JP3758269B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷却用熱交換器、加熱用熱交換器や吹出温度調節手段を収容した空調ケースの内部を、車室内空気が導入される第1空気通路と車室外空気が導入される第2空気通路とを区画形成する仕切り部材を備えた車両用空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記のような車両用空気調和装置の従来技術として、特開平5−124426号公報に開示された技術がある。この従来の技術の構成を簡単に説明すると、車両用空気調和装置は、空調ケースの一端側に内気吸込口および外気吸込口が開口し、空調ケースの他端側にフット吹出口、デフロスタ吹出口およびフェイス吹出口が開口している。そして、空調ケースの内部は、仕切り板によって、内気吸込口から吸い込んだ車室内空気をフット吹出口に導くための第1空気通路と外気吸込口から吸い込んだ車室外空気をデフロスタ吹出口およびフェイス吹出口に導くための第2空気通路とに区画形成されている。
【0003】
そして、空調ケース内には、車室内に向かう空気流を発生させる送風機、通過する空気を冷却する冷却用熱交換器、通過する空気を加熱する加熱用熱交換器が空気の流れ方向に順番に設けられている。さらに、これらのうち加熱用熱交換器には、加熱用熱交換器を通過する空気量と加熱用熱交換器を迂回する空気量とを調節して車室内に吹き出す空気の吹出温度を調節するエアミックスドアが第1空気通路と第2空気通路とにそれぞれ設けられている。
【0004】
上記のような従来の技術は、吹出口モードとしてフットデフ(F/D)モードが選択されると、第1空気通路内に車室内空気を導入し、第2空気通路内に車室外空気を導入する内外気2層モードに制御される。このようにすることによって、既に温められている高温の内気を加熱用熱交換器で再加熱してフット吹出口から乗員の足元部に向けて吹き出して車室内を暖房することにより暖房性能を向上させ、さらに低湿度の外気をデフロスタ吹出口からフロント窓ガラスの内面に向けて吹き出すことによりフロント窓ガラスの防曇性能を向上させている。
【0005】
また、一般に、車両用空気調和装置の各空調手段を制御する空調制御装置には、車室内の空気温度を所望の温度に設定する温度設定手段と、車室内の空気温度を検出する内気温検出手段と、車室外の空気温度を検出する外気温検出手段と、車室内に照射される日射量を検出する日射検出手段と、加熱用熱交換器内に流入する熱媒体の温度を検出する熱媒体温度検出手段と、冷却用熱交換器の空気冷却度合を検出する冷却度合検出手段とからの信号が入力される。そして、空調制御装置は、これらの各手段より入力される設定温度、内気温度、外気温度および日射量から車室内に吹き出す空気の目標吹出温度(TAO)を算出し、さらにTAO、熱媒体温度および空気冷却度合からエアミックスドアの目標ドア開度を算出して、車室内の温度が設定温度となるように制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような従来の車両用空気調和装置において、吹出口モードがF/Dモードの時、吸込口モードを内外気2層モードにして車室内の暖房とフロント窓ガラスの防曇を行っている時に、車両の乗員が車室内の温度(内気温度)を上げたい場合には、温度設定手段を操作する。すると、内気温度が設定温度よりも低温となるが、外気温度が内気温度よりも高温の場合には、吸込口モードを内外気2層モードに維持すると、低温の車室内空気が空調ケース内に導入されるので換気負荷が大きく、しかも内気温度が設定温度に近づくのが遅い。つまり車室内の温度が早く上がらないという問題点があった。
【0007】
また、吹出口モードがF/Dモードで、且つ吸込口モードが内外気2層モードの時に、車両の乗員が車室内の温度(内気温度)を下げたい場合には、同様に温度設定手段を操作する。すると、内気温度が設定温度よりも高温となるが、外気温度が内気温度よりも低温の場合には、吸込口モードを内外気2層モードに維持すると、高温の車室内空気が空調ケース内に導入されるので換気負荷が大きく、しかも内気温度が設定温度に近づくのが遅い。つまり車室内の温度が早く下がらないという問題点があった。
【0008】
【発明の目的】
本発明の目的は、車両の乗員が車室内の温度を下げたい時に、車室内の温度を早く下げることのできる車両用空気調和装置を提供することにある。また、車両の乗員が車室内の温度を上げたい時に、車室内の温度を早く上げることのできる車両用空気調和装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、内気温度が設定温度以上の時、つまり車両の乗員が車室内の温度を下げたい時に、外気温度が所定温度以上の高温の場合には、吸込口モードが内外気2層モードとなるように吸込口切替手段が制御される。それによって、比較的に低温の車室内空気を第1空気通路に導入して、空調用熱交換器にて加熱または冷却することにより、内気温度が設定温度に近づくのが早くなるので車室内の温度を早く下げることができる。
【0010】
また、内気温度が設定温度以上の時、つまり車両の乗員が車室内の温度を下げたい時に、外気温度が所定温度より低温の場合には、吸込口モードが外気導入モードとなるように吸込口切替手段が制御される。それによって、比較的に低温の車室外空気を第1空気通路内および第2空気通路内に導入して、空調用熱交換器にて加熱または冷却することにより、内気温度が設定温度に近づくのが早くなるので車室内の温度を早く下げることができる。そして、吸込口モードが内外気2層モードの時よりも換気負荷の増大を抑えることができる。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、車両の乗員が車室内の温度を下げたい時に、外気温度が内気温度以上の高温の場合には、吸込口モードが内外気2層モードとなるように吸込口切替手段が制御される。また、車両の乗員が車室内の温度を下げたい時に、外気温度が内気温度より低温の場合には、吸込口モードが外気導入モードとなるように吸込口切替手段が制御される。それによって、請求項1と同様な効果が得られる。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、車両の乗員が車室内の温度を下げたい時に、外気温度が第1所定温度以上の高温で、且つ外気温度が第2所定温度以上の高温の場合には、吸込口モードが半内気導入モードとなるように吸込口切替手段が制御される。それによって、第1空気通路内に導入される空気の温度と第2空気通路内に導入される空気の温度とが近づくことにより、空調用熱交換器の空調性能の低下を回避できる。
【0013】
請求項4に記載の発明によれば、内気温度が設定温度以下の時、つまり車両の乗員が車室内の温度を上げたい時に、外気温度が所定温度以下の低温の場合には、吸込口モードが内外気2層モードとなるように吸込口切替手段が制御される。それによって、比較的に高温の車室外空気を第1空気通路内および第2空気通路内に導入して、空調用熱交換器にて加熱または冷却することにより、内気温度が設定温度に近づくのが早くなるので車室内の温度を早く上げることができる。そして、吸込口モードが内外気2層モードの時よりも換気負荷の増大を抑えることができる。
【0014】
また、内気温度が設定温度以下の時、つまり車両の乗員が車室内の温度を上げたい時に、外気温度が所定温度より高温の場合には、吸込口モードが外気導入モードとなるように吸込口切替手段が制御される。それによって、比較的に高温の車室外空気を第1空気通路内および第2空気通路内に導入して、空調用熱交換器にて加熱または冷却することにより、内気温度が設定温度に近づくのが早くなるので車室内の温度を早く上げることができる。そして、吸込口モードが内外気2層モードの時よりも換気負荷の増大を抑えることができる。
【0015】
請求項5に記載の発明によれば、車両の乗員が車室内の温度を上げたい時に、外気温度が内気温度以下の低温の場合には、吸込口モードが内外気2層モードとなるように吸込口切替手段が制御される。外気温度が内気温度より高温の場合には、吸込口モードが外気導入モードとなるように吸込口切替手段が制御される。それによって、請求項4と同様な効果が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態の構成〕
図1ないし図9は本発明の第1実施形態を示したもので、図1は車両用空気調和装置の通風系の全体構成を示した図である。
【0017】
本実施形態の車両用空気調和装置は、例えばディーゼルエンジン(以下エンジンと略す)を搭載する車両の車室内を空調する空調ユニット1の各空調手段を、空調制御装置(以下ECUと言う)9によって制御することにより、車室内の温度を常に設定温度に保つよう自動コントロールするように構成されたオートエアコンである。
【0018】
先ず、空調ユニット1の構成を図1に基づいて説明する。
空調ユニット1は、図示上方が車両前方(エンジン側)、図示下方が車両後方(車室内側)、および図示左右方向が車両幅方向となるように、車両に搭載されており、車室内に空調空気を導く空気通路を成す空調ケース2を備える。この空調ケース2は、ポリプロピレン等の樹脂材料にて形成され、空気上流側から順に、吸込口切替手段と送風機8とクーラユニットとヒータユニットとが結合されることで構成されている。なお、図1中破線X、Yはこれらの結合部位を示す。なお、吸込口切替手段および送風機8については後述する。
【0019】
クーラユニット内には、車両に搭載された冷凍サイクル10の一構成を成すエバポレータ(冷媒蒸発器)15が設けられている。冷凍サイクル10は、自動車のエンジンの駆動力によって冷媒を圧縮するコンプレッサ(冷媒圧縮機)11と、圧縮された冷媒を凝縮液化させるコンデンサ(冷媒凝縮器)12と、凝縮液化された冷媒を気液分離して液冷媒のみを下流に流すレシーバ(気液分離器)13と、液冷媒を減圧膨張させるエキスパンションバルブ(膨張弁、減圧手段)14と、減圧膨張された冷媒を蒸発させる上記のエバポレータ15とから構成される。このエバポレータ15は、本発明の空調用熱交換器に相当する部品であって、後記する仕切り板20を貫通して空調ケース2の内部を全面塞ぐようにして配設され、自身を通過する空気を冷却する空気冷却作用および自身を通過する空気を除湿する空気除湿作用を行う冷却用熱交換器である。つまり、エバポレータ15は、後記する第1空気通路18内を流れる空気を冷却する第1冷却部と後記する第2空気通路19内を流れる空気を冷却する第2冷却部とから構成されている。
【0020】
また、コンプレッサ11には、エンジンからコンプレッサ11への回転動力の伝達を断続する電磁クラッチ16が連結されている。この電磁クラッチ16が通電された時に、エンジンの回転動力がコンプレッサ11に伝達されて、エバポレータ15による空気冷却作用が行われ、電磁クラッチ16の通電が停止した時に、エンジンとコンプレッサ11とが遮断され、エバポレータ15による空気冷却作用が停止される。
【0021】
ヒータユニット内には、エバポレータ15を通過した冷風を再加熱するヒータコア17が設けられている。このヒータコア17は、本発明の空調用熱交換器に相当する部品であって、図2および図3に示したように、冷風がヒータコア17を迂回するバイパス通路18a、19aを形成するように配設されており、内部にエンジンを冷却した冷却水が流れ、この冷却水を暖房用熱源として冷風を再加熱する加熱用熱交換器である。また、ヒータコア17は、後記する仕切り板20を貫通して空調ケース2内において空調ケース2の幅方向または高さ方向を部分的に塞ぐように配設されており、後記する第1空気通路18内を流れる空気を加熱する第1加熱部と後記する第2空気通路19内を流れる空気を加熱する第2加熱部とから構成されている。
【0022】
ヒータコア17の空気上流側には、回転軸3a、4aが空調ケース2に対して回転自在に設けられている。そして、回転軸3a、4aには、板状の第1、第2エアミックスドア3、4が一体的に結合されている。また、回転軸3a、4aには、その駆動手段としてのサーボモータ39、40(図5参照)が連結されている。そして、サーボモータ39、40によって回転軸3a、4aが回転させられることによって、第1、第2エアミックスドア3、4は、図2および図3の実線位置から一点鎖線位置までの間で、2枚とも一体となって回動する。つまり、第1、第2エアミックスドア3、4は、その停止位置によって、ヒータコア17を通過する冷風量と第1、第2バイパス通路18a、19aを通過する温風量との割合を調節して、車室内へ吹き出す空気の吹出温度を調節する吹出温度調節手段として機能する。
【0023】
クーラユニットとヒータユニットとは、結合手段として例えば爪嵌合やねじ部材によって結合されている。そして、クーラユニットとヒータユニット内には、図1に示したように、略垂直方向に延在する仕切り板20によって、主に内気が流れる第1空気通路(内気通路)18と主に外気が流れる第2空気通路(外気通路)19とが区画形成されている。そして、エバポレータ15、ヒータコア17および回転軸3a、4aは、第1空気通路18と第2空気通路19とにまたがって配設されている。
【0024】
第1空気通路18は、後記する第1内気吸込口5aから吸い込まれた車室内空気(以下内気と言う)を、フット(FOOT)開口部2aを経てフット吹出口より車室内に吹き出す通風路である。第2空気通路19は、後記する外気吸込口5cから吸い込まれた車室外空気(以下外気と言う)を、デフロスタ(DEF)開口部2bとフェイス(FACE)開口部2cを経てデフロスタ吹出口、センタフェイス吹出口、サイドフェイス吹出口より車室内に吹き出す通風路である。
【0025】
仕切り板20は、本発明の仕切り部材に相当する部品で、空調ケース2の最下流よりやや上流側で且つヒータコア17の下流側の部位にて途切れており、この途切れた部分にて、第1空気通路18と第2空気通路19とを連通する連通孔20aが形成されている。なお、連通孔20aは後記するフットドアにて開閉される。
【0026】
そして、空調ケース2の最下流端には、FOOT開口部2a、DEF開口部2bおよびFACE開口部2cが形成されている。そして、FOOT開口部2aには、フットダクト(図示せず)が接続されており、このフットダクトの最下流端であるフット吹出口(本発明の第1吹出口に相当する)から乗員の足元部に向けて主に温風が吹き出される。また、DEF開口部2bには、デフロスタダクト(図示せず)が接続されており、このデフロスタダクトの最下流端であるデフロスタ吹出口(本発明の第2吹出口に相当する)からフロントシールドガラスの内面に向けて主に温風が吹き出される。さらに、FACE開口部2cには、センタフェイスダクトとサイドフェイスダクト(いずれも図示せず)が接続されている。このうち、センタフェイスダクト内に導入された空調風は、センタフェイスダクトの最下流端であるセンタフェイス吹出口から乗員の頭胸部に向けて吹き出される。さらに、サイドフェイスダクト内に導入された空調風は、サイドフェイスダクトの最下流端であるサイドフェイス吹出口からサイドシールドガラスの内面に向けて吹き出される。
【0027】
そして、各開口部2a〜2cの上流側の部位には、フットドア21、デフロスタドア22およびフェイスドア23が設けられている。フットドア21はフットダクトへの空気流入通路を開閉する吹出口切替ドアであり、デフロスタドア22はデフロスタダクトへの空気流入通路を開閉する吹出口切替ドアであり、フェイスドア23はセンタフェイスダクトへの空気流入通路への空気流入通路を開閉する吹出口切替ドアである。
【0028】
なお、これらのドア21〜23は、図示しないリンク機構にて連結されており、そのリンク機構は、その駆動手段としてのサーボモータ41(図5参照)によって駆動される。つまり、サーボモータ41がリンク機構を動かすことによって、後述する各吹出口モードが得られるように各ドア21〜23が動く。また、サイドフェイスダクトへの空気流入通路は、各ドア21〜23によっては開閉されない。サイドフェイス吹出口付近には、乗員が手動でサイドフェイス吹出口を開閉する図示しない吹出グリルが設けられており、サイドフェイスダクトへの空気流入通路はその吹出グリルによって開閉される。
【0029】
次に、吸込口切替手段および送風機8の構成を図4に基づいて説明する。ここで、図4は図1の矢印C方向から見た概略透視図である。
吸込口切替手段は、図4に示したように、空調ケース2内に少なくとも内気と外気の一方または両方を取り入れるためのものであり、空調ケース2の空気最上流を構成する吸込口切替箱(内外気切替箱)5と、この吸込口切替箱5内に回動自在に取り付けられた第1、第2吸込口切替ドア6、7とから構成されている。吸込口切替箱5の内部には、車室内に向かう空気流を発生する送風機8が配設されている。吸込口切替箱5には、送風機8の第1吸込口8aに対応して第1内気吸込口5aが形成されており、送風機8の第2吸込口8bに対応して第2内気吸込口5bおよび外気吸込口5cが形成されている。
【0030】
第1吸込口切替ドア6は第1内気吸込口5aを開閉する内外気切替ドアで、第2吸込口切替ドア7は第2内気吸込口5bおよび外気吸込口5cを開閉する内外気切替ドアである。そして、第1、第2吸込口切替ドア6、7には、それぞれの駆動手段としてのサーボモータ42、43(図5参照)が連結されており、これらのサーボモータ42、43によってそれぞれ図中実線位置と一点鎖線位置との間で回動させられる。また、吸込口切替箱5には、第2内気吸込口5bまたは外気吸込口5cと第1吸込口8aとを連通する連通路30が形成されている。そして、第1吸込口切替ドア6は、第1内気吸込口5aを全開したとき(図4の実線位置)に連通路30を全閉し、第1内気吸込口5aを全閉したとき(図4の一点鎖線位置)に連通路30を全開する。
【0031】
送風機8は、本発明の送風手段に相当する部品で、吸込口切替箱5内のほぼ中央に配設されている。そして、送風機8は、第1ファン31、第2ファン32、およびこれらの第1、第2ファン31、32を回転駆動するブロワモータ33からなる。ここで、第1、第2ファン31、32は一体的に形成されており、第1ファン31の径よりも第2ファン32の径の方が大きい。そして、これらの第1、第2ファン31、32は、その空気吸込側がベルマウス形状を呈する第1、第2スクロールケーシング部34、35にそれぞれ収納されている。これらの第1、第2スクロールケーシング部34、35の各終端部(空気吹出側)は、それぞれ第1、第2空気通路18、19に連通している。また、第1、第2スクロールケーシング部34、35は仕切り部36を共用している。
【0032】
次に、本実施形態の制御系の構成を図5に基づいて説明する。ここで、図5は車両用空気調和装置の制御系を示したブロック図である。
空調ユニット1の各空調手段を制御するECU(本発明の空調制御手段に相当する)9には、車室内前面に設けられた操作パネル37上の各スイッチからのスイッチ信号が入力される。ここで、操作パネル37上の各スイッチとは、例えば冷凍サイクル10の起動および停止を指令するためのエアコンスイッチ38、車室内設定温度を乗員が設定するための温度設定スイッチ50、吸込口モードを切り替えるための吸込口切替スイッチ、吹出口モードを切り替えるための吹出口切替スイッチ、第1、第2ファン31、32の風量を切り替えるための風量切替スイッチ、各空調手段のオート制御を指令するためのオートスイッチ等である。
【0033】
なお、オート制御中であっても、エアコンスイッチ38、吸込口切替スイッチ、吹出口切替スイッチおよび風量切替スイッチからのスイッチ信号を優先して各空調手段を制御する。また、吸込口切替スイッチには、外気導入モードに固定するための外気導入スイッチ、および内気循環モードに固定するための内気循環スイッチがある。さらに、吹出口切替スイッチには、フェイス(FACE)モードに固定するためのフェイススイッチ、バイレベル(B/L)モードに固定するためのバイレベルスイッチ、フット(FOOT)モードに固定するためのフットスイッチ、フットデフ(F/D)モードに固定するためのフットデフスイッチ、およびデフロスタ(DEF)モードに固定するためのフェイススイッチがある。
【0034】
また、ECU9には、車室内の温度を検出する内気温センサ51、車室外の温度を検出する外気温センサ52、車室内に照射される日射量を検出する日射センサ(日射検出手段)53、ヒータコア17に流入する冷却水温(熱媒体温度)を検出する水温センサ(熱媒体温度検出手段)54、およびエバポレータ15の空気冷却度合を検出するエバ後温度センサ(冷却度合検出手段)55からの各センサ信号が入力される。
【0035】
このうち、内気温センサ51は、本発明の内気温検出手段に相当する部品で、車室内の空気温度(以下内気温度と言う)を検出するサーミスタ等の温度検出手段である。また、外気温センサ52は、本発明の外気温検出手段に相当する部品で、車室外の空気温度(以下外気温度と言う)を検出するサーミスタ等の温度検出手段である。さらに、エバ後温度センサ55は、第1空気通路18側のエバポレータ15の下流直後に設けられ、エバポレータ15を通過した直後の空気温度(エバ後温度、冷風温度)を検出するサーミスタ等の温度検出手段である。
【0036】
そして、ECU9の内部には、図示しないCPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータが設けられ、上記各センサ51〜55からの信号は、ECU9内の図示しない入力回路によってA/D変換された後、マイクロコンピュータに入力されるように構成されている。なお、ECU9は、自動車のエンジンの図示しないイグニッションスイッチがオンされたときに、図示しないバッテリーから電源が供給される。
【0037】
次に、本実施形態のマイクロコンピュータの制御処理を図6ないし図9に基づいて説明する。ここで、図6はマイクロコンピュータによる制御処理を示したフローチャートである。
【0038】
先ず、イグニッションスイッチがON(オン)されてECU9に電源が供給されると、図6のルーチンが起動され、各イニシャライズおよび初期設定を行う(ステップS1)。続いて、温度設定スイッチ50にて設定された設定温度を読み込む(ステップS2)。続いて、内気温センサ51、外気温センサ52、日射センサ53、水温センサ54およびエバ後温度センサ55からの各センサ信号をA/D変換した信号を読み込む(ステップS3)。
【0039】
続いて、予めROMに記憶された下記の数1の式に基づいて車室内に吹き出す空気の目標吹出温度(TAO)を算出する(ステップS4)。
【数1】
TAO=Kset×Tset−Kr×Tr−Kam×Tam−Ks×Ts+Cなお、Tsetは温度設定スイッチ50による設定温度、Trは内気温センサ51で検出した内気温度、Tamは外気温センサ52で検出した外気温度、およびTsは日射センサ53で検出した日射量である。また、Kset、Kr、KamおよびKsはゲインで、Cは補正用の定数である。
【0040】
続いて、予めROMに記憶された図示しない特性図(マップ)から、目標吹出温度(TAO)に対応するブロワ電圧(ブロワモータ33に印加する電圧)を決定する(ステップS5)。続いて、予めROMに記憶された図示しない特性図(マップ)から、目標吹出温度(TAO)に対応する吹出口モードを決定する(ステップS6)。ここで、吹出口モードの決定においては、目標吹出温度(TAO)が低い温度から高い温度にかけて、FACEモード、B/Lモード、FOOTモードおよびF/Dモードとなるように決定される。
【0041】
なお、FACEモードとは、フットドア21を図1の一点鎖線位置、デフロスタドア22を実線位置、フェイスドア23を一点鎖線位置に設定して、第1空気通路18内および第2空気通路19内を通過する際に空調された空調風を車室内の乗員の頭胸部に向けて吹き出すモードである。また、B/Lモードとは、フットドア21、デフロスタドア22を図1の実線位置、フェイスドア23を一点鎖線位置に設定して、第1空気通路18内を通過する際に空調された空調風を乗員の足元部に向けて吹き出し第2空気通路19内を通過する際に空調された空調風を乗員の頭胸部に向けて吹き出すモードである。
【0042】
そして、FOOTモードとは、フットドア21、フェイスドア23を図1の実線位置、デフロスタドア22をDEF開口部2bを若干量開く位置に設定して、空調風の約8割を車室内の乗員の足元部に向けて吹き出し、空調風の約2割をフロントシールドガラスの内面に向けて吹き出すモードである。また、F/Dモードとは、フットドア21を図1の実線位置、デフロスタドア22を一点鎖線位置、フェイスドア23を実線位置に設定して、空調風を乗員の足元部とフロントシールドガラスの内面に同量ずつ吹き出すモードである。
【0043】
なお、本実施形態では、操作パネル37上に設けられたデフロスタスイッチを操作すると、フットドア21、デフロスタドア22を図1の実線位置、フェイスドア23を実線位置に設定して、空調風をフロントシールドガラスの内面に向けて吹き出すDEFモードも設定される。また、いずれの吹出口モードにおいても、サイドフェイス吹出口は吹出グリルにて開閉可能である。
【0044】
続いて、予めROMに記憶された下記の数2の式に基づいて第1、第2エアミックスドア3、4の目標ドア開度(SW)を算出する(ステップS7)。
【数2】
SW={(TAO−TE)/(TW−TE)}×100(%)
なお、TEはエバ後温度センサ55で検出したエバ後温度およびTWは水温センサ54で検出した冷却水温である。
【0045】
また、SW≦0(%)として算出されたときは、第1、第2エアミックスドア3、4は、エバポレータ15からの冷風の全てを第1、第2バイパス通路18a、19aへ通す位置(MAXCOOL位置)に制御される。さらに、SW≧100(%)として算出されたときは、第1、第2エアミックスドア3、4は、エバポレータ15からの冷風の全てをヒータコア17へ通す位置(MAXHOT位置)に制御される。そして、0(%)<SW<100(%)として算出されたときは、第1、第2エアミックスドア3、4は、エバポレータ15からの冷風をヒータコア17および第1、第2バイパス通路18a、19aの両方へ通す位置に制御される。
【0046】
続いて、吸込口モードを決定する。つまり、図7に示すサブルーチンがコールされ、第1、第2吸込口切替ドア6、7の設定位置を決定する(ステップS8)。続いて、フロスト制御を行う。具体的には、エバ後温度センサ55の検出温度(エバ後温度TE)に基づいてコンプレッサ11の作動および停止を制御する(フロスト制御手段:ステップS9)。具体的には、エバ後温度センサ55のエバ後温度TEが第1所定温度(本実施形態では4℃)以上のときには、コンプレッサ11が起動(ON)するように電磁クラッチ16を通電制御して冷凍サイクル10を作動させる。つまり、エバポレータ15を作動(空気冷却作用)させる。エバ後温度センサ55のエバ後温度TEが第2所定温度(本実施形態では3℃)以下のときには、コンプレッサ11の作動が停止(OFF)するように電磁クラッチ16を通電制御して冷凍サイクル10の作動を停止する。つまり、エバポレータ15の空気冷却作用を停止させる。
【0047】
続いて、各ステップS5〜ステップS9にて算出または決定した各制御状態が得られるように、ブロワモータ33およびサーボモータ39〜43に対して制御信号を出力する(ステップS10)。そして、ステップS11で、制御サイクル時間であるτ(例えば0.5秒間〜2.5秒間)の経過を待ってステップS2の処理に戻る。
【0048】
次に、吸込口モード決定の制御処理を図7に基づいて説明する。ここで、図7は吸込口モード決定の制御処理を示したフローチャートである。先ず、予めROMに記憶された図8の特性図(マップ)から吸込口モードを決定する(ステップS20)。続いて、ステップS20にて決定した吸込口モードが外気導入モードであるか否かを判定する(吸込口モード判定手段:ステップS21)。この判定結果がNOの場合には、すなわち、吸込口モードが内気循環モードに決定している場合には、第1吸込口切替ドア6を図4の実線位置、第2吸込口切替ドア7を一点鎖線位置に設定する。つまり、このときには、第1空気通路18および第2空気通路19内に、共に内気が導入される内気循環モードに制御されるよう吸込口モードを決定する(ステップS22)。その後にこのサブルーチンを抜ける。
【0049】
また、ステップS21の判定結果がYESの場合には、内気温センサ51で検出した内気温度(Tr)が温度設定スイッチ50で設定した設定温度(Tset)以上の高温か否かを判定する(内気温判定手段:ステップS23)。この判定結果がNOの場合には、外気温センサ52で検出した外気温度(Tam)が内気温センサ51で検出した内気温度(本発明の所定温度:Tr)以下の低温か否かを判定する(内外気高低温:ステップS24)。この判定結果がNOの場合には、予めROMに記憶された図9の特性図(マップ)から吸込口モードを決定する。具体的には、第1吸込口切替ドア6を図4の一点鎖線位置、第2吸込口切替ドア7を実線位置に設定する。つまり、このときには、第1空気通路18および第2空気通路19内に、共に外気が導入される外気導入モードに制御されるよう吸込口モードを決定する(ステップS25)。その後にこのサブルーチンを抜ける。
【0050】
また、ステップS24の判定結果がYESの場合には、予めROMに記憶された図9の特性図(マップ)から吸込口モードを決定する。具体的には、第1、第2吸込口切替ドア6、7を図4の実線位置に設定する。つまり、第1空気通路18内に内気を導入し、第2空気通路19内に外気を導入する内外気2層モードに制御されるよう吸込口モードを決定する(ステップS26)。その後にこのサブルーチンを抜ける。
【0051】
また、ステップS23の判定結果がYESの場合には、外気温センサ52で検出した外気温度(Tam)が内気温センサ51で検出した内気温度(本発明の所定温度:Tr)以下の低温か否かを判定する(内外気高低温判定手段:ステップS27)。この判定結果がNOの場合には、予めROMに記憶された図9の特性図(マップ)から吸込口モードを決定する。つまり、第1空気通路18内に内気を導入し、第2空気通路19内に外気を導入する内外気2層モードに制御されるよう吸込口モードを決定する(ステップS28)。その後にこのサブルーチンを抜ける。
【0052】
また、ステップS27の判定結果がYESの場合には、予めROMに記憶された図9の特性図(マップ)から吸込口モードを決定する。つまり、第1空気通路18および第2空気通路19内に、共に外気が導入される外気導入モードに制御されるよう吸込口モードを決定する(ステップS29)。その後にこのサブルーチンを抜ける。
【0053】
〔第1実施形態の作用〕
次に、本実施形態の空調ユニット1の各空調手段の作用を図1ないし図9に基づいて簡単に説明する。
【0054】
本実施形態では、車両の乗員が車室内の温度を上げたいときに、内気温度(Tr)が外気温度(Tam)よりも高温の場合には、第1、第2吸込口切替ドア6、7が図4の実線位置に移動し、例えば吹出口モードがFOOTモードならばフットドア21が図1の実線位置、デフロスタドア22が一点鎖線位置、フェイスドア23を実線位置に移動して、比較的に高温の内気を第1空気通路18内に導入する内外気2層モードに吸込口モードが制御される。また、車両の乗員が車室内の温度を上げたいときに、外気温度(Tam)が内気温度(Tr)よりも高温の場合には、第1吸込口切替ドア6を図4の一点鎖線位置、第2吸込口切替ドア7を実線位置に移動して、比較的に高温の外気を第1、第2空気通路18、19内に導入する外気導入モードに吸込口モードが制御される。
【0055】
そして、車両の乗員が車室内の温度を下げたいときに、外気温度(Tam)が内気温度(Tr)よりも低温の場合には、第1吸込口切替ドア6を図4の一点鎖線位置、第2吸込口切替ドア7を実線位置に移動して、比較的に低温の外気を第1、第2空気通路18、19内に導入する外気導入モードに吸込口モードが制御される。また、車両の乗員が車室内の温度を下げたいときに、内気温度(Tr)が外気温度(Tam)よりも低温の場合には、第1、第2吸込口切替ドア6、7が図4の実線位置に移動し、例えば吹出口モードがFOOTモードならばフットドア21が図1の実線位置、デフロスタドア22が一点鎖線位置、フェイスドア23を実線位置に移動して、比較的に低温の内気を第1空気通路18内に導入する内外気2層モードに吸込口モードが制御される。
【0056】
吸込口モードが内外気2層モードで、且つ吹出口モードがFOOTモードまたはF/Dモードの場合には、車室内に存する内気は、送風機8の第1ファン31の回転によって第1内気吸込口5aから吸込口切替箱5内に吸い込まれ、さらに送風機8の第1吸込口8aを通り第1スクロールケーシング部34内に吸い込まれる。そして、内気は、空調ケース2の第1空気通路18内に侵入してエバポレータ15の第1冷却部を通過する。そして、内気は、第1冷却部を通過する際に冷却されて冷風となった後に、ヒータコア17の第1加熱部を通過する。そして、冷風は、第1加熱部を通過する際に再加熱されて温風となった後に、FOOT開口部2aからフットダクト内に侵入して、FOOT吹出口から車両の乗員の足元部に向けて吹き出される。
【0057】
一方、車室外に存する外気は、第2ファン32の回転によって外気吸込口5cから吸込口切替箱5内に吸い込まれ、さらに第2吸込口8bを通り第2スクロールケーシング部35内に吸い込まれる。そして、外気は、空調ケース2の第2空気通路19内に侵入してエバポレータ15の第2冷却部を通過する。そして、外気は、第2冷却部を通過する際に冷却されて冷風となった後に、ヒータコア17の第2加熱部を通過する。そして、冷風は、第2加熱部を通過する際に再加熱されて温風となった後に、DEF開口部2bからデフロスタダクト内に侵入して、DEF吹出口からフロントシールドガラスの内面に向けて吹き出される。あるいはFACE開口部2cからフェイスダクト内に侵入して、FACE吹出口から車両の乗員の頭胸部に向けて吹き出される。
【0058】
吸込口モードが外気導入モード場合には、車室外に存する外気は、第1、第2ファン31、32の回転によって外気吸込口5cから吸込口切替箱5内に吸い込まれ、さらに連通路30や第1、第2吸込口8a、8bを通り第1、第2スクロールケーシング部34、35内に吸い込まれる。そして、外気は、空調ケース2の第1、第2空気通路18、19内に侵入してエバポレータ15の第1、第2冷却部を通過する。そして、外気は、第1、第2冷却部を通過する際に冷却されて冷風となった後に、ヒータコア17の第1、第2加熱部を通過する。
【0059】
そして、ヒータコア17の第1加熱部を通過して温風となった外気は、FOOT開口部2aからフットダクト内に侵入して、FOOT吹出口から車両の乗員の足元部に向けて吹き出されるか、あるいは連通孔20aを通ってFACE吹出口またはDEF吹出口から吹き出される。一方、ヒータコア17の第2加熱部を通過して温風となった外気は、DEF開口部2bからデフロスタダクト内に侵入して、DEF吹出口からフロントシールドガラスの内面に向けて吹き出される。あるいはFACE開口部2cからフェイスダクト内に侵入して、FACE吹出口から車両の乗員の頭胸部に向けて吹き出される。
【0060】
〔第1実施形態の効果〕
以上のように、本実施形態の空調ユニット1では、内気温度(Tr)が設定温度(Tset)以下の時、つまり車両の乗員が車室内の温度を上げたい時に、外気温度(Tam)が内気温度(Tr)以下の低温の場合(冬期の場合)には、吸込口モードを内外気2層モードに設定する。それによって、例えば吹出口モードがFOOTモードまたはF/Dモードの時には、既に温められている内気を第1空気通路18内に導入して、ヒータコア17で再加熱してフット吹出口から乗員の足元部に向けて吹き出して車室内を暖房することにより暖房性能を向上させることができる。これにより、内気温度(Tr)が設定温度(Tset)に近づくのが早くなるので車室内の温度を早く上げることができる。そして、低温で低湿度の外気を第2空気通路19内に導入して、エバポレータ15で冷却しヒータコア17で再加熱してデフロスタ吹出口からフロントシールドガラスの内面に向けて吹き出することによりフロントシールドガラスの防曇性能を向上させることができる。
【0061】
また、内気温度(Tr)が設定温度(Tset)以下の時、つまり車両の乗員が車室内の温度を上げたい時に、外気温度(Tam)が内気温度(Tr)より高温の場合には、吸込口モードが外気導入モードとなるように第1、第2吸込口切替ドア6、7を制御する。それによって、例えば吹出口モードがB/Lモードの時には、高温の外気を第1、第2空気通路18、19の両方に導入して、エバポレータ15で冷却してFACE吹出口から乗員の頭胸部に向けて吹き出して車室内を冷房する。これにより、内気温度(Tr)が設定温度(Tset)に近づくのが早くなるので車室内の温度を早く上げることができる。そして、第1、第2空気通路18、19の両方に外気を導入することにより、第1、第2空気通路18、19のいずれか一方の空気通路内に内気を導入し、他方の空気通路内に外気を導入する吸込口モードと比較して換気負荷の増大を抑えることができる。
【0062】
そして、内気温度(Tr)が設定温度(Tset)以上の時、つまり車両の乗員が車室内の温度を下げたい時に、外気温度(Tam)が内気温度(Tr)以上の高温の場合(夏期の場合)には、吸込口モードが内外気2層モードとなるように第1、第2吸込口切替ドア6、7を制御する。それによって、例えば吹出口モードがFACEモードまたはB/Lモードの時には、既に冷やされた低温の内気を第1空気通路18内に導入して、エバポレータ15で冷却してFACE吹出口から乗員の頭胸部に向けて吹き出して車室内を冷房する。これにより、車室内の冷房性能を向上させることができるため、内気温度(Tr)が設定温度(Tset)に近づくのが早くなるので車室内の温度を早く下げることができる。
【0063】
また、内気温度(Tr)が設定温度(Tset)以上の時、つまり車両の乗員が車室内の温度を下げたい時に、外気温度(Tam)が内気温度(Tr)より低温の場合(冬期の場合)には、吸込口モードが外気導入モードとなるように第1、第2吸込口切替ドア6、7を制御する。それによって、例えば吹出口モードがFOOTモードまたはF/Dモードの時には、低温で低湿度の外気を第1空気通路18内および第2空気通路19内に導入して、エバポレータ15で冷却しヒータコア17で再加熱してフット吹出口から車両の乗員の足元部に向けて吹き出すことにより車室内の暖房を行い、デフロスタ吹出口からフロントシールドガラスの内面に吹き出すことによりフロントシールドガラスの防曇を行う。これにより、内気温度(Tr)が設定温度(Tset)に近づくのが早くなるので車室内の温度を早く下げることができる。そして、第1、第2空気通路18、19の両方に外気を導入することにより、第1、第2空気通路18、19のいずれか一方の空気通路内に内気を導入し、他方の空気通路内に外気を導入する吸込口モードと比較して換気負荷の増大を抑えることができる。
【0064】
〔第2実施形態〕
図10および図11は本発明の第2実施形態を示したもので、図10は車両用空気調和装置の通風系の主要構成を示した図である。
【0065】
本実施形態では、第1、第2吸込口切替ドア6、7の開度を調節することによって、吸込口モードを内気循環モード、外気導入モード、内外気2層モードおよび半内気導入モードに切り替えることができる。このうち、半内気導入モードとは、第1、第2吸込口切替ドア6、7が図10の実線位置に移動して、第1吸込口8aを介して第1空気通路18内に内気と外気の混合風を導入し、第2吸込口8bを介して第2空気通路19内に内気と外気の混合風を導入する吸込口モードである。
【0066】
次に、吸込口モード決定の制御処理を図11に基づいて説明する。ここで、図11は吸込口モード決定の制御処理を示したフローチャートである。なお、ステップS30〜S35およびステップS39、S40は、図7のステップS20〜S25およびステップS27、S29と同様な処理のため説明を省略する。
【0067】
第1所定温度判定手段であるステップS34の判断結果がYESの場合、つまり外気温度(Tam)が第1所定温度である内気温度(Tr)以下の低温の場合には、外気温センサ52で検出した外気温度(Tam)が第2所定温度(例えば25℃)以上の高温か否かを判定する(第2所定温度判定手段:ステップS36)。この判定結果がNOの場合、つまり夏期ではない場合には、第1空気通路18内に内気を導入し、第2空気通路19内に外気を導入する内外気2層モードに制御されるよう吸込口モードを決定する(ステップS37)。その後にこのサブルーチンを抜ける。
【0068】
また、ステップS36の判定結果がYESの場合、つまり夏期の場合には、第1空気通路18内に内気を導入し、第2空気通路19内に内気および外気を導入する半内気導入モードに制御されるよう吸込口モードを決定する(ステップS38)。その後にこのサブルーチンを抜ける。
また、ステップS39の判断結果がNOの場合、つまり外気温度(Tam)が内気温度(Tr)より高温の場合には、ステップS41〜S43の処理を行う。なお、ステップS41〜S43は、上記のステップS36〜S38と同様な処理のため説明を省略する。
【0069】
本実施形態では、車両の乗員が車室内の温度を下げたい時に、外気温度(Tam)が内気温度(Tr)以上の高温で、且つ外気温度(Tam)が例えば25℃以上の高温の場合(夏期の場合)には、吸込口モードを半内気導入モードに設定するようにしている。それによって、第1空気通路18内に導入される内気の吸込温度と第2空気通路19内に導入される内外気の吸込温度とが近づき、エバポレータ15の第1、第2冷却部を通過する空気の温度にあまり差がなくなる。これにより、エバポレータ15の第1冷却部内を流れる冷媒の挙動と第2冷却部内を流れる冷媒の挙動とが大きく異なることはない。したがって、エバポレータ15の第1冷却部と第2冷却部との間で冷房能力や除湿能力が大きく異なったり、第2冷却部がフロストして吹出口から白霧が吹き出したり、エバポレータ15の冷媒出口温度(過熱度)が不安定となってコンプレッサ11に液冷媒が吸入されたりする等の冷凍サイクル10の不具合を回避できる。
【0070】
〔他の実施形態〕
本実施形態では、冷却用熱交換器として空調ケース2内を流れる空気を冷媒等の熱媒体と熱交換させて冷却するエバポレータ15を使用し、加熱用熱交換器として空調ケース2内を流れる空気を冷却水等の熱媒体と熱交換させて加熱するヒータコア17を使用したが、冷却用熱交換器としてペルチェ素子等の空気冷却部品を組み込んだ熱交換器を使用し、または加熱用熱交換器として電気エネルギーを熱エネルギーに変換する電気ヒータ等の空気加熱部品を組み込んだ熱交換器を使用しても良い。また、加熱用熱交換器の熱源としてエンジンの冷却水の他に、エンジンの潤滑油や自動変速機の作動油等の熱媒体を用いても良い。
【0071】
本実施形態では、図7のステップS27または図11のステップS39において外気温度(Tam)と比較する所定温度として内気温度(Tr)を用いたが、図7のステップS27または図11のステップS39において外気温度(Tam)と比較する所定温度として設定外気温度(例えば8℃)を用いても良い。
【0072】
本実施形態では、空調ユニット1の空調手段として第1、第2エアミックスドア3、4、送風機8、エバポレータ15およびヒータコア17を設けてオートエアコンとしたが、マニュアルエアコンでも良く、送風手段および加熱用熱交換器のみを設けて車両用暖房装置としても良く、送風手段および冷却用熱交換器のみを設けて車両用冷房装置としても良い。
【0073】
本実施形態では、吹出温度調節手段として第1、第2エアミックスドア3、4の開度を調節して車室内に吹き出す空気の吹出温度を調節するエアミックス温度コントロール方式を採用したが、吹出温度調節手段としてヒータコア17の熱源であるエンジンの冷却水の流量を変更したり、冷却水の温度を変更したりするリヒート式温度コントロール方式を採用しても良い。
【0074】
第2実施形態では、半内気導入モードの判定を外気温度で行っていたが、例えばFACEモードのときなど吹出口モードで判定しても良い。
本実施形態では、内気温度と設定温度との比較を行ったが、設定温度の変化が少しのときには吸込口モードが変わらないようにするために(音の変化を防ぐ)図8の特性図のようにヒステリシスを持たせても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空気調和装置の通風系の全体構成を示した構成図である(第1実施形態)。
【図2】図1のA−A断面図である(第1実施形態)。
【図3】図1のB−B断面図である(第1実施形態)。
【図4】図1の矢印C方向から見た概略透視図である(第1実施形態)。
【図5】車両用空気調和装置の制御系を示したブロック図である(第1実施形態)。
【図6】マイクロコンピュータによる制御処理を示したフローチャートである(第1実施形態)。
【図7】図6の吸込口モード決定の制御処理を示したフローチャートである(第1実施形態)。
【図8】吸込口モードと目標吹出温度との関係を示した特性図である(第1実施形態)。
【図9】内気温度と外気温度とに対する吸込口モードの関係を示した特性図である(第1実施形態)。
【図10】車両用空気調和装置の通風系の主要構成を示した概略透視図である(第2実施形態)。
【図11】吸込口モード決定の制御処理を示したフローチャートである(第2実施形態)。
【符号の説明】
1 空調ユニット
2 空調ケース
3 第1エアミックスドア(吹出温度調節手段)
4 第2エアミックスドア(吹出温度調節手段)
5 吸込口切替箱(吸込口切替手段)
6 第1吸込口切替ドア(吸込口切替手段)
7 第2吸込口切替ドア(吸込口切替手段)
8 送風機(送風手段)
9 ECU(空調制御手段)
10 冷凍サイクル
15 エバポレータ(空調用熱交換器、冷却用熱交換器)
17 ヒータコア(空調用熱交換器、加熱用熱交換器)
18 第1空気通路
19 第2空気通路
20 仕切り板(仕切り部材)
50 温度設定スイッチ(温度設定手段)
51 内気温センサ(内気温検出手段)
52 外気温センサ(外気温検出手段)
2a FOOT開口部
2b DEF開口部
2c FACE開口部
5a 第1内気吸込口
5b 第2内気吸込口
5c 外気吸込口

Claims (5)

  1. (a)一端側に内気吸込口および外気吸込口が形成された空調ケースと、
    (b)この空調ケースの内部を、前記内気吸込口から車室内空気が導入される第1空気通路と前記外気吸込口から車室外空気が導入される第2空気通路とを区画形成する仕切り部材と、
    (c)前記空調ケース内において車室内に向かう空気流を発生させる送風手段と、
    (d)前記第1空気通路内を流れる空気および前記第2空気通路内を流れる空気を加熱または冷却する空調用熱交換器と、
    (e)前記内気吸込口から前記第1空気通路に車室内空気を導入し、且つ前記外気吸込口から前記第2空気通路に車室外空気を導入する内外気2層モードと前記外気吸込口から前記第1空気通路および前記第2空気通路に車室外空気を導入する外気導入モードとを切り替える吸込口切替手段と、
    (f)車室内の空気温度を所望の温度に設定する温度設定手段と、
    (g)車室内の空気温度を検出する内気温検出手段と、
    (h)車室外の空気温度を検出する外気温検出手段と、
    (i)前記内気温検出手段で検出した内気温度が前記温度設定手段で設定した設定温度以上の時に、
    前記外気温検出手段で検出された外気温度が所定温度以上の高温の場合は、吸込口モードを前記内外気2層モードに制御し、前記外気温検出手段で検出された外気温度が所定温度より低温の場合は、吸込口モードを前記外気導入モードに制御する空調制御手段と
    を備えた車両用空気調和装置。
  2. 請求項1に記載の車両用空気調和装置において、
    前記所定温度は、前記内気温検出手段で検出された内気温度であることを特徴とする車両用空気調和装置。
  3. 請求項1に記載の車両用空気調和装置において、
    前記吸込口切替手段は、前記内気吸込口および前記外気吸込口から前記第2空気通路に車室内空気および車室外空気を導入するか、あるいは前記内気吸込口および前記外気吸込口から前記第1空気通路および前記第2空気通路の両方に車室内空気および車室外空気を導入する半内気導入モードと前記内外気2層モードとを切り替える部品であり、
    前記空調制御手段は、前記外気温検出手段で検出された外気温度が第1所定温度以上の高温の時に、
    前記外気温検出手段で検出された外気温度が第2所定温度以上の高温の場合は吸込口モードを前記半内気導入モードに制御し、前記外気温検出手段で検出された外気温度が第2所定温度より低温の場合は吸込口モードを前記内外気2層モードに制御することを特徴とする車両用空気調和装置。
  4. (a)一端側に内気吸込口および外気吸込口が形成された空調ケースと、
    (b)この空調ケースの内部を、前記内気吸込口から車室内空気が導入される第1空気通路と前記外気吸込口から車室外空気が導入される第2空気通路とを区画形成する仕切り部材と、
    (c)前記空調ケース内において車室内に向かう空気流を発生させる送風手段と、
    (d)前記第1空気通路内を流れる空気および前記第2空気通路内を流れる空気を加熱または冷却する空調用熱交換器と、
    (e)前記内気吸込口から前記第1空気通路に車室内空気を導入し、且つ前記外気吸込口から前記第2空気通路に車室外空気を導入する内外気2層モードと前記外気吸込口から前記第1空気通路および前記第2空気通路に車室外空気を導入する外気導入モードとを切り替える吸込口切替手段と、
    (f)車室内の空気温度を所望の温度に設定する温度設定手段と、
    (g)車室内の空気温度を検出する内気温検出手段と、
    (h)車室外の空気温度を検出する外気温検出手段と、
    (i)前記内気温検出手段で検出した内気温度が前記温度設定手段で設定した設定温度以下の時に、
    前記外気温検出手段で検出された外気温度が所定温度以下の低温の場合は、吸込口モードを前記内外気2層モードに制御し、前記外気温検出手段で検出された外気温度が所定温度より高温の場合は、吸込口モードを前記外気導入モードに制御する空調制御手段と
    を備えた車両用空気調和装置。
  5. 請求項4に記載の車両用空気調和装置において、
    前記所定温度は、前記内気温検出手段で検出された内気温度であることを特徴とする車両用空気調和装置。
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