JP3451867B2 - 定着ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

定着ユニット及び画像形成装置

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JP3451867B2
JP3451867B2 JP00170097A JP170097A JP3451867B2 JP 3451867 B2 JP3451867 B2 JP 3451867B2 JP 00170097 A JP00170097 A JP 00170097A JP 170097 A JP170097 A JP 170097A JP 3451867 B2 JP3451867 B2 JP 3451867B2
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    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • G03G15/2025Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with special means for lubricating and/or cleaning the fixing unit, e.g. applying offset preventing fluid

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は定着ユニット及び画
像形成装置に係り、特に定着ヒートローラを清掃する構
成の定着ユニットと、定着ヒートローラの清掃を改善す
ることで媒体上に形成される画像の品質を向上する画像
形成装置に関する。
【0002】近年、静電記録方式の画像形成装置がプリ
ンタや複写機として使用されており、用紙等の媒体にカ
ラー画像の形成することも行われている。しかし、静電
記録方式の画像形成装置では、トナーを含む現像剤を使
用するため、トナーや現像剤が画像形成装置の部品に付
着したり飛散したりすると、部品の動作に支障をきたし
たり、媒体に汚れが付着したりして画像の品質を低下さ
せてしまう。又、長期間現像剤が保管されると、凝固し
て本来の性能を引き出すことが難しくなる。そこで、画
像形成装置の部品に付着した汚れを確実に清掃したり、
トナーの部品への飛散を防止したり、現像剤の凝固を改
善することで、媒体上に形成される画像の品質を向上す
る画像形成装置の実現が望まれている。
【0003】
【従来の技術】従来、定着器の定着ヒートローラの表面
を清掃する方式には、フェルトパッドを用いる方式と、
フリースを用いる方式とがあった。フェルトパッドを用
いる方式によると、フェルトパッドが常に定着ヒートロ
ーラの表面に接触して、定着ヒートローラの表面に付着
したトナー等を取り除く構成であるため、フェルトパッ
ドが汚れると清掃能力が著しく低下してしまう。このた
め、フェルトパッドは比較的頻繁に交換する必要があっ
た。
【0004】これに対し、フリースを用いる方式による
と、フリースの供給リールと巻取リールとを設け、供給
リールと巻取リール間でフリースを定着ヒートローラの
表面と接触させ、巻取リールを駆動することでフリース
の清掃面が常に変化する構成となっている。このため、
清掃能力は常に高く、又、フリースの交換時期もフェル
トパッドの場合と比べると比較的長くなった。
【0005】他方、トナー像を媒体に転写する画像形成
ユニット内では、現像剤を現像ローラへ搬送する搬送ロ
ーラの端部からトナーの飛散が起きやすい。トナーが搬
送ローラの軸部や回転駆動部に入り込むと、搬送ローラ
の回転性能が著しく低下してしまい、現像ローラへの現
像剤の搬送が不安定となり、最終的に媒体上に形成され
る画像の品質低下につながる。そこで、搬送ローラの端
部にシール部材を設けて、トナーの飛散を抑制すること
が従来より提案されている。
【0006】又、画像形成ユニット内の現像剤を補充し
たり、現像剤を交換する場合、ユーザが手動で現像剤を
画像形成ユニットへ供給するのでは、手間がかかるばか
りではなく、ユーザの手や画像形成装置及びその周辺を
現像剤で汚してしまうことが多かった。そこで、画像形
成ユニットに対して現像剤を供給するホッパを設けた画
像形成装置も提案されている。このような画像形成装置
では、ホッパ内に保管された現像剤が、ホッパの蓋を手
動又は自動的に開成することで、画像形成ユニットへ供
給される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フリースを用
いる方式によると、巻取リールを駆動する専用の駆動源
が必要となり、画像形成装置の構成が複雑になるという
問題があった。又、専用の駆動源をなくし、定着ヒート
ローラの回転を減速する機構で巻取リールを駆動するこ
とも、機構自体の具体的な構成は提案されていないもの
の、考え方としては提案されている。ところが、定着ヒ
ートローラの回転を減速する機構で巻取リールを駆動す
ると、巻取リールは連続的に駆動されるため、比較的短
時間でフリースを使いきってしまうという問題もあっ
た。フリースの使用量を減少させるには、巻取リールを
定着ヒートローラと比較して極めてゆっくりと回転させ
なければならないが、このような極めて大きな回転の減
速を実現するためには、減速機構が大型化し、且つ、構
成も複雑となるため、実用的ではなく、特に小型化の要
求がある画像形成装置等には不向きであった。
【0008】他方、画像形成ユニット内の搬送ローラの
端部にシール部材を設けて、トナーの飛散を抑制する構
成の画像形成装置では、搬送ローラにシール部材を取付
ける必要がある。この場合、リング状のシール部材を搬
送ローラに取付ける作業が難しいという問題があった。
又、帯状のシール部材を搬送ローラに取付ける場合に
は、帯状のシール部材の両端部が重なってしまったり、
両端部間で隙間ができたりしてしまうという問題もあっ
た。帯状のシール部材の両端部が重なっていると、搬送
ローラの回転性能が低下すると共に、帯状のシール部材
の両端部以外の部分からトナーが飛散しやすい。他方、
帯状のシール部材の両端部間に隙間があると、その隙間
からトナーが飛散しやすい。
【0009】更に、画像形成ユニットに対して現像剤を
供給するホッパを設けた画像形成装置の場合、ホッパ内
に保管された現像剤が凝固しやすく、ホッパの蓋を開成
しても、現像剤が画像形成ユニットへ供給されないとい
う問題があった。そこで、本発明は、画像形成装置の部
品に付着した汚れを確実に清掃することで、媒体上に形
成される画像の品質を向上する画像形成装置を提供する
ことを概括的目的とする。
【0010】より具体的には、本発明は、専用の駆動源
を必要とせず、簡単、且つ、小型の構成で定着ヒートー
ローラを清掃するフリースを駆動可能な定着ユニット及
び定着ユニットを備えた画像形成装置を提供すること
的とする
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、請求項1
記載の、外周面に切り欠き部が設けられた軸を中心に回
転可能な定着ヒートローラと、該定着ヒートローラの表
面を清掃するフリースを供給する第1のリールと該フリ
ースを巻き取る第2のリールと、該定着ヒートローラの
回転を利用して該第2のリールを該フリースを巻き取る
方向に間欠的に駆動する一方向クラッチ機構とを備え、
該一方向クラッチ機構は、該軸の外周面と係合するレバ
ーを有するた定着ユニットにより達成される。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1におい
て、前記フリースの量は、前記定着ヒートローラの定期
点検間隔又は交換間隔の期間内の総回転数に応じた供給
量より大きく設定されている。請求項3記載の発明で
は、請求項1又は2において、前記定着ユニットは、画
像形成装置に対して着脱可能なカードリッジからなる。
【0014】上記の課題は、請求項4記載の、媒体に対
して画像を転写する画像形成ユニットと、該媒体に転写
された画像を定着する定着ユニットとを備え、該定着ユ
ニットは、外周面に切り欠き部が設けられた軸を中心に
回転可能な定着ヒートローラと、該定着ヒートローラの
表面を清掃するフリースを供給する第1のリールと該フ
リースを巻き取る第2のリールと、該定着ヒートローラ
の回転を利用して該第2のリールを該フリースを巻き取
る方向に間欠的に駆動する一方向クラッチ機構とからな
り、該一方向クラッチ機構は、該軸の外周面と係合する
レバーを有するる画像形成装置によっても達成される。
【0015】請求項5記載の発明では、請求項4におい
て、前記フリースの量は、前記定着ヒートローラの定期
点検間隔又は交換間隔の期間内の総回転数に応じた供給
量より大きく設定されている。請求項6記載の発明で
は、請求項4又は5において、前記定着ユニットは、該
画像形成装置に対して着脱可能なカードリッジからな
る。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】請求項1及び4記載の発明によれば、専用
の駆動源を必要とせず、簡単、且つ、小型の構成で定着
ヒートーローラを清掃するフリースを駆動することがで
きる。請求項2及び5記載の発明によれば、フリースを
頻繁に交換する必要がなく、定着ユニットの保守が簡単
である。
【0021】請求項3及び6記載の発明によれば、定着
ユニットの点検、修理や交換を簡単に行うことができ
【0022】
【0023】って、本発明によれば、画像形成装置の
部品に付着した汚れを確実に清掃することで、媒体上に
形成される画像の品質を向上することができる。
【0024】より具体的には、定着ヒートローラの回転
を利用してフリースを巻き取る方向に間欠的に駆動する
一方向クラッチ機構を設けることで、専用の駆動源を必
要とせず、簡単、且つ、小型の構成で定着ヒートーロー
ラを清掃するフリースを駆動可能な定着ユニット及び定
着ユニットを備えた画像形成装置を実現できる。
【0025】
【0026】
【発明の実施の形態】本発明になる定着ユニット及び定
着ユニットを備えた画像形成装置には、定着ヒートロー
ラの回転を利用してフリースを巻き取る方向に間欠的に
駆動する一方向クラッチ機構を設けられている。このた
め、専用の駆動源を必要とせず、簡単、且つ、小型の構
成で定着ヒートーローラを清掃するフリースを駆動可能
となる。
【0027】又、本発明になる画像形成装置では、複数
の搬送ローラの端部からの現像剤のトナーの飛散を防止
するシール部材を、複数の搬送ローラの端部を支持する
単一のブロックに設けても良い。この場合、簡単な構成
で確実にトナーの飛散を防止可能となる。
【0028】更に、本発明になる画像形成装置では、現
像剤を画像形成ユニットへ供給する際に開成される蓋の
開成に機械的に連動してホッパ内の現像剤を攪拌する攪
拌機構を設けても良い。この場合、画像形成ユニットに
対して確実に現像剤を供給可能となる。
【0029】
【実施例】先ず、本発明になる画像形成装置の第1実施
例を説明する。図1は、画像形成装置の第1実施例の要
部の構成を示す図である。画像形成装置の第1実施例で
は、本発明がカラーレーザプリンタに適用されており、
本発明になる定着ユニットの一実施例が採用されてい
る。
【0030】図1に示すレーザプリンタは、記録媒体例
えば記録紙9を搬送させるための無端ベルト搬送手段1
0を具備し、この無端ベルト搬送手段10は可撓性誘電
体材料例えば適当な合成樹脂材料から形成された無端ベ
ルト10aからなり、この無端ベルト10aは4つのロ
ーラ10b、10c、10dおよび10eの周りに掛け
渡される。ローラ10bは駆動ローラとして機能し、こ
の駆動ローラ10bは図示されない適当な駆動機構によ
り無端ベルト10aを図中の矢印で示す方向に走行駆動
する。ローラ10cは従動ローラとして機能し、この従
動ローラ10cは無端ベルト10cに電荷を与える帯電
ローラとしても機能する。ローラ10dおよび10eは
共にガイドローラとして機能し、駆動ローラ10bおよ
び従動ローラ10cのそれぞれに接近して配置される。
従動ローラ10cおよびガイドローラ10eの間にはテ
ンションローラ10fが設けられ、このテンションロー
ラ10fにより無端ベルト10aには適当な張力が与え
られる。無端ベルト10aの上側走行部、すなわち駆動
ローラ10bと従動ローラ10cとの間で区画される走
行部は記録紙移動経路を形成し、記録紙9は従動ローラ
10c側から記録紙移動経路に導入されて駆動ローラ1
0b側から排出される。記録紙9が従動ローラ10c側
から導入されたとき、記録紙9は無端ベルト10aの帯
電のためにそこに静電的に吸着されるので、無端ベルト
10aに対する記録紙9の位置ずれが防止される。駆動
ローラ10b側にはAC除電器10gが設けられ、この
AC除電器10gにより無端ベルト10aから電荷が除
去され、このため記録紙9が駆動ローラ10b側から排
出される際には記録紙9は無端ベルト10aから容易に
分離され得ることになる。
【0031】レーザプリンタは4台の画像形成ユニット
Y、C、MおよびBを具備し、これら画像形成ユニット
は無端ベルト10aの上側走行部に沿ってその上流側か
ら下流側に向かって直列に配置され、画像形成ユニット
Y、C、MおよびBのそれぞれでは、イエロートナー成
分(Y)を持つ現像剤、シアントナー成分(C)を持つ
現像剤、マゼンタトナー成分(M)を持つ現像剤および
ブラックトナー成分(B)を持つ現像剤が使用される。
画像形成ユニットY、C、MおよびBは互いに同一構造
を有し、無端ベルト10aの上側走行部に沿って移動す
る記録紙9上にイエロートナー像、シアントナー像、マ
ゼンタトナー像およびブラックトナー像を記録するとい
う点だけで異なるものである。
【0032】各画像形成ユニットY、C、M、Bは感光
ドラム12を具備し、記録作動時、感光ドラム12は図
1に示す矢印の方向に回転駆動させられる。感光ドラム
12の上方には例えばコロナ帯電器あるいはスコロトロ
ン帯電器等として構成された前帯電器14が配置され、
この前帯電器14により感光ドラム12の回転表面は順
次一様な電荷で帯電させられる。感光ドラム12の帯電
領域には光学的書込み手段例えばレーザビームスキャナ
16が射出されたレーザビームLBでもって静電潜像が
書き込まれる。すなわち、レーザビームLBはコンピュ
ータ、ワードプロセッサ等のホスト装置から得られる二
値画像データに基づいて点滅させられ、これにより静電
潜像はドットイメージとして書き込まれる。
【0033】感光ドラム12に書き込まれた静電潜像は
現像器18によって所定の色トナーでもって帯電トナー
像として静電的に現像され、この現像器18は感光ドラ
ム12に対して記録紙移動経路の上流側に配置される。
帯電トナー像は感光ドラム12の下方に位置した導電性
転写ローラ20によって記録紙9等の記録媒体に静電的
に転写される。図1に示すように、導電性転写ローラ2
0は無端ベルト10aの上側走行部を介して感光ドラム
12に対接させられ、無端ベルト10aによって搬送さ
れる記録紙9に帯電トナー像とは逆極性の電荷を与え、
これにより帯電トナー像は感光ドラム20から記録紙9
上に静電的に転写される。
【0034】以上のような構成によれば、記録紙9が無
端ベルト搬送手段10の従動ローラ10cから導入され
て画像形成ユニットY、C、MおよびBを順次経たと
き、記録紙9上には4色のトナー像が重ね合わされてフ
ルカラー像が形成され、次いで記録紙9は無端ベルト搬
送手段10の駆動ローラ10b側からヒートローラ型熱
定着装置22に向かって送られ、そこでフルカラー像は
記録紙9上に熱定着される。詳述すると、ヒートローラ
型熱定着ユニット22はヒートローラ22aおよびバッ
クアップローラ22bからなり、作動時、ヒートローラ
22aおよびバックアップローラ22bは図1に示す矢
印方向に駆動させられ、無端ベルト搬送手段10の駆動
ローラ10b側から排出された記録紙9は両ローラ22
aおよび22bのニップ間に導入され、このとき記録紙
面上の転写トナー像は加圧されて熱溶融され、これによ
り転写トナー像は記録紙9上に熱定着される。尚、加熱
手段は、ヒートローラ22aのみでなく、バックアップ
ローラ22bにも内蔵しても良い。
【0035】一方、各画像形成ユニットY、C、M、B
において、転写プロセスを経た感光ドラム12の表面上
には記録紙9に転写されずに残った残留トナーが付着す
るが、この残留トナーは感光ドラム12に対して記録紙
移動経路の下流側に設けられた清掃器24によって除去
される。図1において、参照符号26は転写プロセスを
経た感光ドラム12の表面から電荷を除去するための除
電用発光体例えば発光ダイオードアレイを示し、参照符
号28は現像器18に現像剤を適宜補充するための現像
剤補充容器(以下、単にホッパと言う)を示し、参照符
号30はODセンサすなわち光学濃度センサを示す。
【0036】図2には無端搬送ベルト10上に配列され
た画像形成ユニット(Y、C、M、B)の1つが部分的
に図示され、同図において、無端搬送ベルト10の上側
走行部によって形成される記録紙移動経路が一点鎖線で
図示される。図2に示すように、現像器18は現像剤保
持容器32を具備し、この現像剤保持容器32内にはト
ナー成分(着色樹脂の微粉体粒子)と磁性成分(微細な
磁性体キャリヤ)とからなる二成分現像剤が保持され
る。現像剤保持容器32は第1の底壁部分32aと、こ
の第1の底壁部分32aの背後から上方向かって延びた
第1の後壁部分32bと、この第1の後壁部分32bの
上端で水平方向に延びた第2の底壁部分32cと、この
第2の底壁部分32cの背後から上方に延びた第2の後
壁部分32dと、この第2の後壁部分32dの上端から
前方にかつ水平に延びた頂壁部分32eと、この頂壁部
分32eの前端から下方に延びた前壁部分32fとを包
含し、これら壁部分の両端側のそれぞれは側壁部分(図
示されない)と一体化される。現像剤保持容器32の第
1の底壁部分32aの前端と前壁部分32fの下端との
間は開口部とされ、その開口部内にはマグネットローラ
すなわち現像ローラ34がその表面の一部を露出するよ
うな態様で配置される。現像ローラ34は現像剤保持容
器32の両側壁部分によって固定支持されたシャフト3
4aと、このシャフト34a上に固着されかつ磁性体材
料から形成されたコア部34bと、このコア部34bの
周囲に回転自在に配置されかつ非磁性体材料例えばアル
ミニウムから形成されたスリーブ34cとからなり、現
像器18の作動時、スリーブ34cは図中の矢印で示す
方向に回転駆動させられる。図示の現像器18がレーザ
プリンタ内に配置されるとき、現像ローラ34の露出表
面、すなわちスリーブ34cは感光ドラム等の静電潜像
担持体と対面させられる。
【0037】現像剤保持容器32の第1の底壁部分32
aは現像剤溜まり部36を提供し、この現像剤溜まり部
36内にはパドルローラ38が設けられる。パドルロー
ラ38は現像剤保持容器32の両側壁部分によって回転
自在に支持され、現像器18の作動時には図2の矢印で
示す方向に回転駆動させられる。パドルローラ38は現
像剤溜まり部36内の現像剤を現像ローラ34に向かっ
て供給し、現像ローラ34の周囲には現像剤の磁性成分
すなわち磁性体キャリヤによって磁気ブラシが形成され
る。磁気ブラシにはトナー成分が静電的に付着し、現像
ローラ34の回転により感光ドラム12との対面領域す
なわち現像領域に搬送される。現像ローラ34によって
現像領域に搬送される現像剤量を所定量に規制するため
に、第1の底壁部分32aの前縁には現像剤規制ブレー
ド40が取り付けられる。
【0038】現像剤保持容器32の第2の底壁部分32
cは現像剤溜まり部36の上方に位置した現像剤攪拌部
42を提供し、この現像剤攪拌部42には現像剤攪拌器
44が設けられる。現像剤攪拌器44は現像剤保持容器
32の両端壁間に延在した一対の搬送スクリュー44a
および44bからなり、この一対の搬送スクリュー44
aおよび44bは互いに平行に配置される。図2に示す
ように、第2の底壁部分32cの上面には一対の搬送ス
クリュー44aおよび44bの螺旋羽根を受け入れるよ
うになった一対の彎曲凹部が形成され、搬送スクリュー
44aおよび44bのシャフト部は現像剤保持容器32
の両側壁部分によって回転自在に支持される。現像器1
8の作動時、搬送スクリュー44aおよび44bはそれ
ぞれ図中の矢印に示した方向(すなわち、互いに逆方向
に)回転駆動させられる。本実施例では、搬送スクリュ
ー44aおよび44bの螺旋羽根は共に右螺子の態様で
構成され、このため搬送スクリュー44aは図2の紙面
に対して後方側に現像剤を搬送し、また搬送スクリュー
44bは図2の紙面に対して前方側に現像剤を搬送す
る。搬送スクリュー44aおよび44b間には第2の底
壁部分32cから直立した一対の仕切り板46aおよび
46bが配置され、この一対の仕切り壁46aおよび4
6bの長さは搬送スクリュー44a、44bの長さより
も短く、その両端のそれぞれと現像剤保持容器32の該
当側壁部分との間には所定の間隔が形成される。かくし
て、現像剤保持容器32の第2の底壁部分32cには搬
送スクリュー44aおよび44bにより現像剤循環路が
形成される。すなわち、現像剤が搬送スクリュー44a
によってその端部まで運ばれると、一対の仕切り板46
aおよび46bの該当端部を回って反対側の搬送スクリ
ュー44b側に移動させられ、その現像剤が搬送スクリ
ュー44bによってその端部まで運ばれると、一対の仕
切り板46aおよび46bの反対側端部を回って再び搬
送スクリュー44a側に移動させられ、これにより現像
剤は一対の搬送スクリュー44aおよび44bに沿って
循環させられることになる。
【0039】一対の仕切り板46aおよび46b間には
現像剤溜まり部36と現像剤攪拌部42とを連通させる
連通路48が形成され、この連通路48の上方開口部は
現像剤攪拌部32内の現像剤に対して現像剤溢出口を形
成する。図2から明らかなように、仕切り板46bは仕
切り板46aよりも低く、このため仕切り板46bの上
縁は現像剤溢出縁を形成する。すなわち、搬送スクリュ
ー44aおよび44bによって循環される現像剤の一部
は仕切り板46bの上縁すなわち現像剤溢出縁から溢れ
出て連通路48内に落下し、これにより現像剤溜まり部
36は現像剤攪拌部42から現像剤の供給を受ける。
【0040】図2に示すように、現像剤保持容器32の
第2の底壁部分32cの前面壁部には垂直仕切り壁部分
32gが一体的に形成され、この垂直仕切り壁部分32
gと前壁部分32fとの間には現像剤上昇通路50が形
成され、この現像剤上昇通路50は図2から明らかなよ
うに現像ローラ34の真上に位置する。現像剤上昇通路
50内には2つのマグネット搬送ローラ52および54
が現像ローラ34に対して垂直方向に整列された状態で
配置され、マグネット搬送ローラ52および54はマグ
ネットローラとして形成された現像ローラ34と同様な
構成を持つ。すなわち、各マグネット搬送ローラ52、
54は現像剤保持容器32の両側壁部分によって固定支
持されたシャフト52a、54aと、このシャフト上に
固着されかつ磁性体材料から形成されたコア部52b、
54bと、このコア部の周囲に回転自在に配置されかつ
非磁性体材料例えばアルミニウムから形成されたスリー
ブ52c、54cとからなり、現像器18の作動時、ス
リーブ52cおよび54cはそれぞれ図中の矢印で示す
方向に回転駆動させられる。現像ローラ34のコア部3
4b、マグネット搬送ローラ52のコア部52bおよび
マグネット搬送ローラ54のコア部54bのそれぞれは
その周囲に沿って図2に示すように局部的に磁極化さ
れ、このような局部的な磁極化は各コア部34b、52
b、54bに局部的に磁界を及ぼすことにより可能であ
る。現像ローラ34のコア部34bの磁極はスリーブ3
4cの回転に伴って現像剤を現像剤溜まり部36から現
像領域に搬送してマグネット搬送ローラ52の下側まで
運ぶような配列とされる。マグネット搬送ローラ52の
コア部52bの磁極はスリーブ52cの回転に伴って現
像ローラ34の上側から現像剤を引き上げてマグネット
搬送ローラ54の下側まで運ぶような配列とされ、マグ
ネット搬送ローラ54のコア部54bの磁極はスリーブ
54cの回転に伴ってマグネット搬送ローラ52の上側
から現像剤を引き上げてマグネット搬送ローラ54の上
側まで運ぶような配列とされる。このような構成によ
り、現像ローラ34によって現像領域まで搬送された現
像剤は現像剤溜まり部36に直接戻されることなく最頂
部のマグネット搬送ローラ54上側まで上昇させられ
る。
【0041】垂直仕切り壁部分32gの上端にはスクレ
ーパ部材56が取り付けられ、このスクレーパ部材56
の前端縁はマグネット搬送ローラ54にその頂部から幾
分後方側の箇所で係合させられる。かくして、マグネッ
ト搬送ローラ54の上側まで上昇させられた現像剤はス
クレーパ部材56によって現像剤攪拌部42の搬送スク
リュー44a側に供給される。
【0042】要するに、現像剤は現像剤攪拌部42から
連通路48を介して現像剤溜まり部36に供給され、次
いで現像剤溜まり部36から現像ローラ34によって現
像領域に搬送され、続いて現像剤は現像領域を通過後に
マグネット搬送ローラ52およびマグネット搬送ローラ
54によって順次引き上げられ、スクレーパ部材56を
介して再び現像剤攪拌部42に戻される。かくして、現
像器18の作動時、現像剤は現像剤保持容器32内で絶
えず循環させられ、これにより現像剤溜まり部36には
常に充分に攪拌された現像剤が供給される。なお、現像
剤を充分に攪拌するということは、トナー成分と磁性成
分とを充分に摩擦帯電させ、かつ、磁性成分中にトナー
成分を均一に分布させるということを意味する。
【0043】なお、図2に示すように、清掃器24は感
光ドラム12の一部を受け入れるようになった開口部を
持つトナー回収容器24aと、このトナー回収容器24
a内にその開口部に接近して設けられたファーブラシ2
4bと、トナー回収容器24aの開口部の上側縁に沿っ
て設けられたトナー掻取りブレード24cと、トナー回
収容器24aの底部に設けられた搬送スクリュー24d
とからなる。感光ドラム12の表面からは残留トナーが
ファーブラシ24bによって払い落とされ、またファー
ブラシ24bで払い落とせなかった残留トナーは掻取り
ブレード24cによって掻き取られる。ファーブラシ2
4bおよび掻取りブレード24cによって除去された残
留トナーはトナー回収容器24a内に一旦回収される
が、その回収トナーは搬送スクリュー24dによってト
ナー回収容器24aから所定場所まで運ばれる。
【0044】図3は、定着ユニット22の構成を一部断
面で示す前面図である。同図に示す定着ユニット22
は、大略カートリッジを構成する筐体221と、上下ヒ
ートローラ22a,22bと、上下フリースユニット2
22a,222bと、オイル塗布ユニット223と、筐
体221に回動可能に設けられたアームの先端に設けら
れた分離爪225とからなる。上フリースユニット22
2aは、上ヒートローラ22aの表面を清掃し、下フリ
ースユニット222bは、下ヒートローラ22bの表面
を清掃する。オイル塗布ユニット223は、上ヒートロ
ーラ22aの表面にオイルを塗布して、記録紙が上下ヒ
ートローラ22a,22bの表面に貼り付くのを防止す
る。分離爪225は、定着ユニット22から排出される
記録紙9を排出経路から分離するために設けられてい
る。尚、アーム224及び分離爪225は、筐体221
に設けられている必要はなく、定着ユニット22とは独
立して設けても良い。
【0045】上下フリースユニット222a,222b
は、同じ構成を有するので、本明細書では、上フリース
ユニット222aの構成のみを説明する。上フリースユ
ニット222aは、大略供給リール225と、巻取リー
ル226と、押圧機構227と、ローラ228と、上フ
リースユニット222aの表面を清掃するのに適した材
質からなるフリース229とからなる。供給リール22
5にロール状に巻かれたフリース229は、巻取リール
226により巻き取られる。ローラ228は、供給リー
ル225と巻取リール226との間に設けられ、バネ等
を用いた押圧機構227により上ヒートローラ22aの
表面にフリース229を介して押しつけられている。フ
リース229の材質は、特に限定されず、周知の材質を
使用可能である。
【0046】図4は、上フリースユニット222aの駆
動部を、筐体221を背面から見た図である。又、図5
は、図4に示す駆動部を上面から見た断面図である。図
5に示す板状部材231は、ネジ等により図3に示す筐
体221に取付けられている。板状部材231には、図
4に示すように、回動可能な第1のレバー235と、一
方向クラッチ233と、ギア234と、回動可能な第2
のレバー232と、一方向クラッチ230とが取付けら
れている。第2のレバー232の支点には、一方向クラ
ッチ230が設けられている。この一方向クラッチ23
0は、巻取リール226と接続されている。第2のレバ
ー232の先端は、Dカット部233−1を有するギア
233と係合している。ギア23は、ギア23より小さ
い径の一方向クラッチ234と係合している。この一方
向クラッチ234は、第1のレバー235に取付けられ
ており、一方向クラッチ234が回動すると第1のレバ
ー235が回動する。第1のレバー235の先端は、上
ヒートローラ22aの軸239と係合している。軸23
9は、Dカット部239−1を有する。第1のレバー2
35と、一方向クラッチ234と,ギア233と、第2
のレバー232と、一方向クラッチ230とにより、2
つの一方向クラッチからなる一方向クラッチ機構が構成
されている。
【0047】上ヒートローラ22aが図4中矢印で示す
反時計方向へ回転すると、第1のレバー235の先端が
軸239のDカット部239−1と係合する度に第1の
レバー235が反時計方向へ回動し、ギア234が同じ
く反時計方向へ間欠的に回動する。これにより、ギア2
33はギア234の間欠的な回動に応じて時計方向へ間
欠的に回動する。第2のレバー232は、その先端がギ
ア233のDカット部233−1と係合する度に時計方
向へ間欠的に回動する。これにより、第2のレバー23
2の支点に固定された一方向クラッチ230が間欠的に
回動し、巻取リール226を間欠的に回転する。上記の
如き構成の一方向クラッチ機構により、上ヒートローラ
22aの回転は大幅に減少されて巻取リール226へ間
欠的に伝達されるので、簡単な構成により上ヒートロー
ラ22aの回転を利用して巻取リール226を低速回転
するように駆動することができる。
【0048】例えば、軸239の外周面とDカット部2
39−1の面との段差が3.5mmで、第1のレバー2
35がDカット部239−1と係合することで約7°回
動し、各一方向クラッチが動く最低稼働角度が2°であ
るものとする。又、A4サイズの記録紙9を5000枚
プリントする毎にフリース229を最低8mm送る必要
があるものとする。この場合、第1のレバー235がD
カット部239−1と係合することにより7度回動して
も、一方向クラッチ234が実際に回動するのは6度で
ある。従って、一方向クラッチ234は、内径が6mm
であると、第1のレバー235の1回の回動動作で円周
方向上6π÷360×6=0.314mmだけ進む。
又、ギア233の歯車が66歯を有し、第1のレバー2
35の1回の回動動作でギア233が1歯進むとする
と、第1のレバー235が66回回動動作をするとギア
233が1回転する。一方向クラッチ230の内径が6
mmであると、第2のレバー232がギア233のDカ
ット部233−1と係合して2°回動して1回の回動動
作を行うと、一方向クラッチ230は円周方向上6π÷
360×2=0.105mmだけ進む。従って、便宜
上、巻取リール226に巻き取られたフリース229の
ロール径が6mmで変化しないものとすると、上ヒート
ローラ22aが66回転する度にフリース229が巻取
リール226により例えば0.105mm分巻き取られ
る。
【0049】この場合、上ヒートローラ22aの径が8
0mmで、1回転によりA4サイズの記録紙9を横送り
可能であるとすると、A4サイズの記録紙9を5000
枚プリントした場合には、フリース229は巻取リール
226により5000÷66×0.105=8mm巻き
取られる。従って、上記構成の一方向クラッチ機構によ
り、A4サイズの記録紙9を5000枚プリントした場
合のフリース229の最低送り量である8mmが保証さ
れる。
【0050】巻取リール226に巻き取られるフリース
229のロールの実際の径を考慮する場合には、ロール
の最低径、又は、最大径と最低径の平均値に合わせてフ
リース229の最低送り量を設定して、この設定に応じ
て一方向クラッチ機構を設計すれば良い。
【0051】尚、予め供給リール225に巻き付けてお
くフリース229の量は、上下ヒートローラ22a,2
2bの定期点検間隔又は交換間隔の期間内の総回転数に
応じた送り量、即ち、供給量より大きく設定することが
望ましい。フリース229の量をこのような設定量とす
ることで、上下ヒートローラ22a,22bの定期点検
時期又は交換時期(寿命)まで、フリース229を交換
する必要もなく、安定した清掃特性を保持し得る。又、
フリース229のみの交換のための保守が不要となるた
め、レーザプリンタのランニングコストも低減すること
ができる。更に、定着ユニット22をカートリッジ化す
ることで、フリース229の交換を含めた定着ユニット
22の交換が容易となる。
【0052】次に、本発明になる画像形成装置の第2実
施例を説明する。画像形成装置の第2実施例の全体構成
は、図1に示す構成と基本的には同じであるので、その
図示及び説明は省略する。画像形成装置の第2実施例で
は、各画像形成ユニットY,C,M,Bの現像器18
が、図6及び図7に示す如き構成を有する。図6は、現
像器18を前面から見た断面図であり、図7は、現像器
18の要部を上面から見た図である。
【0053】図6及び図7に示す現像器18は、大略ブ
ロック181と、シール部材182と、搬送ローラ18
3と、現像ローラ184と、トナー飛散防止部材185
と、スクレーパ186とからなる。現像器18の他の部
分は、図2に示す現像器18と実質的に同じで良い。
【0054】一対の搬送ローラ183は、現像剤を現像
ローラ184へ搬送する。一対の搬送ローラ183の端
部は、共に単一のブロック181により支持されてい
る。シール部材182は、一対の搬送ローラ183の端
部からの現像剤のトナーの飛散を防止するために設けら
れている。シール部材182は、単一のブロック181
の内壁に設けられているので、簡単な構成で確実にトナ
ーの飛散を防止可能な現像器18を実現できる。
【0055】尚、ブロック181の材質は、特に限定さ
れない。例えば、ABS樹脂でブロック181を構成し
ても良い。又、シール部材182の材質は、特に限定さ
れない。例えば、テフロン(登録商標)フェルトでシー
ル部材182を構成しても良い。
【0056】次に、本発明になる画像形成装置の第3実
施例を説明する。画像形成装置の第3実施例の全体構成
は、図1に示す構成と基本的には同じであるので、その
図示及び説明は省略する。画像形成装置の第3実施例で
は、各画像形成ユニットY,C,M,Bのホッパ28
が、図8に示す如き構成を有する。図8は、ホッパ28
を前面から見た断面図である。
【0057】図8に示すように、ホッパ28は、大略上
開口280及び下開口282を有するホッパケーシング
281と、下開口282を塞ぐように設けられた開閉可
能な蓋283と、蓋283を開閉する駆動軸284と、
ホッパケーシング281の内壁に摺動可能に設けられた
一対のスライダ285と、各スライダ285に設けられ
た複数の突起286と、スライダ285と蓋283とを
連結するフック287と、上開口280を閉成するキャ
ップ288と、各スライダ285をホッパケーシング2
81の内壁に弾性的に接続するバネ289とからなる。
下開口282は、対応する現像器18と連通している。
軸284は、手動で又はモータ300等の駆動源により
回転され、この回転に応じて蓋283が開閉する。通
常、蓋283は閉成されており、対応する現像器18に
現像剤を供給する必要が生じた場合に開成される。モー
タ300を使用する場合、レーザプリンタ内のCPU等
が現像器18内の現像剤の交換/補充時期を管理してお
り、現像器18に現像剤を供給する時期が来ると、自動
的にモータ300を駆動する。
【0058】ホッパケーシング281内に保管された現
像剤は、時間が経過するにつれて凝固する。しかし、本
実施例では、蓋283の開閉時にフック287を介して
各スライダ285が図8中矢印方向に摺動するので、ス
ライダ285に設けられた突起286により凝固した現
像剤がほぐされて、現像剤は蓋283の開成時に円滑
に、且つ、安定して対応する現像器18へ供給される。
つまり、スライダ285と、突起286と、バネ289
により、現像剤の攪拌機構が構成される。
【0059】現像剤が凝固している場合、蓋283の1
回の開成動作では、現像剤を十分にほぐすことができな
いこともある。そこで、本実施例では、蓋283を30
回開閉した。図9は、蓋283の開閉回数とホッパ28
からの現像剤の落下量(供給量)との関係を3つのサン
プルについて求めた実験結果を示す図である。同図に示
すように、蓋283を30回以上開閉すると、現像剤の
供給量が安定化することが確認できた。
【0060】従って、本実施例によれば、画像形成ユニ
ットの現像器18に対してホッパ28より確実に現像剤
を供給することができる。図10は、図8に示すホッパ
28の変形例を示す図である。図10中、図8と同一部
分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0061】図10に示すホッパ28には、フック28
7を連結するバネ290が更に設けられている。このバ
ネ290が設けられていることにより、下開口282付
近での現像剤の攪拌が、より確実に行われる。尚、上記
実施例のうち、1又は複数の実施例を組み合わせても良
い。又、本発明は、レーザプリンタへの適用に限定され
るものではなく、複写装置等への同様に適用可能であ
る。又、画像形成装置としては、カラー画像を形成する
ものに限定されないので、本発明は画像形成ユニットは
1又は複数設けられる画像形成装置にも適用可能であ
る。
【0062】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言う
までもない。
【0063】
【発明の効果】請求項1及び4記載の発明によれば、専
用の駆動源を必要とせず、簡単、且つ、小型の構成で定
着ヒートーローラを清掃するフリースを駆動することが
できる。
【0064】請求項2及び5記載の発明によれば、フリ
ースを頻繁に交換する必要がなく、定着ユニットの保守
が簡単である。請求項3及び6記載の発明によれば、定
着ユニットの点検、修理や交換を簡単に行うことができ
る。
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】より具体的には、定着ヒートローラの回転
を利用してフリースを巻き取る方向に間欠的に駆動する
一方向クラッチ機構を設けることで、専用の駆動源を必
要とせず、簡単、且つ、小型の構成で定着ヒートーロー
ラを清掃するフリースを駆動可能な定着ユニット及び定
着ユニットを備えた画像形成装置を実現できる。
【0069】
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の第1実施例の要部の構成を示す
図である。
【図2】画像形成ユニットの要部の構成を示す図であ
る。
【図3】定着ユニットの構成を一部断面で示す前面図で
ある。
【図4】上フリースユニットの駆動部を筐体を背面から
見た図である。
【図5】図4に示す駆動部を上面から見た断面図であ
る。
【図6】画像形成装置の第2実施例における現像器を前
面から見た断面図である。
【図7】図6に示す現像器の要部を上面から見た図であ
る。
【図8】画像形成装置の第3実施例におけるホッパを前
面から見た断面図である。
【図9】現像剤の落下量と蓋の開閉回数との関係を示す
図である。
【図10】図8に示すホッパの変形例を示す図である。
【符号の説明】
18 現像器 22 定着ユニット 28 ホッパ 181 ブロック 182 シール部材 221 筐体 222a,222b フリースユニット 232,235 レバー 230,234 一方向クラッチ 233 ギア 283 蓋 285 スライダ 286 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若林 泰浩 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (72)発明者 舘野 克美 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (72)発明者 宇鷹 臣将 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (72)発明者 福家 憲司 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−144584(JP,A) 特開 平7−311517(JP,A) 特開 昭58−182670(JP,A) 特開 平8−82998(JP,A) 特開 昭52−148133(JP,A) 国際公開95/025988(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/20

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に切り欠き部が設けられた軸を中
    心に回転可能な定着ヒートローラと、 該定着ヒートローラの表面を清掃するフリースを供給す
    る第1のリールと該フリースを巻き取る第2のリール
    と、 該定着ヒートローラの回転を利用して該第2のリールを
    該フリースを巻き取る方向に間欠的に駆動する一方向ク
    ラッチ機構とを備え、 該一方向クラッチ機構は、該軸の外周面と係合するレバ
    ーを有する、定着ユニット。
  2. 【請求項2】 前記フリースの量は、前記定着ヒートロ
    ーラの定期点検間隔又は交換間隔の期間内の総回転数に
    応じた供給量より大きく設定されている、請求項1記載
    の定着ユニット。
  3. 【請求項3】 前記定着ユニットは、画像形成装置に対
    して着脱可能なカードリッジからなる、請求項1又は2
    記載の定着ユニット。
  4. 【請求項4】 媒体に対して画像を転写する画像形成ユ
    ニットと、 該媒体に転写された画像を定着する定着ユニットとを備
    え、 該定着ユニットは、外周面に切り欠き部が設けられた軸
    を中心に回転可能な定着ヒートローラと、該定着ヒート
    ローラの表面を清掃するフリースを供給する第1のリー
    ルと該フリースを巻き取る第2のリールと、該定着ヒー
    トローラの回転を利用して該第2のリールを該フリース
    を巻き取る方向に間欠的に駆動する一方向クラッチ機構
    とからなり、 該一方向クラッチ機構は、該軸の外周面と係合するレバ
    ーを有する、画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記フリースの量は、前記定着ヒートロ
    ーラの定期点検間隔又は交換間隔の期間内の総回転数に
    応じた供給量より大きく設定されている、請求項4記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記定着ユニットは、該画像形成装置に
    対して着脱可能なカードリッジからなる、請求項4又は
    5記載の画像形成装置。
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