JP3582410B2 - 電子放出素子およびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、平板電極上に局所的に微粒子(無機の微粒子および有機高分子など)を集める電気泳動装置に関し、より具体的には、カーボンナノチューブや炭素繊維などの微粒子を局所的に集めて冷陰極部材を容易に構成する電気泳動装置に関する。更に、本発明は、上記のような電気泳動装置を利用して構成される電子放出素子や画像表示装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気泳動法は高分子やコロイドを電界により移動させる手法で、混合物中から特定の物質を分離・分析するために広く用いられている。この電気泳動法の新しい応用として、カーボンナノチューブ901を紫外線(UV)照射した有機ポリシラン膜902に電気泳動によって突き刺し、基板903に対し鉛直方向にカーボンナノチューブ901を立てる手法が開発された(参考文献:中山 他、Pan−Pacific Imaging Conference/Japan Hardcopy’98予稿集 ページ313−316、日本画像学会主催、1998年7月、東京)。その電気泳動装置の模式図を図9に示す。
【0003】
この泳動装置は、アルコール中にカーボンナノチューブ901を分散させた液体を泳動容器904内に注入し、基板903に対向した平板電極905と基板903上に形成したパターニングされた導電層906との間に外部電源907によって電界を印加し、カーボンナノチューブ901を泳動させるものである。この手法の特長は、紫外線照射された有機ポリシラン膜902にのみカーボンナノチューブ901が刺さり、照射されていない有機ポリシラン膜908にはカーボンナノチューブ901は刺さらないという点である。つまり、電気泳動する前に導電層906上の有機ポリシラン膜902のみに紫外線照射しておけば、この部分の有機ポリシラン膜のSi−Si結合が切断され膜がポーラスになり、この部分にカーボンナノチューブ901を選択的に突き刺すことができるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の電気泳動装置では、有機ポリシランを使用しなければならない点で材料的制約がある。例えば電子放出素子を形成する場合、真空容器を形成する際に400〜500℃の温度プロセスを経るが、有機ポリシランは300℃で分解してしまうため使用できない。また、有機ポリシランは導電性が低く導電薄膜906とカーボンナノチューブとの電気的接続を阻害してしまい、カーボンナノチューブからの電子放出がしにくく、素子の動作電圧が高くなってしまうという問題もある。
【0005】
工程的には、カーボンナノチューブを突き刺したくない部分をマスクして、紫外線を照射する工程が必要とされる。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、材料的な制約が無いとともに紫外線照射工程も無く、微粒子を任意のところに容易に集めることのできることを特徴とする電子放出素子の製造法に関し、特に2次元アレイ状に冷陰極部材を配設した電子放出素子を生産性に優れた製造方法ならびに低コストの電子放出素子を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達するため、本願第1の発明の電気泳動装置は、一対の対向する平行平板電極間に微粒子を含む懸濁液をサンドイッチし、前記電極間に電界を印加して前記微粒子を移動させる電気泳動装置に於て、前記平行平板電極の少なくともどちらか一方の表面に突部が形成されていることを特徴とする。
【0008】
また、上記構成において、突部が複数であることが好ましい。
【0009】
また、上記目的を達するため、本願第2の発明の電気泳動装置は、一対の対向する平行平板電極間に微粒子を含む懸濁液をサンドイッチし、前記電極間に電界を印加して前記微粒子を移動させる電気泳動装置に於て、平行平板電極のうち少なくともどちらか一方が時間経過ともに前記平行平板の面内方向に移動することを特徴とする。
【0010】
また、上記構成において、平行平板電極のうち少なくともどちらかの表面に突部が形成されていることが好ましい。
【0011】
また、上記構成において、突部の先端が平になっていることが好ましい。
【0012】
また、上記構成において、突部の高さが平行平板電極間の距離の0.1倍以上0.9倍以下の範囲であることが好ましい。
【0013】
また、上記構成において、平行平板間の距離が0.2mm以上50mm以下であることが好ましい。
【0014】
また、上記構成において、平行平板電極のうち少なくともどちらか一方が絶縁性支持部材上に形成されていることが好ましい。
【0015】
また、上記構成において、平行平板間に印加する電界強度が、5×10V/cm以上2×10V/cm以下であることが好ましい。
【0016】
また、上記構成において、平行平板電極がそれぞれ硬度の異なる材料で構成されていることが好ましい。
【0017】
また、上記構成において、微粒子が少なくとも炭素を主成分とすることを特徴とすることが好ましい。
【0018】
また、上記構成において、微粒子が黒鉛を含むことが好ましい。
【0019】
また、上記構成において、微粒子がカーボンナノチューブを含むことが好ましい。
【0020】
また、上記構成において、微粒子が炭素繊維を含むことが好ましい。
【0021】
また、上記構成において、微粒子がダイヤモンド粒を含むことが好ましい。
【0022】
また、上記構成において、微粒子が炭素、シリコン、ホウ素、窒素、酸素などの原子が符合したナノチューブであることが好ましい。
【0023】
また、上記構成において、平行平板電極の少なくともどちらか一方の表面に高分子膜が形成されていることが好ましい。
【0024】
また、上記構成において、高分子膜が紫外線を照射したシリコンポリマー膜であることが好ましい。
【0025】
また、上記構成において、懸濁液が低級アルコール、酢酸エステルおよび酢酸3メチルブチルの中から1種類選択された溶媒あるいはそれらの混合したものからなる溶媒に微粒子を分散させたものであることが好ましい。
【0026】
また、上記構成において、低級アルコールに対する酢酸エステルあるいは酢酸3メチルブチルの混合の割合が体積比0.01%以上30%以下であることが好ましい。
【0027】
また、上記構成において、懸濁液が溶媒10ccに対し0.5mg以上40mg以下の割合で微粒子を分散させて調整されていることが好ましい。
【0028】
本発明の更に他の局面によれば、本願第3の発明である電子放出素子の形成方法は、平行平板電極のどちらか一方の電極に微粒子が寄せ集められて構成される冷陰極部材を上記に説明したような特徴を有する電気泳動装置を用いて形成することを特徴とする。
【0029】
本発明の更に他の局面によれば、本願第4の発明である電子放出素子は、平行平板電極のどちらか一方の電極に微粒子が寄せ集められて構成される冷陰極部材を上記に説明した方法に従って形成したことを特徴とする。
【0030】
また、上記構成に於て、冷陰極部材を構成する微粒子の一部分が、冷陰極部材と接する平板電極にめり込んでいることが好ましい。
【0031】
また、上記構成に於て、冷陰極部材が、球面状に微粒子が集まって構成されていることが好ましい。
【0032】
また、上記構成に於て、冷陰極部材と接する平板電極に突部が形成され、突部の先端部分に冷陰極部材が形成されていることが好ましい。
【0033】
また、上記構成に於て、冷陰極部材と接する平板電極と平行に第1の導電性電極が配置され、平板電極と第1の導電性電極の間に第2の導電性電極を配置することが好ましい。
【0034】
本発明の更に他の局面によれば、本願第5の発明である画像表示装置の製造方法は、電子放出素子を構成する工程と、該電子放出素子から放出された電子が照射されて画像を形成する画像形成部材と、該電子放出素子に対して所定の位置関係で配置する工程とを包含し、該電子放出素子を上記に説明したような特徴を有する電子放出素子の製造方法に従って構成することを特徴とする。
【0035】
本発明の更に他の局面によれば、本願第6の発明である画像表示装置は、電子放出素子と、該電子放出素子から放出された電子が照射されて画像を形成する画像形成部材を包含する画像表示装置であって、該電子放出素子を上記に説明したような方法に従って構成することを特徴とする。
【0036】
また、上記構成に於て、冷陰極部材を構成する微粒子の一部分が、冷陰極部材と接する平板電極にめり込んでいることが好ましい。
【0037】
また、上記構成に於て、冷陰極部材と接する平板電極と平行に第1の導電性電極が配置され、平板電極と第1の導電性電極の間に第2の導電性電極を配置することが好ましい。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態の説明では、フラットパネルディスプレイへの適用を例にとって本発明を説明するが、本発明の適用はそれに限られるものではなく、陰極線管、ランプ、電子銃など、電子源(電子エミッタ)を必要とする様々なアプリケーションに適用可能である。
【0039】
(実施の形態1)
図1は、本発明に係わる電気泳動装置1000の概略構成図である。図1に示すように電気泳動容器101内に突部102を設けた平板電極103および真空蒸着法あるいはスパッタ法によりAl電極104を0.1〜1μm厚で形成したガラス基板105を1mmの間隔で平行に配置した。但し、この間隔はAl電極104表面と平板電極103の突部の無いAl電極104側表面との距離とした。また、突部102の形状は円錘の頂部を水平に切り取った形であり(図1は断面が描かれている)、その高さは0.5mmとした。
【0040】
次に、エチルアルコール10ccに対してカーボンナノチューブ0.1〜100mgの割合で混合した液に超音波(25kHz〜1MHz)を伝搬させて、液中にほぼ均一にカーボンナノチューブ106を分散させた懸濁液107を注入し、直流電源108によって250Vの電圧を電極103とAl電極104間に2秒間印加した。この時の突部102先端と電極104間の電界強度は7×10V/cmである。電気泳動の際、エチルアルコール10ccに対してカーボンナノチューブの加える量を50mg以上にするとブレークダウンしやすく好ましくないことが判明した。そこで、今後はエチルアルコール10ccに対してカーボンナノチューブの加える量を40mg以下とした。
【0041】
その結果、突部102と向かい合うAl電極104上にカーボンナノチューブ106が円形(直径:概ね0.15mm)に球面を形成するように密集して基板105に対してある角度(10度〜90度)でもって重なり合い付着していることが走査電子顕微鏡(SEM)にて確かめることができた。また、カーボンナノチューブ106の一部がAl電極104にめり込んでいることが判明した。これは、電界強度の高い領域にカーボンナノチューブ106が瞬時に寄せ集められ、電界で加速され電極104表面に衝突固着したためと考えられる。また、SEM観察によってこの時のカーボンナノチューブ106の固着領域の高さは、2μm〜200μmの範囲であることが確認できた。但し、エチルアルコール10ccに対してカーボンナノチューブの加える量を0.3mg以下した時はカーボンナノチューブの密度が小さく好ましくないことが判明した。そこで、今後はエチルアルコール10ccに対してカーボンナノチューブの加える量を0.5mg以上40mg以下とした。
【0042】
続いて、カーボンナノチューブを選択的に付着させたガラス基板105を泳動容器101より取り出し、Al電極104表面に残る懸濁液107を洗い流し乾燥した後、図2に示すようにこの基板を陰極200とし、対向側にはガラス基板201上にITOまたはSnO等からなる透明電極202および蛍光体薄膜203からなる陽極250を配置して(陰極200−陽極250間距離は0.5mm)電子放出型発光装置2000を構成した(但し、蛍光体薄膜203上にはチャージアップを防ぐために0.1〜0.2μm厚のAl膜をコートしてもよい)。これらの基板間を真空状態にして直流電源204を使って陰極−陽極間に電圧を印加した。その結果、約500Vの電圧印加時に、蛍光体薄膜203が円形で面状に発光し、Al電極104表面に固着したカーボンナノチューブからの電子放出を観測でき、上記のように電気泳動にて固着させたカーボンナノチューブが冷陰極部材205として機能することが確認できた。このように本発明は、カーボンナノチューブを基板105に対し垂直ではないが、ある角度でAl電極104上に立たせることができ、良好な電子放出が可能となる。また、本発明は微粒子を集めて固着したいところに電界を局部的に高め、従来例に対しポリシランの塗布およびマスク合わせと紫外線(UV)照射等の工程を必要とせず、少ないプロセス工程で微粒子の固着を簡単に行える電気泳動装置を提供するものである。さらに、本発明は、耐熱性の乏しいポリシランを使わず直接Al電極104に微粒子を固着するので、真空容器を形成する400〜500℃の温度プロセスを経ても問題無い。
【0043】
(実施の形態2)
図3は、本発明に係わる電気泳動装置3000の概略構成図である。図3は、図1において平板電極103にあった突部102をAl電極104側に設けて突部301としたものである。突部301の形状は実施の形態1と同じで、材質のみAlに変更した。実施の形態1と同様に平板電極103とガラス基板105を0.5mmの間隔で平行に配置し、カーボンナノチューブの懸濁液107を注入して電気泳動を実施した。
【0044】
その結果、突部301上にカーボンナノチューブ106が選択的に球面状に密集して付着していることがSEMにて確かめることができた。
【0045】
続いて、実施の形態1と同様に本実施形態の素子の電子放出特性を調べたところ、実施の形態1における素子200と同じ結果を得た。
【0046】
(実施の形態3)
実施の形態1において突部102の形状を図4(a)に示すような円錐形のものを使用して電子放出素子を作製し、その電子放出特性を調べた。その結果、カーボンナノチューブの冷陰極部材205の面積が半減した分、蛍光体203の発光面積も半減したが、発光開始電圧は350Vと小さかった。また、発光開始電圧が低くなった原因を調べるためにAl電極104上のカーボンナノチューブ106をSEMにて観察したところ、カーボンナノチューブが基板105に対して実施の形態1に比べてより高い角度(30度〜90度)でもって重なり合い付着していることが確認できた。これより、先の尖った突部102を使用することにより冷陰極部材205の面積は小さくなるが、カーボンナノチューブが基板105に対して立つため低い電圧でも電子放出の開始されることが判明した。
【0047】
またこれとは別に実施の形態2と同様にして、図4(a)に示す突部をAl電極104側に設けた電子放出素子を作製し評価したところ、上記と同じ結果を得た。
【0048】
突部102,301の形状は、上記の円錐の他に三角錘や四角錘などの角錘、あるいは図4(e)に示すような半球を使用しても同様の効果を得た。
【0049】
また、図4(b)に示すような円柱、図4(c)に示すような四角錘の先を除去して先端部分を平にしたもの(図示していないが三角錘や他の角錘の先を除去したものも同様)、図4(d)に示すような四角柱(図示していないが三角柱や他の角柱の場合も同様)を突部102,301に使用した場合は、発光パターンは突部の形状に応じて変わるが電子放出特性は実施の形態1と同様な結果を得た。
【0050】
(実施の形態4)
実施の形態1〜3においてカーボンナノチューブの代わりに直径0.1μm〜10μm、長さ1μm〜100μmのカーボンファイバーを使用して電子放出素子を作製し評価したところ、カーボンナノチューブの場合と同じ電子放出特性を得た。
【0051】
(実施の形態5)
実施の形態1〜3においてカーボンナノチューブの代わりに粒径5μm〜100μmのグラファイト(黒鉛)粒子を使用して電子放出素子を作製し評価したところ、カーボンナノチューブの場合と同じ電子放出特性を得た。
【0052】
(実施の形態6)
実施の形態1〜3においてカーボンナノチューブの代わりに粒径5μm〜100μmのダイヤモンド粒子を使用して電子放出素子を作製し評価したところ、カーボンナノチューブの場合と同じ電子放出特性を得た。
【0053】
(実施の形態7)
図5は、本発明に係わる電気泳動装置5000の概略構成図である。図5の平板電極501は、突部102を2次元アレイ状に1100x2000個配列したものであり、図5ではその一部を示している。また、Al電極104は、真空蒸着あるいはスパッタにより形成する際に適切なパターンのマスクを使用するかフォトリソグラフ技術によって2000本の互いに電気的に絶縁された矩形の電極パターンとして形成した。この電気泳動装置を用いて実施の形態1と同様に電気泳動したところカーボンナノチューブの集合体502が突部102の配列に1対1対応してAl電極104上に固着していた。しかも、カーボンナノチューブの一部はAl電極104にめり込んでいた。但し、泳動の際は図5に示すように個々のAl電極104は電気的に接続された状態とし、一括でAl電極104上にカーボンナノチューブ106が固着するようにした。
【0054】
このようにして作製した電子放出素子アレイにおける個々のカーボンナノチューブ集合体502の電子放出特性を実施の形態1と同様に評価したところ、素子2000と同じ結果を得た。続いて、真空蒸着またはスパッタにて透明電極202を形成する際Al電極104とは直交する方向に所定のパターンのマスクを使用するかフォトリソグラフ技術によって1100本の電気的に絶縁された矩形の電極パターンとして形成した陽極250に置き換えることによって電子放出型画像表示装置を構成した。Al電極104と透明電極202との間に線順次に直流電圧を印加したところ、蛍光体層203からの発光はモノクロ画像を表示した。カラー画像を表示する場合は、蛍光体薄膜203として1つ1つのカーボンナノチューブ集合体502に対応してR,G,Bを発色する蛍光体を配置させたものを使用すれば良い。
【0055】
また、2次元アレイ状に配列した突部を図3のようにAl電極側に形成した場合についても実施した。この時、2000本の電気的に絶縁された矩形の電極パターンとして形成したAl電極104上に突部301を2次元アレイ状に配列した。上記と同様にして電気泳動を行ったところ、個々の突部301の先にカーボンナノチューブが付着し、個々のカーボンナノチューブからの電子放出特性は実施の形態2と同じ結果を得た。続いて、上記と同様に1100本の電気的に絶縁された矩形の透明電極202パターンを形成した陽極250を用いて電子放出型画像表示装置を構成し、Al電極104と透明電極202との間に線順次に直流電圧を印加したところ、蛍光体層203からの発光はモノクロ画像を表示した。
【0056】
(実施の形態8)
図6は、本発明に係わる電気泳動装置6000の概略構成図である。図6の平板電極601は、Al電極104上にカーボンナノチューブ106を固着したい領域とほぼ等しい大きさを有するもので、Al電極上104に一箇所ずつカーボンナノチューブ106を泳動固着しては平板電極601面内方向において前後左右に移動し、2次元アレイ状にカーボンナノチューブの塊602配列するものである。この装置の特徴は任意のカーボンナノチューブの配列を容易にできることである。
【0057】
Al電極104は、実施の形態7と同様にして2000本の互いに電気的に絶縁された矩形の電極パターンとして形成した。平板電極601とAl電極104間との距離を0.2〜1mmとし、電界強度5×10〜2×10V/cmの電圧を印加して2秒間電気泳動を行った。その結果、カーボンナノチューブの集合体602が平板電極602と向かい合ったAl電極104上の平板電極601と重なり合う部分にのみ形成されていた。しかも、カーボンナノチューブの一部はAl電極104にめり込んでいた。但し、泳動の際は図6に示すように平行電極601と向かい合うAl電極104のみ電源108と接続された状態とした。平板電極601を前後左右にガラス基板105と平行に移動させながら、実施の形態7と同様にカーボンナノチューブの集合体602を2次元アレイ状に1100x2000個配列させた。図6では途中工程での一部分を示している。
【0058】
このようにして作製した電子放出素子アレイにおける個々のカーボンナノチューブ集合体602の電子放出特性を実施の形態1と同様に評価したところ、素子2000と同じ結果を得た。続いて、真空蒸着またはスパッタにて透明電極202を形成する際Al電極104とは直交する方向に所定のパターンのマスクを使用するかフォトリソグラフ技術によって1100本の電気的に絶縁された矩形の電極パターンとして形成した陽極250に置き換えることによって電子放出型画像表示装置を構成した。Al電極104と透明電極202との間に線順次に直流電圧を印加したところ、蛍光体層203からの発光はモノクロ画像を表示した。カラー画像を表示する場合は、蛍光体薄膜203として1つ1つのカーボンナノチューブ集合体602に対応してR,G,Bを発色する蛍光体を配置させたものを使用すれば良い。
【0059】
また電気泳動装置6000において、平板電極601に実施の形態1〜7において記述した突部を設けても、上記と同様の効果を得ることができる。
【0060】
(実施の形態9)
実施の形態1にて作製した陰極200において、Al電極104上に誘電体スペーサ701およびグリッド電極702を順次積層し、Al電極104とグリッド電極702間に直流電源703を接続して図7に示すような電子放出型発光装置7000を構成した。図に示すように、誘電体スペーサ701およびグリッド電極702は、冷陰極部材205の部分に開口部が形成された構成である。但し、スペーサ701の厚みは0.02〜0.2mmとした。実施の形態1と同様にして直流電源204を使って陰極−陽極間に電圧を印加した。その結果、蛍光体薄膜203が円形で面状に発光するのを確認できた。また、直流電源703の電圧を増減することにより、蛍光体薄膜203の発光の明るさが変化することを確認した。これより冷陰極部材205から放出する電子の数をグリッド電極702によって制御できることが判明した。
【0061】
(実施の形態10)
実施の形態7において、Al電極104上にカーボンナノチューブの集合体502を形成した後、図8に示すように誘電体スペーサ801を積層し、さらにグリッド電極802を形成して電子放出素子アレイ(陰極)800を構成した。誘電体スペーサ801およびグリッド電極802は、冷陰極部材502の部分に開口部が形成された構成であり、グリッド電極802はAl電極104とは直交する方向に所定のパターンのマスクを使用して1100本配列した。ガラス基板201上にベタの透明電極202および蛍光体薄膜203を順次積層して形成した陽極850を電子放出素子アレイ(陰極)800い対向するように配置して画像表示装置8000が構成される。
【0062】
この画像表示装置8000について、実施の形態9と同様に電子放出特性を調べた。その結果、直流電源204によって電圧をAl電極104と透明電極202間に印加すると、蛍光体薄膜203からの発光はモノクロ画像を表示した。また、グリッド電極802とAl電極間に接続した直流電源803の電圧を変化させたところ、蛍光体薄膜203の発光輝度が変化することを確認した。
【0063】
(実施の形態11)
実施の形態8において、Al電極104上にカーボンナノチューブの集合体602を形成した後、実施の形態10と同様にして画像表示装置を構成した。この画像表示装置の電子放出特性を調べたところ、実施の形態10と同じ結果を得た。
【0064】
以上の実施の形態1〜11に於て、懸濁液107の作製にエチルアルコールを使用したが、揮発性を有する有機溶剤、具体的にはメチルアルコール、イソプロピルアルコールなどの低級アルコール、あるいは酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの酢酸エステルや酢酸3メチルブチル(化学式:CHCOOCHCHCH(CH)を主成分とするビークル(東京応化製)を体積比0.01〜30%の割合で混合したものを使用しても同様の効果が得られた。また、このような有機溶剤を使わずに、純水に界面活性剤を混合した液を使用してもよい。さらに、微粒子にはカーボンナノチューブや炭素繊維など炭素を主成分とするものを使用したが、炭素,Si,ホウ素,窒素,酸素などの原子が符合したナノチューブや金属硫化物からなるナノチューブ、Si,SiC,Ge,GaAs,GeNなどの半導体の微粒子、SiO,Siなどの誘電体の微粒子などのような無機物であってもよく、タンパク質や高分子、DNAなどの有機物であってもよい。
【0065】
また、以上の実施の形態1〜11に於て、Al電極104側に正の電圧を印加して泳動を行ったが、負の電圧を印加しても良い。また、交流電圧でも、直流電圧を重畳した交流電圧でも良い。
【0066】
また、以上の実施の形態1〜11に於て、ガラス基板105は、例えば耐熱性ガラス(パイレックスガラス、コーニング#7740、#7059など)や石英基板とする。但し、基板105の構成材料としては他のものも使用可能である。例えば、高分子フィルムや各種セラミックス材料(アルミナなど)、各種ガラスセラミックス(グリーンシート)からなる基板を使用することができる。
【0067】
また、以上の実施の形態1〜11に於て、Al電極104の構成材料もAlに限られるものではなく、微粒子を固着できる軟らかい導電材料(例えば、Au,Ag,Cu,Pt,Mg,Fe,Zn、Sn,Zn,Pb,あるいはこれらの合金あるいは樹脂に導電粒子を分散させたもの)を使用することができる。
【0068】
また、以上の実施の形態1〜11に於て、平板電極103,501,601(突部部分102,301を含む)は、電気泳動後に微粒子がはなれて液中にもどるよう、固着され難い硬質の導電材料で構成されることが望ましい。具体的には、W,Ni,Mo,Cr,ステンレス,ITO、ZnO、SnO、あるいはこれらの合金、または絶縁性基板か上記軟らかい導電材料にこれらの導電材料をコートしたものである。
【0069】
また、以上の実施の形態1〜11に於て、突部102,301の高さは平板電極103、501とAl電極104との距離(以下特に断わらない限り、平板電極とAl電極の距離とは、Al電極と向かい合いかつ、突部を除いた平板電極の平面とAl電極間の距離である)の0.1倍から0.9倍であることが好ましい。0.1倍以下になると微粒子が集中して固着しなくなり、0.9倍以上になると突部102,301とAl電極104間に存在する微粒子が数が少なくなり突部102の周辺部分に微粒子が集中してしまい、微粒子の固着が不均一になってしまうからである。より好ましくは、突部102,301の高さは平板電極103、501とAl電極104との距離の0.3倍から0.6倍である。
【0070】
以上の実施の形態1〜11に於て、突部102先端部分とAl電極104間、突部301の先端部分と平板電極103間および平板電極601とAl電極104間に印加する電界強度の大きさは5×10V/cm以上2×10V/cm以下であることが好ましい。4×10V/cm以下になると微粒子が集中し難くなるとともに泳動時間が長くなり、3×10V/cm以上になると泳動時の電流が不安定になるとともに短絡して異常に大きな電流が流れてしまうからである。また、平板電極103、501とAl電極104との距離および平板電極601とAl電極104との距離は、好ましくは0.2mm以上50mm以下である。何故なら、0.2mm以下の場合は平板電極とAl電極間で短絡しやすく、微粒子の電気泳動が均一になされなくなり、50mmを越える場合は泳動のための印加電圧が高電圧になって実用的でなくなるからである。
【0071】
冷陰極部材を形成後、300℃以上の高温のプロセスを経ることの無い場合には、当然のことながら以上の実施の形態1〜11に於て、Al電極104上にUV照射したSiポリマー膜、例えばポリメチルフェニルシラン膜、あるいは電子放出の安定性を高めるための高抵抗層としてポリイミド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリアミド、ポリ四フッ化エチレン、ポリ三フッ化塩化エチレン、ポリフッ化ビニリデン、六フッ化プロピレンー四フッ化エチレンコポリマー、三フッ化エチレンーフッ化ビニリデンコポリマー、ポリブデン、ポリビニルブチラール、ポリウレタンなどのポリマーを0.01〜1μmの厚みでコートしてもよい。300℃以上の高温のプロセスを経る場合には、これらの高分子材料の代わりに、Si1−x,Si1−x,Si1−x,Ge1−x,Ge1−x,Ge1−x,B1−x,B1−x,Al1−x,Al1−x,Sn1−x(但し、0<x<1)などの無機絶縁物を使用しても良い。
【0072】
実施の形態9〜11における誘電体スペーサ701,801は、ガラスやセラミックス、ガラスセラミックス、上記の高分子材料や無機絶縁物などが使用される。
【0073】
上記のようにして得られた電子放出素子を複数個用意して、それらを、所定の回路構成からの各々へ供給される入力信号に応じて電子を放出するように所定のパターンに配置して電子放出源を構成し、そこから放出された電子に照射されて画像を形成するような位置関係で画像形成部材を配置すれば、画像表示装置が構成される。
【0074】
以上から分かるように、従来手法では、ポリシラン塗布工程(洗浄工程、ポリシラン塗布工程)、UV照射工程(アライメント工程、UV照射工程)が必要であり高コストで有るが、本発明によればこれらの工程は必要なく、低コストで電子放出素子および画像表示装置を作製することが可能となる。
【0075】
【発明の効果】
本発明によれば、カーボンナノチューブなどの微粒子の集合体からなる冷陰極部材を、十分な生産性で2次元アレイ状に配設して、電界放出型電子エミッタとして機能させることができる構成を有する電子放出素子を生産性良く製造することができる。
【0076】
上記のようにして得られた電子放出素子を複数個用意して、それらから放出された電子に照射されて画像を形成する様な位置関係で画像形成部材を配置すれば、画像表示装置が構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における電気泳動装置の構成を模式的に示す図
【図2】本発明の一実施形態における電子放出素子、およびそれを用いて構成される電界放出型発光装置の構成を模式的に示す図
【図3】本発明の別の実施形態における電気泳動装置の構成を模式的に示す図
【図4】本発明の電気泳動装置に使用される突部形状の一例を示す断面図
【図5】本発明の別の実施形態における電気泳動装置の構成を模式的に示す図
【図6】本発明の別の実施形態における電気泳動装置の構成を模式的に示す図
【図7】本発明のある実施形態における電子放出素子を用いて構成される電界放出型発光装置の構成を模式的に示す図
【図8】本発明のある実施形態における電子放出素子を用いて構成される電界放出型画像表示装置の構成を模式的に示す図
【図9】従来技術による電気泳動装置の構成を模式的に示す図
【符号の説明】
101 電気泳動容器
102,301 突部
103,501,601 平板電極
104 Al電極
105 ガラス基板
106 カーボンナノチューブ(微粒子)
107 懸濁液
108 直流電源
200,800 陰極
201 ガラス基板
202 透明電極
203 蛍光体薄膜
204 直流電源
205 冷陰極部材
250,850 陽極
502,602 カーボンナノチューブ集合体
701,801 誘電体スペーサ
702,802 グリッド電極
703,803 直流電源
1000,3000,5000,6000 電気泳動装置
2000,7000 電界放出型発光装置
8000 電界放出型画像表示装置

Claims (9)

  1. 高さが電極間距離の 0 3 倍以上 0 6 倍以下の関係である突部が、少なくともどちらか一方の表面に 1 またはそれ以上の形成されている一対の対向する平行平板電極を用意し、前記平行平板電極間に微粒子を含む懸濁液を満たし、次に、前記平行平板間に電界を印加して前記微粒子を前記突部あるいは前記突部に対向する位置に集中移動させて前記平行平板電極に前記微粒子を付着させ、その後、少なくとも前記微粒子を付着させた平行平板電極を取り出し、それに対向電極を対峙させ、前記微粒子付着させた平行平板電極と前記対向電極間に電界を印加する手段を設けることを特徴とする電子放出素子の製造法。
  2. 前記平行平板電極のうち少なくともどちらか一方が時間経過ともに前記平行平板の面内方向に移動することを特徴とする請求項1に記載の電子放出素子の製造法。
  3. 突部の先端が平になっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子放出素子の製造法
  4. 前記平行平板間の距離が0.2mm以上50mm以下であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電子放出素子の製造法
  5. 前記平行平板間に印加する電界強度が、5×103V/cm以上2×104V/cm以下であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の電子放出素子の製造法
  6. 微粒子が少なくとも炭素を主成分とすることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の電子放出素子の製造法
  7. 微粒子が黒鉛、カーボンナノチューブ、炭素繊維あるいはダイヤモンド粒を含むことを特徴とする請求項に記載の電子放出素子の製造法
  8. 平行平板電極の少なくともどちらか一方の表面にシリコンポリマー膜等の高分子膜が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の電子放出素子の製造法
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の方法で製造された電子放出素子。
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