JP3534785B2 - 高臨場映像表示方法とその装置 - Google Patents

高臨場映像表示方法とその装置

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JP3534785B2
JP3534785B2 JP32800992A JP32800992A JP3534785B2 JP 3534785 B2 JP3534785 B2 JP 3534785B2 JP 32800992 A JP32800992 A JP 32800992A JP 32800992 A JP32800992 A JP 32800992A JP 3534785 B2 JP3534785 B2 JP 3534785B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3141Constructional details thereof
    • H04N9/3147Multi-projection systems

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は標準のテレビジョン(T
V)信号により臨場感の高い画像信号を表示する高臨場
映像表示方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の高臨場投影装置の概要図を
示し、これは、上映室91内に階段状の客席92を配設し、
魚眼レンズに近い広角の特殊な光学系93を用意し、高解
像度フィルムにコンピュータグラフィックスの画像や自
然画を撮像して、半球に近いスクリーン94に投影するシ
ステムである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示すものは特殊で高価な機材が必要であり、さらに専用
の上映室が必要であり博覧会や大きな遊園地などでし
か、設置上映できないものとなっていた。
【0004】本発明は、前記課題を解決するものであ
り、一般に普及しているテレビジョン信号の液晶プロジ
ェクション手段などに、歪を補正する機能を付加し、安
価で且つ設置条件を選ばない広視角画像が表示できる
高臨場映像表示方法とその装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の本発明の高臨場映像表示方法は、
前面のスクリーン上で画像を上映するために前面のスク
リーンに対して異なる角度で複数の投影装置によって画
像を投影する映像表示方法であって前記スクリーンと
前記投影装置を部屋に設置し、複数の前記投影装置を部
屋の両サイドに独立して設置し、複数の画像信号の接続
される部分に重みを掛けるように画像を連続的に変換
し、かつ、画像の投影面に対して垂直でない方向から投
射した画像を垂直方向から投射した画像と同じ形状にな
るように画像を投影変換し、前記複数の独立した投影装
置の間隔を、投影された1つの画像の水平サイズより広
くなるように設定し、前記複数の独立した投影装置によ
って投影面に垂直でない方向から投影された画像が単独
の投影装置で投影した画像より広角の画像を表示する方
向に投影し、投影された前記複数の画像が連続するよう
に変換することを特徴とする。
【0006】また、請求項2に記載の本発明の高臨場映
像表示装置は、前面のスクリーン上で画像を上映するた
めに前面のスクリーンに対して異なる角度で複数の投影
手段によって画像を投影する映像表示装置であって
記スクリーンと前記投影手段を部屋に設置し、複数の前
記投影手段を部屋の両サイドに独立して設置し、複数の
画像信号の接続される部分に重みを掛ける連続画像変換
手段と、前記画像の投影面に対して垂直でない方向から
投射した画像を垂直方向から投射した画像と同じ形状に
なるように変換する射影変換手段と、複数の画像を投影
表示する複数の独立した投影手段とを備え、前記複数の
独立した投影手段の間隔を投影された1つの画像の水
平サイズより広くなり、かつ入力された画像を前記連続
画像変換手段と前記射影変換手段により前記複数の独立
した投影手段で投影面に垂直でない方向から投射し投影
された画像が単独の投影手段で投影された画像より広角
で表示される方向に投影し、かつ投影された前記画像が
連続するように設定したことを特徴とする。
【0007】また、請求項3に記載の本発明の高臨場映
像表示方法は、前面のスクリーン上で画像を上映するた
めに前面のスクリーンに対して異なる角度で投影した複
数の異なる画像を接続して広視野の画像を得る映像表示
方法であって前記スクリーンと前記投影装置を部屋に
設置し、複数の前記投影装置を部屋の両サイドに独立し
て設置し、前記複数の画像信号の接続される部分に重み
を掛けるように画像を連続的に変換し、かつ、画像の投
影面に対して垂直でない方向から投射した画像を垂直方
向から投射した画像と同じ形状になるように画像を投影
変換し、前記複数の独立した投影装置の間隔を投影さ
れた1つの画像の水平サイズより広くなるように設定
し、前記複数の独立した撮像装置によって投影面に垂直
でない方向から投影された画像が単独の投影装置で投影
した画像より広角の画像を表示する方向に投影し、投影
された前記複数の画像が連続するように変換することを
特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、スクリーンから鉛直でない方
向から斜め投影された画像が、斜め投射による歪を補正
し鉛直方向から投影されたように投影でき、複数の画像
を連続する広視野角を与える1枚の画像を、一般に普及
している液晶などを用いたビデオプロジェクション手段
で合成できる。
【0009】しかも、複数の独立したビデオプロジェク
ション手段からの画像をそれぞれ連続的に変換して1つ
の画像を得る構成において、複数のビデオプロジェクシ
ョン手段が、例えば鑑賞者の前方にあっても、鑑賞者に
とって何等視界の妨げにならない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例の高臨場映像表示装置
について、図面を参照しながら説明する。それととも
に、高臨場映像表示方法についても説明する。
【0011】図1は本発明の高臨場映像表示装置の実施
例を説明するための第1の参考例の構成を示すブロック
図であり、合せて画像の投射位置の概略を示す。同図に
おいて、1a,1b,1cは画像信号を投影する投影手段
(ビデオプロジェクション手段)、2a,2b,2cは斜め
投射した画像の歪を補正する射影変換手段、3a,3b,
3cは投射された画像が連続するように変換する連続画
像変換手段、4は画像が投射されるスクリーン、5a,
5b,5cは投射された投影変換を行なわない画像を示
す。
【0012】図2は図1の高臨場映像表示装置であり、
標準のテレビ信号(たとえばNTSC)で正規の長方形の
形状の信号を投影手段1a,1b,1cに入力したときの
画像の形状を示す。ここで示した画像の形状は、天井か
ら前方正面に(スクリーンの鉛直線よりも上方から)投射
したもので、投影変換を行なわない実線で示す画像5
a,5b,5cの下部及び左右部分が拡大される歪(射影変
換)を受けている。このような歪を受けた画像は、もと
の画像信号が連続するものであったとしても、連続した
画像とはならない。
【0013】本参考例では、この斜め投影による歪(射
影変換)を、あらかじめ想定し、逆の歪(射影変換)を画
像信号に付加することにより、画像の歪をキャンセル
し、図2の破線図示の6a,6b,6cに示す長方形にな
るように投影変換を行った画像を投射する。6l,6mは
画像6aと6b,6bと6cの重なり部分である。
【0014】ところで画像の歪(射影変換)をキャンセル
する変換は、射影変換手段2a,2b,2cで行う。射影
変換は一般に、変換前の座標をx,yとし、変換後の座
標をx′,y′としたとき以下の数1の式で示される。
【0015】
【数1】 以上のような射影変換の数1の式に従い、入力された画
像の座標値(x,y)が出力座標値(x′,y′)に座標変
換される。しかし液晶を用いたビデオプロジェクション
手段を考えた場合、出力座標は離散値であり連続的な出
力座標値では、回路を構成する場合、整合性が悪くな
る。従って出力側の離散的な座標値(x′int,y′
int)に対応する射影変換を受ける入力画像中の座標
値(x,y)を求め、その点での信号レベルを補間演
算で求める構成とする。
【0016】図3は図1の射影変換手段2a,2b,2c
の構成を示すブロック図であり、同図において、11,13
は画像信号を蓄積するメモリ、12は信号補間手段、14,
17はアドレス発生手段、15は重み発生手段、16は座標逆
変換手段である。
【0017】図1の連続画像変換手段3a,3b,3cよ
り入力された画像信号は、一旦メモリ11に蓄積する。次
に出力する順番に出力座標に相当する出力メモリ13のア
ドレスをアドレス発生手段17で発生させる。このアドレ
ス(出力される画像の離散的な画素の座標値)(x′
int,y′int)に座標変換される入力画像中の座
標値(x,y)を座標逆変換手段16で求める。この座
標逆変換手段16で行う変換を以下の数2の式で示す。
【0018】
【数2】 また回転行列の要素rijは数3の式で示される。
【0019】
【数3】 θは図1に示す水平回転角で、φは天井投影点からスク
リーン4を見たときの仰角である。θ,φは各ビデオプ
ロジェクション手段で異なり、添え字a,b,cをつける。
【0020】以上のようにして射影変換手段2a,2b,
2cにおいて、出力画素の座標値(x′int,y′
int),回転行列Rの要素r11〜r33,焦点距離
fから数2の式を計算し、出力画素の座標値(x′
int,y′int)に座標変換される入力画像中の座
標値(x,y)を決定する。この時画像の中心も座標
変換され異なった座標となるが、画像の中心は基準とな
る座標値(例えば零)にオフセットさせる。
【0021】また座標変換された画像の大きさが原画像
の大きさより大きくなる場合には、はみ出した部分が原
画像の大きさに納まるよう、縮小処理を行う。この縮小
処理は、数2の変数のx′int,y′intに縮小率
で割った値を代入し、計算を行い、以下で説明するよう
に得られた結果を代入する出力メモリ13のアドレスは元
のx′int,y′intの値とする。この縮小処理
は、射影変換手段2a,2b,2cの処理の中で最も小さ
い縮小率を、3つの射影変換手段の共通の縮小率とす
る。
【0022】次に求められた入力画像の座標値(x
)より補間演算に使う画素の座標と、その画素に掛
ける補間時の重みを決定する。アドレス発生手段14は座
標逆変換手段16で決定された入力画像中の座標値
(x,y)から補間計算時に使用する画素の座標値を
次の数4の式で決定する。本参考例では、キュービック
・コンボリューション法によって補間計算を行う。
【0023】
【数4】 ただし、[]は[]内の値を越えない最大の整数を意味
する。
【0024】以上の4×4=16、近傍の画素でのレベル
を用い、信号補間手段12で次の数5の式の重みを掛け、
補間演算を完了する。信号補間手段12ではキュービック
・コンボリューション法による補間を行う。
【0025】
【数5】 として(x,y)でのレベルI(x,y)を計算す
る。数5の式において、[x]−x−1+i、[y]
−y−1+jの値は、次の数6の式で与えられる。
【0026】
【数6】 これらの値は重み発生手段15により、x,yの小数
部x−[x],y−[y]から計算する。以上のよ
うにして求められた出力画素の座標値(x′int
y′int)に対応する画像信号のレベルI(x
)を、アドレス発生手段17が示す出力メモリ13のア
ドレスに書き込む。
【0027】このようにしてスクリーンの鉛直線上から
はずれた点から、スクリーン上に歪(射影変換)の影響な
く投影することを可能とする。以上の処理を射影変換手
段2a,2b,2cで行なう。
【0028】以上のようにして求めた、射影変換後の画
像を投影手段1a,1b,1cの液晶デバイス等の表示デ
バイスに入力し、スクリーン4に投射する。投影手段1
a,1b,1cは、それぞれスクリーンに対する角度が異
なるため、射影変換手段2a,2b,2cは水平回転角θ
と仰角φをそれぞれの角度に設定する。
【0029】以上のようにして長方形に変換された画像
を、1枚の画像に滑らかに接続する処理を連続画像変換
手段3a,3b,3cで行う。この連続画像変換手段3a,
3b,3cは、入力された画像信号の投影された画像の重
なる部分6l,6m(図2参照)になだらかな重みをつけ、
2つの画像が滑らかに重なるよう合成する。なだらかな
重みを付けることにより、画像の輝度や、色相が多少ず
れていた場合においても、その変化を目立たないように
接続するためである。
【0030】図4は連続画像変換手段の重み特性の一例
を示す図であり、図4で示した位置の6a,6b,6lは
図2に対応し、画像の重なりのある部分6l(6m)で示さ
れる位置の重みの合計は100%である。画像信号で重な
りのある部分は、図1の連続画像変換手段3aと3b(3b
と3c)の間で画像信号の入力1と入力2(入力2と入力
3)のそれぞれの部分のデータが転送されてから、重み
の処理が行われる。このようにして画像の隣接部分が滑
らかに接続され、図2の6a,6b,6cで示される3つ
の画像が1つの連続した大きな画像に変換される。以上
の説明は理解が容易になるよう、画像信号の処理の流れ
と逆の順序で各部分の動作説明を行ったが、ここで画像
信号の処理の流れに従って説明する。
【0031】はじめに画角が連続した3枚の画像が、図
1の入力端に入力1〜3として入力される。それぞれの
画像は、連続画像変換手段3a,3b,3cにおいて、画
像が接続される左右端の部分の画像をそれぞれ転送し、
図4に示す重みを掛ける。画像の端部を接続し、重みを
掛けられた画像は、射影変換手段2a,2b,2cでスク
リーン4の鉛直線上からはずれた点から、スクリーン4
上に投射したときの歪(射影変換)の影響をキャンセルす
る画像変換を行う。
【0032】このような変換を行うことにより、天井か
ら斜め下のスクリーン4に投射した場合にも、正しい長
方形を投影することができ、変換された画像を投影手段
1a,1b,1cからスクリーン4へ投射する。投射され
た画像はスクリーン4の斜め上方向から投射されている
にもかかわらず、図2の6a,6b,6cのように連続し
た長方形とすることが可能である。斜め投射の歪(射影
変換)の影響をキャンセルする画像の射影変換手段と、
画像端部の重みを連続的に変化させる連続画像変換手段
により、画像を滑らかに接続し広視野の画像とすること
が可能である。
【0033】以上の参考例では投影手段1a,1b,1c
としてビデオプロジェクション手段を3台用い、部屋の
中央の天井から前面のスクリーン4に投射した場合であ
るが、部屋の両サイドから投射を行い、スクリーン4上
で広視野角な画像を合成することも可能である。
【0034】図5は本発明の実施例である2台のビデオ
プロジェクション手段を用いた例の構成を示すブロック
図である。図中、1d,1eは投影手段(ビデオプロジェ
クション手段)、2d,2eは射影変換手段、3d,3eは
連続画像変換手段であり、その他前出の各図と同じ構成
要素には同じ符号を付してある。
【0035】図1の第1の参考例と異なるのは、投影手
段1のスクリーン4に対する角度であり、この状態で受
ける画像の投影による歪をキャンセルする射影変換の角
度である。この時、スクリーン4に投影される画像の形
状を図6に示す。5d,5eは投影変換を行わないときの
画像の形状(実線図示)であり、6d,6eは投影変換を行
ったときの画像の形状(破線図示)である。6nは2つの
画像が重なる部分である。重なっている部分の半分は、
連続画像変換手段3d,3eにより、入力1,2の画像信
号の対応する部分を転送する。このようにして本発明で
は部屋の両サイドから投射しても、画像を滑らかに接続
し、臨場感ある広視野な画像を投影することができる。
【0036】以上のように第1の参考例では、斜め投射
の歪(射影変換)の影響をキャンセルする画像の射影変換
手段と、画像端部の重みを連続的に変化させる連続画像
変換手段により、通常の液晶ビデオプロジェクション手
段を用いて画像を斜めから投射した場合においても、画
像を滑らかに接続し広視野の画像とすることが可能であ
る。従って特殊な光学系やフィルム、ライトバルブを用
いることなく広視野角で臨場感の非常に高い画像を得る
ことができ、その実用的価値が高い。
【0037】次に第2の参考例について説明する。本
考例では高臨場な画像とするために、2眼ステレオ画像
を投影する装置とその方法について説明する。従来複数
の画像を同じ位置に投影するためには、投射する光学系
の光軸を一致させる必要があり、ハーフミラーなどで構
成された専用の光学系を持つ特殊なビデオプロジェクシ
ョン手段が必要であった。本参考例では特殊な光学系を
必要とせず、一般に用いられている液晶デバイスを用い
たビデオプロジェクション手段で2眼ステレオ画像が投
影できる方法と装置を実現するものである。
【0038】図7は第2の参考例の構成を示すブロック
図であり、第1の参考例と同じ構成要素には同じ番号を
つけ説明を省略する。また区別のために添え字を変え
る。第1の参考例と異なるのは、18g,18fの偏光手段
と、画像を投射する位置である。偏光手段18g,18fは、
それぞれのステレオ画像を分離するために挿入する。画
像の投射位置は図8に示すように、画像の中心が一致す
るようにする。投影変換を行わない状態の画像を5g,
5f(実線)で示し、投影変換をしたときの画像を6g,6
f(破線)で示す。
【0039】投影変換を行ったとき、それぞれの画像は
長方形に変換され、この時丁度、2つの画像を重ねるこ
とができる。画像の投影変換は、第1の参考例と同様に
数2,数3の式の変換を、射影変換手段2f,2gにより
行う。異なった角度からの投射にもかかわらず、射影変
換を行うことにより画像を十分に一致させることが可能
である。投影手段1f,1gとスクリーン4の間に偏光手
段18f,18gを入れ、2つの画像の偏光面を90度ずらし、
後で分離できるようにする。入力1,2に与える画像は
両眼視差を与えたステレオ画像で、偏光眼鏡で2つの画
像を分離することにより、立体感を観察者に与えるもの
である。
【0040】この時、投影手段は、スクリーン4の鉛直
線上からずれた点から投射しているにもかかわらず、画
像のどの部分でも、スクリーン4上に視差が正しく表示
できるため、正しい奥行き感のある臨場感の高い画像が
提示可能となる。この時、ビデオプロジェクション手段
は一般に用いられている、液晶を用いた物で良く、特殊
な光学系や特殊なビデオプロジェクション手段を必要と
せず、実効的な価値が高いものとすることができる。
【0041】以上のように、第2の参考例では、2つの
画像をスクリーンの鉛直線上からずれた異なった点から
投影しているにもかかわらず、スクリーン上の同じ位置
に重なって表示する事が可能となり、正しい視差を提示
でき、正しい奥行き感のある臨場感の高い画像が提示可
能となる。さらにこの時ビデオプロジェクション手段は
一般に用いられている、液晶を用いた物で良く、特殊な
光学系や特殊なビデオプロジェクション手段を必要とせ
ず実現でき、その実用的価値は非常に高い。
【0042】なお第2の参考例では2つの画像を分離す
るために、偏光手段を用いたがこれを時分割の液晶シャ
ッターなどに置き換えても良いのは当然である。また眼
鏡を用いる2眼ステレオの3D画像を適応した例を示し
たが、多眼レンチキュラーを用いる3D画像に適応でき
るのは当然である。
【0043】また第1の参考例では連続した画像を得る
ため、画像の左右端を互いに転送し合成したが、入力さ
れた複数の画像の左右端にオーバーラップ部がある場合
にはなくても良いのは当然である。また射影変換手段の
中で、画像の補間に数5の式で示すキュービック・コン
ボリューション法による補間を用いたが、バイリニヤー
方式などによる他の補間方法を用いて良いのは明かであ
る。また射影変換手段の信号の出力する部分にメモリを
用いているが、出力するビデオプロジェクション手段と
の関係で省略できる場合も存在する。また射影変換の方
法は、回転行列rの要素を用いた原理通りの方法を示し
たが、これらの式を演算手段の簡略化のために、近似式
などで展開して行う方法も明らかに本発明の範囲であ
る。
【0044】なお、本実施例は装置の形状で示したが、
処理の速度の遅い部分については、この構成に従って計
算機で処理を行なうソフト(手法)として実現しても良い
のは当然である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
斜め投射の歪(射影変換)の影響をキャンセルする画像の
射影変換と、画像端部の重みを連続的に変化させる連続
画像変換により、通常の液晶ビデオプロジェクション手
段を用いて画像を斜めから投射した場合においても、画
像を滑らかに接続し広視野の画像とすることが可能であ
る。従って、特殊な光学系やフィルム、ライトバルブを
用いることなく広視野角で臨場感の非常に高い画像を得
ることが可能となる。
【0046】しかも、複数の独立したビデオプロジェク
ション手段からの画像をそれぞれ連続的に変換して1つ
の画像を得る構成において、複数のビデオプロジェクシ
ョン手段が、例えば鑑賞者の前方にあっても、鑑賞者に
とって何等視界の妨げにならないため、複数のビデオプ
ロジェクション手段により投影されたなめらかな画像を
楽しむことができる。
【0047】また、2つの画像をスクリーンの鉛直線上
からずれた異なった点から投影しているにもかかわら
ず、スクリーン上の同じ位置に重なって表示する事が可
能となり、正しい視差を提示でき、正しい奥行き感のあ
る臨場感の高い画像が提示可能となる。さらにこの時ビ
デオプロジェクション手段は一般に用いられている、液
晶を用いた物で良く、特殊な光学系や特殊なビデオプロ
ジェクション手段を必要とせず臨場感の非常に高い画像
を表示することが可能となり、その実用的価値は非常に
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高臨場像表示装置の実施例を説明す
るための第1の参考例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1で投影された画像の形状を示す図である。
【図3】図1の射影変換手段の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】図1の連続画像変換手段の重みの特性の一例を
示す特性図である。
【図5】本発明の実施例である2台のビデオプロジェク
ション手段を用いた例の構成を示すブロック図である。
【図6】図5の投影された画像の形状を示す図である。
【図7】第2の参考例の構成を示すブロック図である。
【図8】図7の投影された画像の形状を示す図である。
【図9】従来の高臨場投影装置の概要図である。
【符号の説明】
1…投影手段(ビデオプロジェクション手段)、 2…射
影変換手段、 3…連続画像変換手段、 4…スクリー
ン、 5…投影変換を行なわない画像、 6…投影変換
を行なった画像、 11,13…メモリ、 12…信号補間手
段、 14,17…アドレス発生手段、 15…重み発生手
段、 16…座標逆変換手段、 18…偏光手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−227238(JP,A) 特開 平4−70082(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面のスクリーン上で画像を上映するた
    めに前面のスクリーンに対して異なる角度で複数の投影
    装置によって画像を投影する映像表示方法であって
    記スクリーンと前記投影装置を部屋に設置し、複数の前
    記投影装置を部屋の両サイドに独立して設置し、複数の
    画像信号の接続される部分に重みを掛けるように画像を
    連続的に変換し、かつ、画像の投影面に対して垂直でな
    い方向から投射した画像を垂直方向から投射した画像と
    同じ形状になるように画像を投影変換し、前記複数の独
    立した投影装置の間隔を、投影された1つの画像の水平
    サイズより広くなるように設定し、前記複数の独立した
    投影装置によって投影面に垂直でない方向から投影され
    た画像が単独の投影装置で投影した画像より広角の画像
    を表示する方向に投影し、投影された前記複数の画像が
    連続するように変換することを特徴とする高臨場映像表
    示方法。
  2. 【請求項2】 前面のスクリーン上で画像を上映するた
    めに前面のスクリーンに対して異なる角度で複数の投影
    手段によって画像を投影する映像表示装置であって
    記スクリーンと前記投影手段を部屋に設置し、複数の前
    記投影手段を部屋の両サイドに独立して設置し、複数の
    画像信号の接続される部分に重みを掛ける連続画像変換
    手段と、前記画像の投影面に対して垂直でない方向から
    投射した画像を垂直方向から投射した画像と同じ形状に
    なるように変換する射影変換手段と、複数の画像を投影
    表示する複数の独立した投影手段とを備え、前記複数の
    独立した投影手段の間隔を、投影された1つの画像の水
    平サイズより広くなり、かつ入力された画像を前記連続
    画像変換手段と前記射影変換手段により前記複数の独立
    した投影手段で投影面に垂直でない方向から投射し投影
    された画像が単独の投影手段で投影された画像より広角
    で表示される方向に投影し、かつ投影された画像が連続
    するように設定したことを特徴とする高臨場映像表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前面のスクリーン上で画像を上映するた
    めに前面のスクリーンに対して異なる角度で投影した複
    数の異なる画像を接続して広視野の画像を得る映像表示
    方法であって前記スクリーンと投影装置を部屋に設置
    し、複数の前記投影装置を部屋の両サイドに独立して設
    置し、前記複数の画像信号の接続される部分に重みを掛
    けるように画像を連続的に変換し、かつ、画像の投影面
    に対して垂直でない方向から投射した画像を垂直方向か
    ら投射した画像と同じ形状になるように画像を投影変換
    し、前記複数の独立した投影装置の間隔を投影された
    1つの画像の水平サイズより広くなるように設定し、前
    記複数の独立した撮像装置によって投影面に垂直でない
    方向から投影された画像が単独の投影装置で投影した画
    像より広角の画像を表示する方向に投影し、投影された
    前記複数の画像が連続するように変換することを特徴と
    する高臨場映像表示方法。
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