JP3481402B2 - 論理集積回路の試験装置 - Google Patents

論理集積回路の試験装置

Info

Publication number
JP3481402B2
JP3481402B2 JP28230196A JP28230196A JP3481402B2 JP 3481402 B2 JP3481402 B2 JP 3481402B2 JP 28230196 A JP28230196 A JP 28230196A JP 28230196 A JP28230196 A JP 28230196A JP 3481402 B2 JP3481402 B2 JP 3481402B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
data
test
integrated circuit
collision
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28230196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10123218A (ja
Inventor
仁 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP28230196A priority Critical patent/JP3481402B2/ja
Publication of JPH10123218A publication Critical patent/JPH10123218A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3481402B2 publication Critical patent/JP3481402B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、双方向性の入出力
バッファを通してデータが入出力される論理集積回路
(例えば、半導体集積回路)が設計された論理的機能を
有しているか否かを試験する論理集積回路の試験方法お
よび試験装置に関するものであり、特に、論理集積回路
の試験装置のドライバ部の出力データと被測定デバイス
である論理集積回路の出力データとの衝突を回避するた
めの論理集積回路の試験方法および試験装置に関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】半導体集積回路等の集積回路に何らかの
論理を組んだ論理集積回路では、該論理集積回路が設計
通りの論理的機能を有するか否かを調べるためファンク
ションテストが行われる。 【0003】図8に示すように、上記ファンクションテ
ストを行うための試験装置(論理集積回路の試験装置)
51は、被測定デバイス(Device Under Test:以下、D
UTと称する)57にテストデータを入力し、該テスト
データをDUT57が処理して出力した出力データと、
期待値データと比較することによって、DUT57の論
理的機能をテストする。尚、上記期待値データとは、上
記DUT57が所望の論理的機能を有している場合に、
該テストデータに対応して出力されるであろうデータを
示す。 【0004】上記試験装置51は、テスト制御部52
と、テストデータと該テストデータに対応する期待値デ
ータとが入っているテストパターン記憶部53と、タイ
ミング発生部54と、DUT57の出力データを検出す
るコンパレータ部55と、DUT57にテストパターン
を入力するドライバ部56とを有している。 【0005】上記DUT57を試験する場合、テストパ
ターン記憶部53に格納されているテストデータを、タ
イミング発生部54からのクロックにより波形整形し、
ドライバ部56からDUT57に与える。 【0006】また、DUT57によって加工され、出力
された出力データは、コンパレータ部55により論理値
に変換され、テストパターン記憶部53に格納された期
待値データとタイミング発生部54からのクロックのタ
イミングで比較判定が行われる。 【0007】しかし、上記手法でDUT57の測定を行
う場合、入出力端子においてはDUT57内部での入出
力切り替えタイミングと、試験装置51におけるドライ
バ部56とコンパレータ部55の切り替えタイミング、
すなわち試験装置51の入出力切り替えタイミングとが
必ずしも一致しないため、場合によってはDUT57の
出力と試験装置51のドライバ出力との衝突(以下、デ
ータ衝突と称する)が発生する。 【0008】例えば、図9(c)に示すように、試験装
置51は、時刻t2 のタイミングでコンパレータ部55
がDUT57からデータを入力する状態から、ドライバ
部56がDUT57にデータを出力する状態へと切り替
わる。これに対し、図9(b)に示すように、DUT部
57は、時刻t3 のタイミングまではコンパレータ部5
5へデータを出力する状態であり、時刻t3 のタイミン
グ以降で、はじめてドライバ部56からデータを入力す
る状態に切り替わる。 【0009】従って、試験装置51と、DUT57との
入出力切り替えタイミングが不一致である期間、すなわ
ち時刻t2 からt3 の間、試験装置51からDUT57
へ入力されるテストデータと、DUT57からの出力デ
ータとが衝突し、図9(a)に示すような波形となる。 【0010】通常、試験装置51のドライバ部56の電
流供給能力はDUT57のそれに対して十分高いため、
ドライバ部56のレベルが優先される。このような衝突
があると試験装置51やDUT57ヘ異常な電流が流れ
る。これにより、DUT57においては、動作マージン
が悪化したり電源電流の測定が正確におこなえない等の
問題が生じる。また、試験装置51においては、ドライ
バ部56の劣化や破壊の原因になる。 【0011】上記データ衝突を回避する方法としては、
特開昭59−90066号公報に開示されているよう
に、DUT57から入出力切り替え信号を取り出し、こ
れにより試験装置51の入出力切り替えタイミングを制
御しようとする方法がある。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開昭
59−90066号公報のような手法では、DUT57
から予め入出力切り替えタイミングを取り出しておく必
要があり、そのための出力回路及び出力端子をDUT5
7内に新たに設けなくてはならない。したがって、この
ような手法では、入出力切り替えタイミングを取り出す
ための出力回路及び出力端子を有していない従来からの
DUT57に対しては、ファンクションテストを行うこ
とができず、論理集積回路の試験装置としての汎用性が
低い等の問題が生じる。また、DUT57のコスト高に
もつながる。 【0013】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、DUT57に対し何ら回
路あるいは端子等の追加を行うことなく、データ衝突を
回避して論理集積回路の試験を実施可能な、論理集積回
路の試験方法、及び試験装置を提供することにある。 【0014】 【課題を解決するための手段】請求項の論理集積回路
の試験装置は、双方向性の入出力バッファを通してデー
タが入出力される論理集積回路を被測定デバイスとし、
該論理集積回路にテストデータを与え、該テストデータ
に対して論理集積回路が出力する出力データと、該テス
トデータに対応する期待値データとを比較して論理集積
回路の試験を行うものであり、上記の課題を解決するた
めに、論理集積回路に対してテストデータを出力する出
力手段と、論理集積回路に入力されるテストデータと論
理集積回路が出力する出力データとが衝突したときの論
理集積回路の端子電圧を基にデータの衝突を検出する衝
突検出手段と、上記衝突検出手段によってデータの衝突
が検出されると、データの衝突が生じないようにテスト
データの出力タイミングを修正するタイミング修正手段
とを備えており、上記出力手段は、能力可変ドライバを
含んでおり、論理集積回路に出力するテストデータの出
力電圧値の変更が可能であることを特徴としている。 【0015】上記の構成によれば、上記出力手段が論理
集積回路に対して出力するテストデータと、論理集積回
路が出力する出力データとが衝突すると、衝突検出手段
によりデータの衝突が検出される。上記衝突検出手段
は、データの衝突時の論理集積回路の端子電圧の電圧値
を基に、データの衝突を検出するようになっている。デ
ータの衝突が検出されると、タイミング修正手段により
データの衝突が生じないように、テストデータの出力タ
イミングが修正される。 【0016】これにより、論理集積回路から入出力切り
替え信号を取り出すことなく、データの衝突を回避する
ことができる。また、データの衝突の検出やテストデー
タの出力タイミングの修正を、本発明の論理集積回路の
試験装置で行える。したがって、論理集積回路に対して
は、回路あるいは出力端子の追加等の構成変更を加える
必要がない。このため、論理集積回路の製造コストの増
加を招かず、さらに、上記論理集積回路の試験装置が汎
用性の高いものとなる。 【0017】また、論理集積回路の端子電圧を基にデー
タの衝突を検出する場合、データの衝突が発生した場合
の電圧値を基に、一定の電圧範囲が予め設定され、この
電圧範囲の電圧が検出されたとき、データの衝突が検出
される。しかしながら、データの衝突が発生した場合の
電圧値が電源電圧に近い等で一定の電圧範囲を予め設定
できず、データの衝突を正確に検出できないことがあ
る。 【0018】これに対し、上記の構成によれば、出力手
段の能力可変ドライバのドライバ能力を変えることによ
って、出力手段が出力するテストデータの電圧が変更で
きる。したがって、データの衝突が発生したときの論理
集積回路の端子電圧の値を、一定の電圧範囲を設定でき
る程度にまで、下げたり或いは上げたりして調整するこ
とが可能となる。これにより、より確実なデータの衝突
の検出が可能となる。 【0019】また、データの衝突が発生した際に、論理
集積回路の端子電圧が上記電圧範囲内とならない場合
に、出力手段の能力可変ドライバのドライバ能力を変え
ることによって、出力手段が出力するテストデータの電
圧を変更すれば、データの衝突発生時の被測定デバイス
の端子電圧を基準電圧範囲内の値とすることができる。 【0020】 【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図7に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。 【0021】図1に示すように、本実施の形態に係る試
験装置(論理集積回路の試験装置)1は、DUT2のフ
ァンクションテストを行うため、以下に述べる構成を有
している。上記試験装置1は、テスト制御部11と、テ
ストデータと該テストデータに対応する期待値データと
が入っているテストパターン記憶部12と、出力手段と
してDUT2に上記テスト入力パターンを出力する能力
可変ドライバ部13と、DUT2の出力データを検出す
るコンパレータ部14と、衝突検出部15と、タイミン
グ発生部16とを有している。 【0022】尚、DUT2の出力と上記能力可変ドライ
バ部13の出力とが衝突した場合にこれを検出する衝突
検出手段は、テスト制御部11と衝突検出部15とで構
成され、テストデータの出力タイミングを修正するタイ
ミング修正手段は、テスト制御部11と能力可変ドライ
バ部13とで構成される。 【0023】上記テスト制御部11は、CPU(Centra
l Procssing Unit) 等によって構成されており、上記各
構成部の動作を制御する。また、能力可変ドライバ部1
3は、テストパターン記憶部12より出力されるテスト
データを、DUT2に出力するものであり、該能力可変
ドライバ部13自身のドライブ能力を変化させることで
上記テストデータの出力電圧を変えることができる。 【0024】上記能力可変ドライバ部13は、図2ある
いは図3に示すように、テストパターン記憶部12より
入力したテストデータを、ドライブ波形整形部13aに
おいてタイミング発生部16より発生するクロックによ
って波形整形し、ドライバ用バッファ13bを介してD
UT2へ出力するものである。 【0025】ここで、図2に示す能力可変ドライバ部1
3は、ドライブ波形整形部13aとドライバ用バッファ
13bとの間にドライブ電流制御部13cを備えてお
り、該ドライブ電流制御部13cによって、ドライバ用
バッファ13bへ供給する電流を変化させることで能力
可変ドライバ部13より出力するテストデータの電圧を
変えることができる。また、図3に示す能力可変ドライ
バ部13は、ドライバ用バッファ13bの後段に抵抗制
御部13dを備えており、該抵抗制御部13dの抵抗値
を変化させることによって、能力可変ドライバ部13よ
り出力するテストデータの電圧を変えることができる。
ドライブ電流制御部13cおよび抵抗制御部13dは、
テスト制御部11より出力される制御信号によって制御
される。これらの構成により、能力可変ドライバ部13
より出力されるテストデータは、各端子毎にハイレベル
およびローレベル時の出力電圧を任意に設定することが
できる。 【0026】衝突検出部15は、図4に示すように、D
UT端子電圧を比較するためのコンパレータ15a・1
5bと、衝突の有無を検出するためのアンドゲート15
cとで構成される。上記コンパレータ15aのプラス側
端子には、テスト制御部11より、衝突を検出するため
の基準の上限値となる電圧Vref Hが印加される。さら
に、コンパレータ15aのマイナス側端子には、DUT
2からの出力電圧が印加され、該DUT2からの出力電
圧がVref Hより小さければ、コンパレータ15aはハ
イレベルの信号を出力する。 【0027】また、コンパレータ15bのマイナス側端
子には、テスト制御部11より、衝突を検出するための
基準の下限値となる電圧Vref Lが印加される。さら
に、コンパレータ15bのプラス側端子には、DUT2
からの出力電圧が印加され、該DUT2からの出力電圧
がVref Lより大きければ、コンパレータ15bはハイ
レベルの信号を出力する。 【0028】そして、アンドゲート15cは、コンパレ
ータ15a・15bの両方よりハイレベルの信号が入力
された場合、すなわち、DUT2からの出力電圧がVre
f HおよびVref Lの間となる場合に、ハイレベル信号
をテスト制御部11に対して出力する。こうして、上記
衝突検出部15がハイレベルの信号を出力している期間
をテスト制御部11で測定すれば衝突発生期間を知るこ
とができる。ただし、単にDUT2の故障によって、デ
ータ衝突が発生していなくても、DUT2の端子電圧が
基準電圧範囲内の値となる場合も考えられる。しかしな
がら、通常は、このテストを行う前に端子状態のスタテ
ィックテスト(リークおよびショートを検出するための
テスト)が行われており、該スタティックテストによっ
て、このような場合はほぼ排除されると考えられる。 【0029】また、コンパレータ部14は、DUT2よ
り出力されたデータを論理値に変換し、上記データとテ
ストパターン記憶部12より入力した期待値データと
を、タイミング発生部16より入力されるクロックのタ
イミングで比較判定を行うものである。 【0030】続いて、本実施の形態に係る試験装置1の
動作を説明する。ここで、上記試験装置1は、DUT2
が設計された論理的機能を有しているか否かを検査する
ファンクションテストを行う前に試験装置1がDUT2
に対して出力するテストデータの出力タイミングを修正
するための予備テストを行う。上記予備テストは、試験
装置1がDUT2に対して出力するテストデータとDU
T2が試験装置1に対して出力する出力データとの衝突
を回避するために行うものであり、その方法を、主に図
7のフローチャートを用いて以下に説明する。尚、図7
のフローチャートに示される処理フローは、テストパタ
ーン記憶部12に記憶されているある1つのテストデー
タに対するものであり、上記処理フローは、DUT2へ
入力される全てのテストデータについて行われる。 【0031】まず、テストパターン記憶部12よりテス
トデータが、能力可変ドライバ部13を介して、DUT
2へ与えられる(S1)。該DUT2は、与えられたテ
ストデータを論理変換して、コンパレータ部14および
衝突検出部15へ出力する(S2)。 【0032】ただし、この時、能力可変ドライバ部13
が出力するテストデータの出力電圧は、ファンクション
テストの実施時とは異なり、能力可変ドライバ部13に
よって、DUT2の出力電圧と同じくらいのレベルに下
げられている。これにより、データ衝突時のDUT2の
端子電圧は、例えば、VDD/2付近の値となる。 【0033】これは、ファンクションテストの実施時の
ように、能力可変ドライバ部13の出力電圧がDUT2
の出力電圧に比べて大きすぎる場合には、データ衝突時
のDUT2の端子電圧が能力可変ドライバ部13の出力
電圧に近い値となってしまい、データ衝突の検出が困難
になるためである。 【0034】このとき、能力可変ドライバ部13のテス
トデータの出力は、図5(c)に示すように、時刻t0
において入力モードから出力モードへ切り替わってい
る。ここで、DUT2は、同じく時刻t0 で出力モード
から入力モードへ切り替わらなくてはならないが、実際
には、図5(b)に示すように、時刻t1 まで出力モー
ドの状態が続いている。その結果、図5(a)に示すよ
うに、時刻t0 からt1までの期間で、能力可変ドライ
バ部13の出力とDUT2の出力とが衝突している。こ
の衝突時におけるDUT2の端子電圧は、各端子毎に端
子形態の違いなどによって異なるが、衝突時の端子電圧
が基準電圧Vref H、Vref Lの間にあれば衝突検出部
15による検出が可能となる。通常、上記端子は複数あ
るが、これらの端子のうち少なくとも1つにおいてデー
タ衝突が検出されれば以下の動作は可能である。 【0035】この衝突は、衝突検出部15により検出さ
れる。衝突検出部15は、上述のようにコンパレータ1
5a・15bとアンドゲート15cとを備えている。上
記衝突検出部15に、図6(a)に示すように、時刻t
0 まではDUT2のロー出力状態、時刻t0 からt1
では衝突により端子電圧が基準範囲内となる状態、時刻
1 からは、能力可変ドライバ部13のハイ出力状態を
示すDUT2の端子電圧が入力されたとする。このと
き、衝突検出部15のハイ側コンパレータとなるコンパ
レータ15aは、図6(b)に示すように、時刻t1
でハイ出力となり、ロー側コンパレータとなるコンパレ
ータ15bは、図6(c)に示すように、時刻t0 より
ハイ出力となる。その結果、図6(d)に示すように、
アンドゲート15cは、時刻t0 からt1 、すなわち、
衝突の発生している期間だけテスト制御部11に対して
ハイ出力を行うことになる。 【0036】このように、上記衝突検出部15によるハ
イ出力を、テスト制御部11が検知することによって、
衝突が検出される(S3)。衝突が検出されれば(S3
でYES)、続いてテスト制御部11により、ハイ出力
を行っている期間が測定され、これによって衝突発生時
間が求められる(S4)。テスト制御部11は、こうし
て求めた衝突発生時間分だけ、能力可変ドライバ部13
の出力タイミングをずらして(S5)、衝突を回避す
る。 【0037】但し、衝突時のDUT2の端子電圧は、D
UT2の出力電圧及び電流供給能力と能力可変ドライバ
部13のドライブ電圧及び電流ドライブ能力により決定
されるものであり、常に、基準範囲内になるとは限らな
い。そこで、衝突時のDUT2の端子電圧が、基準範囲
内の値にならない場合、すなわち、テスト制御部11に
おいて衝突が検出されなかった場合(S3でNO)に
は、ドライブ電流制御部13cが能力設定の全範囲で設
定終了したか否かが判断される(S6)。そして、全範
囲で能力設定が行われていなければ(S6でNO)、既
述したように、衝突期間電圧がVrefLとVrefH
の中間電圧付近になるように、能力可変ドライバ部13
の電流ドライブ能力および抵抗値をテスト制御部11に
より制御し、ドライバ出力電圧を変化させる(S7)。 【0038】以上のように、本実施の形態に係る試験装
置1は、データ衝突が生じる場合には、衝突検出部15
が衝突発生期間のみハイ信号を出力する。そのハイ信号
の出力期間を測定することで、衝突発生時間が求められ
る。こうして求められた衝突発生時間分だけ、ドライブ
電流制御部13cの出力タイミングをずらすことで、以
後の衝突発生を回避することができる。 【0039】これにより、データ衝突の検出や、テスト
データの出力タイミングの修正等、データ衝突の回避を
図るための動作を、全て試験装置1で行うことができ
る。したがって、DUT2に対しては、何ら構成の変更
を加えることなく、データ衝突の回避を図ることができ
る。その結果、DUT2の製造コストの増加を招くこと
なく、また、試験装置1を汎用性の高いものとすること
ができる。 【0040】尚、本実施の形態では、衝突発生期間を示
すアンドゲートのハイ信号の出力期間、すなわちt0
1 時間をテスト制御部11で測定し、その値分だけ能
力可変ドライバ部13によるテストデータの出力タイミ
ングをまとめて修正することにより、DUT出力と能力
可変ドライバ出力との衝突を回避させる方法を記述して
いるが、衝突期間が無くなるまで能力可変ドライバ部1
3によるテストデータの出力タイミングを逐次変化させ
ることで衝突を回避することも可能である。但し、能力
可変ドライバ部13によりテストデータの出力タイミン
グをまとめて修正すれば、テストデータの出力タイミン
グの修正を迅速に行うことができる。 【0041】 【発明の効果】請求項の発明の論理回路の試験装置
は、以上のように、論理集積回路に対してテストデータ
を出力する出力手段と、論理集積回路に入力されるテス
トデータと論理集積回路が出力する出力データとが衝突
したときの論理集積回路の端子電圧を基にデータの衝突
を検出する衝突検出手段と、上記衝突検出手段によって
データの衝突が検出されると、データの衝突が生じない
ようにテストデータの出力タイミングを修正するタイミ
ング修正手段とを備えており、上記出力手段は、能力可
変ドライバを含んでおり、論理集積回路に出力するテス
トデータの出力電圧値の変更が可能である構成である。 【0042】それゆえ、データ衝突の検出やテストデー
タの出力タイミングの修正を、全て本発明の論理集積回
路の試験装置で行える。このため、論理集積回路から入
出力切り替え信号を取り出すことなく、データの衝突を
回避することができる。 【0043】したがって、論理集積回路に対しては、回
路あるいは出力端子の追加等の構成変更を加える必要が
ないため、論理集積回路の製造コストの増加を招かず、
さらに、本発明の論理集積回路の試験装置が汎用性の高
いものとなるという効果を奏する。 【0044】また、出力手段の能力可変ドライバのドラ
イバ能力を変えることによって、データの衝突が発生し
たときの論理集積回路の端子電圧の値を、一定の電圧範
囲を設定できる程度にまで、下げたり或いは上げたりし
て調整することが可能となる。これにより、より確実な
データの衝突の検出が可能となるという効果を奏する。 【0045】また、データの衝突が発生した際に、論理
集積回路の端子電圧が上記電圧範囲内とならない場合
に、出力手段の能力可変ドライバのドライバ能力を変え
ることによって、出力手段が出力するテストデータの電
圧が変更すれば、データの衝突発生時の被測定デバイス
の端子電圧を基準電圧範囲内の値とすることができ、さ
らに確実なデータの衝突の検出が可能となるという効果
を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、論理集
積回路の試験装置の構造を示すブロック図である。 【図2】上記論理集積回路の試験装置の能力可変ドライ
バ部の構造の一例を示すブロック図である。 【図3】上記能力可変ドライバ部の構造の他の例を示す
ブロック図である。 【図4】上記論理集積回路の試験装置の衝突検出部の構
造を示す回路図である。 【図5】DUTの端子電圧、DUTの出力電圧、および
能力可変ドライバ部の出力電圧を示す電圧波形図であ
る。 【図6】衝突検出部に入力されるDUTの端子電圧、衝
突検出部のハイ側コンパレータ出力、ロー側コンパレー
タ出力、およびアンドゲート出力を示す出力波形図であ
る。 【図7】本発明の論理集積回路の試験方法の手順を示す
フローチャートである。 【図8】従来の論理集積回路の試験装置の構成を示すブ
ロック図である。 【図9】従来のDUTの端子電圧、DUTの出力電圧、
およびドライバの出力電圧を示す電圧波形図である。 【符号の説明】 1 論理集積回路の試験装置 2 DUT 11 テスト制御部 13 能力可変ドライバ部 13c ドライブ電流制御部 13d 抵抗制御部 15 衝突検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/28 G06F 11/22 310 H01L 21/66

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】双方向性の入出力バッファを通してデータ
    が入出力される論理集積回路を被測定デバイスとし、該
    論理集積回路にテストデータを与え、該テストデータに
    対して論理集積回路が出力する出力データと、該テスト
    データに対応する期待値データとを比較して論理集積回
    路の試験を行う論理集積回路の試験装置において、 論理集積回路に対してテストデータを出力する出力手段
    と、 論理集積回路に入力されるテストデータと論理集積回路
    が出力する出力データとが衝突したときの論理集積回路
    の端子電圧を基にデータの衝突を検出する衝突検出手段
    と、 上記衝突検出手段によってデータの衝突が検出される
    と、データの衝突が生じないようにテストデータの出力
    タイミングを修正するタイミング修正手段とを備えてお
    り、 上記出力手段は、能力可変ドライバを含んでおり、論理
    集積回路に出力するテストデータの出力電圧値の変更が
    可能であることを特徴とする論理集積回路の試験装置。
JP28230196A 1996-10-24 1996-10-24 論理集積回路の試験装置 Expired - Fee Related JP3481402B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28230196A JP3481402B2 (ja) 1996-10-24 1996-10-24 論理集積回路の試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28230196A JP3481402B2 (ja) 1996-10-24 1996-10-24 論理集積回路の試験装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10123218A JPH10123218A (ja) 1998-05-15
JP3481402B2 true JP3481402B2 (ja) 2003-12-22

Family

ID=17650648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28230196A Expired - Fee Related JP3481402B2 (ja) 1996-10-24 1996-10-24 論理集積回路の試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3481402B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009016715A1 (ja) * 2007-07-30 2009-02-05 Advantest Corporation 試験装置、試験方法およびデバイスを製造する製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10123218A (ja) 1998-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7916127B2 (en) Method and circuitry for self testing of connectivity of touch screen panel
US5917331A (en) Integrated circuit test method and structure
US6215324B1 (en) Dynamic burn-in test equipment
US7471092B2 (en) Test apparatus and test method
US8519730B2 (en) Circuit, system, and method for degradation detection
JP3139553B2 (ja) Ic試験装置
US7317324B2 (en) Semiconductor integrated circuit testing device and method
KR101045036B1 (ko) Ic 테스터
US6911831B2 (en) Method for automatically changing current ranges
JP3481402B2 (ja) 論理集積回路の試験装置
US7260490B2 (en) Method for measuring a delay time of a digital circuit and corresponding device and digital circuit
US8085056B2 (en) Circuit for testing internal voltage of semiconductor memory apparatus
JP3196756B2 (ja) 半導体集積回路測定装置
JP2001296334A (ja) 集積回路および故障検出方法
JP2723698B2 (ja) 半導体集積回路のテスト回路
JP2531615B2 (ja) 集積回路
JP3043716B2 (ja) 半導体装置のテスト結果判定回路及びテスト結果判定方法
JP2000329823A (ja) 半導体集積回路装置
JP3598643B2 (ja) 半導体集積回路測定装置および半導体集積回路装置
JPH0917951A (ja) 半導体集積回路のテスト回路及びテスト方法
JPH11133117A (ja) コンパレータ回路
JPH01110277A (ja) テスタ比較回路
JP2001053232A (ja) 半導体集積回路及びそのテスト方法
JPH0843464A (ja) パルス信号測定装置
JP2000258505A (ja) Dcテスト回路及び集積回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081010

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081010

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091010

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees