JP3471139B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3471139B2
JP3471139B2 JP22577395A JP22577395A JP3471139B2 JP 3471139 B2 JP3471139 B2 JP 3471139B2 JP 22577395 A JP22577395 A JP 22577395A JP 22577395 A JP22577395 A JP 22577395A JP 3471139 B2 JP3471139 B2 JP 3471139B2
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正治 鈴木
典 井上
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関し、
特に、自動車用ワイヤーハーネスに使用するコネクタに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコネクタとして、図15
〜図17に示す実開昭64−51276号公報に示すも
のが知られている。図においてコネクタ1は、前方にフ
ード部2aを形成されて当該フード部2a内にて雄側端
子金具4aを立設せしめて保持可能なコネクタハウジン
グ2と、同フード部2aに挿入可能に形成されるととも
に内部に前記雄側端子金具4aと嵌合接続可能な雌側端
子金具4bを保持可能なコネクタハウジング3とからな
り、両コネクタハウジング2,3には互いの挿入位置に
応じて押し合い、あるいは引き合うような力を発生させ
るバネ機構5が備えられている。
【0003】同バネ機構5は、コネクタハウジング2,
3の挿入面にて互いに対面するように形成された山形斜
面6a,3aを備えており、一方の山形斜面3aはコネ
クタハウジング3の外周面に形成され、他方の山形斜面
6aはコネクタハウジング2に対して回動可能に支持さ
れるとともにコイルバネ7にてコネクタハウジング3に
向けて付勢された駆動片6に形成されている。コネクタ
ハウジング2,3を脱着させる際、端子金具4a,4b
が半嵌合の状態ではコイルバネ7の弾性力によって山形
斜面6a,3aの斜面同士が当接し合い、コネクタ1の
挿抜方向への力を受け合う。すなわち、山形斜面6a,
3aの互いに相手側に対面する斜面同士が当接し合う状
態ではコネクタハウジング2,3は互いに離反方向に押
し出し合う力を受け、反対側の斜面同士が当接し合えば
コネクタハウジング2,3を嵌合方向に引き戻し合う力
を受ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコネク
タにおいては、次のような課題があった。引き戻し合う
状態と押し出し合う状態とが切り替わる位置では、挿抜
方向への力がなくなるので、コネクタが半嵌合の状態で
係止してしまうことがあった。また、この切り替わる位
置付近では挿抜方向の力が低下するため、それを補うた
めにバネを強力なものにすると作業者に要求される挿抜
力も大きくなり、作業性が低下する。
【0005】さらに、斜面同士を当接せしめて弾性力の
方向を変換しているため効率が悪く、所望の挿抜力を得
るためには大型化せざるを得なかった。本発明は、上記
課題に鑑みてなされたもので、確実に半嵌合状態を回避
できるとともにコンパクトにすることができるコネクタ
の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、互いに嵌合接続可能な一対
の端子金具を保持するとともに嵌合ロック状態と離反状
態との間で互いにスライド移動する一対のコネクタハウ
ジングと、この一対のコネクタハウジングに装着されて
嵌合ロック状態から離反状態へ至る区間で互いに引き戻
すように作用しつつ離反状態に至った時点で引き戻しを
解除する引き戻し機構とを備え、かつ上記引き戻し機構
は、上記一対のコネクタハウジングにおける一方のコネ
クタハウジングに対して上記スライド移動方向に配向さ
れた弾性部材と、上記一対のコネクタハウジングにおけ
る他方のコネクタハウジングに対して支持され、上記嵌
合ロック状態から離反状態へ至る区間で上記弾性部材に
係合するとともに、上記離反状態に至ったときに係合解
除される当接機構とを具備し、さらに、上記当接機構
は、傾動可能に支持されるとともに傾動状態に応じて上
記弾性部材との係合及び係合解除されるレバー片と、ス
ライド移動中に同レバー片を所定の傾動状態として上記
嵌合ロック状態から離反状態へ至る区間で係合せしめる
とともに上記離反状態に至ったときに係合解除せしめる
傾動ガイドとから構成される構成としてある。
【0007】また、請求項2に係る発明は、互いに嵌合
接続可能な一対の端子金具を保持するとともに嵌合ロッ
ク状態と離反状態との間で互いにスライドする一対のコ
ネクタハウジングと、この一対のコネクタハウジングに
おける一方のコネクタハウジングに対してスライド移動
方向に沿って両方向に弾性力を発揮可能に支持された弾
性部材と、上記一対のコネクタハウジングにおける他方
のコネクタハウジングに対して傾動可能に支持されて傾
動状態に応じて上記弾性部材に対して所定方向に弾性力
を発揮可能に係合するとともに係合解除されるレバー片
と、スライド移動中に上記レバー片を所定の傾動状態と
して離脱操作中においては上記嵌合ロック状態から離反
状態へ至る区間で引き戻しの弾性力を発揮せしめるよう
係合せしめるとともに上記離反状態に至ったときに係合
解除せしめ、嵌合操作中においては離反状態から嵌合ロ
ック状態へ至る区間で押し出しの弾性力を発揮せしめる
とともに上記嵌合ロック状態に至ったときに係合解除せ
しめる傾動ガイドとを具備する構成としてある。
【0008】さらに、請求項3に係る発明は、請求項2
に記載のコネクタにおいて、上記弾性部材は、両方向か
ら圧縮可能に支持され、上記レバー片は、上記コネクタ
ハウジングのスライド移動方向に平行となるとともに上
記弾性部材と対面するように支持されるシーソー型に形
成され、かつ、その両端部には上記弾性部材の側に向け
て突出する当接片を形成してあり、上記傾動ガイドは、
嵌合操作中においては、離反状態から記嵌合ロック状態
に至る区間でシーソー型レバー片を前傾させてその後端
の当接片を押し出すことにより前記弾性部材の前端側に
係合せしめ、離脱操作中においては、上記嵌合ロック状
態から離反状態に至る区間で前記シーソー型レバー片を
後傾させてその前端の当接片を押し出すことにより前記
弾性部材の後端側に係合せしめるように構成してある。
【0009】さらに、請求項4に係る発明は、請求項3
に記載のコネクタにおいて、上記弾性部材は、所定の端
部に係合する係合片を備え、上記レバー片は、傾動時に
同係合片に係合して間接的に上記弾性部材に係合するよ
うに構成されている。
【0010】
【0011】上記のように構成した請求項1に係る発明
においては、一対のコネクタハウジングを嵌合ロック状
態から離反状態となるようにスライド移動させると、離
反状態となる直前までは引き戻し機構がスライド移動さ
せる力に抗してコネクタハウジングを互いに引き戻す。
従って、作業者が手を離せば両コネクタハウジングは互
いに引き戻し合って嵌合ロック状態に復帰し、収容され
ている端子金具同士も嵌合接続する。しかし、作業者が
離反状態まで至らしめるとその時点で引き戻しを解除す
るため、両コネクタハウジングは互いにフリーとなると
ともに端子金具同士も嵌合接続を完全に解除された状態
となる。また、両コネクタハウジングを嵌合ロック状態
から離反状態にスライド移動せしめるときに、他方のコ
ネクタハウジングに備えられている当接機構が嵌合ロッ
ク状態から離反状態へ至る区間でこの弾性部材に係合す
る。コネクタハウジングを引き出す過程においてこの引
き出し方向に配向された弾性部材に当接機構が係合する
ため、同弾性部材は圧縮または伸張され、弾性力を発生
させて互いのコネクタハウジングを引き戻し合うように
作用する。一方、離反状態に至ると当接機構は弾性部材
との係合を解除され、弾性部材は自身の弾性力によって
元の状態に復帰するし、また、コネクタハウジング同士
も引き戻し合う力を受けなくなる。特に、コネクタハウ
ジングを嵌合ロック状態から離反状態へスライド移動さ
せるとき、傾動ガイドがレバー片を所定の角度に傾動せ
しめ、これによって同レバー片は弾性部材に係合する。
従って、スライド移動中は同弾性部材を撓ませて引き戻
す力を発揮させる。しかし、離反状態に至ると傾動ガイ
ドがレバー片の傾動状態を変え、弾性部材との係合を解
除せしめることによって同弾性部材は元の状態に復帰す
る。
【0012】
【0013】
【0014】また、上記のように構成した請求項に係
る発明においては、コネクタハウジングを嵌合せしめる
ようにスライド移動させると、傾動ガイドがレバー片を
傾動せしめて弾性部材に係合せしめるため、スライド移
動中は同弾性部材を撓めて反発させる力を発揮させ、互
いのコネクタハウジング同士が押し出し合うように力を
発揮する。従って、作業者が途中で手を離せば両コネク
タハウジングはスライド操作させる前の離反状態に復帰
するし、途中まで嵌合接続し始めた端子金具同士も互い
に引き離される。しかし、嵌合ロック状態に至ると傾動
ガイドが同レバー片の傾動状態を変えて弾性部材との係
合状態を解除させるため、コネクタハウジング同士は押
し出し合う力を受けなくなり、また、弾性部材も元の状
態に復帰する。
【0015】一方、嵌合ロック状態にあるコネクタハウ
ジング同士を離脱せしめるようにスライド移動させる
と、傾動ガイドがレバー片を傾動せしめて弾性部材に係
合せしめるため、スライド移動中は同弾性部材を撓めて
反発させる力を発揮させ、互いのコネクタハウジング同
士が引き戻し合うように力を発揮する。従って、作業者
が途中で手を離せば両コネクタハウジングはスライド操
作させる前の嵌合ロックに復帰する。従って、途中まで
嵌合接続を解除され始めた端子金具同士は再び嵌合接続
状態まで引き戻される。しかし、離脱状態に至ると傾動
ガイドが同レバー片の傾動状態を変えて弾性部材との係
合状態を解除させるため、コネクタハウジング同士は引
き戻し合う力を受けなくなり、また、弾性部材も元の状
態に復帰する。
【0016】さらに、上記のように構成した請求項
係る発明においては、基本的にシーソー型のレバー片と
弾性部材とは平行になっており、互いに係合し合わない
位置関係になっているが、コネクタハウジングを離脱操
作させるときには、傾動ガイドがレバー片を後傾せしめ
ることにより、前端の当接片を上昇させて弾性部材に係
合せしめる。従って、スライド操作中にわたって同弾性
部材の前端側を後方側に引き寄せて反発力を発生させ、
離脱状態に至ると同レバー片を水平状態に戻して前端を
下降させるので弾性部材との係合が解除される。一方、
コネクタハウジングを嵌合操作させるときには、同レバ
ー片を前傾させることにより後端の当接片を上昇させて
弾性部材に係合せしめる。従って、スライド操作中にわ
たって同弾性部材の後端側を前方側に引き寄せて反発力
を発生させ、嵌合ロック状態に至ると同レバー片を水平
状態に戻して後端を下降させるので弾性部材との係合が
解除される。
【0017】そして、上記のように構成した請求項
係る発明においては、レバー片が傾動する時、弾性部材
に備えた所定の端部に係合する係合片に対して係合し、
弾性部材に対して間接的に係合する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、離反状態
に至るまで途切れることなく引き戻し力が作用し続ける
ようにしたため、反発力の反転地点付近や弾性力不足な
どによってコネクタが半嵌合状態のまま放置されること
を防止することが可能なコネクタを提供することができ
る。また、弾性部材をスライド方向に沿って配置させて
あるため当該弾性部材に係合させたり係合解除させるだ
けで同弾性部材を撓めたり復帰させたりでき、構成を簡
易にすることができる。さらに、レバー片の傾きをかえ
るだけで、弾性部材に対する係合および係合解除が可能
になるので、同レバー片を傾動せしめるガイド機構も含
めて簡易な構成とすることができる。また、小さい動作
範囲で駆動でき、省スペースとなって小型化を図ること
ができる。
【0019】
【0020】さらに、請求項に係る発明によれば、同
一の弾性部材を離脱操作では一方に撓ませて引き戻しの
弾性力を得るとともに、嵌合操作では他方に撓ませて押
し出しの弾性力を得ることができるので、部品点数を増
やさずに、引き戻しと押し出しの両方向の半嵌合防止が
可能となる。さらに、請求項に係る発明によれば、レ
バー片を前傾させるか後傾させるかするだけで容易に弾
性部材から所定の方向への弾発力を得ることができ、構
成を簡易にすることができるとともに、省スペースとな
って小型化を図ることができる。
【0021】さらに、請求項に係る発明によれば、弾
性変形する弾性部材に係合片を装着しておき、この係合
片を介してレバー片が間接的に係合するようにしたた
め、確実に係合させるようにすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
コネクタを斜視図により示している。同図において、図
示しない雄側端子金具を保持する雄側コネクタハウジン
グ10と、同雄側端子金具に嵌合接続可能な雌側端子金
具を保持する雌側コネクタハウジング20は、互いに嵌
合してロックする一対のコネクタを構成し、嵌合ロック
状態と離反状態との間で互いにスライド移動可能となっ
ている。なお、それぞれのコネクタハウジング10,2
0において互いの嵌合面の側を前方と呼ぶ。
【0023】雄側コネクタハウジング10は外形を幅広
の直方体状に形成されるとともに、前方は内部に空間を
有したフード部11となっている。また、同雄側コネク
タハウジング10のフード部11においては、正面側か
ら見た概ね左半分は前記雌側端子金具を収容する端子収
容部12になっており、右半分は半嵌合状態で引き戻し
又は押し出し力を発揮する機構部13となっている。一
方、雌側コネクタハウジング20も全体的に幅広の直方
体状に形成され、前方部分は上記雄側コネクタハウジン
グ10のフード部11に挿入可能な挿入部21となって
いる。また、雄側コネクタハウジング10に対応して上
記端子収容部12に対面する部分が図示しない雌側端子
金具を保持する筒状の端子収容部22となっているとと
もに、前記機構部13に対面する部分は機構部23とな
っている。
【0024】本実施形態においては、雄側コネクタハウ
ジング10と雌側コネクタハウジング20とが幅方向に
領域を区分けして形成されているが、この区分け方向や
その形状については適宜変形することができる。また、
必ずしも二つの区分けが必要であるわけではなく、二つ
の端子収容部12,22の間に一つの機構部13,23
が配置されるような構成でも良い。さらに、両コネクタ
ハウジング10,20は必ずしも幅広の直方体状に形成
される必要はなく、断面正方形状となっていたり、多角
形状となっているものでもかまわない。
【0025】雄側コネクタハウジング10における機構
部13は弾性部材としてのバネ片30を収容し、雌側コ
ネクタハウジング20における機構部23はレバー片と
してのシーソー型レバー片40を備え、さらに、機構部
13と機構部23にて同シーソー型レバー片40を傾動
せしめる当接機構を構成している。上記バネ片30は、
細長い薄板バネ鋼を蛇腹状に折曲げて形成され、雄側コ
ネクタハウジング10の機構部13内でフード部11の
上面側に形成される保持機構18に収容されている。こ
のバネ片30は、図11に示すように蛇腹を圧縮したり
引き伸ばしたりする方向に撓んで弾性力を発揮し、その
両端部31,32は互いに撓み方向と直交するように折
曲げられて、バネ片30を圧縮する際に撓み方向に力を
撓み方向に受け易いようにしてある。弾性部材を両方向
から圧縮可能とすることで支持スペースを同弾性部材の
自然長以下とすることができ、レバー片は同弾性部材と
同じ方向にして小さな傾動動作範囲で弾性部材の両端に
係合可能となるため、小スペース内に引き戻しと押し出
しの弾性力を発揮する機構を構成することができる。
【0026】本実施形態においては、バネ片30は蛇腹
状に形成されたバネ鋼を用いているが、弾性力を有する
ものならどのような形状あるいは材質でも良く、図12
及び図13に示すようにリング状やコイル状に形成して
もよい。また、弾性を有するなら必ずしもバネ鋼のよう
に金属でなくても良く、ゴムやウレタンのような材質の
ものでもよい。このバネ片30を収容する保持機構18
は、機構部13の上面にて後方側に開口するように形成
されて同バネ片30を収容可能な薄箱状のバネ収容室1
4と、このバネ収容室14の前面から下面にかけて幅方
向中程に形成されて上記機構部13の側と連通する連通
窓15と、上記バネ収容室14における当該連通窓15
よりも後端部分と重なり合うように上面壁面をコの字形
に切り欠くとともに内側のアーム片の先端には当該バネ
収容室14内に突出する楔形の突起16aを形成して上
記バネ片30が収容されたときにその後端と係止可能な
係止アーム片16とから構成されている。従って、上記
バネ片30は上記バネ収容室14の後方側開口より挿入
されると上記係止アーム片16の突起16aを押し上げ
ながら前進入し、後端が同突起16aを越えたところで
同係止アーム片16が復帰して係止する。なお、バネ片
30はこの状態でわずかに圧縮された状態となって保持
されており、また、係止アーム片16が連通窓15の後
端と重なり合う位置関係となっているため、バネ片30
は、前端から後端まで当該連通窓15を介して露出して
おり、当該連通窓15を介してスライド方向の両側から
圧縮可能となっている。
【0027】このバネ収容室14の下面には上記連通窓
15を挟んで互いに対峙するように一対の壁材を垂下せ
しめて形成してあり、この壁材の内側面にはスライド方
向に配向した凸条からなる受け側ガイド突片17,17
を突設してある。この受け側ガイド突片17の上面と下
面は平らな上部平面17aと下部平面17bとなってお
り、前面は同上部平面17aの前端がなだらかに下降し
て下部平面17bと接続する前方傾斜面17cとなって
おり、後面は上記上部平面17aの後端から垂直に下降
する当接面17eとこの当接面17eの下端からやや前
方に傾斜しながらなだらかに下降する下方傾斜面17d
となっている。
【0028】この受け側ガイド突片17,17の間に挟
まれるようにして上記機構部23にはスライド移動方向
と平行なシーソー状に形成されたシーソー型レバー片4
0を底面内壁より突設せしめており、このシーソー型レ
バー片40の両側面には上記受け側ガイド突片17,1
7と係合し合って傾動ガイドを構成する楔形突起状の可
動側ガイド45,45を形成してある。このシーソー型
レバー片40は、底面内壁から立設するように形成され
た可撓性のある支持部41と、同支持部41の上端から
前後に向けて水平に延設された自由端42a,42bと
からなり、可動側ガイド45,45は同支持部41より
もやや後方側における自由端42bの両側面にて受け側
ガイド突片17,17に対面する高さに形成されてい
る。また、上面が水平な平面となるとともに、後面はほ
ぼ垂直に近い当接面45bとなっており、さらに前端か
ら後端下端にかけてなだらかな傾斜面45a,45aを
備えている。そして、スライド移動時に可動側ガイド4
5,45が受け側ガイド突片17,17の周面に沿って
上下動されることにより、当該可動側ガイド45,45
を形成されたシーソー型レバー片40が前後に傾動す
る。
【0029】なお、後方の自由端42bにおける当接片
44より後端側部分は操作部46となっており、雌側コ
ネクタハウジング20の背面からシーソー型レバー片4
0を下方に押し下げることができるようになっている。
シーソー型レバー片40は、水平状態において上記バネ
片30と概ね平行となり、自由端42a,42bの上面
にはそれぞれ上方に突出する当接片43,44を形成し
てある。両当接片43,44は、自由端42a,42b
が水平状態にあるとき、上記連通窓15には進入するも
のの同バネ片30とは係合不能な高さとなっている。し
かしながら、シーソー型レバー片40が前後に傾動した
ときには、支持部41よりも前後に位置する当接片4
3,44の一方がせり上がり、連通窓15を通過してバ
ネ片30と重なり合う位置に至るため、スライド移動す
る過程において同バネ片30と当接可能となる。なお、
前方の当接片43は雄側コネクタハウジング10と雌側
コネクタハウジング20とが嵌合ロック状態となるとき
に上記バネ片30の後端の後方側端部32に対面するよ
うに位置し、また後方の当接片44は雄側コネクタハウ
ジング10と雌側コネクタハウジング20とが嵌合を開
始し始めるときに同バネ片30の前端の前方側端部31
に対面するような位置に形成してある。
【0030】すなわち、雄側コネクタハウジング10と
雌側コネクタハウジング20を離反状態から嵌合ロック
状態へ移行させるべく、互いに対面せしめてスライドさ
せていくとき、可動側ガイド45における前方の傾斜面
45aが受け側ガイド突片17の前方傾斜面17cと当
接するため、可動側ガイド45を押し上げて上部平面1
7aに導く。すると、シーソー型レバー片40が前傾し
て後方の当接片44がせり上がり、バネ片30の前方側
端部31に当接する。このまま、スライドさせていく
と、バネ片30は後方に圧縮され、その反力で雌側コネ
クタハウジング20は押し出される力を受ける。しか
し、雌側コネクタハウジング20が雄側コネクタハウジ
ング10の奥まで挿入されると、可動側ガイド45が上
部平面17aを通過するので支持部41の可撓性により
当該シーソー型レバー片40はもとの水平状態となり、
当該可動側ガイド45の当接面45bと受け側ガイド突
片17の当接面17eとが対面して当接し合って嵌合ロ
ックする。また、水平状態となるときに当接片44が下
降するため、バネ片30との当接状態が解除されてバネ
片30の撓みも解放される。
【0031】また、雄側コネクタハウジング10と雌側
コネクタハウジング20を嵌合ロック状態から離反状態
へ移行させる際には、自由端42a上の当接片43がバ
ネ片30の後方側端部32に係合するまでシーソー型レ
バー片40の操作部46を押し下げることにより嵌合ロ
ック状態が解除される。ロックを解除して離反方向にス
ライド移動させると、バネ片30は前方に圧縮され、そ
の反力で雌側コネクタハウジング20は引き戻す力を受
ける。この間、可動側ガイド45は受け側ガイド突片1
7の下部平面17bに摺接し、雄側コネクタハウジング
10と雌側コネクタハウジング20とが離反状態となっ
たときに可動側ガイド45も下部平面17bを通過する
ため、支持部41の可撓性によりシーソー型レバー片4
0は水平状態に復帰する。また、水平状態となるときに
当接片43が下降するため、バネ片30との当接状態が
解除されてバネ片30の撓みも解放される。
【0032】本実施形態においては、嵌合ロック操作と
離反操作との両方のスライド移動の際に、それぞれ押し
出すように作用するとともに引き戻すように作用してい
るが、少なくとも引き戻すように作用するだけのもので
あっても良く、この場合、嵌合ロック操作の際には何も
作用しないようにしておいても良い。例えば、図14に
示すように三角形状の当接片当接部材33と二股のバネ
腕とを組み合わせて弾性力の方向を変えるように構成す
ると、ある段階までは押し出そうと作用するものの、所
定の臨界点を超えた時点で急激に力が解除されるように
なる。むろん、本実施形態のように両方向の操作に対し
て操作力に反する力を作用させることにより、常に、反
嵌合状態とならないようにできるので、より操作性を向
上させることができる。
【0033】また、このように引き戻し力や押し出し力
を発揮させる引き戻し機構や押し出し機構としては、上
述しように作用すれば良く、必ずしも本実施形態のよう
にバネ片30を上方で支持しつつ、その下方に前後に傾
動可能なシーソー型レバー片40を配置するようにし、
さらに、傾動ガイドにてスライド移動に伴って同レバー
片40を傾動せしめるような構成とする必要はない。し
かし、基本的にはバネ片30のような弾性部材にに当接
片43,44を当接させながら撓ませ、嵌合操作や離反
操作が終了すると同時に当接を解除させるだけの構成と
することにより、構成を簡易にすることができる。
【0034】一方、本実施形態においては、バネ片30
は機構部13の上面に形成されたバネ収容室14に収容
することにより、弾性部材の撓み方向とスライド方向を
一致させて収容しているが、バネ片30の収容方法は当
該バネ片30の形状に応じて適宜変更可能であり、この
ように必ずしもスライド方向と一致しないものとなって
もよいし、収容位置が機構部13に隣接するようなもの
となっていなくても良い。しかしながら、バネ片30を
スライド方向と一致して配置せしめると、当接片43,
44をバネ片30に係合せしめように移動させる簡易な
機構を備えるだけでスライド移動にて撓み動作を行わせ
ることができる。むろん、バネ片30の変わりに捻りバ
ネを使用するような場合には、その端部に当接片43,
44を係合させるように配置すればよい。また、バネ片
30はコネクタのスライド方向の両側から圧縮可能に支
持されているが、スライド方向にコネクタを移動せしめ
る力を発揮しさえすればよく、必ずしも両方向に力を発
揮させたものでなくてもよい。ただし、本実施形態のよ
うに両方向に力を発揮するものなら同じ弾性部材にて機
構部13の引き戻し力と押し出し力を発揮せしめること
ができ、さらに、両方向から圧縮可能とすることによっ
て小スペースに収めることができる。
【0035】また、シーソー型レバー片40のようにシ
ーソー型に形成したレバー片を使用しているが、片持ち
型レバー片を使用したり、他の可動片を使用して所定時
にバネ片30に形成するようにしても良い。ただし、シ
ーソー型とすることにより、傾動させる向きを変えるだ
けでバネ片30に対して前方からも後方からも容易に係
合できることになるので、コンパクトな構成とすること
ができる。また、当接片43,44を支持するシーソー
型レバー片40をこのように傾動せしめる傾動ガイド
は、シーソー型レバー片40の側面に形成した可動側ガ
イド45と、シーソー型レバー片40が挿入される雄側
コネクタハウジング10の機構部13の側面に設けた受
け側ガイド突片17とによって構成しているが、レバー
片を所定の傾動状態とするものであれば、カム機構や凹
凸機構などのように自由に変更可能である。
【0036】また、本実施形態においては、シーソー型
レバー片40に形成した二つの当接片43,44が直に
バネ片30に係合するようにしているが、例えば、図7
〜図10に示すように、両者の間に係合片50を介在せ
しめるようにしても良い。この例においては、バネ収容
室14の上面に形成した係止アーム片16にてバネ片3
0の後端を保持する代わりに、スライド可能に支持され
た係合片50にて保持するとともに、当該係合片50が
雄側コネクタハウジング10の後端に形成したロックア
ーム19にて抜け止めされている。当接片43はシーソ
ー型レバー片40に形成されている関係上、形状の制約
が大きく、必ずしもバネ片30と係止するには最適な形
状を選択できないことがあるが、このように係合片50
を介在せしめることによって当該係合片50の一端を同
バネ片30と係止する最適な形状とするとともに他端を
当接片43と係止しやすく成形すればバネ片30との係
合及び係合解除を良好に行うことができるようになる。
【0037】次に、上記構成からなる本実施形態の動作
を説明する。図2に示すように雄側コネクタハウジング
10と雌側コネクタハウジング20の嵌合面を対面さ
せ、この離反状態から雄側コネクタハウジング10を前
方にスライド移動させる。すると、待ち受け側ガイド突
片17の前方傾斜面17cに可動側ガイド45の傾斜面
45aが乗り上がり、支持部41の可撓性に抗してシー
ソー型レバー片40を前傾せしめ、当該シーソー型レバ
ー片40上面後方に形成された当接片44をバネ片30
の前面側端部31に係合させる。雌側コネクタハウジン
グ20をさらに前方にスライド移動させると、当接片4
4はバネ片30を後方側に圧縮せしめ、雌側コネクタハ
ウジング20を離反状態に向けて押し出す方向に弾性力
が作用する。
【0038】このとき、それぞれのコネクタハウジング
に保持された端子金具同士は、半嵌合状態で接続されて
いるが、この状態で作業者が手を離せば雌側コネクタハ
ウジング20は雄側コネクタハウジング10から押し出
されて当該コネクタ離反状態となるとともに、端子金具
同士も完全に引き離される。雄側コネクタハウジング1
0をさらに前方にスライド移動させると、可動側ガイド
45が待ち受け側ガイド突片17を通過してシーソー型
レバー片40が復帰し、当接片44とバネ片30との係
合を解除させるとともに可動側ガイド45と待ち受け側
ガイド突片17がスライド方向に並んでロックする。こ
の時、内部の端子金具は完全に嵌合するとともにバネ片
30の撓みが一気に解放され節度感を得る。この両コネ
クタハウジングの嵌合ロック状態を図4に示す。
【0039】次に、同嵌合ロック状態から離反状態にス
ライド移動させる動作を説明する。嵌合ロック状態か
ら、単に雌側コネクタハウジング20を引き抜こうとし
ても、可動側ガイド45の後端側の当接面45bが待ち
受け側ガイド突片17の当接面17eと当接してロック
しているので、引き抜けなくなっている。なお、当接状
態において引き抜こうとするとシーソー型レバー片40
を前傾せしめる力が作用するが、後方の自由端42bが
バネ片30に当接して傾動できないため、ロック状態は
解除されない。
【0040】嵌合ロック状態から後方にスライド移動さ
せるには、シーソー型レバー片40後端の操作部46を
押し下げて後傾とする。すると、シーソー型レバー片4
0における前方の自由端42aが押し上げられ、当接片
43がバネ片30の後方側端部32と係合する。この状
態で後方にスライド移動させると、当接片43はバネ片
30を前方側に圧縮せしめ、雌側コネクタハウジング2
0を嵌合状態に引き戻す弾性力が作用する。
【0041】このときも、それぞれのコネクタハウジン
グに保持された端子金具同士は、半嵌合状態で接続され
ているが、この状態で作業者が手を離せば雌側コネクタ
ハウジング20は雄側コネクタハウジング10の側に引
き戻されて嵌合ロック状態となり、端子金具同士も再接
続される。雌側コネクタハウジング20をさらに後方に
スライド移動させると、可動側ガイド45が待ち受け側
ガイド突片17を通過し、シーソー型レバー片40が復
帰して当接片43をバネ片30から係合解除するととも
にバネ片30の撓みを一気に解放て図2に示す離反状態
となる。この時も、バネ片30の撓みを一気に解放する
ことことにより節度感を得る。
【0042】このように、雄側コネクタハウジング10
に支持されたバネ片30はコネクタ脱着のスライド移動
両方向に圧縮可能となっており、雌側コネクタハウジン
グ20のスライド方向にシーソー型に形成されたシーソ
ー型レバー片40は前傾および後傾となってバネ片30
の両端部に係合し、雄側コネクタハウジング10と雌側
コネクタハウジング20に設けた待ち受け側ガイド突片
17と可動側ガイド45にて、嵌合状態に応じてシーソ
ー型レバー片40を傾動する構成となっているため、半
嵌合状態で両コネクタハウジングを引き戻したり、押し
出したりする弾性力を同じ弾性部材から得て、わずかな
動作範囲で係合及びその解除が可能になり、小型の半嵌
合コネクタを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコネクタの斜視図で
ある。
【図2】同コネクタの離反状態における断面図である。
【図3】同コネクタの嵌合ロック開始状態の断面図であ
る。
【図4】同コネクタの嵌合ロック状態の断面図である。
【図5】同コネクタの離反開始状態の断面図である。
【図6】同コネクタの離反過程の断面図である。
【図7】変形例に係るコネクタの嵌合ロック状態の断面
図である。
【図8】同コネクタの離反開始状態の断面図である。
【図9】同コネクタの離反過程の断面図である。
【図10】同コネクタの離反状態の断面図である。
【図11】バネ片の平面図である。
【図12】変形例にかかるバネ片の平面図である。
【図13】変形例にかかるバネ片の平面図である。
【図14】変形例にかかるバネ片の平面図である。
【図15】従来のコネクタの分解斜視図である。
【図16】同コネクタの反嵌合状態の断面図である。
【図17】同コネクタの反嵌合状態の断面図である。
【符号の説明】
10…雄側コネクタハウジング 13…機構部 14…バネ収容室 17…受け側ガイド突片 20…雌側コネクタハウジング 23…機構部 30…バネ片 40…シーソー型レバー片 43…当接片 44…当接片 45…可動側ガイド 50…係合片
フロントページの続き (72)発明者 井上 典 三重県四日市市西末広町1番14号 住友 電装株式会社内 (72)発明者 高田 憲作 名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式 会社ハーネス総合技術研究所内 (56)参考文献 特開 平6−310212(JP,A) 実開 平5−36774(JP,U) 実開 平2−52287(JP,U) 実開 昭64−51276(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/64

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合接続可能な一対の端子金具を
    保持するとともに嵌合ロック状態と離反状態との間で互
    いにスライド移動する一対のコネクタハウジングと、 この一対のコネクタハウジングに装着されて嵌合ロック
    状態から離反状態へ至る区間で互いに引き戻すように作
    用しつつ離反状態に至った時点で引き戻しを解除する引
    き戻し機構とを備え かつ上記引き戻し機構は、 上記一対のコネクタハウジングにおける一方のコネクタ
    ハウジングに対して上記スライド移動方向に配向された
    弾性部材と、上記一対のコネクタハウジングにおける他
    方のコネクタハウジングに対して支持され、上記嵌合ロ
    ック状態から離反状態へ至る区間で上記弾性部材に係合
    するとともに、上記離反状態に至ったときに係合解除さ
    れる当接機構とを具備し、 さらに、上記当接機構は、 傾動可能に支持されるとともに傾動状態に応じて上記弾
    性部材との係合及び係合解除されるレバー片と、スライ
    ド移動中に同レバー片を所定の傾動状態として上記嵌合
    ロック状態から離反状態へ至る区間で係合せしめるとと
    もに上記離反状態に至ったときに係合解除せしめる傾動
    ガイドとから構成される ことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 互いに嵌合接続可能な一対の端子金具を
    保持するとともに嵌合ロック状態と離反状態との間で互
    いにスライドする一対のコネクタハウジングと、 この一対のコネクタハウジングにおける一方のコネクタ
    ハウジングに対してスライド移動方向に沿って両方向に
    弾性力を発揮可能に支持された弾性部材と、 上記一対のコネクタハウジングにおける他方のコネクタ
    ハウジングに対して傾動可能に支持されて傾動状態に応
    じて上記弾性部材に対して所定方向に弾性力を発揮可能
    に係合するとともに係合解除されるレバー片と、 スライド移動中に上記レバー片を所定の傾動状態として
    離脱操作中においては上記嵌合ロック状態から離反状態
    へ至る区間で引き戻しの弾性力を発揮せしめるよう係合
    せしめるとともに上記離反状態に至ったときに係合解除
    せしめ、嵌合操作中においては離反状態から嵌合ロック
    状態へ至る区間で押し出しの弾性力を発揮せしめるとと
    もに上記嵌合ロック状態に至ったときに係合解除せしめ
    る傾動ガイドとを具備することを特徴とするコネクタ。
  3. 【請求項3】 上記請求項に記載のコネクタにおい
    て、 上記弾性部材は、両方向から圧縮可能に支持され、 上記レバー片は、上記コネクタハウジングのスライド移
    動方向に平行となるとともに上記弾性部材と対面するよ
    うに支持されるシーソー型に形成され、かつ、その両端
    部には上記弾性部材の側に向けて突出する当接片を形成
    してあり、 上記傾動ガイドは、嵌合操作中においては、離反状態か
    ら記嵌合ロック状態に至る区間でシーソー型レバー片を
    前傾させてその後端の当接片を押し出すことにより前記
    弾性部材の前端側に係合せしめ、離脱操作中において
    は、上記嵌合ロック状態から離反状態に至る区間で前記
    シーソー型レバー片を後傾させてその前端の当接片を押
    し出すことにより前記弾性部材の後端側に係合せしめる
    ように構成したことを特徴とするコネクタ。
  4. 【請求項4】 上記請求項に記載のコネクタにおい
    て、 上記弾性部材は、所定の端部に係合する係合片を備え、 上記レバー片は、傾動時に同係合片に係合して間接的に
    上記弾性部材に係合するようにしたことを特徴とするコ
    ネクタ。
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