JP3510084B2 - 複数の現像器を有する静電記録装置 - Google Patents

複数の現像器を有する静電記録装置

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JP3510084B2 JP15106497A JP15106497A JP3510084B2 JP 3510084 B2 JP3510084 B2 JP 3510084B2 JP 15106497 A JP15106497 A JP 15106497A JP 15106497 A JP15106497 A JP 15106497A JP 3510084 B2 JP3510084 B2 JP 3510084B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の静電記録ユニ
ットを直列に配置して、主として多色記録を行う電子静
電記録装置に関する。特に、本発明は記録媒体を静電吸
着して搬送するベルト機構と、該ベルト機構に吸着され
て搬送される記録媒体の移動経路に沿って直列に配置さ
れ、記録媒体に対してトナー画像を順次転写する複数の
静電記録ユニットとを具備する静電記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、静電記録装置では、誘電体等の静
電潜像担持体(感光体)に静電潜像が書き込まれ、その
静電潜像は現像剤でもって帯電トナー像として静電的に
現像され、次いで該帯電トナー像は記録紙等の記録媒体
に静電的に転写された後に熱、圧力あるいは光等によっ
て該記録媒体上に定着される。
【0003】従来の静電記録装置の一例を説明する。電
子写真方式を採用した高速プリンタには、静電潜像担持
体として、感光ドラムが用いられる。記録作動時、回転
している感光ドラムが前帯電器によって一様に帯電さ
れ、その帯電領域には光学的書込み手段によって静電潜
像が書き込まれる。なお、前帯電器は例えばコロナ帯電
器あるいはスコロトロン帯電器として構成され得るが、
その他の前帯電器として、導電性ローラ帯電器あるいは
導電性ブラシ帯電器等も挙げられ、また光学的う書込み
手段としては、レーザビームスキャンナ、LED(発光
ダイオード)アレイ等が知られている。
【0004】感光ドラムに書き込まれた静電潜像は現像
器によって帯電トナー像として静電的に現像され、その
帯電トナー像は転写器によって記録紙等の記録媒体に静
電的に転写される。記録媒体すなわち記録紙は給紙部か
ら給紙され、その記録紙は一対のレジストローラの箇所
で一旦停止されて待機され、次いで記録紙は感光ドラム
への静電潜像の書込みに応じた所定のタイミングで感光
ドラムと転写器との間に一対のレジストローラによって
送り込まれ、これにより記録紙への帯電トナー像の転写
が所定箇所で行われる。転写器は例えばコロナ放電器等
から構成される転写部と、AC除電器等から構成させる
除電部とを含み、転写部は記録紙に帯電トナー像とは逆
極性の電荷を与えて該帯電トナー像を感動ドラムから記
録紙側に転写させる機能を持ち、除電器は帯電トナー像
の転写直後に記録紙から電荷を部分的に除去して該記録
紙を感光ドラムから分離し易くする機能を持つ。転写プ
ロセスを経た記録紙は定着器に送られ、そこで転写トナ
ー像は記録紙上に定着される。
【0005】一方、転写プロセスを経た感光ドラムの表
面上には記録紙に転写されずに残った残留トナーが付着
するが、この残留トナーは清掃器によって除去される。
高速プリンタでは、感光ドラムの表面から速やかにしか
も確実に残留トナーを除去することが求められ、また厖
大な量の記録紙に記録が行われるために、処理すべき残
留トナー量も多くなる。このため一般的に清掃器が用い
られる。詳述すると、清掃器は感光ドラムの一部を受け
入れるようになった開口部を持つトナー回収容器と、こ
のトナー回収容器内にその開口部に接近して設けられた
ファーブラシと、トナー回収容器の開口部の上側縁に沿
って設けられたトナー掻取りブレードと、トナー回収容
器の底部に設けられた搬送スクリューとを具備する。勿
論、ファーブラシは感光ドラムの表面から残留トナーを
払い落とすように機能し、また掻取りブレードはファー
ブラシで払い落とせなかった残留トナーを掻き取るよう
に機能する。ファーブラシおよび掻取りブレードによっ
て除去された残留トナーはトナー回収容器内に一旦回収
されるが、その回収トナーは搬送スクリューによってト
ナー回収容器から所定場所まで運ばれる。
【0006】上述の現像プロセスで用いられる現像剤と
しては、トナー成分(着色樹脂の微粉体粒子)と磁性成
分(微細な磁性体キャリヤ)とからなる二成分現像剤が
広く知られ、特に多色記録では、二成分現像剤を用いる
ことが多い。二成分現像剤を用いる現像器は、二成分現
像剤を保持する現像剤保持容器と、この現像剤保持容器
内の二成分現像剤を攪拌してトナー成分と磁性体キャリ
ヤ成分とを互いに摩擦帯電させる攪拌器と、その磁性体
キャリヤの一部を磁力でもって吸着して磁気ブラシを形
成するマグネットローラすなわち現像ローラとを具備
し、この現像ローラの一部は現像剤保持容器から露出さ
れて感光ドラムと対面させられる。現像ローラの周囲に
形成された磁気ブラシにはトナー成分が静電的に付着
し、該現像ローラの回転によりトナー成分は磁気ブラシ
に伴われて感光ドラムとの対面領域すなわち現像領域に
搬送され、そこで静電潜像の現像が行われる。静電潜像
の現像濃度は現像領域に搬送されるトナー量によっても
左右されるので、現像濃度の均質化のために、磁気ブラ
シの穂の長さが規制ブレードによって規制される。現像
領域を経た現像剤、すなわちトナー成分が低下した現像
剤はスクレーパ部材によって現像ローラから掻き取られ
て攪拌器側に戻される。
【0007】現像剤として二成分現像剤を用いる場合、
現像プロセスで絶えずトナー成分が消費されるので、現
像トナー像の品位すなわち記録トナー像の品位を維持す
るためには、適宜トナー成分を補給することが必要であ
る。また、記録トナー像の品位を左右する要因の1つと
して、トナー成分を磁性体キャリヤと十分に摩擦帯電さ
せるだけなく該トナー成分を磁性体キャリヤ中に均一に
分布させることも挙げられる。更に、高速プリンタで
は、現像プロセスで使用される現像剤量も当然増えるの
で、現像剤を速やかにかつ効率良く攪拌することが求め
られる。このため攪拌器として、循環方式のものが一般
的に採用される。詳述すると、攪拌器は一対の搬送スク
リューと、その間に配置された仕切り板とからなり、こ
の一対の搬送スクリューは現像保持容器内で現像ローラ
と平行に配置される。一対の搬送スクリューは現像剤保
持容器の両側壁間に延在し、仕切り壁の長さは搬送スク
リューの長さよりも短く、その両端のそれぞれは現像剤
保持容器の該当側壁から所定の間隔だけ離される。搬送
スクリューは現像剤を互いに反対方向に搬送するように
駆動され、これにより現像剤循環路が形成される。すな
わち、現像剤が例えば搬送スクリューによってその端部
まで運ばれると、仕切り板の該当端部を回って反対側の
搬送スクリュー側に移動させられ、その現像剤が搬送ス
クリューによってその端部まで運ばれると、仕切り板の
反対側端部を回って再び搬送スクリュー側に移動させら
れ、かくして現像剤は一対の搬送スクリューに沿って循
環させられることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】静電記録技術を利用し
た多色記録装置の方式として多ドラム方式があり、この
多ドラム方式でマルチカラーやフルカラー記録を高速に
行う場合は、上述したような静電記録装置をユニット化
した4台の静電記録ユニットが設けられ、これら静電記
録ユニットは記録紙搬送用無端ベルト手段上に沿って直
列に配置される。静電記録ユニットは互いに同じ構造を
持つ。導電性転写ローラは記録紙搬送用無端ベルト手段
の上側走行部を介して感光ドラムに圧接される。静電記
録ユニットのそれぞれの現像器にはイエロートナー成分
を持つ現像剤、マゼンタトナー成分を持つ現像剤、シア
ントナー成分を持つ現像剤およびブラックトナー成分を
持つ現像剤が用いられる。すなわち、静電記録ユニット
のそれぞれでは、イエロートナー像、マゼンタトナー
像、シアントナー像およびブラックトナー像が記録され
ることになる。
【0009】記録紙搬送用無端ベルト手段の一端、すな
わち記録紙導入端側には一対のレジストローラが設けら
れる。記録作動時、給紙部から記録紙は一対のレジスト
ローラの箇所で一旦停止されて待機される。静電記録ユ
ニットでは、順次それぞれの色の画像データに基づいて
各ユニットの感光ドラムに静電潜像が書き込まれ、次い
で所定のタイミングで記録紙は静電記録ユニットを順次
通過され、これにより該記録紙上にはイエロートナー
像、マゼンタトナー像、シアントナー像およびブラック
トナー像が順次転写されてフルカラー像が形成される。
このようにして得られたフルカラー像を持つ記録紙は無
端ベルト手段の他端側に設けれた定着器を通過して、該
フルカラー像が記録紙上に定着され、その後記録紙は排
出ローラを経て多色記録装置の外部に設けた排紙トレー
上に排出される。
【0010】以上で述べたような多ドラム方式の多色静
電記録装置は高速多色記録を達成し得る利点を持つが、
しかし複数の静電記録ユニットを直列に配置する構成と
なるために大型な構造となることが大きな問題点として
指摘されている。特に、高速プリンタを用いる場合に
は、現像器および清掃器が比較的嵩張る構造となってい
るために、かかる多色静電記録装置を更に大型化させる
という問題も生じる。
【0011】したがって、本発明の目的は複数の静電記
録ユニットを直列に配置して多色記録を行う多色静電記
録装置であって、その装置の全体構造の小型化を図り得
る、複数の現像器を有する静電記録装置を提供すること
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によると、記録媒
体を搬送するベルト機構と、該ベルト機構により搬送さ
れる記録媒体の移動経路に沿って直列に配置され、記録
媒体に対してトナー画像を順次転写する複数の静電記録
ユニットと、静電記録ユニットとベルト機構を収容する
上方が開閉カバーで覆われる収容室を備えた装置本体と
を具備し、該ベルト機構と該静電記録ユニットが装置本
体内に着脱可能に収容され、且つ該ベルト機構と該静電
記録ユニットが開閉カバーの開閉時において装置本体の
上方から取出し可能であり、下側の前記ベルト機構は、
該ベルト機構側の両側に設けた係止部材と、装置本体内
の両側に設置された係止部材とが互いに係合する第1係
合手段により、該装置本体内に着脱可能に設置され、上
側の静電記録ユニットは、該ユニットの両側に設けた係
止部材と、装置本体内の両側に設置された係止部材とが
互いに係合する第2係合手段により、該装置本体内に着
脱可能に設置され、前記ベルト機構の幅は第2係合手段
の幅方向の間隔より小さく、該ベルト機構は第2係合手
段の間を通過可能としたことを特徴とする、複数の現像
器を有する静電記録装置が提供される。
【0013】前記各静電記録ユニットは、感光体と、該
感光体を露光して該感光体上に静電潜像を形成する露光
器と、該感光体にトナーを供給して前記静電潜像を現像
する現像器とを具備したユニットとして構成され、前記
ベルト機構は、エンドレスベルトと、該エンドレスベル
トを駆動・搬送するローラと、該エンドレスベルトを帯
電する帯電機構と、クリーナーと、記録媒体の分離用ロ
ーラと、前記感光体上に現像されたトナー像を前記感光
体から記録媒体に転写するための転写ローラとが一体化
されたユニットとして構成されていることを特徴とす
る。
【0014】また、本発明は、前記ベルト機構と、該ベ
ルト機構により搬送される記録媒体の移動経路に沿って
直列に配置され、記録媒体に対してトナー画像を順次転
写する複数の静電記録ユニットと、を具備し、各静電記
録ユニット、又は該静電記録ユニットの感光体若しくは
該感光体及び前記現像器を含むプロセスユニットが、前
記ベルト機構の上部に着脱可能に設置されていることを
特徴とする。
【0015】本発明によれば、記録媒体を静電吸着して
搬送するベルト機構と、該ベルト機構に吸着されて搬送
される記録媒体の移動経路に沿って直列に配置され、記
録媒体に対してトナー画像を順次転写する複数の静電記
録ユニットと、記録媒体が前記ベルト機構を通過した後
に、該記録媒体上のトナー画像を定着させる定着器と、
を具備し、前記定着器は装置本体に対し着脱可能に設置
されることを特徴とする。
【0016】装置本体は前方カバーを具備し、該前方カ
バーを開くことにより前記定着器を該装置本体より取り
出し可能としたことを特徴とする。前記静電記録ユニッ
トのうち複数個を共通ケースに取付け、グループ化した
ことを特徴とする。また、本発明によれば、記録媒体を
静電吸着して搬送するベルト機構と、該ベルト機構に吸
着されて搬送される記録媒体の移動経路に沿って直列に
配置され、記録媒体に対してトナー画像を順次転写する
複数の静電記録ユニットと、を具備すると共に、前記各
静電記録ユニットは感光体及び現像器を具備し、前記ベ
ルト機構は、前記ベルト機構に吸着されて搬送される記
録媒体を介して前記感光体と対向して配置される転写ロ
ーラを具備し、前記転写ローラにより前記感光体上のト
ナー画像が記録媒体上に転写される転写ステーションに
おいて、前記ベルト機構による記録媒体の搬送速度を可
変とする機構を具備し、且つ前記複数の静電記録ユニッ
トのうちのどの静電記録ユニットを稼働させ、どの静電
記録ユニットを非稼働とするかを制御できるように構成
したことを特徴とする、複数の現像器を有する静電記録
装置が提供される。
【0017】前記静電記録ユニットの稼働モードの1つ
はモノクロ印刷であり、他の稼働モードはカラー印刷で
あり、モノクロ印刷時の記録媒体の搬送速度を、カラー
印刷時の記録媒体の搬送速度より高速としたことを特徴
とする。前記静電記録ユニットの稼働時には、当該静電
記録ユニットの感光体に前記ベルト機構上の記録媒体を
介して転写ローラを対峙する位置とし、該静電記録ユニ
ットの非稼働時には、当該転写ローラを前記感光体から
退避させるように構成したことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明による多色静電記録装置の実施形態について詳細に説
明する。先ず、図1を参照すると、本発明による多色静
電記録装置として、フルカラー対応のLEDプリンタが
概略的に示される。このLEDプリンタは、記録媒体例
えば記録紙を搬送させるための搬送ベルトユニット10
を具備し、この搬送ベルトユニット10は可撓性誘電体
材料例えば適当な透明合成樹脂材料から形成された無端
ベルト11を具備する。この無端ベルト11は4つのロ
ーラ12a、12b、12cおよび12dの周りに掛け
渡される。なお、この搬送ベルトユニット10は後述の
ように装置本体1の内部に収容されると共に、装置本体
1の内部から上方へ取出し可能となっている。
【0019】装置本体1は図4,5に図示されるように
上方が開口した収容室2を備え、該収容室2に搬送ベル
トユニット10と4つの静電記録ユニットB,C,M,
Yが収容される。また収容室2の上方開口にはそれを覆
う開閉カバー3,4が回転軸5,6を中心に夫々逆の矢
印a,b方向へ開閉可能となっている。ローラ12aは
駆動ローラとして機能し、この駆動ローラ12aは適当
な駆動機構(図示せず)により無端ベルト11を図中の
矢印で示す方向に走行駆動する。また、この駆動ローラ
12aは無端ベルト11から電荷を除去するAC除電ロ
ーラとしても機能する。一方、ローラ12bは従動ロー
ラとして機能し、この従動ローラ12bは無端ベルト1
1に電荷を与える帯電ローラとしても機能する。ローラ
12c、12dは共にガイドローラとして機能し、駆動
ローラ12aおよび従動ローラ12bのそれぞれに接近
して配置される。従動ローラ12bとガイドローラ12
cと間にはテンションローラ(図示せず)が設けられ、
このテンションローラにより無端ベルト11には適当な
張力が与えられる。駆動ローラ12aと従動ローラ12
bとの間に規定される無端ベルト11の上側走行部は、
記録紙の移動経路を形成する。
【0020】記録媒体すなわち記録紙は、ホッパー13
内に多数枚蓄積されており、ピックローラ14によりホ
ッパー13内の最も上側の記録紙から1枚ずつ繰り出さ
れ、記録紙ガイド通路15を経て、1対の記録紙送りロ
ーラ16により、無端ベルト11の従動ローラ12b側
から記録紙移動経路に導入される。記録紙移動経路を通
過した記録紙は、駆動ローラ12a側から排出される。
【0021】無端ベルト11は従動ローラ12bにより
帯電されるため、記録紙が従動ローラ12b側から記録
紙移動経路へ導入されたときこの無端ベルト11に静電
的に吸着され、この無端ベルト11に対する記録紙の位
置ずれが防止される。一方、駆動ローラ12aは前述の
ように除電ローラとして機能するので、無端ベルト11
は駆動ローラ12aに接する部位において電荷が除去さ
れる。したがって、記録紙はこの駆動ローラ12aを通
過する際に電荷が除去され、駆動ローラ12a側から排
出される際には無端ベルト11の下部走行路の側へ巻き
込まれることなく、無端ベルト11から容易に分離され
得るようになる。
【0022】この実施形態にかかるLEDプリンタは4
台の静電記録ユニットY、M、CおよびBを具備し、こ
れらの4つの静電記録ユニットは無端ベルト11の従動
ローラ12bと駆動ローラ12aとの間に規定される上
側走行部に沿ってその範囲内のの上流側から下流側に向
かって直列に配置され、静電記録ユニットY、M、Cお
よびBのそれぞれでは、イエロートナー成分(Y)を持
つ現像剤、マゼンタトナー成分(M)を持つ現像剤、シ
アントナー成分(C)を持つ現像剤およびブラックトナ
ー成分(B)を持つ現像剤が使用される。静電記録ユニ
ットY、M、CおよびBは互いに同一構造を有し、無端
ベルト11の上側走行部に沿って移動する記録紙上にイ
エロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像お
よびブラックトナー像を記録するという点だけで異なる
ものであり、このような各トナー像は順次重ねて記録さ
れ、フルカラーのトナー像となる。
【0023】図2に各静電記録ユニットY、M、C、B
の1個を示す。各静電記録ユニットY、M、C、Bは、
感光ドラム20を具備し、記録作動時、感光ドラム20
は図中に示す矢印の方向に回転駆動させられる。感光ド
ラム20の上方には例えばコロナ帯電器あるいはスコロ
トロン帯電器等として構成された前帯電器21が配置さ
れ、この前帯電器21により感光ドラム20の回転表面
は順次一様な電荷で帯電させられる。感光ドラム20の
帯電領域には光学的書込み手段例えばLEDビームスキ
ャナ22から射出されたLEDビームでもって静電潜像
が書き込まれる。すなわち、LEDビームはコンピュー
タ、ワードプロッセサ等から得られる二値画像データに
基づいて点滅させられ、これにより静電潜像はドットイ
メージとして書き込まれる。
【0024】感光ドラム20に書き込まれた静電潜像
は、感光ドラム20に対して記録移動経路の上流側に配
置されている現像器23によって所定の色トナーでもっ
て帯電トナー像として静電的に現像される。帯電トナー
像は感光ドラム20の下方に位置した導電性転写ローラ
24によって記録紙等の記録媒体に静電的に転写され
る。図2に示すように、導電性転写ローラ24は無端ベ
ルト11の上側走行部を介して感光ドラム20に対接し
て配置され、この無端ベルト11によって搬送される記
録紙に帯電トナー像とは逆極性の電荷を与え、これによ
り感光ドラム20上の帯電トナー像は感光ドラム20か
ら記録紙上に静電的に転写される。
【0025】以上のような構成によれば、記録紙は、図
1に示すように、無端ベルト搬送手段10の従動ローラ
12bから導入されて静電記録ユニットY、M、Cおよ
びBを順次通過することにより、この記録紙上には4色
のトナー像が重ね合わされてフルカラー像が形成され、
次いで記録紙は無端ベルト搬送手段10の駆動ローラ1
2a側からヒートローラ型熱定着装置25に向かって送
られ、そこでフルカラー像は該記録紙上に熱定着され
る。ヒートローラ型熱定着装置25はヒートローラ25
aおよびバックアップローラ25bからなり、作動時、
ヒートローラ25aおよびバックアップローラ25bは
図1に示す矢印方向に駆動させられ、無端ベルト搬送手
段10の駆動ローラ12a側から排出された記録紙は両
ローラ25a、25bのニップ間に導入され、このとき
記録紙面上の転写トナー像はこれらのローラ25a、2
5bにより加圧されて熱溶融され、これにより転写トナ
ー像は記録紙上に熱定着される。ヒートローラ型熱定着
装置25を通過して転写トナー像が定着された記録紙
は、ガイドローラ26を通過してこれらのLEDプリン
タの上部に設けられたスタッカ27上に集積される。
【0026】一方、各静電記録ユニットY、M、C、B
において、転写プロセスを経た感光ドラム20の表面上
には記録紙に転写されずに残った残留トナーが付着する
が、この残留トナーは感光ドラム20に対して記録紙移
動経路の下流側に設けられたトナー清掃器28(図2)
によって除去される。除去された残留トナーはスクリュ
ウコンベア29等からなるトナー還流装置により現像器
23に戻され、再度現像用トナーとして使用される。
【0027】図2に示すように、現像器23は現像剤保
持容器30を具備し、この現像剤保持容器30内にはト
ナー成分(着色樹脂の微粉体粒子)と磁性成分(微細な
磁性体キャリヤ)とからなる二成分現像剤が保持され
る。現像剤保持容器30の開口部内にはマグネットロー
ラすなわち現像ローラ31がその表面の一部を露出する
ような態様で配置される。現像ローラ31は現像剤保持
容器30の両側壁部分によって固定支持されたシャフト
・コア部と、このコア部の周囲に回転自在に配置されか
つ非磁性体材料例えばアルミニウムから形成されたスリ
ーブとからなり、現像器23の作動時、現像ローラ31
のスリーブは図中の矢印で示す方向に回転駆動させられ
る。
【0028】図示の現像器23が静電記録装置内に設置
させられるとき、現像ローラ31の露出表面、すなわち
スリーブは感光ドラム等の静電潜像を担持する担持体表
面と対面させられる。現像剤保持容器30の底壁部分は
現像剤溜まり部となり、この現像剤溜まり部には、パド
ルローラ32が設けられる。パドルローラ32は現像剤
保持容器30の両側壁部分によって回転自在に支持さ
れ、現像器23の作動時には図中の矢印で示す方向に回
転駆動させられる。パドルローラ32は現像剤溜まり部
内の現像剤を現像ローラ31に向かって供給する。
【0029】また、逆に現像ローラ31の周囲には周知
のように現像剤の磁性成分すなわち磁性体キャリヤによ
って磁気ブラシが形成される。この磁気ブラシにはトナ
ー成分が静電的に付着し、現像ローラ31の回転により
感光ドラム20との対面領域すなわち現像領域に搬送さ
れる。現像ローラ31によって現像領域に搬送される現
像剤の量を所定量に規制するために、現像ローラ31の
下側に対向して現像剤規制ブレード33が取り付けられ
る。
【0030】なお、トナー清掃器28は、詳細には図示
しないが、感光ドラム20の一部を受け入れるようにな
った開口部を持つトナー回収容器と、このトナー回収容
器内にその開口部に接近して設けられたファーブラシ
と、トナー回収容器の開口部の上側縁に沿って設けられ
たトナー掻取りブレードと、トナー回収容器の底部に設
けられた搬送スクリュー29とからなる。感光ドラム1
2の表面からは残留トナーがファーブラシによって払い
落とされ、またファーブラシで払い落とせなかった残留
トナーは掻取りブレードによって感光ドラム20から掻
き取られる。ファーブラシおよび掻取りブレードによっ
て除去された残留トナーはトナー回収容器内に一旦回収
されるが、その回収トナーは搬送スクリュー29によっ
て現像器23に戻される。
【0031】現像器23では次のような現像プロセスが
実行される。例えば現像剤のトナー成分が負の電荷で帯
電させられる場合、感光ドラム20の回転表面には前帯
電器21によって負の一様な帯電領域が形成される。感
光ドラム20の帯電領域がLEDビームスキャナ22か
ら射出されたLEDビームでもって照射されると、その
照射箇所から負の電荷が逃がされて電位差が生じる。即
ち、感光ドラム20の帯電領域には静電潜像が電位差と
して書き込まれる。例えば、感光ドラム20の帯電領域
の電位が-600ボルトであるとすると、静電潜像の電位は
-15 ボルト程度まで低下させられる。一方、現像ローラ
31には負の現像バイアス電圧例えば-400ボルトが印加
されて、現像ローラ31と感光ドラム20との間には電
界が形成される。負に帯電させれらたトナー成分は現像
ローラ31と感光ドラム20との間の電界のために感光
ドラム20側に向かって飛翔させられ、感光ドラム20
上に付着され、現像される。
【0032】図3は搬送ベルトユニット10を、その上
に4つの静電記録ユニットY,M,CおよびBが搭載さ
れた状態で、一体としてこのLEDプリンタの装置本体
1から持ち上げた状態を装置の側面から見た図であり、
図4は図3と同じ状態の概略の断面図であり、図5はユ
ニット装着機構の一部を示す斜視図である。なお、装置
本体1の側には、ホッパー13、ピックローラ14、記
録紙送りローラ15、記録紙ガイド通路15、ヒートロ
ーラ型定着装置25、ガイドローラ26、スタッカ27
等が設けられている。
【0033】搬送ベルトユニット10はLEDプリンタ
の装置本体1に対して着脱自在に装着される構造は以下
のとおりである。即ち、図5に詳細に示すように、装置
本体1の上方が開口した収容室2を形成する両側板41
a、4bの内側に搬送ベルトユニット取付用のフレーム
42a、42bがそれぞれ対称的に取付けられており、
各フレーム42a、42aの水平部分には前後の2箇所
の位置にそれぞれ先端がテーパ状に尖ったピン43a、
43bが上向きになるように固定されている。一方、搬
送ベルトユニット10の両側板44a、44bの外側に
も対応するフレーム45a、45bがそれぞれ取付けら
れ、各フレームの水平部分には前後の2箇所の位置にピ
ン43a、43bを挿入することのできる孔46a、4
6b(図5)が設けられている。また、搬送ベルトユニ
ット10の両側板44a、44bの外側には、これらの
両側板44a、44bと平行に略垂直上方に延びた逆U
字形の1対の把手47(47a、47b)が対称的に取
付けられている。
【0034】したがって、搬送ベルトユニット10をL
EDプリンタの装置本体1から持ち上げて取り外す際
は、オペレータは両手で1対の把手47a、47bを持
ちながら搬送ベルトユニット10を矢印で示すように上
方へ持ち上げて、搬送ベルトユニット10のフレーム4
5a、45bの孔46a、46bがピン43a、43b
から外れるようにするだけで、搬送ベルトユニット10
をLEDプリンタの装置本体1から簡単に取り外すこと
ができる。一方、搬送ベルトユニット10をLEDプリ
ンタの装置本体1に装着する際はオペレータは両手で1
対の把手47(47a、47b)を持ちながら搬送ベル
トユニット10のフレーム45a、45bの孔46a、
46bがピン43a、43bに挿入されるようにするだ
けで、搬送ベルトユニット10をLEDプリンタの装置
本体1の所定位置に位置決めして装着することができ
る。このように、本実施形態では、搬送ベルトユニット
10を装置本体1に対して移動させるための特別な補助
手段、例えば引き出し用のレール等を使用することな
く、単に把手47(47a、47b)を持ちながら搬送
ベルトユニット10を上下方向(即ち重力の方向)に移
動させるだけで極めて簡単に搬送ベルトユニット10の
装着本体1に対する着脱が可能となる。なお、LEDプ
リンタの装着本体1に対して搬送ベルトユニット10を
着脱する際は、詳細には図示していないが、印刷済の記
録紙のスタッカ27を形成している装着本体1の上蓋2
を上方に開いてから行わなければならないことは勿論で
ある。
【0035】上述から明らかなように、搬送ベルトユニ
ット10は、その上に搭載された4つの静電記録ユニッ
トY,M,CおよびBと一体化されたユニット構造とす
ることができる。このような一体化ユニット構造として
の搬送ベルトユニット10を装置本体1に装着する場合
における各静電記録ユニットY,M,CおよびBの装置
本体1に対する位置決めは次のようにして行われる。即
ち、図4から明らかなように、各静電記録ユニットY,
M,CおよびBの現像器23の両側部には、両側に突出
した1対のピン48(48a,48b)が設けられてお
り、一方、装置本体1の両側板41a、4bの内側の前
記フレーム42a、42bの上方位置に対称的に1対の
現像器取付板49a,49bが設けられ、これらの現像
器取付板49a,49bには略水平方向に略等間隔に4
箇所の現像器取付孔ないし溝50a、50bが設けられ
ており、各静電記録ユニットY,M,CおよびBの現像
器23のピン48(48a,48b)を所定の現像器取
付孔ないし溝50a、50bに挿入することによりプリ
ンタ装置本体1に対する静電記録ユニットY,M,Cお
よびBの位置決めが行われる。
【0036】図6は4つの静電記録ユニットY,M,C
およびBをそれぞれ独立して個々に搬送ベルトユニット
10に対して着脱可能にすると共に、搬送ベルトユニッ
ト10を、その上に4つの静電記録ユニットY,M,C
およびBが搭載された状態で、一体として装置本体1に
着脱可能とした場合の実施形態を示す。搬送ベルトユニ
ット10をLEDプリンタの装置本体1に対して着脱自
在に装着する構造は、図3〜図5に関連して説明したの
と全く同様である。
【0037】搬送ベルトユニット10に対して個々の静
電記録ユニットY,M,CおよびBを着脱する構造は以
下のとおりである。即ち、各静電記録ユニットY,M,
CおよびBの現像器23の両側部に外方に突出した1対
のピン48(48a,48b)が設けられている点は前
述のの実施形態の場合と同様であるが、図6に示すよう
に、この実施形態では、LEDプリンタの装置本体1の
両側板41a、4bの内側に対称的に設ける対の現像器
取付板51(51a,51b)を、各静電記録ユニット
Y,M,CおよびBの現像器23に対応して略水平方向
略等間隔に4箇所設け、それぞれの現像器取付板51
(51a,51b)には、現像器取付溝52(52a、
52b)が設けられている。この現像器取付溝52(5
2a、52b)は現像器23のピン48(48a,48
b)の挿入及び位置決めを容易にするために、上方はピ
ン48の径に対して溝幅が大きく上方の開いた形状であ
り、下方では現像器23のピン48の同程度の溝幅とな
っており、正確な位置に位置決めされるようになってい
る。
【0038】各静電記録ユニットY,M,CおよびBを
搬送ベルトユニット10から取り外す際は、所定の静電
記録ユニットY,M,CおよびBを矢印で示すように搬
送ベルトユニット10から上方へ、即ち重力と平行な方
向へ持ち上げて、ピン48(48a、48b)が取付溝
52(52a、52b)から外れるようにするだけで簡
単に取り外すことができる。また、各静電記録ユニット
Y,M,CおよびBを搬送ベルトユニット10に取り付
ける際は、当該静電記録ユニットY,M,CおよびBを
下方へ移動させて、ピン48(48a、48b)が取付
溝52(52a、52b)に嵌まり込むようにするだけ
で簡単に取り付けることができる。このように、本実施
形態では、所望の静電記録ユニットY,M,CおよびB
を独立して搬送ベルトユニット10から取り外して所定
のトナーを所定の現像器23に補給したり、保守を行い
ことが極めて容易である。また、1個又は複数個、それ
ぞれ単独で搬送ベルトユニット10から取り外し、所望
の色のトナー形成を行わないようにすることができる。
例えば、静電記録ユニットBのみを搬送ベルトユニット
10から取り外し、ブラック(黒)のトナー像を形成せ
ずに、静電記録ユニットY,M,Cを使用して全て彩色
トナーのみによるカラートナー像を形成することもでき
る。また、彩色トナーの静電記録ユニットY,M,Cを
搬送ベルトユニット10から取り外し、ブラック(黒)
のトナー像のみによるモノクロ画像を印刷することもで
きる。
【0039】搬送ベルトユニット10からの各静電記録
ユニットY,M,CおよびBを着脱は、図6に示すよう
に、搬送ベルトユニット10をLEDプリンタの装置本
体1から取り外した後に行っても良く、或いは搬送ベル
トユニット10がLEDプリンタの装置本体1に取り付
けられたままの状態で行っても良い。なお、搬送ベルト
ユニット10又は各静電記録ユニットY,M,Cおよび
Bの着脱の際は、詳細には図示していないが、装着本体
1の上蓋2を上方に開いてから行わなければならないこ
とは勿論である。
【0040】なお、図3及び図5に示す実施形態にかか
るLEDプリンタにおいて、詳細には図示していない
が、定着器25を通過した後の印刷済の記録紙が通過す
る排紙用の3対のガイドローラ26は前方カバー3に取
り付けられており、前方カバー3の下側のピボット軸部
(図示せず)を中心として前方カバー3を前方へ開く
と、前方カバー3は3対のガイドローラ26と共に前方
へ移動して定着器25の上方の部分が開放され、この状
態でLEDプリンタの装置本体1から定着器25を上方
へ抜き出すことができるようになっている。したがっ
て、詳細には図示していないが、定着器25の装着本体
1に対する着脱も極めて容易に行うことができ、定着器
25の交換等の際における便宜を図っている。
【0041】図7は搬送ベルトユニットの他の実施形態
を示す。この搬送ベルトユニット10aは可撓性誘電体
材料例えば適当な合成樹脂材料から形成された無端ベル
ト11を具備し、この無端ベルト11は4つのローラ1
2a、12b、12cおよび12dの周りに掛け渡され
る点は、図1に示した実施形態と同様である。また、ロ
ーラ12aは駆動ローラとして機能し、ローラ12bは
従動ローラとして機能点も図1に示した実施形態と同様
である。
【0042】なお、従動ローラ12bと対向し且つ給紙
位置の直ぐ手前にあるローラ12eは徐電ローラとして
機能し、従動ローラ12bと対向し且つ給紙位置にある
ローラ12fは帯電ローラとして機能する。また、図7
において、符号54は電源、55は保護回路、56は駆
動ローラ12aの直前に設置され、無端ベルト11の裏
面(即ち、転写ローラ24Y,24M,24Cおよび2
4Bに接触する面)についてを清掃するものであり、5
7はローラ12dに対向する位置に設置され、無端ベル
ト11の表面(感光ドラム20Y,20M,20Cおよ
び20Bに接触する面)を清掃するものである。
【0043】この実施形態にかかる搬送ベルトユニット
11aは、任意の1つ又は複数のグループの転写ローラ
24Y,24M,24Cおよび24Bを、感光ドラム2
0Y,20M,20Cおよび20Bと接触する所定の位
置から、下方へ引き下げる又は引き上げることにより、
帯電されている無端ベルト11と任意の静電記録ユニッ
トY,M,CおよびBの感光ドラムを非作動状態又は作
動状態に切り換えることができるようになっている。図
7に示す実施形態では、図示のようにブラック色のトナ
ーを用いて転写を行う静電記録ユニットBに対応する転
写ローラ24Bのみ下方へ引き下げられており、当該静
電記録ユニットBのみ非作動の状態とされている。
【0044】図8(a)〜(c)は転写ローラ24Y,
24M,24Cおよび24Bを感光ドラム20Y,20
M,20Cおよび20Bに対して離接させる構造を概略
示すものである。各転写ローラ24Y,24M,24C
および24Bは図示のように略L字形のレバー61の一
端に回転可能に取付けられている。図示の実施形態で
は、各転写ローラのシャフトが略L字形のレバー61の
一端の長孔に取付けられており、感光ドラムに対する転
写ローラの位置が自動的に調整されるようになってい
る。レバー61は略L字形の曲がり部分の中心にてシャ
フト62に取付けられ、このシャフトを中心としてこれ
らのレバー61は枢動できるようになっている。各レバ
ー61の他端にはスプリング67の一端が連結され、こ
れらのスプリング67の他端は静止部分に固定的に連結
されており、転写ローラ24Y,24M,24Cおよび
24Bをそれぞれ対応する感光ドラム20Y,20M,
20Cおよび20Bに接触する方向に押圧している。各
レバー61の他端側の中央付近にはピン63が設けられ
ており、これらの各ピン63は静電記録ユニットY,
M,CおよびBの並ぶタンデム方向に延びたガイドバー
64の各溝65Y,65M,65Cおよび65B内に位
置している。なお、ガイドバー64を水平方向に移動さ
せる機構として、カム68が設けられ、このカム68は
ガイドバー64の一部64aに常時接触しており、この
カム68の回転によりガイドバー64が略水平方向に移
動させる。
【0045】ガイドバー64の各溝65Y,65M,6
5Cおよび65Bと各レバー61のピン63との位置関
係は次の通りである。図8(a)に示すように、すべて
の静電記録ユニットY,M,CおよびBにおいて転写ロ
ーラが対応する感光ドラムに接触している状態では、ブ
ラックトナーの静電記録ユニットB以外はピン63が溝
65Y,65M,65Cの左側縁に近接した位置にあ
る。この場合は、静電記録ユニットBに対応するピン6
3は溝65Bの略中央部にある。
【0046】次に、ブラックトナーの静電記録ユニット
Bのみ転写ローラ24Bを感光ドラム20Bに接触した
状態に保ち、他のカラートナーの静電記録ユニットBを
非作動状態とし、モノクロによる印刷を行う場合は、図
8(b)に示すように、カム68を矢印の方向に所定角
度回転させ、ガイドバー64を図の右方へ所定距離移動
させる。これにより、カラートナーの静電記録ユニット
Y,MおよびCに対応するレバー61はスプリング67
に抗してシャフト62に中心に図の反時計方向に回転
し、転写ローラ24Y,24Mおよび24Cは感光ドラ
ム20Y,20Mおよび20Cから離れる。したがって
ブラックトナーの静電記録ユニットBにおいてのみ、転
写ローラ24Bを感光ドラム20Bに接触した状態に保
ち、他のカラートナーの静電記録ユニットY,M,Cは
非作動状態となる。
【0047】また、全ての転写ローラ24を感光ドラム
20Bから離して非作動状態とする場合は、図8(c)
に示すように、カム68を更に矢印の方向に所定角度回
転させ、ガイドバー64を図の右方へ再度所定距離だけ
移動させる。これにより、すべての転写ローラ24Y,
24M,24Cおよび24Bが対応する感光体ドラム2
0Y,20M,20Cおよび20Bから離れて、すべて
の静電記録ユニットY,M,CおよびBは非作動状態と
なる。
【0048】上記のように、任意の組み合わせの静電記
録ユニットY,M,CおよびBの作動・非作動状態を選
択的に切換えることができる。この場合において、例え
ば、静電記録ユニットBのみを稼働状態とするモノクロ
(ブラック)印刷の動作モードの場合には、搬送ベルト
ユニット10による記録媒体の搬送速度を高速に切換
え、静電記録ユニットY,M,C或いはこれらに加えて
静電記録ユニットBも稼働状態としたカラー印刷の動作
モードの場合には、搬送ベルトユニット10による記録
媒体の搬送速度を低速に切換えるように、記録媒体の搬
送速度を制御することも可能である。
【0049】図9はこのような動作モードの変化によっ
て印字速度を変化させる場合の概略ブロック図を示した
ものである。即ち、動作モード検出手段によりモノクロ
(ブラック)印刷の動作モードかカラー印刷の動作モー
ドかを検出し、コントローラにて搬送速度制御手段に対
して信号を送り、ベルト駆動モータを高速駆動又は低速
駆動に制御する。これにより、単なるモノクロ(ブラッ
ク)印刷の場合には高速印字モードとなり、短時間に多
量の印字が可能となる。一方、カラー印刷の場合には、
印刷にある程度の時間は必要であるものの、きめ細かい
フルカラートーンの印刷物を得ることができる。
【0050】以上、添付図面を参照して本発明の実施形
態について詳細に説明したが、本発明は上記の実施形態
に限定されるものではなく、本発明の精神ないし範囲内
において種々の形態、変形、修正等が可能であることに
留意すべきである。例えば、上記の実施例では、静電記
録ユニットY,M,CおよびBはすべて同一の大きさ、
形態として説明したが、主として消耗部品についてこれ
らの間のサイズや形態を適宜変更することができる。詳
述すると、例えば、使用頻度の高い現像器のトナー容器
のサイズを大きくし、使用頻度の低い現像器のトナー容
器のサイズを小さくする等の変化させることにより、す
べての静電記録ユニットY,M,CおよびBの消耗部品
の寿命やトナー交換時期を概ね等しくすることができ
る。また、例えば、各静電記録ユニットY,M,Cおよ
びBの感光体ドラム20Y,20M,20Cおよび20
Bの表面の膜厚又は表面の材質を変化させることによ
り、同様に、各感光体ドラム20Y,20M,20Cお
よび20Bの寿命やトナー交換時期を概ね等しくするこ
とができる。
【0051】図10は本発明の実施例図で、第1図と異
なる点は静電記録ユニットY,M,Cを静電記録ユニッ
トBとは別に共通ケース70内に組付けてグループ化し
たもので、静電記録ユニットY,M,CとBとを別々に
取扱いできるようにしたものである。尚、71は静電記
録ユニットBを収容する共通ケース、72と73は各々
の共通ケースに取付けられた把手である。
【0052】このように静電記録ユニットY,M,Cと
Bを別々に扱うことができると、例えばモノクロ印刷が
多い場合にBトナーの補給を行なう際静電記録ユニット
Bのみ取出せば良く、作業が楽となる。
【0053】
【発明の効果】以上で述べたような多ドラム方式の多色
静電記録装置において、複数の静電記録ユニットを直列
に配置する構成ではあるが、装置の全体的な構造をそれ
程大型とはせずに、現像器および清掃器等を有効に配置
する構成とした。これにより、装置の全体構造の小型化
を図り得る、複数の現像器を有する静電記録装置を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多色静電記録装置(LEDプリンタ)
の一実施形態を示す概略図である。
【図2】静電記録ユニットの構造を示す図である。
【図3】LEDプリンタの装着本体から搬送ベルトユニ
ットを取り外した状態を示す概略図である。
【図4】図3の状態を示す概略的な断面図である。
【図5】搬送ベルトユニットをLEDプリンタの装着本
体に位置決めする部分を示す詳細斜視図である。
【図6】LEDプリンタの装着本体から搬送ベルトユニ
ットを取り外し、更に静電記録ユニットを搬送ベルトユ
ニットから取り外した状態を示す概略図である。
【図7】本発明の多色静電記録装置(LEDプリンタ)
で使用する搬送ベルトユニットの側面図である。
【図8】(a)、(b)及び(c)は転写ローラを単独
で又はグループとして対応する感光ドラムに対して接離
する機構を示す概略図である。
【図9】動作モードにより印字速度を変化させる場合の
概略ブロック図である。
【図10】静電記録ユニットのうち複数個をグループ化
した際の概略図である。
【符号の説明】
Y,M,C,A…静電記録ユニット 10…搬送ベルトユニット 11…無端ベルト 12a〜12d…ローラ 13…ホッパー 14…ピックローラ 15…記録紙ガイド通路 16…記録紙送りローラ 20…感光ドラム 21…前帯電器 22…LEDビームスキャナ 23…現像器 24…導電性転写ローラ 25…ヒートローラ型定着装置 25a…ヒートローラ 25b…バックアッフローラ 26…ガイドローラ 27…スタッカ 28…トナー清掃器 29…スクリュウコンベア 30…現像剤保持容器 31…現像ローラ 32…パドルローラ 33…現像剤規制ブレード 41…本体側板 42…フレーム 43…ピン 44…ユニット側板 45…フレーム 46…孔 47…把手 48…ピン 49…現像器取付板 50…孔ないし溝 51…現像器取付板 52…取付溝 54…電源 55…保護回路 56…清掃用ブレード 57…清掃用ブレード 61…レバー 62…シャフト 63…ピン 64…ガイドバー 65…溝 67…スプリング 68…カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金中 雅一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (72)発明者 山本 真一郎 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (72)発明者 杉浦 弓弦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (72)発明者 金田 ▲裕▼之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (72)発明者 海老原 栄一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (72)発明者 濱添 一彦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (72)発明者 和納 正弘 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−191368(JP,A) 特開 平2−149858(JP,A) 特開 平8−54817(JP,A) 特開 平8−36346(JP,A) 特開 昭62−129872(JP,A) 特開 昭62−242962(JP,A) 特開 昭55−40473(JP,A) 特開 平10−194506(JP,A) 特開 平10−187002(JP,A) 実開 平3−77941(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/00 550 G03G 21/16 - 21/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を搬送するベルト機構と、該ベ
    ルト機構により搬送される記録媒体の移動経路に沿って
    直列に配置され、記録媒体に対してトナー画像を順次転
    写する複数の静電記録ユニットと、静電記録ユニットと
    ベルト機構を収容する上方が開閉カバーで覆われる収容
    室を備えた装置本体とを具備し、 該ベルト機構と該静電記録ユニットが装置本体内に着脱
    可能に収容され、且つ該ベルト機構と該静電記録ユニッ
    トが開閉カバーの開放時において装置本体の上方から取
    出し可能であり、下側の前記ベルト機構は、該ベルト機
    構側の両側に設けた係止部材と、装置本体内の両側に設
    置された係止部材とが互いに係合する第1係合手段によ
    り、該装置本体内に着脱可能に設置され、上側の静電記
    録ユニットは、該ユニットの両側に設けた係止部材と、
    装置本体内の両側に設置された係止部材とが互いに係合
    する第2係合手段により、該装置本体内に着脱可能に設
    置され、前記ベルト機構の幅は第2係合手段の幅方向の
    間隔より小さく、該ベルト機構は第2係合手段の間を通
    過可能としたことを特徴とする、複数の現像器を有する
    静電記録装置。
  2. 【請求項2】 前記各静電記録ユニットは、感光体と、
    該感光体を露光して該感光体上に静電潜像を形成する露
    光器と、該感光体にトナーを供給して前記静電潜像を現
    像する現像器とを具備したユニットとして構成され、 前記ベルト機構は、エンドレスベルトと、該エンドレス
    ベルトを駆動・搬送するローラと、該エンドレスベルト
    を帯電する帯電機構と、クリーナーと、記録媒体の分離
    用ローラと、前記感光体上に現像されたトナー像を前記
    感光体から記録媒体に転写するための転写ローラとが一
    体化されたユニットとして構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の静電記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ベルト機構と、該ベルト機構により
    搬送される記録媒体の移動経路に沿って直列に配置さ
    れ、記録媒体に対してトナー画像を順次転写する複数の
    静電記録ユニットと、を具備し、 各静電記録ユニット、又は該静電記録ユニットの感光体
    若しくは該感光体及び前記現像器を含むプロセスユニッ
    トが、前記ベルト機構の上部に着脱可能に設置されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の複数の現像器を有す
    る静電記録装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体を静電吸着して搬送するベルト
    機構と、該ベルト機構に吸着されて搬送される記録媒体
    の移動経路に沿って直列に配置され、記録媒体に対して
    トナー画像を順次転写する複数の静電記録ユニットと、
    記録媒体が前記ベルト機構を通過した後に、該記録媒体
    上のトナー画像を定着させる定着器と、を具備し、 前記定着器は装置本体に対し着脱可能に設置されること
    を特徴とする請求項1に記載の静電記録装置。
  5. 【請求項5】 装置本体は前方カバーを具備し、該前方
    カバーを開くことにより前記定着器を該装置本体より取
    り出し可能としたことを特徴とする請求項1に記載の静
    電記録装置。
  6. 【請求項6】 前記静電記録ユニットのうち複数個と共
    通ケースに取付けてグループ化したことを特徴とする請
    求項1に記載の静電記録装置。
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