JP3470255B2 - 両面画像形成装置 - Google Patents

両面画像形成装置

Info

Publication number
JP3470255B2
JP3470255B2 JP33090196A JP33090196A JP3470255B2 JP 3470255 B2 JP3470255 B2 JP 3470255B2 JP 33090196 A JP33090196 A JP 33090196A JP 33090196 A JP33090196 A JP 33090196A JP 3470255 B2 JP3470255 B2 JP 3470255B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording paper
roller
image forming
conveyance
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33090196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10171174A (ja
Inventor
進 奥井
修 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP33090196A priority Critical patent/JP3470255B2/ja
Publication of JPH10171174A publication Critical patent/JPH10171174A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3470255B2 publication Critical patent/JP3470255B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シート状記録紙
を搬送し、記録紙の両面に画像を形成する両面画像形成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の両面画像形成装置におい
ては、給紙カセット等の記録紙収納容器内から給紙部に
より給送され、画像形成部にて片面に画像が形成された
記録紙は、定着装置の定着ローラにより画像が定着さ
れ、排紙経路から分岐され、下方または上方の反転搬送
部に導入され、搬送ローラに挟持されて搬送され、所定
位置の反転ポイントでスイッチバックされて表裏反転さ
れ、記録紙導入部から両面画像形成用収納容器(中間ス
タッカ)内に送り込まれて収容され、その後、再給紙部
により前記画像形成部に送り出され、記録紙の裏面に画
像が形成されたのち、機外に排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(1)上記の両面画像形成装置においては、画像形成部
にて片面に画像が形成された記録紙は、定着装置の定着
ローラにより挟持されて画像が定着され、切換ゲートに
より排紙経路から分岐され、下方または上方の反転搬送
部に導入され、搬送ローラに挟持されて搬送される。画
像形成部から搬送される記録紙の後端部は、前記定着装
置の定着ローラの挟持位置(ニップ位置)に強く挟持さ
れ、該記録紙の先端部は、前記反転搬送部の搬送ローラ
に挟持される。前記記録紙の中間部は、排紙部の前記切
換ゲート近傍の上流側の定着排紙ローラに挟持され、さ
らに下方または上方に設けられた湾曲したガイド板に摺
接している。従来の両面画像形成装置では、前記反転搬
送部の搬送ローラの線速が、記録紙搬送上流側の定着装
置の記録紙搬送線速より高速か同速に設定されていて、
記録紙の後端部は定着ローラ及び定着排紙ローラに、記
録紙の先端部は反転搬送部の搬送ローラにそれぞれ挟持
され、記録紙の中間部は排送ローラと定着排紙ローラ間
に緊張状態に保持されて搬送される。このために、排紙
経路から分岐され下方または上方の反転搬送部に搬送方
向が変えられる前記切換ゲート近傍の上流側の定着排紙
ローラに挟持されて湾曲した記録紙中間部分は、記録紙
後端部が定着ローラに強く挟持され、また、記録紙先端
部が下流側の反転搬送部の搬送ローラに挟持され、か
つ、記録紙中間部分が前記線速差分だけ強く引っ張られ
て湾曲され、搬送路に摺擦してカールを発生する。
【0004】(2)上記の問題点を防止するために、前
記反転搬送部の下流側の搬送ローラにトルクリミッタを
装着し、前記定着ローラと下流側の搬送ローラとの間が
引っ張り状態になり所定の搬送トルク以上の搬送荷重が
搬送ローラに加えられたときにはスリップして、変極位
置に設けられた上流側の定着排紙ローラに挟持された記
録紙の変形を防止するようにしたものがある。しかし、
このトルクリミッタを装着する手段は、カール防止の本
質的改善にはならず、また、製造原価が増大するという
問題がある。
【0005】前記のカールを発生した記録紙は、前記中
間スタッカに正常に搬入されず、ジャムを発生する。ま
た、このカールを有する記録紙は、中間スタッカからの
再給紙時や両面画像形成の搬送中にジャムを発生する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
諸問題点を解決し、定着処理後の記録紙が両面画像形成
のための反転搬送部に搬送されるときに、カールの発生
を防止し、記録紙の搬送不良を防止する両面画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0007】上記目的を達成する本発明の請求項1に記
載の両面画像形成装置は、画像形成部にて片面に画像が
形成されたシート状の記録紙を定着ローラにより定着
し、該記録紙を案内する湾曲形状のガイド板に沿って該
記録紙の搬送方向を変えて反転搬送部に搬送し、反転搬
送部に設けられた導入搬送ローラおよび反転搬送ローラ
にて該記録紙を搬送して表裏反転し、該記録紙を再給紙
部により前記画像形成部に送り出して記録紙の両面に画
像を形成する両面画像形成装置において、前記定着ロー
ラ対の記録紙搬送方向下流に該定着ローラ対の挟持力よ
り挟持力が弱い定着排紙ローラを設け、前記反転搬送部
にて記録紙を挟持して搬送する該反転搬送部の最上流、
且つ前記定着排紙ローラの記録紙搬送方向下流に設けら
れた導入搬送ローラの記録紙搬送線速を、前記定着ロー
の記録紙搬送線速より低速に設定したことを特徴と
するものである。
【0008】また、上記目的を達成する本発明の請求項
2に記載の両面画像形成装置は、画像形成部にて片面に
画像が形成されたシート状の記録紙を定着ローラによ
り定着し、該記録紙を案内する湾曲形状のガイド板に沿
って該記録紙の搬送方向を変えて反転搬送部に搬送し、
反転搬送部に設けられた複数の搬送ローラにて該記録紙
を搬送して表裏反転し、該記録紙を再給紙部により前記
画像形成部に送り出して記録紙の両面に画像を形成する
両面画像形成装置において、前記反転搬送部にて記録紙
を挟持して搬送する複数の搬送ローラの記録紙搬送線速
を、前記定着ローラの記録紙搬送線速より低速に設定
するとに、前記複数の搬送ローラのうち、記録紙搬送
下流側の搬送ローラの記録紙搬送線速を、上流側の搬送
ローラの記録紙搬送線速より順次低速に設定したことを
特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の給紙装置を備え
た画像形成装置の実施の形態を説明する。図1は画像形
成装置の概略構成図、図2は画像形成装置の用紙搬送経
路を示す模式図である。
【0010】この実施の形態では画像形成装置として複
写装置を示している。この複写装置には画像形成部10
と、給紙部20と、定着装置18と、排紙部30と、反
転搬送部40と、記録紙導入部50と、中間スタッカ部
60と、再給紙部70とが備えられ、画像形成部10の
転写部へ記録紙Pを搬送する給紙経路Aと、前記転写部
から記録済みの記録紙Pを排出または再給紙する搬送経
路Bと、画像が形成された記録紙Pを装置外に排出する
排出経路Cと、画像形成部10で画像が形成された記録
紙Pを反転後再度画像形成部10に循環させるための循
環反転給紙経路Dとを有している。
【0011】画像形成部10には、像担持体(感光体ド
ラム)11が配置され、像担持体11には帯電器12に
より一様の帯電が付与され、露光手段13により画像情
報を像担持体11の周面に照射し、静電潜像を形成す
る。静電潜像は現像器14により現像され、トナー像を
形成する。
【0012】給紙部20には、少なくとも1つの給紙ユ
ニットが設けられている。該給紙ユニットには、多数枚
の記録紙Pを収納する給紙カセット21が引き出し可能
に配置されている。22は給紙ローラ23に記録紙Pを
圧接させる可動底板である。該給紙ローラ23を駆動回
転することにより可動底板22上の最上層の記録紙Pは
間欠的に取り出される。該給紙ローラ23の給紙下流側
には重送防止用ローラ対24,25が配置され、記録紙
Pを1枚づつ次工程に送り出し、それぞれ給紙経路Aに
配置された中間給紙ローラ26,27を介して第2給紙
ローラ(レジストローラ)28に給送される。
【0013】像担持体11の回転に同期して第2給紙ロ
ーラ28を駆動し、記録紙Pを転写器15に送り込みト
ナー像を転写する。その後、分離器16により像担持体
11から記録紙Pを分離し、搬送ベルト17により定着
装置18に搬送する。また、像担持体11の周囲には、
クリーニング装置19が配設され、転写後の像担持体1
1の表面の残留トナーを除去する。さらに、次の像形成
のために、帯電器12で再度帯電する。
【0014】定着装置18は、内部にヒータを有する加
熱ローラ181と、該加熱ローラ181に強く圧接して
従動する加圧ローラ182とから成る定着ローラ対18
0を備え、前記画像形成部10から搬送された記録紙P
を圧接、挟持して加熱することにより、記録紙P上に形
成されたトナー像を定着する。
【0015】定着された記録紙Pは、排紙部30に送り
出される。すなわち、記録紙Pは定着装置18の搬送下
流側に配置された定着排紙ローラ31のニップ位置を通
過し、さらに搬送下流側の排紙切換部材(切換ゲート)
32によって記録紙Pの搬送経路が排出側と、反転再給
紙側に切り換えられる。排出側に切り換えられた記録紙
Pは、切換ゲート32の上方の通路を通過し、排紙ロー
ラ33により排紙トレイ34上に載置される。
【0016】記録紙反転再給紙側には、反転搬送部40
と、記録紙導入部50と、中間スタッカ部60と、再給
紙部70とを備えている。
【0017】図3は、反転搬送部40と記録紙導入部5
0の断面図である。
【0018】切換ゲート32が反転再給紙側に切り換え
られると、切換ゲート32の下方の通路aを通過した記
録紙Pが、反転搬送部40の導入搬送ローラ41を介し
て下方に搬送され、分岐部材42の図示左方の通路bを
通過し、更に搬送下流側の垂直通路cを経て、正逆回転
可能な反転搬送ローラ43に挟持されて搬送され、その
後、湾曲通路dで水平方向に進路が曲げられ、画像形成
装置本体の本体骨格底板100の上面と前記給紙カセッ
ト21の底面との間に形成された空間に設けられたスイ
ッチバック通路(水平通路)eに進入して所定位置で一
時停止する。この停止時の用紙先端位置は、用紙のサイ
ズにより異なるが、各サイズの記録紙Pの後端位置は、
前記分岐部材42と前記反転搬送ローラ43のニップ位
置との中間位置である。
【0019】前記の一時停止した記録紙Pの後端部は、
逆転駆動に切り換えられた反転搬送ローラ43にニップ
されて、前記垂直通路cを上昇して、前記分岐部材42
内の通路fを通過し、記録紙導入部50により中間スタ
ッカ部60に送り込まれる(排出通路g)。
【0020】前記反転搬送部40の反転搬送ローラ43
の正転搬送下流側の記録紙搬送通路のうち、画像形成装
置本体の本体骨格底板100の上面100Aと、前記給
紙カセット21の底面21Aとの間に形成された狭い空
間に、1枚の記録紙Pが一時収容可能なスイッチバック
通路(水平通路)eを設けた。44は大サイズ用紙の先
端部に軽圧接して案内する押圧レバーである。なお、前
記本体骨格底板100の上面100Aに図示しないリブ
を形成することにより、記録紙Pのスイッチバック搬送
を円滑にするとともに、前記本体骨格底板100を補強
する。
【0021】前記反転搬送ローラ43の記録紙正転搬送
方向の下流側に、記録紙の先端部通過を検知する検知手
段を設けた。該検知手段は、検知部材45と反転センサ
PS3とから構成されている。検知部材45はアクチュ
エータ部45Aと遮光部45Bと支軸45Cとから成る
一体成型部材である。支軸45Cは反転搬送部40の図
示しない固定軸受に回転自在に支持されている。
【0022】前記アクチュエータ部45Aは前記反転搬
送ローラ43の下流側の垂直通路cを通過する記録紙P
に接触して揺動される。該アクチュエータ部45Aと一
体をなす遮光部45Bは、前記反転センサPS3の検知
光路を遮断または透過する。前記反転センサPS3はフ
ォトインタラプタ型の光センサである。
【0023】前記中間スタッカ部60の上流側上部に
は、駆動ローラ51Aと従動ローラ51B間に巻回され
た搬送ベルト52とバックアッププレート53とが固定
位置に設けてある。前記駆動ローラ51AはモータM1
により駆動され、搬送ベルト52を回動する。
【0024】前記スタッカ本体61の底部には、ワイヤ
巻回ドラム54Aが固定位置に設置され、モータM2に
より駆動回転される。該ワイヤ巻回ドラム54Aのドラ
ム面には可動ワイヤ55が複数回巻回されていて一端が
係止されている。該可動ワイヤ55の他端は、中間コロ
54B、係止部材54C間に伸縮可能に張設されてい
る。
【0025】前記搬送ベルト52の下面側には、固定位
置で回転可能な従動ローラ56Aと、前記可動ワイヤ5
5とともに移動して回転可能な従動ローラ56Bとが設
けてある。従動ローラ56A,56Bは搬送ベルト52
に圧接して従動回転する。
【0026】前記係止部材54Cと、前記従動ローラ5
6Bと、該従動ローラ56Bを搬送ベルト側に付勢する
バネ手段とを支持するキャリッジは、スタッカ本体61
の両側壁に記録紙搬送方向と平行する方向に穿設された
長穴610に摺動して直線移動可能である。該キャリッ
ジの移動は、前記モータM2から駆動伝達手段を介して
駆動される。
【0027】前記搬送ベルト52と従動ローラ56Bの
圧接位置からスタッカ本体61内に排出された記録紙P
の先端部は、前記排出通路gの空間を通過して、スタッ
カ本体61内の底面または該スタッカ本体61内に積載
された先行の記録紙Pの上面に当接したのち、滑走して
突き当て面61Aに移送される。
【0028】図4は、定着後の記録紙搬送経路の駆動系
を示す正面図であり、図4(a)は定着ローラ対180
から導入搬送ローラ41に至る駆動系を示し、図4
(b)は反転搬送ローラ43の駆動系を示す。
【0029】定着ローラ対180の加熱ローラ181
は、図示しない駆動源から駆動伝達系を介して駆動回転
される。該定着ローラ対180の記録紙搬送線速V1
は、前記像担持体11の外周面の線速と等速に設定され
ている。前記定着ローラ対180の回転軸上に設けたギ
アG1は、中間ギアG2,G3を介して前記定着排紙ロ
ーラ31の駆動ローラ31Aと同軸のギアG4を回転さ
せる。該駆動ローラ31Aによる記録紙搬送線速V2
は、前記加熱ローラ181の記録紙搬送線速V1より高
速に設定されている。該ギアG4は、中間ギアG5,G
6,G7,G8を介して前記導入搬送ローラ41の駆動
ローラ41Aを回転させる。該駆動ローラ41Aによる
記録紙搬送線速V3は、定着ローラ対180の記録紙搬
送線速V1より僅か低速に設定されている。
【0030】前記反転搬送ローラ43の駆動ローラ43
Aは、モータM3により正逆回転される。該駆動ローラ
43Aの正転時の記録紙搬送線速V4は、前記駆動ロー
ラ41Aによる記録紙搬送線速V3より低速に設定され
ている。
【0031】本実施例では、V1=270mm/se
c,V2=284mm/sec,V3=268mm/s
ec,V4=266mm/secとしている。
【0032】定着ローラ対180と定着排紙ローラ31
の関係において、記録紙Pは定着ローラ対180に強く
挟持されて搬送されるため、線速V1より線速V2を高
速に設定していても実質的に記録紙PはVの記録紙搬
送線速で搬送され、定着排紙ローラ31においては挟持
力が弱いためにスリップするようになっている。
【0033】従って、定着ローラ対180と排紙部の定
着排紙ローラ31の搬送線速V1およびV2より、反転
搬送部40の導入搬送ローラ41の搬送線速V3、反転
搬送ローラ43の搬送線速V4を低速に設定することで
搬送路に摺擦することが防止される。特に、前記定着装
置18の定着ローラ対180の記録紙搬送線速と反転搬
送部40の最上流の導入搬送ローラ41の記録紙搬送線
速とを、V1>V3の関係に設定することで搬送路に摺
擦することが防止される。定着排紙ローラ31の記録紙
搬送線速V2と反転搬送部40の最上流の導入搬送ロー
ラ41の記録紙搬送線速V3との関係は、V2>V3で
あることが好ましい。前記したように定着排紙ローラ3
1は記録紙Pの搬送速度を決める必須要件ではなく、定
着排紙ローラ31を設けない構成も可能である。
【0034】図5は、定着後の記録紙が排紙部30を経
て反転搬送部40に導入搬送される搬送経路を示す正面
図である。
【0035】前記定着装置18の記録紙搬送方向下流の
定着排紙ローラ31は駆動ローラ31Aと従動ローラ3
1Bとから成り、前記定着ローラ対180による記録紙
搬送線速V1より高速の記録紙搬送線速V2で記録紙P
を挟持して搬送するように設定することが好ましく、定
着後の記録紙Pを引っ張ることにより弛みにより発生す
るシワを防止できる。
【0036】前記定着排紙ローラ31と前記導入搬送ロ
ーラ41との間で、前記切換ゲート32の下面側には、
片面に画像形成された記録紙Pを反転搬送部40に分岐
して案内する湾曲形状のガイド板46が固定されてい
る。前記定着排紙ローラ31のニップ位置から排出され
た記録紙Pは前記ガイド板46に沿って搬送方向が下方
に変えられて、前記導入搬送ローラ41のニップ位置に
搬送される。
【0037】前記定着排紙ローラ31の下流側で反転搬
送部の最上流に設けられた導入搬送ローラ41の線速V
3は、前記定着ローラ対180の線速V1より低速の線
速に設定されているから、定着ローラ対180のニップ
位置と導入搬送ローラ41のニップ位置との間には、両
線速差(V1−V3)より若干大きい差による記録紙P
のループが形成される。従って、ローラ180,31,
41間に挟持されて搬送される記録紙Pは、前記ガイド
板46の湾曲面で摺擦されることなく搬送される。
【0038】さらに、前記導入搬送ローラ41の下流側
に設けられた反転搬送ローラ43の線速V4は、前記導
入搬送ローラ41の線速V3より低速の線速に設定され
ていることが好ましい。導入搬送ローラ41のニップ位
置と反転搬送ローラ43のニップ位置との間には、両線
速差(V3−V4)による記録紙Pのループが形成さ
れ、両ローラ41,43間に挟持されて搬送される記録
紙Pは、中間に配置された前記分岐部材42の湾曲面で
摺擦されることなく搬送され、カールの発生を防止でき
る。
【0039】特に、最大サイズの記録紙P、例えば、A
3判の記録紙Pを反転搬送するときには、該最大サイズ
の記録紙Pの後端部が定着ローラ対180の圧接位置を
通過するまで、前記反転搬送部40に導入される記録紙
Pの先端部を挟持する複数の搬送ローラの記録紙搬送線
速V3,V4を、前記定着ローラ対180及び定着排紙
ローラ31の記録紙搬送線速V1及びV2より低速に設
定するとともに、反転搬送部の前記複数の搬送ローラの
うち、記録紙搬送下流側の搬送ローラの記録紙搬送線速
を、上流側の搬送ローラの記録紙搬送線速より低速に設
定する(V1>V3>V4)ことにより、最上流の定着
ローラ対180に強く挟持された記録紙Pの後端部と、
最下流の反転搬送ローラ43との間に緊張されることが
なく、記録紙Pの定着不良や、記録紙Pの損傷発生等が
防止される。
【0040】前記最大サイズの記録紙Pの後端部が、定
着ローラ対180のニップ位置を通過し、排紙センサP
S2が該記録紙Pの後端部通過を検知した後に、所定時
間経過後、記録紙Pの後端部が前記定着排紙ローラ31
を通過後、反転搬送部の図5に示す増速ポイント(A)
以後には、記録紙Pを増速搬送することが好ましい。反
転搬送を速くでき生産性を向上できる。また、図示の
(B)は記録紙Pの反転ポイント、(C)は記録紙先端
通過検知ポイントである。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
両面画像形成装置は、前記反転搬送部にて記録紙を挟持
して搬送する最上流の搬送ローラの記録紙搬送線速を、
定着ローラの記録紙搬送線速より低速に設定するもので
あるから、定着ローラと下流側の反転搬送部の最上流の
搬送ローラとの間が引っ張り状態になり、中間の変極位
置にあるガイド板に圧接して摺接する記録紙の中間部分
にカールを発生するという問題点が解消される。このカ
ール発生のない記録紙は、前記中間スタッカにジャム発
生なく正常に搬入され、中間スタッカからの再給紙時や
両面画像形成の搬送中にもジャムの発生がなく正常に搬
送される。
【0042】請求項2に記載の両面画像形成装置は、反
転搬送部の複数の搬送ローラのうち、記録紙搬送下流側
の搬送ローラの記録紙搬送線速を、上流側の搬送ローラ
の記録紙搬送線速より順次低速に設定したものであるか
ら、複数の搬送ローラとの間が引っ張り状態になり、中
間の変極位置にあるガイド板に圧接して摺接する記録紙
の中間部分にカールを発生するという問題点が解消され
る。また、複数の搬送ローラにトルクリミッタ等の部材
を設ける必要がないから、製造原価低減に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の概略構成図。
【図2】画像形成装置の用紙搬送経路を示す模式図。
【図3】反転搬送部と記録紙導入部の断面図。
【図4】定着後の記録紙搬送経路の駆動系を示す正面
図。
【図5】定着後の記録紙が排紙部を経て反転搬送部に導
入搬送される搬送経路を示す正面図。
【符号の説明】
10 画像形成部 18 定着装置 180 定着ローラ対 20 給紙部 30 排紙部 31 定着排紙ローラ 32 切換部材(切換ゲート) 40 反転搬送部 41 導入搬送ローラ 43 反転搬送ローラ 50 記録紙導入部 60 中間スタッカ部 70 再給紙部 P 記録紙(用紙) PS2 排紙センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−228482(JP,A) 特開 平7−215554(JP,A) 特開 平4−335688(JP,A) 特開 平8−310706(JP,A) 特開 昭62−257827(JP,A) 特開 平1−231751(JP,A) 特開 昭63−27367(JP,A) 特開 平5−35017(JP,A) 特開 平8−268615(JP,A) 特開 平7−128938(JP,A) 特開 平3−98946(JP,A) 特開 平4−275564(JP,A) 特開 平4−69675(JP,A) 特開 平5−11527(JP,A) 実開 平1−115661(JP,U) 実開 昭63−45745(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 106 G03G 15/00 518 G03G 15/20 102 G03G 21/14 G03G 21/00 370 - 512

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成部にて片面に画像が形成された
    シート状の記録紙を定着ローラにより定着し、該記録
    紙を案内する湾曲形状のガイド板に沿って該記録紙の搬
    送方向を変えて反転搬送部に搬送し、反転搬送部に設け
    られた導入搬送ローラおよび反転搬送ローラにて該記録
    紙を搬送して表裏反転し、該記録紙を再給紙部により前
    記画像形成部に送り出して記録紙の両面に画像を形成す
    る両面画像形成装置において、前記定着ローラ対の記録紙搬送方向下流に該定着ローラ
    対の挟持力より挟持力が弱い定着排紙ローラを設け、 前記反転搬送部にて記録紙を挟持して搬送する該反転搬
    送部の最上流、且つ前記定着排紙ローラの記録紙搬送方
    向下流に設けられた導入搬送ローラの記録紙搬送線速
    を、前記定着ローラの記録紙搬送線速より低速に設定
    したことを特徴とする両面画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像形成部にて片面に画像が形成された
    シート状の記録紙を定着ローラにより定着し、該記録
    紙を案内する湾曲形状のガイド板に沿って該記録紙の搬
    送方向を変えて反転搬送部に搬送し、反転搬送部に設け
    られた複数の搬送ローラにて該記録紙を搬送して表裏反
    転し、該記録紙を再給紙部により前記画像形成部に送り
    出して記録紙の両面に画像を形成する両面画像形成装置
    において、 前記反転搬送部にて記録紙を挟持して搬送する複数の搬
    送ローラの記録紙搬送線速を、前記定着ローラの記録
    紙搬送線速より低速に設定するとに、前記複数の搬送
    ローラのうち、記録紙搬送下流側の搬送ローラの記録紙
    搬送線速を、上流側の搬送ローラの記録紙搬送線速より
    順次低速に設定したことを特徴とする両面画像形成装
    置。
JP33090196A 1996-12-11 1996-12-11 両面画像形成装置 Expired - Fee Related JP3470255B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33090196A JP3470255B2 (ja) 1996-12-11 1996-12-11 両面画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33090196A JP3470255B2 (ja) 1996-12-11 1996-12-11 両面画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10171174A JPH10171174A (ja) 1998-06-26
JP3470255B2 true JP3470255B2 (ja) 2003-11-25

Family

ID=18237767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33090196A Expired - Fee Related JP3470255B2 (ja) 1996-12-11 1996-12-11 両面画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3470255B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4562554B2 (ja) * 2005-03-09 2010-10-13 株式会社東芝 画像形成装置
JP5707877B2 (ja) * 2010-11-09 2015-04-30 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP6047600B2 (ja) * 2015-02-26 2016-12-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート搬送装置、およびこれを備えた画像形成装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61228482A (ja) * 1985-04-03 1986-10-11 Canon Inc 画像形成装置
JPS62257827A (ja) * 1986-05-02 1987-11-10 Mitsubishi Monsanto Chem Co 裏ボスを付設した成形品の製造方法
JPS6327367A (ja) * 1986-07-17 1988-02-05 Nippon Seimitsu Kogyo Kk シ−ト収容装置
JPS6345745U (ja) * 1986-09-12 1988-03-28
JPH01115661U (ja) * 1988-01-29 1989-08-03
JPH01231751A (ja) * 1988-03-10 1989-09-18 Fujitsu Ltd 印刷装置
JPH0398946A (ja) * 1989-09-08 1991-04-24 Ricoh Co Ltd 電子写真装置
JPH0469675A (ja) * 1990-07-10 1992-03-04 Brother Ind Ltd 湿式電子写真複写機の搬送ベルト駆動装置
JPH04275564A (ja) * 1991-03-04 1992-10-01 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及びその用紙搬送方法
JPH04335688A (ja) * 1991-05-13 1992-11-24 Ricoh Co Ltd 転写紙のカール規制装置およびカール規制方法
JP3058720B2 (ja) * 1991-06-21 2000-07-04 オリンパス光学工業株式会社 画像形成装置
JPH0535017A (ja) * 1991-07-29 1993-02-12 Olympus Optical Co Ltd 画像形成装置
JP3320166B2 (ja) * 1993-10-29 2002-09-03 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP3332544B2 (ja) * 1994-01-27 2002-10-07 株式会社リコー ウエブ搬送装置
JPH08268615A (ja) * 1995-04-04 1996-10-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置の記録紙搬送機構
JP3315558B2 (ja) * 1995-05-18 2002-08-19 キヤノン株式会社 両面モード用シート搬送装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10171174A (ja) 1998-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3752413B2 (ja) 用紙搬送装置、及び用紙搬送装置における用紙の供給方法
JP3268727B2 (ja) 画像形成装置
JP3657322B2 (ja) 多ゲートタンデム型カール除去装置
US4496142A (en) Sheet supplying device for two-sided copying
JP2013159485A (ja) シート搬送装置および画像形成装置
JP3208674B2 (ja) 画像記録装置
JP3470255B2 (ja) 両面画像形成装置
JP2530911B2 (ja) シ―ト搬送装置
JP3413148B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2826124B2 (ja) シート搬送装置
JP3488662B2 (ja) 画像形成装置のシート部材搬送機構
JP3791244B2 (ja) 用紙後処理装置及び画像形成装置
JP3676060B2 (ja) シートカール除去装置
JP2819305B2 (ja) シート搬送装置
JP3284204B2 (ja) シートスイッチバック装置及び画像形成装置
JP2602572B2 (ja) シート排出装置
JP3143522B2 (ja) 画像形成装置
JP3423409B2 (ja) 画像形成装置
JP2700820B2 (ja) 画像記録装置の記録用紙搬送装置
JP3498243B2 (ja) 原稿搬送装置
JPH10139247A (ja) 両面画像形成装置
JP3754746B2 (ja) カール付け装置及び画像形成装置
JPH10194547A (ja) 画像形成装置の用紙搬送装置
JPH10142844A (ja) 両面画像形成装置
JP3278295B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100912

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees