JP3589121B2 - ラベル貼付方法およびその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はラベル貼付方法及びその装置に関し、詳しくは、盗難防止用であるセキュリティラベルの貼付であって、特にスーパーマーケット等におけるパック商品にセキュリティラベルを通常の値段ラベルと共に貼付する方法及びそれを実施する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、盗難予防のために商品にセキュリティラベルを貼付しておき、その商品を精算しないまま店内から持ち出そうとしたときにベル等を鳴らして通報するようにしたシステムが採用されている。
最近では、スーパーマーケット等のパック商品においても、盗難防止のために高額商品などにセキュリティラベルを貼付することが行なわれている。この場合に、商品の外観を損なわないため、及びセキュリティラベルの貼付をを顧客に知られないようにする等のために、値段ラベルの下側にセキュリティラベルを貼付することが提案され一部では実用されている。
【0003】
値段ラベルの下側にセキュリティラベルを貼付する方法としては、セキュリティラベル用のラベル貼付器と値段ラベル用のラベル貼付器とを商品の搬送路に沿って配置し、先にセキュリティラベルを商品に貼付し、次いでそのセキュリティラベルを覆うように値段ラベルを貼付する方法が一般的である。
しかし、上記貼付方法においては、2台のラベル貼付器を必要とする上、ラベル貼付のための商品搬送路が長くなり装置が大型化する問題がある。また、ラベル貼付位置制御が正確でないと、値段ラベルの下側からセキュリティラベルがはみ出して商品の見栄えが悪くなるばかりでなく、セキュリティラベルの貼付を知られてしまう不具合がある。
【0004】
そのため、あらかじめ値段ラベル裏面の糊付面に値段ラベルより小さなセキュリティラベルを貼着した後、該セキュリティラベルを貼着した値段ラベルを商品に押し当てることにより該値段ラベル及びセキュリティラベルを商品に貼付する方法が開発されている(米国特許No.5,897,741号)。
しかしながら、上記従来の方法及び装置は、値段ラベルの発行装置の上部にセキュリティラベルの発行装置を配置し、値段ラベルをその糊付面が上側になるように発行保持し、該値段ラベルの糊付面に上側からセキュリティラベルを発行落下させて値段ラベルの糊付面にセキュリティラベルを貼着する構成であり、以下の不具合がある。
▲1▼ 値段ラベルを商品の上面に貼付する場合、ラベルを180度回転させる必要があり、ラベル貼付機構が複雑となる。
▲2▼ 値段ラベルの発行装置の上部にセキュリティラベルの発行装置を配置するので、装置全体が高くなりラベルのセットや印字ヘッドのメンテナンス作業を行いにくくなる。
▲3▼ セキュリティラベルを上側から落下させて値段ラベルの糊付面に貼着するので、セキュリティラベルの貼着状態および貼着位置が安定しない。
▲4▼ セキュリティラベルを貼着した後でなければ次の値段ラベルを発行することができないので、処理能力が低下する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来事情に鑑みその不具合を解消して、ラベル貼付動作を簡素化して、セキュリティラベルの貼着状態および貼着位置を安定させ、かつラベル貼付の処理能力を向上させるとともに装置の大型化を回避し、コンパクトにしてメンテナンス作業を容易ならしめるラベル貼付方法及び装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
斯る本発明のラベル貼付方法は、商品の値段ラベルを発行し、前記値段ラベルとは異なる場所でセキュリティラベルを発行し、前記値段ラベルを吸引保持し、保持したラベルの糊付面を前記セキュリティラベルの上面に押し当てることにより値段ラベルの裏面にセキュリティラベルを貼着保持し、前記値段ラベルを商品に押し当てることにより該値段ラベル及びセキュリティラベルを商品に貼付することを特徴とする(請求項1)。
また本発明のラベル貼付装置は、前記方法を実施する値段ラベル発行部と、セキュリティラベル発行部と、ラベル保持部と、ラベル貼付機構とを備えたことを特徴とする(請求項3)。
【0007】
このラベル貼付装置によれば、図13に示すように、値段ラベル発行部で発行された値段ラベルLaをラベル保持部51により吸着保持し(図13(a)および(b))、該ラベルLa裏面の糊付面を、セキュリティラベル発行部で発行されたセキュリティラベルLbの上面に押し当てることにより値段ラベルLaの裏面にセキュリティラベルLbを吸着保持する(同図(b)(c))。
そして、ラベル貼付機構でラベル保持部51を作動させることにより、前記値段ラベルLaを商品Gに押し当てることにより両ラベルLa及びLbを商品に貼付して(同図(c)(d))、前記ラベル貼付方法が実施される。
【0008】
上記ラベル保持部のラベル受渡し動作を最短かつ単純ならしめるためには、両ラベル発行部で発行されたラベルを同一位置でラベル保持部に受渡しすることがよく、そのために、セキュリティラベル発行部で発行されているセキュリティラベルLaを、ラベル保持部で吸着保持されている値段ラベルの直下へ移行させる移動手段を設ける(請求項4)。
上記ラベル発行部の配置及びラベル貼付機構の具体的構成として、値段ラベル発行部とセキュリティラベル発行部を、商品搬送路の一側辺にその搬送方向に沿って並設し、両ラベル発行部には発行されたラベル受け面が形成され、その値段ラベル発行部のラベル受け面位置をラベル受渡し部としてセキュリティラベル発行部のラベル受け面を前記受渡し部へ移動可能に構成する(請求項5)。すなわち、両ラベル発行部を商品搬送路の側辺スペースを利用して配置し、その値段ラベル発行部のラベル受け面をラベル受渡し部とし、ラベル保持部は常に値段ラベルを保持するが、セキュリティラベルの保持を選択的ならしめるようにする。
さらに上記ラベル貼付機構は、前記ラベル保持部を前記ラベル受渡し部と商品搬送路上のラベル貼付位置との間を往復動させるとともに上下方向へ移動可能にし、かつラベル保持部の吸着部を水平面内で回転可能に構成する(同項)。
ラベル保持部の前記往復動はラベルの持ち運び(搬送)動作であり、上下方向の移動はラベルの受取り及び貼付動作であり、水平面内の回転動作は、値段ラベルの発行姿勢(向き)と貼付姿勢が異なる場合に該ラベルを貼付姿勢へ転向させる動作である。
【0009】
上記セキュリティラベルLbは値段ラベルLaの裏面に貼着保持されるが、該セキュリティラベルLbは値段ラベルLaの裏面からはみ出さないこと、好ましくは値段ラベル裏面の中央部に収まることが必要である。そのために、上記セキュリティラベル発行部は、そのディスペンサをラベル受け面上へ若干突出させるとともに該ラベル受け面を商品搬送路側に向けて立ち上がる傾斜状に形成し、上記ラベル貼付機構は、前記ラベル保持部の吸着部が前記ラベル受け面の傾斜状頂部に近接する位置を下降動作の下限とする(請求項6)。
それによりセキュリティラベルは、そのラベル受け面における発行基準縁(ディスペンサ先端位置)が値段ラベルの場合における発行基準縁(ディスペンサ先端位置)からラベル進行方向に離間した位置、すなわち値段ラベルの裏面内に収まる位置に発行される。また、ラベル保持部はディスペンサより僅か上位へ下降したときに停止し、ラベル保持部がディスペンサと衝突し、ディスペンサに衝撃を与えることを防止している。このため、値段ラベルの糊付面にはセキュリティラベルのディスペンサ側の端部が完全に貼着されていない状態となっているが、その後にラベル保持部の商品搬送路方向への移動およびラベル貼付位置への移動には、何ら支障なく、商品に値段ラベルを貼付した場合にはその全面が値段ラベルの裏面に貼着された状態となる。
【0010】
上記値段ラベルは全ての商品に貼付するが、セキュリティラベルを商品に貼付する必要のない場合もある。
そのため、商品がセキュリティラベルを貼付する商品か否かを判断するようにし、商品がセキュリティラベルを貼付する商品である場合には、前述したように値段ラベルと共にセキュリティラベルを商品に貼付し(請求項2)、セキュリティラベルを貼付しない商品である場合には、セキュリティラベルを発行することなく、又は発行してもラベル保持部に受渡しさせることなく値段ラベルのみを商品に貼付する(請求項7,8)。
そして、上記セキュリティラベルを貼付するか否かの判断は、商品ごとに予め記憶されているデータ等に基づいて自動的に行なわれるようにし(請求項9)、また、ラベルの発行枚数は記憶手段に記憶させるようにする(請求項10)。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3はストレッチ包装機に組み付けたラベル貼付装置の概要を示し、図において符号Aはストレッチ包装機、Bはラベル貼付装置である。
ストレッチ包装機Aは、スーパーマーケットや小売店のバックヤード等に設置して使用され、生鮮食品等の商品などの物品(被包装物)をストレッチフィルムで包装するもので、従来知られた構造である。
【0012】
すなわち、ストレッチ包装機Aは、機枠15の前方に被包装物である商品G’を載置する商品載置部12が配置され、該商品載置部12に載せた商品G’をプッシャコンベア1により機枠内部に設けたエレベータ2まで搬送する。なお、商品G’は容器であるトレイG1に収容された状態で搬送される場合を例示し、また、商品載置部12は計量部19の計量皿として構成されている。
上記エレベータ2の上方には包装部3が設けられ、その包装部3の側方(プッシャコンベアと直角に交差した方向)にフィルムロール配置部4とそのフィルムロール配置部4にセットされたフィルムロール5から繰り出されるフィルム5’の先端を保持するフィルム保持部6が設けられ、そのフィルム保持部6で保持されたフィルム5’の先端を挟持して引き出し包装部3まで移送するフィルムフィード機構7が前記フィルム保持部6の先端に接近させて配置される。
【0013】
また、フィルム保持部6とフィルムフィード機構7との間には、該フィルムフィード機構7で挟持され引き出されたフィルム5’を所定長さに切断するカッター8が配置されている。
さらに、フィルムフィード機構7の上方には,商品G’の上面を覆うフィルム5’の端部を商品G’の底面側に折り込む左右折り込み板9,9’と後折り込み板10、後折り込み板10の上方に位置して包装済みの商品を排出する排出プッシャ11、及び前折り込みローラ14が配設されている。
また、前折り込みローラ14の前方には、搬出部16とその前部に位置する排出コンベア17が配設されるとともに、機枠15上には本発明のラベル貼付装置Bを設置する
なお、図中の符号20は表示操作部、符号21は商品G’の幅方向に移動可能な反射型光センサーからなる商品幅検出センサー、同22は商品高さ検出センサーである。
【0014】
上記ストレッチ包装機においては、エレベータ2上に搬送された商品G’がエレベータ2の上昇により包装部3に張架されたフィルム5’に対して突き上げられ、商品G’の上面を覆ったフィルム5’の端部は、左右折り込み板9,9’と後折り込み板10とにより商品の底面側に折り込まれる。
次に、排出プッシャ11により商品G’を搬出部16へ向けて水平に押動しながら前記フィルム5’の前側端部を前折り込みローラ14で商品G’の底面に折り込んで包装済みの商品Gが得られる。
搬出部16へ押動された商品Gには、その上面にラベル貼付装置Bによって後述するように所定のラベルが貼付され、その後に、商品Gは搬出部16に設けた作用アーム16aの起伏動作により排出コンベア17へ移送される。排出コンベア17はヒータを内設したヒータコンベアの場合を例示し、該コンベア17により底部に折り込まれたフィルム部分が熱シールされながら、商品Gは商品溜まり部18へ排出される。
【0015】
次にラベル貼付装置Bの詳細を説明する。
ラベル貼付装置Bは、先に説明した図1〜図3に示すように、ストレッチ包装機Aの機枠15上部に配設されて、ラベル発行部30、発行部ガイド機構40、ラベル保持部を有するラベル貼付機構50により構成されるものである。
ラベル発行部30は、図4に示すように、発行部ガイド機構40のベース41上面に二台の発行部すなわち第1発行部30aおよび第2発行部30bを前後に並設するとともに、それらが包装部3の商品搬出方向に沿って移動可能に設置する。
その第1発行部30aは、奥側に配置され値段ラベルLaを印字発行するラベルプリンタであり、第2発行部30bは、手前側に配置されてセキュリティラベルLbを発行する発行器である。
【0016】
第1発行部30aは、図1に示すように、商品Gをストレッチ包装機構Aの商品載置部12に載置することで計量部19より計量されたデータを基に予め入力設定されている単価から算出した商品Gの値段、または予め入力設定されている商品Gの値段等の商品データをラベルLaに印字するものである。
その第1発行部30aは、前記データを印字する印字ヘッド31と、台紙にラベルLaが剥離可能に貼付巻回されたラベルロールを繰出し可能に収納するラベルロール部32と、台紙を巻き取る巻取部33と、台紙からラベルLaを剥離させるディスペンサ34と、印字剥離されたラベルLaを略水平に保持するソロバン玉状の接触子35a,35bを配列したラベル受け面35とを具備して構成される(図8参照)。
ラベル受け面35の接触子35a,35bは、発行される値段ラベルLa下面の糊付面の両端部近傍のみを粘着保持するように、幅方向へ間隔をおいて配列するとともに、ラベル幅の大小により受け面幅を変更させるために少なくとも一方の接触子35a又は35bを移動可能に構成する(図9,10参照)。
【0017】
第2発行部30bは、印字部すなわち前記印字ヘッド31およびその対応部分を具備しないラベル発行器であり、台紙にセキュリティラベルLbを貼付巻回したラベルロールをディスペンサ36で反転させることにより、セキュリティラベルLbをラベル受け面37である接触子37a,37b上へ発行保持する。
その接触子37a,37bが、ラベルLb下面の糊付面の両端部近傍のみに配列されたソロバン玉状であること及び少なくとも一方を移動可能にしたことは前記第1発行部30aと同一である。しかし、前記ディスペンサ36は、筐体より数ミリ(X)だけラベル受け面37側へ突出させた配置にするとともに、ラベル受け面37は、ディスペンサ36の下方より先端上向き状の傾斜面とする(図12参照)。
【0018】
発行部ガイド機構40は、図4,5及び図8に示すように、機枠15に固着されたベース41と、ステッピングモータからなる発行部移動モータ42を駆動源に包装部3の搬出方向に沿って移動回転する無端ベルト43と、ベース41上面に無端ベルト43と平行方向に配設されたリニアレール44とを具備する。
また発行部ガイド機構40は、前記リニアレール44に摺動可能に係合されたガイド45と、該ガイド45間上面から立設されたスタンド46と、無端ベルト43とスタンド46とに架設されたステー47とを具備する。
さらに発行部ガイド機構40は、二台並設されている発行部30a,30bのラベル受け面35,37間の距離(ピッチ間距離)分の間隔をおいてベース41上面中心上に配設され、どの発行部30a,30bのラベル受け面35,37が受渡し部Pに位置しているかを検出する光電スイッチからなる発行部位置センサー48と、スタンド46下面から垂設され発行部位置センサー48の光を遮断して発行部の位置を検出するドック49とを具備している。
【0019】
斯る発行部ガイド機構40は、前記モータ42を回転させ無端ベルト43を駆動させることにより、ステー47を介し、リニアレール44に案内されてスタンド46に支持された二台の発行部30a,30bの各ラベル受け面35,37がラベル受渡し部Pへ選択的に移動し停止するようにしている。
図においては、初期設定における第1発行部30aのラベル受け面35をラベル受渡し部Pとしてある。
なお、この発行部ガイド機構40は、商品GがセキュリティラベルLbの貼付を必要としない商品であると判断された場合には、前記モータ42が起動せず第1発行部30aのラベル受け面35をラベル受渡し部Pに位置させた状態を維持する。
【0020】
ラベル貼付機構50は、図4及び図6に示すように、ラベルの受渡し部Pに位置する発行部30a又は30bのラベル受け面35又は37に保持されているラベルLa,Lbを受け取るとともに貼付位置まで持ち運び貼付動作を行なうものである。
このラベル貼付機構50は、図4及び図6に示すように、ラベル受け面35,37のラベルを吸着するラベル保持部51と、その保持部51を移動させる駆動機構60とにより構成されている。
ラベル保持部51は、ラベルを吸着保持する吸着部53と、該吸着部53の上部に配置され前記吸着部53にラベル吸着力を発生させる吸引ボックス部54とからなり、前記吸着部53は筒体55の下端開口部に通気口を開設した公知の構造であり、ラベル吸着側表面には、スポンジ等の緩衝部材で覆った矩形状の緩衝板58を貼り付けておくことが好ましい(図7参照)。なお、前記筒体55は吸引ボックス54に弾性的に取り付けられており、商品にラベルを貼付した際の衝撃を吸収する構成となっている。
上記吸引ボックス部54は、前記筒体55が嵌合される内径を有した筒体56の周壁にモータによって駆動回転されるファン57が取り付けられ、該ファン57が回転することで筒体55内が負圧となり吸着部53に吸着力が生じて緩衝板58の下面にラベルが吸着保持される。
【0021】
駆動機構60は、ラベル保持部51を商品Gの搬出方向と直交する方向、詳しくは前記包装機Aの搬出部16上でその幅方向に移動させる第1の駆動機構61、及び前記ラベル保持部51を上下方向に移動させる第2の駆動機構62と、前記ラベル保持部51を水平面内で回転させる第3の駆動機構63とを具備している。
第1の駆動機構61は、包装部3の上方位置に搬出方向と直交して横架固定した2本のガイド杆64と、そのガイド杆64に嵌合してスライド自在としたケース65と、前記ガイド杆64に沿って平行に配置した無端ベルト66と、その無端ベルト66を正逆方向に移動走行させるステッピングモータ67とプーリ68とで構成され、前記ケース65は無端ベルト66に連結固定され、ガイド杆64は機枠15にブラケット69を介して取り付けられており、モータ67の作動でケース65がガイド杆64に沿って移動される。
【0022】
そして、ラベル保持部51は、図6に示すように、ガイド杆64に沿って移動されるケース65に基端が取り付けられた上下一対の平行アーム74,74’の先端に取り付けられると共に、その一対の平行アームは第2の駆動機構62によってラベル保持部51を商品Gへ向けて上下方向に移動させるように支持されている。
上記一対の平行アーム74,74’は夫々の基端側がケース65に対して上下方向に所定の間隔をおいて横架した2本のピン75,75’に回転可能に取り付けた支持片76,76’にネジ止めによって連結固定され、上側の平行アーム74の他端側(先端側)はラベル保持部51の上部に連結された取付筒77の円弧溝78に移動可能に嵌合横架したピン79に連結され、下側の平行アーム74’の他端側(先端側)は前記ピン79の下側に位置して取付筒77に回転可能に横架された回転軸80に対して取り付けられている。そして、前記した上側の平行アーム74の基端側に第2の駆動機構62が取り付けられ、下側の平行アーム74’周りに第3の駆動機構63が取り付けられている。
【0023】
第2の駆動機構62は、前記上側の平行アーム74の基端側が支持されているピン75に歯車81が固着され、その歯車81と噛み合って駆動回転させる歯車82がケース65の上面に載置固定したモータ83の回転軸83’に固着されており、さらに前記ピン75に連結片84を介して、上側の平行アーム74の下側面と当接する支持腕85が連結固定されて構成されている。
すなわち、第2の駆動機構62は、モータ83が回転すると歯車82、歯車81を介してピン75が回転され、そのピン75の回転によって支持腕85が上下方向に回動されるため、ピン75に対して回転可能に支持されている平行アーム74は前記支持腕85で下側から支えられ、支持腕85の上下回動に連動して上下されると共に、該平行アーム74は支持腕85との当接から離してピン75を中心として上方に回動自在となる。
【0024】
第3の駆動機構63は、図4及び図7に示すように、前記下側の平行アーム74のピン75’一側端に歯車91を固着し、該歯車91を前記ケース65に取り付けたモータ92により駆動回転されるようにするとともに、前記ピン75’の他端側に設けたスプロケット93a及び歯付きベルト93bを含む連動機構93により前記ラベル保持部51側の支持軸94を回転可能に構成したものである。
この支持軸94は、ラベル保持部51の前記取付筒77内に垂直状回転可能に配設され、その下端部を前記吸着部53に一体的に接続して、前記モータ92の駆動により支持軸94を介して吸着部53が回転するようにする。
【0025】
上記駆動機構60は、その第1の駆動機構61により、ラベル保持部51を前記ラベル発行部のラベル受渡し部Pと前記包装機Aの搬出部16上の所定位置すなわちラベル貼付位置Qとの間を往復移動させてラベルLa又はLa,Lbを搬送し(図4,8参照)、第2の駆動機構62によりラベル保持部51を上下方向へ移動させて、ラベル受渡し部Pにおいて吸着部53にラベルLa又はLa,Lbを吸着保持し、ラベル貼付位置Qで該ラベルLa又はLa,Lbを商品Gへ貼付させる。
また、第3の駆動機構63は、ラベルLa又はLa,Lbを吸着保持した吸着部53を第1の駆動機構61により移動させる間に水平面内で90度回転させることにより、ラベル受渡し部Pにおけるラベル姿勢とラベル貼付位置Qにおけるラベル姿勢とを変更させる。
【0026】
次に図14は上述したストレッチ包装機A及びラベル貼付装置Bの電気的構成図を示し、符号100はラベル貼付装置Bを制御する貼付制御部、同200はストレッチ包装機構Aを制御する包装制御部である。
貼付制御部100は、CPU101にバス102を介してROM103、RAM104、表示操作部20、計量部19,交信用のインターフェース回路(INF)105、第1発行部(値段ラベル発行部)30a、第2発行部(セキュリティラベル発行部)30b、貼付機構駆動部106、商品検出センサー107、ガイド機構駆動部108、及び発行部位置センサー109が接続されており、ROM103にはCPU101が実行する各種制御プログラムが記憶されている。
【0027】
RAM104は、CPU101がROM103の制御プログラムを実行する場合に用いるレジスタ、フラグ等のエリアと、商品ごとに予め各種データが記憶されたプリセットデータエリア、各種実績データを記憶する実績データエリア等を備えている。
プリセットデータエリアには、商品ファイル(PLUファイル)、例えば商品Gの商品番号に対応して商品名、単価等の各種データ、印字フォーマットその他のラベル印字用のデータが予め記憶されるとともに、実績データエリアには、集計ファイル、例えば商品Gの商品番号に対応してその商品の処理個数、重量、金額の累計値あるいは値段ラベル、セキュリティラベルの発行枚数の累計値等が記憶される。
【0028】
表示操作部20はキーボードとタッチパネルから成る操作部と、ドット式の液晶表示器で構成された表示部を備えており、各種データ及び指令の入力、或いはCPU101の指令に基づいて入力データの表示、プリセットデータの表示、重量、値段の表示、各種メッセージの表示を行うものである。
計量部19は商品載置部12に載置された商品Gの計量信号をCPU101へ供給するものである。
交信用のインターフェース回路(INF)105は、包装制御部200と各種データ、指令、の交信を行うための回路である。
第1発行部30aは、CPU101の指令に基づいて前述したとおり、商品名、単価、有効日等と共に値段を印字した値段ラベルLaを発行し、第2発行部30bはセキュリティラベルLbを発行するものである。
【0029】
貼付機構駆動部106は、前記ラベル保持部51のバキュームを発生させるためのモータや前記駆動機構60のモータ67,83,92を駆動させるためのもので、それらの駆動タイミングはCPU101の指令に基づいて行なわれる。
商品検出センサー107 は、ラベル貼付のためのタイミング信号を発生するもので、商品Gが搬出部16上へ搬出される際、その旨をCPU101へ供給する。
ガイド機構駆動部108は、第1及び第2発行部30a,30bからなるラベル発行部30を移動させる発行部ガイド機構40の移動モータ42を駆動させるためのもので、第2発行部30bをラベル受渡し部Pへ移動させるか否かは前記CPU101の指令に基づいて行なわれる。
発行部位置センサー109は、何れの発行部30a,30bのラベル受け面35,37が受渡し部Pに位置しているかを検出し、それをCPU101へ供給する。
【0030】
上記ガイド機構駆動部108をさらに詳述すると、モータ42により前記第2発行部30bを受渡し部Pへ移動させるか否かは、セキュリティラベルLbを商品Gに貼付するか否かの判断手段に基づいて決定される。その判断手段として、例えば次の方法がある。
▲1▼ 上記RAM104のプリセットデータエリアの商品ファイル(PLUファイル)を利用する。
すなわち、図15に示すように、商品ファイル(PLUファイル)に商品ごとに対応させてLbデータ欄110を設けておき、該データ欄110に当該商品がセキュリティラベルを貼付するか否かの識別データ、例えば「1」又は「0」を予め記憶させておく。識別データ「1」はセキュリティラベルLbを貼付する商品、データ「0」はセキュリティラベルLaを貼付しない商品である。
▲2▼ 商品ファイル中の単価が所定金額以上の場合にセキュリティラベルを貼付するようにする。
▲3▼ 計量部19で計量した商品の重量が所定値以上の場合にセキュリティラベルを貼付するようにする。
▲4▼ 計量値に基づいて算出された値段が所定の金額以上の場合にセキュリティラベルを貼付するようにする。
▲5▼ 商品幅検出センサー21、商品高さ検出センサー22により検出された商品サイズが所定値以上の場合にセキュリティラベルを貼付するようにする。
▲6▼ 上記識別データが「1」であり、かつ▲2▼〜▲5▼の何れかに該当する場合にセキュリティラベルを貼付するようにする。
【0031】
また、上記RAM104には、前記集計ファイルに第1発行部30aで発行した値段ラベルLaの枚数累計値を記憶するとともに、第2発行部30bで発行したセキュリティラベルLbの枚数累計値をも記憶しておくようにする。
【0032】
上記ラベル貼付装置Bによる処理動作を図16のフローチャートに基づいて説明する。
(スタート)
値段ラベルLa及びセキュリティラベルLbを貼付する場合には、第2発行部30bにセキュリティラベルLbが発行された状態においてこの処理がスタートする。
(ステップ1)
ラベル渡し部Pの上部に設定されている基準位置(原点)に位置するラベル保持部51を下降させて、第1発行部30aのラベル受け面に発行された値段ラベルLaを吸着部53で吸着保持し、その後、ラベル保持部51を上昇させて基準位置(原点)に位置させる(図11,図13(a)(b)参照)。
(ステップ2)
第2発行部30bにセキュリティラベルLbが発行されているか否かを判断する。セキュリティラベルLbが発行されている場合には、ステップ3へ、発行されていない場合はステップ5の処理をする。
(ステップ3)
第2発行部30bを移動させて、セキュリティラベルLbが載ったラベル受け面37をラベル受渡し部Pへ位置させる。
【0033】
(ステップ4)
値段ラベルLaを吸着保持したラベル保持部51を再び下降させ、値段ラベルLa裏面の糊付面を前記セキュリティラベルLb上面へ押し当て該裏面にセキュリティラベルLbを貼着保持し、その後ラベル保持部51を上昇させて基準位置(原点)へ復帰させる(図12,図13(b)(c)参照)。
このとき、ラベル保持部51の吸着部53は、ディスペンサ36との衝突を回避するために値段ラベルLaを吸着する場合よりも若干高い位置で停止させる(図12参照)。
【0034】
(ステップ5)
値段ラベルLaを保持したラベル保持部51(ステップ2の判断が「NO」の場合)または値段ラベルLa及びセキュリティラベルLbを保持したラベル保持部51(ステップ2の判断が「YES」の場合)は、搬出部16の上方のラベル貼付位置まで移動し待機する。なお、ラベル貼付位置は、前述した商品幅検出センサー21の検出結果に基づいて決定される。また、ラベルの向きを変更する必要がある場合には、前記移動中に吸着部53を必要に応じて90度、180度、270度回転させてラベルの向きを変更させる(ラベルの貼付方向のデータは、あらかじめ前記商品ファイルに商品ごとに設定されている)。
その後、商品検出センサー107により、包装済みの商品Gが搬出部16上の所定位置に到達したことが検出されると、ラベル保持部51を下降させ前記商品G上面の所定位置に値段ラベルLaまたは値段ラベルLa及びセキュリティラベルLbを押し当てて貼付する(図8,図13(d)参照)。
なお、ラベル保持部51を移動させる駆動機構60の構造、およびラベル貼付時の位置制御の詳細については、本願出願人の出願に係る特開平9−77034号公報に記載されている。
【0035】
本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、以下の構成にも留意されるべきである。
本発明のラベル貼付装置Bを組み付けたストレッチ包装機Aは、計量・包装・値付け作業をする装置であったが、それに代えて、計量値付け装置や定額値付け装置に組み付ける態様であってもよい。
【0036】
上記ラベル貼付装置において、第1発行部30aは、一台の値段ラベル発行部で構成される場合を説明したが、二台の値段ラベル発行部としてそれらを選択的に作動させて所定の値段ラベルを発行させるようにしてもよい。
また、第2発行部30bがセキュリティラベルLbを発行した場合に該セキュリティラベルを貼付する、換言すれば、セキュリティラベルLbを貼付する場合のみその都度セキュリティラベルを発行する態様を説明したが、セキュリティラベルLbは全て同一であるので、第2発行部30bは前もってセキュリティラベルを発行しておき、セキュリティラベルが貼付されるごとに次のセキュリティラベルを発行しておくようにすることもよい。
なお、セキュリティラベルLbは、値段ラベルの糊付面に貼着可能で商品に貼付できるものであればその種別を問わず使用することができる。
【0037】
さらに、ラベル発行部30は、その第1発行部30a、第2発行部30bを包装部3の商品搬出方向に沿って並設した態様を示したが、商品搬送方向と直交する方向に並設する構成、具体的には排出コンベア17の上方にその排出方向に沿って並設するようにしてもよい。
また、ラベル発行部30は、その第1発行部30a,30bの何れかを選択的にラベル受渡し部に位置させるよう可動方式としたが、ラベル発行部30を定置方式とし、ラベル貼付機構50がそのラベル保持部51を第1発行部30a、第2発行部30b間にわたり移動するようにしてもよい。
【0038】
さらに上記ラベル貼付機構50は、第1の駆動機構61〜第3の駆動機構63で構成される駆動機構60に限定されるものではない。例えば、ラベル発行部30を定置方式とした場合には、前記駆動機構60による往復移動(X移動)、上下移動(Z移動)及び回転動作(R移動)に加えて第1発行部30aと第2発行部30bとの間の移動(Y移動)が必要になる。あるいは、第1発行部30aにより発行される値段ラベルLaの姿勢と商品への貼付姿勢が一致している場合には、前記回転動作(R移動)をさせる必要がない等である。
【0039】
【発明の効果】
本発明の請求項1,3によれば、それぞれ異なる場所で値段ラベル、セキュリティラベルを発行するが、その値段ラベルをセキュリティラベルの上面に押し当て該ラベルを貼着するので、セキュリティラベルの貼着状態および貼着位置が安定し、該ラベルが値段ラベルに覆われた状態で商品に確実に貼付することができる。
次いでそれらラベルを商品に押し当てて貼付するので、ラベル貼付機構にラベルを180度回転させる動作をさせる必要がなく、ラベル貼付動作を簡素化して簡単な貼付機構を採用することができる。また、値段ラベルの発行装置の上部にセキュリティラベルの発行装置を配置することに較べて、装置の高さを低く抑えることができるので、装置の大型化を回避できるとともにラベルのセットや印字ヘッドのメンテナンス作業が容易となる。
さらに、先ず発行された値段ラベルを吸引保持するので、該ラベルを保持した後であれば、セキュリティラベルを貼着する前に次の値段ラベルを発行して待機することができ、その分ラベル貼付能力が向上する。
【0040】
請求項4,5によれば、従来のツインラベラー形式のラベル貼付装置(特開平10−101044号公報参照)に採用されている貼付機構を利用することで簡単に実施可能である。
また、請求項6によれば、セキュリティラベルの剥離部材に衝撃を与えることなく、値段ラベルの糊付面の中央部にセキュリティラベルを貼着することができる。
【0041】
請求項2,7,8によれば、セキュリティラベルを貼付して盗難予防をする必要性の大きい商品のみを選択できるので、高価なセキュリティラベルの使用を倹約しつつ目的とする効果が得られる。
また、請求項9によれば、セキュリティラベルを発行するか否かの判断がプリセットデータ等に基づいて自動的に行なわれるので、作業者に負担をかけることなく必要な商品にのみ選択的にセキュリティラベルを貼付することができる。
また、請求項10によれば、セキュリティラベルの発行枚数を記憶しているので、在庫管理、残量管理が可能であるとともに、セキュリティラベル貼付の効果を測定する際の基礎データとして用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラベル貼付装置を組み付けたストレッチ包装機の概要を示す側面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】ラベル貼付装置を拡大した一部切欠平面図である。
【図5】図4における発行部ガイド機構部分を示す側面図である。
【図6】同ラベル貼付機構部分を示す側面図である。
【図7】同ラベル保持部の回転駆動機構部分を示す斜視図である。
【図8】第1発行部(値段ラベル発行部)の断面正面図である。
【図9】図8におけるラベル発行口部分の拡大図である。
【図10】図9におけるラベル受け面の平面図である。
【図11】第1発行部におけるラベル吸着動作を説明する正面図である。
【図12】第2発行部におけるセキュリティラベルの貼着動作を説明する正面図である。
【図13】ラベル貼付装置によるラベル貼付動作の説明図である。
【図14】ストレッチ包装機及びラベル貼付装置の電気的構成図である。
【図15】商品ファイル(PLUファイル)の例示である。
【図16】ラベル貼付動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
A:ストレッチ包装機 B:ラベル貼付装置 G:商品
30:ラベル発行部 30a:第1発行部 30b:第2発行部
35:ラベル受け面 36:ディスペンサ 37:ラベル受け面
50:ラベル貼付機構 51:ラベル保持部 53:吸着部
La:値段ラベル Lb:セキュリティラベル
P:ラベル受渡し部 Q:ラベル貼付位置

Claims (10)

  1. 商品に値段ラベル及びセキュリティラベルを貼付するラベル貼付方法において、
    値段ラベル発行部において商品の値段ラベルを発行し、
    前記値段ラベル発行部とは異なる場所でセキュリティラベル発行部からセキュリティラベルを発行し、
    前記値段ラベル発行部で発行された値段ラベルラベル保持部が糊付面を下にして吸引保持し、その吸引保持した値段ラベルを前記セキュリティラベル発行部で発行されたセキュリティラベルの上面に押し当てることにより値段ラベルの裏面にセキュリティラベルを貼着保持し、
    この値段ラベルの糊付面にセキュリティラベルを貼着一体化した状態でラベル保持部を移動して前記値段ラベルを商品に押し当てることにより、該値段ラベルの下にセキュリティラベルを隠して商品に貼付する、
    ことを特徴とするラベル貼付方法。
  2. 商品に値段ラベル及びセキュリティラベルを貼付するラベル貼付方法において、
    値段ラベル発行部において商品の値段ラベルを発行し、
    更に前記値段ラベルを貼付する対象商品がセキュリティラベルを貼付する商品か否かを商品毎に予め記憶されているデータ等に基づいて装置が自動的に判断し、
    セキュリティラベルを貼付する商品である場合には、前記値段ラベル発行部とは異なる場所でセキュリティラベル発行部からセキュリティラベルを発行し、
    前記値段ラベル発行部で発行された値段ラベルラベル保持部が糊付面を下にして吸引保持し、その吸引保持した値段ラベルを前記セキュリティラベル発行部で発行されたセキュリティラベルの上面に押し当てることにより値段ラベルの裏面にセキュリティラベルを貼着保持し、
    この値段ラベルの糊付面にセキュリティラベルを貼着一体化した状態でラベル保持部を移動して前記値段ラベルを商品に押し当てることにより、該値段ラベルの下にセキュリティラベルを隠して商品に貼付する、
    ことを特徴とするラベル貼付方法。
  3. 商品に値段ラベル及びセキュリティラベルを貼付するラベル貼付装置において、
    商品の値段ラベルを発行する値段ラベル発行部と、
    前記値段ラベル発行部とは異なる場所でセキュリティラベルを発行するセキュリティラベル発行部と、
    前記両ラベル発行部に設けられ、発行されたラベルを、糊付面を下側にして保持するラベル受け面と、
    前記ラベル受け面に保持された値段ラベルを、糊付面を下側にして吸着保持するラベル保持部と、該ラベル保持部を商品に対し接離する上下方向、及び商品の搬出方向と直交する方向、更にラベル保持部を水平面内で回転させる駆動機構とにより構成されるラベル貼付機構とを備え、
    前記駆動機構により、ラベル保持部を移動して該ラベル保持部が吸着保持する値段ラベルの糊付面を、ラベル受渡し部に位置するセキュリティラベル発行部のラベル受け面に保持されているセキュリティラベルの上面に押し当て、値段ラベルの裏面にセキュリティラベルを貼着保持し、更にラベル保持部を移動して前記値段ラベルを商品に押し当てることにより該値段ラベルの下にセキュリティラベルを隠して商品に貼付することを特徴とするラベル貼付装置。
  4. 請求項3記載のラベル貼付装置において、上記ラベル保持部により値段ラベルが吸着保持された後、前記駆動機構により該ラベル保持部を上昇させ、ラベル保持部により吸着保持されている値段ラベルの直下位置へ、前記セキュリティラベルを発行したセキュリティラベル発行部を移行させる移動手段を備えたことを特徴とするラベル貼付装置。
  5. 請求項4記載のラベル貼付装置において、上記値段ラベル発行部とセキュリティラベル発行部を、商品搬送路の一側辺にその搬送方向に沿って並設し、両ラベル発行部には発行されたラベル受け面が形成され、その値段ラベル発行部のラベル受け面位置をラベル受渡し部としてセキュリティラベル発行部のラベル受け面を前記ラベル受渡し部へ移動可能に構成し、さらに上記ラベル貼付機構は、前記ラベル保持部を前記ラベル受渡し部と商品搬送路上のラベル貼付位置との間を往復動させるとともに上下方向へ移動可能にし、かつラベル保持部の吸着部を水平面内で回転可能に構成したことを特徴とするラベル貼付装置。
  6. 請求項5記載のラベル貼付装置において、上記セキュリティラベル発行部は、そのディスペンサをラベル受け面上へ若干突出させるとともに該ラベル受け面を商品搬送路側に向けて立ち上がる傾斜状に形成し、上記ラベル貼付機構は、前記ラベル保持部の吸着部が前記ラベル受け面の傾斜状頂部に近接する位置を下降動作の下限としたことを特徴とするラベル貼付装置。
  7. 請求項3〜6の何れか1項記載のラベル貼付装置において、さらに値段ラベルを貼付する商品がセキュリティラベルを貼付する商品であるか否かを判断する判断手段を備え、前記ラベル貼付機構は、前記判断手段の判断結果が「否定」の場合には、前記ラベル保持部で保持した値段ラベルを、その糊付面にセキュリティラベルを貼付することなく商品に貼付することを特徴とするラベル貼付装置。
  8. 上記判断手段の判断結果が「否定」の場合には、前記セキュリティラベル発行部がセキュリティラベルを発行しないことを特徴とする請求項7記載のラベル貼付装置。
  9. 上記判断手段の判断が、商品ごとに予め記憶されているデータや商品の重量、値段、サイズ又はそれらの組み合せに基づいて自動的に行なわれることを特徴とする請求項7記載のラベル貼付装置。
  10. 請求項3記載のラベル貼付装置において、さらにラベルの発行枚数を記憶する記憶手段を備えていることを特徴とするラベル貼付装置。
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