JP3585019B2 - 自動車のドアチェック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体に回動開閉可能に枢支されたドアを開く際、そのドアが半開位置に至ったとき、ドアに作用する回動抵抗を高め、ドアが不意にその全開位置まで回動してしまうことを防止すると共に、ドアが全開位置に回動したとき、そのドアを停止させる機能を備えた自動車のドアチェック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ドアの開閉時の操作性を高めるため、上記ドアチェック装置を車体とドアとの間に設けることは従来より周知である(例えば、実公昭63−11269号公報参照)。かかるドアチェック装置は、一端側が車体に回動可能に枢着されたガイドアームと、そのガイドアームに摺動可能に嵌合した摺動体とを有し、ガイドアームには、その長手方向中間部に外方に突出する突部が形成され、摺動体は、その摺動時にガイドアームの外面に当接しつつそのガイドアームの長手方向に移動する滑り部材と、その滑り部材を支持し、かつドアに固定された支持体とを有している。
【0003】
ドアが全閉位置にあるとき、摺動体の滑り部材はガイドアームの一端側に位置し、ドアが全閉位置から半開位置まで回動し、これに伴って滑り部材がガイドアームの突部に至ると、その滑り部材が突部を加圧する。これにより、滑り部材とガイドアームとの間に作用する摩擦力が高まり、ドアに大きな回動抵抗が加えられ、当該ドアが半開位置で停止する。このようにして、ドアが一気に全開位置まで回動してしまうことを防止できる。
【0004】
ドアに対してさらに回動力を加えると、滑り部材はガイドアームの突部を乗り越えてガイドアームの他端側に至り、ドアは全開位置を占める。このとき、摺動体の支持体がガイドアームの他端側に設けられたストッパに当接し、これによってドアがその全開位置で止められる。ドアを閉じるときは、逆の動作が実行される。
【0005】
上述の如く構成された従来のドアチェック装置においては、そのストッパがガイドアームの他端側に不動に固着された板材によって構成され、ドアが全開位置に回動したとき、摺動体の支持体が、このストッパの受け面に当接するように構成されていた。その当接時に、ストッパの受け面と、支持体の当接面とが互いに平行となり、両者が大きな面積をもって当接し、これによってストッパに大きな応力が発生しないように構成していたのである。
【0006】
ところが、ガイドアームに対するストッパの組付公差や、車体に対するガイドアームの組付公差、さらにはドアに対する摺動体の組付公差の積み上げによって、支持体の当接面がストッパの受け面に当るとき、両者が平行な位置関係を保てず、これらが局部的に当接する、所謂片当りが発生するおそれがあった。
【0007】
このような片当りが発生すると、ストッパには局部的に大きな外力が加えられ、これによって支持体とストッパの当接時に大きな異音が発生する。またストッパに大きな応力が発生するので、これが早期に破損することを阻止すべく、その強度やサイズを大きく設定する必要があるが、これによってストッパのコストが上昇する欠点を免れない。
【0008】
またガイドアームに固定されたストッパピンと、このストッパピンに隣接して位置し、かつガイドアームに遊びをもって嵌合したストッパプレートとによってストッパを構成したドアチェック装置も公知である(例えば特願平7−219824号参照)。この構成によれば、摺動体の支持体がストッパプレートに当接したとき、そのストッパプレートが多少動くことができるように、当該ストッパプレートがガイドアームに遊合しているので、ストッパプレートと摺動体の支持体が片当りすることを防止できる。ところが、この構成によると、ストッパが複数の部材により構成されているため、ドアチェック装置の部品点数が増大し、そのコストが上昇する欠点を免れない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した新規な認識に基づきなされたものであり、その目的とするところは、摺動体の支持体とストッパの片当りを阻止でき、しかも部品点数の増大を防止できる自動車のドアチェック装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、一端側が車体に回動可能に枢着され、その長手方向中間部に、外方に突出する突部を有しているガイドアームと、該ガイドアームに、その長手方向に摺動可能に嵌合した摺動体と、前記ガイドアームの他端側に設けられたストッパとを具備し、前記摺動体は、車体に枢支されたドアに固定された支持体と、該支持体に支持されていると共に、前記ドアの開閉動作に伴う、ガイドアームに対する摺動体の摺動時に、当該ガイドアームの外面に当接しつつ、該ガイドアームの長手方向に移動する滑り部材とを有し、前記ドアが全閉位置にあるとき、前記摺動体の滑り部材は、ガイドアームの一端側に位置し、ドアが全閉位置から半開位置まで回動して摺動体の滑り部材がガイドアームの前記突部に至ったとき、該滑り部材が突部を加圧することによりドアの回動抵抗が高められ、ドアが全開位置まで回動したとき、摺動体の滑り部材は、ガイドアームの突部を越えてガイドアームの他端側に至り、前記支持体が前記ストッパに当接する自動車のドアチェック装置において、前記ストッパが、前記ガイドアームに、その外面に対してほぼ垂直な軸線のまわりに回転可能に嵌合した基部と、該基部に一体に形成され、かつ前記ドアがその全開位置に回動したとき、前記支持体の当接面が当接する受け面を有している受け部とを具備することを特徴とする自動車のドアチェック装置を提案する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って説明し、併せて前述の従来の欠点を図面に即してより具体的に明らかにする。
【0012】
図1乃至図3は、自動車のドアチェック装置の一例を示し、図4及び図5は、このドアチェック装置が車体とドアに組付けられた状態の概略を示す平面断面図である。これらの図に示した自動車のドアチェック装置は、ガイドアーム1と、このガイドアーム1に、その長手方向に沿って摺動可能に嵌合した摺動体2とを有している。本例のガイドアーム1は、互いに重ね合せられた一対の板材より成るアーム部材3,4により構成されているが、1枚の板材を2つ折りに曲折形成し、その2辺を互いに重ね合せてガイドアームを構成することもできる。また、重ね合されることのない1枚の板材だけでガイドアーム1を形成することもできる。
【0013】
ガイドアーム1を構成する両アーム部材3,4の長手方向における一端側101、すなわち図1における左端側には取付孔5が形成されている。また図4及び図5に示し、かつ図1に一点鎖線で示すように、自動車の車体25のピラー26にはブラケット27が固着され、このブラケット27に形成された孔28と上述の取付孔5には枢ピン29が嵌合している。このように、ガイドアーム1は、その長手方向の一端側101が自動車の車体25に回動可能に枢着され、枢ピン29のまわりに水平面内を揺動することができる。両アーム部材3,4の長手方向における他端側102、すなわち図1における右端側には、後に詳しく説明するストッパ6が設けられている。
【0014】
板材から成るガイドアーム1は、その長手方向中間部に、外方へ突出する突部7を有し、図示した例では両アーム部材3,4の長手方向中間部が互いに離間する向きに山形状に曲折形成され、これらの山形状部によって突部7が形成されている。
【0015】
一方、摺動体2は、本体11とカバー12より成るケース状の支持体8と、その内部に収容された上下一対のクッション部材9,10と、これらのクッション部材9,10の間に配置された滑り部材13,14とを有し、クッション部材9,10と滑り部材13,14は支持体8に支持されている。両滑り部材13,14は、図1に示すように、互いに重なるように組付けられ、その間の隙間にガイドアーム1が挿通されている。このようにして、滑り部材13,14は、ガイドアーム1の外面21に当接すると共に、その外面に対して接近又は離隔する方向S(図1)に移動可能に支持体8の内部に収容されている。
【0016】
支持体8に支持された各クッション部材9,10は、例えばゴムなどの弾性体より成り、ガイドアーム1の外面21に当接する各滑り部材13,14の接触面23,24と反対側の各滑り部材背面23A,24Aに隣接して位置し、その弾性によって各滑り部材13,14をガイドアーム1の外面21に圧接させている。本例の滑り部材13,14は、ガイドアーム1に対して摩擦係数の小なる材料、例えば、ポリアセタールなどの樹脂により構成されている。ガイドアーム1も、ポリアセタールなどの樹脂又は金属などによって構成されている。
【0017】
図1乃至図3に示すように、ガイドアーム1は、カバー12に形成された開口15と、両滑り部材13,14の間の隙間と、支持体8の本体11に形成された開口16を通して延びていて、支持体8はガイドアーム1に接触することはない。支持体8のカバー12とその本体11には、上下に取付孔17,18がそれぞれ形成され、図4及び図5に示し、かつ図1に一点鎖線で示すように、その上下の取付孔17,18に挿通されたねじ30とこれに螺着したナットとによって、支持体8が、ヒンジピン31を介して車体25に回動開閉可能に枢支されたドア32のインナパネル33に固定されている。支持体8は、ドア32の内部に配置され、そのインナパネル33に固定されており、ガイドアーム1の他端側102、すなわちその自由端側が、インナパネル33に形成された開口34を通してドア32の内部に入り込んでいる。
【0018】
図4に示すようにドア32が閉じられているとき、摺動体2は図1に二点鎖線で示した初期位置で停止している。ドア32が全閉位置にあるとき、摺動体2の滑り部材13,14はガイドアーム1の長手方向一端側101に位置しているのである。
【0019】
ドア32を開き始めると、そのドア32に固定された支持体8は、これに支持されたクッション部材9,10及び滑り部材13,14と共に、車体25に枢着されたガイドアーム1に沿って図1における右方へ相対的に移動する。ガイドアーム1に対する摺動体2の摺動時に、滑り部材13,14は、その互いに対向した接触面23,24が、ガイドアーム1の各外面21に当接しながら、ガイドアーム1の長手方向に沿って移動する。
【0020】
ドア32が半開位置、すなわちその全閉位置と全開位置の間の予め決められた所定の角度位置まで回動すると、摺動体2は図1に破線で示すようにガイドアーム1の突部7の頂部22に至る。すなわち、ドア32が全閉位置から半開位置まで回動すると、摺動体2の滑り部材13,14がガイドアーム1の突部7の頂部22に至るのであるが、このとき、突部7はその他のガイドアーム部分に比べて外方に大きく突出しているので、両滑り部材13,14はガイドアーム1の各外面から離間する方向に移動する。このため、弾性体より成る各クッション部材9,10は、図1に破線で示す如く圧縮変形する。このとき、滑り部材13,14又はガイドアーム1、或いはその両者が弾性変形するように構成してもよい。
【0021】
このように圧縮変形したクッション部材9,10の弾力によって、各滑り部材13,14とガイドアーム1の各外面21との摩擦抵抗がそれまでよりも高められる。滑り部材13,14が突部7を加圧し、滑り部材13,14とガイドアームとの間には、それまでよりも大きな摩擦力が作用し、ドアの回動抵抗が高められるのである。このため、ドアが不意にその全開位置まで一度に開いてしまうことを防止できる。
【0022】
引き続きドア32に回動力を加えると、摺動体2の滑り部材13,14は突部7を乗り越える。そしてドア32が図5に示した全開位置まで回動すると、摺動体2は図1に実線で示した終端位置に至る。このように、ドア32が全開位置まで回動したとき、摺動体2の滑り部材13,14は、ガイドアーム1の突部7を越えてガイドアーム1の長手方向における他端側102に至る。滑り部材13,14が突部7を離れると、圧縮変形したクッション部材9,10はその弾性で元の形態に復帰する。
【0023】
ドア32が全開位置に達すると、支持体8の本体11がストッパ6に当り、ドア32がその全開位置に止められる。ドア32を閉じるときは、上述したところと逆の動作が行われ、ドア32が図4に示すように全閉位置に至ったとき、摺動体2は図1に二点鎖線で示した初期位置に戻る。
【0024】
クッション部材9,10を省略し、滑り部材13,14がガイドアーム1の突部7に至ったとき、滑り部材13,14、又はガイドアーム1、或いはその両者を弾性変形させるように構成することもできる。
【0025】
以上のように、本例の自動車のドアチェック装置は、一端側101が車体25に回動可能に枢着され、その長手方向中間部に、外方に突出する突部7を有しているガイドアーム1と、ガイドアーム1に、その長手方向に摺動可能に嵌合した摺動体2と、ガイドアーム1の他端側102に設けられたストッパ6とを具備し、摺動体2は、車体25に枢支されたドア32に固定された支持体8と、その支持体8に支持されていると共に、ドア32の開閉動作に伴う、ガイドアーム1に対する摺動体2の摺動時に、そのガイドアーム1の外面21に当接しつつ、該ガイドアーム1の長手方向に移動する滑り部材13,14とを有し、ドア32が全閉位置にあるとき、摺動体2の滑り部材13,14は、ガイドアーム1の一端側101に位置し、ドア32が全閉位置から半開位置まで回動して摺動体2の滑り部材13,14がガイドアーム1の突部7に至ったとき、滑り部材13,14が突部7を加圧することによりドア32の回動抵抗が高められ、ドア32が全開位置まで回動したとき、摺動体2の滑り部材13,14は、ガイドアーム1の突部7を越えてガイドアーム1の他端側102に至り、支持体8がストッパ6に当接するように構成されている。
【0026】
ここで、ガイドアーム1の他端側102に設けられたストッパ6は、前述のようにドア32をその全開位置に停止させる働きをなすものであるが、従来のドアチェック装置においては、図13に示すように、そのストッパ6Aがガイドアーム1に不動に固定された板材によって固定されていたため、ドアチェック装置の各要素の組付公差の積み上げによって、ドアが全開位置に回動したとき、そのストッパ6Aの受け面35Aと、支持体8の当接面36Aが平行とならず、これらが、符号6Bで示した局部でのみ当接する片当りが発生するおそれがあった。
【0027】
そこで、本例のドアチェック装置においては、図1乃至図6に示すように、ストッパ6が、円筒体の一部を切欠いて、その横断面形状をほぼC字状に形成した基部37と、この基部37に一体に形成された受け部38とを有している。受け部38は、基部37に一体に連続して形成されたほぼC字形の横断面形状を有する中心部39と、その中心部39から、これに一体に突出する一対の平板状部40とから成り、その平板状部40によって、摺動体2の支持体8が当接する受け面35が構成されている。
【0028】
またガイドアーム1の他端側102には、円形の貫通孔41が形成され、この貫通孔41に、ストッパ6の基部37が回転可能に嵌合している。このように、基部37は、ガイドアーム1に、その外面21に対してほぼ垂直な軸線Xのまわりに回転可能に嵌合しているのである。
【0029】
前述のように、ドア32が全開位置に至るとき、摺動体2の支持体8は、ストッパ6に当接するが、その際、図2に示すように、支持体8の平面状の当接面36と、ストッパ6の受け部38により構成された平面状の受け面35は、互いに平行に位置し、これらの面が互いに当接する。このように、ストッパ6と支持体8は、大きな面積で当接するので、ストッパ6に過大な応力が発生することはない。
【0030】
しかも、図6に示すように、支持体8がストッパ6に当接する前に、そのストッパ6の受け面35が、支持体8の当接面36に対して平行でない状態にあったとしても、支持体8がストッパ6に当って行くに従って、そのストッパ6は、支持体8から受ける外力によって、貫通孔41の中心軸線Xのまわりを回転しながらその姿勢を正し、最終的には、その受け面35と当接面36は、互いに平行となった状態で大きな面積同士で接触する。
【0031】
上述のように、ストッパ6が、ガイドアーム1に、その外面21に対してほぼ垂直な軸線Xのまわりに回転可能に嵌合した基部37と、該基部37に一体に形成され、かつドア32がその全開位置に回動したとき、支持体8の当接面36が当接する受け面35を有している受け部38とを具備しているので、ドアチェック装置の各構成要素の組付上の公差に影響されず、常に摺動体2の支持体8とストッパ6を大きな面積で当接させることができ、両者の片当りを阻止することができる。このため、ストッパ6に局部的に大きな外力が加えられることはなく、その当接時に大きな異音が発生することはない。しかもストッパ6に局部的に大きな応力が発生することもなく、従ってそのサイズや強度を特に高める必要がなくなり、そのコストを低減することができる。
【0032】
その上、ストッパ6を多数の部材で構成する必要はなく、基本的には、基部37と、これに一体の受け部38とからそのストッパ6を構成するだけであってもよく、これによって部品点数の減少と、そのコストの低減を達成できる。
【0033】
ストッパ6の形態は適宜変更でき、例えば図7及び図8に示したように、ほぼC字形横断面形状の基部37の周方向各端部にフランジ42を形成することもできる。
【0034】
また図9及び図10に示すように、基部37の外周面に、環状に延び、その半径方向外方に突出する突部43を形成し、基部37が貫通孔41から抜け出ることを防止することもできる。さらに、図11及び図12に示すように、基部37に、その一部を切り起こした突起44を形成し、これによって基部37が貫通孔41から抜け出ることを阻止するように構成することもできる。突部43及び突起44は、ストッパ6がガイドアームから抜け出ることを阻止する抜け出し防止手段の具体例をそれぞれ構成するものである。
【0035】
また、図7に一点鎖線で示すように、受け部38の受け面35に、ゴムなどの弾性体より成るクッション材45を固定し、受け面35に、そのクッション材45を介して支持体8の当接面36を当接させ、その当接時の衝撃をより一層緩和するように構成することもできる。
【0036】
以上、本発明の一実施形態例を説明したが、本発明は他の形態のドアチェック装置にも広く適用できるものである。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、ドアチェック装置の構成要素の組付上の公差による影響を受けることなく、常に、支持体とストッパを大きな面で当接させることができ、その片当りの発生を阻止できる。これにより、支持体とストッパの当接時に大きな異音が発生することを防止し、しかもストッパの強度とサイズを従来よりも小さく設定でき、ドアチェック装置のコストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアチェック装置の一例を示す縦断面図である。
【図2】図1に示したドアチェック装置の平面図である。
【図3】図1に示したドアチェック装置の分解斜視図である。
【図4】ドアが全閉位置にあるときのドアチェック装置の状態を説明する概略水平断面図である。
【図5】ドアが全開位置にあるときのドアチェック装置の状態を説明する概略水平断面図である。
【図6】摺動体の支持体がストッパに当接する直前の状態を示す平面図である。
【図7】ストッパの他の例を示す斜視図である。
【図8】図7に示したストッパの基部が貫通孔に嵌合した状態を示す水平断面図である。
【図9】ストッパのさらに他の例を示す斜視図である。
【図10】図9に示したストッパが貫通孔に嵌合した状態を示す部分断面図である。
【図11】ストッパのさらに他の例を示す斜視図である。
【図12】図11に示したストッパが貫通孔に嵌合した状態を示す部分断面図である。
【図13】従来のストッパとその欠点を説明する平面図である。
【符号の説明】
1 ガイドアーム
2 摺動体
6 ストッパ
7 突部
8 支持体
13 滑り部材
14 滑り部材
21 外面
25 車体
32 ドア
35 受け面
36 当接面
37 基部
38 受け部
X 軸線

Claims (1)

  1. 一端側が車体に回動可能に枢着され、その長手方向中間部に、外方に突出する突部を有しているガイドアームと、該ガイドアームに、その長手方向に摺動可能に嵌合した摺動体と、前記ガイドアームの他端側に設けられたストッパとを具備し、前記摺動体は、車体に枢支されたドアに固定された支持体と、該支持体に支持されていると共に、前記ドアの開閉動作に伴う、ガイドアームに対する摺動体の摺動時に、当該ガイドアームの外面に当接しつつ、該ガイドアームの長手方向に移動する滑り部材とを有し、前記ドアが全閉位置にあるとき、前記摺動体の滑り部材は、ガイドアームの一端側に位置し、ドアが全閉位置から半開位置まで回動して摺動体の滑り部材がガイドアームの前記突部に至ったとき、該滑り部材が突部を加圧することによりドアの回動抵抗が高められ、ドアが全開位置まで回動したとき、摺動体の滑り部材は、ガイドアームの突部を越えてガイドアームの他端側に至り、前記支持体が前記ストッパに当接する自動車のドアチェック装置において、
    前記ストッパが、前記ガイドアームに、その外面に対してほぼ垂直な軸線のまわりに回転可能に嵌合した基部と、該基部に一体に形成され、かつ前記ドアがその全開位置に回動したとき、前記支持体の当接面が当接する受け面を有している受け部とを具備することを特徴とする自動車のドアチェック装置。
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