JP3579030B2 - 除塵装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワーク表面に塗装を良好に施すために塗装工程前にワーク表面から塵埃を除去する除塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車体塗装工程において、車体表面に塗装を施す前に、車体表面から塵埃を除去しておかないと、塗装の際に塗装不良が発生する。これを防ぐために、車体表面に塗装を施す前に、車体表面に付着した塵埃を除塵装置で除去する必要がある。
この除塵装置として、例えば、実開昭62−132776号公報「除塵装置」が知られている。以下、この公報に示す第3図の要部を次図に再掲(但し、符号は振り直す)して除塵装置を詳しく説明する。
【0003】
図13は従来の除塵装置を示す断面図である。除塵装置100は、除塵ブラシ101の上半部をフード102で覆い、フード102の前端部に排気ダクト103を取付け、排気ダクト103の下端に回転ブラシ104を取付け、フード102の後端部にエアブロースリット(エアノズル)105を備える。
【0004】
この除塵装置100で車体表面106から塵埃107・・・(・・・は複数個を示す。)を除去する際には、除塵装置100を矢印aの如く移動させながら、除塵ブラシ101を矢印bの如く回転させ、さらに回転ブラシ104を矢印cの如く回転させるとともにエアノズル105からエアを噴射する。
これにより、車体表面106に付着した塵埃107・・・を回転ブラシ104で予め浮き上がらせ、予め浮き上がらせた塵埃107・・・を除塵ブラシ101で排気ダクト103まで案内する。
【0005】
さらに、除塵ブラシ101で車体表面106を拭き取ることにより、回転ブラシ104で取り残した塵埃107・・・を車体表面106から浮き上がらせ、新たに浮き上がらせた塵埃107・・・をも排気ダクト103まで案内する。
これにより、車体表面106に付着した塵埃107・・・を除去することができる。
【0006】
加えて、エアノズル105からエアを噴射することで、車体表面106から浮き上がらせた塵埃107・・・が除塵ブラシ101の外側に逃げることを防ぐ。これにより、車体表面106から塵埃107・・・を除去することができるので、塗装工程において塗装不良の発生を防ぐことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の除塵装置100は除塵ブラシ101に加えて回転ブラシ104を備えているので、除塵ブラシ101の駆動手段と回転ブラシ104の駆動手段との2系統の駆動手段が必要になる。
このように、除塵ブラシ101の他に回転ブラシ104が必要になり、さらに回転ブラシ104の駆動手段をも備えることで除塵装置100の構成が複雑になり設備費が嵩む。
【0008】
また、除塵処理をおこなう自動車の車体表面106は凸状角部や凹状角部があり、例えば、除塵装置100を車体表面106の凹状角部に向って移動する際に、回転ブラシ104が凹状角部に到達すると、除塵装置100はその位置から前方に移動することができない。よって、車体表面106の凹状角部を除塵ブラシ101で拭うことはできない。
【0009】
このように、従来の除塵装置では、除塵ブラシ101と回転ブラシ104との2個のブラシを車体表面106に確実に接触させることが難しく、車体表面106から塵埃107・・・を効率よく除去することはできない。
ところで、図13に示す除塵装置100は塵埃107・・・を排出するために、フード102に複数本の排気ダクト103・・・を備える。この排気ダクト103・・・の通常の取付け例を次図で説明する。
なお、次図に示す除塵装置は、例えば特開平5−169038号公報「ワイプ装置」の図5にも示されている。
【0010】
図14は従来の除塵装置の断面図を示す。通常の除塵装置100は、フード102に一定間隔をおいて複数の排気ダクト103・・・を備える。複数の排気ダクト103・・・に矢印dの如く吸引力を作用させることにより、フード102内の塵埃107・・・を矢印の如く排気ダクト103・・・に吸込む。
【0011】
この際に、排気ダクト103と排気ダクト103との間の空間108・・・からエアを吸込むことが難しく、これらの空間108・・・に溜まった塵埃107・・・を排気ダクト103・・・から排出することができない。
よって、これらの空間108・・・に溜まった塵埃107・・・は除塵ブラシ101で車体表面106に戻されることになり、そのことが車体表面106から塵埃107・・・を効率よく除去する妨げになる。
【0012】
そこで、本発明の目的は、簡単な構成でワーク表面から除塵を効率よく除去することができる除塵装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、ワーク表面に略平行に回転ブラシを配置し、この回転ブラシの上半部を一対の側面が円弧部で前端部、後端部が直線部である半割り円筒形のフードで覆い、このフードに排気ダクトを取付け、前記ワーク表面に沿ってフードとともに回転ブラシを移動することによりワーク表面から塵埃を除去する除塵装置において、前記フードの前端部の直線部に沿って、前記回転ブラシ近傍のワーク表面に向けてエアを噴射する前側エアノズルを配置し、前記フードの後端部の直線部に沿って、前記回転ブラシ近傍のワーク表面に向けてエアを噴射する後側エアノズルを配置したことを特徴とする。
【0014】
フードの後端部に後側エアノズルを備え、加えてフードの前端部にも前側エアノズルを備えた。この前側エアノズルからエアを噴射することにより、回転ブラシの前側にエアカーテンを形成することができる。
このエアカーテンで回転ブラシの前側から塵埃が拡散することを防ぐことができるので、従来技術のように回転ブラシの前方にもう一つの回転ブラシを備える必要はない。
【0015】
加えて、前側エアノズルで回転ブラシ近傍のワーク表面にエアを噴射することで、回転ブラシでワーク表面を拭き取る前に、ワーク表面に付着した塵埃をワーク表面から浮き上がらせることができる。これにより、ワーク表面の塵埃を回転ブラシで効率よく拭き取ることができる。
【0016】
また、請求項1は、回転ブラシを回転することにより発生する風速V1と、後側エアノズルからエアを噴射することにより発生する風速V2とを合せた風速V3が下向きになるように構成したことを特徴とする。
【0017】
風速V3が回転ブラシに対して外側を向く場合や、内側を向く場合には、ワーク表面から塵埃を効率よく除去することは難しい。
そこで、風速V3を下向きにすることで、ワーク表面から塵埃を効率よく除去する。
【0018】
請求項2は、風速V1を1.7m/sにするとともに、前記後側エアノズルの前方に向けた傾斜角を20〜25゜とし、後側エアノズルの傾斜角が20゜のとき、前記風速V2を5.0m/sとし、後側エアノズルの傾斜角が25゜のとき、前記風速V2を4.2m/sとすることにより、前記風速V3を下向きにしたことを特徴とする。
【0019】
風速V2が5.0m/sを越えると、風速V2が高過ぎて塵埃が拡散してしまう虞れがある。そこで、風速V2が5.0m/sを越えないようにすることにより、塵埃の拡散を防止するようにした。
【0020】
一方、風速V2が4.2m/s未満になると、風速V2が低過ぎてワーク表面から塵埃を良好に吹き飛ばすことができない。そこで、風速V2を4.2m/s以上にすることにより、ワーク表面から塵埃を良好に吹き飛ばすようにした。
【0022】
後側エアノズルの前傾角が20゜未満になると、エアノズルの前傾角が小さすぎて、エアノズルからエアを噴射しても、回転ブラシの回転により発生した風速を、エアノズルから噴射したエアで遮ることはできない。このため、ワーク表面から浮き上がった塵埃が、エアノズルから噴射したエアを通過して拡散してしまい、塵埃を効率よく排出することはできない。
そこで、後側エアノズルの前傾角を20゜以上に設定して、回転ブラシの回転により発生した風速を遮るようにし、塵埃の拡散を防いで塵埃を効率よく排出するようにした。
【0023】
また、後側エアノズルの前傾角が25゜を越えると、エアノズルの前傾角が大きすぎて、エアノズルから噴射したエアが回転ブラシ側に入り込んで、ワーク表面から浮き上がった塵埃を排気ダクトに導く妨げになる。このため、ワーク表面から浮き上がった塵埃を効率よく排気ダクトに導入することができない。
そこで、後側エアノズルの前傾角を25゜以下に設定して、後側エアノズルからの噴射エアが回転ブラシ側に入り込むことを防ぎ、塵埃を効率よく排気ダクトに導くようにした。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る除塵装置の斜視図であり、図2は本発明に係る除塵装置の側面図である。
除塵装置10は、ワーク表面11に略平行に回転ブラシ12を配置し、この回転ブラシ12の上半部12aを一対の側面が円弧部で前端部15a、後端部15bが直線部である半割り円筒形のフード15で覆い、このフード15に排気ダクト20・・・を取付け、ワーク表面11に沿ってフード15及び回転ブラシ12を移動することによりワーク表面11から塵埃を除去するものである。
【0025】
この除塵装置10は、フード15の前端部15aの直線部に沿って、回転ブラシ12近傍のワーク表面11に向けてエアを噴射する前側エアノズル25を配置し、フード15の後端部15bの直線部に沿って、回転ブラシ12近傍のワーク表面11に向けてエアを噴射する後側エアノズル30を配置した。
【0026】
ワーク表面11は、一例として自動車のボディ表面が該当する。
回転ブラシ12は、フード15に回転軸13を回転自在に取付け、この回転軸13の周囲に複数のブラシ14・・・を植設したものである。なお、フード15に回転軸13を取付ける方法については図3で詳しく説明する。
【0027】
排気ダクト20・・・は、フード15の後端部15bにテーパ部材21・・・を介して接続し、連通管22を介してポンプ23に連通したものである。このテーパ部材21は、フード15側の部位(大開口部)21aが大面積で排気ダクト20側の部位(小開口部)21bが小面積となるように形成した部材である。
【0028】
また、テーパ部材21をフード15の後端部15bに取付けることにより、テーパ部材21の大開口部21aをワーク表面11に近づけることができる。これにより、ワーク表面11から除去した塵埃35・・・を回転ブラシ12で大開口部21aまで効率よく導くことができる。
よって、テーパ部材21の大開口部21aから塵埃35・・・を良好に排出することができるので、塵埃35・・・の除去率を高めることができる。
【0029】
前側エアノズル25は、フード15の前端部15aに支持ロッド26,26(奥側は図示しない)を介してエア供給管27aをフード15に平行に取付け、このエア供給管27に複数の前ノズル28・・・(左側の1個のみを図示する)を取付け、このエア供給管27aにエア供給ホース27bを介してエア供給源29を連結したものである。
【0030】
後側エアノズル30は、フード15の後端部15bに支持ロッド31,31を介してエア供給管32aをフード15に平行に取付け、このエア供給管32aに複数の後ノズル33・・・を取付け、このエア供給管32aにエア供給ホース32bを介してエア供給源29を連結したものである。
【0031】
除塵装置10によれば、図2に示すように回転ブラシ12を駆動手段(図示しない)で矢印▲1▼の如く回転することができ、さらに図示しない移動手段でワーク表面11に沿って矢印▲2▼の如く移動することができる。
同時に、エア供給源29を駆動することにより、前後側のエアノズル25,30からエアを噴射することができる。
これにより、回転ブラシ12でワーク表面11を拭き取りながら前後側のエアノズル25,30からエアをワーク表面11に噴射することができ、ワーク表面11から塵埃を除去することができる。
【0032】
特に、除塵装置10によれば、フード15の前端部15aに前側エアノズル25を備えて、前側エアノズル25からエアを噴射することで回転ブラシ12の前側にエアカーテンを形成することができる。
よって、回転ブラシ12の前側から塵埃35・・・が拡散することをエアカーテンで防ぐことができるので、従来技術のようにフードの前方に回転ブラシを設ける必要がない。このため、除塵装置10の簡素化を図ることができる。
【0033】
加えて、前側エアノズル25で回転ブラシ12近傍のワーク表面11にエアを噴射することで、回転ブラシ12でワーク表面11を拭き取る前に、ワーク表面11に付着した塵埃35・・・をワーク表面11から浮き上がらせることができる。これにより、ワーク表面11の塵埃35・・・を回転ブラシ12で効率よく拭き取ることができる。
【0034】
図3は図2の3−3線断面図であり、フード15の左右の側壁15c,15dにそれぞれ軸受16,16を取付け、各々の軸受16,16に回転ブラシ12の回転軸13の両端部を回転自在に取付け、この回転軸13の周囲に複数のブラシ14・・・を植設し、フード15の後端部15bに排気ダクト20・・・をテーパ部材21・・・を介して接続した状態を示す。
この回転軸13は、図示しない回転手段で矢印の如く回転する用に構成したものである。
【0035】
フード15の後端部15bには3個の開口18・・・を隣接させて形成し、これらの開口18・・・をテーパ部材21・・・の大開口部21a・・・より一回り小さく形成し、これらの開口18・・・をそれぞれテーパ部材21・・・の大開口部21a・・・で覆い、テーパ部材21・・・の小開口部21b・・・にそれぞれ排気ダクト20・・・を連結する。
テーパ部材21は、フード15側の大開口部21aの開口を小開口部21bと比較して大きく形成することにより、大開口部21aから小開口部21bに向けて流路が漸次小さくなるようにテーパ状に形成されている。
【0036】
次に、図4及び表1に基づいて回転ブラシの回転数と風速との関係や、回転ブラシの回転数と除塵除去率との関係について説明する。
図4は本発明に係る除塵装置でワーク表面の塵埃を除去する例を示す説明図である。
回転ブラシ12を矢印▲1▼の如く回転することにより、ワーク表面11側に矢印の如く風速V1が発生する。ここで、回転ブラシ12の回転により発生する風速V1が高くなると、発生した風速V1で塵埃35・・・が拡散されてしまうことが考えられ、風速V1は低く抑えることが好ましい。
【0037】
このため、回転ブラシ12の回転数と風速V1との関係や、回転ブラシ12の回転数と除塵除去率との関係を求め、これらの関係から好適な回転ブラシ12の回転数を決めることは塵埃35・・・を良好に除去する上で重要である。
以下、回転ブラシ12の回転により発生する風速V1と塵埃除去率との関係を比較例1〜比較例2及び実施例1〜実施例5のテスト結果に基づいて説明する。なお、それぞれのテストは前後のエアノズル25,30からのエアの噴射を停止した状態で、回転ブラシ12を回転させ、回転ブラシ12のみの塵埃除去率を確認した。
【0038】
【表1】
Figure 0003579030
【0039】
表1に示すように、比較例1は、回転ブラシ12を110rpm(1分間の回転数)で回転したものである。比較例1によれば、ワーク表面11から塵埃35・・・を除去する際の塵埃除去率は30%であり、そのとき発生する風速V1は0.4m/sである。
実施例1は、回転ブラシ12を130rpmで回転したものである。実施例1によれば、ワーク表面11から塵埃35・・・を除去する際の塵埃除去率は40%であり、そのとき発生する風速V1は0.6m/sである。
【0040】
実施例2は、回転ブラシ12を140rpmで回転したものである。実施例2によれば、ワーク表面11から塵埃35・・・を除去する際の塵埃除去率は40%であり、そのとき発生する風速V1は0.8m/sである。
実施例3は、回転ブラシ12を150rpmで回転したものである。実施例3によれば、ワーク表面11から塵埃35・・・を除去する際の塵埃除去率は40%であり、そのとき発生する風速V1は1.5m/sである。
【0041】
実施例4は、回転ブラシ12を160rpmで回転したものである。実施例4によれば、ワーク表面11から塵埃35・・・を除去する際の塵埃除去率は45%であり、そのとき発生する風速V1は1.6m/sである。
実施例5は、回転ブラシ12を170rpmで回転したものである。実施例5によれば、ワーク表面11から塵埃35・・・を除去する際の塵埃除去率は50%であり、そのとき発生する風速V1は1.7m/sである。
【0042】
比較例2は、回転ブラシ12を180rpmで回転したものである。比較例2によれば、ワーク表面11から塵埃35・・・を除去する際の塵埃除去率は50%であり、そのとき発生する風速V1は1.9m/sである。
【0043】
比較例1及び実施例1〜実施例5のテスト結果による評価は、塵埃除去率のしきい値を40%とし、塵埃除去率が40%以上のものを○とし、40%未満のものを×とした。
このため、比較例1の評価は×であり、実施例1〜実施例5の評価は○である。
【0044】
ここで、比較例2は塵埃除去率が40%以上なので、評価は○になるはずであるが、実施例5と比較例2とを比較すると、塵埃除去率は50%と同じである。しかし、比較例2は実施例5と比較すると回転ブラシ12の回転数が増しており、消費エネルギは増大する。
すなわち、回転ブラシ12の回転数が毎分170回転を越えると、回転ブラシ12の回転数が増すために消費エネルギが増大するが、塵埃除去率は170回転の場合と比較して向上しない。そこで、比較例2の評価を×とした。
【0045】
表1から、回転ブラシ12の回転数を130rpm以上に設定することで、塵埃35・・・を良好に除去することができることが判る。
この理由は、回転ブラシ12の回転数が毎分130回転未満になると、回転ブラシ12の回転が低すぎてワーク表面11から塵埃35・・・を効率よく除去することができないからである。
【0046】
ここで、上述したように、実施例5及び比較例2の塵埃除去率は共に50%であり、回転ブラシ12の回転数を170rpmより高くしても、塵埃除去率は50%より向上しないことが判る。
そこで、回転ブラシ12を回転するための消費エネルギの増加を抑えるために回転ブラシ12の回転数を170rpm以下に抑えることにした。
以上述べた理由から、回転ブラシ12の回転数を130〜170rpmに設定した。
【0047】
次に、図4及び図5に基づいて前・後側のエアノズル25,30からエアを噴射した際に発生する風速V2と、エアの噴射でワーク表面11から塵埃35・・・を吹き飛ばすことができる塵埃除去率との関係について説明する。
図4に戻って、前側エアノズル25からエアを噴射し、噴射したエアを回転ブラシ12近傍のワーク表面11に吹き付けることで矢印の如く風速V2が発生する。また、後側エアノズル30からエアを噴射し、噴射したエアを回転ブラシ12近傍のワーク表面11に吹き付けることで、前側エアノズル25と同様に矢印の如く風速V2が発生する。
なお、この際に、回転ブラシ12は170rpmで回転されている。
【0048】
図5は本発明に係る除塵装置の前・後のエアノズルからエアを噴射した際に発生する風速と塵埃除去率との関係を示すグラフである。なお、このグラフは縦軸に塵埃除去率(%)を示し、横軸に風速V2(m/s)を示す。
実線で示すグラフg1は、ナイロンや綿の繊維をワーク表面11から除去する例を示したグラフである。グラフg1によれば、前・後側のエアノズル25,30から噴射したエアにより発生する風速V2が3m/sのとき、ワーク表面11からの塵埃除去率は98%であり、風速V2が5m/sのとき、ワーク表面11からの塵埃除去率は100%である。
【0049】
二点鎖線で示すグラフg2は、シーラ粉や研ぎ粉の粉体をワーク表面11から除去する例を示したグラフである。グラフg2によれば、前・後側のエアノズル25,30から噴射したエアにより発生する風速V2が3m/sのとき、ワーク表面11からの塵埃除去率は90%であり、風速V2が5m/sのとき、ワーク表面からの塵埃除去率は100%である。
【0050】
グラフg1、g2より、風速V2が5m/sになるように、前・後側のエアノズル25,30からエアを噴射させることにより、ナイロンや綿の繊維あるいはシーラ粉や研ぎ粉の粉体(塵埃)をワーク表面11から良好に吹き飛ばして除去することができることが判る。よって、前・後側のエアノズル25,30から、風速V2が5m/sになるようエアを噴射させるように設定した。
【0051】
ここで、ワーク表面11から塵埃35・・・を良好に吹き飛ばすことを考慮した場合には、風速V2が5m/sを越えても差し支えないように思えるが、風速V2が高過ぎると風速V2で塵埃35・・・が拡散してしまう虞れがある、そこで、風速V2の上限を5m/sに設定した。
【0052】
次に、図6及び図7に基づいて前・後のエアノズルの噴射角の設定方法を説明する。
図6は本発明に係る除塵装置の側面図を示す。
回転ブラシ12を矢印▲1▼の如く回転することにより風速V1が発生し、後側エアノズル30からエアを噴射することにより風速V2が発生する。風速V1及び風速V2を合せた風速はV3となる。風速V3は、図示のように鉛直線上に沿って下向きに働くことが好ましい。この理由を次図で説明する。
【0053】
図7は(a),(b)は本発明に係る除塵装置の回転ブラシの回転により発生した風速と後側エアノズルからのエアの噴射により発生した風速との関係を示す説明図である。
(a)に示すように、後側エアノズル30からのエアの噴射により発生した風速V2の傾斜角θ1を小さくし過ぎると、風速V3は回転ブラシ12に対して外側を向く。このことから、風速V2の傾斜角θ1を小さくし過ぎると、回転ブラシの回転により発生した風速V1を風速V2で遮ることができないことが判る。このように、風速V1を風速V2で遮ることができない場合には、ワーク表面11から除去した塵埃35・・・が回転ブラシ12の外側に拡散してしまうことが考えられ、塵埃35・・・を効率よく除去することは難しい。
【0054】
(b)に示すように、後側エアノズル30からのエアの噴射により発生した風速V2の傾斜角θ1を大きくし過ぎると、風速V3は回転ブラシ12に対して内側を向く。このことから、風速V2の傾斜角θ1を大きくし過ぎると、後側エアノズル30からのエアの噴射により発生した風速V2が回転ブラシ12側に侵入することができないことが判る。
このように、風速V2が回転ブラシ12側に侵入する場合には、ワーク表面11から除去した塵埃35・・・が風速V2で拡散することが考えられるので、塵埃35・・・を効率よく除去することは難しい。
【0055】
これにより、風速V1及び風速V2を合せた風速V3を鉛直に下向きになるように、すなわち風速V3が水平面に対する角度фが90゜になるようにすることで、ワーク表面11から除去した塵埃35・・・を効率よく除去することができることが判る。
【0056】
ここで、風速V2が水平面に対する角度をθとすると、
角度фと角度θとの間には次の関係が成立する。
ф=tan−1{V2×sinθ/(V1−V2cosθ)}>90゜…(1)
式(1)において、角度θを70゜、風速V1を1.7m/s(表1参照)と仮定し、風速V2の値を0.2〜6.2m/sの範囲で変化させると、角度фは図8のグラフに示すように変化する。
次図に式(1)から求めた、風速V2と角度фとの関係を示す。
【0057】
図8は本発明に係る除塵装置の後側エアノズルからエアを噴射した際に発生する風速V2と風速V3の角度фとの関係を示すグラフである。なお、縦軸は風速V3の角度фを示し、横軸は風速V2を示す。
グラフg3に示すように、風速V2が4.8m/sのとき角度фは89.3゜になり、風速V2が5.0m/sのとき角度фは−89.9゜になる。
角度фが89.3゜の状態は、図7(a)のように風速V3が+側にあり、かつ鉛直に近い状態を示す。
一方、角度фが−89.9゜の状態は、図7(b)のように風速V3が−側にあり、かつ鉛直に近い状態を示す。
【0058】
すなわち、回転ブラシ12の回転により発生する風速V1を、後側エアノズル30からエアを噴射した際に発生する風速V2で遮るためには、後側エアノズル30の角度θを70゜にし、その時の風速V2を5m/sに設定することで可能になることが判る。
ここで、角度θと後側エアノズル30の傾斜角θ1との関係は、θ=90゜−θ1が成立するので、後側エアノズル30の傾斜角θ1は20゜となる。
【0059】
図9は本発明に係る除塵装置の後側エアノズルからエアを噴射した際に発生する風速V2と風速V3の角度фとの関係を示すグラフである。なお、縦軸は風速V3の角度фを示し、横軸は風速V2を示す。
式(1)において、角度θを65゜、風速V1を1.7m/s(表1参照)と仮定し、風速V2の値を0.2〜6.2m/sの範囲で変化させると、角度фはグラフ4に示すように変化する。
【0060】
グラフg4に示すように、風速V2が4.0m/sのとき角度фは89.8゜になり、風速V2が4.2m/sのとき角度фは−88.9゜になる。
角度фが89.8゜の状態は、図7(a)のように風速V3が+側にあり、かつ鉛直に近い状態を示す。
一方、角度фが−88.9゜の状態は、図7(b)のように風速V3が−側にあり、かつ鉛直に近い状態を示す。
【0061】
すなわち、後側エアノズル30の角度θを65゜にすれば、すなわち後側エアノズル30の傾斜角を、図9の状態から5゜大きくすれば、その時の風速V2を4.2m/sに設定しても、回転ブラシ12の回転により発生する風速V1を、後側エアノズル30から噴射するエアで遮ることができることが判る。
ここで、角度θと後側エアノズル30の傾斜角θ1との関係は、
θ=90゜−θ1
が成立するので、後側エアノズル30の傾斜角θ1は25゜となる。
【0062】
図8及び図9のグラフで説明したように、後側エアノズル12の傾斜角θ1が20゜のときには、後側エアノズル30からエアを噴射することにより発生する風速V2を5.0m/sに設定すればよく、後側エアノズル30の傾斜角θ1が25゜のときには、後側エアノズル30からエアを噴射することにより発生する風速V2を4.2m/sに設定すればよい。
【0063】
図5に戻って、グラフg1、g2によれば、ワーク表面11から塵埃35・・・を100%吹き飛ばすためには風速V2を5.0m/sに設定する必要があるが、風速V2を4.2m/sに抑えてもワーク表面11から塵埃35・・・を略100%吹き飛ばすことができる。
以上の理由から、後側エアノズル30の傾斜角を前方に向けて20〜25゜傾斜させるように構成した。
【0064】
すなわち、後側エアノズル30の傾斜角θ1が20゜未満になると、回転ブラシ12の回転により発生した風速V1を遮るために、風速V2を5.0m/sを越えた値に設定する必要がある。風速V2が5.0m/sを越えると、風速V2が高過ぎて塵埃が拡散してしまう虞れがある。
そこで、後側エアノズル30の傾斜角を20゜以上に設定して、風速V2が5.0m/sを越えないようにすることにより、塵埃35・・・の拡散を防止するようにした。
【0065】
一方、後側エアノズル30の傾斜角θ1が25゜を越えると、風速V2を4.2m/s未満に低く抑える必要がある。風速V2が4.2m/s未満になると、図5にグラフに示すように風速V2が低過ぎてワーク表面11から塵埃35・・・を良好に吹き飛ばすことができない。
【0066】
さらに、後側エアノズル30の傾斜角θ1が25゜を越えた状態で、風速V2を5m/sに設定すると後側エアノズル30から噴射したエアが回転ブラシ12側に入り込んで、ワーク表面11から浮き上がった塵埃35・・・が拡散する。このため、ワーク表面11から浮き上がった塵埃35・・・を効率よく排気ダクト20に導入することができない。
【0067】
そこで、後側エアノズル30の傾斜角を25゜を越えないように設定して、風速V2を4.2m/s以上にすることにより、ワーク表面11から塵埃35・・・を良好に吹き飛ばすことができるようにした。
【0068】
次に、フード15内の塵埃35・・・を排気ダクト20に吸込む例を図10〜図11、及び表2に基づいて説明する。
図10は本発明に係る除塵装置の作用を説明する断面図である。
回転ブラシ12を矢印▲1▼の如く回転することにより回転ブラシ12でワーク表面11から塵埃35・・・を拭き取る。拭き取られた塵埃35・・・は回転ブラシ12で排気ダクト20・・・側に搬送される。
【0069】
回転ブラシ12を回転するとともに、ポンプ23を駆動してフード15内の塵埃35・・・を矢印▲3▼の如くテーパ部材21・・・を介して排気ダクト20・・・に吸込み、吸込んだ塵埃35・・・を排気ダクト20・・・に沿って矢印▲4▼の如く連通管22に導いて連通管22から排出する。
テーパ部材21の大開口部21aを大面積となるように形成したので、フード15内の塵埃35・・・を効率よくテーパ部材21を介して排気ダクト20に吸込むことができる。
【0070】
図11(a),(b)はフード内の塵埃を排気ダクトに吸込む状態を説明するグラフであり、(a)は従来技術を比較例3として示し、(b)は実施の形態を実施例6として示したものである。なお、(a)及び(b)において縦軸は圧力を示し、横軸は位置を示す。
【0071】
(a)において、排気ダクト103・・・に矢印の如く吸込力を作用させることによりフード102内の塵埃を排気ダクト103・・・に吸込む。しかしながら、排気ダクト103・・・の開口断面S1が小さいので、排気ダクト103・・・に矢印の如く吸込力を作用させても、排気ダクト103から離れた排気ダクト103と排気ダクト103との間の位置(P1、P3、P5、P7)に澱みが発生してしまう。
【0072】
【表2】
Figure 0003579030
【0073】
すなわち、排気ダクト103・・・に吸込み力を作用させた場合、位置P1〜P7の風速は、表2に示すように、位置P1において1.1m/s、位置P2において2.5m/s、位置P3において1.3m/s、位置P4において2.7m/s、位置P5において1.0m/s、位置P6において2.3m/s、位置P7において1.0m/sである。
【0074】
比較例3によれば、排気ダクト103・・・の下方の位置(P2、P4、P6)の風速を比較的高くすることができるが、排気ダクト103・・・から離れた位置(P1、P3、P5、P7)の風速は低い。
このため、位置(P1、P3、P5、P7)に澱みが発生してしまい、位置(P1、P3、P5、P7)に塵埃を吸込むことができない。従って、比較例3の評価は×である。
【0075】
以上説明した内容を図11(a)のグラフg5で再説すると、位置(P1、P3、P5、P7)の風速が低いので、位置(P1、P3、P5、P7)において吸込み圧力を高くすることはできない。よって、位置(P1、P3、P5、P7)に浮遊している塵埃を排気ダクト内に吸込むことはできない。
【0076】
このため、位置(P1、P3、P5、P7)に塵埃が残ってしまい、位置(P1、P3、P5、P7)に残った塵埃は除塵ブラシでワーク表面に戻される。これにより、ワーク表面に塵埃が再付着することになり、ワーク表面から塵埃を効率よく除去することはできない。
【0077】
(b)において、排気ダクト20・・・に矢印の如く吸込力を作用させることによりフード内の塵埃を排気ダクト20・・・に吸込む。テーパ部材21の大開口部21aを大面積S2となるように形成したので、フード15内に浮遊している塵埃35・・・をテーパ部材21・・・を介して排気ダクト20・・・に効率よく吸込むことができる。
【0078】
すなわち、排気ダクト20・・・に吸込み力を作用させた場合、位置P1〜P7の風速は、表2に示すように、位置P1において2.3m/s、位置P2において2.5m/s、位置P3において2.4m/s、位置P4において2.7m/s、位置P5において2.3m/s、位置P6において2.6m/s、位置P7において2.3m/sである。
【0079】
実施例6によれば、フード15内の全域{位置(P1〜P7)}において風速を略一定に高めることができる。このため、位置(P1〜P7)から略均一に塵埃を吸込むことができるので、ワーク表面11の除塵効率を高めることができる。従って、実施例6の評価は○である。
【0080】
以上説明した内容を図11(b)のグラフg6で再説すると、位置(P1〜P7)に渡って風速を高く保つことができるので、位置(P1〜P7)において吸込み圧力を均一に高くすることができる。
このため、位置(P1〜P7)の全域から排気ダクト内に塵埃を均一い吸込むことができるので、ワーク表面11から塵埃を効率よく除去することができる。
【0081】
次に、除塵装置の塵埃除去能力について図12及び表3に基づいて説明する。図12は本発明に係る除塵装置の除去能力をテストするために準備したワークを示す斜視図である。
テスト条件は以下の通りである。
ワークは、一例として自動車の車体を使用する。ワーク表面11のテスト領域を15の区画Z1〜区画Z15に分け、除塵装置で除塵をおこなう前にワーク表面11に塵埃を載せ、それぞれの区画Z1〜区画Z15内に存在する塵埃の数をカウントする。
塵埃の数をカウントした後、除塵装置でワーク表面11の除塵を除去する。
除塵装置の駆動条件は以下の通りである。
除塵装置と対象物(自動車ボディ)との相対速度:5.1〜5.7m/min
回転ブラシの回転数:170rpm
回転ブラシの回転により発生する風速V1:1.7m/s
後・前のエアノズルのエア噴射により発生する風速V2:5.0m/s
除塵装置による除塵処理完了後、それぞれの区画Z1〜区画Z15内に残存する塵埃の数をカウントし、カウントした値を除塵処理前のカウント値と比較して塵埃除去効率を求め、その結果を表3に示す。
【0082】
【表3】
Figure 0003579030
【0083】
表3に示すように、除塵処理前の区画Z1〜区画Z15に存在した塵埃の数は、区画Z1において168個、区画Z2において189個、区画Z3において174個、区画Z4において145個、区画Z5において124個、区画Z6において135個、区画Z7において89個、区画Z8において81個、区画Z9において108個、区画Z10において148個、区画Z11において189個、区画Z12において168個、区画Z13において159個、区画Z14において124個、区画Z15において172個であり、区画Z1〜Z15の塵埃の数の累計は2173であった。
【0084】
これに対して、除塵処理後の区画Z1〜区画Z15に存在した塵埃の数は、区画Z1において4個、区画Z2において1個、区画Z3において5個、区画Z4において4個、区画Z5において1個、区画Z6において1個、区画Z7において2個、区画Z8において2個、区画Z9において3個、区画Z10において2個、区画Z11において1個、区画Z12において1個、区画Z13において1個、区画Z14において1個、区画Z15において1個であり、それぞれの区画Z1〜Z15の塵埃の数の累計は30であった。
【0085】
テストの結果、除塵処理前の塵埃数の累計が2173個に対して、除塵処理後の塵埃数の累計は30個まで減少した。よって、塵埃除去効率は
{(2173−30)/2173}×100=98.6%
であり、区画Z1〜区画Z15において殆どの塵埃を除去することができることが判る。
ここで、経験上から除塵除去率が90%以上であれば塗装不良が発生しないとの見通しから、塵埃除去率を98.6%まで高めることができたので評価は○である。
【0086】
次に、除塵装置に備えた前後側のエアノズルの効用を表4に基づいて説明する。表4において、比較例4は、回転ブラシに前・後のエアノズルを備えない除塵装置、比較例5は、回転ブラシに前側エアノズルのみを備えた除塵装置、実施例7は、回転ブラシに前・後のエアノズル25,30を備えた除塵装置10である。
これら比較例4,5及び実施例7を準備し、それぞれの装置で除塵テストを実施した。
【0087】
除塵テスト方法は、表3で説明した方法と同様に、実車ボディの表面を複数個の区画に仕切り、それぞれの区画において除去処理前の塵埃数と除去処理後の塵埃数をそれぞれ区画毎にカウントし、カウントした値を累計し、除去処理前の累計塵埃数Aと除去処理後の累計塵埃数Bとから、塵埃除去率{(A−B)/A}を求めた。
【0088】
その結果を表4に示す。なお、除塵テストの評価は、除塵除去率が90%以上であれば塗装不良が発生しないとの見通しから、除塵除去率のしきい値を90%とし、除塵除去率が90%以上であれば○、除塵除去率が90%未満であれば×とした。
【0089】
【表4】
Figure 0003579030
【0090】
表4に示すように、比較例4は、塵埃除去率が50.2%である。塵埃除去率が、しきい値90%未満であるため比較例4の評価は×である。
比較例5は、塵埃除去率が80%である。塵埃除去率が、しきい値90%未満であるため比較例5の評価は×である。
実施例7は、塵埃除去率が98.6%である。塵埃除去率が、しきい値90%以上であるため実施例7の評価は○である。
このように、実施例7は、前・後側のエアノズル25,30を備えることで、塵埃除去率を十分に高めることができる。
【0091】
なお、前記実施形態では、ワーク表面11として自動車のボディ表面を例に説明したが、これに限らないで、その他のワーク表面に適用することも可能である。
また、前記実施形態では、除塵装置10をフード15の前端部15aを前向きに移動する例について説明したが、これに限らないで、フード15の後端部15bを前向きにした状態で除塵装置10を移動することも可能である。
【0092】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、フードの後端部に後側エアノズルを備え、加えてフードの前端部にも前側エアノズルを備えた。この前側エアノズルからエアを噴射することにより、回転ブラシの前側にエアカーテンを形成することができる。
このエアカーテンで回転ブラシの前側から塵埃が拡散することを防ぐことができるので、従来技術のように回転ブラシの前方にもう一つの回転ブラシを備える必要がなく、除塵装置の簡素化を図ることができる。
【0093】
加えて、前側エアノズルで回転ブラシ近傍のワーク表面にエアを噴射することで、回転ブラシでワーク表面を拭き取る前に、ワーク表面に付着した塵埃をワーク表面から浮き上がらせることができる。これにより、ワーク表面の塵埃を回転ブラシで効率よく拭き取ることができるので、ワーク表面から塵埃を効率よく除去することができる。
【0094】
さらに、風速V3が回転ブラシに対して外側を向く場合や、内側を向く場合には、ワーク表面から塵埃を効率よく除去することは難しい。
そこで、風速V3を下向きにすることで、ワーク表面から塵埃を効率よく除去する。
【0095】
請求項は、風速V2が5.0m/sを越えると、風速V2が高過ぎて塵埃が拡散してしまう虞れがある。そこで、風速V2が5.0m/sを越えないようにすることにより、塵埃の拡散を防止するようにした。
一方、風速V2が4.2m/s未満になると、風速V2が低過ぎてワーク表面から塵埃を良好に吹き飛ばすことができない。そこで、風速V2を4.2m/s以上にすることにより、ワーク表面から塵埃を良好に吹き飛ばすようにした。
【0096】
さらに、後側エアノズルを前方に向けて20〜25゜傾斜させた。
後側エアノズルの前傾角を20゜以上に設定することにより、回転ブラシの回転により発生した風速を遮るようにし、塵埃の拡散を防いで塵埃を効率よく排出することができる。
また、後側エアノズルの前傾角を25゜以下に設定することにより、後側エアノズルからの噴射エアが回転ブラシ側に入り込むことを防ぎ、塵埃を効率よく排気ダクトに導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る除塵装置の斜視図
【図2】本発明に係る除塵装置の側面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】本発明に係る除塵装置でワーク表面の塵埃を除去する例を示す説明図
【図5】本発明に係る除塵装置の前・後のエアノズルからエアを噴射した際に発生する風速と塵埃除去率との関係を示すグラフ
【図6】本発明に係る除塵装置の側面図
【図7】本発明に係る除塵装置の回転ブラシの回転により発生した風速と後側エアノズルからのエアの噴射により発生した風速との関係を示す説明図
【図8】本発明に係る除塵装置の後側エアノズルからエアを噴射した際に発生する風速V2と風速V3の角度фとの関係を示すグラフ
【図9】本発明に係る除塵装置の後側エアノズルからエアを噴射した際に発生する風速V2と風速V3の角度фとの関係を示すグラフ
【図10】本発明に係る除塵装置の作用を説明する断面図
【図11】フード内の塵埃を排気ダクトに吸込む状態を説明するグラフ
【図12】本発明に係る除塵装置の除去能力をテストするために準備したワークを示す斜視図
【図13】従来の除塵装置を示す断面図
【図14】従来の除塵装置の断面図
【符号の説明】
10…除塵装置、11…ワーク表面、12…回転ブラシ、12a…回転ブラシの上半部、15…フード、15a…フードの前端部、15b…フードの後端部、20…排気ダクト、35…塵埃、25…前側エアノズル、30…後側エアノズル、21…テーパ部材、21a…、21b…。

Claims (2)

  1. ワーク表面に略平行に回転ブラシを配置し、この回転ブラシの上半部を一対の側面が円弧部で前端部、後端部が直線部である半割り円筒形のフードで覆い、このフードに排気ダクトを取付け、前記ワーク表面に沿ってフードとともに回転ブラシを移動することによりワーク表面から塵埃を除去する除塵装置において、
    前記フードの前端部の直線部に沿って、前記回転ブラシ近傍のワーク表面に向けてエアを噴射する前側エアノズルを配置し、
    前記フードの後端部の直線部に沿って、前記回転ブラシ近傍のワーク表面に向けてエアを噴射する後側エアノズルを配置し
    前記回転ブラシを回転することにより発生する風速V1と、前記後側エアノズルからエアを噴射することにより発生する風速V2とを合せた風速V3が下向きになるように構成したことを特徴とする除塵装置。
  2. 前記風速V1を1.7m/sにするとともに、前記後側エアノズルの前方に向けた傾斜角を20〜25゜とし、
    後側エアノズルの傾斜角が20゜のとき、前記風速V2を5.0m/sとし、
    後側エアノズルの傾斜角が25゜のとき、前記風速V2を4.2m/sとすることにより、前記風速V3を下向きにしたことを特徴とする請求項1記載の除塵装置。
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