JPH067640Y2 - 固定用部材 - Google Patents

固定用部材

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JPH067640Y2
JPH067640Y2 JP1988003928U JP392888U JPH067640Y2 JP H067640 Y2 JPH067640 Y2 JP H067640Y2 JP 1988003928 U JP1988003928 U JP 1988003928U JP 392888 U JP392888 U JP 392888U JP H067640 Y2 JPH067640 Y2 JP H067640Y2
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JP
Japan
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claw
fixing member
rear cover
cabinet
free end
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JP1988003928U
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JPH01108680U (ja
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浩之 森
芳規 伊藤
和明 矢澤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は固定用部材に係り、例えばテレビジョン受像機
のキャビネットとリヤカバーとを結合固定するのに用い
て好適な固定用部材に関する。
〔考案の概要〕
例えばテレビジョン受像機のリヤカバーをキャビネット
に固定するためのモールド製の固定用部材の爪に、弾性
変形によって曲げたままで係止することが可能な係止部
を設けるようにしたものであって、この係止部によって
爪を弾性変形させて非係合状態のまま保持できるように
したものである。
〔従来の技術〕
一般にテレビジョン受像機はキャビネットを有してお
り、その背面側にはリヤカバーを取付けるようにしてい
る。キャビネットにリヤカバーを固定する場合に、従来
は複数個所をビス止めによって固定するか、あるいは合
成樹脂によってモールドされた固定部材の爪を用いて相
手方に係合させるようにしていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
リヤカバーをビス止めによってキャビネットに固定する
方法は、作業性が悪いという欠点がある。すなわちリヤ
カバーを取付ける場合および外す場合に、ねじを回さな
ければならず、時間がかかる欠点がある。また電動ドラ
イバ等の道具も必要になる。
これに対してモールド製の爪を用いてリヤカバーをキャ
ビネットに固定する構造によると、リヤカバーが外し難
くなる。リヤカバーは通常4〜5個の爪によってキャビ
ネットに固定されるようになっており、リヤカバーを外
そうとするときに、第1の位置に設けられている爪を変
形させ、この位置の爪と係合孔との係合を解除する。す
なわち1つの爪について2つの動作を行なわなければな
らず、このような作業を全ての爪について繰返して行な
わなければならない。そして全ての個所における爪と係
合孔との係合が解除されたときに、始めてリヤカバーを
取ることができる。ところが従来の爪によれば、一旦外
した爪が、他の爪を外しているときに再び係合されるこ
とが多く、これによってさらに作業を繰返さなければな
らず、なかなか厄介である。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであっ
て、ビス止めによる結合や爪による結合の従来構造の欠
点を解消するようにした固定用部材を提供することを目
的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、弾性を有する爪を被係合部に係合させること
によって固定を行なうようにした部材において、 前記爪は基部の一端から突出されかつ自由端側が基部側
に戻るようにU字状に屈曲され、 前記爪を非係合状態で係止する係止部を前記基部の一端
から前記爪の自由端側に突出するように設け、 前記爪の自由端が弾性変形するように押圧することによ
って前記爪の自由端側の端部を前記係止部に係止し、 前記爪を弾性変形させて非係合状態のまま保持できるよ
うにしたことを特徴とする固定用部材に関するものであ
る。
〔作用〕
この固定用部材の爪を被係合部に係合させることによっ
て固定が行なわれる。そしてU字状に屈曲されている爪
の自由端側の部分を押圧することによって、この爪の自
由端側の端部が係止部に係止され、これによって爪が弾
性変形されて非係合状態のままで保持されるようにな
る。従って複数の固定用部材を用いて取付けてある物品
の取外しにおいて、一旦外した爪が、他の爪を外してい
るときに再び係合されることが防止される。
〔実施例〕
第5図は本考案の一実施例に係る固定部材によって結合
されるテレビジョン受像機のキャビネット10とリヤカ
バー11との結合構造を示すものであって、両者は互い
に5個の固定用部材12によって結合されるようになっ
ている。キャビネット10の背面側の開口13には第6
図に示すように、その周縁部に5個の筒状係合部材14
が一体に形成され、あるいは接着されて取付けられてい
る。これに対してリヤカバー11には第7図に示すよう
に、その内側に上記筒状係合部材14に対応して係合板
15が設けられている。そして係合板15には係合孔1
6が形成されている。
キャビネット10の筒状係合部材14とリヤカバー11
の係合板15とを利用してキャビネット10とリヤカバ
ー11とを結合する固定用部材12は第2図〜第4図に
示す構造を有している。すなわち固定用部材12は一端
に一対の爪19を備えており、これらの爪19によって
キャビネット10側と結合されるようになっている。ま
た反対側には単一の爪20を有しており、この爪20に
よってリヤカバー11に結合されるようになっている。
さらに固定用部材12には爪20の根元の位置に係止部
21が設けられるとともに、その側端側が傾斜面22に
構成されている。
このような固定用部材12は、第1図に示すようにキャ
ビネット10側の筒状係合部材14内に挿入されるよう
になっており、この係合部材14内を挿通された後に、
爪19の弾性復元力によってその先端部が係合部材14
のエッジの部分に係合されるようになっている。これに
よって固定用部材12がキャビネット10側に取付けら
れる。そしてこの固定用部材12の反対側の爪20の部
分は、リヤカバー11の係合板15の係合孔16と係合
されるようになっている。爪20が係合孔16に挿入さ
れると、爪20はその弾性復元力によって係合孔16の
エッジの部分に係合固定されるようになり、これによっ
て固定用部材12とリヤカバー11とが結合される。
このように本実施例に係る固定用部材12によって、そ
の爪19、20を利用してキャビネット10に対してリ
ヤカバー11が結合された状態で固定されることにな
る。そして固定用部材12は上述の如く係止部21を備
えており、爪20を変形させて傾斜面22を乗越えるこ
とによって、第1図において鎖線で示すように係止部2
1に係止されるようにしている。すなわち爪20を弾性
変形させて非係合状態のままで保持できるようにしてい
る。なおこのような状態を解除するためには、爪20を
側方に押せばよく、これによって爪20が根元部分でね
じれ、その先端部が簡単に係止部21から外れることに
なる。
固定用部材12に係止部21を設けることによって、上
述の如く爪20を非係合状態で保持できることになる。
従ってこのような構造によって、爪19、20を有する
固定用部材12が外し難くなるという欠点を解消できる
ようになる。例えばリヤカバー11に5個の固定用部材
12が設けられている場合には、それぞれの部材12の
爪20を順次図外の解除孔を通して挿入したドライバを
用いて押圧することにより、それぞれ係止部21によっ
て非係合状態のままで保持するようにすればよく、この
作業を5個の固定用部材12について行なうことによ
り、リヤカバー11を取外すことが可能になる。すなわ
ち2番目以降の固定用部材12の爪20の係合を取外し
ている間に先に解除された固定用部材12の爪20が係
合状態に復帰することがなくなり、リヤカバー11の取
外し作業が容易になる。
つぎに変形例の固定用部材12について第8図〜第10
図によって説明する。この固定用部材12はキャビネッ
ト10側と結合される単一の爪19と、リヤカバー11
の係合板15の係合孔16と係合される爪20とを備え
ている。そしてリヤカバー11側に係合される爪20に
は、切欠き25から成る係止部が設けられており、この
係止部25がリヤカバー11の係合板15の係合孔16
の周縁部に形成されている三角形の突部26から成る被
係止部に係止されるようになっている。
従ってこの変形例によれば、リヤカバー11を取外す場
合には、予めリヤカバー側の爪20をその係止部25を
利用して、第9図および第10図において鎖線で示すよ
うに、被係止部26に係止する。このような作業を全て
の固定用部材12について行なうことによって、リヤカ
バー11は容易に取外されることになり、先に外した爪
20が再び係合状態に復帰することが係止部25によっ
て確実に防止されることになる。
〔応用例〕
以上本考案を図示の一実施例につき述べたが、本考案は
上記実施例によって限定されることなく、本考案の技術
的思想に基いて各種の変更が可能である。例えば上記実
施例においては、固定用部材12はキャビネット10と
リヤカバー11との結合に用いられるようになっている
が、本考案はテレビジョン受像機のキャビネットとベズ
ルとの結合にも利用可能できる。
また上記実施例においては、固定用部材12はキャビネ
ット10の内側面の筒状係合部14に取付けられるよう
になっているが、第11図に示すようにキャビネット1
0の内側の側面に固定用部材12を直接接着して取付け
るようにしてもよい。あるいはまた第12図に示すよう
に、キャビネット10の内側面に固定用部材12を一体
に成形するようにしてもよい。これらの変形例によれ
ば、固定用部材12をキャビネット10側に結合するた
めの爪19を省略することが可能になる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、爪は基部の一端から突出
されかつ自由端側が基部側に戻るようにU字状に屈曲さ
れ、爪を非係合状態で係止する係止部を基部の一端から
爪の自由端側に突出するように設け、爪の自由端が弾性
変形するように押圧することによって爪の自由端側の端
部を係止部に係止し、爪を弾性変形させて非係合状態の
まま保持できるようにしたものである。
従ってこのような構成によれば、予め爪を係止部によっ
て非係合状態で保持させておくことにより、一旦外した
爪が、他の爪を外しているときに再び係合されることが
なく、複数の固定用部材によって結合固定された状態を
容易に解除することが可能になり、その作業性が改善さ
れる。
しかも爪は固定用部材の基部の一端から突出されかつ自
由端が基部側に戻るようにU字状に屈曲された形状を有
しており、自由端側の端部は係止部よって係止されるよ
うになっているために、係止部によって係止される爪の
自由端側の端部を押すだけで係止することができ、係止
動作の際に1箇所から押圧すればよく、その作業が非常
に容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る固定用部材によるキャ
ビネットとリヤカバーとの結合構造を示す要部断面図、
第2図は固定用部材の正面図、第3図は同固定用部材の
平面図、第4図は第3図におけるIV〜IV線断面図、第5
図はキャビネットとリヤカバーとの結合構造を示す全体
の分解斜視図、第6図はキャビネットの正面図、第7図
はリヤカバーの正面図、第8図は変形例の固定用部材の
外観斜視図、第9図はこの固定用部材によるリヤカバー
との結合構造を示す要部断面図、第10図は同正面図、
第11図は固定用部材を接着した変形例の要部断面図、
第12図は固定用部材をキャビネットに一体に成形する
ようにした変形例の要部斜視図である。 なお図面に用いた符号において、 10……キャビネット 11……リヤカバー 12……固定用部材 14……筒状係合部材 15……係合板 16……係合孔 19、20……爪 21……係止部 22……傾斜面 である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性を有する爪を被係合部に係合させるこ
    とによって固定を行なうようにした部材において、 前記爪は基部の一端から突出されかつ自由端側が基部側
    に戻るようにU字状に屈曲され、 前記爪を非係合状態で係止する係止部を前記基部の一端
    から前記爪の自由端側に突出するように設け、 前記爪の自由端が弾性変形するように押圧することによ
    って前記爪の自由端側の端部を前記係止部に係止し、 前記爪を弾性変形させて非係合状態のまま保持できるよ
    うにしたことを特徴とする固定用部材。
JP1988003928U 1988-01-14 1988-01-14 固定用部材 Expired - Lifetime JPH067640Y2 (ja)

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JP1988003928U JPH067640Y2 (ja) 1988-01-14 1988-01-14 固定用部材

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JP1988003928U JPH067640Y2 (ja) 1988-01-14 1988-01-14 固定用部材

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Publication Number Publication Date
JPH01108680U JPH01108680U (ja) 1989-07-24
JPH067640Y2 true JPH067640Y2 (ja) 1994-02-23

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ID=31205994

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988003928U Expired - Lifetime JPH067640Y2 (ja) 1988-01-14 1988-01-14 固定用部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5634725B2 (ja) * 1972-12-12 1981-08-12

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JPH01108680U (ja) 1989-07-24

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