JP3541197B1 - 津波又は洪水に対する防災用として地上設置される浮遊型シェルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】津波や洪水の際の被災者の安全性を一層高め得る新規な構造の防災シェルタを提供すること。
【解決手段】水密状の内部スペースを備えた略球殻形状の中空構造体12に対して、開閉扉30によって水密に閉塞可能な出入口を設ける一方、該中空構造体12の底部にバランス用マス80を設けると共に、該中空構造体12の天壁部分に換気口42を設け、該内部スペースに人を収容して該出入口を閉塞せしめた状態下で水上に浮遊し得るようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、地震や台風等の災害の発生時に、中に避難することにより、被災者の身体を危険から防護し、安全が確保されるまでの間被災者が避難するために使用される防災シェルタに係り、特に津波や河川の氾濫による洪水の際に好適に使用される防災シェルタに関するものである。
【0002】
【背景技術】
従来から、災害発生時に被災者が中に逃げ込むことにより身体の安全を確保し、危難が去るまでの間被災者の生存を可能とするために、中空の立体構造物の内部に避難空間を備えた防災シェルタが知られている。
【0003】
これらのシェルタは非常に高価で設置も容易ではなく、一般に普及し得る性質の物ではなかった。それ故災害発生時は、安全な避難場所へ避難するという方法が現在でも主流となっている。しかし、例えば大きな地震による津波の発生が確認された場合、沿岸部の住民においては、地震発生から津波が到達するまでの短時間のうちに高台等の避難場所まで移動する必要があるが、この移動は病人や老人等の弱者にとっては非常に困難なものであり、弱者でなくとも土砂崩れや倒壊した家屋の瓦礫、或いは交通渋滞等により、避難場所までの移動が非常に危険で困難な状態となっている可能性が充分にある。
【0004】
そのため家屋内に配置可能で、災害発生時に迅速に安全な場所への避難を可能とする簡易型のシェルタが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。中にはこのような簡易型のシェルタにおいて、立体構造物が気密及び水密とされ、洪水の発生時でも、避難空間に水が侵入しないようにされているものもある(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
しかし、これらのシェルタは、地上に固定して設置されるものが殆どであり、せいぜい水槽内に配置されて常時係留されることにより、転倒を防止するようにした、実質固定構造のものが提案されているに過ぎなかった(例えば、特許文献3。)。そのため、大きな津波や洪水が発生した場合はシェルタ自身が水没してしまうこととなる。このような状況において、立体構造物の水密性が確保されていないシェルタの場合、立体構造物内に水が侵入して被災者の安全を確保することができなくなる。また、立体構造物の水密性が確保されているシェルタにおいても、地上に固定されているために水没を免れることは不可能であり、水が引くまでの間、被災者はシェルタ内に閉じ込められることからシェルタの内部スペースが換気不良となり易く、長時間の安全確保が難しいという問題があった。
【0006】
さらに、実質的に固定されているシェルタの場合には、水の中に没している間、津波や洪水により流される瓦礫等が衝突し、シェルタが危険な状態に晒され易い。また、津波などでシェルタが設置されている地盤や付近の家屋等が崩壊した場合はシェルタが土砂や建築材に埋没したり、あるいは長時間水中に没していた場合は流された瓦礫に埋没する等して、発見が遅れたり、シェルタの出入り口が塞がれて、被災者の脱出や救助が困難なものとなる可能性が高かった。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−277649号公報
【特許文献2】
特開平11−141173号公報
【特許文献3】
特開平8−260751号公報
【0008】
【解決課題】
ここにおいて、本発明は上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、津波や洪水の際の被災者の安全性を一層高め得る新規な構造の防災シェルタを提供することにある。
【0009】
【解決手段】
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
【0010】
(本発明の態様1)
本発明の態様1は、水密状の内部スペースを備えた略球殻状の中空構造体に対して、開閉扉によって水密に閉塞可能な出入口を設ける一方、該中空構造体の底部にバランス用マスを設けると共に、該中空構造体の天壁部分に換気口を設け、該内部スペースに人を収容して該出入口を閉塞せしめた状態下で水上に浮遊し得るようにした浮遊型シェルタであって、前記中空構造体の底部に水タンクを備えており、該水タンクに対して非常時に飲用とされる水を貯留することで前記バランス用マスを構成する一方、津波又は洪水に晒されるのおそれがある地上に基台を設置して、該基台により前記中空構造体を横転しないように支持せしめると共に、津波又は洪水によって該地上での水位が上昇して該中空構造体に浮力が及ぼされた場合には、該中空構造体が該基台から離脱して浮遊するようにした、津波又は洪水に対する防災用として地上設置される浮遊型シェルタを、特徴とする。本態様に従う構造とされた浮遊型シェルタにおいては、例えば津波や河川の氾濫により家屋を浸水させるほどの水害や、シェルタの設置された地盤や付近の家屋が津波により崩壊させられた場合でも、シェルタ自身が水面に浮かび上がることにより、シェルタの水没を避けることができ、バランス用マスにより、横転することなく浮遊することが可能であることから、内部スペースに収容された被災者(以下、「避難者」という。)の安全を確保することができる。さらに、シェルタが水上に浮かんでいるため、水中の瓦礫等の衝突の危険も回避することができると共に、水が引くまで避難者がシェルタ内に閉じ込められることもなく、場合によっては避難者自身が水が引くのを待たずに水面に浮遊するシェルタ内から容易に脱出することも可能である。また、本態様における浮遊型シェルタは、囲いや係留ロープ等で浮遊領域を制限することも可能であるが、何等の制限なく自由に浮遊し得るようにしても良く、それによって、例えば、風雨で波の高い海岸を離れた沖合まで移動して救助を待つこともできる。
【0011】
(本発明の態様2)
本発明の態様2は、本発明の前記態様1に係る浮遊型シェルタであって、前記内部スペースにおいて人の身体を着座状態または横臥状態で前記中空構造体に対して固定的に保持せしめる身体保持手段を設けたことを、特徴とする。本態様に従う構造とされた浮遊型シェルタにおいては、水流等によりシェルタが激しく揺り動かされても、避難者の身体がシェルタに固定されているため、避難者がシェルタの内壁に激しく打ち付けられたり、あるいはシェルタ内の避難者同士で激しく衝突することが回避され、避難者の身体の安全をより高度に確保することができる。
【0012】
(本発明の態様3)
本発明の態様3は、本発明の前記態様1又は2に係る浮遊型シェルタにおいて、前記中空構造体を全体として略たまご形状として、該中空構造体の底壁部分を天壁部分よりも大径としたことを、特徴とする。本態様に従う構造とされた浮遊型シェルタにおいては、球殻形状に近い構造体であることから応力分散に優れており、家屋の倒壊による瓦礫の衝突や水圧、土砂崩れなどの各種外力に対して、作用力を分散して全体で対応するため、強度の確保が有利に可能となる。さらに、中空構造体自体が高強度とされて、中空構造体内部における特別な補強構造が簡略化され或いは不要とされることから、中空構造体内部の避難空間が有利に確保され得る。なお、本態様における「略たまご形状」は、「だるま形状」等まで含む。
【0013】
(本発明の態様4)
本発明の態様4は、本発明の前記態様1又は2に係る浮遊型シェルタにおいて、前記中空構造体を全体として扁平の略円盤形状として、高さ寸法よりも幅寸法を大きくしたことを、特徴とする。本態様に従う構造とされた浮遊型シェルタにおいては、扁平な形状をしていることから、浮遊状態での姿勢が安定する。さらに、水平方向でなだらかな丘状に広がる屋根を持つため、場合によっては避難者はシェルタの屋根に登り救助を待つことも可能であり、狭いシェルタ内で待機する避難者の心理的な閉塞感も軽減せしめ得ることができる。
【0014】
(本発明の態様5)
本発明の態様5は、本発明の前記態様1乃至4の何れかに係る浮遊型シェルタにおいて、前記中空構造体の底部に水タンクを備えており、該水タンクに水を貯留することで前記バランス用マスを構成せしめるようにする一方、該水タンクにおいて、排水口および給水口をそれぞれ密閉可能に設けて、該中空構造体に組み付けたままの状態で該水タンクへの給排水を行うことが出来るようにしたことを、特徴とする。本態様に従う構造とされた浮遊型シェルタにおいては、例えば、非常用水を該水タンクに貯留することが可能となり、避難時には該水タンクから水を補給することもできる。また、水タンク内の水は排出可能であり、シェルタに固形バラストを配設しないため、設置や救助の際の運搬時等においては水タンク内の水を排出することでシェルタ全体の重量を軽くして、作業を容易に行なうことも出来る。
【0015】
(本発明の態様6)
本発明の態様6は、本発明の前記態様1乃至5の何れかに係る浮遊型シェルタにおいて、前記中空構造体を多層構造材で構成して、その中間層に断熱材を配したことを、特徴とする。本態様に従う構造とされた浮遊型シェルタにおいては、壁部を通じての伝熱が抑えられることから、例えば、シェルタが沖合に流されて風雨に晒される状況に置かれても、シェルタ内の温度の低下を軽減し、避難者を一層安全に保護することができる。あるいは逆に、火災の発生している中や付近にシェルタが置かれても、シェルタ内の温度の上昇を軽減し、避難者の安全をより高度に確保することができる。
【0016】
(本発明の態様7)
本発明の態様7は、本発明の前記態様1乃至6の何れかに係る浮遊型シェルタにおいて、前記中空構造体の外表面において、光学的な合図手段を設けたことを、特徴とする。本態様に従う構造とされた浮遊型シェルタにおいては、特に、夜間、悪天候時における被発見率が向上することとなり、以って避難者の早期発見が可能となって生存率の向上が図られ得る。
【0017】
(本発明の態様8)
本発明の態様8は、本発明の前記態様1乃至7の何れかに係る浮遊型シェルタにおいて、蓄電池を装備せしめたことを、特徴とする。本態様に従う構造とされた浮遊型シェルタにおいては、蓄電池の電力を使用して、ラジオや照明等を使用することが可能となり、避難者の情報獲得手段の提供、滞在性の向上等が可能となる。さらに、無線信号や光信号等の発信機を装備すれば、避難者の被発見率が飛躍的に向上することとなる。なお、蓄電池への充電は、予め家庭用コンセントから行なっておくようにしても良いが、例えば、シェルタ内に発電機等の電力発生手段を装備することも可能である。
【0018】
(本発明の態様9)
本発明の態様9は、本発明の前記態様8に係る浮遊型シェルタにおいて、前記中空構造体の外表面に太陽電池を配設して、該太陽電池で得られた電気エネルギを前記蓄電池に給電するようにしたことを、特徴とする。本態様に従う構造とされた浮遊型シェルタにおいては、自然の太陽エネルギを利用することが出来て、シェルタの維持管理も容易となる。
【0019】
(本発明の態様10)
本発明の態様10は、本発明の前記態様1乃至9の何れかに係る浮遊型シェルタにおいて前記内部スペースを形成する前記中空構造体の内表面に弾性材層を配したことを、特徴とする。本態様に従う構造とされた浮遊型シェルタにおいては、水流等によりシェルタが激しく揺り動かされて、避難者の体がシェルタの内壁に打ち付けられた際に、避難者への衝撃を軽減することができ、同様に、シェルタ内に持ちこまれた避難器具等の破損も軽減することができる。
【0020】
(本発明の態様11)
本発明の態様11は、本発明の前記態様1乃至10の何れかに係る浮遊型シェルタにおいて、地上に基台を設置して、該基台により前記中空構造体を横転しないように支持せしめると共に、水位が上昇して該中空構造体に浮力が及ぼされた場合には、該中空構造体が該基台から離脱して浮遊するようにしたことを、特徴とする。本態様に係る浮遊型シェルタにおいては、略球殻形状の外形を有していても安定して設置することが出来、それによって、例えば保守管理等を安全且つ容易に行うことが可能となると共に、非常時におけるシェルタへの出入りも容易となる。また、シェルタに地震や水圧が作用した場合でも、容易に転倒してしまうことを防止することも出来る。
【0021】
(本発明の態様12)
本発明の態様12は、本発明の前記態様11に係る浮遊型シェルタにおいて、前記基台において、前記中空構造体の支持高さを調節する高さ調節手段を設けたことを、特徴とする。本態様に従う構造とされた浮遊型シェルタにおいては、シェルタが基台から離脱する水位を調節可能とすることができ、設置する地域において予想される洪水の水位に合わせて、多少の洪水では基台から離脱しないようにしたり、或いは逆に洪水の水位が急激に増加すると予想される地域では、早い段階で基台から離脱するように調節することが可能となる。
【0022】
【発明の実施形態】
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
【0023】
先ず、図1には、本発明の第一の実施形態としてのシェルタ10が示されている。かかるシェルタ10は、中空構造体としてのシェル12を有しており、シェル12の内部には、被災者を収容するための略密閉構造の内部スペース13が形成されている。なお、以下の説明中「上下方向」とは、原則として、シェルタ10の使用時に略鉛直上下方向となる図1中の上下方向をいう。
【0024】
より詳細には、シェル12は、全体として略球殻形状を有しており、特に本実施形態では、水平方向よりも上下方向で径寸法が大きくされていると共に、下端側の略半球面の曲率半径が、上端側の略半球面の曲率半径よりも大きくされている。これにより、本実施形態のシェル12は、中空の略たまご形状乃至はだるま形状とされており、略半球形状とされた下方の底壁部分が、同様に略半球形状とされた上方の天壁部分よりも曲率半径が大きくされている。
【0025】
また、シェル12を形成する構造材は、互いに異なる材料からなる板状の部材を相互に密着状態で重ね合わせて積層固着した板状の多層構造材で形成されており、本実施形態では、図2に示されているように、略同じ材料からなる外殻14と内殻18の間に断熱層16を有するサンドイッチ構造のシェル12が採用されている。外殻14と内殻18は、何れも、繊維強化樹脂やアルミニウム合金等の高剛性材によって形成された薄板状の部材であって、それらの間に断熱層16として、発泡ウレタンや発泡スチロール等が充填されている。また、内殻18の内側面には、少なくとも内部スペース13を画成する壁面に対して、弾性材層としての内表面層20が被着形成されている。なお、内表面層20は、例えばゴム弾性体や発泡ポリウレタン等のエラストマーによって有利に形成される。
【0026】
さらに、中空の略密閉構造とされたシェル12は、例えば複数の部分に分割成形したパーツを接着や溶着等で相互に固着して気密に接続することによって、有利に形成される。好適には、外殻14と内殻18を、それぞれ、上下方向に延びる中心軸に直交する一平面で二分割した底壁部分の分割体22,23と天壁部分の分割体24,25として、互いに別工程で製作し、それらを接着や溶着等で気密に接続するようにする。このような二分割の成形方法を採用すれば、外殻14や内殻18を樹脂材料で成形する場合の成形金型や、金属材料で成形する場合のプレス成形型を、比較的簡単な構造と形状で製作することが出来ると共に、成形後の脱型も容易となり、シェル12を形成する構造材の成形作業が簡単になるのである。そして、このように形成された外殻14と内殻18を重ね合わせて、それら両部材間の隙間に断熱材を充填成形することにより、或いは詰め込むことによって、目的とするサンドイッチ構造のシェル12が、有利に製作され得る。なお、外殻14と内殻18において二分割の成形方法を採用する場合には、上下の分割線を、シェルタ10を水上に浮遊させた際の喫水線よりも上に位置させることが望ましく、それによって、内部スペース13における水密性の信頼性が向上され得る。
【0027】
シェルタ10には出入口が設けられ、該出入口が開閉扉としてのハッチドア30によって水密に閉塞されている。ハッチドア30は、シェル12同様の多層構造材で形成されており、シェル12に略等しい曲率半径を持って、強度を確保するために四隅は丸みをつけて形成されている。さらに浸水を防ぐ為シェルタ10が浮遊する際の喫水線よりも上方に配設されており、シェル12のハッチドア30との接合面にはハッチシールゴム36が周設されて水密性が確保されている。なお、ハッチドア30は水圧による開扉を防止し、避難者の脱出を容易にする為に外開きの扉とされており、ハッチハンドル40によって外部からも容易に開扉可能とされている。かかるハッチハンドル40は、瓦礫等の衝突による破損を回避するため、シェルタ10の外側に突出せしめられるノブ型の物よりも、ハンドルが起倒自在とされたケースハンドルが好適に採用される。さらにハッチドア30には、避難者が中から外の様子を確認したり、あるいは救助者がシェルタ内の様子を確認するための窓32が配設されている。窓32の透明板34としては、強度を確保するためポリカーボネイトが好適に採用され、水密性を確保するために透明板34の周囲は窓シールゴム38により水密にシールされている。
【0028】
また、シェルタ10には、シェル12の天壁部に換気口としての空気取入口42が貫設され、シェルタ10の内部スペースと外部が連通されており、これによって避難者が呼吸の為に必要とする酸素の確保を可能にしている。該空気取入口42は強度の確保のため円形状とされている。さらに、水密性を確保するため、空気取入口42より僅かに大径の換気蓋44が外開きに配設され、該空気取入口42を封止する方向に付勢されて、逆止弁が形成されている。そして、シェル12と換気蓋44の接合面には換気口シールゴム46が周設されており、水中や強雨の際は空気取入口42を水密に閉塞することができる。また、かかる空気取入口42には、通気管48が挿着されている。かかる通気管48は、換気口シールゴム46の内径に略等しい外径寸法の薄肉円筒形状を有しており、換気口シールゴム46の内周面でシェルタ10の軸方向上下に摺動可能に配設されている。そして、シェルタ10内の避難者が通気管48を軸方向上方へ押し上げる(シェルタ10の外へ押し出す)ことにより、換気蓋44を開扉してシェルタ10の内部スペースと外部を通気せしめることが可能となっている。また、通気管48を軸方向下方へ引き下げる(シェルタ10の中に引き込む)ことにより、換気蓋44を閉じて空気取入口42を封止することができるようになっている。
【0029】
一方、シェルタ10の下部全内周に亘って、シェルタ10の底部から所定高さで座席部50が固設されている。座席部50は中空の略円筒形状を有しており、底面はシェル12の低壁部内周面の曲率半径と略同じ曲率半径とされて、シェル12の低壁部内周面に沿うように形成されている。座席部50の上部には備品蓋52が開閉可能に配設され、該備品蓋52を開くと該座席部50の内部中空部に備品室54が構成されている。かかる備品室54は、非常食や懐中電灯などの避難用品を格納することができる。
【0030】
さらに、座席部50には身体保持手段としてのシート56が固設されており、座席部50と併せて避難者が座るための椅子が形成されている。かかるシート56には、固定バー58が固設されており、避難者はシート50に座った状態で、固定バー58を肩から胸に廻すことによって、身体をシート50に固定することができ、シェルタ10が激しく揺り動かされても、避難者の身体をシート56に固定することで、避難者が内壁へ衝突して負傷するのを避けることができる。かかる身体保持手段は、実施例のような棒材に限らず、ベルト等も好適に採用される。
【0031】
また、シェルタ10の底部には、水タンクとしてのタンク60が固設されている。かかるタンク60は、略円筒形状を有しており、低面は座席部50の低壁部内周面の曲率半径と略同じ曲率半径とされ、座席部50の低壁部内周面に沿うように形成されている。そして、座席部50に対して、シェルタ10の略同一軸上に内挿されて固設され、タンク60の上部から、座席部50の内径と略同じ半径を持つ円板形状の床板64が被されて、シェルタ10の床部を形成している。タンク60の給水口62はタンク60の上面に開口されており、タンク側はシールゴムによって密封可能とされている。そして、床板64に貫設された給水連通口66を通して、シェルタ10の内部に開口せしめられている。また、タンク60の排水口68は、タンク60側面の軸方向下方に開口されており、シェル12に貫設された排水連通口70を通して、シェルタ10の外部に開口されている。
【0032】
なお、かかる排水連通口70は、強度を確保するため円形状でシェル12に貫設されており、スカッパ76によってタンク60の排水口68とシェル12の排水連通口70が連通されている。そして、シェル12の排水連通口70がスカッパ76の排水蓋78で水密に封止されている。かかるスカッパ76としては、例えば、パッキン付きで螺着構造の船舶用スカッパを使用することが可能であり、それによって、排水口68を容易に形成することができる。また、上述のタンク60の吸水口62を覆蓋する蓋体としても、かかる排水口68と同様に、船舶用ストッパを採用することが可能である。
【0033】
そして、タンク60内にはバランス用マスとしてのバラスト水80が注水されており、該バラスト水80がシェルタ10の水バラストとしての役割を果たし、シェルタ10の浮遊時の姿勢を安定させる。バラスト水80の注水は、ハッチドア30を開扉して外部からホースをシェルタ10内部へ挿入して、給水口62から行なわれる。かかるバラスト水80としては、水、油等流体であれば何れも採用可能であるが、給水口62はシェルタ10の床に開口しており、シェルタ10内部の避難者が該給水口62からタンク60内の水を給水することが可能であることから、タンク60は非常用水の格納場所として兼用することが出来、よってバラスト水80としては飲料水が好適に採用される。
【0034】
なお、スカッパ76における排水蓋78には排水ハンドル79が配設され、外部から排水蓋78が着脱可能に取り付けられている。そして、救助時の運搬などの際に、該排水ハンドル79によって排水蓋78を外して、タンク60内のバラスト水80を外部に排水することで、シェルタ10の重量を軽くして、救助作業を容易に行うことが出来るようになっている。なお、かかる排水蓋78や前述の蓋70に操作用の把手を設ける場合には、前述のハッチハンドル40と同様に、起倒可能なケースハンドルが好適に採用される。
【0035】
また、シェルタ10の外部には太陽電池パネル82が貼設されている。かかる太陽電池パネル82の貼設箇所としてはシェルタ10が浮遊する際の喫水線よりも上方であれば良いが、太陽光の受光時間を長くするため、シェルタ10の上方で全周に亘って貼設されている。そして太陽電池パネル82で発電された電力は蓄電池としての充電池84に蓄電可能とされている。かかる充電池84は、重量があることからシェルタ10の固形バラストとしての役割を兼ねており、浮遊時のバランスをとるためシェルタ10底部で、4つの充電池84がそれぞれタンク60を挟んで対向して配設されている。
【0036】
そして、シェルタ10の上部には、合図手段としての反射パネル88と、合図ライト89が全周に亘って周設されている。反射パネル88は、外部の光を反射することでシェルタ10の位置を知らせる受動的な合図手段であり、シェルタ10の上部外周を全周に亘って貼設される。かかる反射パネル88は、光を反射するものでさえあれば良く、各種金属やプラスチックが採用される。合図ライト89は、自身が発光することでシェルタ10の位置を知らせる能動的な合図手段であり、反射パネル88上に、所定間隔で複数個配設される。合図ライト89は充電池84に接続され、該充電池84から給電することで点灯する。なお、合図ライト89の点灯/消灯は、シェルタ10内にスイッチを用意して避難者による操作を可能にしても良いし、或いは光センサ等により周囲の明るさに併せて自動的に点灯/消灯するようにしても良い。
【0037】
さらに、充電池84に蓄えられた電力は、座席部50に配設された電力供給口86から給電が可能とされているため、シェルタ10内で電気機器の使用が可能とされている。これにより、シェルタ10内に照明器具を使用することや、ラジオを使用して情報を収集すること等が可能となる。更にはシェルタ10内で発信機や通信機を装備することが可能となり、災害発生時には浮遊するシェルタ10の位置を救助隊に的確に通知することができ、シェルタ10の被発見率を向上せしめ、以って避難者の救出率を格段に向上することができる。なお、発信機や通信機は電力供給口86を介することなく、充電池86と直結してシェルタ10に固定的に備え付けても良い。
【0038】
次に、図4には、基台としての設置台90と、該設置台90に設置されたシェルタ10が示されている。設置台90は昇降台91が、土台92から高さ調節手段としての油圧ジャッキ94によって高さ調節可能に支持されている。因みに、かかる高さ調節手段は油圧に限らず、空気圧、手動のジャッキ等も採用可能である。昇降台91には、シェルタ10の喫水より浅い深さで、シェルタ10の外径よりも僅かに大径の設置堀93が形成されており、設置堀93の中央底部には、円筒形状のゴム弾性体からなる支持ゴム99が固設される。そして、昇降台91の上方からシェルタ10が設置掘93と略同一軸上で載置され、支持ゴム99によって横転しないように支持される。また、昇降台91及び土台92にはそれぞれ昇降台段差部96及び土台段差部98が形成されて、昇降台91が高位置に位置されていても、避難者が昇降台91まで容易に昇れるようにされている。
【0039】
上述のように本実施例に係るシェルタ10は、津波や洪水の際に、シェルタ10自身が図5に示すように水上を浮遊することにより、避難者を水害から防護することが可能となるのである。
【0040】
次に、図6には、本発明の第二の実施形態としてのシェルタ100が示されている。なお、以下の実施形態では、前記第一の実施形態としてのシェルタ10と同様な構造とされた部材及び部位に対して、それぞれ、図中に、第一の実施形態と同一の符号を付することにより、それらの詳細な説明を省略する。
【0041】
すなわち、図6に示されたシェルタ100においては、中空構造体としてのシェル12が、略円盤形状に形成されている。このような形状によれば、高さ寸法に比して幅寸法が大きい為、水上を浮遊する際のシェルタ100の姿勢を安定させることができる。また、天壁部には水平方向でなだらかな丘状に広がるデッキ110が形成されており、水面が穏やかである場合は避難者はデッキ110上に上がって救助を待つことが可能であり、シェルタ100内の狭い空間で待機する精神的負担を軽減することができる。
【0042】
なお、本態様に係るシェルタ100においては、内部スペースが横方向に大きいことから、身体保持手段としてはベッド112が固設されており、ベッド112に固設された固定ベルト114によって、避難者の身体を横臥状態で固定する。また、出入口となるハッチドア30は、シェルタ110の上面に配設されることとなる。
【0043】
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、これらはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
【0044】
例えば、前記実施形態では、何れもシェルタの移動については水の流れによって受動的に移動するのみであったが、スクリュー及び舵板をシェルタ10底部に備え付けることにより、避難者の操縦を可能とし、能動的に移動できるようにすることも可能である。かかるスクリューとしては電動式のものでもよいし、或いはペダル駆動式のスクリューで避難者自らが駆動させるようにしても良い。
【0045】
また、前記実施形態ではシェルタ内部から外部を確認する窓は、ハッチドア30にのみ設けられていたが、シェル12を貫設して、ハッチドア30の窓32と同様の窓をシェル12上に複数形成することも可能である。
【0046】
更にまた、シェル12に曳航フックを設け、該曳航フックに曳航索を結びつけて救助船がシェルタ10を曳航可能にしても良い。かかる曳航フックは、例えば図7に示すように、外殻14の一部を断熱層16側に凹陥せしめて外周面に開口する凹部26を形成し、かかる凹部の対向する周壁内面27,27間に跨がってステンレス等の剛性材で形成された棒状のフック28を橋設して形成され得る。
【0047】
加えて、設置台90において、シェルタ10の設置台90からの離脱を検出する検出手段を設け、シェルタ10が離脱した際には自動的に救助隊へ連絡する通知手段を設けることも可能である。なお、シェルタ10の設置台90は、必ずしも必要でなく、例えば、地盤に掘った穴にシェルタ10の下部を入り込ませて載置することにより、前述の設置台90と同様に倒れないように設置すること等も可能である。
【0048】
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】
上述の説明から明らかなように、本発明に従う構造とされた浮遊型シェルタにおいては、シェルタ自体が水上に浮遊可能とされていることから、津波や洪水の際にもシェルタが水中に没することがない。それ故、シェルタ内に収容された避難者の身体の安全が高度に確保され得ることとなり、シェルタが設置されている地盤や付近の家屋が崩壊するような津波に襲われた場合でも、シェルタが土砂や瓦礫に埋もれることもなく、避難者を安全な水上に避難させることが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態としての浮遊型シェルタの全体的な概略構造を示す一部切欠説明図である。
【図2】図1に示された浮遊型シェルタを構成する多層構造材を説明するための拡大断面図である。
【図3】図1に示された浮遊型シェルタの部材構成を説明するためのモデル図である。
【図4】図1に示された浮遊型シェルタの基台への設置状態を概略的に示す説明図である。
【図5】図1に示された浮遊型シェルタの浮遊状態を概略的に示す説明図である。
【図6】本発明の第二の実施形態としての浮遊型シェルタの全体的な概略構造を示す一部切欠説明図である。
【図7】本発明において採用される曳航用フックの一具体的な構造例を概略的に示す断面図である。
【符号の説明】
10 シェルタ
12 シェル
16 断熱層
30 ハッチドア
42 空気取入口
44 換気蓋
56 シート
60 タンク
82 太陽電池パネル
90 設置台
100 シェルタ

Claims (11)

  1. 水密状の内部スペースを備えた略球殻状の中空構造体に対して、開閉扉によって水密に閉塞可能な出入口を設ける一方、該中空構造体の底部にバランス用マスを設けると共に、該中空構造体の天壁部分に換気口を設け、該内部スペースに人を収容して該出入口を閉塞せしめた状態下で水上に浮遊し得るようにした浮遊型シェルタであって、前記中空構造体の底部に水タンクを備えており、該水タンクに対して非常時に飲用とされる水を貯留することで前記バランス用マスを構成する一方、津波又は洪水に晒されるのおそれがある地上に基台を設置して、該基台により前記中空構造体を横転しないように支持せしめると共に、津波又は洪水によって該地上での水位が上昇して該中空構造体に浮力が及ぼされた場合には、該中空構造体が該基台から離脱して浮遊するようにしたことを特徴とする、津波又は洪水に対する防災用として地上設置される浮遊型シェルタ。
  2. 前記内部スペースにおいて人の身体を着座状態または横臥状態で前記中空構造体に対して固定的に保持せしめる身体保持手段を設けた請求項1に記載の浮遊型シェルタ。
  3. 前記中空構造体を全体として略たまご形状として、該中空構造体の底壁部分を天壁部分よりも大径とした請求項1又は2に記載の浮遊型シェルタ。
  4. 前記中空構造体を全体として扁平の略円盤形状として、高さ寸法よりも幅寸法を大きくした請求項1又は2に記載の浮遊型シェルタ。
  5. 前記水タンクにおいて、排水口および給水口をそれぞれ密閉可能に設けて、該中空構造体に組み付けたままの状態で該水タンクへの給排水を行うことが出来るようにした請求項1乃至4の何れかに記載の浮遊型シェルタ。
  6. 前記中空構造体を多層構造材で構成して、その中間層に断熱材を配した請求項1乃至5の何れかに記載の浮遊型シェルタ。
  7. 前記中空構造体の外表面において、光学的な合図手段を設けた請求項1乃至6の何れかに記載の浮遊型シェルタ。
  8. 蓄電池を装備せしめた請求項1乃至7の何れかに記載の浮遊型シェルタ。
  9. 前記中空構造体の外表面に太陽電池を配設して、該太陽電池で得られた電気エネルギを前記蓄電池に給電するようにした請求項8に記載の浮遊型シェルタ。
  10. 前記内部スペースを形成する前記中空構造体の内表面に弾性材層を配した請求項1乃至9の何れかに記載の浮遊型シェルタ。
  11. 前記基台において、前記中空構造体の支持高さを調節する高さ調節手段を設けた請求項1乃至10に記載の浮遊型シェルタ。
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