JP3470529B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP3470529B2 JP30509596A JP30509596A JP3470529B2 JP 3470529 B2 JP3470529 B2 JP 3470529B2 JP 30509596 A JP30509596 A JP 30509596A JP 30509596 A JP30509596 A JP 30509596A JP 3470529 B2 JP3470529 B2 JP 3470529B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光灯やHIDラ
ンプ等の放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、蛍光灯やHIDランプ等の放
電灯を点灯させる点灯装置としては、銅鉄型の安定器
(いわゆる銅鉄バラスト)が用いられてきた。しかしな
がら、銅鉄型の安定器は重量が重くなるとともに安定器
自体が大型化してしまうため、近年では、安定器の軽量
化、小型化、高機能化を目的としてスイッチング素子や
ダイオード等の電子部品を用いたいわゆる電子バラスト
が利用されている。以下、放電灯を電子バラストにより
安定点灯させる放電灯点灯装置について説明する。
【0003】電子バラストは例えば図14に示すよう
に、交流電源ACの交流出力が入力され直流を出力する
直流電源回路2と、直流電源回路2の出力端に接続され
放電灯Laへの供給電力を調整・制御する電力変換回路
3とで構成される。図15は電子バラストの具体回路例
を示したものであって、直流電源回路2は、交流電源A
Cの交流出力を整流する整流回路5と、整流回路5の出
力端間に接続され整流回路5の出力を平滑する平滑コン
デンサC0 とで構成され、交流電源ACの交流電圧を直
流電圧に整流平滑する。また、電力変換回路3は、スイ
ッチング素子Q1 と、インダクタL1 と、ダイオードD
1 と、コンデンサC1 と、スイッチング素子Q1 のオン
オフを制御する制御回路11とで構成され、コンデンサ
1 の両端に放電灯Laが接続される。ここで、スイッ
チング素子Q1 と、ダイオードD1 と、インダクタL1
とで降圧チョッパ回路を構成しているが、降圧チョッパ
回路の動作については周知なので説明を省略する。制御
回路11は、コンデンサC1 の両端電圧を放電灯Laの
ランプ電圧Vlaとして検出し、ランプ電圧Vlaに応
じてスイッチング素子Q1 を高周波でオンオフさせるス
イッチング周波数又はオンデューティを制御することに
よって放電灯Laに供給する電力を調整している。な
お、放電灯Laに供給する電力は、放電灯Laに流れる
ランプ電流を検出しランプ電流に応じて調整するように
してもよい。
【0004】ここで、インダクタLに流れる電流IL
に着目してみる。放電灯Laの定常点灯状態において、
制御回路11によってスイッチング素子Qを後述の制
御信号 によりオンオフ制御した時にインダクタL
に流れる電流ILのモードとしては以下の3つのモード
がある。すなわち、制御回路11からスイッチング素子
へ図16(a)、図17(a)、図18(a)に示
すような制御信号Sが入力された場合において、図1
6(b)に示すように電流ILが流れない休止期間ta
が発生するモード(以下、不連続モードと称する)、図
17(b)に示すように電流ILに休止期間がなく電流
ILが減少して零になるのと略同時に制御信号Sがロ
ーレベルからハイレベルに変化し再び電流ILが流れる
モード(以下、ゼロクロススイッチングモードと称す
る)、図18(b)に示すように電流ILに休止期間が
なく電流ILが減少して零になる前に制御信号Sがロ
ーレベルからハイレベルに変化し電流ILが連続的に流
れるモード(以下、連続モードと称す)の3つのモード
がある。
【0005】ところで、上述の降圧チョッパ回路におい
ては、インダクタL1 に流れる電流ILのモードによっ
て各部品にかかるストレスが変化し、また出力電流のリ
ップル含有率が変化する。例えば、上述の不連続モード
では、電流ILに休止期間taがあるので、他の2つの
モードと同じランプ電流を放電灯Laに供給するために
は電流ILのピーク値Ia(図16(b)参照)を他の
モードにおける電流ILのピーク値Ib(図17(b)
参照)やIc1 (図18(b)参照)に比べて大きな値
にする必要があり、出力電流のリップル含有率が大きく
なるから、コンデンサC1 の容量値を大きくして平滑し
なければならなくなり、コンデンサC1 が大型化してし
まう。
【0006】一方、上述の連続モードでは、不連続モー
ドの場合に比べて出力電流のリップル成分を低減できる
が、スイッチング素子Q1 がオフからオンに変わる時に
電流ILとしてIc2 (図18(b)参照)の大きさの
電流が流れているため、スイッチング素子Q1 の電圧、
電流は図19(a)にそれぞれ破線、実線で示すように
変化する。ここで、図19(a)においてスイッチング
素子Q1 がオフからオンへ切り換わる部分Aの時間軸を
拡大すると図19(b)のようになっており、二点鎖線
Bで示す部分でスイッチングロスが発生してしまい、ス
イッチング素子Q1 の温度が上昇し、スイッチング素子
1 が破壊してしまう可能性がある。なお、ダイオード
1 についてもスイッチング素子Q1 と同様にスイッチ
ングロスが発生してしまう。
【0007】これに対し、上述のゼロクロススイッチン
グモードでは、不連続モードに比べてリップル電流を低
減でき且つ連続モードに比べてスイッチング素子Q1
びダイオードD1 のスイッチングロスを小さくできるの
で、上記降圧チョッパ回路においてインダクタL1 に流
れる電流ILのモードとしてはゼロクロススイッチング
モードが望ましい。
【0008】このゼロクロススイッチイングモードを実
現するための回路例を図20に示す。図20に示す放電
灯点灯装置の基本構成は図15に示した装置と略同じで
あり、インダクタL1 に、電流ILが零になるのを検出
する零電流検出用の二次巻線N2 を付加したものである
(トランスの一次巻線N1 がインダクタL1 を構成して
いる)。ここで、制御回路11は、図21に示すような
回路構成であって、ランプ電圧Vla及び二次巻線N2
の電圧VLに基づいてスイッチング素子Q1 のオンオフ
を制御する。ここで、電圧VLはインダクタL1 に流れ
る電流に基づいて変化する。図21中のダイオード
13,,D14は電圧VLが零ボルト以下になったり制御
電源電圧Vcc以上にならないようにするための保護用ダ
イオードである。
【0009】制御回路11は、基準電圧源E1 、電圧V
Lと基準電圧源E1 の基準電圧V1とを比較するコンパ
レータ15、このコンパレータ15の出力信号V2 に応
じてトリガされランプ電圧Vlaに応じた時間だけハイ
レベルになるような制御信号S1 を出力するPWM回路
17等により構成される。コンパレータ15の出力信号
2 は、VL>V1 の時にハイレベルとなり、VL≦V
1 の時にローレベルになる(図22(c)参照)。ま
た、PWM回路17は、コンパレータ15の出力信号V
2 をうけてこの出力信号V2 がハイレベルからローレベ
ルに変化するとトリガされ、ランプ電圧Vlaに応じた
時間Tonだけ制御信号S1 がハイレベルになる(図22
(d)参照)。すなわち、インダクタL1 に流れる電流
ILが零になるのと略同時に制御信号S1 がハイレベル
になりスイッチング素子Q1 がオンするのである。
【0010】以下、図20に示す放電灯点灯装置の動作
を図22を参照しながら説明する。図22(d)に示す
制御信号S1 がハイレベルでスイッチング素子Q1 がオ
ンしている時刻t0 〜t1 間においては、平滑コンデン
サC0 →スイッチング素子Q 1 →インダクタL1 →放電
灯La→平滑コンデンサC0 の経路で電流が流れるの
で、インダクタL1 に流れる電流ILは図22(a)に
示すように時間経過とともに増加する。一方、制御信号
1 がローレベルでスイッチング素子Q1 がオフしてい
る時刻t1 〜t2 間においては、インダクタL1 に蓄え
られたエネルギが放出され、インダクタL1 →放電灯L
a→ダイオードD1 →インダクタL1 の経路で電流が流
れるので、インダクタL1 に流れる電流ILは図22
(a)に示すように時間経過とともに減少する。ここ
で、インダクタL1 の二次巻線N2 の電圧VLは、図2
2(b)に示すようにスイッチング素子Q1 がオフでイ
ンダクタL1 に蓄えられたエネルギを放出している時刻
1 〜t2 間だけハイレベルとなり(つまり、二次巻線
2 に電圧が発生する)、インダクタL1 に蓄えられた
エネルギを放出し終わると(時刻t2 )、ローレベル
(零ボルト)になる。コンパレータ15の出力信号V2
は、図22(c)に示すように、電圧VLが基準電圧V
1 よりも小さくなった時にハイレベルからローレベルへ
変化する。PWM回路17は、出力信号V2 の立ち下が
りでトリガされ所定のオン時間Tonの制御信号S1 を発
生させる。ここで、オン時間Tonはランプ電圧Vlaに
より決定される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のゼロ
クロススイッチングモードの放電灯点灯装置において、
放電灯Laとして、例えば水銀灯やメタルハライドラン
プや高圧ナトリウムランプ等の高圧放電灯を使用するこ
とが考えられる。高圧放電灯は、大別して、無負荷状態
(非点灯状態)、始動過程状態、定常点灯状態の3つの
状態がある。一般に高圧放電灯はランプが冷えている状
態の始動時(初始動時)には、ランプが点灯するとラン
プ電圧が略零ボルトとなり、その後ランプの温度が上昇
するにつれてランプ電圧Vlaが上昇するが、ランプ電
圧Vlaが定格ランプ電圧に達するまでに(定常点灯状
態に至るまでに)略5〜10分程度の時間が必要であ
り、この時間だけ始動過程状態が継続される。次に、点
灯させていたランプを一旦消灯しその後すぐに点灯させ
ようとした場合、ランプ内が高温で高圧になっており、
すぐに点灯開始することができない。このため、ランプ
が冷えてランプ内が低圧になるまで更に5〜10分程度
かかり、この時間だけ無負荷状態が継続される。以下、
上記3つの状態における図20に示す放電灯点灯装置の
動作について説明する。
【0012】なお、定常点灯状態においては、上述の図
22により説明した動作と同様の動作が得られる。つま
り、定常点灯状態においては確実にゼロクロススイッチ
ングモードを実現することができる。無負荷状態におい
ては、電力変換回路3の出力端が開放されているのと同
等であるため、電流ILがほとんど流れず、ゼロクロス
スイッチングモードを実現することが困難になるととも
に、スイッチング素子Q1 のスイッチング動作を継続で
きないといった問題が生じてしまう。
【0013】また、始動過程状態においては、ランプ電
圧Vlaが低い(ランプインピーダンスが小さい)た
め、図23(a)に示すようにスイッチング素子Q1
オン期間における電流ILの時間変化(電流上昇率)が
大きく、わずかなオン期間でも放電灯Laに電流を十分
流すことができる。しかし、スイッチング素子Q1 のオ
フ期間においては電流ILの時間変化(電流減少率)が
小さい(上述の電流上昇率の絶対値に比べて電流減少率
の絶対値が小さい)ので、インダクタL1 のエネルギを
放出するのにかなりの時間がかかり電流ILは緩やかに
減少する。このため、ランプ電圧Vlaが低い始動過程
状態においては、電流ILが図23(a)に示すような
ゼロクロススイッチングモードを実現するためには、制
御回路11からスイッチング素子Q1 に入力される制御
信号S1 が図23(d)に示すようになる(定常点灯状
態の時に比べてTonが短い)。つまり、始動過程状態に
おいては、スイッチング素子Q1 のスイッチング周波数
fswが定常点灯状態の場合に比べてかなり低くなってし
まい、スイッチング周波数fswが20kHz以下の可聴
周波数になって騒音が大きくなってしまうことがある。
一例として、放電灯LaにHIDランプを使用した場
合、ランプ電圧Vlaとスイッチング周波数fswとの関
係は図24に示すようになり、ランプ電圧Vlaが低い
時はスイッチング周波数fswが20kHzよりも低く、
ランプ電圧Vlaの上昇に伴ってスイッチング周波数f
swが高くなる。
【0014】また、HIDランプの場合、上述のように
ランプが点灯してから定常点灯状態になるまでに5〜1
0分程度かかるが、この時間を短縮するためには、ラン
プ電圧Vlaが低い時のランプ電流Ilaを大きくする
ことによって速やかにランプを温めて定常点灯状態に移
行させなければならない。つまり、図25に示すよう
に、ランプ電圧Vlaが低い時にはランプ電流Ilaを
大きくする必要がある。この場合、ランプ電流Ila
は、ランプ電圧Vlaが略零ボルトの時の電流値が、定
常点灯状態における電流値の略1.2〜1.5倍となる
ようにしている。
【0015】しかしながら、このようにランプ電流Il
aを制御する場合、ランプ電圧Vlaが低い時にもゼロ
クロススイッチングモードを実現するためには、電流I
Lのピーク値を定常点灯状態におけるピーク値の略1.
2〜1.5倍にする必要がある。このため、各部品の電
流最大定格を大きくしなければならないので、各部品が
大型化したりコストが高くなったりするという不具合が
あった。また、インダクタL1 が飽和しやすくなってし
まう等の不具合もあった。
【0016】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、電子バラストを構成する部品にかか
るストレスを低減でき且つ小型化、低コスト化が可能な
放電灯点灯装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、交流電源の交流出力を整流する
整流回路を有する直流電源回路と、前記直流電源回路の
出力端に接続され負荷へ供給する電力を調整・制御する
電力変換回路とを備え、前記電力変換回路は、前記直流
電源回路の出力端間にスイッチング素子と前記スイッチ
ング素子の一端にカソード側が接続されるダイオードと
の直列回路を接続するとともに、前記ダイオードと並列
にインダクタとコンデンサの直列回路を接続し、前記コ
ンデンサに並列に前記負荷として高圧放電灯からなる放
電灯を接続し、前記スイッチング素子を高周波でオンオ
フさせスイッチング周波数またはオンデューティを制御
することにより前記放電灯に供給する電力を制御する制
御回路を具備し、前記制御回路は、前記スイッチング素
子のオフ時間の最大値であるオフ時間設定値が可変でき
るように設定されており、前記放電灯の定常点灯状態に
おいては前記スイッチング素子のオフ時に前記インダク
タに流れる電流が略零になると前記スイッチング素子を
オンさせるように制御し、前記放電灯の定常点灯状態以
外の状態においては前記インダクタに流れる電流が零に
ならない連続電流もしくは前記インダクタに流れる電流
に休止期間がある不連続電流となるように制御するよう
にし、定常点灯状態に比べて放電灯のランプ電圧が低い
始動過程状態では、前記スイッチング素子がオフになっ
てから前記オフ時間設定値が経過すると前記スイッチン
グ素子をオンさせるように制御することで前記インダク
タに流れる電流を連続電流とし、且つ、ランプ電圧が増
加するにつれて前記オフ時間設定値が短くなるように前
記オフ時間設定値を変化させることを特徴とするもので
あり、定常点灯状態における前記スイッチング素子や前
記ダイオード等のスイッチングロスを低減することがで
き、また、定常点灯状態以外の状態では前記インダクタ
に流れる電流を適宜連続電流もしくは不連続電流にする
ことによりランプ電流のピーク値を低減することができ
るので、各部品の電流の最大定格値を低減でき、装置全
体の小型化及び低コスト化が可能となる。
【0018】しかも、定常点灯状態に比べて放電灯のラ
ンプ電圧が低い始動過程状態では、インダクタに流れる
電流を連続電流とするので、ランプ点灯後速やかに定常
点灯状態まで移行させることができ、その上、ランプ電
圧が増加するにつれて前記オフ時間設定値が短くなるよ
うに前記オフ時間設定値を変化させるので、前記スイッ
チング素子のオン時間を回路の都合によりあまり短くで
きない時でも、ランプ電圧が低い始動過程状態における
ランプ電流を制限することができる。請求項2の発明
は、請求項1の発明において、電力変換回路と放電灯と
の間に、前記放電灯に流れる電流を交流電流にするため
の極性反転回路を設けたので、放電灯が交流点灯され、
直流点灯の場合に比べてランプの片側の電極にストレス
が偏るのを防ぐことができる。
【0019】請求項の発明は、請求項の発明におい
て、極性反転回路として、電力変換回路の出力端と並列
に2つのスイッチング素子の直列回路を2組接続し、前
記各直列回路におけるスイッチング素子同士の接続点間
に放電灯を接続したものである。請求項の発明は、請
求項の発明において、電力変換回路と極性反転回路と
をフルブリッジ回路により構成したものである。
【0020】請求項の発明は、請求項の発明におい
て、電力変換回路と極性反転回路とをハーフブリッジ回
路により構成したものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の参考例および実施
形態を図面を参照して説明する。(参考例) 図1(a)に本参考例の回路図を、同図(b)に制御回
路11の回路構成図を示す。本参考例の基本構成は図2
0に示した従来構成と略同じであり、制御回路11の構
成が従来構成と相違する。本参考例の放電灯点灯装置に
おける制御回路11では、図21に示した従来構成の制
御回路11において、PWM回路17から出力される制
御信号S1を反転させる例えばNOT回路のようなイン
バータ18と、インバータ18の出力信号S2に基づい
て所定の計時を行いトリガパルス信号S3を出力するタ
イマ回路19と、タイマ回路19からのトリガパルス信
号S3によりオンするスイッチング素子Q20を付加した
ものである。
【0022】タイマ回路19は、インバータ18の出力
信号S2 がハイレベルになってからカウントを開始し、
カウント時間が所定値Toff になるとトリガパルス信号
3を出力するものである。スイッチング素子Q20はト
リガパルス信号S3 を受けてオンオフするものであっ
て、スイッチング素子Q20がオンすると、コンパレータ
15の出力信号V2 が強制的にローレベルになる。
【0023】以下、始動過程状態における動作を図2に
示すタイムチャートに基づいて説明する。いま、時刻t
0 において制御信号S1 がハイレベル(パルス幅Ton)
になったとするとスイッチング素子Q1 がオンし、制御
信号S1 がハイレベルである時刻t0 〜t1 間には、従
来例と同様にインダクタL1 に図2(a)に示すような
傾きの電流ILが流れる。なお、二次巻線N2 の電圧V
Lは図2(b)に示すように変化する。次に、時刻t1
で制御信号S1 (図2(d)参照)がローレベルになる
とスイッチング素子Q1 がオフし、従来例と同様にイン
ダクタL1 に蓄えられたエネルギにより電流ILが流れ
る。コンパレータ15は従来例と同様に二次巻線N2
電圧VL(図2(b)参照)と基準電圧源E1 の基準電
圧V1 とを比較し、VL>V1 の時にハイレベルとなる
出力信号V2 を出力する。ここで、タイマ回路19は、
PWM回路17から出力される制御信号S1 を反転する
インバータ18の出力信号S2 (図2(e)参照)がハ
イレベルになった時刻t1 からカウントを開始し、カウ
ントした時間が所定値Toff に達すると、図2(f)に
示すようなトリガパルス信号S3 を出力しスイッチング
素子Q20をオンさせる。つまり、時刻t2 においてトリ
ガパルス信号S3 によってスイッチング素子Q20がオン
するので、コンパレータ15の出力端がスイッチング素
子Q20を介してアースに短絡されて出力信号V2 (図2
(c)参照)がローレベルになる。従って、電流ILが
零になっていないにもかかわわず、PWM回路17は出
力信号V2のハイレベルからローレベルへの立下りを受
けて、制御信号S1 をハイレベル(パルス幅Ton)にす
る。
【0024】すなわち、本参考例では、スイッチング素
子Q1のオフ時間の最大値(所定値Toff)をタイマ回路
19によって設定することにより、始動過程状態におけ
るランプ電圧Vlaとスイッチング素子Q1のスイッチ
ング周波数fswとの関係を図3に示すように設定でき、
ランプ電圧Vlaが低い時にスイッチング周波数fswが
低下して可聴周波数になって騒音が発生するのを防ぐこ
とができるのである。また、ランプ電圧Vlaが低い始
動過程状態においてインダクタL1に流れる電流ILは
上述の連続モードとなるから、ランプ点灯後速やかに定
常点灯状態に移行させるためにランプ電流Ilaを増大
させても電流ILのピーク値を低減することができ、イ
ンダクタL1の飽和を防ぐことができる。
【0025】また、無負荷状態においてインダクタL1
に電流が流れなくても、タイマ回路19にて設定されて
いる所定値Toff 毎にスイッチング素子Q20がオンされ
PWM回路17の制御信号S1 がハイレベル(パルス幅
Ton)に変化するので、スイッチング素子Q1 のスイッ
チング動作を継続することができる。なお、定常点灯状
態においては、所定値Toff よりも短い時間で電流IL
が零まで減少するので、ゼロクロススイッチングモード
が実現される。
【0026】而して、本参考例では、始動過程状態から
定常点灯状態に速やかに移行させるためにランプ電流I
laを大きくした場合でも電流ILのピーク値を低減す
ることができ、インダクタL1の飽和を防ぐことができ
るので、各部品の電流の最大定格値も低減できる。従っ
て、装置全体の小型化及び低コスト化が可能となるので
ある。また、定常点灯状態及び無負荷状態においては電
流ILのモードとしてゼロクロススイッチングモードを
実現できるので、スイッチング素子Q1やダイオードD1
等のスイッチングロスを低減することができる。
【0027】なお、本参考例では、インダクタL1に流
れる電流ILが零になる時点を検出するためにインダク
タL1に二次巻線N2を設けたが、例えばダイオードD1
とコンデンサC1との間に電流検出用抵抗を挿入してイ
ンダクタL1に流れる電流を電圧に変換して検出するよ
うにしてもよい。 (実施形態) 本実施形態の基本構成は参考例と略同じであり、制御回
路11の構成が相違するので、制御回路11の回路構成
図のみ図4に示す。
【0028】ところで、参考例ではスイッチング素子Q
1のオフ時間をタイマ回路19に予め設定されてい所定
値Toff(以下、オフ時間設定値Toffと称す)で一定と
していた。これに対し、本実施形態では、ランプ電圧V
laが低い時にはランプ電圧Vlaに応じてオフ時間設
定値Toffを変化させるオフ時間設定回路21を付加し
た点に特徴がある。
【0029】本実施形態では、タイマ回路19のオフ時
間設定値Toffをオフ時間設定回路21によって可変で
きるようにしたものであり、オフ時間設定回路21はラ
ンプ電圧Vlaに応じてオフ時間設定値Toffを図5に
示すように変化させる。なお、基本構成及び基本動作
参考例と略同じなので詳細な説明は省略する。本実施形
態では、ランプ電圧Vlaとスイッチング周波数fswと
の関係は図6に示すようになり、ランプ電圧Vlaとラ
ンプ電流Ilaとの関係は図7に示すようになる。本実
施形態では、オフ時間設定値Toffをランプ電圧Vla
に応じて変化させることにより、ランプ電圧Vlaが低
い時のランプ電流Ilaを図7に破線で示すように調整
することができる。したがって、例えば、始動過程状態
におけるランプ電流Ilaを制限したい場合において、
スイッチング素子Q1のオン時間(図2(d)のパルス
幅Tonに略等しい) を回路の都合によりあまり短くでき
ない時には、オフ時間設定回路21によってオフ時間設
定値Toffを可変してスイッチング素子Q1のオフ時間を
調整することにより、ランプ電流Ilaを制限すること
ができる。このため、各部品の電流最大定格を低減する
ことができる。
【0030】(実施形態) ところで、参考例及び実施形態の放電灯点灯装置は、
放電灯Laを直流点灯しているので、ランプの片側の電
極にストレスが偏ってしまう。本実施形態は、この点を
改善するものであり、実施形態1の放電灯点灯装置にお
いて、図8に示すように、電力変換回路3と放電灯La
との間に放電灯Laを交流点灯するための極性反転回路
22を付加したものである。極性反転回路22は、スイ
ッンング素子Q2,Q3の直列回路と、スイッチング素子
4,Q5の直列回路とのそれぞれが電力変換回路3のコ
ンデンサC0に並列に接続され、スイッチング素子Q2
3同士の接続点と、スイッチング素子Q4,Q5同士の
接続点との間に放電灯Laが接続されている。
【0031】極性反転回路22は、図9(a)〜(d)
に示すように、スイッチング素子Q2,Q5がオンでスイ
ッチング素子Q3,Q4がオフの状態と、スイッチング素
子Q2,Q5がオフでスイッチング素子Q3,Q4がオンの
状態とを交互に低周波(例えば、数十Hz〜数百Hz)
で繰り返す。このため、放電灯Laには図9(e)に示
すような低周波で交番する略矩形波のランプ電流Ila
が流れる。本実施形態では、放電灯Laに流れるランプ
電流Ilaを交流にしたことにより、参考例及び実施形
のような直流点灯においてランプの片側の電極にス
トレスが偏るという不具合を解決することができる。
【0032】なお、本実施形態では、放電灯Laに流れ
るランプ電流Ilaを矩形波としたが、特に矩形波に限
定するものではなく、スイッチング素子Q2〜Q5のオン
オフの制御を上述の制御と異ならせて例えば略正弦波状
のランプ電流Ilaにしてもよいことは勿論である。 (実施形態) 本実施形態は、実施形態における電力変換回路3と極
性反転回路22との両方の機能をもつ回路を、図10に
示すように4個のスイッチング素子Q6〜Q9をブリッジ
接続したフルブリッジ回路27により構成したものであ
る。なお、本実施形態では、インダクタL1 に流れる電
流ILを検出する替わりに、電流検出用抵抗28に流れ
る電流Iを電流検出用抵抗28の電圧として制御回路1
1にて検出し、制御回路11がこの電圧に基づいてスイ
ッチング素子Q6〜Q9をオンオフ制御するようになって
いる。
【0033】各スイッチング素子Q6 〜Q9 は、制御回
路11からの制御信号によって、図11(a)〜(d)
に示すように、スイッチング素子Q6 ,Q9 が高周波ス
イッチングされスイッチング素子Q7 ,Q8 がオフの状
態と、スイッチング素子Q6,Q9 がオフでスイッチン
グ素子Q7 ,Q8 が高周波スイッチングされる状態とを
交互に低周波(数十Hz〜数百Hz)で繰り返す。つま
り、本実施形態では、スイッチング素子Q6 〜Q9 によ
って図8におけるスイッチング素子Q1 及びスイッチン
グ素子Q2 〜Q5 を代用している。
【0034】また、スイッチング素子Q6 ,Q9 が高周
波スイッチングしている期間においては、スイッチング
素子Q6 ,Q9 のオフ時、インダクタL1 に蓄積されて
いるエネルギが放出され、インダクタL1 →放電灯La
→ダイオードD8 →平滑コンデンサC0 →電流検出用抵
抗28→ダイオードD7 →インダクタL1 の経路で電流
が流れ(つまり、インダクタL1 のエネルギが平滑コン
デンサC0 に帰還される)、一方、スイッチング素子Q
7 ,Q8 が高周波スイッチングしている期間において
は、スイッチング素子Q7 ,Q8 のオフ時、インダクタ
1 に蓄積されているエネルギが放出され、インダクタ
1 →ダイオードD6 →平滑コンデンサC 0 →電流検出
用抵抗28→ダイオードD9 →放電灯La→インダクタ
1 の経路で電流が流れる(つまり、インダクタL1
エネルギが平滑コンデンサC0 に帰還される)。このた
め、ダイオードD6 〜D9 により図8におけるダイオー
ドD 1 を代用することができるのである。
【0035】なお、本実施形態では、電流検出用抵抗2
8に流れる電流IはインダクタL1に流れる電流ILと
同じとなるので、電流Iに基づいてスイッチング素子Q
6〜Q9を制御することにより実施形態と同様に放電灯
Laを交流点灯させることができる。また、スイッチン
グ素子Q6〜Q9として例えばFET(MOSFET)を
採用すれば、FETは寄生ダイオードを有するので、各
FETの寄生ダイオードによりダイオードD6〜D9を兼
用することができ、4つのFETで、実施形態におけ
るスイッチング素子Q1、ダイオードD1、スイッチング
素子Q2〜Q5の6つの素子を代用することができるの
で、部品点数が削減でき装置全体の低コスト化及び小型
化が可能となる。
【0036】(実施形態) 本実施形態は、図8に示した実施形態における電力変
換回路3と極性反転回路22との両方の機能をもつ回路
を、図12に示すような一対のスイッチング素子Q10
11の直列回路を有するハーフブリッジ回路37により
構成したものである。ここで、直流電源回路2の両コン
デンサC0,C0’の接続点と、ハーフブリッジ回路37
の両スイッチング素子Q10,Q11の接続点との間に、イ
ンダクタL1を介して放電灯LaとコンデンサC1との並
列回路が接続されている。本実施形態は、両スイッチン
グ素子Q10,Q11を制御回路11によって交互にオンオ
フ制御することにより、放電灯Laに交流電流を供給す
るものである。以下、本実施形態の動作を図13を参照
しながら説明する。
【0037】スイッチング素子Q10,Q11は、それぞれ
図13(a)、(b)に示すように交互に高周波スイッ
チングを繰り返す。つまり、スイッチング素子Q10,Q
11は、図8におけるスイッチング素子Q1 、スイッチン
グ素子Q2 〜Q5 を代用したものである。本実施形態で
は、スイッチング素子Q10が高周波スイッチングしてい
る期間においては、スイッチング素子Q10がオフ時、イ
ンダクタL1 に蓄積されているエネルギが放出され、イ
ンダクタL1 →放電灯La→ダイオードD10→平滑コン
デンサC0 →インダクタL1 の経路で電流が流れる(つ
まり、インダクタL1 のエネルギがダイオードD10を介
して平滑コンデンサC0 に帰還される)。また、スイッ
チング素子Q11が高周波スイッチングしている期間にお
いては、スイッチング素子Q11のオフ時、インダクタL
1 に蓄積されているエネルギが放出され、インダクタL
1 →平滑コンデンサC0 ’→ダイオードD11→放電灯L
a→インダクタL1 の経路で電流が流れる(つまり、イ
ンダクタL1 のエネルギがダイオードD11を介してコン
デンサC0 ’に帰還される)。したがって、ダイオード
10,D11により図8におけるダイオードD1 を代用す
ることができるのである。
【0038】本実施形態では、実施形態及び実施形態
と同様に、交流電流を放電灯Laに供給することがで
き、実施形態及び実施形態と同様の制御を行うこと
ができる。本実施形態においてもスイッチング素子
10,Q11に例えばFETのような寄生ダイオードを有
する素子を用いれば、ダイオードD10,D11をFETの
寄生ダイオードで兼用することができ、2つのFET
で、実施形態におけるスイッチング素子Q1、ダイオ
ードD1、スイッチング素子Q2〜Q5の6つの素子を代
用することができるので、低コスト化及び小型化が可能
となる。
【0039】別途にダイオードを接続する必要がなく、
部品点数の削減や小型化が可能となる。なお、上記各実
施形態は、高圧放電灯を負荷とした場合についてのみ説
明したが、蛍光灯においても予熱時や調光時等さまざま
な負荷状態があるので、各実施形態と同様の制御を適用
することができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明は、交流電源の交流出力
を整流する整流回路を有する直流電源回路と、前記直流
電源回路の出力端に接続され負荷へ供給する電力を調整
・制御する電力変換回路とを備え、前記電力変換回路
は、前記直流電源回路の出力端間にスイッチング素子と
前記スイッチング素子の一端にカソード側が接続される
ダイオードとの直列回路を接続するとともに、前記ダイ
オードと並列にインダクタとコンデンサの直列回路を接
続し、前記コンデンサに並列に前記負荷として高圧放電
灯からなる放電灯を接続し、前記スイッチング素子を高
周波でオンオフさせスイッチング周波数またはオンデュ
ーティを制御することにより前記放電灯に供給する電力
を制御する制御回路を具備し、前記制御回路は、前記ス
イッチング素子のオフ時間の最大値であるオフ時間設定
値が可変できるように設定されており、前記放電灯の定
常点灯状態においては前記スイッチング素子のオフ時に
前記インダクタに流れる電流が略零になると前記スイッ
チング素子をオンさせるように制御し、前記放電灯の定
常点灯状態以外の状態においては前記インダクタに流れ
る電流が零にならない連続電流もしくは前記インダクタ
に流れる電流に休止期間がある不連続電流となるように
制御するので、定常点灯状態における前記スイッチング
素子や前記ダイオード等のスイッチングロスを低減する
ことができ、また、定常点灯状態以外の状態では前記イ
ンダクタに流れる電流を適宜連続電流もしくは不連続電
流にすることによりランプ電流のピーク値を低減するこ
とができるから、各部品の電流の最大定格値を低減で
き、装置全体の小型化及び低コスト化が可能となるとい
う効果がある。
【0041】しかも、定常点灯状態に比べて放電灯のラ
ンプ電圧が低い始動過程状態では、インダクタに流れる
電流を連続電流とするので、ランプ点灯後速やかに定常
点灯状態まで移行させることができるという効果が
り、その上、ランプ電圧が増加するにつれて前記オフ時
間設定値が短くなるように前記オフ時間設定値を変化さ
せるので、前記スイッチング素子のオン時間を回路の都
合によりあまり短くできない時でも、ランプ電圧が低い
始動過程状態におけるランプ電流を制限することができ
るという効果がある。請求項2乃至請求項5の発明は、
請求項1の発明において、電力変換回路と放電灯との間
に、前記放電灯に流れる電流を交流電流にするための極
性反転回路を設けたので、放電灯が交流点灯され、直流
点灯の場合に比べてランプの片側の電極にストレスが偏
るのを防ぐことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例を示し、(a)は概略回路構成図、
(b)は要部の回路構成図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】同上の他の動作説明図である。
【図4】実施形態の要部回路構成図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】同上の他の動作説明図である。
【図7】同上の別の動作説明図である。
【図8】実施形態を示す回路構成図である。
【図9】同上の動作説明図である。
【図10】実施形態を示す回路構成図である。
【図11】同上の動作説明図である。
【図12】実施形態を示す回路構成図である。
【図13】同上の動作説明図である。
【図14】従来例を示す概略ブロック図である。
【図15】同上の回路構成図である。
【図16】同上の動作説明図である。
【図17】同上の他の動作説明図である。
【図18】同上の別の動作説明図である。
【図19】同上のまた別の動作説明図である。
【図20】他の従来例を示す回路構成図である。
【図21】同上の要部回路構成図である。
【図22】同上の動作説明図である。
【図23】同上の他の動作説明図である。
【図24】同上の別の動作説明図である。
【図25】同上のまた別の動作説明図である。
【符号の説明】
AC 交流電源 2 直流電源回路 3 電力変換回路 11 制御回路 La 放電灯 L1 インダクタ Q1 スイッチング素子 C0 平滑コンデンサ C1 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水川 宏光 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−179098(JP,A) 特公 昭49−19793(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 41/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源の交流出力を整流する整流回路
    を有する直流電源回路と、前記直流電源回路の出力端に
    接続され負荷へ供給する電力を調整・制御する電力変換
    回路とを備え、前記電力変換回路は、前記直流電源回路
    の出力端間にスイッチング素子と前記スイッチング素子
    の一端にカソード側が接続されるダイオードとの直列回
    路を接続するとともに、前記ダイオードと並列にインダ
    クタとコンデンサの直列回路を接続し、前記コンデンサ
    に並列に前記負荷として高圧放電灯からなる放電灯を接
    続し、前記スイッチング素子を高周波でオンオフさせス
    イッチング周波数またはオンデューティを制御すること
    により前記放電灯に供給する電力を制御する制御回路を
    具備し、前記制御回路は、前記スイッチング素子のオフ
    時間の最大値であるオフ時間設定値が可変できるように
    設定されており、前記放電灯の定常点灯状態においては
    前記スイッチング素子のオフ時に前記インダクタに流れ
    る電流が略零になると前記スイッチング素子をオンさせ
    るように制御し、前記放電灯の定常点灯状態以外の状態
    においては前記インダクタに流れる電流が零にならない
    連続電流もしくは前記インダクタに流れる電流に休止期
    間がある不連続電流となるように制御するようにし、定
    常点灯状態に比べて放電灯のランプ電圧が低い始動過程
    状態では、前記スイッチング素子がオフになってから前
    記オフ時間設定値が経過すると前記スイッチング素子を
    オンさせるように制御することで前記インダクタに流れ
    る電流を連続電流とし、且つ、ランプ電圧が増加するに
    つれて前記オフ時間設定値が短くなるように前記オフ時
    間設定値を変化させることを特徴とする放電灯点灯装
    置。
  2. 【請求項2】 電力変換回路と放電灯との間に、前記放
    電灯に流れる電流を交流電流にするための極性反転回路
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装
    置。
  3. 【請求項3】 極性反転回路は、電力変換回路の出力端
    と並列に2つのスイッチング素子の直列回路を2組接続
    し、前記各直列回路におけるスイッチング素子同士の接
    続点間に放電灯を接続したことを特徴とする請求項2記
    載の放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 電力変換回路と極性反転回路とをフルブ
    リッジ回路により構成したことを特徴とする請求項2記
    載の放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 電力変換回路と極性反転回路とをハーフ
    ブリッジ回路により構成したことを特徴とする請求項2
    記載の放電灯点灯装置。
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