JP3517136B2 - 自動車用シートの支持装置 - Google Patents

自動車用シートの支持装置

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JP3517136B2 JP35049898A JP35049898A JP3517136B2 JP 3517136 B2 JP3517136 B2 JP 3517136B2 JP 35049898 A JP35049898 A JP 35049898A JP 35049898 A JP35049898 A JP 35049898A JP 3517136 B2 JP3517136 B2 JP 3517136B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用シートの
支持装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】自動車用シートには、従来、特開平8‐
67186号公報で示されるものがある。 【0003】上記公報のものによれば、シートは、車体
のフロアパネルの上方に位置するシート本体と、このシ
ート本体を上記フロアパネルに支持させる支持装置とを
備え、上記シートは着座可能な姿勢とされている。 【0004】上記構成において、近時、支持装置が、上
記シート本体の下面側から下方に向って延出する前、後
脚と、これら前、後脚を前後に回動自在とさせるようそ
の各上端部を上記シート本体に枢支させる前、後上枢支
具と、上記前脚を前後に回動自在とさせるようその下端
部を上記フロアパネルに枢支させる前下枢支具と、上記
後脚の下端部を上記フロアパネルに係脱自在に係止させ
かつこの係止状態で上記後脚を前後に回動自在となるよ
う上記フロアパネルに枢支させる係止具とを備え、上記
前、後脚の前後の回動に伴い上記シート本体を前後移動
自在にさせると共に、上記係止具の係止状態の解除で、
上記シートを上記前下枢支具を中心として前上方に向っ
て回動可能としたものが提案されている。 【0005】そして、上記構成のシートにおいて、シー
ト本体を前後方向に移動させて所望の部位で上記前、後
脚の回動を解除可能に阻止させれば、着座者の体格や好
みに合うようにシートへの着座位置が前後に変更できる
ようになっている。 【0006】また、上記係止具の係止を解除させ、シー
トを上記前下枢支具を中心として所定回動位置まで前上
方に回動させると、上記シートは前後方向でコンパクト
な縦長の収納姿勢にされることとされ、これにより、こ
のシートの後方における車室の乗車空間や作業空間が広
げられることとされている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、上記後脚の下端部は上記フロアパネルに対し
係止具によって係止させられているだけのため、上記フ
ロアパネルに対する上記後脚の下端部の支持の支持強度
が不十分になって、自動車の走行中にがたつきが生じる
など、不都合が生じるおそれがある。 【0008】そこで、上記係止具による係止状態をより
強固に保持させるようにすることが考えられるが、単に
このようにすると、係止具の係止状態を解除させるため
の操作が煩雑になり、つまり、シートを収納姿勢にさせ
るための操作が煩雑になるおそれがある。 【0009】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、フロアパネルに対しシート本体を前後に
回動する前、後脚によって枢支させると共に、上記フロ
アパネルに対し後脚の下端部を係止具により係脱自在に
係止させた場合において、上記フロアパネルに対するシ
ートの支持がより強固になされるようにすることを課題
とする。 【0010】また、上記のようにした場合でも、シート
を前上方に回動させて収納姿勢にさせるための操作が容
易にできるようにすることを課題とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車用シートの支持装置は、シート4が、
車体1のフロアパネル2の上方に位置するシート本体6
と、このシート本体6の下面側から下方に向って延出す
る前、後脚13,14と、これら前、後脚13,14を
前後に回動自在とさせるようその各上端部を上記シート
本体6に枢支させる前、後上枢支具15,16と、上記
前脚13を前後に回動自在とさせるようその下端部を上
記フロアパネル2に枢支させる前下枢支具17と、上記
後脚14の下端部を上記フロアパネル2に係脱自在に係
止させかつこの係止状態で上記後脚14を前後に回動自
在となるよう上記フロアパネル2に枢支させる係止具1
8とを備え、上記前、後脚13,14の前後の回動に伴
い上記シート本体6を前後移動自在にさせると共に、上
記係止具18の係止状態の解除で、上記シート4を上記
前下枢支具17を中心として前上方に向って回動可能と
した自動車用シート装置において、 【0012】上記シート4に連動連結されて上記係止具
18をその係止状態にロックする一方、上記シート本体
6が前後方向の所定部位にあるときのみ、上記ロックを
解除するロック手段41を備え、上記係止具18が、上
記フロアパネル2に突設されるストライカ28と、上記
後脚14の下端部に形成されて上記ストライカ28にそ
の上方から嵌脱自在に嵌合する係止溝29と、上記後脚
14の下端部に回動自在に枢支されてその回動で上記係
止溝29の下端開口を閉じこの係止溝29と上記ストラ
イカ28との嵌合状態を解除可能に保持させる係止フッ
ク33と、上記後脚14の下端部に回動自在に枢支され
てその回動で上記係止フック33に係脱自在に係合して
この係止フック33の回動を阻止する係合フック35と
を備え、上記ロック手段41が、上記後脚14に回動自
在に枢支されるロックアーム43と、このロックアーム
43を上記シート本体6に連動連結させる連動リンク4
4とを備え、上記ロックアーム43が、上記係止溝29
とストライカ28との嵌合状態を保持することにより係
止状態とされた上記係止具18における係合フック35
の近傍に位置してこの係合フック35の回動を阻止する
一方、上記シート本体6が前後方向の所定部位とされた
とき、このシート本体6に上記連動リンク44を介して
上記ロックアーム43が連動し、このロックアーム43
が、上記係止フック33に対する係合フック35の係合
を解除するに足るこの係合フック35の回動軌跡から離
脱させられるようにしたものである。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。 【0014】図において、図中符号1は自動車の車体
で、矢印Frはこの自動車の車体1の前方を示してい
る。 【0015】上記車体1はほぼ水平に延びる板金製のフ
ロアパネル2を有し、このフロアパネル2の上方におけ
る車体1の内部が車室3とされ、この車室3に乗員など
着座者用のシート4が設けられている。このシート4
は、上記フロアパネル2の上方に位置するシート本体6
と、このシート本体6を上記フロアパネル2に支持させ
る支持装置7とを備えている。 【0016】上記シート本体6は、上記フロアパネル2
の上方でほぼ水平に延びるシートクッション8と、この
シートクッション8の後端部側から上方に向って突出す
るシートバック9と、このシートバック9の下端部を上
記シートクッション8の後端部に枢支させる枢支手段1
0とを備え、この枢支手段10を中心として、上記シー
トバック9が前下方に向って往復回動自在とされてい
る。また、図示しないが、上記シートバック9を任意回
動位置でその回動を阻止可能とさせるリクライニング手
段が設けられている。 【0017】図1〜3中実線と、一点鎖線とで示したシ
ート4は、着座者が着座可能な姿勢とされており、つま
り、上記シート本体6のシートクッション8は着座者が
腰掛け可能な姿勢とされ、上記シートバック9は、上記
シートクッション8へ腰掛けた状態で、背もたれ可能な
姿勢とされている。 【0018】上記支持装置7は、上記シート本体6が着
座可能な姿勢である場合におけるシートクッション8の
前部の下面側から下方に向って延出する左右一対の板金
製前脚13と、上記シートクッション8の後部の下面側
から下方に向って延出する左右一対の板金製後脚14
と、これら前、後脚13,14を前後に回動自在とさせ
るようその各上端部を上記シートクッション8に枢支さ
せる前、後上枢支具15,16と、上記前脚13を前後
に回動自在とさせるようその下端部を上記フロアパネル
2に枢支させる前下枢支具17と、上記後脚14の下端
部を上記フロアパネル2に係脱自在に係止させ、かつ、
この係止状態で上記後脚14を前後に回動自在となるよ
う上記フロアパネル2に枢支させる係止具18とを備え
ている。 【0019】上記の場合、前、後脚13,14の上記し
た前後回動に伴い上記シート本体6はフロアパネル2に
対し前後移動自在(A,B)とされている。この場合、
上記シート本体6の所定以上の前方移動を阻止する不図
示の前回動ストッパが設けられ、このように阻止された
とき、上記シート本体6は最前部位に位置することとな
る(図1中一点鎖線、図3)。 【0020】一方、上記シート本体6の所定以上の後方
移動を阻止する後回動ストッパ20が設けられ、このよ
うに阻止されたとき、上記シート本体6は最後部位に位
置することとなる(図1中実線、図2)。 【0021】上記した前、後脚13,14の前後回動に
より、シート本体6の最前部位から最後部位に至る前後
可動範囲で、このシート本体6を所望部位にさせ、ここ
で、上記前、後脚13,14の回動を不図示の回動阻止
手段で解除可能に阻止させれば、シート4に対し着座者
の体格や好みに合う着座位置が得られることとなる。 【0022】一方、上記係止具18の係止状態の解除
で、上記シート4は上記前下枢支具17を中心として前
上方に向って回動可能(C)とされている(図1中二点
鎖線、図4)。 【0023】そして、上記シート4を前上方に回動させ
て所定回動位置に位置させると、このシート4は前後方
向でコンパクトな縦長の収納姿勢にされるようになって
いる。 【0024】上記後上枢支具16は上記シートクッショ
ン8の下面から突出するようこのシートクッション8に
固着されたブラケット21と、このブラケット21に上
記後脚14の上端部を枢支させる枢支軸22とを備えて
いる。 【0025】上記係止具18は、シート本体6の後部の
下方に位置してフロアパネル2に突設されるストライカ
28と、上記後脚14の下端部に形成されてフロアパネ
ル2の側面視でほぼ倒立U字形状をなして上記ストライ
カ28の上部にその上方から嵌脱自在に嵌合する係止溝
29とを備えている。上記ストライカ28の上部は軸心
が車幅方向に延びて上記係止溝29を嵌合させた状態で
上記後脚14を前後に回動自在に枢支させる枢支軸30
とされている。 【0026】また、上記係止具18は、上記後脚14の
下端部に枢支軸32により前後に回動自在に枢支されて
その後方回動で上記係止溝29の下端開口を閉じこの係
止溝29と枢支軸30の嵌合状態を解除可能に保持させ
る係止フック33と、上記後脚14の下端部に枢支軸3
4により前後に回動自在に枢支されてその前方回動で上
記係止フック33に係脱自在に係合してこの係止フック
33の前方への回動を阻止する係合フック35とを備え
ている。また、この係合フック35を前方回動(D)さ
せて上記係止フック33に係止させるよう付勢する不図
示のばねが設けられている。 【0027】また、上記係止具18は、上記枢支軸34
を介し係合フック35と連動する回動アーム37と、こ
の回動アーム37から後方に向って突出するベルト製の
係止解除用の操作部38とを備えている。 【0028】上記した図1,2で示す状態では、上記係
止具18は、上記後脚14の下端部をフロアパネル2に
係止させた係止状態とされており、この状態で、前記し
たように前、後脚13,14は共に前後に回動自在とさ
れている。 【0029】図2中一点鎖線で示すように、上記操作部
38を把持して後方に引張するよう操作すれば、これに
上記回動アーム37と枢支軸34を介し係合フック35
が連動して、上記係止フック33に対する係合フック3
5の係止が解除され、つまり、係止具18の係止状態が
解除される。 【0030】上記係止具18の係止状態を解除させた状
態から、図1中二点鎖線と図4とで示すように、上記前
下枢支具17を中心としてシート4を前上方へ回動
(C)させると、図4で示すように、上記係止フック3
3は上記ストライカ28の枢支軸30に押されて前方回
動させられ、上記係止溝29の下端開口を下方に向って
開き、上記後脚14の下端部は上記ストライカ28の枢
支軸30からその上方に離脱させられる。この場合、上
記係止フック33は、不図示のばねの付勢力により上記
係止溝29の下端開口を開いたままの姿勢に保持され
る。また、この際、上記操作部38が引張の操作力から
開放されると、上記係合フック35はばねの付勢力で前
方回動(D)し上記係止フック33の一部に当接してそ
の姿勢に保持される。この状態で、上記シート4を前上
方に更に回動させると、これが前記した収納姿勢とな
る。 【0031】上記シート4の収納姿勢から、このシート
4を前上方に回動させた軌跡に沿って、この回動方向と
逆にシート4を後下方に回動させ(Cと逆方向)、上記
後脚14の下端部の係止溝29を、図4で示す位置から
上記ストライカ28の枢支軸30に嵌合させると、上記
係止フック33は上記枢支軸30に押されて後方回動
し、このとき、上記係合フック35はばねの付勢力によ
り上記係止フック33に自動的に係合し、係止具18は
図1,2中実線で示した元の係止状態に戻る。 【0032】図1〜3において、上記シート4のシート
本体6と後脚14に連動連結されて上記係止具18をそ
の係止状態に自動的にロックし(図3)、その一方、上
記シート本体6が前後方向の所定部位であるほぼ最後部
位(図1,2中実線)にあるときのみ、上記ロックを自
動的に解除するロック手段41が設けられている。 【0033】上記ロック手段41は、上記後脚14の下
端部に枢支軸42により上下に回動自在に枢支されるロ
ックアーム43と、このロックアーム43を上記ブラケ
ット21を介してシート本体6のシートクッション8に
連動連結させる連動リンク44とを備えている。 【0034】図1中一点鎖線と、図3とで示すように、
上記シート4のシート本体6がほぼ最後部位よりも前方
に移動したときには、このシート本体6に上記連動リン
ク44を介してロックアーム43が連動し、このロック
アーム43の回動端部が係止状態とされた係止具18に
おける係合フック35の後端面の近傍に位置してこの係
合フック35の後方回動を阻止し、もって、前記したよ
うに係止具18の係止状態がそのままに保持されるよう
自動的にロックされる。 【0035】図1,2中実線で示すように、上記シート
4のシート本体6がほぼ最後部位とされたときには、こ
のシート本体6に上記連動リンク44を介してロックア
ーム43が連動し、このロックアーム43の回動端部
が、上記係止フック33に対する係合フック35の係
を解除するに足るこの係合フック35の回動軌跡から離
脱させられ、もって、前記したように係止具18の係止
状態のロックが自動的に解除される。 【0036】上記構成によれば、シート4に連動連結さ
れて上記係止具18をその係止状態にロックする一方、
上記シート本体6が前後方向の所定部位にあるときの
み、上記ロックを解除するロック手段41が設けられて
ある。 【0037】このため、上記フロアパネル2に対する後
脚14の下端部の係止具18による係止状態は、上記シ
ート本体6を前後方向の所定部位にさせる場合のみを除
いて、上記ロック手段41のロック動作により全体的に
強化されることとなる。 【0038】よって、上記フロアパネル2に対するシー
ト4の支持は全体的により強固になされることとなる。 【0039】しかも、上記したように、シート本体6を
所定部位に位置させれば、上記ロック手段41によるロ
ックは自動的に解除されるため、上記係止具18による
係止状態を解除させてシート4を収納姿勢にさせようと
するときには、まず、上記シート本体6を上記所定部位
に位置させ、次に、上記係止具18に対し係止状態の解
除の操作をすれば、フロアパネル2からの後脚14の下
端部の離脱が可能となり、もって、前下枢支具17を中
心としたシート4の前上方への回動が可能となる。 【0040】よって、上記シート4を収納姿勢にさせよ
うとするときには、シート本体6を所定部位にさせるこ
とで、上記ロック手段41への操作が不要となることか
ら、シート4を収納姿勢にさせるための操作は容易にで
きることとなる。 【0041】また、上記したように、ロック手段41に
よるロックを解除させるシート本体6の所定部位はシー
ト本体6の前後可動範囲における最後部位とされてい
る。 【0042】ここで、一般的な体形の着座者は、通常走
行時ではほぼ上記最後部位よりも前方に位置させられた
シート本体6に着座するため、この通常走行時では、上
記係止具18はロック手段41によって常に係止状態に
ロックされ、よって、上記フロアパネル2に対するシー
ト4の支持はより全体的に強固となる。 【0043】しかも、上記シート本体6を最後部位へ位
置決めさせることは、前記後回動ストッパ20によって
容易にでき、つまり、ロック手段41によるロックの解
除は容易にできることから、シート4を収納姿勢にさせ
る操作は、極めて容易にできる。 【0044】 【発明の効果】本発明によれば、シートが、車体のフロ
アパネルの上方に位置するシート本体と、このシート本
体の下面側から下方に向って延出する前、後脚と、これ
ら前、後脚を前後に回動自在とさせるようその各上端部
を上記シート本体に枢支させる前、後上枢支具と、上記
前脚を前後に回動自在とさせるようその下端部を上記フ
ロアパネルに枢支させる前下枢支具と、上記後脚の下端
部を上記フロアパネルに係脱自在に係止させかつこの係
止状態で上記後脚を前後に回動自在となるよう上記フロ
アパネルに枢支させる係止具とを備え、上記前、後脚の
前後の回動に伴い上記シート本体を前後移動自在にさせ
ると共に、上記係止具の係止状態の解除で、上記シート
を上記前下枢支具を中心として前上方に向って回動可能
とした自動車用シート装置において、 【0045】上記シートに連動連結されて上記係止具を
その係止状態にロックする一方、上記シート本体が前後
方向の所定部位にあるときのみ、上記ロックを解除する
ロック手段を備え、上記係止具が、上記フロアパネルに
突設されるストライカと、上記後脚の下端部に形成され
て上記ストライカにその上方から嵌脱自在に嵌合する係
止溝と、上記後脚の下端部に回動自在に枢支されてその
回動で上記係止溝の下端開口を閉じこの係止溝と上記ス
トライカとの嵌合状態を解除可能に保持させる係止フッ
クと、上記後脚の下端部に回動自在に枢支されてその回
動で上記係止フックに係脱自在に係合してこの係止フッ
クの回動を阻止する係合フックとを備え、上記ロック手
段が、上記後脚に回動自在に枢支されるロックアーム
と、このロックアームを上記シート本体に連動連結させ
る連動リンクとを備え、上記ロックアームが、上記係止
溝とストライカとの嵌合状態を保持することにより係止
状態とされた上記係止具における係合フックの近傍に位
置してこの係合フックの回動を阻止する一方、上記シー
ト本体が前後方向の所定部位とされたとき、このシート
本体に上記連動リンクを介して上記ロックアームが連動
し、このロックアームが、上記係止フックに対する係合
フックの係合を解除するに足るこの係合フックの回動軌
跡から離脱させられるようにしてある。 【0046】このため、上記したように、ロックアーム
が、上記係止溝とストライカとの嵌合状態を保持するこ
とにより係止状態とされた上記係止具における係合フッ
クの近傍に位置してこの係合フックの回動を阻止するこ
とにより、上記係止具の係止状態がそのままに保持され
るよう自動的にロックされ、つまり、上記ロック手段が
ロック動作することから、上記フロアパネルに対する後
脚の下端部の係止具による係止状態は、上記シート本体
を前後方向の所定部位にさせる場合のみを除いて、上記
ロック手段のロック動作により全体的に強化されること
となる。 【0047】よって、上記フロアパネルに対するシート
の支持は全体的により強固になされることとなる。 【0048】しかも、上記したように、シート本体を所
定部位に位置させれば、このシート本体に上記連動リン
クを介して上記ロックアームが連動し、このロックアー
ムが、上記係止フックに対する係合フックの係合を解除
するに足るこの係合フックの回動軌跡から離脱させられ
て、上記係止具の係止状態のロックが自動的に解除さ
れ、つまり、上記ロック手段によるロックは自動的に解
除されるため、上記係止具による係止状態を解除させて
シートを収納姿勢にさせようとするときには、まず、上
記シート本体を上記所定部位に位置させ、次に、上記係
止具に対し係止状態の解除の操作をすれば、フロアパネ
ルからの後脚の下端部の離脱が可能となり、もって、前
下枢支具を中心としたシートの前上方への回動が可能と
なる。 【0049】よって、上記シートを収納姿勢にさせよう
とするときには、シート本体を所定部位にさせること
で、上記ロック手段への操作が不要となることから、シ
ートを収納姿勢にさせるための操作は容易にできること
となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】シートの側面図である。 【図2】図1の部分拡大図である。 【図3】図2に相当する作用説明図である。 【図4】図2に相当する他の作用説明図である。 【符号の説明】 1 車体 2 フロアパネル 4 シート 6 シート本体 7 支持装置 13 前脚 14 後脚 17 前下枢支具 18 係止具 20 後回動ストッパ28 ストライカ 29 係止溝 30 枢支軸33 係止フック 35 係合フック 41 ロック手段43 ロックアーム 44 連動リンク

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 シートが、車体のフロアパネルの上方に
    位置するシート本体と、このシート本体の下面側から下
    方に向って延出する前、後脚と、これら前、後脚を前後
    に回動自在とさせるようその各上端部を上記シート本体
    に枢支させる前、後上枢支具と、上記前脚を前後に回動
    自在とさせるようその下端部を上記フロアパネルに枢支
    させる前下枢支具と、上記後脚の下端部を上記フロアパ
    ネルに係脱自在に係止させかつこの係止状態で上記後脚
    を前後に回動自在となるよう上記フロアパネルに枢支さ
    せる係止具とを備え、上記前、後脚の前後の回動に伴い
    上記シート本体を前後移動自在にさせると共に、上記係
    止具の係止状態の解除で、上記シートを上記前下枢支具
    を中心として前上方に向って回動可能とした自動車用シ
    ート装置において、 上記シートに連動連結されて上記係止具をその係止状態
    にロックする一方、上記シート本体が前後方向の所定部
    位にあるときのみ、上記ロックを解除するロック手段を
    備え 上記係止具が、上記フロアパネルに突設されるストライ
    カと、上記後脚の下端部に形成されて上記ストライカに
    その上方から嵌脱自在に嵌合する係止溝と、上記後脚の
    下端部に回動自在に枢支されてその回動で上記係止溝の
    下端開口を閉じこの係止溝と上記ストライカとの嵌合状
    態を解除可能に保持させる係止フックと、上記後脚の下
    端部に回動自在に枢支されてその回動で上記係止フック
    に係脱自在に係合してこの係止フックの回動を阻止する
    係合フックとを備え、 上記ロック手段が、上記後脚に回動自在に枢支されるロ
    ックアームと、このロックアームを上記シート本体に連
    動連結させる連動リンクとを備え、 上記ロックアームが、上記係止溝とストライカとの嵌合
    状態を保持することにより係止状態とされた上記係止具
    における係合フックの近傍に位置してこの係合フックの
    回動を阻止する一方、上記シート本体が前後方向の所定
    部位とされたとき、このシート本体に上記連動リンクを
    介して上記ロックアームが連動し、このロックアーム
    が、上記係止フックに対する係合フックの係合を解除す
    るに足るこの係合フックの回動軌跡から離脱させられる
    ようにし た自動車用シートの支持装置。
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