JP3507124B2 - ベンジリデン誘導体の製造法 - Google Patents
ベンジリデン誘導体の製造法Info
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- JP3507124B2 JP3507124B2 JP08443894A JP8443894A JP3507124B2 JP 3507124 B2 JP3507124 B2 JP 3507124B2 JP 08443894 A JP08443894 A JP 08443894A JP 8443894 A JP8443894 A JP 8443894A JP 3507124 B2 JP3507124 B2 JP 3507124B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D275/00—Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings
- C07D275/02—Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings not condensed with other rings
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
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- C07D265/00—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one nitrogen atom and one oxygen atom as the only ring hetero atoms
- C07D265/02—1,2-Oxazines; Hydrogenated 1,2-oxazines
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
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- C07D291/00—Heterocyclic compounds containing rings having nitrogen, oxygen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms
- C07D291/02—Heterocyclic compounds containing rings having nitrogen, oxygen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms not condensed with other rings
- C07D291/06—Six-membered rings
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベンジリデン誘導体の
新規な製造法に関する。本発明によって製造されるベン
ジリデン誘導体は、PGE2、LTB4およびIL−1の
産生抑制効果を有する優れた抗炎症剤である。
新規な製造法に関する。本発明によって製造されるベン
ジリデン誘導体は、PGE2、LTB4およびIL−1の
産生抑制効果を有する優れた抗炎症剤である。
【0002】
式III:
【化4】
(式中、R1およびR2は独立して低級アルキル、低級ア
ルコキシまたはハロゲン;YはSO2、SOまたはC
O;−A−は置換基を有していてもよい低級アルキレ
ン;−B−は−CH2−もしくは−O−;または−A−
と−B−は一緒になって置換基を有していてもよいフェ
ニレンまたは置換基を有していてもよい低級アルケニレ
ンを形成していてもよい;Rは水素、置換基を有してい
てもよい低級アルキル、シクロアルキル、低級アルコキ
シ、ヒドロキシ、置換基を有していてもよいアリール、
置換基を有していてもよいアリールアルキル、置換基を
有していてもよいアリールアルキルオキシ、ヘテロ環ま
たはN−保護基を表す)で示されるベンジリデン誘導体
には薬学的に有用な化合物が多数含まれている。例え
ば、−A−が−CH2CH2−、−B−が−O一,YがC
O、Rが−CH3、R1およびR2がt−ブチルであるベ
ンジリデン化合物が消化管潰瘍などの副作用が少なく、
優れた抗炎症剤であり得ることが指摘されている[サン
ら(Sung J.L. et al.) Drugs of the Future 17(1):
12-14 (1992);およびウォンら(S.Wong et al.) Agen
ts Actions 37: 90-98 (1992)]。さらに、特願平第5
−268663号には、インビトロで優れたPGE2、
LTB4およびIL−1産生抑制効果を、インビボで浮
腫抑制作用を示し、胃粘膜の損傷作用が低く、優れた非
ステロイド系抗炎症剤であることが期待される一連のベ
ンジリデン誘導体が開示されている。
ルコキシまたはハロゲン;YはSO2、SOまたはC
O;−A−は置換基を有していてもよい低級アルキレ
ン;−B−は−CH2−もしくは−O−;または−A−
と−B−は一緒になって置換基を有していてもよいフェ
ニレンまたは置換基を有していてもよい低級アルケニレ
ンを形成していてもよい;Rは水素、置換基を有してい
てもよい低級アルキル、シクロアルキル、低級アルコキ
シ、ヒドロキシ、置換基を有していてもよいアリール、
置換基を有していてもよいアリールアルキル、置換基を
有していてもよいアリールアルキルオキシ、ヘテロ環ま
たはN−保護基を表す)で示されるベンジリデン誘導体
には薬学的に有用な化合物が多数含まれている。例え
ば、−A−が−CH2CH2−、−B−が−O一,YがC
O、Rが−CH3、R1およびR2がt−ブチルであるベ
ンジリデン化合物が消化管潰瘍などの副作用が少なく、
優れた抗炎症剤であり得ることが指摘されている[サン
ら(Sung J.L. et al.) Drugs of the Future 17(1):
12-14 (1992);およびウォンら(S.Wong et al.) Agen
ts Actions 37: 90-98 (1992)]。さらに、特願平第5
−268663号には、インビトロで優れたPGE2、
LTB4およびIL−1産生抑制効果を、インビボで浮
腫抑制作用を示し、胃粘膜の損傷作用が低く、優れた非
ステロイド系抗炎症剤であることが期待される一連のベ
ンジリデン誘導体が開示されている。
【0003】これらベンジリデン誘導体の製造は、従
来、例えば、特願平第5−268663号に記載の下記
の反応式に従って行われていた。
来、例えば、特願平第5−268663号に記載の下記
の反応式に従って行われていた。
【化5】
(式中、Rは上記定義と同意義であり、R3はヒドロキ
シ保護基である。)即ち、適当なヒドロキシ保護基R3
を有する3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンズアルデヒド4とγ−スルトン誘導体2とを塩基の存
在下、アルドール反応に付してアルドール付加体5を
得、該アルドール付加体5を、適当な酸の存在下で脱保
護すると同時に脱水反応に付し、目的のベンジリデン誘
導体3'に導く方法である。
シ保護基である。)即ち、適当なヒドロキシ保護基R3
を有する3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンズアルデヒド4とγ−スルトン誘導体2とを塩基の存
在下、アルドール反応に付してアルドール付加体5を
得、該アルドール付加体5を、適当な酸の存在下で脱保
護すると同時に脱水反応に付し、目的のベンジリデン誘
導体3'に導く方法である。
【0004】
【発明が解決すべき課題】上記の従来法では、最終段階
の脱水反応により、生成物3’が、E−およびZ−体の
2種の立体異性体の混合物として得られる。従って、特
定の異性体のみを目的とする場合、混合物を分離しなけ
ればならなかった(例えば、特願平第5−268663
号の実施例1)。しかし、化合物3’の異性体の分離は
困難であり、面倒な操作を必要とするために、目的物質
を大量に工業生産する方法としては不適当であった。従
って、薬学的に有用な非ステロイド系抗炎症剤の開発を
促進する上でも、化合物III、特に、化合物IIIの
目的とする異性体を選択的に製造するための、工業化に
適した製造方法の開発が強く求められていた。
の脱水反応により、生成物3’が、E−およびZ−体の
2種の立体異性体の混合物として得られる。従って、特
定の異性体のみを目的とする場合、混合物を分離しなけ
ればならなかった(例えば、特願平第5−268663
号の実施例1)。しかし、化合物3’の異性体の分離は
困難であり、面倒な操作を必要とするために、目的物質
を大量に工業生産する方法としては不適当であった。従
って、薬学的に有用な非ステロイド系抗炎症剤の開発を
促進する上でも、化合物III、特に、化合物IIIの
目的とする異性体を選択的に製造するための、工業化に
適した製造方法の開発が強く求められていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、式III
で示されるベンジリデン誘導体の所望の異性体を選択的
に製造するための方法を開発すべく鋭意検討した結果、
ある種のキノンメチド体と含窒素異項環化合物とを塩基
の存在下、縮合させることにより、目的の異性体を高純
度かつ高収率で得ることができることを見い出し、本発
明を完成するに至った。
で示されるベンジリデン誘導体の所望の異性体を選択的
に製造するための方法を開発すべく鋭意検討した結果、
ある種のキノンメチド体と含窒素異項環化合物とを塩基
の存在下、縮合させることにより、目的の異性体を高純
度かつ高収率で得ることができることを見い出し、本発
明を完成するに至った。
【0006】即ち本発明は 式I:
【化6】
(式中、R1およびR2は独立して低級アルキル、低級ア
ルコキシまたはハロゲン;Xは低級アルコキシまたはハ
ロゲンを表す)で示される化合物と、式II:
ルコキシまたはハロゲン;Xは低級アルコキシまたはハ
ロゲンを表す)で示される化合物と、式II:
【化7】
(式中、YはSO2、SOまたはCO;−A−は置換基
を有していてもよい低級アルキレン;−B−は−CH2
−もしくは−O−;または−A−と−B−は一緒になっ
て置換基を有していてもよいフェニレンまたは置換基を
有していてもよい低級アルケニレンを形成していてもよ
い;Rは水素、置換基を有していてもよい低級アルキ
ル、シクロアルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、置
換基を有していてもよいアリール、置換基を有していて
もよいアリールアルキル、置換基を有していてもよいア
リールアルキルオキシ、ヘテロ環またはN−保護基を表
す)で示される化合物を、塩基の存在下で反応させるこ
とからなる、上記の式IIIで示される化合物の製造方
法を提供するものである。
を有していてもよい低級アルキレン;−B−は−CH2
−もしくは−O−;または−A−と−B−は一緒になっ
て置換基を有していてもよいフェニレンまたは置換基を
有していてもよい低級アルケニレンを形成していてもよ
い;Rは水素、置換基を有していてもよい低級アルキ
ル、シクロアルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、置
換基を有していてもよいアリール、置換基を有していて
もよいアリールアルキル、置換基を有していてもよいア
リールアルキルオキシ、ヘテロ環またはN−保護基を表
す)で示される化合物を、塩基の存在下で反応させるこ
とからなる、上記の式IIIで示される化合物の製造方
法を提供するものである。
【0007】本発明方法によれば、異項環化合物IIを
有機リチウム化合物等の塩基で処理してアニオンを生成
せしめ、該アニオンを、脱離基Xが置換したキノンメチ
ド体(4−メチレン−2,5−シクロヘキサジエノン誘
導体)(化合物I)と反応させて、薬理学的に有用なベ
ンジリデン誘導体IIIを立体選択的に得ることができ
る。
有機リチウム化合物等の塩基で処理してアニオンを生成
せしめ、該アニオンを、脱離基Xが置換したキノンメチ
ド体(4−メチレン−2,5−シクロヘキサジエノン誘
導体)(化合物I)と反応させて、薬理学的に有用なベ
ンジリデン誘導体IIIを立体選択的に得ることができ
る。
【0008】以下に、本明細書中における各用語につい
て説明する。「低級アルキル」とは、C1−C8の直鎖ま
たは分岐状アルキル基を意味し、メチル、 エチル、n-
プロピル、i-プロピル、n-ブチル、i-ブチル、s-ブチ
ル、t-ブチル、n-ペンチル、i-ペンチル、ネオペンチ
ル、s-ペンチル、t-ペンチル、n-ヘキシル、ネオヘキシ
ル、i-ヘキシル、s-ヘキシル、t-ヘキシル、ヘプチル、
オクチルが例示される。中でもC1−C4の直鎖または分
岐状アルキルが好ましい。最も好ましい基は、メチルま
たはエチルである。「低級アルコキシ」とは直鎖状また
は分枝状の炭素数1−6個のアルキルオキシを意味し、
メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、i-プロポキシ、n
-ブトキシ、i-ブトキシ、s-ブトキシ、t-ブトキシ、n-
ペンチルオキシ、i-ペンチルオキシ、ネオペンチルオキ
シ、s-ペンチルオキシ、t-ペンチルオキシ、n-ヘキシル
オキシ、ネオヘキシルオキシ、i-ヘキシルオキシ、s-ヘ
キシルオキシ、t-ヘキシルオキシ等が例示される。中で
もC1−C3アルコキシが好ましい。最も好ましい基はメ
トキシである。「ハロゲン」とはフッ素、塩素、臭素ま
たはヨウ素を意味するが、塩素が好ましい。「低級アル
キレン」とは、C1−C5の直鎖状アルカンの両端の炭素
原子から1個づつ水素を除いてできる基であり、メチレ
ン、エチレン、プロピレン等を指し、メチレン、エチレ
ンまたはプロピレンが好ましい。「低級アルケニレン」
とは、C2−C5の直鎖状アルケンの両端の炭素原子から
1個づつ水素を除いてできる基であり、ビニレン、プロ
ピニレン等を指す。「置換基を有していてもよいフェニ
レン」における置換基としては、ハロゲン、低級アルキ
ル、低級アルコキシを挙げることができる。「置換基を
有していてもよい低級アルキレン」における置換基とし
ては、低級アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ
アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシおよびフェニル
を挙げることができるが、該フェニルは置換基を有して
いてもよい。「置換基を有していてもよい低級アルケニ
レン」における置換基としては、低級アルキル、ヒドロ
キシアルキル、アルコキシアルキルおよびフェニルを挙
げることができるが、該フェニルは置換基を有していて
もよい。「ヘテロ環」とは、1−4個のヘテロ原子を有
する基であって、ピリジル、フルフリル、チエニル、チ
アゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサ
ゾリル、イミダゾリル、トリアゾリルおよびテトラゾリ
ルを例示することができる。
て説明する。「低級アルキル」とは、C1−C8の直鎖ま
たは分岐状アルキル基を意味し、メチル、 エチル、n-
プロピル、i-プロピル、n-ブチル、i-ブチル、s-ブチ
ル、t-ブチル、n-ペンチル、i-ペンチル、ネオペンチ
ル、s-ペンチル、t-ペンチル、n-ヘキシル、ネオヘキシ
ル、i-ヘキシル、s-ヘキシル、t-ヘキシル、ヘプチル、
オクチルが例示される。中でもC1−C4の直鎖または分
岐状アルキルが好ましい。最も好ましい基は、メチルま
たはエチルである。「低級アルコキシ」とは直鎖状また
は分枝状の炭素数1−6個のアルキルオキシを意味し、
メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、i-プロポキシ、n
-ブトキシ、i-ブトキシ、s-ブトキシ、t-ブトキシ、n-
ペンチルオキシ、i-ペンチルオキシ、ネオペンチルオキ
シ、s-ペンチルオキシ、t-ペンチルオキシ、n-ヘキシル
オキシ、ネオヘキシルオキシ、i-ヘキシルオキシ、s-ヘ
キシルオキシ、t-ヘキシルオキシ等が例示される。中で
もC1−C3アルコキシが好ましい。最も好ましい基はメ
トキシである。「ハロゲン」とはフッ素、塩素、臭素ま
たはヨウ素を意味するが、塩素が好ましい。「低級アル
キレン」とは、C1−C5の直鎖状アルカンの両端の炭素
原子から1個づつ水素を除いてできる基であり、メチレ
ン、エチレン、プロピレン等を指し、メチレン、エチレ
ンまたはプロピレンが好ましい。「低級アルケニレン」
とは、C2−C5の直鎖状アルケンの両端の炭素原子から
1個づつ水素を除いてできる基であり、ビニレン、プロ
ピニレン等を指す。「置換基を有していてもよいフェニ
レン」における置換基としては、ハロゲン、低級アルキ
ル、低級アルコキシを挙げることができる。「置換基を
有していてもよい低級アルキレン」における置換基とし
ては、低級アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ
アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシおよびフェニル
を挙げることができるが、該フェニルは置換基を有して
いてもよい。「置換基を有していてもよい低級アルケニ
レン」における置換基としては、低級アルキル、ヒドロ
キシアルキル、アルコキシアルキルおよびフェニルを挙
げることができるが、該フェニルは置換基を有していて
もよい。「ヘテロ環」とは、1−4個のヘテロ原子を有
する基であって、ピリジル、フルフリル、チエニル、チ
アゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサ
ゾリル、イミダゾリル、トリアゾリルおよびテトラゾリ
ルを例示することができる。
【0009】「シクロアルキル」とは、炭素数3−7個
のシクロアルキルを意味し、シクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘ
プチル等が例示される。中でもC3−C5シクロアルキ
ル、とりわけシクロプロピルが好ましい。「アリール」
とは、フェニルまたはナフチルを意味し、「置換基を有
していてもよいアリール」における置換基としては、ハ
ロゲン、低級アルコキシ、低級アルキル、ニトロ基、ト
リフルオロメチルが挙げられ、これらを1以上有してい
てもよい。例えば、フェニル、4−クロルフェニル、4
−メトキシフェニル、4−メチルフェニル、4−ニトロ
フェニル、3,4−ジクロルフェニル、3,4−ジメト
キシフェニル、3,4−ジニトロフェニル、1−ナフチ
ルおよび2−ナフチル等が挙げられる。「アリールアル
キル」とは、前記低級アルキル基に前記アリール基が置
換したもので、該「アリールアルキル」における置換基
は、前記「アリール」における置換基と同様である。例
えば、ベンジル、4−クロルベンジル、4−メトキシベ
ンジル、4−メチルベンジル、3,4−ジクロルベンジ
ル、3,4−ジメトキシベンジル、4−ニトロベンジ
ル、2−フェニルエチル、2−(4−クロルフェニル)
エチル、2−(4−メトキシフェニル)エチル、1−ナ
フチルメチルおよび2−ナフチルメチルが例示される。
中でもベンジルが好ましい。「アリールアルキルオキ
シ」とは、前記低級アルコキシ基に前記アリール基が置
換したもので、該「アリールアルキルオキシ」における
置換基は、前記「アリール」における置換基と同様であ
る。例えば、ベンジルオキシ、4−クロルベンジルオキ
シ、4−メトキシベンジルオキシ、4−メチルベンジル
オキシ、3,4−ジクロルベンジルオキシ、3,4−ジ
メトキシベンジルオキシ、4−ニトロベンジルオキシ、
2−フェニルエチルオキシ、2−(4−クロルフェニ
ル)エチルオキシ、2−(4−メトキシフェニル)エチ
ルオキシ、1−ナフチルメチルオキシおよび2−ナフチ
ルメチルオキシが例示される。中でもベンジルオキシが
好ましい。「置換基を有していてもよい低級アルキル」
における置換基としては、ハロゲン、ヒドロキシ、低級
アルコキシ、アミノ、低級アルキルアミノおよびジ低級
アルキルアミノを挙げることができる。本発明における
「N−保護基」としては、当業者既知のものを用いるこ
とができ、例えば、tert−ブトキシカルボニル、ベンジ
ルオキシカルボニル、ベンジル、4−メトキシベンジ
ル、3,4−ジメトキシベンジル、4−ニトロベンジ
ル、トリメチルシリル、ジメチルーtert−ブチルシリル
およびジフェニル−tert−ブチルシリルなどを挙げるこ
とができる。
のシクロアルキルを意味し、シクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘ
プチル等が例示される。中でもC3−C5シクロアルキ
ル、とりわけシクロプロピルが好ましい。「アリール」
とは、フェニルまたはナフチルを意味し、「置換基を有
していてもよいアリール」における置換基としては、ハ
ロゲン、低級アルコキシ、低級アルキル、ニトロ基、ト
リフルオロメチルが挙げられ、これらを1以上有してい
てもよい。例えば、フェニル、4−クロルフェニル、4
−メトキシフェニル、4−メチルフェニル、4−ニトロ
フェニル、3,4−ジクロルフェニル、3,4−ジメト
キシフェニル、3,4−ジニトロフェニル、1−ナフチ
ルおよび2−ナフチル等が挙げられる。「アリールアル
キル」とは、前記低級アルキル基に前記アリール基が置
換したもので、該「アリールアルキル」における置換基
は、前記「アリール」における置換基と同様である。例
えば、ベンジル、4−クロルベンジル、4−メトキシベ
ンジル、4−メチルベンジル、3,4−ジクロルベンジ
ル、3,4−ジメトキシベンジル、4−ニトロベンジ
ル、2−フェニルエチル、2−(4−クロルフェニル)
エチル、2−(4−メトキシフェニル)エチル、1−ナ
フチルメチルおよび2−ナフチルメチルが例示される。
中でもベンジルが好ましい。「アリールアルキルオキ
シ」とは、前記低級アルコキシ基に前記アリール基が置
換したもので、該「アリールアルキルオキシ」における
置換基は、前記「アリール」における置換基と同様であ
る。例えば、ベンジルオキシ、4−クロルベンジルオキ
シ、4−メトキシベンジルオキシ、4−メチルベンジル
オキシ、3,4−ジクロルベンジルオキシ、3,4−ジ
メトキシベンジルオキシ、4−ニトロベンジルオキシ、
2−フェニルエチルオキシ、2−(4−クロルフェニ
ル)エチルオキシ、2−(4−メトキシフェニル)エチ
ルオキシ、1−ナフチルメチルオキシおよび2−ナフチ
ルメチルオキシが例示される。中でもベンジルオキシが
好ましい。「置換基を有していてもよい低級アルキル」
における置換基としては、ハロゲン、ヒドロキシ、低級
アルコキシ、アミノ、低級アルキルアミノおよびジ低級
アルキルアミノを挙げることができる。本発明における
「N−保護基」としては、当業者既知のものを用いるこ
とができ、例えば、tert−ブトキシカルボニル、ベンジ
ルオキシカルボニル、ベンジル、4−メトキシベンジ
ル、3,4−ジメトキシベンジル、4−ニトロベンジ
ル、トリメチルシリル、ジメチルーtert−ブチルシリル
およびジフェニル−tert−ブチルシリルなどを挙げるこ
とができる。
【0010】本発明方法に用いる「塩基」とは、有機リ
チウム化合物であり、例えばn−ブチルリチウム、sec−
ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、フェニルリチ
ウム、リチウムジイソプロピルアミド(LDA)およびリ
チウムビス(トリメチルシリル)アミド(LiHMDS)
等を挙dげることができる。特にリチウムジイソプロピ
ルアミドまたはリチウムビス(トリメチルシリル)アミ
ドが好ましい。本発明方法は式IIIで示されるあらゆ
る化合物の製造に適するが、本発明方法を用いて製造す
るに適した薬理学的に有用な化合物として、YがSO2
である化合物を挙げることができ、とりわけ(E)−5−
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジリデ
ン)−エチル−1,2−イソチアゾリジン−1,1−ジオ
キシドが好ましい。また、式IにおいてXが低級アルコ
キシ、特にメトキシである化合物、および式IIにおい
てYがSO2である化合物が出発物質として好ましい。
チウム化合物であり、例えばn−ブチルリチウム、sec−
ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、フェニルリチ
ウム、リチウムジイソプロピルアミド(LDA)およびリ
チウムビス(トリメチルシリル)アミド(LiHMDS)
等を挙dげることができる。特にリチウムジイソプロピ
ルアミドまたはリチウムビス(トリメチルシリル)アミ
ドが好ましい。本発明方法は式IIIで示されるあらゆ
る化合物の製造に適するが、本発明方法を用いて製造す
るに適した薬理学的に有用な化合物として、YがSO2
である化合物を挙げることができ、とりわけ(E)−5−
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジリデ
ン)−エチル−1,2−イソチアゾリジン−1,1−ジオ
キシドが好ましい。また、式IにおいてXが低級アルコ
キシ、特にメトキシである化合物、および式IIにおい
てYがSO2である化合物が出発物質として好ましい。
【0011】以下に本発明を詳しく説明する。なお、以
下の方法は特定の化合物について述べられているが、こ
れらは単なる例にすぎず、適当な出発物質を用いること
により、式IIIで示される任意の化合物を製造するこ
とができることは、当業者ならば容易に理解し得ること
である。第1工程 出発物質であるキノンメチド(又は4−置換メチレン−
2,6−ジ−tert−ブチル−2,5−シクロヘキサジエン
−1−オン)(化合物I)は、例えば、当業者既知の以下
の方法で製造される。Xがハロゲンである化合物Iは、
例えば、特開平3−215452に記載の方法に従い、
また、Xが低級アルコキシである化合物Iは、例えば、
J.Org.Chem.,35,3714−3717(1970)に
記載の方法に従い、下記の反応式により製造することが
できる。
下の方法は特定の化合物について述べられているが、こ
れらは単なる例にすぎず、適当な出発物質を用いること
により、式IIIで示される任意の化合物を製造するこ
とができることは、当業者ならば容易に理解し得ること
である。第1工程 出発物質であるキノンメチド(又は4−置換メチレン−
2,6−ジ−tert−ブチル−2,5−シクロヘキサジエン
−1−オン)(化合物I)は、例えば、当業者既知の以下
の方法で製造される。Xがハロゲンである化合物Iは、
例えば、特開平3−215452に記載の方法に従い、
また、Xが低級アルコキシである化合物Iは、例えば、
J.Org.Chem.,35,3714−3717(1970)に
記載の方法に従い、下記の反応式により製造することが
できる。
【化8】
3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンズアル
デヒド6をトリエチルアミンの存在下、メタンスルホニ
ルクロリドと処理して4−クロロメチレン−2,6−ジ
−tert−ブチル−2,5−シクロヘキサジエン−1−オ
ン(化合物1a)を得る。また、化合物6を常法によりア
セタール体7とした後、加熱すれば、容易に4−アルコ
キシメチレン−2,6−ジ−tert−ブチル−2,5−シク
ロヘキサジエン−1−オン(化合物1bおよび1c;R4
はそれぞれMeおよびEt)を得ることができる。
デヒド6をトリエチルアミンの存在下、メタンスルホニ
ルクロリドと処理して4−クロロメチレン−2,6−ジ
−tert−ブチル−2,5−シクロヘキサジエン−1−オ
ン(化合物1a)を得る。また、化合物6を常法によりア
セタール体7とした後、加熱すれば、容易に4−アルコ
キシメチレン−2,6−ジ−tert−ブチル−2,5−シク
ロヘキサジエン−1−オン(化合物1bおよび1c;R4
はそれぞれMeおよびEt)を得ることができる。
【0012】第2工程:化合物Iと化合物IIの反応
【化9】
まず、化合物2に塩基、特に有機リチウム化合物を反応
させてアニオンを発生させる。この反応には、通常、当
該技術分野で用いられる有機リチウム試剤、例えばn−
ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチル
リチウム、フェニルリチウム、LDAおよびLiHMD
S等を用いることができる。反応はエーテル、テトラヒ
ドロフラン(THF)、ジメトキシエタン、ジオキサン等
のエーテル系溶媒中、又はn−ヘキサン,ベンゼン、ト
ルエン等の炭化水素溶媒中、ヘキサメチルホスホラミド
あるいはテトラメチルエチレンジアミン等の共存下に行
うことができるが、好ましくはTHF単独溶媒中で行
う。工程1で得たキノンメチド(例えば化合物1a−c)
を、化合物2のアニオンに対して0.1〜2等量、好ま
しくは0.5〜1当量用い、温度−100〜50℃、好
ましくは−70〜0℃で反応させる。得られた反応生成
物を適当な酸(塩酸等の無機酸またはp−トルエンスル
ホン酸等の有機酸)で処理すると、目的化合物3が得ら
れる。
させてアニオンを発生させる。この反応には、通常、当
該技術分野で用いられる有機リチウム試剤、例えばn−
ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチル
リチウム、フェニルリチウム、LDAおよびLiHMD
S等を用いることができる。反応はエーテル、テトラヒ
ドロフラン(THF)、ジメトキシエタン、ジオキサン等
のエーテル系溶媒中、又はn−ヘキサン,ベンゼン、ト
ルエン等の炭化水素溶媒中、ヘキサメチルホスホラミド
あるいはテトラメチルエチレンジアミン等の共存下に行
うことができるが、好ましくはTHF単独溶媒中で行
う。工程1で得たキノンメチド(例えば化合物1a−c)
を、化合物2のアニオンに対して0.1〜2等量、好ま
しくは0.5〜1当量用い、温度−100〜50℃、好
ましくは−70〜0℃で反応させる。得られた反応生成
物を適当な酸(塩酸等の無機酸またはp−トルエンスル
ホン酸等の有機酸)で処理すると、目的化合物3が得ら
れる。
【0013】以下に実施例を挙げて本発明を詳しく説明
するが、これらは本発明を限定するものではない。
するが、これらは本発明を限定するものではない。
【実施例】製造例1
4−クロロメチレン−2,6−ジ−tert−ブ
チル−2,5−シクロヘキサジエン−1−オン(1a)
チル−2,5−シクロヘキサジエン−1−オン(1a)
【化10】
3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンズアル
デヒド6(7.02g,30mmol)の塩化メチレン溶液(70
ml)中にトリエチルアミン(8.36ml,60mmol)を加
え、次いで塩化メタンスルホニル(4.7ml,60mmol)を
添加して5時間加熱還流した。反応混合物を減圧下に濃
縮して粗生成物1aを得た。本生成物は精製することな
く次の反応に使用した。収量8.156g。 NMR(CDCl3)δppm:1.28(9H,s),1.32(9
H,s),6.81(1H,d,J=2.4Hz),7.42(1H,d,
J=2.4Hz)
デヒド6(7.02g,30mmol)の塩化メチレン溶液(70
ml)中にトリエチルアミン(8.36ml,60mmol)を加
え、次いで塩化メタンスルホニル(4.7ml,60mmol)を
添加して5時間加熱還流した。反応混合物を減圧下に濃
縮して粗生成物1aを得た。本生成物は精製することな
く次の反応に使用した。収量8.156g。 NMR(CDCl3)δppm:1.28(9H,s),1.32(9
H,s),6.81(1H,d,J=2.4Hz),7.42(1H,d,
J=2.4Hz)
【0014】製造例2 2,6−ジ−tert−ブチル−4
−メトキシメチレン−2,5−シクロヘキサジエン−1
−オン(1b)
−メトキシメチレン−2,5−シクロヘキサジエン−1
−オン(1b)
【化11】
化合物6(23.4g,0.1mol)、オルトギ酸メチル(6
0ml)、無水メタノール(60ml)を無水キシレン(60m
l)中に順次加え、更に塩化アンモニウム2gを添加して
反応混合物を1時間加熱還流した。反応混合物を濃縮し
て約150mlを常圧下で留去した。残留物に無水キシレ
ン(200ml)を添加して反応混合物を室温まで冷却し、
綿栓濾過により塩化アンモニウムを濾別した。濾液をD
ien−Stark氏脱水装置に4Aモレキュラーシーブスを
装着して24時間加熱還流した後、反応液を減圧下に濃
縮し、得られた褐色の結晶性残渣を石油エーテルとリグ
ロイン混液より再結晶し、目的化合物1bを得た。収量
20.32g(82%);mp137−139℃。 NMR(d6−アセトン)δppm:1.61(9H,s),1.64
(9H,s),4.43(3H,s),3.68(1H,d,J=2.2
Hz),7.76−7.82(2H,m)
0ml)、無水メタノール(60ml)を無水キシレン(60m
l)中に順次加え、更に塩化アンモニウム2gを添加して
反応混合物を1時間加熱還流した。反応混合物を濃縮し
て約150mlを常圧下で留去した。残留物に無水キシレ
ン(200ml)を添加して反応混合物を室温まで冷却し、
綿栓濾過により塩化アンモニウムを濾別した。濾液をD
ien−Stark氏脱水装置に4Aモレキュラーシーブスを
装着して24時間加熱還流した後、反応液を減圧下に濃
縮し、得られた褐色の結晶性残渣を石油エーテルとリグ
ロイン混液より再結晶し、目的化合物1bを得た。収量
20.32g(82%);mp137−139℃。 NMR(d6−アセトン)δppm:1.61(9H,s),1.64
(9H,s),4.43(3H,s),3.68(1H,d,J=2.2
Hz),7.76−7.82(2H,m)
【0015】製造例3 2,6−ジ−tert−ブチル−4
−エトキシメチレン−2,5−シクロヘキサジエン−1
−オン(1c) 製造例2と同様の方法により化合物6(23.4g,0.1m
ol)、オルトギ酸エチル(60ml)、無水エタノール(60
ml)、塩化アンモニウム(2g)を無水キシレン(60ml)中
で反応させ、反応混合物を同様処理して目的化合物1c
を得た。収量22.01g(84%)。mp114−117
℃。 NMR(d6−アセトン)δppm:1.61(9H,s),1.64
(9H,s),1.75(3H,t,J=7.0Hz),4.69(2
H,q,J=7.0Hz),3.68(1H,d,J=2.2Hz),
7.76−7.82(2H,m)
−エトキシメチレン−2,5−シクロヘキサジエン−1
−オン(1c) 製造例2と同様の方法により化合物6(23.4g,0.1m
ol)、オルトギ酸エチル(60ml)、無水エタノール(60
ml)、塩化アンモニウム(2g)を無水キシレン(60ml)中
で反応させ、反応混合物を同様処理して目的化合物1c
を得た。収量22.01g(84%)。mp114−117
℃。 NMR(d6−アセトン)δppm:1.61(9H,s),1.64
(9H,s),1.75(3H,t,J=7.0Hz),4.69(2
H,q,J=7.0Hz),3.68(1H,d,J=2.2Hz),
7.76−7.82(2H,m)
【0016】実施例1 (E)-5-(3,5-ジ-tert-ブチ
ル-4-ヒドロキシベンジリデン)-2-エチル-1,2-イソ
チアゾリジン-1,1-ジオキシド(3a)の合成(A)
ル-4-ヒドロキシベンジリデン)-2-エチル-1,2-イソ
チアゾリジン-1,1-ジオキシド(3a)の合成(A)
【化12】
n−ブチルリチウムのn−ヘキサン溶液(1.68M,39
ml,66mmol)に氷冷、撹拌下にジイソプロピルアミン
(10.58ml,73mmol)を20分間で滴下する。滴下
終了後、更に15分間撹拌した。得られたLDA溶液を
−78℃に冷却し、THF(60ml)とHMPA(12ml)
を加えて得た溶液にN−エチル−1,2−イソチアゾリ
ジン−1,1−ジオキシド(2a)(4.47g,30mmol)の
THF(30ml)溶液を−70〜−65℃で滴下した。反
応液を更に−70℃で30分間撹拌した後、製造例1で
得た粗製の4−クロロメチレン−2,6−ジ−tert−ブ
チル−2,5−シクロヘキサジエン−1−オン(1a)(3
0mmol)のTHF(30ml)溶液を−70〜−65℃で滴
下した。反応液を−70℃で30分、次いで室温で1時
間撹拌した後、2N−HCl(40ml)を含む氷水に注
ぎ、酢酸エチル(350ml)で2回抽出した。酢酸エチル
層を水(50ml)で3回、次いで飽和食塩水(50ml)で洗
浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留
去した。得られた残渣(12.73g)はトルエン(150m
l)に溶かし、p−TsOH水和物(1.87g,9.8mmol)を
添加して30分間加熱還流した後、反応液を希炭酸水素
ナトリウム水溶液(100ml)中に投入し、酢酸エチル
(300ml)で抽出した。有機層を水(150ml)、次いで
飽和食塩水(150ml)で洗浄した後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去し、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグフィー(トルエン:酢酸エチル=2:
1)で精製し、ジクロロメタンとジイソプロピルエーテ
ルの混液より結晶化することにより目的化合物(3a)を
得た。収量1.86g(17%);mp135−137℃。 NMR(CDCl3)δppm:1.29(3H,t,J=7.2H
z),1.45(18H,s),3.07−3.19(4H,m),3.
28(2H,q,J=7.2Hz),5.50(1H,s),7.24
−7.26(3H,m) 元素分析値(C20H31NO3S) 計算値 C,65.71;H,8.55;N,3.83;S,8.
77 実測値 C,65.65;H,8.43;N,3.85;S,8.
78
ml,66mmol)に氷冷、撹拌下にジイソプロピルアミン
(10.58ml,73mmol)を20分間で滴下する。滴下
終了後、更に15分間撹拌した。得られたLDA溶液を
−78℃に冷却し、THF(60ml)とHMPA(12ml)
を加えて得た溶液にN−エチル−1,2−イソチアゾリ
ジン−1,1−ジオキシド(2a)(4.47g,30mmol)の
THF(30ml)溶液を−70〜−65℃で滴下した。反
応液を更に−70℃で30分間撹拌した後、製造例1で
得た粗製の4−クロロメチレン−2,6−ジ−tert−ブ
チル−2,5−シクロヘキサジエン−1−オン(1a)(3
0mmol)のTHF(30ml)溶液を−70〜−65℃で滴
下した。反応液を−70℃で30分、次いで室温で1時
間撹拌した後、2N−HCl(40ml)を含む氷水に注
ぎ、酢酸エチル(350ml)で2回抽出した。酢酸エチル
層を水(50ml)で3回、次いで飽和食塩水(50ml)で洗
浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留
去した。得られた残渣(12.73g)はトルエン(150m
l)に溶かし、p−TsOH水和物(1.87g,9.8mmol)を
添加して30分間加熱還流した後、反応液を希炭酸水素
ナトリウム水溶液(100ml)中に投入し、酢酸エチル
(300ml)で抽出した。有機層を水(150ml)、次いで
飽和食塩水(150ml)で洗浄した後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去し、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグフィー(トルエン:酢酸エチル=2:
1)で精製し、ジクロロメタンとジイソプロピルエーテ
ルの混液より結晶化することにより目的化合物(3a)を
得た。収量1.86g(17%);mp135−137℃。 NMR(CDCl3)δppm:1.29(3H,t,J=7.2H
z),1.45(18H,s),3.07−3.19(4H,m),3.
28(2H,q,J=7.2Hz),5.50(1H,s),7.24
−7.26(3H,m) 元素分析値(C20H31NO3S) 計算値 C,65.71;H,8.55;N,3.83;S,8.
77 実測値 C,65.65;H,8.43;N,3.85;S,8.
78
【0017】実施例2 3aの合成(B)および(C)
【化13】
(1)方法Bによる化合物3aの合成
n−ブチルリチウムのn−ヘキサン溶液(1.60M,12
5ml,0.2mol)に氷冷、撹拌下にジイソプロピルアミ
ン(29.72ml,0.21mol)を20分間で滴下し、滴
下終了後更に15分間撹拌した。調製したLDAの反応
液を−78℃に冷却し、THF(320ml)を加えた後、
N−エチル−1,2−イソチアゾリジン1,1−ジオキシ
ド(2a)(29.84g,0.2mol)のTHF(60ml)溶液を
−70〜−65℃で滴下した。反応液を更に−70℃で
30分間撹拌した後、2,6−ジ−tert−ブチル−4−
メトキシメチレン−2,5−シクロヘキサジエン−1−
オン(1b)(24.8g,0.1mol)のTHF(60ml)溶液を
−70〜−65℃で滴下した。反応温度を−30℃にま
で上げ、2.5時間撹拌した後、反応液を2N−HCl
(226ml)を含む氷水に注ぎ酢酸エチル(500ml)で2
回抽出した。有機層を水(200ml)、次いで飽和食塩水
(200ml)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒
を減圧留去した。得られた残渣(48.77g)をジクロロ
メタンとジイソプロピルエーテルの混液より結晶化する
ことにより目的化合物(3a)を得た。収量30.2g(83
%)。
5ml,0.2mol)に氷冷、撹拌下にジイソプロピルアミ
ン(29.72ml,0.21mol)を20分間で滴下し、滴
下終了後更に15分間撹拌した。調製したLDAの反応
液を−78℃に冷却し、THF(320ml)を加えた後、
N−エチル−1,2−イソチアゾリジン1,1−ジオキシ
ド(2a)(29.84g,0.2mol)のTHF(60ml)溶液を
−70〜−65℃で滴下した。反応液を更に−70℃で
30分間撹拌した後、2,6−ジ−tert−ブチル−4−
メトキシメチレン−2,5−シクロヘキサジエン−1−
オン(1b)(24.8g,0.1mol)のTHF(60ml)溶液を
−70〜−65℃で滴下した。反応温度を−30℃にま
で上げ、2.5時間撹拌した後、反応液を2N−HCl
(226ml)を含む氷水に注ぎ酢酸エチル(500ml)で2
回抽出した。有機層を水(200ml)、次いで飽和食塩水
(200ml)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒
を減圧留去した。得られた残渣(48.77g)をジクロロ
メタンとジイソプロピルエーテルの混液より結晶化する
ことにより目的化合物(3a)を得た。収量30.2g(83
%)。
【0018】(2)方法Cによる化合物3aの合成
上記(1)に記載の方法Bにおいて、塩基LDAの代わ
りにLiHMDSを使用した。化合物2a(7.625
g;51.1mmol)のTHF溶液(50ml)中に氷冷、
撹拌下、LiHMDS(1.0M,THF溶液)(56.
2ml,56.2mmol)を滴下した後、反応液を室温で3
0分間撹拌した。次いで、化合物1b(6.35g;2
5.5mmol)のTHF溶液(60ml)を−55℃〜−4
8℃に冷却、撹拌下、上記反応液に滴下した後、反応温
度を徐々に上昇させ、約1時間で室温に達するよう調節
した。反応終了後、反応生成物を(1)に記載の方法と
全く同様に処理して目的化合物3aを得た。収量5.0
g(54%)。
りにLiHMDSを使用した。化合物2a(7.625
g;51.1mmol)のTHF溶液(50ml)中に氷冷、
撹拌下、LiHMDS(1.0M,THF溶液)(56.
2ml,56.2mmol)を滴下した後、反応液を室温で3
0分間撹拌した。次いで、化合物1b(6.35g;2
5.5mmol)のTHF溶液(60ml)を−55℃〜−4
8℃に冷却、撹拌下、上記反応液に滴下した後、反応温
度を徐々に上昇させ、約1時間で室温に達するよう調節
した。反応終了後、反応生成物を(1)に記載の方法と
全く同様に処理して目的化合物3aを得た。収量5.0
g(54%)。
【0019】実施例3 3aの合成(D)
【化14】
n−ブチルリチウムのn−ヘキサン溶液(1.60M,3
1ml,50mmol)に氷冷、撹拌下にジイソプロピルアミ
ン(7.43ml,52.5mmol)を20分間で滴下し、滴下
終了後更に15分間撹拌した。調製したLDAの反応液
を−78℃に冷却しTHF(80ml)を加えた後、N−エ
チル−1,2−イソチアゾリジン1,1−ジオキシド(2
a)(7.46g,50mmol)THF(15ml)溶液を−70〜
−65℃で滴下した。反応液を更に−70℃で30分間
撹拌した後、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エトキシ
メチレン−2,5−シクロヘキサジエン−1−オン(1c)
(6.56g,25mmol)のTHF(15ml)の溶液を−70
〜−65℃で滴下した。反応温度を−30℃にまで上げ
4.0時間撹拌した後反応液を1N−HCl(130ml)を
含む氷水に注ぎ酢酸エチル(300ml)で2回抽出した。
有機層を水(100ml)、次いで飽和食塩水(200ml)で
洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を減圧留去し
た。得られた残渣(13.8g)をジクロロメタンとジイソ
プロピルエーテルの混液より結晶化することにより目的
化合物(3a)を得た。収量6.01g(66%)。
1ml,50mmol)に氷冷、撹拌下にジイソプロピルアミ
ン(7.43ml,52.5mmol)を20分間で滴下し、滴下
終了後更に15分間撹拌した。調製したLDAの反応液
を−78℃に冷却しTHF(80ml)を加えた後、N−エ
チル−1,2−イソチアゾリジン1,1−ジオキシド(2
a)(7.46g,50mmol)THF(15ml)溶液を−70〜
−65℃で滴下した。反応液を更に−70℃で30分間
撹拌した後、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エトキシ
メチレン−2,5−シクロヘキサジエン−1−オン(1c)
(6.56g,25mmol)のTHF(15ml)の溶液を−70
〜−65℃で滴下した。反応温度を−30℃にまで上げ
4.0時間撹拌した後反応液を1N−HCl(130ml)を
含む氷水に注ぎ酢酸エチル(300ml)で2回抽出した。
有機層を水(100ml)、次いで飽和食塩水(200ml)で
洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を減圧留去し
た。得られた残渣(13.8g)をジクロロメタンとジイソ
プロピルエーテルの混液より結晶化することにより目的
化合物(3a)を得た。収量6.01g(66%)。
【0020】実施例4 (E)−5−(3,5−ジ−tert−
ブチル−4−ヒドロキシベンジリデン)−2−メチル−
1,2−イソチアゾリジン−1,1−ジオキシド(3b)の
合成
ブチル−4−ヒドロキシベンジリデン)−2−メチル−
1,2−イソチアゾリジン−1,1−ジオキシド(3b)の
合成
【化15】
n−ブチルリチウムのn−ヘキサン溶液(1.60M,39
ml,66mmol)に氷冷、撹拌下にジイソプロピルアミン
(9.34ml,72mmol)を20分間で滴下した。滴下終
了後、更に15分間撹拌した。調製したLDAの反応液
を−78℃に冷却し、THF(160ml)を加えた後、N
−メチル−1,2−イソチアゾリジン1,1−ジオキシド
(2b)(8.96g,60mmol)のTHF(40ml)溶液を−7
0〜−65℃で滴下した。反応液を更に−70℃で30
分間撹拌した後、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メト
キシメチレン2,5−シクロヘキサジエン−1−オン(1
b)(7.45g,30mmol)のTHF(40ml)溶液を−70
〜−65℃で滴下した。反応温度を−70℃で1時間撹
拌した後、反応液を1N−HCl(170ml)を含む氷水
に注ぎ酢酸エチル(300ml)で2回抽出した。有機層を
水(200ml)、次いで飽和食塩水(200ml)で洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を減圧留去した。得ら
れた残渣(17.8g)にトルエン(350ml)とp−TsOH
水和物(3.70g,19.5mmol)を添加して125℃(浴
温)で30分間加熱撹拌した後、反応液を飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液(150ml)中に投入して酢酸エチル
(150ml)で抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液(150ml)、水(100ml)、次いで飽和食塩水
(100ml)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶
媒を減圧下に留去した。得られた残渣をジクロロメタン
とジイソプロピルエーテルより結晶化することにより目
的化合物(3b)を得た。収量7.31g(69%);mp.16
8−170℃。 NMR(CDCl3)δppm:1.45(18H,s),2.76(3
H,s),3.07〜3.18(2H,m),3.20〜3.32(2
H,m),5.51(1H,s),7.23〜7.29(3H,m) 元素分析値(C19H29NO3S) 計算値:C,65.71;H,8.55;N,3.83;S,8.7
7 実測値:C,65.65;H,8.43;N,3.85;S,8.7
8
ml,66mmol)に氷冷、撹拌下にジイソプロピルアミン
(9.34ml,72mmol)を20分間で滴下した。滴下終
了後、更に15分間撹拌した。調製したLDAの反応液
を−78℃に冷却し、THF(160ml)を加えた後、N
−メチル−1,2−イソチアゾリジン1,1−ジオキシド
(2b)(8.96g,60mmol)のTHF(40ml)溶液を−7
0〜−65℃で滴下した。反応液を更に−70℃で30
分間撹拌した後、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メト
キシメチレン2,5−シクロヘキサジエン−1−オン(1
b)(7.45g,30mmol)のTHF(40ml)溶液を−70
〜−65℃で滴下した。反応温度を−70℃で1時間撹
拌した後、反応液を1N−HCl(170ml)を含む氷水
に注ぎ酢酸エチル(300ml)で2回抽出した。有機層を
水(200ml)、次いで飽和食塩水(200ml)で洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を減圧留去した。得ら
れた残渣(17.8g)にトルエン(350ml)とp−TsOH
水和物(3.70g,19.5mmol)を添加して125℃(浴
温)で30分間加熱撹拌した後、反応液を飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液(150ml)中に投入して酢酸エチル
(150ml)で抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液(150ml)、水(100ml)、次いで飽和食塩水
(100ml)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶
媒を減圧下に留去した。得られた残渣をジクロロメタン
とジイソプロピルエーテルより結晶化することにより目
的化合物(3b)を得た。収量7.31g(69%);mp.16
8−170℃。 NMR(CDCl3)δppm:1.45(18H,s),2.76(3
H,s),3.07〜3.18(2H,m),3.20〜3.32(2
H,m),5.51(1H,s),7.23〜7.29(3H,m) 元素分析値(C19H29NO3S) 計算値:C,65.71;H,8.55;N,3.83;S,8.7
7 実測値:C,65.65;H,8.43;N,3.85;S,8.7
8
【0021】実施例5 2−シクロプロピル−5−(3,
5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジリデン)
−1,2−イソチアゾリジン−1,1−ジオキシド(3c)
の合成
5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジリデン)
−1,2−イソチアゾリジン−1,1−ジオキシド(3c)
の合成
【化16】
実施例2(1)の方法に準じ、n−ブチルリチウムのn−
ヘキサン溶液(1.60M,12.5ml,20mmol)、ジイソ
プロピルアミン(2.97ml,21mmol)より、LDA溶液
を調製し、THF(20ml)を添加した後、N−シクロプ
ロピル−1,2−イソチアゾリジン−1,1−ジオキシド
(2c)(3.22g,20mmol)のTHF溶液(10ml)及び化
合物1b(2.48g,10mmol)のTHF溶液(10ml)を順
次反応させ、反応混合物を同様に処理して目的化合物3
cを得た。収量2.57g(68%);mp.202−204
℃。 NMR(CDCl3)δppm:0.68−0.90(4H,m),1.
44(18H,s),2.28−2.40(1H,m),3.08(2
H,dt,J=2.6,6.7Hz),3.36(2H,t,J=6.7
Hz),5.51(1H,s),7.20−7.25(3H,m) 元素分析値(C21H31NO3S) 計算値 C,66.81;H,8.28;N,3.71;S,8.
49 実測値 C,66.76;H,8.03;N,3.72;S,8.
41
ヘキサン溶液(1.60M,12.5ml,20mmol)、ジイソ
プロピルアミン(2.97ml,21mmol)より、LDA溶液
を調製し、THF(20ml)を添加した後、N−シクロプ
ロピル−1,2−イソチアゾリジン−1,1−ジオキシド
(2c)(3.22g,20mmol)のTHF溶液(10ml)及び化
合物1b(2.48g,10mmol)のTHF溶液(10ml)を順
次反応させ、反応混合物を同様に処理して目的化合物3
cを得た。収量2.57g(68%);mp.202−204
℃。 NMR(CDCl3)δppm:0.68−0.90(4H,m),1.
44(18H,s),2.28−2.40(1H,m),3.08(2
H,dt,J=2.6,6.7Hz),3.36(2H,t,J=6.7
Hz),5.51(1H,s),7.20−7.25(3H,m) 元素分析値(C21H31NO3S) 計算値 C,66.81;H,8.28;N,3.71;S,8.
49 実測値 C,66.76;H,8.03;N,3.72;S,8.
41
【0022】実施例6 5−(3,5−ジ−tert−ブチル
−4−ヒドロキシベンジリデン)−2−メトキシ−1,
2−イソチアゾリジン−1,1−ジオキシド(3d)の合成
−4−ヒドロキシベンジリデン)−2−メトキシ−1,
2−イソチアゾリジン−1,1−ジオキシド(3d)の合成
【化17】
実施例2(1)の方法に準じ、n−ブチルリチウムのn−
ヘキサン溶液(1.60M,12.5ml,20mmol)及びジイ
ソプロピルアミン(2.97ml,21mmol)よりLDA溶液
を調製し、THF(20ml)を添加した後、N−メトキシ
−1,2−イソチアゾリジン−1,1−ジオキシド(2d)
(3.02g,20mmol)のTHF溶液(10ml)、化合物1b
(2.48g,10mmol)のTHF溶液(10ml)を順次反応
させ、反応混合物を同様に処理して目的化合物3dを得
た。収量2.46g(67%);mp.166−168℃。 NMR(CDCl3)δppm:1.45(18H,s),3.11(2
H,dt,J=2.8,7.0Hz),3.66(2H,t,J=7H
z),3.81(3H,s),5.55(1H,s),7.25−7.3
5(3H,m) 元素分析値(C19H29NO4S) 計算値 C,62.10;H,7.95;N,3.81;S,8.
72 実測値 C,61.90;H,7.88;N,3.91;S,8.
67
ヘキサン溶液(1.60M,12.5ml,20mmol)及びジイ
ソプロピルアミン(2.97ml,21mmol)よりLDA溶液
を調製し、THF(20ml)を添加した後、N−メトキシ
−1,2−イソチアゾリジン−1,1−ジオキシド(2d)
(3.02g,20mmol)のTHF溶液(10ml)、化合物1b
(2.48g,10mmol)のTHF溶液(10ml)を順次反応
させ、反応混合物を同様に処理して目的化合物3dを得
た。収量2.46g(67%);mp.166−168℃。 NMR(CDCl3)δppm:1.45(18H,s),3.11(2
H,dt,J=2.8,7.0Hz),3.66(2H,t,J=7H
z),3.81(3H,s),5.55(1H,s),7.25−7.3
5(3H,m) 元素分析値(C19H29NO4S) 計算値 C,62.10;H,7.95;N,3.81;S,8.
72 実測値 C,61.90;H,7.88;N,3.91;S,8.
67
【0023】実施例7 (E)−5−(3,5−ジ−tert−
ブチル−4−ヒドロキシベンジリデン)−2−フェニル
−1,2−イソチアゾリジン−1,1−ジオキシド(3e)
の合成
ブチル−4−ヒドロキシベンジリデン)−2−フェニル
−1,2−イソチアゾリジン−1,1−ジオキシド(3e)
の合成
【化18】
実施例2(1)の方法に準じ、n−ブチルリチウムのn−
ヘキサン溶液(1.60M,12.5ml,20mmol)及びジイ
ソプロピルアミン(2.97ml,21mmol)よりLDA溶液
を調製し、THF(20ml)を添加した後、N−フェニル
−1,2−イソチアゾリジン−1,1−ジオキシド(2e)
(3.95g,20mmol)のTHF溶液(20ml)、及び化合
物1b(2.48g,10mmol)のTHF溶液(10ml)を順次
反応させ、反応混合物を同様に処理して目的化合物3e
を得た。収量2.27g(55%);mp.195−196
℃。 NMR(CDCl3)δppm:1.47(18H,s),3.31(2
H,d,t,J=2.6,6.6Hz),3.80(2H,t,J=6.
6Hz),5.54(1H,s),7.17−7.26(3H,m) 元素分析値(C24H31NO3S) 計算値 C,69.70;H,7.56;N,3.39;S,7.
75 実測値 C,69.68;H,7.47;N,3.32;S,7.
71
ヘキサン溶液(1.60M,12.5ml,20mmol)及びジイ
ソプロピルアミン(2.97ml,21mmol)よりLDA溶液
を調製し、THF(20ml)を添加した後、N−フェニル
−1,2−イソチアゾリジン−1,1−ジオキシド(2e)
(3.95g,20mmol)のTHF溶液(20ml)、及び化合
物1b(2.48g,10mmol)のTHF溶液(10ml)を順次
反応させ、反応混合物を同様に処理して目的化合物3e
を得た。収量2.27g(55%);mp.195−196
℃。 NMR(CDCl3)δppm:1.47(18H,s),3.31(2
H,d,t,J=2.6,6.6Hz),3.80(2H,t,J=6.
6Hz),5.54(1H,s),7.17−7.26(3H,m) 元素分析値(C24H31NO3S) 計算値 C,69.70;H,7.56;N,3.39;S,7.
75 実測値 C,69.68;H,7.47;N,3.32;S,7.
71
【0024】実施例8 (E)−4−(3,5−ジ−tert
−ブチル−4−ヒドロキシベンジリデン)−2−メチル
−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−オキサジン
−3−オン(3f)の合成
−ブチル−4−ヒドロキシベンジリデン)−2−メチル
−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−オキサジン
−3−オン(3f)の合成
【化19】
実施例2(1)の方法に準じ、n−ブチルリチウムのn
−ヘキサン溶液1.63M,174ml,283.6mmol)
及びジイソプロピルアミン(37.8ml,283.5mmo
l)より調製したLDA溶液中(THF710ml)に、
化合物1b(31.1g,270mmol)のTHF溶液
(200ml)及び化合物4a(26.8g,108mmo
l)のTHF溶液(300ml)を−50〜−55℃に冷
却、撹拌下に順次滴下した後、反応液の温度を徐々に昇
温させて約1.5時間で室温に達する様調節した。反応
液を飽和塩化アンモニウム水溶液(1.2l)で処理
し、酢酸エチル(1.2l)で抽出した。酢酸エチル抽
出層を水洗(1l)、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、n−ヘキサン−酢酸エチル(5:1)の
混液にて溶出する画分より目的化合物3f(Drugs of t
he Future 17巻 (1号), 12−14 (1992) に開示の公知化
合物)を得た。収量15.19g(42%);mp17
4−176℃。 IR(KBr)cm-1:3223,1642,1574,14
37,1194 NMR(CDCl3)δ:1.45(18H,s,2×tB
u),3.04(2H,dt,J=2.2,6.0Hz,CH2),
3.35(3H,s,CH3),4.20(2H,t,J=6.
0Hz,CH2),5.45(1H,s,OH),7.32(2
H,s,2×ArH),7.76(1H,t,J=2.2Hz,C
H) 元素分析値(C20H29NO3) 計算値 C,72.47:H,8.82:N,4.23 実測値 C,72.43:H,8.86:N,4.29
−ヘキサン溶液1.63M,174ml,283.6mmol)
及びジイソプロピルアミン(37.8ml,283.5mmo
l)より調製したLDA溶液中(THF710ml)に、
化合物1b(31.1g,270mmol)のTHF溶液
(200ml)及び化合物4a(26.8g,108mmo
l)のTHF溶液(300ml)を−50〜−55℃に冷
却、撹拌下に順次滴下した後、反応液の温度を徐々に昇
温させて約1.5時間で室温に達する様調節した。反応
液を飽和塩化アンモニウム水溶液(1.2l)で処理
し、酢酸エチル(1.2l)で抽出した。酢酸エチル抽
出層を水洗(1l)、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、n−ヘキサン−酢酸エチル(5:1)の
混液にて溶出する画分より目的化合物3f(Drugs of t
he Future 17巻 (1号), 12−14 (1992) に開示の公知化
合物)を得た。収量15.19g(42%);mp17
4−176℃。 IR(KBr)cm-1:3223,1642,1574,14
37,1194 NMR(CDCl3)δ:1.45(18H,s,2×tB
u),3.04(2H,dt,J=2.2,6.0Hz,CH2),
3.35(3H,s,CH3),4.20(2H,t,J=6.
0Hz,CH2),5.45(1H,s,OH),7.32(2
H,s,2×ArH),7.76(1H,t,J=2.2Hz,C
H) 元素分析値(C20H29NO3) 計算値 C,72.47:H,8.82:N,4.23 実測値 C,72.43:H,8.86:N,4.29
【0025】実施例9 (E)−6−(3,5−ジ−tert
−ブチル−4−ヒドロキシベンジリデン)−2−メチル
−4,5−ジヒドロ−6H−1,3,2−チアオキサジ
ン−1,1−ジオキシド(3g)の合成
−ブチル−4−ヒドロキシベンジリデン)−2−メチル
−4,5−ジヒドロ−6H−1,3,2−チアオキサジ
ン−1,1−ジオキシド(3g)の合成
【化20】
実施例2(1)の方法に準じ、n−ブチルリチウム
(1.60M,12.5ml,20mmol)及びジイソプロピ
ルアミン(2.97ml,21mmol)よりLDA溶液を調
製し、THF(20ml)を添加後、化合物4b(3.0
3g,20mmol)のTHF溶液(10ml)及び化合物1
b(2.48g,10mmol)のTHF溶液(10ml)を
順次反応させ、反応混合物を同様に処理して目的化合物
3gを得た。収量2.31g(63%);mp215−
216.5℃。 NMR(CDCl3)δ:1.44(18H,s,2×B
ut),3.00(3H,s,CH3),3.26−3.32(2
H,m,CH2),4.12−4.17(2H,m,CH2),
5.49(1H,s,OH),7.15(2H,s,Ar−
H),7.55(1H,broad,CH) 元素分析値(C19H29NO4S) 計算値 C,62.10;H,7.95;N,3.81;S,
8.72 実測値 C,62.03;H,7.91;N,3.92;S,
8.51
(1.60M,12.5ml,20mmol)及びジイソプロピ
ルアミン(2.97ml,21mmol)よりLDA溶液を調
製し、THF(20ml)を添加後、化合物4b(3.0
3g,20mmol)のTHF溶液(10ml)及び化合物1
b(2.48g,10mmol)のTHF溶液(10ml)を
順次反応させ、反応混合物を同様に処理して目的化合物
3gを得た。収量2.31g(63%);mp215−
216.5℃。 NMR(CDCl3)δ:1.44(18H,s,2×B
ut),3.00(3H,s,CH3),3.26−3.32(2
H,m,CH2),4.12−4.17(2H,m,CH2),
5.49(1H,s,OH),7.15(2H,s,Ar−
H),7.55(1H,broad,CH) 元素分析値(C19H29NO4S) 計算値 C,62.10;H,7.95;N,3.81;S,
8.72 実測値 C,62.03;H,7.91;N,3.92;S,
8.51
【0026】実施例10 (E)−5−(3,4−ジ−ter
t−ブチル−4−ヒドロキシベンジリデン)−2−(4−
メトキシベンジル)−1,2−イソチアゾリジン−1,
1−ジオキシド(3h)の合成
t−ブチル−4−ヒドロキシベンジリデン)−2−(4−
メトキシベンジル)−1,2−イソチアゾリジン−1,
1−ジオキシド(3h)の合成
【化21】
実施例2(1)の方法に準じ、n−ブチルリチウムのn
−ヘキサン溶液(1.60M,81ml,0.130mol)
及びジイソプロピルアミン(18.5ml,0.132mo
l)よりLDA溶液を調製し、THF(80ml)を加
え、化合物2f(28.98g,0.120mol)のTH
F溶液(120ml)及び化合物1b(15g,60mmo
l)のTHF溶液(120ml)を順次反応させ、反応混
合物を同様に処理して目的化合物3hを得た。収量2
5.55g(93%);mp189−192℃。 NMR(CDCl3)δ:1.44(18H,s,2×B
ut),3.03−3.18(4H,m,2×CH2),3.81
(3H,s,OMe),4.16(2H,s,CH2),5.5
0(1H,s,OH),6.88(2H,d,J=8.8Hz,
2×Ar−H),7.24−7.27(5H,m,4×Ar−
H+CH) 元素分析値(C26H35NO4S) 計算値 C,68.24;H,7.71;N,3.06;S,
7.01 実測値 C,68.08;H,7.70;N,3.08;S,
6.96
−ヘキサン溶液(1.60M,81ml,0.130mol)
及びジイソプロピルアミン(18.5ml,0.132mo
l)よりLDA溶液を調製し、THF(80ml)を加
え、化合物2f(28.98g,0.120mol)のTH
F溶液(120ml)及び化合物1b(15g,60mmo
l)のTHF溶液(120ml)を順次反応させ、反応混
合物を同様に処理して目的化合物3hを得た。収量2
5.55g(93%);mp189−192℃。 NMR(CDCl3)δ:1.44(18H,s,2×B
ut),3.03−3.18(4H,m,2×CH2),3.81
(3H,s,OMe),4.16(2H,s,CH2),5.5
0(1H,s,OH),6.88(2H,d,J=8.8Hz,
2×Ar−H),7.24−7.27(5H,m,4×Ar−
H+CH) 元素分析値(C26H35NO4S) 計算値 C,68.24;H,7.71;N,3.06;S,
7.01 実測値 C,68.08;H,7.70;N,3.08;S,
6.96
【0027】
【発明の効果】本発明方法によれば、非ステロイド系抗
炎症剤等、様々な有用な化合物を含むベンジリデン誘導
体の、任意の目的化合物を効率良く製造することがで
き、新規な医薬品等の工業生産を可能とし、研究および
医薬開発等に大いに貢献し得る。
炎症剤等、様々な有用な化合物を含むベンジリデン誘導
体の、任意の目的化合物を効率良く製造することがで
き、新規な医薬品等の工業生産を可能とし、研究および
医薬開発等に大いに貢献し得る。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
C07D 281/18 C07D 281/18
291/00 291/00
291/04 291/04
291/06 291/06
(72)発明者 鎌田 進
兵庫県宝塚市光が丘1−18−14
(56)参考文献 特開 平6−211819(JP,A)
特開 平3−215452(JP,A)
特開 平2−78671(JP,A)
特開 平2−4729(JP,A)
特開 昭62−42977(JP,A)
特開 昭61−257967(JP,A)
特開 昭58−79944(JP,A)
国際公開92/12966(WO,A1)
梅本照雄,FITS−2または−3i
試薬を利用したトリフルオロメチル化合
物合成の新手法,日本化学会誌,1985
年,NO.11,第2146−2154頁
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C07D 275/00
C07D 265/00
C07D 291/00
CAOLD(STN)
CAPLUS(STN)
CASREACT(STN)
REGISTRY(STN)
BIOSIS/MEDLINE/WPID
S(STN)
Claims (6)
- 【請求項1】 式I: 【化1】 (式中、R1およびR2は独立して低級アルキル、低級ア
ルコキシまたはハロゲン;Xは低級アルコキシまたはハ
ロゲンを表す)で示される化合物と、式II: 【化2】 (式中、YはSO2、SOまたはCO;−A−は置換基
を有していてもよい低級アルキレン;−B−は−CH2
−もしくは−O−;または−A−と−B−は一緒になっ
て置換基を有していてもよいフェニレンまたは置換基を
有していてもよい低級アルケニレンを形成していてもよ
い;Rは水素、置換基を有していてもよい低級アルキ
ル、シクロアルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、置
換基を有していてもよいアリール、置換基を有していて
もよいアリールアルキル、置換基を有していてもよいア
リールアルキルオキシ、ヘテロ環またはN−保護基を表
す)で示される化合物とを、塩基の存在下で反応させる
ことからなる式III: 【化3】 (式中、R1、R2、Y、−A−、−B−およびRは上記
定義と同意義である)で示される化合物の製造方法。 - 【請求項2】 Xが低級アルコキシである請求項1記載
の製造方法。 - 【請求項3】 Xがメトキシである請求項1記載の製造
方法。 - 【請求項4】 YがSO2である請求項1記載の製造方
法。 - 【請求項5】 塩基が有機リチウム化合物である請求項
1記載の方法。 - 【請求項6】 塩基がリチウムジイソプロピルアミドま
たはリチウムビス(トリメチルシリル)アミドである請
求項5記載の方法。
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