JPH10915A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH10915A
JPH10915A JP15272196A JP15272196A JPH10915A JP H10915 A JPH10915 A JP H10915A JP 15272196 A JP15272196 A JP 15272196A JP 15272196 A JP15272196 A JP 15272196A JP H10915 A JPH10915 A JP H10915A
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上村  幸男
Kenji Suwa
健司 諏訪
Kazufumi Yomo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1空気通路13内に内気を、また、第2空
気通路14内に外気を、それぞれ導入可能とした車両用
空調装置において、冬場における蒸発器7のフロストを
確実に防止する。 【解決手段】 内気吸入口からフット開口部15に至る
第1空気通路13と、外気吸入口からデフロスタ開口部
16に至る第2空気通路14とを区画形成し、この第
1、第2空気通路13、14内に設けた蒸発器7の吹出
空気温度センサ39を第1空気通路13側に設ける。蒸
発器7への冷媒循環用圧縮機54の作動を、温度センサ
39の検出温度と、予め設定された設定温度とを比較し
て、断続作動させるとともに、前記設定温度を外気温が
低くなるに従って高めに変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調ケース内に第
1空気通路と第2空気通路とを形成し、この第1空気通
路内に内気を、第2空気通路内に外気を、それぞれ導入
可能とした車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用空調装置として
は、特開平5−124426号公報に開示されたものが
ある。この従来装置においては、空調ケースの一端側に
内気吸入口および外気吸入口を形成し、他端側にフット
吹出口、デフロスタ吹出口、およびフェイス吹出口を形
成している。
【0003】そして、この空調ケース内に仕切り板を設
けて、上記内気吸入口から上記フェイス吹出口およびフ
ット吹出口に至る第1空気通路と、上記外気吸入口から
上記デフロスタ吹出口に至る第2空気通路とを、空調ケ
ース内に区画形成している。さらに、上記両空気通路内
には、冷房用蒸発器、暖房用熱交換器、この暖房用熱交
換器をバイパスするバイパス通路、およびエアミックス
ドアをそれぞれ設けた構成となっている。
【0004】そして、吹出モードとしてフェイスモー
ド、バイレベルモード、およびフットモードのいずれか
が選択されたときに、内外気吸入モードが内気吸入モー
ドであれば、上記両空気通路内に内気を導入し、外気吸
入モードであれば、上記両空気通路内に外気を導入す
る。また、吹出モードとしてデフロスタモードが選択さ
れたときは、上記両空気通路内に外気を導入する。
【0005】また、吹出モードとしてフットデフモード
が選択されたときは、第1空気通路内に内気を導入し、
第2空気通路内に外気を導入する内外気2層モードとす
る。こうすることによって、既に温められている内気の
再循環により車室内を暖房するので、暖房性能が向上
し、さらに低湿度の外気を窓ガラスへ吹き出すので、窓
ガラスの防曇性能を確保することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来装
置には、冷房用蒸発器のフロスト(霜付)防止の制御に
ついて何ら開示されていないが、上記の内外気2層モー
ドの機能を持った車両用空調装置において、本発明者ら
が冷房用蒸発器のフロスト防止制御について、実際に試
作検討したところ、次のような問題が発生することが分
かった。
【0007】すなわち、車両用空調装置においては、周
知のごとく、冷房用蒸発器に冷媒を循環させる圧縮機の
作動を冷房用蒸発器の冷却温度(具体的には蒸発器吹出
空気温度)に応じて断続することにより、冷房用蒸発器
の冷却温度を設定温度(例えば、3°C〜4°C)に維
持して、冷房用蒸発器のフロストを防止するようにして
いる。
【0008】ここで、図8(a)(b)に示すように、
冷房用蒸発器7の冷却温度(具体的には吹出空気温度)
を検出する温度センサ39を、内気側空気通路(第1空
気通路)13内に設置した場合は、外気温が高い夏場
に、図8(a)のごとく、外気側空気通路(第2空気通
路)14では温度の高い外気の流入により内気側空気通
路13側よりも冷房用蒸発器7の吹出空気温度が高くな
る。
【0009】一方、外気温が低い冬場には、図8(b)
に示すように、外気側空気通路14では温度の低い外気
の流入により冷房用蒸発器7の吹出空気温度が内気側空
気通路13よりも低くなる(後述の図9参照)。従っ
て、外気側空気通路14では冬場に、冷房用蒸発器7の
冷却温度が0°C以下に低下してしまい、蒸発器7でフ
ロストが発生する恐れがあった。
【0010】図8(c)(d)は逆に、温度センサ39
を、外気側空気通路14内に設置した場合であり、この
場合は、外気温が高い夏場に、図8(c)のごとく、内
気側空気通路13では温度の低い内気の流入により外気
側空気通路14よりも冷房用蒸発器7の吹出空気温度が
低くなる。従って、冷房用蒸発器7のうち、内気側空気
通路13でのフロストを確実に防止するためには、温度
センサ39の設定温度を図8(a)(b)の場合より高
め(例えば、5°C〜6°C)に設定する必要がある。
【0011】ところが、このように、温度センサ39の
設定温度を高めに設定すると、外気温が低い冬場には、
図8(d)のごとく、内気側空気通路13での吹出空気
温度が高め(例えば、10°C)になって、内気に対す
る除湿能力が不足するという問題が生じる。そこで、本
発明は上記点に鑑みて、空調ケース内に区画形成された
第1空気通路内に内気を、また、第2空気通路内に外気
を、それぞれ導入可能とした車両用空調装置において、
冬場における冷却用熱交換器のフロストを確実に防止す
ることを目的とする。
【0012】また、本発明の他の目的は、冬場におい
て、内気に対する除湿能力の不足を解消することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の技術的手段を採用する。請求項1
記載の発明では、空調ケース(2)内に仕切り部材(1
2)を設けて、内気吸入口(26)からフット開口部
(15)に至る第1空気通路(13)と、外気吸入口
(29)からデフロスタ開口部(16)に至る第2空気
通路(14)とを区画形成し、第1および第2空気通路
(13、14)内に、これらの空気通路内(13、1
4)の空気を冷却する冷却用熱交換器(7)を設けると
ともに、この冷却用熱交換器(7)の冷却温度を検出す
る冷却温度検出手段(39)を第1空気通路(13)側
に設け、冷却用熱交換器(7)への冷却媒体の流れを断
続する断続手段(50、54)と、冷却温度検出手段
(39)により検出された冷却温度と、予め設定された
設定温度とを比較して、断続手段(50、54)を断続
作動させることにより、冷却用熱交換器(7)のフロス
トを防止する断続制御手段(180b、190)とを備
え、前記設定温度を外気温が低くなるに従って高めに変
更することを特徴としている。
【0014】上記構成によれば、冷却用熱交換器(7)
への冷却媒体の流れを断続手段(50、54)により断
続させて、冷却用熱交換器(7)の冷却温度を設定温度
に維持することにより、冷却用熱交換器(7)のフロス
ト防止の制御を行なう。その際、設定温度を外気温が低
くなるに従って高めに設定しているから、冬場に、冷却
用熱交換器(7)のうち、外気側通路部分(第2空気通
路(14)側部分)が低温外気の流入によりフロストす
るのを確実に防止できる。
【0015】つまり、冷却温度検出手段(39)を内気
側の第1空気通路(13)に設置しているため、冬場
に、吸入モードとして内外気2層モードが設定される
と、冷却用熱交換器(7)のうち、外気側通路部分(第
2空気通路(14)側部分)が低温外気の流入により内
気側通路部分(第1空気通路(13)側部分)より温度
が低下して、フロストしやすくなるが、冷却温度検出手
段(39)の検出温度に対する設定温度を冬場には上記
のごとく高めに設定するため、冷却用熱交換器(7)の
うち、外気側通路部分(第2空気通路(14)側部分)
がフロスト温度まで低下せず、フロストを防止できる。
【0016】また、請求項2記載の発明では、上記請求
項1記載の発明とは異なり、冷却用熱交換器(7)の冷
却温度検出手段(39)を外気側の第2空気通路(1
4)側に設けており、そして、この検出手段設置場所の
変更に伴って、冷却温度検出手段(39)の検出温度に
対する設定温度(T1、T2)を外気温が低くなるに従
って低めに変更することを特徴としている。
【0017】このように、冬場に、設定温度(T1、T
2)を低めに設定することにより、冷却温度検出手段
(39)を冷却用熱交換器(7)の外気側に設置した場
合でも、冷却用熱交換器(7)の内気側の温度上昇を抑
制できるため、冬場に内気側の除湿能力を確保できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。 (第1実施形態)本実施形態では、ディーゼルエンジン
を搭載する車両の車室内空間を空調する空調ユニットに
おける各空調機器を、空調制御装置(以下、ECUとい
う)によって制御するように構成されている。
【0019】まず、図1を用いて上記空調ユニットの構
成を説明する。空調ユニット1は、図1上方が車両前方
(エンジン側)、図1下方が車両後方(車室内側)、お
よび図1左右方向が車両幅方向となるように、車両に搭
載されており、車室内に空調空気を導く空気通路をなす
空調ケース2を備える。この空調ケース2は、ポリプロ
ピレン等の樹脂材にて形成され、空気上流側から順に、
内外気切換箱3と、クーラユニット4と、ヒータユニッ
ト5とが結合されることで構成されている。なお、図1
中破線X、Yは、これらの結合部位を示す。
【0020】上記内外気切換箱3は、空調ケース2内に
少なくとも内気と外気の一方または両方を取り入れるた
めのものであり、その内部には、空気流を発生する送風
機6が配設されている。なお、この内外気切換箱3およ
び送風機6については、図3を用いて後述する。上記ク
ーラユニット4内には、送風空気を冷却する冷媒蒸発器
7が、空調ケース2内の空気通路全域に及ぶようにして
直交配設されている。この冷媒蒸発器7は冷凍サイクル
の冷媒の蒸発潜熱を空気から吸熱して空気を冷却する冷
却用熱交換器であって、冷凍サイクルには蒸発器7の他
に、自動車のエンジンの駆動力によって冷媒を圧縮する
圧縮機50と、この圧縮機50からの吐出冷媒を冷却
し、凝縮させる凝縮器51と、この凝縮器51で凝縮し
た冷媒の気液を分離し、液冷媒を溜める受液器52と、
この受液器52からの液冷媒を減圧膨張させる温度式膨
張弁(減圧手段)53が備えられている。
【0021】また、圧縮機50には自動車のエンジンの
駆動力の伝達を断続する電磁クラッチ54が備えられて
おり、この電磁クラッチ54への通電の断続により圧縮
機50の作動を断続できるようになっており、したがっ
て、本発明でいう「冷却媒体の流れを断続する断続手
段」は、本例では、圧縮機50と電磁クラッチ54とに
より構成されている。
【0022】また、上記ヒータユニット4内には、冷媒
蒸発器7を通過した冷風を再加熱するヒータコア8が配
設されている。このヒータコア8は自動車エンジンの冷
却水(温水)を熱源として空気を加熱する暖房用熱交換
器を構成する。また、図2に示すように、ヒータコア8
はその側方にバイパス通路9が形成されるようにして、
空調ケース2内に設けられており、上記冷風はこのバイ
パス通路9を通って、ヒータコア8をバイパスできるよ
うになっている。
【0023】そして、ヒータコア8の空気上流側には、
回転軸10が、空調ケース2に対して回転自在に設けら
れており、この回転軸10には、互いの板面が同一面と
なるようにして、板状のエアミックスドア(風量割合調
節手段)11、11が一体的に結合されている。また、
上記回転軸10には、エアミックスドア11、11の駆
動手段としてのサーボモータ40(図4参照)が連結さ
れている そして、このサーボモータ40によって回転軸10を回
転駆動することによって、エアミックスドア11、11
は、図2の実線位置から一点鎖線位置までの間で、2枚
とも一体となって回動する。つまり、このエアミックス
ドア11、11の回動位置を選択することによって、ヒ
ータコア8を通る冷風量とバイパス通路9(図2)を通
る冷風量との風量割合を調節して、車室内への吹出風温
度を調節することができるため、エアミックスドア1
1、11は温度調節手段として機能するものである。
【0024】内外気切換箱3とクーラユニット4とヒー
タユニット5とは、結合手段として例えば爪嵌合やネジ
部材によって脱着可能に相互に、結合されている。そし
て、クーラユニット4およびヒータユニット5内には、
図1に示すように、略垂直方向に延在する仕切り壁12
によって、第1空気通路13と第2空気通路14とが区
画形成されている。また、冷媒蒸発器7、ヒータコア8
および回転軸10は、この第1空気通路13と第2空気
通路14とにまたがって配設されている。
【0025】また、空調ケース2の最下流端には、フッ
ト開口部15、デフロスタ開口部16、およびフェイス
開口部17が形成されている。そして、上記フット開口
部15には、図示しないフットダクトが接続されてお
り、このフットダクト内に導入された空調風は、このフ
ットダクトの下流端に形成されたフット吹出口から、車
室内乗員の足元に向けて吹き出される。
【0026】また、上記デフロスタ開口部16には、図
示しないデフロスタダクトが接続されており、このデフ
ロスタダクト内に導入された空調風は、このデフロスタ
ダクトの下流端に形成されたデフロスタ吹出口から、車
両フロントガラスの内面に向けて吹き出される。また、
上記フェイス開口部17には、図示しないセンタフェイ
スダクトとサイドフェイスダクトとが接続されている。
このうち、上記センタフェイスダクト内に導入された空
調風は、このセンタフェイスダクトの下流端に形成され
たセンタフェイス吹出口から、車室内中央部位の乗員の
上半身に向けて吹き出され、上記サイドフェイスダクト
内に導入された空調風は、このサイドフェイスダクトの
下流端であるサイドフェイス吹出口から、車両サイドガ
ラスまたは車室内左右端部の乗員の上半身に向けて吹き
出される。
【0027】そして、上記各開口部15〜17の上流側
部位には、これら各開口部15〜17への空気流入を断
続するフットドア18、デフロスタドア19、およびフ
ェイスドア20が設けられている。なお、これらのドア
18〜20は、図示しないリンク機構にて連結されてお
り、このリンク機構は、その駆動手段としてのサーボモ
ータ41(図4参照)によって駆動される。つまり、こ
のサーボモータ41により上記リンク機構を動かすこと
によって、後述する各吹出モードが得られるように各ド
ア18〜20が動く。
【0028】また、上記サイドフェイスダクトへの空気
流入通路は、上記各ドア18〜20によっては開閉され
ない。但し、上記サイドフェイス吹出口付近には、乗員
の手動操作により開閉可能な吹出グリル(図示せず)が
設けられており、この吹出グリルによってサイドフェイ
ス吹出口からの空気吹出が開閉される。また、上記仕切
り壁12において、上記各開口部15〜17の上流側
で、かつヒータコア8の下流側部位には連通口21が形
成されており、この連通口21にて、第1空気通路13
と第2空気通路14とを連通し得るようになっている。
なお、この連通口21はフットドア18にて開閉され
る。
【0029】次に、上記内外気切換箱3および送風機6
の部分の具体的構成について、図3により説明する。な
お、図3は図1の矢印B方向から見た概略断面図であ
る。内外気切換箱3は、空調ケース2の空気最上流側を
構成する内外気ケース3aと、この内外気ケース3a内
に収納された上記送風機6とから構成されている。上記
送風機6は、内外気ケース3a内のほぼ中央に配設され
ており、第1ファン6a、第2ファン6b、およびこれ
らのファン6a、6bを回転駆動するブロワモータ6c
からなる。ここで、上記第1ファン6aと第2ファン6
bは一体的に形成された遠心式多翼ファンであり、第1
ファン6aの径よりも第2ファン6bの径の方が大き
い。
【0030】そして、これら第1ファン6aと第2ファ
ン6bは、その吸込側がベルマウス形状を呈するスクロ
ールケーシング部22、23にそれぞれ収納されてい
る。このスクロールケーシング部22、23の各終端部
(空気吹出側)は、それぞれ第1空気通路13と第2空
気通路14とに連通している。また、スクロールケーシ
ング部22と23は、共用の仕切り部24にて空気流路
が仕切られている。
【0031】一方、内外気ケース3aには、第1ファン
6aの吸込口25に対応して第1内気吸入口26が形成
されており、第2ファン6bの吸込口27に対応して、
第2内気吸入口28および外気吸入口29が形成されて
いる。そして、この内外気ケース3a内には、第1内気
吸入口26を開閉する第1吸入口開閉ドア30、および
第2内気吸入口28と外気吸入口29とを選択的に開閉
する第2吸入口開閉ドア31が設けられている。
【0032】なお、第2内気吸入口28に比べて第1内
気吸入口26の方が、吸込口25に近い位置に形成され
ている。また、第1吸入口開閉ドア30は、後述するよ
うに、エアミックスドア11、11が後述するマックス
ホット位置(最大暖房位置)にあるか否かに応じて位置
制御されるドアであり、上記第2吸入口開閉ドア31
は、後述するように、内外気モードに応じて位置制御さ
れるドアである。
【0033】そして、上記第1吸入口開閉ドア30およ
び第2吸入口開閉ドア31には、それぞれの駆動手段と
してのサーボモータ42、43(図4参照)が連結され
ており、これらのサーボモータ42、43によって、そ
れぞれ図中実線位置と一点鎖線位置との間で回動させら
れる。また、内外気ケース3aには、第2内気吸入口2
8または外気吸入口29と吸込口25とを連通する連通
通路32が形成されている。そして、上記第1吸入口開
閉ドア30は、第1内気吸入口26を全開したとき(図
3の実線位置)に、上記連通通路32を全閉し、第1内
気吸入口26を全閉したとき(図3の一点鎖線位置)
に、連通通路32を全開する。
【0034】内外気切換箱3を上記のように構成してあ
るため、第1、第2吸入口開閉ドア30、31の位置の
選択により、第1、第2空気通路13、14の両方に外
気を吸入する外気吸入モードと、第1、第2空気通路1
3、14の両方に内気を吸入する内気吸入モードと、第
1空気通路13に内気を、また第2空気通路14に外気
を吸入する内外気2層モードとを設定できる。
【0035】冷媒蒸発器7の空気吹出側のうち、本例で
は、内気側である第1空気通路13内に蒸発器吹出空気
温度を検出する蒸発器後温度センサ39が設けられてい
る。この温度センサ39はサーミスタ等の感温素子から
なり、後述するように、蒸発器フロスト防止のための温
度検出信号を発生するものである。次に、本実施形態の
制御系の構成について、図4を用いて説明する。
【0036】空調ユニット1の各空調機器を制御するE
CU33には、車室内前部の計器盤部に設けられた操作
パネル34上の各スイッチ(例えば車室内設定温度を乗
員が設定するための温度設定スイッチ等)からの各信号
が入力される。また、ECU33には、車室内空気温度
を検出する内気温センサ35、外気温度を検出する外気
温センサ36、車室内に照射される日射量を検出する日
射センサ37、ヒータコア8に流入するエンジン冷却水
温を検出する水温センサ38、および冷媒蒸発器7の冷
却温度、具体的には蒸発器を通過した直後の空気温度を
検出する蒸発器後温度センサ39からの各信号が入力さ
れる。
【0037】そして、ECU33の内部には、図示しな
いCPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコ
ンピュータが設けられており、ECU33は、自動車の
エンジンの図示しないイグニッションスイッチがオンさ
れたときに、図示しないバッテリーから電源が供給され
る。次に、本実施形態の上記マイクロコンピュータの制
御処理について、図5を用いて説明する。
【0038】まず、イグニッションスイッチがオンされ
てECU33に電源が供給されると、図5のルーチンが
起動され、ステップ100にて各イニシャライズおよび
初期設定を行い、次のステップ110にて、上記温度設
定スイッチにて設定された設定温度を入力する。そし
て、次のステップ120にて、上記各センサ35〜39
の値をA/D変換した信号を読み込む。
【0039】そして、次のステップ130にて、予めR
OMに記憶された下記数式1に基づいて、車室内への目
標吹出温度(TAO)を算出する。
【0040】
【数1】TAO=Kset ×Tset −Kr ×Tr −Kam×
Tam−Ks ×Ts +C なお、Tset は上記温度設定スイッチによる設定温度、
Tr は内気温センサ35の検出値、Tamは外気温センサ
36の検出値、およびTs は日射センサ37の検出値で
ある。また、Kset 、Kr 、Kam、およびKs はゲイ
ン、Cは補正用の定数である。
【0041】次に、ステップ140にて、予めROMに
記憶された図示しないマップから、上記TAOに対応す
るブロワ電圧(ブロワモータ6cに印加する電圧)を算
出する。そして、次のステップ150にて、予めROM
に記憶された図示しないマップから、上記TAOに対応
する吹出モードを決定する。ここで、この吹出モードの
決定においては、上記TAOが低い方から高い方にかけ
て、フェイスモード、バイレベルモード、フットモー
ド、およびフットデフモードとなるように決定される。
【0042】なお、上記フェイスモードとは、フットド
ア18を図1の一点鎖線位置、デフロスタドア19を実
線位置、フェイスドア20を一点鎖線位置として、空調
風を車室内乗員の上半身に向けて吹き出すモードであ
る。また、バイレベルモードとは、フットドア18、デ
フロスタドア19を実線位置、フェイスドア20を一点
鎖線位置として、空調風を乗員の上半身と足元の両方に
向けて吹き出すモードである。
【0043】また、フットモードとは、フットドア1
8、フェイスドア20を実線位置とし、デフロスタドア
19を、デフロスタ開口部16を若干量開く位置とし
て、空調風の約8割を乗員の足元に向けて吹き出し、約
2割をフロントガラス内面に向けて吹き出すモードであ
る。また、フットデフモードとは、フットドア18を実
線位置、デフロスタドア19を一点鎖線位置、フェイス
ドア20を実線位置として、空調風を乗員の足元とフロ
ントガラス内面とに、同量ずつ吹き出すモードである。
【0044】なお、本実施形態では、上記操作パネル3
4上に設けられた図示しないデフロスタスイッチを操作
すると、フットドア18、デフロスタドア19を一点鎖
線位置、フェイスドア20を実線位置として、空調風を
フロントガラス内面に向けて吹き出すデフロスタモード
が強制的に設定される。また、いずれの吹出モードにお
いても、上記サイドフェイス吹出口は常に空気を吹出可
能になっているが、前述の吹出グリルにて開閉可能であ
る。
【0045】そして、ステップ160では、エアミック
スドア11の目標開度(SW)を、予めROMに記憶さ
れた下記数式2に基づいて算出する。
【0046】
【数2】 SW=((TAO−Te )/(Tw −Te ))×100 (%) なお、Te は蒸発器後温度センサ39の検出値で、Tw
は水温センサ38の検出値である。SW≦0(%)とし
て算出されたときは、エアミックスドア11は、冷媒蒸
発器7からの冷風の全てをバイパス通路9(図2)へ通
す位置に制御される。また、SW≧100(%)として
算出されたときは、エアミックスドア11は、上記冷風
の全てをヒータコア8へ通す位置に制御される。そし
て、0(%)<SW<100(%)として算出されたと
きは、上記冷風をヒータコア8およびバイパス通路9の
両方へ通す位置に制御される。
【0047】そして、次のステップ170に移ると、内
外気吸入モード(第1吸入口開閉ドア30および第2吸
入口開閉ドア31の位置)が決定される。具体的には、
車室内への目標吹出温度(TAO)が所定値以下のとき
は、内気吸入モードとする。そして、TAOが所定値以
上のときは、外気吸入モードと内外気2層モードのいず
れかを選択する。
【0048】すなわち、TAOが所定値以上で、フット
モードまたはフットデフモードであって、かつエアミッ
クスドア11が最大暖房位置(すなわち、ステップ16
0にて算出した目標開度SWが100(%)以上であ
り、冷風の全てをヒータコア8へ通す位置)に制御され
る条件にあるときは、内外気2層モードを選択する。こ
れに対し、TAOが所定値以上であっても、吹出モード
が他のモードであるか、エアミックスドア11が最大暖
房位置にないときは、外気吸入モードを選択する。
【0049】次のステップ180に移行すると、圧縮機
50のオン、オフが決定される。具体的には、図6に示
すように、ステップ180aにて、外気温センサ36の
検出値Tamに基づいて、圧縮機50のオン、オフのため
の設定温度T1、T2を決定する。ここで、設定温度は
後述のステップ180bに示すヒステリシス差を持つ2
つの温度T1、T2を設定して圧縮機50の頻繁なオ
ン、オフ(ハンチング現象)を防止するようになってい
る。
【0050】ステップ180aにおいては、外気温Tam
の低い冬期では、設定温度T1、T2を高めの領域C
(例えば、T1=5°C、T2=6°C)に設定し、春
秋の中間期では、設定温度T1、T2を中間領域B(例
えば、T1=3°C、T2=4°C)に設定し、外気温
Tamの高い夏期では、設定温度T1、T2を低めの領域
A(例えば、T1=2°C、T2=3°C)に設定す
る。
【0051】そして、次のステップ180bに移行する
と、上記ステップ180aにて設定された設定温度T
1、T2と、蒸発器後温度センサ39の検出値Te とを
比較して、蒸発器後温度センサ39の検出値Te が設定
温度T1より低下すると圧縮機50をオフとし、検出値
Te が設定温度T2より上昇すると圧縮機50をオンと
するように決定する。
【0052】次に、図5のステップ190の処理に移
り、上記各ステップ140〜180にて算出または決定
した各モードが得られるように、各モータ6c、40〜
43、および圧縮機50の電磁クラッチ54に対して制
御信号を出力する。そして、次のステップ200にて、
制御サイクル時間であるτの経過を待ってステップ11
0に戻る。
【0053】上記作動説明から理解されるように、本発
明の設定温度決定手段は、上記実施形態では、ステップ
180aにて構成され、また、圧縮機50を断続制御す
る断続制御手段は、ステップ180bとステップ190
にて構成されている。ところで、本実施形態によると、
圧縮機50の作動を、蒸発器吹出空気温度Teが設定温
度T1、T2に維持されるようにオン、オフさせて、蒸
発器7のフロスト防止の制御を行っているが、その際、
設定温度T1、T2を図6のステップ180aに示すよ
うに外気温Tamが低くなるに従って高めに設定してい
るから、冬場に、蒸発器7のうち、外気側通路部分(第
2空気通路14側部分)が低温外気の流入によりフロス
トするのを確実に防止できる。
【0054】つまり、蒸発器後温度センサ39が内気側
の第1空気通路13に設置されているため、冬場に、吸
入モードとして内外気2層モードが設定されると、蒸発
器7のうち、外気側通路部分(第2空気通路14側部
分)が低温外気の流入により内気側通路部分(第1空気
通路13側部分)より温度が低下して(図9参照)、フ
ロストしやすくなるが、蒸発器後温度センサ39の検出
温度Teに対する設定温度T1、T2を冬場には上記の
ごとく高め(例えば、T1=5°C、T2=6°C)に
設定するため、蒸発器7のうち、外気側通路部分(第2
空気通路14側部分)がフロスト温度まで低下せず、フ
ロストを防止できる。
【0055】図9は冷房用蒸発器7の外気側部分の吹出
空気温度が外気温度の低下とともに低下することを示す
実験データであり、この実験データは、蒸発器後温度セ
ンサ39を内気側に設置するとともに、設定温度T1=
3°C、設定温度T2=4°Cに固定して、圧縮機をオ
ン、オフ制御した場合における、蒸発器後吹出空気温度
の内気側と外気側の平均値を求めたものである。
【0056】一方、夏場には、蒸発器後温度センサ39
の検出温度Teに対する設定温度T1、T2を夏場には
低め(例えば、T1=2°C、T2=3°C)に設定す
るため、蒸発器7による冷却能力を十分に発揮できる。 (第2実施形態)次に、第2実施形態は、上記第1実施
形態に対して、蒸発器後温度センサ39を蒸発器7の外
気側(第2空気通路14側)に設置するとともに、図6
のステップ180aの処理を変更したものであり、他の
点は第1実施形態と同じである。
【0057】前述の図8(c)(d)に説明したよう
に、蒸発器後温度センサ39を蒸発器7の外気側(第2
空気通路14側)に設置した場合は、冬場に内気側(第
1空気通路13側)の蒸発器吹出空気温度が上昇して除
湿能力の低下を招く。そこで、第2実施形態では図7の
ステップ180a′に示すように、外気温Tamの低い冬
場では、設定温度T1、T2を低めの領域A(例えば、
T1=2°C、T2=3°C)に設定し、春秋の中間期
では、設定温度T1、T2を中間領域B(例えば、T1
=3°C、T2=4°C)に設定し、外気温Tamの高い
夏場では、設定温度T1、T2を高めの領域C(例え
ば、T1=5°C、T2=6°C)に設定する。
【0058】上記のように、冬場に、設定温度T1、T
2を低めの領域Aに設定することにより、蒸発器後温度
センサ39を蒸発器7の外気側に設置した場合でも、蒸
発器7の内気側の温度上昇を抑制できるため、内気側の
除湿能力を確保できる。 (他の実施形態)なお、上記した第1、第2実施形態で
は、いずれも、設定温度T1、T2を外気温Tamに応じ
て冬期、中間期、夏期の3段階に変更するようにしてい
るが、設定温度T1、T2を冬期、夏期の2段階に変更
するようにしてよい。
【0059】また、設定温度T1、T2を外気温Tamに
応じて段階的に変更するものに限定されるものではな
く、設定温度T1、T2を外気温Tamに応じて連続的
(リニア)に変更してもよい。また、上記した設定温度
T1、T2の外気温Tamによる変更を、内外気2層の吸
入モードのときのみ行うようにしてもよい。
【0060】また、空調装置の温度調整、吸入モードの
設定、吹出モードの設定等をすべて乗員の手動操作に基
づいて行うものに対しても、本発明は同様に実施でき
る。また、上記実施形態では、外気温に応じた信号を発
生する信号発生手段として、外気温センサ36を用いて
いるが、外気温センサ36に限らず、外気温に応じた信
号を発生するものであれば何でも使用でき、例えば、前
述したエアミックスドア11の開度信号、必要吹出空気
温度TAOの信号、マイクロコンピータ内蔵のカレンダ
ー信号等を外気温に応じた信号として使用することもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の空調ユニット通風系の
概略断面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図1の矢印B方向から見た概略断面図である。
【図4】上記第1実施形態の制御系の電気ブロック図で
ある。
【図5】上記第1実施形態のマイクロコンピュータによ
る制御処理を示すフローチャートである。
【図6】図5のステップ180における具体的処理例を
示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態におけるステップ180
の具体的処理例を示すフローチャートである。
【図8】従来の空調ユニットにおける問題点を説明する
ための通風系要部の断面図である。
【図9】従来技術の問題点を示す実験データのグラフで
ある。
【符号の説明】
2…空調ケース、3…内外気切換箱、6…送風機(送風
手段)、7…蒸発器(冷却用熱交換器)、8…ヒータコ
ア(暖房用熱交換器)、12…仕切り壁(仕切り部
材)、13…第1空気通路、14…第2空気通路、15
…フット開口部、16…デフロスタ開口部、17…フェ
イス開口部、26…第1内気吸入口、28…第2内気吸
入口、29…外気吸入口、36…外気温センサ、39…
蒸発器後温度センサ(冷却温度検出手段)、50…圧縮
機(断続手段)、54…電磁クラッチ(断続手段)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に内気吸入口(26)および外気
    吸入口(29)が形成され、他端側に、少なくとも、車
    室内乗員足元への吹出空気が流出するフット開口部(1
    5)、および車両窓ガラス内面への吹出空気が流出する
    デフロスタ開口部(16)が形成された空調ケース
    (2)と、 この空調ケース(2)内に、前記内気吸入口(26)か
    ら前記フット開口部(15)に至る第1空気通路(1
    3)と、前記外気吸入口(29)から前記デフロスタ開
    口部(16)に至る第2空気通路(14)とを区画形成
    する仕切り部材(12)と、 前記第1および第2空気通路(13、14)内に、前記
    一端側から前記他端側に向けて空気流を発生する送風手
    段(6)と、 前記第1および第2空気通路(13、14)内に設けら
    れ、これらの空気通路内(13、14)の空気を冷却す
    る冷却用熱交換器(7)と、 前記第1および第2空気通路(13、14)内において
    前記冷却用熱交換器(7)の空気下流側に設けられ、こ
    れらの空気通路内(13、14)の空気を加熱する暖房
    用熱交換器(8)と、 前記第1空気通路(13)側に設けられ、前記冷却用熱
    交換器(7)の冷却温度を検出する冷却温度検出手段
    (39)と、 前記冷却用熱交換器(7)への冷却媒体の流れを断続す
    る断続手段(50、54)と、 前記冷却温度検出手段(39)により検出された冷却温
    度と、予め設定された設定温度とを比較して、前記断続
    手段(50、54)を断続作動させることにより、前記
    冷却用熱交換器(7)のフロストを防止する断続制御手
    段(180b、190)とを備え、 前記設定温度を外気温が低くなるに従って高めに変更す
    ることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 一端側に内気吸入口(26)および外気
    吸入口(29)が形成され、他端側に、少なくとも、車
    室内乗員の足元への吹出空気が流出するフット開口部
    (15)、および車両窓ガラス内面への吹出空気が流出
    するデフロスタ開口部(16)が形成された空調ケース
    (2)と、 この空調ケース(2)内に、前記内気吸入口(26)か
    ら前記フット開口部(15)に至る第1空気通路(1
    3)と、前記外気吸入口(29)から前記デフロスタ開
    口部(16)に至る第2空気通路(14)とを区画形成
    する仕切り部材(12)と、 前記第1および第2空気通路(13、14)内に、前記
    一端側から前記他端側に向けて空気流を発生する送風手
    段(6)と、 前記第1および第2空気通路(13、14)内に設けら
    れ、これらの空気通路内(13、14)の空気を冷却す
    る冷却用熱交換器(7)と、 前記第1および第2空気通路(13、14)内において
    前記冷却用熱交換器(7)の空気下流側に設けられ、こ
    れらの空気通路内(13、14)の空気を加熱する暖房
    用熱交換器(8)と、 前記第2空気通路(14)側に設けられ、前記冷却用熱
    交換器(7)の冷却温度を検出する冷却温度検出手段
    (39)と、 前記冷却用熱交換器(7)への冷却媒体の流れを断続す
    る断続手段(50、54)と、 前記冷却温度検出手段(39)により検出された冷却温
    度と、予め設定された設定温度とを比較して、前記断続
    手段(50、54)を断続作動させることにより、前記
    冷却用熱交換器(7)のフロストを防止する断続制御手
    段(180b、190)とを備え、 前記設定温度を外気温が低くなるに従って低めに変更す
    ることを特徴とする車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 外気温に応じた信号を発生する信号発生
    手段(36)と、 この信号発生手段(36)の信号が入力され、前記設定
    温度を外気温に応じて変更する設定温度決定手段(18
    0a、180a′)とを備え、 この設定温度決定手段(180a、180a′)は、外
    気温に応じて前記設定温度を2段階以上にわたって段階
    的に変更するものであることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記空調ケース(2)の他端側には、車
    室内乗員の上半身への吹出空気が流出するフェイス開口
    部(17)が備えられており、 このフェイス開口部(17)は、前記デフロスタ開口部
    (16)とともに前記第2空気通路(14)の下流端に
    連通していることを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れか1つに記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記第1空気通路(13)に内気を吸入
    し、前記第2空気通路(14)に外気を吸入する内外気
    2層モードと、 前記第1空気通路(13)と前記第2空気通路(14)
    の両方に外気を吸入する外気モードと、 前記第1空気通路(13)と前記第2空気通路(14)
    の両方に内気を吸入する内気モードとを設定可能な内外
    気切換箱(3)を備えることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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