】
第2の水平部21Bには、その中心にボルト4の軸部4bが貫通する孔27が第1の水平部21Aの孔25と略同じ大きさで形成されている。さらに、ストッパー部21Cと連結されている側の端部には、ストッパー部21Cを挟んで一端側に係止突起部28が形成されているとともに、他端側には下方に垂れ下げて延ばされた操作片29が形成されている。一方、他端部側において、操作片29と対角の位置には、同じく下方に垂れ下げて延ばされた操作片30が形成されているとともに、この操作片30と隣接して係止突起部32が一体に形成されている。なお、操作片29と操作片30の先端部分29a,30aは各々内側に折り曲げられており、操作片29,30を指で押し上げるときに、先端部分29a,30aが指に面当接されて押し上げ易くなっている。
【0018】
第1の水平部21Aと第2の水平部21Bとの間に傾斜して配置されているストッパー部21Cには、第1の水平部21Aの孔25と第2の水平部21Bの孔27と対応した位置に係合孔31が形成されている。
【0019】
したがって、このように形成されたストッパー21には、第1の水平部21Aの孔25とストッパー部21Cの係合孔31と第2の水平部21Bの孔27を通ってボルト4の軸部4bを挿入させることが可能となる。
そして、第1の水平部21Aと第2の水平部21Bとが大きく離れて、これに伴ってストッパー部21Cの傾きがボルト4の軸部4bに近づくと、上から見た係合孔31の径が実効的に小さくなり、係合孔31の孔縁がボルト4の軸部4bのねじ部に食い込んだ状態で係合される。一方、逆に第1の水平部21Aと第2の水平部21Bとが近づき合い、ストッパー部21Cの傾きが水平に近くなると、上から見た係合孔31の径が実効的に大きくなり、ボルト4の軸部4bが係合孔31内で自由に動き得る状態となる。
【0020】
ケース22は、第1のケース半体22Aと第2のケース半体22Bとで成り、第1のケース半体22Aと第2のケース半体22Bとを互いに突き合わせ、第2のケース半体22B側の一対の係合片41の係止爪41aを第1のケース半体22A側の一対の係合凹所42内に係合させて1つのケース22として形成されている。そして、第1のケース半体22Aと第2のケース半体22Bとでは、係合片41と係合凹所42が異なるだけで、他の構造は同じで、左右対称形として形成されている。したがって、第1のケース半体22Aと第2のケース半体22Bとで対応する部分は、以下同じ符号を付して説明する。
【0021】
まず、第1と第2のケース半体22A,22Bの上面には、開口面から連続してケース22の上面貫通孔50を形成するための半円状の切欠部43が形成されている。また、各ケース半体22A,22Bの内側において、上面貫通孔50が形成された直ぐ下側には、ストッパー21の第1の水平部21Aの他端側と係止突起部26をスライドさせて受け入れるための係合溝51,52が形成されている。なお、この係合溝51,52の厚みは、ストッパー21の板厚と等しいか、あるいは若干大きく形成されており、この係合溝51,52内でストッパー21を係合保持させることができる構造になっている。加えて、各ケース半体22A,22Bの下面には、開口面から連続してケース22の下面貫通窓53を形成するための切欠部44が設けられているとともに、第2の水平部21Bの係止突起部28及び係止突起部32とそれぞれ対応して係止部45,46が形成されている。
【0022】
そして、連結用クリップ8を組み立てる場合は、まず第1のケース半体22A側の係合溝51,52に第1の水平部21Aの他端側と係止突起部26をそれぞれスライド挿入させて配置するとともに、係止部45,46の内側に第2の水平部21Bを配置させる。次いで、同様にして第2のケース半体22Bを第1のケース半体22Aに対して近づけ、係合片41の係止爪41aを係合凹所42内に係合させる。すると、ストッパー21を格納した状態で、第1のケース半体22Aと第2のケース半体22Bとが一体化されたケース22、すなわち連結用クリップ8が形成される。図4に示す連結用クリップ8は、こうして形成された連結用クリップ単体を示しているものである。
この連結クリップ8では、ケース22の下面貫通窓53を通って操作片29,30が外部に大きく突出された状態になっており、この操作片29,30をケース22内に向かって押すと、第1の水平部21Aとストッパー部21Cとの間、及びストッパー21Cと第2の水平部21Bとの間がそれぞれ弾性変形されて第2の水平部21Bがケース22内で固定されている第1の水平部21Aに対して近づき、これによりストッパー部21Cを水平方向(ボルト4と直角になる方向)に傾けて、係合孔31の孔径を実効的に拡げることができる。
【0023】
次に、このように構成された連結具3を用いて便器1に便座2を取り付ける手順を説明する。
まず、便座2側における係合チャンバー11内に頭部4aを差し込んで便座2とボルト4とを一体化するとともに、さらに係合チャンバー11の下面にリング状をしたゴムワッシャー5を通し、その後からボルト4の軸部4bを便器1のボルト挿通孔12に挿入させる。
次いで、ボルト挿通孔12を通って便器1の下側より突出された軸部4bに、ゴムブッシュ6と樹脂ワッシャ7を挿入させる。
続いて、連結用クリップ8を用意し、操作片29,30をケース22内に向かって押してストッパー部21Cを水平方向に傾けて係合孔31を実効的に拡げた状態で、軸部4bを上面貫通孔50,貫通孔25,31,27を通って連結クリップ8内に挿入させる。また、ケース22の上面が樹脂ワッシャ7及びゴムブッシュ6を介して便器1の下面に押し付けられたら、操作片29,30の押し込みを解く。すると、第2の水平部21Bが係止部45,46で規制された状態まで弾性復帰されて戻される。すると、ストッパー部21Cが立ち上がり、すなわちボルト4の軸部4bと平行になる方向に回動され、これにより係合孔31の孔径が実効的に狭まり、係合孔31の孔縁が軸部4bのねじ4cに係合(食い込み)され、これによりボルト4に固定して取り付けられ、便座1と便器2との固定が完了する。
【0024】
次に、便器1より便座2を取り外す場合は、操作片29,30をケース22内に向かって押し、ストッパー部21Cを水平方向に傾けて係合孔31を再び実効的に拡げて係合孔31の孔縁が軸部4bに螺合されている状態を解く。続いて、この状態で連結用クリップ8を引き抜くと、ボルト4より連結クリップ8を外すことができ、以後逆の手順で取り外すことができる。
【0025】
なお、上記実施の形態例では第1と第2の水平部21A,21Bとの間には、ストッパー部21Cを1枚分だけ設けた構造を開示したが、複数枚千鳥状に屈曲させて設けた構造にしても差し支えないものである。また、以上の内容説明では図3の便座2側の連結具3で説明したが、図3のロータンクT側の連結具3の場合も同じである。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、ストッパー(係合板部)の傾斜角度をボルトに対して直角に戻して係合孔の孔縁とねじ部の係合を解除させた状態でボルトのねじ部を所定の位置まで挿入させ、また所定の位置まで挿入されたらストッパー(係合板部)の傾斜角度を初期の状態まで戻すと、係合孔の孔縁とねじ部とが再び係合されてその位置でロックされて、ボルトとクリップとの係合が簡単になされる。すなわち、取り付け・取り外しの何れの作業も連続した一連の操作で簡単に行うことができることになり、作業性が向上する。また狭い場所でも工具を用いずに簡単に作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図2】図1に示す部分の分解断面図である。
【図3】本発明に係る連結用クリップの一実施の形態例として示す便器の側面図である。
【図4】本発明に係る連結用クリップの外観斜視図である。
【図5】本発明に係る連結用クリップの分解斜視図である。
【図6】従来における便器の一例を便座を取り付けた状態で示す側面図である。
【図7】従来の連結具を締め付け固定前の状態で示す動作説明図である。
【図8】従来の連結具を締め付け固定後の状態で示す動作説明図である。
【符号の説明】
1 便器
2 便座
3 連結具
4 ボルト
8 連結用クリップ
21 ストッパー
21A 第1の水平部(水平板部)
21B 第2の水平部(水平板部)
21C ストッパー部(係合板部)
22 ケース
25,27 孔
28 係合孔(孔)
T ロータンク
Claims (2)
- 便座又はロータンク側から便器の挿通孔に挿通したボルトのねじに係合させる連結用クリップにおいて、
金属ばね板のストッパー及び該ストッパーを内部に入れて保持するケースからなり、
前記ストッパーは、前記ボルトに対して水平に配置される第1及び第2の水平板部と、前記両水平板部の間を連結して前記ボルトに対して斜めに角度を持たせて配置される係合板部とを一体に形成しているとともに、前記両水平板部及び前記係合板部に設けられて前記ボルトを共通に挿入する孔と、前記第1の水平板部に設けられた係止突起部と、前記第2の水平板部に設けられた操作片とを有し、
前記ケースは、上面に設けられて前記ボルトを通す貫通孔と、下面に設けられて前記ボルト及び前記操作片を通す貫通窓と、内上側に設けられて前記係止突起部に係合する係合溝とを有し、
前記ストッパーが、前記ケースに対し前記係止突起部と前記係合溝との係合により取り付けられるとともに、前記操作片を前記貫通窓から外へ突出しており、
前記操作片を前記ストッパーの弾性力に抗して押すと、前記係合板部の孔径を実効的に拡げて前記ボルトのねじを挿通可能にし、かつ、前記操作片の押し込みを解放すると、前記ストッパーの弾性復帰により前記係合板部の孔径を実効的に狭めて前記ボルトのねじに係合可能になることを特徴とする連結用クリップ。 - 前記第2の水平板部は、前記操作片と共に係止突起部を有し、その係止突起部が前記操作片の押し込みを解放したとき、前記ケースの内下側に設けられた係止部に規制されるまで、弾性復帰されて戻される請求項1に記載の連結用クリップ。
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