JPH09184505A - 部材締結用クリップ - Google Patents

部材締結用クリップ

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JPH09184505A
JPH09184505A JP97896A JP97896A JPH09184505A JP H09184505 A JPH09184505 A JP H09184505A JP 97896 A JP97896 A JP 97896A JP 97896 A JP97896 A JP 97896A JP H09184505 A JPH09184505 A JP H09184505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
leg
grommet
flange
shaft portion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP97896A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Murase
義浩 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aoyama Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Aoyama Seisakusho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aoyama Seisakusho Co Ltd filed Critical Aoyama Seisakusho Co Ltd
Priority to JP97896A priority Critical patent/JPH09184505A/ja
Publication of JPH09184505A publication Critical patent/JPH09184505A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間にわたり連結状態を確実に維持でき、
しかも、ピンとグロメットとを同時に確実に抜き出すこ
とができる部材締結用クリップを提供すること。 【解決手段】 フランジ2が上端に設けらるピン1と、
ピン挿通孔13を備えたフランジ14が脚筒部12の上
端に設けられる合成樹脂製のグロメット11とよりな
り、ピン1の軸部3は太径軸部3aに細頸軸部3bを介
して係止溝4を備えた弾頭状の軸端部3cが連設され、
グロメット11の脚筒部12は半筒状脚部16、16に
縦割りされて各半筒状脚部16に上端外面を被連結部材
の取付孔の孔縁との当て面22とする係止爪17が形成
され、該半筒状脚部16の裏側にはピン1の太径軸部3
aに当接される爪拡開用の突部19と、各半筒状脚部1
6の脚端にあってピン1の係止溝4と係脱自在な突起2
0とが設けられたものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボルト・ナットに代
わり基板に被連結部材等を締結するためのピンとグロメ
ットよりなる部材締結用クリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ボルト・ナットに代わりピンとグロメッ
トよりなるようにした部材締結用クリップは、実開平6
−51522号公報などにより既に知られているが、こ
の種の部材締結用クリップは、図6、図7に示されるよ
うに、クリップ基板30と被連結部材31に透設された
取付孔32にグロメット33のグロメット軸部34を嵌
挿し、このグロメット軸部34に挿入したピン35の太
径軸部36によりグロメット軸部34の係止脚37を拡
径してこの拡径された係止脚37の側面により被連結部
材31を基板30に圧接している。このため、グロメッ
ト軸部34の係止脚37が経年変化により弾性がなくな
ってへたると、係止脚37と被連結部材31との間にが
たが生じ、そのがたによってグロメット軸部34の係止
脚37の側面が摩耗して被連結部材31がたつき、場合
によっては基板30から被連結部材31が外れるという
問題があった。また、クリップを外して、基板30から
被連結部材31を外したい場合、グロメット33のフラ
ンジ38とピン35のフランジ39との隙間にドライバ
等を介入させてこじ上げると、ピン35はグロメット3
3から抜き出されることとなるが、ピン35が半分ほど
抜き出されたとき、ピン35の中間部に形成した係止溝
40がグロメット33の上部に形成した係止爪41と係
合し、ピン35とグロメット33は係合一体化されて同
時に基板30と被連結部材31の取付孔32から除去さ
れるようになっているが、経年変化によりグロメット3
3が取付孔32に固着されている場合や、寸法誤差が大
きなピン35とグロメット33とを組み合わせていた場
合には、係止爪41が係止溝40を乗り越え、グロメッ
ト33を残したままピン35のみが取付孔32から抜け
出るため、グロメット33の除去作業を行わねばなら
ず、作業が煩雑で手間がかかるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは、前記したようなピンとグロメットよりな
る部材締結用クリップにおいて、長期間に亘って連結状
態を確実に維持できるうえに安価に提供でき、しかも、
ピンとグロメットとが必要時に同時に確実に抜き出され
るようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述のような課題を解決
した本発明は、軸部の上端にフランジが設けられたピン
と、脚筒部の上端にこの筒内と連通するピン挿通孔を備
えたフランジが設けられた合成樹脂製のグロメットとよ
りなる部材締結用クリップにおいて、前記ピンの軸部は
前記フランジに続く太径軸部に細頸軸部を介して周方向
の係止溝が上部に形成された弾頭状の軸端部を連設した
ものであり、一方、グロメットの脚筒部はその脚端から
フランジに向けられた縦スリットにより複数の半筒状脚
部に縦割りされていて、各半筒状脚部に上端外面を被連
結部材の取付孔の孔縁との当て面とする係止爪が門形切
込をもって区画形成されており、さらに、この半筒状脚
部の裏側には前記ピンの太径軸部に当接される爪拡開用
の突部と、各半筒状脚部の脚端にあって前記ピンの係止
溝と係脱自在な突起とが設けられていることを特徴とす
る部材締結用クリップを請求項1の発明とし、前記した
発明において、ピンの軸端部の上縁に上向きの係止片が
設けられ、グロメットの前記突部に前記係止片を係合さ
せる係合凹部が設けられているものを請求項2の発明と
し、さらに、このような発明において、ピンの太径軸部
から細頸軸部にわたる部分の外面にグロメットの縦スリ
ットと係合される係止板が設けられているものを請求項
3の発明とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の最良の実施の形態
を図に基づいて説明する。1はフランジ2が軸部3の上
端に設けられた合成樹脂製のピン、11はこのピン1の
軸部3を挿入させる合成樹脂製のグロメットである。前
記したピン1の軸部3はフランジ2に続く太径軸部3a
に細頸軸部3bを介して上部に周方向の係止溝4が設け
られた弾頭状の軸端部3cを連設したもので、ピン1の
軸部3には太径軸部3aから細頸軸部3bにわたる部分
の外面にグロメット11の後記する縦スリット15と係
合されるリブ状の係止板5が設けられ、さらに、ピン1
の軸端部3cの上縁には上向きの係止片6が設けられて
いる。なお、前記係止片6と前記係止板5とは互いに干
渉することがないように90度位相をずらして設けられ
ている。
【0006】一方、前記グロメット11は脚筒部12の
上端にこの筒内と連通するピン挿通孔13を備えたフラ
ンジ14を設けたものであって、前記脚筒部12はその
脚端からフランジ14に向けられた縦スリット15によ
り複数の半筒状脚部16、16に縦割りされている。そ
して、この半筒状脚部16には、上端外面を基板Sに連
結される被連結部材Wの取付孔Hの孔縁との当て面22
とされた係止爪17が門形切込18により区画形成され
ている。なお、当て面22は垂直部22aと傾斜面22
bとよりなるものとしている。さらに、各半筒状脚部1
6の裏側には前記係止爪17の上部にあって前記ピン1
の太径軸部3aに当接される爪拡開用の突部19と、脚
端の裏側にあって前記ピン1の係止溝4と係脱自在な突
起20が設けられており、また、グロメット11の前記
突部19には前記係止片6を係合させる係合凹部21が
設けられている。
【0007】24はフランジ14の上面に形成される凹
部で、該凹部24にはピン1のフランジ2が嵌合される
ようになっており、25はフランジ14の周縁に対向し
て設けた切欠開口24aに続いてフランジ6の上面に形
成してある傾斜状の工具介入部、26は係止爪9の上部
から下端にわたって形成される縦割り用のスリットで、
このスリット26と前記縦スリット15により脚筒部7
の先方部は4つに分割されている。
【0008】このように構成されたものは、先ず、基板
Sに被連結部材Wを連結する際には、基板Sと被連結部
材Wに透設された取付孔Hに、図4に示されるようにグ
ロメット11の軸筒部12を挿入し、フランジ14を介
して取付孔Hの上面に係止させる。そして、フランジ1
4のピン挿通孔13を通じてグロメット11の脚筒部1
2にピン1の軸部3を挿入すれば、ピン1の軸部3の先
端は弾頭状の軸端部3cとされているため、この軸端部
3cのガイド下に脚筒部12は拡開させながら軸部3が
グロメット11の脚筒部12内に挿通されることとな
る。このとき、軸部3の係止板5は脚筒部12の縦スリ
ット15に係合ガイドされるので、ピン1とグロメット
2とは回り止めされた状態となる。そして、図2に示さ
れるように、軸部3の太径軸部3aがグロメット11の
拡径自在な一対の係止爪17の上端内面に形成した突部
19に当接すると、拡径された係止爪17の上端外面に
設けられる当て面の垂直部22aと傾斜面22bに被連
結部材Wの取付孔Hの孔縁下面が圧接する。そしてピン
1のフランジ2がグロメット11のフランジ14の凹部
24に嵌合された時、ピン1の軸端部3cの係止溝4に
グロメット11の脚筒部12の脚端に形成された突起2
0が係止され、このため、ピン1は抜け止めされた状態
で基板Sと被連結部材Wとは一体に連結されることとな
る。
【0009】また、基板Sと被連結部材Wとの連結を解
除したい場合には、グロメット11のフランジ14に形
成されている切欠開口24aを通じて傾斜状の工具介入
部25にドライバ等の工具を介入させてピン1をこじあ
げれば、ピン1は強制的に上方に引き上げられ、ピン1
の係止溝4に突起20が係止されていたグロメット11
の脚筒部12は引上げ可能な状態となるので、そのまま
ピン1を上方に引き抜いて行けば、軸部3の太径軸部3
aと当接していた係止爪17の裏側の突部19は細径軸
部3bに達するので、自身の弾発力により係止爪17は
旧状に復帰して取付孔Hの孔縁と圧接していた当て面の
圧接が解除されることとなり、係止爪17が旧状に復帰
した状態でピン1はさらに上方に引き上げられることと
なるので、ピン1の軸端部3cの基端縁に上向きに突設
されている係止片6はグロメット11の突部19の内面
に形成された係合凹部21と係止される。このときピン
1とグロメット11に相対的な回転力が加えられても、
ピン1の係止板5とグロメット11の縦スリット15に
係止されているので、相対的に回転することがなく、係
止片6と係合凹部21は確実に係合されることとなる。
そして、この状態でピン1を引き上げれば、グロメット
11はピン1と一体となって基板Sと被連結部材Wの取
付孔Hから抜き出されることとなる。
【0010】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、経年変化により係止爪がへたったとしても、被連結
部材に対する当て面の押圧力が低下することがなく、こ
のため、グロメットはがたつくことがなくなってがたつ
きにより当て面が摩耗することもないので、長期間に亘
り確実な連結を維持することができるものである。ま
た、請求項2や請求項3の発明では、グロメットとピン
が縦スリットと係止板とにより回り止めされているの
で、ピンとグロメットは相対的な回転力が加わっても、
係止片と係合凹部との係合が解かれることはなく、基板
と被連結部材の取付孔から確実にピンとグロメットを一
体として抜き出すことができ、作業性を向上させること
ができる等種々の利点を有するものである。従って、本
発明は従来の問題点を解決した部材締結用クリップとし
て業界の発展に寄与するところ極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を分解して示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例の使用状態を示す一部切欠側面
図である。
【図3】本発明の実施例の連結解除過程を示す一部切欠
側面図である。
【図4】本発明の実施例のグロメットを示す一部切欠側
面図である。
【図5】本発明の実施例のグロメットの底面図である。
【図6】従来例の使用状態を示す断面図である。
【図7】従来例の連結解除過程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ピン 2 フランジ 3 軸部 3a 太径軸部 3b 細頸軸部 3c 軸端部 4 係止溝 5 係止板 6 係止片 11 グロメット 12 脚筒部 13 ピン挿通孔 14 フランジ 15 縦スリット 16 半筒状脚部 17 係止爪 18 門形切込 19 突部 20 突起 21 係合凹部 22 当て面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部の上端にフランジが設けられたピン
    と、脚筒部の上端にこの筒内と連通するピン挿通孔を備
    えたフランジが設けられた合成樹脂製のグロメットとよ
    りなる部材締結用クリップにおいて、前記ピンの軸部は
    前記フランジに続く太径軸部に細頸軸部を介して周方向
    の係止溝が上部に形成された弾頭状の軸端部を連設した
    ものであり、一方、グロメットの脚筒部はその脚端から
    フランジに向けられた縦スリットにより複数の半筒状脚
    部に縦割りされていて各半筒状脚部に上端外面を被連結
    部材の取付孔の孔縁との当て面とする係止爪が門形切込
    をもって区画形成されており、さらに、この半筒状脚部
    の裏側には前記ピンの太径軸部に当接される爪拡開用の
    突部と、各半筒状脚部の脚端にあって前記ピンの係止溝
    と係脱自在な突起とが設けられていることを特徴とする
    部材締結用クリップ。
  2. 【請求項2】 ピンの軸端部の上縁に上向きの係止片が
    設けられ、一方、グロメットの前記突部には前記係止片
    を係合させる係合凹部が設けられている請求項1に記載
    の部材締結用クリップ。
  3. 【請求項3】 ピンの太径軸部から細頸軸部にわたる部
    分の外面にグロメットの縦スリットと係合される係止板
    が設けられている請求項1または2に記載の部材締結用
    クリップ。
JP97896A 1996-01-08 1996-01-08 部材締結用クリップ Withdrawn JPH09184505A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101028027B1 (ko) * 2006-10-16 2011-04-13 현대자동차주식회사 자동차용 플라스틱 패스너
CN108825620A (zh) * 2018-08-24 2018-11-16 爱美达(上海)热能***有限公司 一种散热器紧固推钉装置
CN112081807A (zh) * 2019-06-14 2020-12-15 伊利诺斯工具制品有限公司 紧固件

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KR101028027B1 (ko) * 2006-10-16 2011-04-13 현대자동차주식회사 자동차용 플라스틱 패스너
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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20030401