JP3467109B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP3467109B2 JP05143695A JP5143695A JP3467109B2 JP 3467109 B2 JP3467109 B2 JP 3467109B2 JP 05143695 A JP05143695 A JP 05143695A JP 5143695 A JP5143695 A JP 5143695A JP 3467109 B2 JP3467109 B2 JP 3467109B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は車両用空調装置、特に、
暖房運転始動直後の送風モードの選択を適切に行なう車
両用空調装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、車両用空調装置では、エンジン
冷却水を車内前方部のユニット内に配設したヒータコア
内で流動させることにより、ユニット内に吸引した空気
を加熱して車内暖房を行なうようにしている。このよう
な車両用空調装置では、冬場、屋外に長時間駐車した場
合等に、エンジンの始動直後に暖房運転を開始すれば、
エンジン冷却水の温度が上昇するまでに若干の時間がか
かるため、ヒータコアによって通過する空気を十分に加
熱することができない。そこで、従来では、エンジン冷
却水の温度が上昇してくるまでの間は、車内側への送風
をDEFモードで行なうことにより、乗員に冷風が直接
当たらないようにし、水温が上昇してからH/Dモー
ド、HEATモードに切り替えるようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、窓ガラ
ス、特にフロントガラスに曇りが発生している場合、単
にエンジン冷却水温度に基づいて送風モードを切り替え
ていたのでは、曇りが除去される前にDEFモードから
H/Dモード、HEATモードに切り替わり、前方視界
が確保できなくなるので、乗員が手動操作によりDEF
モードを選択し直さなければならず、面倒である。その
一方、送風モードの変更は、乗員ができるだけ不快感を
受けることなく行なうようにすることが望まれている。 【0004】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、暖房
運転始動直後の送風モードの選択を、乗員に不快感を与
えず、かつ、フロントガラスの曇りにも自動的に対処す
ることのできる車両用空調装置を提供することを目的と
する。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、内部をエンジン冷却水が流動するヒー
タコアにより、内気又は外気を加熱し、送風モードを切
り替えることにより、所定の送風口を介して車内側に送
風するようにした車両用空調装置において、フロントガ
ラスの内面に配設され、その曇り状態を検出する結露セ
ンサと、前記ヒータコアの内部を流動するエンジン冷却
水の温度を検出する水温センサと、前記水温センサでの
検出温度が設定温度よりも低い場合、送風モードに、フ
ロントガラスに直接送風するDEFモードを選択し、前
記検出温度が設定温度よりも高く、前記結露センサから
の結露信号がある場合、フロントガラスに直接送風する
と共に、足元に送風するH/Dモードを選択する一方、
前記結露センサからの結露信号がない場合、足元に送風
するHEATモードを選択する送風モード切替手段とを
備えたものである。 【0006】 【0007】 【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。 【0008】図1は本実施例に係る車両用空調装置で、
車内側前方部に設けたユニット1内には、上流側からブ
ロア2、エバポレータ3、ミックスダンパ4、ヒータコ
ア5が順次配設されている。ユニット1の最下流部は送
風ユニット1aで、DEF送風口6、HEAT送風口
7、VENT送風口8を有し、各送風口6,7,8はダ
ンパ9,10,11によって開閉されるようになってい
る(吹出口は図示せず。)。これにより、所定の送風モ
ード、具体的には、DEFモード、HEATモード、H
/Dモード(HEAT送風口7とDEF送風口6が半分
ずつ開口している。)、VENTモードが選択されるよ
うになっている。なお、前記DEFモードでは、フロン
トガラス17に直接送風され、HEATモードでは、乗
員の足元に送風され、H/Dモードではその両方に送風
され、VENTモードでは、乗員の上半身に向かって直
接送風されるようになっている。 【0009】前記エバポレータ3は、冷凍サイクルの途
中に配設されている。冷凍サイクルには、エバポレータ
3の外に、コンプレッサ12、コンデンサ13、膨張弁
14等がそれぞれ設けられている。そして、コンプレッ
サ12の駆動により高温高圧状態となった冷媒がコンデ
ンサ13で放熱され、膨張弁14を介してエバポレータ
3内に流入して気化することにより、エバポレータ3の
外部(ユニット1内)を通過する空気(内気又は外気)
を除湿・冷却する。 【0010】前記ミックスダンパ4は、エバポレータ3
を通過して除湿・冷却された空気を分流する。分流の割
合はその開度によって決定される。 【0011】前記ヒータコア5は、前記ミックスダンパ
4によって分流された流路の一方に配設され、内部をエ
ンジン冷却水が流動することにより通過する空気を加熱
する。また、このヒータコア5に接続されたエンジン冷
却水の流入側の配管a内には水温センサ15が設けられ
ている。水温センサ15はエンジン冷却水の温度を検出
して検出温度を送風モード切替装置16に出力する。 【0012】送風モード切替装置16には、前記水温セ
ンサ15での検出温度の外、フロントガラス17の内面
に設けた結露センサ18での検出信号が入力され、これ
らの入力信号に基づいて暖房運転始動直後の前記各ダン
パ9,10,11の駆動制御を行なう。以下、送風モー
ド切替装置16による暖房運転始動直後のダンパ9,1
0,11の駆動制御を図2のフローチャートに従って説
明する。 【0013】まず、ステップS1で、水温センサ15で
検出されるエンジン冷却水温度Twが設定温度Tk(例え
ば、80℃)よりも低いか否かを判断する。 【0014】Tw<Tkを満足する場合、例えば、冬場、
屋外に長時間に亘って駐車することにより、エンジン冷
却水温度Twが下がっている場合、ステップS2でDE
Fモードを選択する。すなわち、HEATモードを選択
して車内側の暖房を開始したのでは、乗員の足元に直接
冷風が供給されることになり、この乗員は不快感を受け
ることになるからである。そこで、DEFモードを選択
することにより、冷風を直接フロントガラス17に供給
し、HEATモードで送風することによる暖房運転始動
直後の空調状態の悪化を防止する。 【0015】また、Tw<Tkを満足しない場合、例え
ば、暖房運転始動直後であっても、駐車時間が短い等に
よりエンジン冷却水温度Twがそれ程下がっていない場
合、ステップS3でフロントガラス17に結露が発生し
ているか否かを判断する。結露の有無の判断は結露セン
サ18からの結露信号の有無で行なう。 【0016】結露センサ18から結露信号の入力があれ
ば、ステップS4でH/Dモードを選択し、乗員の足元
とフロントガラス17の両方に送風する。これにより、
乗員の足元に暖風を供給すると同時に、フロントガラス
17の曇りを除去して視界を確保することが可能とな
る。 【0017】また、結露センサ18から結露信号の入力
がなければ、ステップS5でHEATモードを選択し、
乗員の足元に暖風を供給することにより、乗員にとって
望ましい空調状態を得ることができる。 【0018】その後、ステップS3で、結露センサ18
からの結露信号の入力の有無に基づいてH/Dモードあ
るいはHEATモードの選択を行ない、H/Dモードを
選択した状態でフロントガラス17の曇りが除去されれ
ば、HEATモードに切り替わり、逆に、HEATモー
ドを選択した状態でフロントガラス17に曇りが発生す
れば、H/Dモードに切り替わる。 【0019】このように、前記実施例によれば、暖房運
転始動直後の送風モードの選択において、エンジン冷却
水温度Twが設定温度Tkよりも低ければDEFモードを
選択することにより、乗員に向かって直接冷風が吹き付
けられないようにしたので、乗員が不快感を受けること
がない。この場合、たとえフロントガラス17に曇りが
発生していても、前記DEFモードの選択により、この
曇りは効果的に除去される。 【0020】また、エンジン冷却水温度Twが設定温度
k以上となっても、結露センサ18によりフロントガ
ラス17に曇りが発生していれば、H/Dモードを選択
するようにしたので、乗員にとって好ましい空調状態を
得ると共に、フロントガラス17に発生した曇りを効果
的に除去することができる。 【0021】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、暖房運転始動直後、エンジン冷却水温度及び
フロントガラスの曇り状態に応じて送風モードを選択す
るようにしたので、乗員に不快感を感じさせない好まし
い送風モードで送風することができると共に、フロント
ガラスに発生した曇りを効果的に除去することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本実施例に係る車両用空調装置の概略図であ
る。 【図2】 本実施例に係る送風モード選択を示すフロー
チャートである。 【符号の説明】 15 水温センサ 16 送風モード切替装置(送風モード切替手段) 17 フロントガラス 18 結露センサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−135218(JP,A) 特開 平4−356257(JP,A) 実開 昭62−127018(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 - 3/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 内部をエンジン冷却水が流動するヒータ
    コアにより、内気又は外気を加熱し、送風モードを切り
    替えることにより、所定の送風口を介して車内側に送風
    するようにした車両用空調装置において、 フロントガラスの内面に配設され、その曇り状態を検出
    する結露センサと、 前記ヒータコアの内部を流動するエンジン冷却水の温度
    を検出する水温センサと、 前記水温センサでの検出温度が設定温度よりも低い場
    合、送風モードに、フロントガラスに直接送風するDE
    Fモードを選択し、前記検出温度が設定温度よりも高
    く、前記結露センサからの結露信号がある場合、フロン
    トガラスに直接送風すると共に、足元に送風するH/D
    モードを選択する一方、前記結露センサからの結露信号
    がない場合、足元に送風するHEATモードを選択する
    送風モード切替手段とを備えたことを特徴とする車両用
    空調装置。
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